JPH09185729A - 直交差分メッシュの作成方法 - Google Patents

直交差分メッシュの作成方法

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JPH09185729A
JPH09185729A JP34271095A JP34271095A JPH09185729A JP H09185729 A JPH09185729 A JP H09185729A JP 34271095 A JP34271095 A JP 34271095A JP 34271095 A JP34271095 A JP 34271095A JP H09185729 A JPH09185729 A JP H09185729A
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JP
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model
mesh
difference mesh
difference
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JP34271095A
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Inventor
Isao Ito
勲 伊東
Shunji Takabayashi
俊二 高林
Mutsuyuki Kawahara
睦之 河原
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CAEシステムによる解析に必要な直交差分メ
ッシュ3次元モデルデータをCADシステムで作成され
た3次元立体モデルデータから、容易に作成できる直交
差分メッシュの作成方法を提供する。 【解決手段】CADシステムで生成した3次元立体モデ
ル120と、任意のピッチで構成する3軸直交線データ
121との交点を求め、3次元立体モデルの最表面ポイ
ントデータ122を算出し、直交差分メッシュデータ作
成装置115により、この最表面ポイントデータと12
2、差分メッシュデータの代表点を有する仮想差分メッ
シュデータ123との内外位置関係を判定する。その判
定結果から、仮想差分メッシュデータ123に属性を付
与し、単体の差分メッシュモデルデータを作成し、差分
メッシュモデルデータに対して、所望の解析モデルの対
象となる単体の結合状態を決定する条件式を付与して条
件判定を行い、直交差分メッシュデータ124を作成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CADシステム
で作成した3次元モデルから、例えば、鋳造における熱
伝導(伝熱)や凝固および流動のCAE解析に適用して
好適な直交差分メッシュを作成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋳造分野において、鋳造品の品
質は溶湯の流れ方や凝固過程に大きく依存しており、こ
れらをシミュレーションすることにより各種の鋳造欠
陥、充填パターン等が予測できれば、鋳造品の品質向
上、コストの低減および新鋳造法の開発等が促進されて
きわめて好ましいことである。
【0003】一般的に、鋳造品の品質向上に係る鋳造欠
陥は、溶湯が凝固する際に発生する引巣欠陥と、溶湯が
充填される際に発生するガス巻き込み不良等の充填欠陥
を原因とするものが多い。これらには、ゲート、ランナ
等の方案形状および型材質、冷却構造等の型構造、型コ
ーティング等の鋳造条件が大きく影響する。
【0004】しかしながら、型内の溶湯の流れや凝固状
態を実験的に観察することは、一般には不可能であり、
高品質の鋳造品を得るために、従来は、熟練者の経験、
ノウハウに基づいて実際の鋳造品を作成する試行錯誤が
繰り返され、多大な労力と時間が必要とされていた。
【0005】このような問題が考慮されて、近時、実際
の鋳造品を作成することなく、種々のシミュレーション
が行えるコンピュータ援用エンジニアリング(CAE)
解析手法が多くの分野で採用されるに至っている。
【0006】周知のように、CAE解析手法は、コンピ
ュータの中でモデルを作成、解析、シミュレーション
し、そのモデルの性能、機能および特性等をコンピュー
タに予測、計算させ、その結果に基づいて、設計者が判
断するものであり、製品の開発期間が短縮され、質の高
い設計を行うことが期待できる。
【0007】CAE解析手法により、モデルの性能を予
測する場合、モデルによるメッシュに分割し、このメッ
シュ3次元モデルを構成する各要素(正確には、有限要
素)の属性を結合して全体の特性を表す連立方程式を作
り、これをコンピュータで解くという有限要素法(FE
F)がよく知られている。
【0008】ソリッドモデル、ワイヤーフレームモデ
ル、サーフェースモデル等の3次元モデルから、各要素
