JP2002304424A - フィレット面形状の作成方法、3次元cad装置、記憶媒体 - Google Patents

フィレット面形状の作成方法、3次元cad装置、記憶媒体

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JP2002304424A
JP2002304424A JP2001104911A JP2001104911A JP2002304424A JP 2002304424 A JP2002304424 A JP 2002304424A JP 2001104911 A JP2001104911 A JP 2001104911A JP 2001104911 A JP2001104911 A JP 2001104911A JP 2002304424 A JP2002304424 A JP 2002304424A
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fillet
fillet surface
creation
surface creation
creation target
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Koudo Yamanouchi
耕道 山之内
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】視覚的に最適な形状のフィレット面形状を自動
的に選択してフィレット面を作成すること。 【解決手段】部材1における複数のフィレット面作成対
象部22〜24及びそのフィレット曲面の曲率半径値で
あるR値を指定すると、これらフィレット面作成対象部
22〜24及びそのフィレット半径値R値と、予め設定
された複数のフィレット面交差形状25〜27などのフ
ィレット面交差形状設定機能に基づいてフィレット面の
作成順序を示すフィレット面作成条件セットを生成し、
これらフィレット面作成条件セットの曲面構築の可否を
判定し、エラー無しのフィレット面作成条件セットを残
し、エラー有りのフィレット面作成条件セットを破棄
し、曲面構築可能と判定されたフィレット面のイメージ
図を一覧としてディスプレイ15の画面上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば3次元CA
D(Computer Aided Design)装置を用いて設計部品
における複数の角部や2つの離れた形状間に丸め処理、
曲面処理を施すためのフィレット面形状の作成方法、3
次元CAD装置、フィレット面を構築するためのプログ
ラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】製品の設計段階においては、3次元CA
D装置を用いてオペレータの操作により、製品製造に用
いる各種部材に対してその角部や2つの離れた形状間に
フィレット面を作成することが行なわれる。このフィレ
ット面は、図12に示すような部材1における複数の角
部、例えば3つの角部及びこれら角部の交差部などのフ
ィレット面作成対象部2に対して図13に示すように丸
め処理や曲面処理を施してそれぞれフィレット面3a〜
3dを作成するものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フィレット面には、予
め設定されたそれぞれ異なる複数のフィレット面交差形
状があり、これら形状からオペレータが適宜選択して設
計を行なうことになる。例えば、図13に示す部材1に
対しては、主面間を結合ている各フィレット面3a〜3
dの形状がそれぞれ異なったものとして設計される。
【0004】このようなフィレット面3a〜3dを設計
する場合、オペレータは3次元CAD装置に対してフィ
レット面3a〜3dを作成する順番などを指示するが、
この順番や3次元CAD装置内の設定により、例えばフ
ィレット面3dが作成不可能になったり、意図しない曲
率で作成されたりする。
【0005】このため、オペレータが再度3次元CAD
装置に対してフィレット面3a〜3dを作成する順番な
どを指示しなければならず、作業者に熟練度が要求され
る他、設計の作業時間が増大する要員となっている。
【0006】さらに、オペレータの技能差によって部材
1に形成したフィレット面3a〜3dの形状が視覚的に
最適な形状にならない場合もあり、そのフィレット面形
状の品質にばらつきが生じる。
【0007】そこで本発明は、視覚的に最適な形状のフ
ィレット面形状を自動的に選択してフィレット面を作成
できるフィレット面形状の作成方法を提供することを目
的とする。
【0008】又、本発明は、視覚的に最適な形状のフィ
