JPH0641015B2 - 3次元凝固解析方法 - Google Patents

3次元凝固解析方法

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JPH0641015B2
JPH0641015B2 JP59249849A JP24984984A JPH0641015B2 JP H0641015 B2 JPH0641015 B2 JP H0641015B2 JP 59249849 A JP59249849 A JP 59249849A JP 24984984 A JP24984984 A JP 24984984A JP H0641015 B2 JPH0641015 B2 JP H0641015B2
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JP
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casting
modeling
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model
plan
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悦敬 長坂
直治 浜坂
昭二 木口
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、湾曲した外殻を備えた鋳造品を作成する場合
に適用される3次元凝固解析方法に関し、とくには、上
記鋳造品に係る鋳造方案の形状をモデル化する手法に関
する。
(従来の技術) 鋳造品の作成に当たっては、内部に引け巣が残らないよ
うに押湯や冷金を適切に配置することが必要であり、そ
のため、いわゆる鋳造方案が立てられる。
従来の鋳造方案は、1次元的な凝固速度式や、実験式お
よび経験的固有技術を基本とし、しかも勘にたよる部分
が少なくなかったので、適確さを欠くことが多かった。
そこで近年においては、コンピュータを用いた数値解析
によって凝固現象をシュミレーションし、これによって
鋳造時の凝固過程を解析して引け巣欠陥の推定を行うと
いう試みがなされている。・ 上記シュミレーションは凝固解析と呼ばれており、この
シュミレーションによって健全な品質が保証された上で
実際に模型が作成される。
以下に、この凝固解析の手順を示す。
(a)鋳造方案の形状をモデル化する。
(b)上記モデル化によって得られるモデルを微小要素
に分割する。
(c)各微小要素毎に熱収支を計算する。
(d)凝固パターンを計算して、指向性凝固が実現され
ない場所に引け巣が発生することを予測する。
(e)(d)で引け巣が発生すると予測された場合に
は、鋳造方案を修正して、再度(a)〜(d)の処理を
実行する。
ところで、上記凝固解析を行う上で最も重要な事項は、
(a)に示したモデル化である。
第5図および第6図は、ドラム状をなした鋳物に係る鋳
造方案の縦断面形状および平面形状を示しているが、こ
のような方案の適否を解析する場合、方案形状全体を解
析の対象とすることは得策でない。
そこで、このような形状を持つ鋳造方案のモデル化は、
引け巣の発生しやすい箇所、すなわち横押湯部分1のつ
け根周辺部について行われ、第7図には、上記つけ根周
辺部の3次元解析用のモデル化例が示されている。
このモデル化に際しては、微小要素に分割し易いよう
に、湾曲部分、たとえば、第5図に示した押湯部分1等
が段階状に近似されてモデル化される。
つまり、湾曲部分のプロフィールに沿ってジグザグ状の
階段が形成される態様でモデル化される。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、鋳造方案の形状が第5図のように単純である
場合には、モデル化が容易である。しかし、例えば、後
述するバルブボディ等についての鋳造方案のように、湾
曲した外殻を備え、かつ解析すべき部分が多い場合、湾
曲部を階段状に近似する従来の手法ではモデル化に多大
の手間を要する。そして、上記従来の手法によるモデル
化では、上記(b)に示した要素分割数が極めて多くな
るので、要素分割の手間も増える。
本発明の目的は、かかる状況に鑑み、上記モデル化に要
する手間を大幅に低減して、鋳造方案確定作業の簡易化
と迅速化を図ることができる3次元凝固解析方法を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、湾曲した外殻を備えた鋳造品を作成する場
合に適用され、上記鋳造品に係る鋳造方案の形状をモデ
ル化する工程と、上記モデル化によって得られたモデル
を微小要素に分割する工程と、上記分割された個々の微
小要素毎の熱収支を計算する工程と、上記熱収支に基づ
いて、凝固パターンを計算する工程と、上記凝固パター
ンに基づいて、引け巣の発生位置を推定する工程とが実
施される3次元凝固解析方法において、上記モデル化す
る工程は、上記鋳造方案の形状の外殻を平板状に展開し
て平板状モデルを形成するものであり、上記展開が、上
記平板状モデルの各部の肉厚を上記外殻の対応する各部
の肉厚に対応させる態様で実施されることを特徴として
いる。
(作用) 鋳造方案に係る鋳物形状の湾曲した外殻を平板状にモデ
ル化しているので、モデル化に要する工数および要素分
割数が著しく少なくなる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
前述したように、鋳造方案についての3次元凝固解析を
行う場合には、鋳造方案の形状をモデル化する工程が実
施される。
第2図および第3図は、鋳造方案として立案されたバル
ブボディ10の斜視図および平面図である。このバルブ
ボディ10は、球殻状をなし、その適所には6個の円柱
状押湯部11A〜11Fと、多数個の冷金12が配設さ
れている。
第1図の左図は、第2図のバルブボディ10の上半部、
つまり、同図のA−A線による切断面よりも上方の部分
を示している。そして、第1図の右図は、上記バルブボ
ディ10の上半部を本発明に従って3次元的にモデル化
した例を示している。
このモデル10′は、ブロック10−1′とブロック1
0−2′とからなっており、前者は左図におけるB−B
線切断面よりも前方の部分(第3図では右方の部分)
に、また、後者は同切断面よりも後方の部分(第3図で
は左方の部分)にそれぞれ対応する。
上記モデル10′は、バルブボディ10の上半部の湾曲