のトポロジーが、図8に示すような、4面体のテトラ
(図8A参照)101、5面体のウエッジ(楔形ともい
う。図8B参照)102または6面体(直方体は除く)
のブリック(図8C参照)103であるメッシュ(以
下、FEMメッシュという。)3次元モデルを自動的に
または半自動的に作成するソフトウエアとして、たとえ
ば、米国に本社を有するSDRC(Structual Dynamics
Research Corporation )社の「I−DEAS」がよく
知られており、その他多くのメーカーが同種のソフトウ
エアを販売している。
【0009】図9は、このようなFEMメッシュ3次元
モデルを作成するソフトウエアが組み込まれたCAD
(コンピュータ援用設計)システム11を利用してCA
Eシステム12によりCAE解析を行う従来方法のフロ
ーチャートを示している。
【0010】この従来方法では、まず、上述のようなソ
フトウエアが組み込まれたCADシステム11により、
中身の詰まった3次元モデル、すなわち、ソリッドモデ
ルを作成する(ステップS1)。理解を容易にするため
に、例えば、図10に示すように、この3次元モデル1
は、溶湯モデル2と鋳造型モデル3が結合された模式的
なモデルであるものとする。
【0011】次に、このCADシステム11により、3
次元モデル1に対するFEMメッシュを自動作成する
(ステップS2)。
【0012】図11は、3次元モデル1にFEMメッシ
ュが自動作成された後のFEMメッシュ3次元モデル5
の断面に有限要素6、7等を書き入れた2次元的な線図
を表している。
【0013】この図11から分かるように、自動生成さ
れたFEMメッシュ3次元モデル5上において、溶湯モ
デル2と鋳造型モデル3との間の境界面(結合面ともい
う。)4上では、各モデル2、3の有限要素6、7等の
ノードが一致していない。
【0014】このままでは、境界面4の一部を共有する
溶湯モデル2側の、例えば、有限要素6から鋳造型モデ
ル3側の有限要素7への、例えば、熱伝導をCAEシス
テム12(図9参照)により解析することができない。
【0015】そこで、従来は、境界面4を共有する溶湯
モデル2側の有限要素6等と鋳造型モデル3側の有限要
素7等とのノードを一致させるFEMメッシュの修正処
理を手作業(マニュアル作業)で行っていた(ステップ
S3)。この修正処理では、境界面4を共有する溶湯モ
デル2側の有限要素6等と鋳造型モデル3側の有限要素
7等について、そのカーブ、ポイントや面の削除および
結合等を行う。
【0016】その後、FEMメッシュの自動再作成処理
を行う(ステップS4)。
【0017】図12は、FEMメッシュの修正処理・自
動再作成後の図11に対応したFEMメッシュ3次元モ
デル5′の模式的な図を示している。このようにすれ
ば、境界面4を共有する溶湯モデル2側の有限要素6
が、有限要素6a、6bに分割され、鋳造型モデル3側
の有限要素7が、有限要素7a、7bとに分割され、有
限要素6bと有限要素7a等のノードを一致させること
ができるので、CAEシステム12による解析(ステッ
プS5)を行うことができる。
【0018】ところで、ステップS3(図9参照)のF
EMメッシュ修正過程における、境界面4で接する有限
要素6等と有限要素7等のカーブ、ポイントや面の削除
および結合等を行う修正作業では、相当程度、試行錯誤
的に作業を行わざるを得ず、しかもオペレータがCAD
システム11につきっきりになる手作業であり、その修
正作業に熟練を要し、また多くの作業時間が必要であっ
た。
【0019】また、たとえ、境界面4におけるノードが
一致した有限要素メッシュ3次元モデル5′(図12参
照)で、熱伝導に係わるCAEシステム12による解析
を行った場合でも、例えば、図13に示すように、計算
上の熱の移動方向が各有限要素の代表点(例えば、重
心)gを結んだy1→y2→y3の方向になり、実際の
熱の移動方向Hと異なり、移動距離が実際の移動距離Y
に比較してy1+y2+y3と長くなってしまい、その
結果、計算上の凝固時間が長くなるという問題を有して
いた。
【0020】この問題を解決するため、本出願人は、C
ADシステムを用いて3次元立体モデルを作成する方法
を提案し(特開平7−262409号公報)、この方法
によって得られた3次元立体モデルから、前述の「I−
DEAS」等、FEMメッシュ3次元モデルを作成する
ソフトウエアを組み込んだFEMメッシュ3次元モデル
生成装置を介して作成したFEMメッシュ3次元モデル
を作成し、これから鋳造解析(伝熱、凝固解析)に対応
する直交差分メッシュを作成する方法を特願平6−24
0273号にて提案した。
【0021】特願平6−240273号において提案し
た直交差分メッシュの作成方法は次のようなものであ
る。
【0022】すなわち、CADシステム11により作成
された各有限要素の属性が定義されているFEM(有限
要素)メッシュ3次元モデルを表すFEMメッシュデー
