JPH0640647A - 無効針回収装置 - Google Patents

無効針回収装置

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JPH0640647A
JPH0640647A JP4051779A JP5177992A JPH0640647A JP H0640647 A JPH0640647 A JP H0640647A JP 4051779 A JP4051779 A JP 4051779A JP 5177992 A JP5177992 A JP 5177992A JP H0640647 A JPH0640647 A JP H0640647A
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JP
Japan
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staple
sheet
plate
tray
processing
Prior art date
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Application number
JP4051779A
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English (en)
Inventor
Tomonori Ohata
智則 大畑
Kaoru Suzuki
薫 鈴木
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
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  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 シートSにステープル処理を施すステープラ
59の下方に、ステープラ59により空打ちされた無効
針125…を回収するステープルトレイ130と、回収
された無効針125…を付着させる永久磁石131とを
備える。 【効果】 無効針は落下することなく受け止められて回
収されるので、例えば無効針回収装置を内蔵した後処理
装置内の他の装置に損傷や破損を起こすことはない。ま
た、無効針による怪我も生じない。さらに、無効針は永
久磁石に付着しているので、容易に廃棄できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空打ちされたステープ
ルを回収するための無効針回収装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の複写機は、複写作業の自動化、お
よび複写後のシートに対するステープル作業の自動化の
ため、自動原稿送り装置および後処理装置と組み合わせ
て使用されるようになっている。自動原稿送り装置は、
複写機の原稿台上に設けられ、例えば、複数枚の原稿を
順次、複写機の原稿台上に搬送するものである。また、
後処理装置は、原稿画像が複写されて複写機から排出さ
れて来るシートに対し、所定枚数のシートによって構成
される1部のシート毎に整合を行い、ステープル処理部
によりステープル処理を行うものである。
【0003】上記のステープル処理部においては、例え
ばシートが整合されないために、ステープル処理部で正
常にシートをステープル処理できず、ステープルを空打
ちして無効針を発生することがある。この場合、無効針
はステープル処理部から、例えば後処理装置が設置され
ている床面に落ちるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如く無効針を扱った場合は、無効針が床面に落ちるまで
に、ステープル処理部内の駆動部や後処理装置内の他の
装置に巻き込まれて損傷や破損等を与えることがある。
また、後処理装置が設置されている床面に落下した針に
より怪我を生じ易いという問題点を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の無効針回収装置
は、上記の課題を解決するために、整合された複数のシ
ートにステープルを打ち込み、このステープルを押圧し
て留めるステープル処理手段と、ステープル処理手段に
より空打ちされたステープルを回収するステープル回収
部材と、ステープル回収部材に回収されたステープルを
磁気的に付着させる磁場発生手段とを備えたことを特徴
としている。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、ステープル処理手段によ
りステープルが空打ちされても、ステープルを回収する
ステープル回収部材と、ステープル回収部材に回収され
たステープルを磁気的に付着させる磁場発生手段とが設
けられているので、このステープル回収部材と磁場発生
手段により、空打ちされたステープルは落下することな
く受け止められて回収される。これにより、例えば無効
針回収装置を内蔵した後処理装置内の他の装置に損傷や
破損を起こすことはない。また、空打ちされたステープ
ルによる怪我も生じない。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図17に基づ
いて以下に説明する。尚、本実施例は、無効針回収装置
を複写機のシート後処理装置に適用した場合について示
している。
【0008】図3に示すように、無効針回収装置を内蔵
したシート後処理装置41は、複写機本体1に設けられ
ている。この複写機本体1の上には、複写機本体1の原
稿台ガラス3上に原稿Mを搬送するための自動原稿送り
装置の一種であるRDH(Recirculating Document Han
