JP2803975B2 - 立体モデルの作成装置 - Google Patents

立体モデルの作成装置

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JP2803975B2
JP2803975B2 JP5191402A JP19140293A JP2803975B2 JP 2803975 B2 JP2803975 B2 JP 2803975B2 JP 5191402 A JP5191402 A JP 5191402A JP 19140293 A JP19140293 A JP 19140293A JP 2803975 B2 JP2803975 B2 JP 2803975B2
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正紀 床井
和男 伊藤
一彦 成田
充一 北沢
歩 中嶋
浩史 関根
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体モデルの作成装置に
関し、一層詳細には、装置の外形を示すラフなワイヤフ
レームモデルのデータから、プレス金型を製作する際に
用いられる立体的なサーフェースモデルのデータを作成
する立体モデルの作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、装置の外形を設計する場合、モ
ックアップモデルから領域線データと、前記領域線の端
部が連結する連結点(以下、リンク点という)データ
と、前記領域線で囲まれる閉ループデータとからなるワ
イヤフレームモデルのデータ、および前記閉ループデー
タに選択される曲面の形状データとが作成され、これら
のデータから立体的なサーフェースモデルのデータが作
成される。
【0003】前記ワイヤフレームモデルのデータの中、
領域線データ、リンク点データおよび閉ループデータは
夫々関係付けられているが、これらのデータと曲面の形
状データとは関係付けられていないため、オペレータが
マニュアル操作で夫々の閉ループデータに曲面の形状デ
ータを関係付ける作業、すなわち、面張りを行ってい
る。
【0004】さらに、モックアップモデルはデザイン優
先で作成されるため、細部については精巧ではない場合
がある。従って、このモックアップモデルに基づいて作
成されたワイヤフレームモデルのリンク点では夫々の領
域線の端部が交わらない等の不都合を発生することがあ
り、このラフなワイヤフレームモデルから即座に立体的
なサーフェースモデルを得ることができない。
【0005】このため、オペレータは前記ラフなワイヤ
フレームモデルのリンク点を全て検証し、夫々の領域線
の端部がリンク点において交わらない等の不都合を発見
した場合はリンク点、若しくは領域線の端部を修正して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
技術に係るサーフェースモデルの作成方法では、オペレ
ータが閉ループ毎に最適な面の形状データを選択してい
るため、閉ループ数が多い大型の装置に面張りを行う場
合には作業時間を多く必要としている。
【0007】また、オペレータは領域線の端部を全て検
証して、必要に応じてリンク点を修正し、さらに、領域
線の修正および曲面の形状データを修正するため、これ
らの作業に多大な時間を要するという不都合がある。
【0008】さらにまた、これらの作業がオペレータの
判断によってなされることが多く、担当オペレータの熟
練度により、作業に要する時間が異なるとともに、作成
されるサーフェースモデルの精度が異なるという問題が
ある。
【0009】本発明は、このような従来の問題を解決す
るためになされたものであって、ワイヤフレームモデル
の夫々の閉ループのデータに、最適な曲面の形状データ
を容易、且つ迅速に選択するとともに、モックアップに
基づいて作成されたラフなワイヤフレームモデルを迅速
に修正して、精度の高いサーフェースモデルのデータを
得る立体モデルの作成装置の提供を目的とする。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】 前記の目的を達成するた
めに、 本発明装置は、ワイヤフレームモデルを形成する
複数の領域線のデータと、前記領域線の端部が他の領域
線の端部とが連結される複数のリンク点のデータと、前
記領域線で囲まれる複数の閉ループのデータ、および前
