JPH0640940Y2 - 斜板式ピストンポンプ・モータ - Google Patents

斜板式ピストンポンプ・モータ

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JPH0640940Y2
JPH0640940Y2 JP1986102382U JP10238286U JPH0640940Y2 JP H0640940 Y2 JPH0640940 Y2 JP H0640940Y2 JP 1986102382 U JP1986102382 U JP 1986102382U JP 10238286 U JP10238286 U JP 10238286U JP H0640940 Y2 JPH0640940 Y2 JP H0640940Y2
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JP
Japan
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cylinder block
drive shaft
rear lid
piston
swash plate
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JP1986102382U
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JPS6375570U (ja
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哲 松本
幸治 佐藤
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Priority to GB8711661A priority patent/GB2192672B/en
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は斜板式ピストンポンプ・モータに係るもので、
特にその性能や信頼性を向上することに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来の斜板式ピストンポンプ・モータを第2図により説
明する。従来、シリンダブロック13と駆動軸11およびリ
テーナ12はそれぞれ別部品で構成され、かつリテーナ12
はバネ30によりリターンプレート22へ付勢され、かつこ
れらの部品は相対運動をする機構である。そして、シリ
ンダブロック13の反駆動軸を後部フタ15により支持させ
る後端11Aを突出させている。
(特公昭45-39569号参照) [考案が解決しようとする課題] しかしながら、駆動軸11、リテーナ12、シリンダブロッ
ク13は別の部品で構成されているので、相互の間には組
立上の微小隙間があり、負荷変動時に相対運動をして騒
音の原因になっていた。さらに、シリンダブロック13の
反駆動軸側を後部フタ15により支持させる後端部11Aを
突出させているので、シリンダブロック13と駆動軸11を
一体的に構成することによって構造を簡単にするが、ポ
ートプート23に摺動するシリンダブロック13の反駆動軸
側端面13Cは突出した軸が障害となり高精度に加工する
こと困難で、シリンダブロック13の反駆動軸側端面13C
とポートプート23との間リークを微小に保持することが
不可能となりポンプ・モータの効率を悪化させることに
なる。
また、シリンダブロック13の反駆動軸側を支持する後端
部11Aは後部フタ15に一体的に同一材料で構成されてい
ないために、後部フタ15に油通路を設ける場合に強度的
な問題から油通路を比較的狭く設定せざるを得ず、ポン
プにおいては吸い込み抵抗が、モータにおいてもポート
部分の流速が増加して圧縮力が増加するとの問題があっ
た。
本考案の目的は、加工および組立精度を高精度に保持で
きる構造なるように駆動軸、リテーナおよびシリンダブ
ロックとを一体化にして部品点数、加工工数を低減する
とともに、シリンダブロックの反駆動軸側を後部フタと
一体的に同一材料よりなる突出部で軸支することにより
油通路を大きく設定することによるポンプ能力の向上と
流速の低減によるモータの騒音を低下させた斜板式ピス
トンポンプ・モータを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため本考案は、駆動軸、リテーナ
およびシリンダブロックを一体的に構成し、駆動軸をハ
ウジングに取着する軸受およびシリンダブロックの反駆
動軸側端面に形成した凹部を後部フタと同一一体材料よ
りなる突起部に嵌装した軸受により回転自在に軸支し、
シリンダブロックに形成された複数のシリンダ穴にそれ
ぞれピストンを摺動可能に挿嵌すると共に該ピストンの
球状頭部がハウジングに装着された斜板にシューに回転
自在に係合し、後部フタの突起部に貫通して位置決めし
たポートプレートの一側をシリンダブロックの反駆動軸
側端面へ摺動自在で液密に押接し、後部フタに穿設した
供給・排出口に内側より段付穴を形成しシールリングを
摺動自在に嵌装させて前記ポートプレートの他側に当接
し、シールリングの背面に作用する油圧力と弾性部材の
弾撥力を前記ポートプレートへ伝達するようにした。
[作用] このような斜板式ピストンポンプ・モータが、ポンプま
たはモータとして作動される場合、駆動軸、リテーナお
よびシリンダブロックが回転すると、シリンダブロック
の反駆動軸側端面とポートプレートおよび後部フタの夫
々摺動面にはピストンの左右往復運動による離反力が作
用して圧油のリークが発生し易い状態となるときに、ポ
ートプレートの摺動面に接するようにして後部フタ内側
の段付穴に内設したシールリングの背面に、供給・排出
口に流入する圧油の油圧力と段付穴に内設した弾性部材
の弾撥力が押接力として作用し供給・排出口をポートプ
レートに液密に押接すると共に、この押接力がポートプ
レートへ伝達されることによりシリンダブロックの反駆
動軸側端面とポートプレート摺動面にも作用することに
なっていリーク量が微小に保持される。
[実施例] 以下、本考案に係る斜板式ピストンポンプ・モータの実
施例を第1図を参照しながら説明する。
図において、駆動軸11、リテーナ12およびシリンダブロ
ック13が一体的に形成されている。駆動軸11はハウジン
グ14へ軸受16により支持され、シリンダブロック13の図
において右側の反駆動軸側端面13Cに形成された凹部13A
はポートプレート23を貫通し後部フタ15と同一一体材料
で構成された突起部15Aにより軸受17を介して支持され
ている。複数のピストン18はシリンダブロック13に図に
おいて左右方向へ摺動自在に嵌挿され、左端の球状頭部
がシュー19へ回動自在に係合し、かつ、シュー19はリテ
ーナ12から弾性体21とリターンプレート22を介して押圧
され、斜板20へ揺動自在で密に接している。
シリンダブロック13の反駆動軸側端面13Cと後部フタ15