タと、各直交差分要素の属性が未定義の直交差分メッシ
ュ3次元モデルとを、直交差分メッシュデータ作成装置
により、仮想的に重ね合わせて各有限要素と各直交差分
要素との位置関係を判定し、空間位置が対応する各有限
要素の属性を各直交差分要素の属性に転写することによ
り、FEMメッシュデータを、直交差分メッシュ3次元
モデルを表す直交差分メッシュデータに変換する方法で
あり、この直交差分メッシュデータを用いることにより
CAEシステムにより、鋳造における溶湯の正確な伝熱
・凝固解析が行える。
【0023】この方法が適用されるシステムの構成は図
14に示すものであり、CADシステム11で作成され
たFEMメッシュデータ21が、直交差分メッシュデー
タ作成装置15により直交差分メッシュデータ22に変
換され、この直交差分メッシュデータ22がCAEシス
テム12に供給される構成になっている。
【0024】直交差分メッシュデータ作成装置15は、
ワークステーション等で構成され、周知のようにCP
U、ROM、RAM、HDD、FDD等を有する本体部
30、この本体部30に接続されるCRTディスプレイ
35、キーボード33、マウス34等から構成されてい
る。
【0025】図15は、このシステムの動作フローチャ
ートを示す図である。まず、「I−DEAS」等のFE
Mメッシュ3次元モデルを作成するソフトウエアが組み
込まれた周知のCADシステム11により、3次元モデ
ル(ソリッドモデル)を作成する(ステップS1)。こ
の3次元モデル1は、理解を容易にするために、例え
ば、図10に示した溶湯モデル2と鋳造型モデル3が結
合された模式的な3次元モデル1とする。
【0026】次に、このCADシステム11により、こ
の3次元モデル1についてのFEMメッシュを自動作成
する(ステップS2)。図11を再度参照する。すなわ
ち、図11は、3次元モデル1にFEMメッシュが自動
作成された後の断面に、有限要素を書き入れた2次元的
を線図を表している。この図11から分かるように、自
動生成FEMメッシュ3次元モデル5において、溶湯モ
デル2と鋳造型モデル3との間の境界面4上では、各モ
デル2、3の有限要素6、7等のノードが一致していな
い。
【0027】このようにして作成されたFEMメッシュ
3次元モデル5の内容を表すFEMメッシュデータ21
が、直交差分メッシュデータ作成装置15のメモリ内に
取り込まれる。なお、FEMメッシュデータ21は、F
EMメッシュ3次元モデル5を構成する各有限要素、こ
の場合、各テトラ(図8A参照)101のノード位置デ
ータ、各有限要素の連結関係を示すデータ、各有限要素
のアドレスであって、各有限要素を識別するとともに、
各要素の属性データが記録された要素識別データから構
成されている。この意味から、要素識別データは、アド
レスとその内容が記録されたデータとみることができ
る。
【0028】次に、キーボード33、マウス34の操作
およびCRTディスプレイ35上の表示を利用して、こ
れから作成しようとする直交差分メッシュ3次元モデル
の外形形状および直交差分メッシュ3次元モデルを構成
する各直交差分要素の形状を定義する(ステップS1
1)。
【0029】そこで、例えば、FEMメッシュ3次元モ
デル5全体を含む外形形状が直方体の形状を有する各要
素が直交差分要素である直交差分メッシュ3次元モデル
31(断面を2次元的に表した図16参照)をエディタ
等のソフトウエアを利用して作成し、この直交差分メッ
シュ3次元モデル31を構成する直交差分要素32の大
きさ(XYZ各軸の分割数と要素の長さ)をも定義す
る。なお、直交差分要素32の外形形状は、図8Dに示
すように、レクト104、すなわち、直方体(立方体も
含む。)である。また、各直交差分要素32のアドレス
となる要素識別子は全ての直交差分要素32について決
定されているが、その属性は未定義である。この場合、
この直交差分要素32の1個の大きさ(体積)が小さい
ほど、後のCAEシステム12における解析の精度が高
くなる。ただし、小さくすればするほど、直交差分メッ
シュデータ作成装置15のハードウェア構成が大規模に
なるので、CAEシステム12において必要とする解析
精度が得られる大きさに選択する。
【0030】次に、図11例におけるFEMメッシュ3
次元モデル5と、図16の例における直交差分メッシュ
3次元モデル31とを仮想的に重ね合わせる(ステップ
S12)。ここで、仮想的に重ね合わせるとは、直交差
分メッシュ3次元モデル31の中にFEMメッシュ3次
元モデル5を配することをいう。合わされた状態の模式
断面図を図17に示す。この状態において、FEMメッ
シュ3次元モデル5の各有限要素と直交差分メッシュ3
次元モデル31の各差分要素との空間的位置の対応関係
を判定する(ステップS13)。
【0031】ステップS13の過程を、まず、有限要素
のトポロジーがトライアングル(三角形)、したがっ
て、直交差分要素のトポロジーがレクタンギュラー(長