レット面形状を自動的に選択してフィレット面を作成で
きる3次元CAD装置を提供することを目的とする。
【0009】又、本発明は、視覚的に最適な形状のフィ
レット面形状を自動的に選択してフィレット面を作成で
きるプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載による本発
明は、複数のフィレット面作成対象部及びこれらフィレ
ット面作成対象部の曲率半径値を指定する工程と、これ
らフィレット面作成対象部及び曲率半径値と予め設定さ
れた複数種類のフィレット面交差形状とに基づいて複数
の前記フィレット面作成対象部に対する全ての作成順序
を生成させる工程と、これら生成された全ての作成順序
のうち前記フィレット面作成対象部に対する曲面構築の
可否を判定する工程と、このうち構築可能と判定された
前記フィレット面のイメージ図の一覧を画面上に表示さ
せる工程とを具備することを特徴とするフィレット面形
状の作成方法である。
【0011】請求項2記載による本発明は、フィレット
面作成対象部に曲面処理を構築する3次元CAD装置に
おいて、複数の前記フィレット面作成対象部及びこれら
フィレット面作成対象部の曲率半径値を指定すると、こ
れらフィレット面作成対象部及び曲率半径値と予め設定
された複数種類のフィレット面交差形状とに基づいて複
数の前記フィレット面作成対象部に対する全ての作成順
序を生成する手段と、この生成された全ての作成順序の
うち前記フィレット面作成対象部に対する曲面構築の可
否を判定する手段と、この判定の結果、前記曲面構築が
可能な前記フィレット面作成対象部に対する作成順序を
報知する手段とを具備したことを特徴とする3次元CA
D装置である。
【0012】請求項3記載による本発明は、請求項2記
載の3次元CAD装置において、前記フィレット面作成
対象部に対する全ての作成順序を示す前記フィレット面
作成条件セットごとに前記フィレット面作成のシミュレ
ーションを実行して前記フィレット面作成対象部に対す
る曲面構築の可否を判定し、エラー無しの前記フィレッ
ト面作成条件セットを残し、エラー有りの前記フィレッ
ト面作成条件セットを破棄することを特徴とする。
【0013】請求項4記載による本発明は、請求項2記
載の3次元CAD装置において、前記曲面構築可能と判
定された前記フィレット面のイメージ図を生成し、これ
らイメージ図を一覧として画面上に表示することを特徴
とする。
【0014】請求項5記載による本発明は、複数の前記
フィレット面作成対象部及びこれらフィレット面作成対
象部の曲率半径値が指定されると、これらフィレット面
作成対象部及び曲率半径値と予め設定された複数種類の
フィレット面交差形状とに基づいて複数の前記フィレッ
ト面作成対象部に対する全ての作成順序を生成させ、こ
れら生成された全ての作成順序のうち前記フィレット面
作成対象部に対する曲面構築の可否を判定させ、このう
ち構築可能と判定された前記フィレット面のイメージ図
の一覧を画面上に表示させるプログラムを記憶したこと
を特徴とする記憶媒体である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の3次元CAD装置を適用し
たフィレット面構築支援装置の構成図である。CPUか
らなる主制御部10には、入力部11を介してキーボー
ド12及びマウス13が接続されると共に、出力部14
を介してディスプレイ15が接続されている。又、主制
御部10には、フィレット形状データベース16、条件
セットデータベース17、プログラムメモリ18が接続
されると共に、主制御部10から発せられる指令により
作成順序生成手段19、判定手段20及び表示手段21
が作動するものとなっている。
【0017】キーボード12及びマウス13は、製品を
構成する部材に対してフィレット面を設計するに際し、
このフィレット面作成対象部とその曲率半径(以下、フ
ィレット曲面の曲率半径である値:フィレット半径値と
称する)とを1対とする組み合わせを指示するために用
いられる。例えば、図2に示すように部材1におけるフ
ィレット面作成対象部22、23、24に対してそれぞ
れフィレット面を作成する場合、これらフィレット面作
成対象部22、23、24とそのフィレット半径値R値
(X)、(Y)、(Z)とを1対とする組み合わせを指
示するために用いられる。
【0018】フィレット形状データベース16には、予
め設定された複数種類のフィレット面交差形状が格納さ
れている。これらフィレット面交差形状は、製品製造に
用いる各種部材に対してその角部や2つの離れた形状間
に作成する予め設定されたフィレット面形状のデータで
ある。図3(a)〜(c)は複数種類のフィレット面交差形状