との間にはポートプレート23が設けられ、反駆動軸側端
面13Cとポートプレート23との接触面を球面状にしてあ
り、シリンダブロック13が軸直角方向の力を受け曲がっ
ても接触面の密着性が良好に保持される利点を有する。
シリンダブロック13に穿設した複数のピストン穴18Aに
対向してポートプレート23には三日月形の排出用穴24と
供給用穴25があり、両穴24および25は後部フタ15の排出
口26および供給口27にそれぞれ接続されている。
後部フタ15の供給・排出口27、26にポートプレート23が
接する内側より段付穴を穿設し、段付穴底部にバネ29を
内設し、このバネ29により押圧されるシールリング28を
摺動自在に嵌装させてポートプレート23に当接させる。
このようにしてシールリング28の背面に供給・排出口2
7、26に流入する圧油の油圧力とバネ29弾撥力を作用さ
せてさらにポートプレート23へ伝達するようにしてい
る。
このような構造からなる斜板式ピストンポンプ・モータ
は、ポンプとして作動させる場合、駆動軸11を不図示の
駆動源により回転させると一体のリテーナおよびシリン
ダブロック13も回転し、ピストン18は斜板20へリテーナ
12、弾性体21、リターンプレート22およびシュー19を介
して押圧され接していることにより左右往復運動をす
る。この結果、ピストン18の左行時に不図示の液体を供
給口27および穴25からピストン穴18Aに吸い込み、右行
時に穴24から排出口26を通って外部に吐出し、また、モ
ータとして作動させる場合は逆の動作となり、ピストン
穴18Aへ液体の吸い込みおよび吐出によりピストン18の
左右往復運動によりシリンダブロック13が回転し、駆動
軸11が回転される。そしてこれらの作動時において、前
述のようにポートプレート23が接する後部フタ15内側の
段付穴に内設されたバネ29およびシールリング28によ
り、供給・排出口27、26に流入する圧油の油圧力とバネ
29の弾撥力とがシールリング28の背面に作用し、さらに
この押接力がポートプレート23へ伝達されることによっ
てリーク量が微小に保持される。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係る斜板式ピストンポン
プ・モータによれば、駆動軸、リテーナおよびシリンダ
ブロックを一体的に構成することにより加工および組立
精度を高精度に保持できる構造となると共に、ポートプ
レートの摺動面にシールリングを嵌装させることにより
加工および組立精度に全面的に依存することなくリーク
量が微小に保持させることが可能となった。
さらに、駆動軸と一体になったリテーナおよびシリンダ
ブロックは反駆動軸側に形成した凹部に後部フタと同一
一体材料よりなる突起部を嵌着して軸支することによ
り、後部フタにおける通路の構成上、突起部の近傍まで
油通路またはシールリングの嵌装用穴として使用できる
ので、従来における同一容量のポンプ・モータに比較し
大幅に油路面積を大きく設定できるので同一回転数にお
いてもカバー部における油の流速が低減され、ポンプに
於いては吸い込み能力が向上し、モータに於いても流速
低下による騒音低下の効果が大きく、性能および信頼性
において極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の斜板式ピストンポンプ・モータを示す
断面図、第2図は従来の斜板式ピストンポンプ・モータ
を示す断面図である。 11……駆動軸、12……リテーナ、 13……シリンダブロック、13A……凹部、 13C……反駆動軸側端面、14……ハウジング、 15……後部フタ、15A……突起部、 16,17……軸受、18……ピストン、 18A……ピストン穴、19……シュー、 20……斜板、21……弾性体、 22……リターンプレート、 23……ポートプレート、 24……排出用穴、25……供給用穴、 26……排出口、27……供給口、 28……シールリング、29……バネ、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸、リテーナおよびシリンダブロック
    を一体的に構成し、前記駆動軸をハウジングに取着する
    軸受および前記シリンダブロックの反駆動軸側端面に形
    成した凹部を後部フタと同一一体材料よりなる突起部に
    嵌装した軸受により回転自在に軸支し、前記シリンダブ
    ロックに形成された複数のシリンダ穴にそれぞれピスト
    ンを摺動可能に挿嵌すると共に該ピストンの球状頭部が
    前記ハウジングの装着された斜板に取付けたシューに回
    転自在に係合し、前記後部フタの突起部に貫通して位置
    決めしたポートプレートの一側を前記シリンダブロック
    の反駆動軸側端面へ摺動自在で液密に押接し、前記後部
    フタに穿設した供給・排出口に内側より段付穴を形成し
    シールリングを摺動自在に嵌装させて前記ポートプレー
    トの他側に当接し、前記シールリングの背面に作用する
    油圧力と弾性部材の弾撥力を前記ポートプレートへ伝達
    するようにしたことを特徴とする斜板式ピストンポンプ
    ・モータ。
JP1986102382U 1986-05-19 1986-07-03 斜板式ピストンポンプ・モータ Expired - Lifetime JPH0640940Y2 (ja)

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JP1986102382U JPH0640940Y2 (ja) 1986-05-19 1986-07-03 斜板式ピストンポンプ・モータ
US07/049,516 US4771676A (en) 1986-05-19 1987-05-14 Hydraulic transmission device
DE19873716407 DE3716407A1 (de) 1986-05-19 1987-05-15 Hydraulische uebertragungsvorrichtung
GB8711661A GB2192672B (en) 1986-05-19 1987-05-18 Hydraulic transmission device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7510386 1986-05-19
JP61-75103 1986-05-19
JP1986102382U JPH0640940Y2 (ja) 1986-05-19 1986-07-03 斜板式ピストンポンプ・モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6375570U JPS6375570U (ja) 1988-05-19
JPH0640940Y2 true JPH0640940Y2 (ja) 1994-10-26

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