JPH0640656U

JPH0640656U - 故障内容表示機能付き給湯機

Info

Publication number: JPH0640656U
Application number: JP6866192U
Authority: JP
Inventors: 久浩小林
Original assignee: Hitachi Chemical Co Ltd; Showa Denko Materials Co Ltd
Current assignee: Showa Denko Materials Co Ltd
Priority date: 1992-10-01
Filing date: 1992-10-01
Publication date: 1994-05-31
Anticipated expiration: 2007-10-01
Also published as: JP2567933Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】機種によらず一定の表示を行うリモコンを提供
すること。【構成】リモコンに、同一の故障データに対して複数の
故障表示パターンデータ群と、この複数の故障表示パタ
ーンデータからいずれか一つを選択するための故障表示
パターンデータ選択手段とを備えると共に、器具本体と
リモコンのいずれか一方、もしくは両方に選択のための
条件となる故障表示切替手段を備えること。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、器具の故障表示機能を有する燃焼器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、給湯機は電子化によって高機能化多機能化が進んでおり、それに伴い製品の故障現象も多様化し多くなってきている。そのため、製品故障に対する迅速な保守サービスの一助として故障内容の表示機能を持つことが必要不可欠となっている。例えば、点火不良が発生すれば、「Ｃ０」を、燃焼用給気送風機が故障し作動しなければ、「Ｈ０」を、それぞれ故障内容表示としてリモコン等に表示する。故障内容の表示は、現象が発生した時点でも、また、点検時に再度故障内容を呼び出して表示してもよいのである。こうした故障表示データは、その製品の持つ故障現象のほとんどに対応した数だけ用意されており、点検者は、その製品用に用意された、故障表示データを基に作られた点検表等を頼りに点検を行えるので、迅速に製品の故障に対応することができる仕組みとなっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

こうした故障表示は、器具本体からの故障データに、一対一に対応した表示パターンを表示しているので、同一の故障データからなる異なった故障表示パターンを表示することはできない。例えば、ある会社のリモコンを含む給湯機を、他社にＯＥＭとして提供した場合に、同じ点火不良の表示でもその供給する会社の表示が「Ｃ０」であるのに対して、他社の製品においては「Ｅ５」や「１１１」である場合があり、同一の故障内容でもリモコンに表示する表示パターンが、供給する会社のものと供給を受ける会社のものとは必然的に異なり、また、リモコンのみを給湯機とは異質の太陽熱温水器に使用する場合は、給湯機には無い独特な故障内容を表示しなければならないこともある。その結果、ＯＥＭ先や接続する器具により、それぞれの故障内容表示を行うリモコンをそれぞれに用意しなければならず品種も多くなり、管理面並びにコスト面において不利になってしまうという課題がある。本考案は、機種によらず一定の表示を行うリモコンを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の故障内容表示機能付き給湯機は、リモコンに、同一の故障データに対して複数の故障表示パターンデータ群と、この複数の故障表示パターンデータからいずれか一つを選択するための故障表示パターンデータ選択手段とを備えると共に、器具本体とリモコンのいずれか一方、もしくは両方に選択のための条件となる故障表示切替手段を備えることを特徴とする。

【０００５】

【作用】

本考案は、前記解決するための手段より、器具本体に故障が発生すると、その故障に対応する故障データと切替手段による切替条件により、選択手段にて、データ群内の同一の故障表示データに対し複数ある表示パターンデータから一つを選択し、最終的に故障表示手段にてリモコンに故障内容の表示を行う。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を、図３に基づき以下説明する。器具本体には、器具の燃焼を制御する燃焼制御手段３と、リモコンへの故障データの送信をする送信手段４を備えた本体制御基板１があり、これと、信号線５を介して接続されたリモコンには、本体からの送信データを受信するための受信手段６と、同一の故障データに対して複数の故障表示パターンデータを格納するデータ群９と、故障表示パターンデータ選択の条件を作る故障表示切替手段１０と、前記故障データと故障表示切替手段１０とからデータ群９より一つの表示パターンデータの選択をする故障表示パターンデータ選択手段７と、故障表示パターンデータを基に最終的にリモコンに器具の故障内容を表示する表示手段８とを備えたリモコン基板２がある。器具に何らかの故障が発生すると、燃焼制御手段３が故障を検出し、故障内容を基に故障データを送信手段４にてリモコンに出力する。出力された故障データは、信号線５を通り、リモコン内の受信手段６にて受信され、故障表示パターンデータ選択手段７にて、受信した故障表示データと故障表示切替手段１０を条件として、データ群９内の、同一故障データに対し複数ある故障表示パターンデータから一つを選択し、選択された故障表示パターンデータを基に表示手段にてリモコンに故障内容の表示を行う。表１に、受信データと故障表示切替手段１０による切替条件ＣＤとの関係からなる表示パターンデータの一覧表を示す。受信データの００は、表示消灯のデータで、０１〜０９は、給湯設定温度の程度を表示するデータを０９へ近づくにつれて設定温度が高くなるもので、１０〜１９が、故障データである。例えば、故障データが１０の時、切替条件ＣＤ＝０なら「Ｃ０」を、ＣＤ＝１なら「Ｅ５」を、ＣＤ＝２なら「１１１」を、切替条件ＣＤに応じ、故障表示選択手段７により故障表示パターンデータが選択される。この選択された故障表示パターンデータを基に、表示手段８にて故障内容の表示を行う。また、図４に、故障表示切替え手段１０を器具本体の制御基板に備えた実施例を示す。故障表示切替手段１０による切替条件ＣＤは、送信手段４により信号線５を介してリモコンの受信手段６にて故障データと共に受信され、故障表示選択手段７に伝達され、同様に、故障表示パターンデータを選択し、表示手段８にてリモコンに故障内容の表示を行う。

【０００７】

【考案の効果】

故障表示切替手段にて簡単に故障表示パターンが切替られるので、一種類のリモコンで、接続する製品に応じて異なった故障表示をすることが可能となる。従って、製品毎に故障表示パターンの異なるリモコンを個別に用意する必要が無いので、多品種のリモコンを生産・在庫する必要がなくなり、コスト面並びに管理上も有利となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の概略図を示す。

【図２】本考案の一実施例のリモコンを示す。

【図３】本考案の実施例１を示す。

【図４】本考案の実施例２を示す。

【符号の説明】

１．本体制御基板２．リモコン基板３．燃焼制御手段４．送信手段５．信号線６．受信手段７．故障表示選択手段８．表示手段９．データ群１０．故障表示切替
手段１１．リモコン本体１２．給湯温度設定
スイッチ１１３．給湯温度設定スイッチ２１４．表示器１５．運転ランプ１６．燃焼ランプ１７．運転スイッチ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】器具本体から送信される故障データを基
に、リモコンに故障内容の表示を行う機能を有する給湯
機において、リモコンに、同一の故障データに対し複数
の故障表示パターンデータと、この複数の故障表示パタ
ーンデータからいずれか一つを選択するための故障表示
パターンデータ選択手段とを備えると共に、器具本体と
リモコンのいずれか一方、もしくは両方に、故障表示パ
ターンデータを選択するための条件となる故障表示切替
手段を備えたことを特徴とする給湯機。