した外殻を平板状に展開している。上記外殻は一様な肉
厚を有しておらず、したがって、上記上半部の外殻を平
板状に展開してモデル化する際には、該ボディ10の肉
厚が考慮される。
すなわち、例えば、上記上半部の外殻内面には該内面に
沿う筋状の補強リブ(図示せず)が形成されているが、
このリブの形成部位は他の部位よりも当然肉厚が大き
い。そこで、モデル10′の該当部位13には、上記補
強リブを含む厚みを持たせてある。
ハッチングを付した部分は、モデル化された補強リブの
側面であり、この側面の上下幅長が補強リブの厚みに相
当する。
なお、上記モデル10′におけるブロック10−1′の
側部辺長はπr/2であるが、これは被展開物であるボ
ディ10の対応箇所の曲率半径がrであるからである。
一方、バルブボディ10の押湯部11A〜11Fは、右
図に符号11A′〜11F′で示すように、曲率を有す
る部分が階状に近似されてモデル化される。また、冷金
12は、符号12′で示すようにX方向またはY方向に
沿って配置されるようにモデル化される。
ところで、バルブボディ10の押湯部11A〜11Fの
内、押湯部11A,11C,11Dおよび11Eは、ボ
ディ10の上半部のみに押し湯効果をもたらすものであ
るが、押湯部11Bおよび11Fは、その配設位置から
してバルブボディ10の上半部および下半部の双方に押
し湯効果をもたらすものである。
したがって、ボディ10の上半部のモデル化に際して、
押湯部11B,11Fの全体をモデル化の対象とした場
合、解析時に押湯部11B,11Fの熱量が過大評価さ
れることになる。
そこで、この実施例においては、図1の左図および第3
図に示すように、押湯部11B,11FをC−C線によ
って2分して、それらの半部のみをモデル化している。
なお、上記モデル化に際して、A−A,B−BおよびC
−C′線による各切断面での熱の収支は無いものと仮定
している。
上記のような平板状モデル10′が作成されると、従来
と同様に前述した凝固解析のための処置(b)〜(e)
が実施される。
第3図は、上記方案に係るボディ10を実際に鋳造した
場合の引け巣発生位置を斜線で示しており、また第4図
は、上記モデル10′を用いた凝固解析によって予測さ
れた引け巣発生位置を同じく斜線で示している。
同各図の対比から明らかなように、実際の引け巣発生位
置と上記予測による同発生位置はほぼ対応しており、こ
れは本発明に係る3次元凝固解析方法の実用性の高さを
示唆している。
上記モデル10′に基づいて引け巣の発生が予測された
場合には、前述した処置(e)にしたがって、上記引け
巣を無くす方向に鋳造方案が修正される。
すなわち、鋳造方案における押湯部11A〜11Fおよ
び冷金12の位置や大きさを変更するという修正作業が
実施される。そして、修正された方案に対して再び上記
した平板状モデルが作成されるとともに、このモデルに
対して上記処置(b)〜(e)が実施される。
なお、モデル対する凝固解析の結果、引け巣の発生が無
いと予測された場合や、引け巣が無視し得る程度のもの
であると予想された場合には、鋳造方案が適正であると
見做されてその方案に基づく模型が製作される。
上記したように、本発明の実施例では、鋳造方案に係る
鋳物形状の湾曲した外殻が平板状にモデル化されるが、
このようなモデル化手法を採用した場合と、上記従来の
モデル化手法を採用した場合とでは、下表に示すよう
に、モデル化工数(時間換算)、モデルの分割要素数、
凝固解析に要する計算時間およびモデル変更工数(時間
換算)に著しい差異を生じる。
つまり、上記実施例によれば、上記モデル化に要する手
間を大幅に低減して、3次元凝固解析作業の簡易化と迅
速化を図ることができる。なお、下表のデータは、第2
図に示した鋳造方案に関して得たものであり、同表中の
Hは時間を示す。
(発明の効果) 鋳造方案に係る鋳物形状の湾曲した外殻を平板状にモデ
ル化しているので、上記外殻を階段状にモデル化する従
来の方法に比して、モデル化に要する工数を大幅に減少
することができる。モデル化に要する工数の減少は、3
次元凝固解析全般に要する工数の低減をもたらすので、
本発明によれば、結果的に鋳造方案確定作業の迅速化を
図れることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鋳造方案に係るバルブボディのモデル化の態
様を例示した斜視図、第2図は、バルブボディの鋳造方
案を示した斜視図、第3図は、鋳造方案に基づく実際の
鋳造品の引け巣発生位置を示した平面図、第4図は、本
発明にしたがってモデル化された方案に基づく予測引け
巣発生位置を示した平面図、第5図および第6図は、そ
れぞれドラム状の鋳物に係る鋳造方案を部分的に示した
縦断面図および平面図、第7図は、従来の方法にしたが
ってモデル化された第5図の方案の3次元モデルを示す
斜視図である。 10,10′……バルブボディ、11A〜11F,11
A′〜11F′……押湯部、12,12′……冷金。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−125321(JP,A) 特開 昭59−21445(JP,A) 発明協会公開技報84−316

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湾曲した外殻を備えた鋳造品を作成する場
    合に適用され、 上記鋳造品に係る鋳造方案の形状をモデル化する工程
    と、 上記モデル化によって得られたモデルを微小要素に分割
    する工程と、 上記分割された個々の微小要素毎の熱収支を計算する工
    程と、 上記熱収支に基づいて、凝固パターンを計算する工程
    と、 上記凝固パターンに基づいて、引け巣の発生位置を推定
    する工程と が実施される3次元凝固解析方法において、 上記モデル化する工程は、上記鋳造方案の形状の外殻を
    平板状に展開して平板状モデルを形成するものであり、
    上記展開は、上記平板状モデルの各部の肉厚を上記外殻
    の対応する各部の肉厚に対応させる態様で実施される ことを特徴とする3次元凝固解析方法。
JP59249849A 1984-11-27 1984-11-27 3次元凝固解析方法 Expired - Lifetime JPH0641015B2 (ja)

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