の一例を示す形状図であって、同図(a)を第1のフィレ
ット面交差形状25、同図(b)を第2のフィレット面交
差形状26、同図(c)を第3のフィレット面交差形状2
7とする。
【0019】作成順序生成手段19は、キーボード12
又はマウス13により上記フィレット面作成対象部2
2、23、24とそのフィレット半径値R値(X)、
(Y)、(Z)が指定されると、これらフィレット面作
成対象部22、23、24及びフィレット半径値R値
(X)、(Y)、(Z)とフィレット面形状データベー
ス16に予め設定された上記フィレット面交差形状25
〜27のフィレット面交差形状設定機能とに基づいて、
これらフィレット面作成対象部22、23、24に対す
る全てのフィレット面の作成順序を示すフィレット面作
成条件セットを生成し、このフィレット面作成条件セッ
トを条件セットデータベース17に登録する機能を有し
ている。
【0020】すなわち、フィレット面作成対象部22、
23、24とそのフィレット半径値R値(X)、
(Y)、(Z)とを1対とする組み合わせがn(nは自
然値)組指示されると、このn組のフィレット面作成順
序の順列の数Pと上記フィレット形状データベース16
に予め記憶されているフィレット面交差形状設定機能の
数χとからフィレット面作成条件セットを生成し、この
フィレット面作成条件セットを条件セットデータベース
17に登録するものとなっている。
【0021】このときの条件セット数は、 条件セット数=P×χ …(1) により表わされる。
【0022】判定手段20は、作成順序生成手段19に
より生成されたフィレット面作成条件セットのうちフィ
レット面作成対象部に対する曲面構築の可否を判定する
もので、フィレット面作成条件セットごとにフィレット
面作成のシミュレーションを実行してフィレット面作成
対象部22、23、24に対する曲面構築の可否を判定
し、エラー無しのフィレット面作成条件セットを残し、
エラー有りのフィレット面作成条件セットを破棄する機
能を有している。
【0023】表示手段21は、判定手段20による判定
の結果、曲面構築が可能なフィレット面作成対象部に対
する作成順序を出力部14を通してディスプレイ15に
表示するもので、曲面構築可能と判定されたフィレット
面のイメージ図を生成し、これらイメージ図を一覧とし
てディスプレイ15の画面上に表示するものとなってい
る。
【0024】プログラムメモリ18には、上記フィレッ
ト面作成対象部22、23、24及びこれらフィレット
面作成対象部22、23、24のフィレット半径値R値
(X)、(Y)、(Z)が指定されると、これらフィレ
ット面作成対象部22、23、24及びフィレット半径
値R値(X)、(Y)、(Z)と予め設定された上記フ
ィレット面交差形状25〜27とに基づいて複数のフィ
レット面作成対象部22、23、24に対する全ての作
成順序を示すフィレット面作成条件セットを生成させ、
これら生成されたフィレット面作成条件セットのうちフ
ィレット面作成対象部22、23、24に対する曲面構
築の可否を判定させ、このうち構築可能と判定されたフ
ィレット面のイメージ図の一覧をディスプレイ15の画
面上に表示させるプログラムが記憶されている。
【0025】次に、上記の如く構成された装置の作用に
ついて図4に示すフィレット面作成フローチャートに従
って説明する。
【0026】製品の設計段階において、オペレータの操
作により製品製造に用いる各種部材に対してその角部や
2つの離れた形状間にフィレット面を作成することが行
なわれる。
【0027】オペレータは、キーボード12又はマウス
13を操作し、例えば図2に示す部材1における各フィ
レット面作成対象部22、23、24に対してそれぞれ
フィレット面を作成するときに、これらフィレット面作
成対象部22、23、24とそのフィレット半径値R値
(X)、(Y)、(Z)とを1対とする組み合わせをn
組指示する。
【0028】作成順序生成手段19は、ステップ#1に
おいて、これらn組のフィレット面作成対象部22、2
3、24とそのフィレット曲面の曲率半径であるR値
(X)、(Y)、(Z)とを受け取り、次のステップ#
2において、フィレット面形状データベース16に予め
設定された各フィレット面交差形状25〜27のフィレ
ット面交差形状設定機能を読み取り、上記n組のフィレ
ット面作成順序の順列と上記フィレット面交差形状設定
機能とから上記各フィレット面作成対象部22、23、
24に対する全てのフィレット面の作成順序を示すフィ
レット面作成条件セットを生成し、このフィレット面作
成条件セットを条件セットデータベース17に登録す
る。
【0029】図5は条件セットデータベース17に登録
されたフィレット面作成条件セットの模式図である。こ