記夫々の閉ループに選択される複数の面の形状データを
記憶する記憶手段と、指定した前記領域線に適した面の
形状データを前記記憶手段から選択する第1の選択手段
と、この第1の選択手段により選択された面の形状デー
タの中から前記指定した領域線により形成される閉ルー
プに最適な面の形状データを選択する第2の選択手段と
を備えた最適曲面選択手段と、前記夫々のリンク点で所
定の領域線の端部が連結しているか否かを判定するリン
ク点判定手段と、前記夫々のリンク点で前記所定の領域
線の端部が連結していないとき、前記リンク点の座標を
修正するリンク点修正手段と、前記修正されたリンク点
の座標および前記修正されたリンク点と関連する夫々の
閉ループに選択された前記最適な面の形状データに基づ
いて、前記所定の領域線の曲線データを修正してサーフ
ェースモデルのデータを生成するデータ修正手段と、を
備えることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に係る立体モデルの作成装置では、最適
曲面選択手段が記憶手段に記憶された夫々の領域線に適
した面の形状データを前記記憶手段から選択し、さら
に、前記第1の選択手段により選択された面の形状デー
タの中から前記指定した領域線により形成される閉ルー
プに最適な面の形状データを選択する。
【0013】次いで、リンク点判定手段が前記夫々のリ
ンク点で所定の領域線の端部が連結しているか否かを判
定し、前記リンク点で前記所定の領域線の端部が連結し
ていないとき、前記リンク点のデータを修正する。さら
に、データ修正手段が前記修正されたリンク点のデータ
および前記リンク点と関連する閉ループに選択された前
記最適な面の形状データに基づいて、前記所定の領域線
の曲線データを修正してサーフェースモデルのデータを
生成する。
【0014】従って、ラフなワイヤフレームモデルのデ
ータからサーフェースモデルのデータを一挙に生成する
ことができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を挙げ、添付の
図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0016】図1および図2は立体モデルの作成方法を
示すフローチャートであり、図3は立体モデル作成装置
10の構成を示すブロック図である。
【0017】立体モデル作成装置10は、装置の外形形
状を点および線で定義したワイヤフレームモデルのデー
タ(以下、ワイヤフレームデータという)Wを読み出す
ためにハードデスク(以下、HDという)を駆動するハ
ードディスクドライバ(以下、HDDという)12と、
このワイヤフレームデータWの領域線で囲まれた閉ルー
プに曲面の形状データを定義して装置の立体的なモデ
ル、すなわち、サーフェースモデルのデータを作成する
サーフェースモデル作成コントローラ14と、サーフェ
ースモデル作成コントローラ14に対してオペレータが
演算命令等を入力する入力手段としてのキーボード16
と、前記ワイヤフレームデータWおよびサーフェースモ
デルを表示するディスプレイ装置18とから構成され
る。
【0018】以上のように構成される立体モデル作成装
置10によって、ワイヤフレームデータWからサーフェ
ースモデルを作成する方法について、図1および図2の
フローチャートを参照して説明する。
【0019】オペレータがキーボード16を介してデー
タ読取命令を入力すると、サーフェースモデル作成コン
トローラ14のコントローラ20はインタフェース回路
(以下、I/Fという)22およびHDD12を介して
HDからワイヤフレームデータWと曲面の形状データと
を読み取り、記憶回路24に記憶し(ステップS1)、
且つ、ワイヤフレームデータWに基づいたワイヤフレー
ムモデルをディスプレイ装置18に表示する。
【0020】図4はディスプレイ装置18に表示された
ワイヤフレームモデルの一部を示し、図5は記憶回路2
4に記憶されたワイヤフレームデータWおよび曲面の形
状データを示す。
【0021】図5から諒解されるように、ワイヤフレー
ムデータWの領域線1〜N1 に関するデータは記憶回路
24の領域線データ記憶部に記憶され、この領域線1〜
1の端点が連結するリンク点1〜N2 に関するデータ
は記憶回路24のリンク点データ記憶部に記憶され、前
記領域線1〜N1 で囲まれる閉ループ1〜N3 に関する
データは記憶回路24の閉ループデータ記憶部に夫々記