方形、正方形を含む。)である2次元により説明する。
図18は、この場合の位置の対応関係の探査過程のフロ
ーを示している。図19A、図19Bは、その探査過程
の動作説明に供される線図である。
【0032】まず、注目箇所の有限要素51(図19A
参照)の面積Sを計算する(ステップS21)。次に、
差分要素52の代表点(重心)53と有限要素51の3
つのノード54〜56のうちの角2つのノード(54と
55、55と56、56と54)を頂点とするトライア
ングル要素(網点で表した部分)57〜59を作成する
(ステップS22)。
【0033】次いで、各トライアングル要素57〜59
の面積の合計S′を求める(ステップ23)。そこで、
この各トライアングル要素57〜59の合計面積S′と
有限要素51の面積Sとを比較する(ステップS2
4)。例えば、合計面積S′と面積Sとが等しいかどう
か(S′=S?)を比較する(ステップS25)。
【0034】図19Bに示すように、合計面積S′と面
積Sとが等しくなかった場合には、差分要素52の代表
点53が、有限要素51の外に存在することになるの
で、これら差分要素52と有限要素51とは位置関係が
対応しない(ステップS26)ものとして、連結されて
いる次の有限要素51を探索し(ステップS27)、探
索された次の有限要素51とまだ属性が未定義の差分要
素52について、再びステップS21からステップS2
5までの処理を行う。
【0035】ステップS25の判定が成立したとき、言
い換えれば、差分要素52に係る各トライアングル要素
57〜59の合計面積S′と注目中の有限要素51の面
積Sが等しいとき(図19Aに示す場合)には、差分要
素52の代表点53が注目中の有限要素51の中に存在
することが分かる(ステップS28)。
【0036】このようにして、仮想的に重ね合わされた
FEMメッシュ3次元モデル5と直交差分メッシュ3次
元モデル31を構成する各有限要素51と差分要素52
との対応関係が付けられ、属性の定義された差分メッシ
ュデータ22が得られる。
【0037】この場合、各有限要素51に対応した要素
識別子データの内容、すなわち、アドレスと属性データ
を差分要素52に対応した要素識別子の属性データとし
て転写する(ステップS29=ステップS14)。この
ようにして、差分要素52の属性が定義される。
【0038】なお、有限要素のトポロジーがテトラ10
1であるときには、差分要素(トポロジーはレクト10
4)の代表点と有限要素の3つのノードを使用して、新
たな3つのテトラ101を作成すれば、体積の計算によ
り上述の内外判定を行うことができる。また、有限要素
のトポロジーがウエッジ102のときは、要素を3分割
し、ブリック103のときは6分割し、それぞれテトラ
101に変換してから計算を行えばよい。
【0039】図20は、図17に示した溶湯モデル2側
の有限要素6と鋳造型モデル3側の有限要素7等のFE
Mメッシュ3次元モデル5を構成する全ての有限要素の
属性が転写された差分要素32Aからなる、属性の定義
された直交差分メッシュ3次元モデル31′との関係を
示している。この図20から分かるように、直交差分メ
ッシュ3次元モデル31′では、溶湯モデル2と鋳造型
モデル3との間の境界面4においても、差分要素32
A、32Aのノードが一致している。
【0040】したがって、上述したFEMメッシュデー
タ21と直交差分メッシュデータ22との変換を行うこ
とにより、溶湯モデル2と鋳造型モデル3との間の境界
面4のノードが自動的に一致することになる。ノードが
一致しているので、境界面4で接する直交差分要素32
A、32A間に適当な熱抵抗(熱伝達係数)を設定する
ことが可能となり、CAEシステム12(図14参照)
で正確な伝熱、凝固の解析が可能となる。
【0041】なお、直交差分メッシュデータ22を採用
しているので、熱伝導に関わるCAEシステム12によ
る解析を行った場合には、例えば、図21に示すよう
に、計算上の熱の移動方向が、各直交差分要素の代表点
g′を結んだx1→x2の方向になり、実際の熱の移動
方向Hと一致し、移動距離が実際の移動距離X(X=x
1+x2)と等しくなる。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記CAD
システムで生成した3次元立体モデルからFEMメッシ
ュ3次元モデルに変換する場合、一般には、単純形状の
基本3次元モデル(以下プリミティブという。)の組み
合わせによるブーリアンオペレーション(集合演算)が
使用されるため、言い換えれば、近似計算の繰り返しで
あるために、誤差分が累積され結果的には、3次元立体
モデルが成立しない事象が発生し、FEMメッシュ3次
元モデルに変換できないケースが生じる。
【0043】この場合、設計者が新たにFEMメッシュ
3次元モデルを作成して、さらに、鋳造解析(伝熱、凝
固解析)に必要な直交差分メッシュ3次元モデルを算出
するために、解析の基礎とした当初の3次元立体モデル