dler:循環式原稿取り扱い装置)31が設けられてい
る。
【0009】複写機本体1は、その上端部に上記の原稿
台ガラス3が配設され、この原稿台ガラス3の下方に
は、光源ランプ4、ミラー5・6・7およびレンズ8か
らなる光学系9と、感光体ドラム10とが配設されてい
る。光学系9は、RDH31により原稿台ガラス3上に
搬送される原稿Mに対して、光源ランプ4からの出射光
により光走査を行い、その反射光を各ミラー5・6・7
およびレンズ8を介して感光体ドラム10表面の露光ポ
イントAに照射することで、メインチャージャ11によ
り一様に帯電された感光体ドラム10の表面に原稿Mの
画像に対応した静電潜像を形成するようになっている。
【0010】上記の感光体ドラム10の周囲には、メイ
ンチャージャ11、現像装置12、転写チャージャ13
および剥離チャージャ14が配設され、感光体ドラム1
0表面に形成された静電潜像が現像装置12によりトナ
ー像として現像され、このトナー像が転写チャージャ1
3によりシートSに転写され、このシートSが剥離チャ
ージャ14により感光体ドラム10から剥離されるよう
になっている。
【0011】感光体ドラム10の下方には、感光体ドラ
ム10にシートSを搬送するためのシート搬送路15が
設けられ、このシート搬送路15の上流側には、シート
Sを供給する給紙台19、給紙カセット20および給紙
デッキ21が配設されている。一方、シート搬送路15
の下流側には、トナー像が転写されたシートSを搬送す
る搬送ベルト22と、トナー像をシートS上に定着させ
る定着器23とが配設されている。
【0012】定着器23の下流側には、シートSの搬送
方向をシート後処理装置41方向と再搬送路25方向と
に切り換えるデフレクタ24が設けられている。再搬送
路25は、感光体ドラム10によりトナー像が転写され
たシートSを再度感光体ドラム10に搬送する循環経路
をなすものであり、途中に中間トレイ26が配設され
て、シートSへの両面複写を可能にしている。
【0013】RDH31は、上部に原稿トレイ32を有
し、この原稿トレイ32の一側部に給送ベルト33を有
し、原稿台ガラス3上に給送ベルト34を有し、これら
が循環路となった原稿搬送路35によって接続されてい
る。そして、RDH31は、原稿トレイ32上に積載さ
れた原稿Mを給送ベルト33により原稿台ガラス3上へ
送り出し、この原稿Mを、搬送ベルト34により原稿台
ガラス3上の所定の位置に位置決めすると共に、光学系
9による原稿走査の終了後、原稿トレイ32に戻すよう
になっている。
【0014】シート後処理装置41には、図1および図
2に示すように、複写機本体1から搬出されてくるシー
トSをシート後処理装置41内で搬送する後処理搬送路
42が形成され、この後処理搬送路42によるシートS
の搬送方向には、ステープル用プレート43が設けら
れ、ステープル用プレート43からのシートSの搬送方
向には、排出トレイ44が設けられている。
【0015】上記の後処理搬送路42は、その一端側に
複写機本体1から搬出されるシートSを搬入する搬入口
42aが形成され、途中で下側のメインパス42bと上
側のバイパス42cとに二股状に分岐されている。これ
らメインパス42bおよびバイパス42cの終端部に
は、上下一対の搬送ローラ45・45、搬送ローラ46
・46が配設され、バイパス42cとメインパス42b
との分岐点には、B1 −B2 方向に回動してシートSの
搬送方向をメインパス42b方向とバイパス42c方向
とに切り替えるデフレクタ47が設けられている。ま
た、シートSを検出するために、図4に示すように、メ
インパス42bにはシート検出スイッチSW1 が設けら
れ、バイパス42cにはシート検出スイッチSW2 が設
けられている。
【0016】ステープル用プレート43は、後処理搬送
路42を通過したシートSのうち、ステープル(製本)
されるシートSを積載するものである。ステープル用プ
レート43は、シートSの搬送方向を前側とした場合の
前端部が後端部に対して上方位置となるように傾斜して
配され、上記の前端部はシートSの排出口114付近に
達している。ステープル用プレート43の上には、羽根
部の下端部をステープル用プレート43の上面と当接さ
せながらC方向に回転されるパドラ48が設けられてい
る。このパドラ48は、上記のように回転してその羽根
部にてシートSをその後端部がストッパ49と当接する
位置まで後退させ、シートSを搬送方向に整合するよう
になっている。
【0017】ステープル用プレート43の後部には、ス
テープル用プレート43上を、上記のパドラ48を除い
て後方の斜め上方から見た斜視図である図5、およびス
テープル用プレート43上の図1におけるP方向矢視図
である図6に示すように、ステープル用プレート43上
のシートSを排出トレイ44へ排出するための押出し装
置60が設けられている。この押出し装置60は、ステ
ープル用プレート43上のシートSを排出トレイ44方
向へ押し出すための押出し部材61と、この押出し部材
61を、ステープル用プレート43上のシートSを排出
トレイ44上に押し出すためのD1 方向の進出位置、お
よびステープル用プレート43のD2 方向側端部位置の
退避位置に移動させる押出し部材駆動装置109とから
なる。この押出し部材駆動装置109は、押出し部材6
1が連結された押出しベルト62と、ベルト支持ローラ
63・63と、案内軸65と、連結部材66と、摺動部
材67と、図示しない押出し部材駆動モータとを備えて
いる。
【0018】上記の押出し部材61は、平板状の基部6
1aにおける幅方向の両側縁部に立設部61b・61b
を有し、各立設部61bの前部にシートSの後端部と当
接するシート当接部61cが形成されている。また、押