憶される。
【0022】さらに、前記夫々の閉ループ1〜N3 に選
択される曲面形状1〜N4 に関するデータは曲面の形状
データ記憶部に記憶される。
【0023】図6は領域線データ記憶部に記憶される領
域線1〜N1 のデータを示す。
【0024】領域線1〜N1 のデータは夫々、領域線番
号と、領域線1〜N1 の曲線式と、領域線1〜N1 が所
属する閉ループ番号と、領域線1〜N1 の始点が所属す
るリンク点番号およびその座標値と、領域線1〜N1
終点が所属するリンク点番号およびその座標値とからな
る。
【0025】また、領域線データ記憶部は後述する候補
面に関するデータを記憶する候補面記憶エリアを備え
る。
【0026】図7はリンク点データ記憶部に記憶される
リンク点1〜N2 のデータを示す。
【0027】リンク点1〜N2 のデータは夫々、リンク
点番号と、リンク点1〜N2 に連結する領域線の番号
と、リンク点1〜N2 に関係する閉ループの番号とから
なる。
【0028】また、リンク点データ記憶部は後に演算に
よって求められた演算リンク点の座標値に関するデータ
が記憶されるリンク点座標値記憶エリアを備える。
【0029】図8は閉ループデータ記憶部に記憶される
閉ループ1〜N3 のデータを示す。
【0030】閉ループ1〜N3 のデータは夫々、閉ルー
プ番号および夫々の閉ループ1〜N 3 を構成する領域線
の番号、すなわち、構成領域線番号からなる。
【0031】また、閉ループデータ記憶部は後に夫々の
閉ループ1〜N3 に選択される最適曲面の形状データを
記憶する最適曲面記憶エリアを備える。
【0032】図9は曲面の形状データ記憶部に記憶され
る曲面形状1〜N4 のデータを示す。
【0033】曲面形状1〜N4 のデータは夫々、曲面形
状番号と曲面の形状を示す曲面式とからなる。
【0034】この場合、領域線1〜N1 、リンク点1〜
2 および閉ループ1〜N3 は相互に関係付けるデータ
を備えているが、これらのデータと曲面形状1〜N4
は相互に関係付けるデータを備えていない。
【0035】そこで、候補面抽出回路26は記憶回路2
4の領域線データ記憶部から領域線1の曲線式を読み出
し(ステップS2)、さらに、曲面の形状データ記憶部
から曲面形状1の曲面式を読み出す(ステップS3)。
【0036】次いで、候補面抽出回路26は曲面形状1
の曲面の端面が形成する曲線を領域線1が形成する曲線
に重畳した状態とし、且つ、領域線1の曲線を両端点間
において所定間隔毎に配置した点の集合で置換して、夫
々の点から曲面形状1の端面が形成する曲線に対して垂
直線を生成し、これらの垂直線の長さ、すなわち、領域
線1が形成する曲線と曲面形状1の端面が形成する曲線
との離間距離を求め、さらに、これらの離間距離の最大
値(以下、最大離間距離という)を求める(ステップS
4)。
【0037】候補面抽出回路26は前記最大離間距離が
設定値以下か否かを判定し(ステップS5)、最大離間
距離<設定値であれば、曲面形状1で示される曲面が領
域線1を含む曲面となり得る(以下、候補面という)と
判定し、この曲面形状1の曲面形状番号を領域線1の候
補面記憶エリアに記憶する(ステップS6)。
【0038】同様に、候補面抽出回路26は領域線1と
残余の曲面形状2〜N4 との判定を行い、全ての曲面形
状にわたって候補面となり得るか否かを判定する(ステ
ップS7)。すなわち、ステップS3において次なる曲
面形状、例えば、曲面形状2、3、…N4 の曲面式を順
次読み出し、その都度、前記ステップS4〜S6を実行
することにより、領域線1に対する候補面を全て抽出す
る。
【0039】領域線1に対する候補面の抽出が終了する
と、候補面抽出回路26は他の全ての領域線に対する候
補面の抽出が終了したか否かを判定し(ステップS
8)、終了していない場合はステップS2において、次
なる領域線、例えば、領域線2、3、…、N1 を順次読
み出して、夫々の領域線2、3、…N1 毎にステップS
3〜S7を実行し、夫々の領域線2〜N1 毎に全ての候
補面を抽出して領域線データ記憶部の夫々の候補面記憶
エリアに記憶する。
【0040】従って、領域線1〜N1 の夫々の候補面記
憶エリアには各領域線1〜N1 の夫々に対して抽出され
た複数の候補面データが記憶される(図6参照)。
【0041】次いで、最適曲面選択回路28が記憶回路
24の閉ループデータ記憶部から閉ループ1を構成する