のフィレット面作成条件セットは、図2に示す部材1の
各フィレット面作成対象部22〜24に対してフィレッ
ト面を作成するときの図3に示す各フィレット面交差形
状25〜27に対する全てのフィレット面の作成順序を
示している。
【0030】設定オプションAは、図3(a)に示す第1
のフィレット面交差形状25を作成するためのフィレッ
ト面の作成順序で、フィレット面作成対象部22〜24
のそれぞれをa、b、cにより表わすと、6種類の作成
順序a→b→c、a→c→b、b→a→c、b→c→
a、c→a→b、c→b→aが生成されている。
【0031】設定オプションBは、図3(b)に示す第2
のフィレット面交差形状26を作成するためのフィレッ
ト面の作成順序で、6種類の作成順序a→b→c、a→
c→b、b→a→c、b→c→a、c→a→b、c→b
→aが生成されている。
【0032】設定オプションCは、図3(c)に示す第3
のフィレット面交差形状27を作成するためのフィレッ
ト面の作成順序で、6種類の作成順序a→b→c、a→
c→b、b→a→c、b→c→a、c→a→b、c→b
→aが生成されている。
【0033】次に、判定手段20は、ステップ#3にお
いて、条件セットデータベース17に登録された図5に
示すフィレット面作成条件セットの全てに対してシミュ
レーションを実行し、次のステップ#4において、シミ
ュレーションの結果から各フィレット面作成対象部2
2、23、24に対する曲面構築の可否を判定する。
【0034】この曲面構築可否の判定結果、判定手段2
0は、エラー無し(構築可能形状)の判定結果であれ
ば、ステップ#5に移ってそのエラー無しのフィレット
面作成条件セットを残し、エラー有り(構築不可能形
状)の判定結果であれば、ステップ#6に移ってそのエ
ラー有りのフィレット面作成条件セットを破棄する。
【0035】図6は条件セットデータベース17に残っ
たエラー無しのフィレット面作成条件セットを示す模式
図であって、設定オプションAにおける第1のフィレッ
ト面交差形状25の作成順序a→b→cと、設定オプシ
ョンBにおける第2のフィレット面交差形状26の作成
順序a→c→bと、設定オプションCにおける第3のフ
ィレット面交差形状27の作成順序a→b→cとが残っ
ている。
【0036】次に、表示手段21は、ステップ#7にお
いて、条件セットデータベース17に残ったエラー無し
のフィレット面作成条件セット、すなわち設定オプショ
ンAにおける第1のフィレット面交差形状25の作成順
序a→b→cと、設定オプションBにおける第2のフィ
レット面交差形状26の作成順序a→c→bと、設定オ
プションCにおける第3のフィレット面交差形状27の
作成順序a→b→cとを読み出し、これらのフィレット
面交差形状25〜27のイメージ図を生成し、これらイ
メージ図を一覧として図7に示すようなディスプレイ1
5の画面上に表示する。
【0037】このように構築可能なフィレット面交差形
状25〜27のイメージ図が一覧として表示されると、
オペレータは、ステップ#8において、キーボード12
又はマウス13を操作して、当該フィレット面交差形状
25〜27のイメージ図から所望のフィレット面交差形
状25、26又は27を選択し、ステップ#9において
製品モデルに反映させるものとなる。
【0038】なお、図2に示す部材1の各フィレット面
作成対象部22、23、24に形成する予め設定された
フィレット面交差形状としては、例えば図8に示すよう
なフィレット面交差形状も可能である。
【0039】以上のようなフィレット面作成方法を用い
て実際の製品を構成する部材における角部や2つの離れ
た形状間にフィレット面を作成する場合、例えば図9に
示すような製品部材30、31に対してフィレット面を
作成するには、これら製品部材30、31における各角
部32〜34、37〜40やその交差部35、36をフ
ィレット面作成対象部として指定すると共に、そのフィ
レット半径値R値を指定する。
【0040】これらの指定が行なわれると、作成順序生
成手段19は、フィレット面作成対象部及びそのフィレ
ット半径値R値と、フィレット面形状データベース16
に予め設定された複数のフィレット面交差形状25〜2
7などのフィレット面交差形状設定機能数χに基づいて
フィレット面の作成順序を示すフィレット面作成条件セ
ットを生成し、このフィレット面作成条件セットを条件
セットデータベース17に登録する。
【0041】次に、判定手段20は、条件セットデータ
ベース17に登録されたフィレット面作成条件セットの
うちフィレット面作成対象部(角部32〜34、37〜
40やその交差部35、36)に対する曲面構築の可否
を判定し、エラー無しのフィレット面作成条件セットを
