JPH0641035Y2 - 自動車用排気菅継手 - Google Patents

自動車用排気菅継手

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JPH0641035Y2
JPH0641035Y2 JP1988163767U JP16376788U JPH0641035Y2 JP H0641035 Y2 JPH0641035 Y2 JP H0641035Y2 JP 1988163767 U JP1988163767 U JP 1988163767U JP 16376788 U JP16376788 U JP 16376788U JP H0641035 Y2 JPH0641035 Y2 JP H0641035Y2
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cylindrical portion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用排気管継手に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車用排気管継手としては例えば第4図に示す
構造のものが使用されている。
第4図において、下流側排気管1にはその管端部に朝顔
状に拡径した球面部2と、該球面部2に隣接してフラン
ジ部3が形成されている。
上流側排気管4には管端部5を残してその外周面に環状
フランジ部6が形成されている。
該上流側排気管4の管端部5には、内面に円孔7と外面
に部分凸球面部8と該部分凸球面部の大径部側に平坦部
9を備えたシール体10が該内面円孔7を該管端部5外周
面に嵌合させ、該部分凸球面部8を前記球面部2の内面
凹球面部に摺接させ、該平坦部9を前記フランジ3に当
接させて配置されている。
該上、下流側排気管4、1は、一端が該上流側排気管4
に形成された環状フランジ部6に螺合固定され、他端が
該下流側排気管1のフランジ3を挿通して配された一対
の頭付ボルト11と該ボルト11の頭部と該フランジ3との
間に常時上流側排気管4方向にバネ力が付勢された一対
の円錐状コイルバネ12によって連結されている。
なお、上流側排気管の端部に朝顔状に拡径した球面部を
形成し、下流側排気管の管端部にシール体を配置する構
成とすることもできる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した構成からなる排気管継手において、機関(エン
ジン)振動に伴って該機関側に接続され、上流側排気管
4と下流側排気管1との間に相対角運動が生じ、該上、
下流側排気管4、1の軸心にずれを生じた場合でも、こ
のずれは両排気管4、1を連結する一対のボルト11と該
ボルト11が挿通するフランジ3の挿通孔との間の隙間お
よび一対の円錐状コイルバネ12で吸収され、シール体10
の外面凸球面部8と球面部2の内面凹球面部との摺接は
維持されるため、両排気管1、4の気密的な連結状態は
維持される。
しかしながら、上記排気管継手にあっては、両排気管
1、4の相対角運動に伴う軸心のずれを、両排気管1、
4を連結する一対のボルト11と該ボルト11が挿通するフ
ランジ3の挿通孔との間の隙間および一対の円錐状コイ
ルバネ12によって吸収する構造であるため、球面部2ま
わりの構造が大がかりとなって、軸心のずれに伴う振れ
回りが大きくなることから、継手部における相対角変位
をあまり大きくとれないという問題と取付スペースを大
きく確保する必要があるなど取付スペース上の問題があ
る。
本考案は上述した問題点に鑑み、球面部まわりの構造を
コンパクト化し、両排気管の相対角運動に伴う軸心のず
れを大きくとれるようにするとともに両排気管のあらゆ
る方向の相対角運動を均等に許容できる自動車用排気管
継手を得ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した目的を達成するべく本考案はつぎの構成(技術
的手段)を採る。
すなわち、(イ)管端部に朝顔状に拡径された球面部と
該球面部に連なる円筒部と該円筒部の外周面に形成され
た雄ねじ部と該円筒部に円筒部の端部から球面部側に切