構成領域線番号、例えば、領域線1、2、3および4を
読み出す(ステップS9)。
【0042】さらに、最適曲面選択回路28は前記ステ
ップS6で領域線1の候補面記憶エリアに記憶された候
補面、例えば、候補面1、2、7、11、16の中、例
えば、候補面1を読み出して(ステップS10)、この
候補面1と閉ループ1を構成する領域線1、2、3およ
び4との最大離間距離を前記ステップS4と同様の方法
で求める。
【0043】同様に、最適曲面選択回路28は領域線1
の他の候補面2、7、11、16について夫々領域線
1、2、3および4との最大離間距離を求め、さらに、
領域線2、3、4の夫々の候補面記憶エリアに記憶され
た夫々の候補面についても、閉ループ1を構成する領域
線1、2、3および4との最大離間距離を求める。
【0044】このようにして最大離間距離が求められた
夫々の候補面の中、最大離間距離が最小の候補面、例え
ば、候補面7を閉ループ1に最適な曲面として選択し
(ステップS11)、この候補面7を閉ループ1の最適
曲面記憶エリアに記憶する(ステップS12)。
【0045】最適曲面選択回路28は閉ループ2〜N3
についても、前記閉ループ1の場合と同様に、閉ループ
2〜N3 を構成する夫々の領域線と、これらの領域線の
候補面とを順次比較し、最大離間距離が最小の候補面を
夫々の閉ループ2〜N3 の最適曲面として選択して、閉
ループ2〜N3 の夫々の最適曲面記憶エリアに記憶す
る。
【0046】以上のステップによって、閉ループ1〜N
3 の夫々の最適曲面記憶エリアには夫々の閉ループ1〜
3 に最適な曲面のデータが記憶される。
【0047】ところで、ワイヤフレームデータWはモッ
クアップモデルに基づいて作成されるため、リンク点1
〜N2 において領域線の端点が一致しない場合がある。
【0048】そこで、リンク点判定回路30は、領域線
の夫々の端点が一致するか否かを判定し、一致しない場
合は、リンク点修正回路32が夫々の端点を修正する。
【0049】すなわち、リンク点判定回路30は記憶回
路24のリンク点データ記憶部からリンク点1に連結す
る領域線1、2、5、8の番号を読み出し(ステップS
13)、さらに、領域線データ記憶部から前記領域線
1、2、5、8の始点の座標値を読み出して(ステップ
S14)、これらの始点の座標値が一致しているか否か
を判定する(ステップS15)。
【0050】前記夫々の座標値が一致していないとき
(図10参照)、リンク点判定回路30は夫々の始点に
向かうベクトルの和が零となる点の座標値を演算し(以
下、演算リンク点という)(ステップS16)、次い
で、この演算リンク点が前記ステップS12で閉ループ
1に選択された最適曲面7、および閉ループ2に選択さ
れた最適曲面、例えば、最適曲面8、閉ループ4に選択
された最適曲面、例えば、最適曲面5、および閉ループ
5に選択された最適曲面、例えば、最適曲面3で示され
る夫々の最適曲面上にあるか否かを判定する(ステップ
S17)。
【0051】演算リンク点の座標値が前記夫々の最適曲
面7、8、5、3上にあると判定された場合にリンク点
修正回路32は、演算リンク点を真のリンク点と見做し
て、この演算リンク点の座標値をリンク点データ記憶部
のリンク点1のリンク点座標値記憶エリアに記憶すると
ともに、領域線データ記憶部の領域線1、2、5、8の
始点の座標値を演算リンク点の座標値に更新する(ステ
ップS18)。
【0052】次いで、データ修正回路34は前記演算リ
ンク点の座標値および前記ステップS12で閉ループ
1、2、4、5に対して選択された夫々の最適曲面のデ
ータに基づいて、領域線1、2、5、8の曲線式を修正
する(ステップS19)。
【0053】この形状データの修正が終了すると、リン
ク点判定回路30は全てのリンク点について、処理が終
了したか否かを判定し(ステップS20)、終了しない
場合は前記ステップS13以降を実行し、終了した場合
はこのフローチャートの実行を終了する。
【0054】一方、ステップS17において演算リンク
点の座標値が夫々の最適曲面上にはないと判定したと
き、リンク点判定回路30は前記判定結果をリンク点修
正回路32に対して出力する。リンク点修正回路32
は、前記ステップS11で選択された修正中のリンク
点、例えば、リンク点N2 に関係する最適曲面の面数に
よってリンク点修正方法を選択する。
【0055】このリンク点修正方法について、図11の
フローチャートを参照して説明する。