の形状を変更し、新たに3次元立体モデルを作成し直
し、FEMメッシュ3次元モデルに変換し、直交差分メ
ッシュ3次元モデルを算出する必要があり、その作成に
係る工数が増加するという不都合があった。
【0044】また、対象の3次元立体モデルの形状が、
例えば、シリンダヘッドやシリンダブロック等のように
複雑なものになれば、3次元立体モデルが成立したとし
ても、FEMメッシュ3次元モデルが作成できない場合
があり、その場合にも、3次元立体モデルの形状を変更
し、FEMメッシュ3次元モデルに変換し、直交差分メ
ッシュ3次元モデルを算出し直す工数が増加するという
問題があった。
【0045】さらに、後工程のCAM(コンピュータ援
用製造システム)への連携を考えた場合、複数の3次元
立体モデルが存在することになり、効率、効果の面で必
ずしも満足できる手段とは言い難かった。
【0046】この発明は、このような課題を考慮してな
されたものであり、CADシステムで作成された3次元
立体モデルデータから、CAEシステムによる鋳造解析
(伝熱、凝固解析)に必要な直交差分メッシュ3次元モ
デルデータを作成することを可能とする直交差分メッシ
ュの作成方法を提供することを目的とするものである。
【0047】
【課題を解決するための手段】この発明は、例えば、図
2および図3に示すように、CADシステムで生成した
3次元立体モデル120と、任意のピッチで構成する3
軸直交線データ121との交点を求め、前記3次元立体
モデルの最表面ポイントデータ122を算出する最表面
ポイントデータ算出過程S55と、前記最表面ポイント
データと、差分メッシュデータの代表点を有する仮想差
分メッシュデータ123との位置関係を判定する位置関
係判定過程S56と、前記位置関係判定過程における判
定結果から、前記仮想差分メッシュデータに属性を付与
し、単体の差分メッシュモデルデータを作成する差分メ
ッシュモデルデータ作成過程S59と、前記差分メッシ
ュモデルデータに対して、所望の解析モデルの対象とな
る単体の結合状態を決定する条件式を付与する結合条件
付与過程S60と、前記結合条件付与過程から算出され
たデータを直交差分メッシュデータ124とする直交差
分メッシュデータ作成過程S61とを有することを特徴
とする。
【0048】また、この発明は、前記位置関係判定過程
おける最表面ポイントデータ122と、差分メッシュデ
ータの代表点を有する仮想差分メッシュデータ123と
の位置関係は、前記差分メッシュデータの代表点から任
意の方向に延出した直線L(図15A、図15B参照)
と、前記最表面ポイントデータとの交点の数から判定す
ることを特徴とする。
【0049】さらに、この発明は、前記直交差分メッシ
ュデータが、鋳造における伝熱または凝固のCAE解析
に使用されることを特徴とする。
【0050】この発明に係る直交差分メッシュの作成方
法においては、まず、3次元立体モデルと、任意のピッ
チで構成する3軸直交線データとをCADシステムで生
成する。この3次元立体モデルと3軸直交線データとか
ら、その交点を求め、前記3次元立体モデルの最表面ポ
イントデータを算出する。このようにして求めた最表面
ポイントデータと、差分メッシュデータの代表点を有す
る仮想差分メッシュデータとの位置関係を判定し、この
判定結果から、前記仮想差分メッシュデータに属性を付
与し、単体の差分メッシュモデルデータを作成する。
【0051】次に、前記単体の差分メッシュモデルデー
タに対して、所望の解析モデルの対象となる単体の結合
状態を決定する条件式を付与し、この条件式により結合
関係を判定してモデル全体の直交差分メッシュデータを
作成する。
【0052】最表面ポイントデータと、差分メッシュデ
ータの代表点を有する仮想差分メッシュデータとの位置
関係は、前記差分メッシュデータの代表点から任意の方
向に延出した直線と、前記最表面ポイントデータとの交
点の数(奇数か偶数か)により判定する。
【0053】
【発明の実施の形態】この発明に係る直交差分メッシュ
の作成方法について、実施の形態を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下詳細に説明する。
【0054】図1は、この発明に係る直交差分メッシュ
の作成方法が適用されるシステムの構成を示す図であ
る。CADシステム111で作成された3次元立体モデ
ル(3次元立体モデルデータともいう。)120等が、
直交差分メッシュデータ作成装置115により直交差分
メッシュデータ124に変換され、この直交差分メッシ
ュデータ124がCAEシステム112に供給される構
成になっている。
【0055】直交差分メッシュデータ作成装置115
は、ワークステーション等で構成され、周知のようにC
PU、ROM、RAM、HDD、FDD等を有する本体
部131、この本体部131に接続されるCRTディス
プレイ132、キーボード133、マウス134等から