り込れた2本のスリットにより形成された少なくとも2
つの舌片部を有する下流側排気管と、(ロ)一方の端部
に管端部を残してその外周面に環状フランジ部を有する
上流側排気管と、(ハ)内面に円孔を有し、外面に部分
凸球面部を有するとともに該部分凸球面部の大径部側に
平坦部を有するシール体と、(ニ)内面に雌ねじ部を有
する円筒部と該円筒部の周縁に形成された少なくとも2
つの窓部と該円筒部の端部に縮径された環状ばね受け部
を備えたばね受け部材と、(ホ)円錐状コイルバネと、
以上(イ)乃至(ホ)を構成要素とし、該上流側排気管
はその管端部にシール体を嵌合保持し、該シール体の部
分凸球面部を下流側排気管の球面部に摺接させて該下流
側排気管と組合わされているとともに該上、下流側排気
管は該下流側排気管の円筒部外周面に螺合するばね受け
部材と該上流側排気管の環状フランジ部に当接し、他端
が該ばね受け部材の環状ばね受け部に当接する円錐状コ
イルバネとにより相対角運動可能に結合されており、該
下流側排気管の円筒部外周面の雄ねじ部とばね受け部材
の円筒部内面の雌ねじ部との螺合固定部には該下流側排
気管の円筒部の舌片部を折り返して該ばね受け部材の円
筒部の窓部に突出させることによって構成される緩み止
め手段が設けられてなる自動車用排気管継手である。
〔実施例〕
以下、本考案をその実施例を示す添付図面の第1図乃至
第3図により詳細に説明する。
図において、20は消音器側に連結された下流側排気管を
示し、30は該下流側排気管20と同軸に配置されていて、
かつ機関側に連結された上流側排気管を示している。
該下流側排気管20は第1図に示すように、その管端部に
端部方向に朝顔状に拡径され、内面に凹球面部22をもっ
た球面部21と該球面部21に連なる円筒部23が形成されて
いる。
該円筒部23の外周面には雄ねじ部24が形成されていると
ともに該円筒部23の端部から球面部側に切込まれた2本
のスリット25により舌片部26が形成されている。
本実施例においては、該舌片部26は該円筒部23の円周方
向に4個形成された例を示している。
一方、上流側排気管30は端部に管端部31を残してその外
周面に環状フランジ部32が形成されている。
40はシール体であり、該シール体40は内面に円孔41と外
面に前記球面部21の内面凹球面部22に対応する部分凸球
面部42と該分凸球面部42の大径部側に平坦部43を備えて
いる。
該シール体40は耐熱性および耐摩耗性を有する材料から
作られるものとするが、例えば特開昭54−76759号公報
に所載の「排気シール」のような膨張黒鉛、石綿、雲母
からなる耐熱材と金属金網からなる補強材とから構成さ
れたものを使用することが、これらの両方の性質を兼ね
備えている点において好ましい。
そして、該シール体40は内面の円孔41を前記上流側排気
管30の管端部31外周面に嵌合され、外面凸球面部42を前
記下流側排気管20の球面部21の内面凹球面部22に摺接さ
せ、平坦部43を上流側排気管30の環状フランジ部32に当
接させて両排気管20、30間に両排気管を密封して配置さ
れている。
50はばね受け部材であり、該ばね受け部材50は内面に雌
ねじ部51を有する円筒部52と該円筒部52の端部に該円筒
部を縮径して形成された環状ばね受け部53と該円筒部52
の周縁に形成された貫通窓部54を備えている。
該ばね受け部材50は前記下流側排気管20の円筒部23外周
面に、円筒部52の内面雌ねじ部51を円筒部23外周面に形
成された雄ねじ部21に螺合させて固定されており、該円
筒部52の周縁に形成された窓部54は該下流側排気管20の
円筒部分23に形成された舌片部26に対応せしめられてい
る。
該下流側排気管20の円筒部23に形成された舌片部26は折
返されて該窓部54に突出せしめられており、該舌片部26
と窓部54とで螺合固定部の緩み止め手段を構成してい
る。
60は円錐状コイルバネであり、該コイルバネ60は上流側
排気管30の外周面を巻装し、その一端が該上流側排気管
30に形成された環状フランジ部32に当接し、他端がばね
受け部材50のばね受け部53に当接して配されており、該
コイルバネ60は常時上流側排気管30を下流側排気管20方
向にバネ力を付勢している。
上述した実施例においては、下流側排気管の管端部に朝