【0056】リンク点修正回路32はリンク点N2 に関
係する最適曲面が1面であるか否かを判定し(ステップ
S17−1)、1面である場合、演算リンク点を通り前
記最適曲面に垂直な線を生成して、この垂直線が最適曲
面と交わる最適曲面上の点を真のリンク点と見做して
(ステップS17−2)、このリンク点のデータをデー
タ修正回路34に対して出力する。データ修正回路34
は前記ステップS18以降において領域線を修正する。
【0057】前記ステップS17−1の判定でリンク点
2 に関係する最適曲面が1面ではない場合、最適曲面
が2面か否かを判定し(ステップS17−3)、最適曲
面が2面である場合、演算リンク点を通り2面の最適曲
面に垂直な線を夫々生成して(ステップS17−4)、
これらの垂直線が夫々の最適曲面と交わる最適曲面上の
夫々の点を求め(ステップS17−5)、これらの点を
結んだ直線の中点を求め(ステップS17−6)、この
中点が前記夫々の最適曲面上にあるか否かを判定する
(ステップS17−7)。
【0058】また、中点が夫々の最適曲面上になけれ
ば、中点を演算リンク点として(ステップS17−
8)、再び、前記ステップS17−4以降を実行する。
このようにしてステップS17−4〜S17−8を繰り
返し実行し、求められた中点が夫々の最適曲面上の点と
なった場合は、このときの中点を真のリンク点と見做し
て(ステップS17−9)、このリンク点のデータをデ
ータ修正回路34に対して出力し、データ修正回路34
は前記ステップS18以降において領域線を修正する。
【0059】前記ステップS17−3の判定でリンク点
に関係する最適曲面が2面ではないとき、リンク点修正
回路32は最適曲面が3面以上と判定し(ステップS1
7−10)、これらの最適曲面の中、任意に3面を選択
する。さらに、演算リンク点を通り前記3面に対して夫
々垂直な線を生成して(ステップS17−11)、これ
らの垂直線が夫々の最適曲面と交わる最適曲面上の夫々
の点を接点とした接平面を生成する(ステップS17−
12)。
【0060】次いで、前記夫々の接平面が互いに接する
接点を求め(ステップS17−13)、この接点が3面
の最適曲面上か否かを判定し(ステップS17−1
4)、最適曲面上でなければ接点を演算リンク点として
(ステップS17−15)、接点が3面の最適曲面上の
点となるまで繰り返しステップS17−11以降を実行
する。
【0061】前記ステップS17−14の判定で、前記
夫々の接平面の接点が3面の最適曲面上であれば、この
接点を真のリンク点と見做し(ステップSS17−1
6)、ステップS18以降においてデータ修正回路34
が領域線を修正する。
【0062】このように、演算リンク点の座標値が最適
曲面上ではないとステップS17で判定されたとき、リ
ンク点修正回路32はリンク点に関係する最適曲面の面
数に基づいて演算リンク点を修正する。
【0063】以上説明したように、本実施例によれば、
領域線1〜N1 、リンク点1〜N2および閉ループ1〜
3 のデータと曲面形状1〜N4 のデータとが関係付け
られていない場合であっても、夫々の閉ループ1〜N3
に最適な曲面形状1〜N4 を容易に選択することが可能
である。
【0064】さらに、夫々のリンク点1〜N2 におい
て、領域線の端点の座標値が一致しない場合であって
も、最適なリンク点を得ることができ、この最適なリン
ク点および閉ループ1〜N3 に選択された最適な曲面形
状1〜N4 に基づいて、領域線1〜N1 を修正すること
により、ラフなワイヤフレームモデルのデータからサー
フェースモデルのデータを生成することができ、このサ
ーフェースモデルのデータをプレス金型等を製作する際
の基本データとして使用することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明に係る立体モデルの作成装置で
は、候補面抽出手段および最適曲面選択手段によって夫
々の閉ループに最適な曲面を選択し、さらに、夫々のリ
ンク点において夫々の領域線の端部が一致していないと
き、リンク点修正手段によって修正し、且つ、データ修
正手段によって領域線の曲線式を修正することにより、
モックアップモデルに基づいて作成されたラフなワイヤ
フレームモデルを迅速に修正して、高い精度のサーフェ
ースモデルを得ることができる。
【0066】従って、ラフなワイヤフレームモデルから
サーフェースモデルの作成までの総合作業時間を短縮す