構成されている。
【0056】図2は、このシステムの動作フローチャー
トを示す図であり、図3は、このシステムの動作の理解
を容易にするため、図2の動作フローチャートに基づく
3次元データの処理を、模式的に2次元で表した図であ
る。
【0057】まず、オペレータは、3次元CADシステ
ム111により、解析対象とする溶湯モデルや鋳造型モ
デルの3次元立体モデル120を作成する(ステップS
51、図3A参照)。
【0058】次いで、CADシステム111により、解
析範囲内におけるX軸、Y軸、Z軸の3軸について、任
意のピッチ(格子点間間隔)Pを設定して、3軸直交線
データ(メッシュピッチ直交線データ)121を作成す
る(ステップS52、図3B参照)。
【0059】次に、CADシステム111により作成さ
れた3次元立体モデルデータ120および3軸直交線デ
ータ121は、直交差分メッシュ作成装置115に入力
され、3次元立体モデルデータ120と3軸直交線デー
タ121とが仮想的に重ね合わせられそれらの交点の直
交3軸座標が計算され(ステップS54)、その交点の
座標が最表面ポイントデータ(最表面点モデルデータ)
122として算出される(ステップS55、図3C参
照)。
【0060】次に、オペレータは、キーボード133、
マウス134の操作およびCRTディスプレイ132上
の表示を利用して、これから作成しようとする直交差分
メッシュのメッシュピッチ、メッシュ数等を設定し、直
交差分メッシュ作成装置115により、差分メッシュデ
ータの代表点(例えば、重心)Gを有する仮想差分メッ
シュデータ123を作成する(ステップS53、図3D
参照)。
【0061】次いで、直交差分メッシュ作成装置115
は、最表面ポイントデータ122と、仮想差分メッシュ
データ123とから、両者の位置関係を判定する(ステ
ップS56)。具体的には、仮想差分メッシュデータ1
23の各仮想差分メッシュ(差分メッシュまたは単にメ
ッシュともいう。)毎にその代表点Gが、最表面ポイン
トデータ122の内側にあるか、外側にあるかを後述の
アルゴリズムにより判定するものである。代表点Gが最
表面ポイントデータ122の内側にある場合、仮想差分
メッシュは、例えば、溶湯側に該当し、代表点Gが最表
面ポイントデータ122の外側にある場合、仮想差分メ
ッシュは、例えば、鋳造型側に該当する。
【0062】図4は、このステップS56の位置関係の
判定アルゴリズムを示すフローチャートであり、図5
は、これを模式的に説明する図である。まず、仮想差分
メッシュデータ123の各メッシュ(図5Aでは各メッ
シュの符号も123としている。)毎にその代表点G
(図5参照)から、任意の方向に半直線Lを引く(ステ
ップS561、図5参照)。次いで、最表面ポイントデ
ータ122の例えば、断面直線等の形状要素との交点i
の数を求める(ステップS562)。
【0063】次に、交点iの数が奇数であるか、偶数で
あるかを判定する(ステップS563)。交点iの数が
奇数である場合(図5A参照)、仮想差分メッシュ12
3の代表点Gは、最表面ポイントデータ122の形状の
内側に存在し(ステップS564)、交点iの数が偶数
である場合(図5B参照)、仮想差分メッシュ123の
代表点Gは、最表面ポイントデータ122の形状の外側
に存在する(ステップS566)と判定できる。
【0064】このようにして仮想差分メッシュデータ1
23の各メッシュ123毎に、その代表点Gと最表面ポ
イントデータ122との位置関係が判定されると、この
判定結果から、仮想差分メッシュデータ123の各メッ
シュ123毎にその属性(最表面ポイントデータの内側
に存在するか、外側に存在するか)が付与され(ステッ
プS57、図3E参照)、各メッシュ毎の内外判定(位
置)結果が合成される(ステップS58)。
【0065】この結果、解析対象である3次元立体モデ
ル、例えば、溶湯モデル(ステップS565)や鋳造型
モデル(ステップS567)単体としての直交差分メッ
シュデータ124が生成される(ステップS59、図3
F中、ハッチング部分が溶湯に対応し非ハッチング部分
が型に対応する。)。
【0066】図6は、以上の処理過程を3次元立体を例
に模式的に示す図であり、CADシステム111により
作成した3次元立体モデルデータ120と、3軸直交線
モデルデータ121(イメージ的には、垂直方向に一定
ピッチで配置されたワイヤと水平方向に一定ピッチで配
置されたワイヤで組立られた3次元構造のジャングルジ
ムのようなものと考えることができる。)とから、その
交点を計算し(ステップS54)、最表面点モデルデー
タ122{イメージ的には、図6Aのモデルと図6Bの
モデルとを座標原点と軸を合わせて仮想的に合体させた
ときに発生する、3次元立体モデルデータ120(図6
Aのモデル)のサーフェイスと図6Bのジャングルジム
(3次元構造のワイヤ組立体ということもできる。)を
構成するワイヤの交点の集合と考えることができる。各