残し、エラー有りのフィレット面作成条件セットを破棄
する。
【0042】そして、表示手段21は、曲面構築可能と
判定されたフィレット面のイメージ図、例えば図10及
び図11に示すイメージ図を生成し、これらイメージ図
を一覧としてディスプレイ15の画面上に表示する。上
記図10に示すイメージ図では、製品部材30、31に
対して各フィレット面32a〜34a、37a〜40a
やその交差部35a、36aが形成されている。又、上
記図11に示すイメージ図では、製品部材30、31に
対して各フィレット面32a〜34a、37a〜40a
やその交差部35b、36aが形成されている。これら
イメージ図では、交差部35aと交差部35bとの形状
が異なっている。
【0043】このように上記一実施の形態においては、
部材1における複数のフィレット面作成対象部22〜2
4及びそのフィレット半径値R値を指定すると、これら
フィレット面作成対象部22〜24及びそのフィレット
半径値R値と、予め設定された複数のフィレット面交差
形状25〜27などのフィレット面交差形状設定機能に
基づいてフィレット面の作成順序を示すフィレット面作
成条件セットを生成し、これらフィレット面作成条件セ
ットの曲面構築の可否を判定し、エラー無しのフィレッ
ト面作成条件セットを残し、エラー有りのフィレット面
作成条件セットを破棄し、曲面構築可能と判定されたフ
ィレット面のイメージ図を一覧としてディスプレイ15
の画面上に表示するので、視覚的に最適な形状のフィレ
ット面形状を自動的に選択してフィレット面を作成する
ことができる。
【0044】従って、視覚的に最適な形状のフィレット
面を作成するときのその設計の作業時間を短縮でき、さ
らにオペレータの技能差によって生じるフィレット面形
状のばらつきも発生せず、フィレット面形状の品質を向
上させることができる。
【0045】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0046】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0047】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、視
覚的に最適な形状のフィレット面形状を自動的に選択し
てフィレット面を作成できるフィレット面形状の作成方
法を提供できる。
【0048】又、本発明によれば、視覚的に最適な形状
のフィレット面形状を自動的に選択してフィレット面を
作成できる3次元CAD装置を提供できる。
【0049】又、本発明によれば、視覚的に最適な形状
のフィレット面形状を自動的に選択してフィレット面を
作成できるプログラムを記憶した記憶媒体を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるフィレット面構築支援装置の一
実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明に係わるフィレット面構築支援装置の一
実施の形態におけるフィレット面作成対象部とそのフィ
レット半径値を示す図。
【図3】本発明に係わるフィレット面構築支援装置の一
実施の形態に用いるフィレット面交差形状の一例を示す
形状図。
【図4】本発明に係わるフィレット面構築支援装置の一
実施の形態におけるフィレット面作成フローチャート。
【図5】本発明に係わるフィレット面構築支援装置の一
実施の形態における条件セットデータベースに登録され
たフィレット面作成条件セットの模式図。
【図6】本発明に係わるフィレット面構築支援装置の一
実施の形態における条件セットデータベースに残ったエ
ラー無しのフィレット面作成条件セットを示す模式図。
【図7】本発明に係わるフィレット面構築支援装置の一
実施の形態における構築可能なフィレット面交差形状の
イメージ図の表示例を示す図。
【図8】本発明に係わる3次元CAD装置を適用したフ
ィレット面構築支援装置の一実施の形態における他のフ
ィレット面交差形状の一例を示す形状図。
【図9】本発明に係わる3次元CAD装置を適用したフ
ィレット面構築支援装置の一実施の形態に適用する実際
の製品部材のフィレット面作成対象部わ示す図。
【図10】本発明に係わる3次元CAD装置を適用した
フィレット面構築支援装置の一実施の形態を適用して作
成された構築可能なフィレット面交差形状のイメージ図
の表示例を示す図。
【図11】本発明に係わる3次元CAD装置を適用した
フィレット面構築支援装置の一実施の形態を適用して作
成された構築可能なフィレット面交差形状のイメージ図
の表示例を示す図。
【図12】3次元CAD装置を用いてフィレット面を作
成しようとする部材の外観図。