ることが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体モデルの作成装置によってワ
イヤフレームモデルからサーフェースモデルを作成する
方法を説明するフローチャートである。
【図2】本発明に係る立体モデルの作成装置によってワ
イヤフレームモデルからサーフェースモデルを作成する
方法を説明するフローチャートである。
【図3】本発明を実施する立体モデル作成装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】図3に示す立体モデル作成装置のディスプレイ
装置に表示されるワイヤフレームモデルを説明する図で
ある。
【図5】図3に示す立体モデル作成装置の記憶回路に記
憶されたワイヤフレームデータを説明する図である。
【図6】図5に示す記憶回路の領域線データ記憶部に記
憶される領域線のデータを説明する図である。
【図7】図5に示す記憶回路のリンク点データ記憶部に
記憶されるリンク点のデータを説明する図である。
【図8】図5に示す記憶回路の閉ループデータ記憶部に
記憶される閉ループのデータを説明する図である。
【図9】図5に示す記憶回路の曲面の形状データ記憶部
に記憶される曲面の形状のデータを説明する図である。
【図10】図4に示すディスプレイ装置に表示されるワ
イヤフレームモデルのA部の拡大図であり、リンク点に
おいて領域線の端部が連結しない場合にリンク点を修正
する方法を説明する図である。
【図11】演算リンク点が最適曲面上にない場合にリン
ク点を修正する方法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】 10…立体モデル作成装置 12…HDD 14…サーフェースモデル作成コントローラ 18…ディスプレイ装置 24…記憶回路 26…候補面抽出回路 28…最適曲面
選択回路 30…リンク点判定回路 32…リンク点
修正回路 34…データ修正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北沢 充一 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 中嶋 歩 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 関根 浩史 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダ エンジニアリング株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 17/00 G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤフレームモデルを形成する複数の領
    域線のデータと、前記領域線の端部が他の領域線の端部
    とが連結される複数のリンク点のデータと、前記領域線
    で囲まれる複数の閉ループのデータ、および前記夫々の
    閉ループに選択される複数の面の形状データを記憶する
    記憶手段と、 指定した前記領域線に適した面の形状データを前記記憶
    手段から選択する第1の選択手段と、この第1の選択手
    段により選択された面の形状データの中から前記指定し
    た領域線により形成される閉ループに最適な面の形状デ
    ータを選択する第2の選択手段とを備えた最適曲面選択
    手段と、 前記夫々のリンク点で所定の領域線の端部が連結してい
    るか否かを判定するリンク点判定手段と、 前記夫々のリンク点で前記所定の領域線の端部が連結し
    ていないとき、前記リンク点の座標を修正するリンク点
    修正手段と、 前記修正されたリンク点の座標および前記修正されたリ
    ンク点と関連する夫々の閉ループに選択された前記最適
    な面の形状データに基づいて、前記所定の領域線の曲線
    データを修正してサーフェースモデルのデータを生成す
    るデータ修正手段と、 を備えることを特徴とする立体モデルの作成装置。
JP5191402A 1992-12-09 1993-08-02 立体モデルの作成装置 Expired - Lifetime JP2803975B2 (ja)

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