交点はサーフェイス上に発生するので、ワイヤの交点の
集合は最表面点モデルと考えることができる。}を算出
し、この最表面点モデルデータ122と仮想差分メッシ
ュデータ123{イメージ的には、サイコロ(立方体)
を積み重ねた直方体と考えることができる。}との位置
関係(内外関係)を図5Aと図5Bを参照して説明した
ように判定し、単体の直交差分メッシュデータ124
{イメージ的には、サイコロ(立方体)を積み重ねた直
方体(図6D)と前記最表面点モデル(図6C)との座
標原点と軸とを仮想的に合体させ、合体させた状態で、
重心が最表面点モデルの内部にあるサイコロ(立方体)
を残し、重心が最表面点モデルの外部となるサイコロ
(立方体)は消去したモデルである。}とするものであ
る。
【0067】以上のようにして作成される単体の直交差
分メッシュデータ124は、CAEシステム112によ
り解析する対象とする3次元立体モデルデータ120毎
に作成され、直交差分メッシュ作成装置115により、
各単体を組み合わせる(結合する)条件式を付与して条
件判定を行い(図2、ステップS60)、解析対象とす
る全体モデルに対応する直交差分メッシュモデルデータ
(全体モデルデータ)124が作成され、CAEシステ
ム112に提供される(図2、ステップS61)。
【0068】図7は、解析対象とする全体モデルに対応
する直交差分メッシュモデルデータ(全体モデルデー
タ)を作成する過程を2次元図形に簡単化して模式的に
示す図である。図7において解析する3次元立体モデル
は図7Aに示すように、鋳造型モデル71、72、73
と溶湯モデルとなるワークモデル74、湯口モデル7
5、冷却部モデル76から構成されている。
【0069】これらの各単体モデル毎に、図2のステッ
プS51〜S59の手順により、図7Bに示す各単体毎
の直交差分メッシュデータA(鋳造型モデル72に対
応)、B(鋳造型モデル71に対応)、C(鋳造型モデ
ル73に対応)、W(冷却孔モデル76に対応)、M
(湯口モデル75に対応)が作成される。
【0070】これらの直交差分メッシュデータから、全
体の直交差分メッシュモデルデータ(全体モデルデー
タ)124を作成する場合は、各単体モデルの位置関係
により、条件を付与し、その条件判定を行う。例えば図
7のモデルの場合、鋳造型モデル71についてはA∩C
∩D(ここで、Dは図7に示すように未定義領域データ
である。)、鋳造型モデル72についてはB∩C∩D、
鋳造型モデル73については(A∩B∩D)∪D、ワー
クモデル74についてはA∩B∩C、湯口モデル75に
ついてはB∩C∩M、冷却孔モデル76についてはA∩
C∩Wなる条件が付与され、この条件式を判定しなが
ら、各単体モデルの直交差分メッシュデータA、B、
C、M、Wが合成され、モデル全体の直交差分メッシュ
モデルデータ124が作成される。
【0071】このモデル全体の直交差分メッシュモデル
データ124が、CAEシステム112に提供され、適
当な熱抵抗(熱伝達係数)や熱伝導率等を設定すること
で、モデルの鋳造(伝熱、凝固)解析が行われる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、従来
のごとく、3次元立体モデルデータからFEMメッシュ
3次元モデルデータを作成し、FEMメッシュ3次元モ
デルデータから直交差分メッシュモデルデータに変換す
る過程を取らないため、言い換えれば、単純形状の基本
3次元モデル(プリミティブ)の組み合わせによるブー
リアンオペレーション(集合演算)を使用しない。この
ため、誤差分が生じることがなく、解析の対象とする3
次元立体モデルの形状が複雑な場合であっても、直交差
分メッシュデータを容易に作成することができ、直交差
分メッシュデータを作成するための工数を大幅に削減す
ることができるという効果が達成される。
【0073】また、最表面ポイントデータと、差分メッ
シュデータの代表点を有する仮想差分メッシュデータと
の位置関係は、前記差分メッシュデータの代表点から任
意の方向に延出した直線と、前記最表面ポイントデータ
との交点の数(奇数か偶数か)により判定できるため、
面積・体積計算が不要となり、処理が短時間で容易に行
えるという効果が得られる。
【0074】結果として、この発明によれば、CADシ
ステムとCAEシステムとのインタフェースを簡単化す
ることができ、従来のCAEシステムによる鋳造解析に
おける多大な工数の削減を行うことができるという効果
が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の直交差分メッシュの作成方法が適用
されたシステムの一般的な構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1例の動作説明に供されるフローチャートで
ある。
【図3】図2の動作フローチャートに基づく3次元デー
タの処理を、模式的に2次元で表した線図であって、図