【図13】3次元CAD装置を用いて作成したフィレッ
ト面を施した部材の外観図。
【符号の説明】
10:主制御部 11:入力部 12:キーボード 13:マウス 14:出力部 15:ディスプレイ 16:フィレット形状データベース 17:条件セットメモリ 18:プログラムメモリ 19:作成順序生成手段 20:判定手段 21:表示手段 22〜24:フィレット面作成対象部 25:第1のフィレット面交差形状 26:第2のフィレット面交差形状 27:第3のフィレット面交差形状 30,31:製品部材 32〜34,37〜40:角部 35,36:交差部 32a〜34a,37a〜40a:フィレット面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフィレット面作成対象部及びこれ
    らフィレット面作成対象部の曲率半径値を指定する工程
    と、これらフィレット面作成対象部及び曲率半径値と予
    め設定された複数種類のフィレット面交差形状とに基づ
    いて複数の前記フィレット面作成対象部に対する全ての
    作成順序を生成させる工程と、これら生成された全ての
    作成順序のうち前記フィレット面作成対象部に対する曲
    面構築の可否を判定する工程と、このうち構築可能と判
    定された前記フィレット面のイメージ図の一覧を画面上
    に表示させる工程とを具備することを特徴とするフィレ
    ット面形状の作成方法。
  2. 【請求項2】 フィレット面作成対象部に曲面処理を構
    築する3次元CAD装置において、 複数の前記フィレット面作成対象部及びこれらフィレッ
    ト面作成対象部の曲率半径値を指定すると、これらフィ
    レット面作成対象部及び曲率半径値と予め設定された複
    数種類のフィレット面交差形状とに基づいて複数の前記
    フィレット面作成対象部に対する全ての作成順序を生成
    する手段と、 この生成された全ての作成順序のうち前記フィレット面
    作成対象部に対する曲面構築の可否を判定する手段と、 この判定の結果、前記曲面構築が可能な前記フィレット
    面作成対象部に対する作成順序を報知する手段と、を具
    備したことを特徴とする3次元CAD装置。
  3. 【請求項3】 前記フィレット面作成対象部に対する全
    ての作成順序を示す前記フィレット面作成条件セットご
    とに前記フィレット面作成のシミュレーションを実行し
    て前記フィレット面作成対象部に対する曲面構築の可否
    を判定し、エラー無しの前記フィレット面作成条件セッ
    トを残し、エラー有りの前記フィレット面作成条件セッ
    トを破棄することを特徴とする請求項2記載の3次元C
    AD装置。
  4. 【請求項4】 前記曲面構築可能と判定された前記フィ
    レット面のイメージ図を生成し、これらイメージ図を一
    覧として画面上に表示することを特徴とする請求項2記
    載の3次元CAD装置。
  5. 【請求項5】 複数の前記フィレット面作成対象部及び
    これらフィレット面作成対象部の曲率半径値が指定され
    ると、これらフィレット面作成対象部及び曲率半径値と
    予め設定された複数種類のフィレット面交差形状とに基
    づいて複数の前記フィレット面作成対象部に対する全て
    の作成順序を生成させ、これら生成された全ての作成順
    序のうち前記フィレット面作成対象部に対する曲面構築
    の可否を判定させ、このうち構築可能と判定された前記
    フィレット面のイメージ図の一覧を画面上に表示させる
    プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010517136A (ja) * 2007-01-18 2010-05-20 ダッソー システムズ ソリッドワークス コーポレイション ソリッドモデリングシステムのための非明示的形状認識
JP2015022733A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 支援装置、三次元モデル表示装置、およびその制御方法とプログラム。
JP2015230524A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 株式会社トヨタ車体研究所 フィレット形状の作成装置および作成方法
JP6042579B1 (ja) * 2016-08-25 2016-12-14 株式会社Jsol プレス金型形状作成システム及びプログラム

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