顔状に拡径した球面部を形成し、上流側排気管の管端部
にシール体を配置した構成について説明したが、上流側
排気管の端部に朝顔状に拡径した球面部を形成し、下流
側排気管の管端部にシール体を配置する構成とすること
もできる。
〔効果〕
上述した構成からなる本考案の自動車用排気管継手はつ
ぎの特有の効果を有する。
下流側排気管の球面部まわりの構造がコンパクト化さ
れているので、取付けスペースを大きく取る必要がない
ばかりでなく両排気管に大きな相対角運動により軸心に
大きなずれを生じてもこれを許容することができる。
両排気管に生じるあらゆる方向の相対角運動に対して
も、これを均等に許容することができる。
螺合固定部に舌片部と窓部とからなる緩み止手段が構
成されているので、円錐状コイルバネによるバネ力は常
に維持され、継手部における気密性が保たれる。
構造が簡単で、脱着時の取り扱いが極めて容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動車用排気管継手を示す縦断面図、
第2図は舌片部と窓部との位置関係を示す平面図、第3
図は舌片部を折返した状態を示す下流側排気管の正面
図、第4図は従来の自動車用排気管継手を示す縦断面図
である。 20:下流側排気管、21:球面部 23:円筒部、24:雄ねじ部 26:舌片部、30:上流側排気管 31:管端部、32:環状フランジ部 40:シール体、50:ばね受け部材 51:雌ねじ部、54:窓部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)管端部に朝顔状に拡径された球面部
    (21)と該球面部に連なる円筒部(23)と該円筒部の外
    周面に形成された雄ねじ部(24)と該円筒部に円筒部の
    端部から球面部側に切り込れた2本のスリット(25)に
    より形成された少なくとも2つの舌片部(26)を有する
    下流側排気管(20)と、 (ロ)一方の端部に管端部(31)を残してその外周面に
    環状フランジ部(32)を有する上流側排気管(30)と、 (ハ)内面に円孔(41)を有し、外面に部分凸球面部
    (42)を有するとともに該部分凸球面部の大径部側に平
    坦部(43)を有するシール体(40)と、 (ニ)内面に雌ねじ部(51)を有する円筒部(52)と該
    円筒部の周縁に形成された少なくとも2つの窓部(54)
    と該円筒部の端部に縮径された環状ばね受け部(53)を
    備えたばね受け部材(50)と、 (ホ)円錐状コイルバネ(60)と、 以上(イ)乃至(ホ)を構成要素とし、該上流側排気管
    (30)はその管端部(31)にシール体(40)を嵌合保持
    し、該シール体の部分凸球面部(42)を下流側排気管
    (20)の球面部(21)に摺接させて該下流側排気管(2
    0)と組合わされているとともに該上流側排気管(30)
    は該下流側排気管(20)の円筒部(23)外周面に螺合す
    るばね受け部材(50)と該上流側排気管(30)の環状フ
    ランジ部(32)に当接し、他端が該ばね受け部材(50)
    の環状ばね受け部(53)に当接する円錐状コイルバネ
    (60)とにより下流側排気管(20)方向に付勢されて両
    排気管(20)(30)は相対角運動可能に結合されてお
    り、該下流側排気管(20)の円筒部(23)外周面の雄ね
    じ部(24)とばね受け部材(50)の円筒部(52)内面の
    雌ねじ部(51)との螺合固定部には該下流側排気管(2
    0)の円筒部(23)の舌片部(26)を折り返して該ばね
    受け部材(50)の円筒部(52)の窓部(54)に突出させ
    ることによって構成される緩み止め手段が設けられてい
    ることを特徴とする自動車用排気管継手。
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JPS6121818U (ja) * 1984-07-16 1986-02-08 フタバ産業株式会社 排気管継手
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