3Aは3次元立体モデルデータ、図3Bはメッシュ直交
線データ、図3Cは最表面ポイントデータ、図3Dは仮
想差分メッシュデータ、図3Eはメッシュ属性データ、
図3Fは差分メッシュモデルデータ(単体)を示す図で
ある。
【図4】位置関係の判定アルゴリズムを示すフローチャ
ートである。
【図5】図4の動作フローチャートに基づく位置関係の
判定動作を模式的に説明する線図であって、図5Aは差
分メッシュの代表点が内側にある場合、図5Bは差分メ
ッシュの代表点が外側にある場合をそれぞれ示す説明図
である。
【図6】図6は、図2の動作フローチャートに基づく3
次元データの処理を、3次元立体を例に模式的に示す線
図であって、図6Aは3次元立体モデル、図6Bは3軸
直交線モデル、図6Cは最表点モデル、図6Dは仮想直
交差分メッシュ、図6Eは直交差分メッシュを示す線図
である。
【図7】全体モデルに対応する直交差分メッシュモデル
データ(全体モデルデータ)を作成する過程を2次元図
形に簡単化して模式的に示す線図であって、図7Aは全
体型モデル、図7Bは単体メッシュモデル、図7Cは条
件式による全体モデルの作成過程を示す線図である。
【図8】要素の形状説明に供される線図であって、図8
Aはテトラ、図8Bはウェッジ、図8Cはブリックの有
限要素をそれぞれ示す線図であり、図8Dはレクトの直
交差分要素を示す線図である。
【図9】従来の技術の動作説明に供されるフローチャー
トである。
【図10】3次元モデルを模式的に示す斜視図である。
【図11】図10例の3次元モデルの有限要素メッシュ
3次元モデルを模式的に表した線図である。
【図12】図11例の有限要素のノードを一致させた状
態を示す有限要素メッシュ3次元モデルを模式的に表し
た線図である。
【図13】有限要素中の熱の伝わり方の説明に供される
線図である。
【図14】本出願人により提案された直交差分メッシュ
の作成方法が適用されたシステムの構成を示すブロック
図である。
【図15】図14例の動作説明に供されるフローチャー
トである。
【図16】直交差分メッシュ3次元モデルを2次元的に
模式的に表した線図である。
【図17】直交差分メッシュ3次元モデルとFEMメッ
シュ3次元モデルとを仮想的に重合わせた場合を2次元
的に模式的に表した線図である。
【図18】重ね合わせた場合の有限要素と直交差分要素
との対応関係探索の動作を示すフローチャートである。
【図19】重ね合わせた場合の有限要素と直交差分要素
との対応関係探索の動作説明に供される線図であって、
図19Aは各々代表点が内側、図19Bは各々代表点が
外側にあることを示す線図である。
【図20】各直交差分要素の属性が各有限要素の属性で
定義された状態の説明に供される線図である。
【図21】直交差分要素中の熱の伝わり方の説明に供さ
れる線図である。
【符号の説明】
111…CADシステム 112…CAE
システム 115…直交差分メッシュデータ作成装置 120…3次元立体モデルデータ 121…3軸直
交線データ 122…最表面ポイントデータ(最表面点モデルデー
タ) 123…仮想差分メッシュデータ 124…直交差
分メッシュデータ 71、72、73…鋳造型モデル 74…溶湯モデ
ル(ワーク) 75…湯口モデル 76…冷却孔部
モデル G…代表点(重心)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CADシステムで生成した3次元立体モデ
    ルと、任意のピッチで構成する3軸直交線データとの交
    点を求め、前記3次元立体モデルの最表面ポイントデー
    タを算出する最表面ポイントデータ算出過程と、 前記最表面ポイントデータと、差分メッシュデータの代
    表点を有する仮想差分メッシュデータとの位置関係を判
    定する位置関係判定過程と、 前記位置関係判定過程における判定結果から、前記仮想
    差分メッシュデータに属性を付与し、単体の差分メッシ
    ュモデルデータを作成する差分メッシュモデルデータ作
    成過程と、 前記差分メッシュモデルデータに対して、所望の解析モ
    デルの対象となる単体の結合状態を決定する条件式を付
    与する結合条件付与過程と、 前記結合条件付与過程から算出されたデータを直交差分
    メッシュデータとする直交差分メッシュデータ作成過程
    とを有することを特徴とする直交差分メッシュの作成方
    法。
  2. 【請求項2】前記位置関係判定過程おける最表面ポイン
    トデータと、差分メッシュデータの代表点を有する仮想
    差分メッシュデータとの位置関係は、前記差分メッシュ
    データの代表点から任意の方向に延出した直線と、前記
    最表面ポイントデータとの交点の数から判定することを
    特徴とする請求項1記載の直交差分メッシュの作成方
    法。
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