出し部材61は、立設部61b・61bがステープル用
プレート43に形成された挿通孔43a・43aを通じ
てステープル用プレート43の上方へ突出した状態で配
されている。押出しベルト62は、ステープル用プレー
ト43の下方に配され、ベルト支持ローラ63・63に
よってステープル用プレート43の上面と平行に、か
つ、ステープル用プレート43の上面に沿ったD1 −D
2 方向へ移動可能に支持されている。押出しベルト62
には連結部材66によって押出し部材61の基部61a
が連結され、ベルト支持ローラ63・63の何れか一方
には図示しない押出し部材駆動モータが連結されてい
る。案内軸65はステープル用プレート43の下面にこ
の下面と平行に支持され、案内軸65に摺動自在に設け
られた摺動部材67が押出し部材61の基部61aと連
結されることにより、押出し部材61が案内軸65に案
内されてD1 −D2 方向へ進退移動するようになってい
る。
【0019】ステープル用プレート43上におけるスト
ッパ49の上縁部からメインパス42bにおける下側の
搬送ローラ45までの間には、下部が前記のストッパ4
9と連結されたシートガイド板73が設けられている。
また、ストッパ49には、図5に示すように、押出し部
材61を通過させるための押出し部材通過孔49a・4
9aが形成されている。
【0020】ステープル用プレート43の前端部には、
図6にも示すように、ステープル用プレート43の幅方
向に延びる回転軸74が設けられ、この回転軸74には
複数の排出ローラ75…が設けられている。回転軸74
は図示しない排出ローラ駆動モータと連結され、この排
出ローラ駆動モータに駆動されて回転軸74、即ち排出
ローラ75…が図1に示すG1 −G2 方向に回転するよ
うになっている。即ち、排出ローラ75は、G2 方向へ
回転することにより、ステープル用プレート43上のシ
ートSをストッパ49方向へ移動させて搬送方向への整
合を補助する一方、G1 方向へ回転することにより、製
本されたシートSを排出トレイ44上に排出するように
なっている。
【0021】上記の排出ローラ75の上方には従動ロー
ラ78が設けられている。この従動ローラ78は、オフ
セットガイド装置80のオフセットガイド77の一端部
に回転自在に支持されている。オフセットガイド装置8
0は、他端部が支軸79によって回動自在に支持され、
オフセットモード時においてメインパス42bから搬出
されたシートSの上面側をガイドし、排出トレイ44方
向へ導く上記のオフセットガイド77と、図示しないオ
フセットガイド駆動装置とからなる。
【0022】排出トレイ44は、図2に示すように、シ
ートSの受け面の下部、即ち排出ローラ75に対応する
部位が、排出トレイ44の最下面である凹部44aとな
っており、シート受け面の上部がステープル用プレート
43の傾斜角度とほぼ同角度の傾斜面となっている。
【0023】上記の排出トレイ44はトレイシフトユニ
ット81の上に設けられている。このトレイシフトユニ
ット81は、ステープル用プレート43の幅方向に延び
るシフトフレーム82が、ステープル用プレート43の
幅方向へ移動自在に支持されている。そして、トレイシ
フトモータ85の動力が、複数のギヤ等を介してシフト
フレーム82に伝達されることにより、シフトフレーム
82、即ち排出トレイ44と図1に示すトレイ背板94
とが一体的にステープル用プレート43の幅方向へシフ
トされるようになっている。
【0024】また、上記の排出トレイ44は、図1に示
すトレイ昇降ユニット95により上下方向へ駆動される
ようになっている。このトレイ昇降ユニット95は、図
示しないトレイ昇降モータと、トレイ背板94の内面に
おいて上下方向に設けられたベルト97と、このベルト
97を支持するベルト支持ローラ98・98と、トレイ
シフトユニット81に設けられ、トレイ背板94の外面
に圧接された昇降補助ローラ99と、トレイ昇降モータ
の駆動軸に設けられたプーリ100と、このプーリ10
0と下側のベルト支持ローラ98との間に掛けられたベ
ルト101とからなる。上記のベルト97にはトレイシ
フトユニット81が連結されており、トレイ昇降モータ
に駆動されてベルト97が移動することによって、排出
トレイ44が昇降するようになっている。
【0025】また、ステープル用プレート43には、図
4に示すように、シート検出スイッチSW3 と押出し検
出スイッチSW4 とが設けられている。シート検出スイ
ッチSW3 は、ステープル用プレート43におけるD1
方向の先端部に設けられ、排出トレイ44へのシートS
の排出を検出するようになっている。一方、押出し検出
スイッチSW4 は、押出し装置60における押出し部材
61の移動によってON/OFFするものであり、押出
し部材61によってステープル用プレート43上のシー
トSが排出トレイ44へ押し出されるときに、この押し
出し動作の完了直前の状態を検出するようになってい
る。尚、この状態を検出する手段としては、上記の押出
し検出スイッチSW4 以外に、例えば押出し部材61の
移動開始時からの経過時間を計るタイマによって構成す
ることも可能である。
【0026】ステープル用プレート43の幅方向の両側
部には、図5および図6に示すように、シートSを整合
するための幅寄せ装置50が設けられている。この幅寄
せ装置50は、ステープル用プレート43における幅方
向の一方側に固定状態に立設された位置決め板51と、
ステープル用プレート43の幅方向に駆動される幅寄せ
板52とを備えている。
【0027】上記の幅寄せ板52は、図6に示すよう
に、ガイドレール53に案内されてステープル用プレー
ト43の幅方向へ移動自在な支持板54に設けられてい
る。支持板54の側縁部にはラックギヤ54aが形成さ
れ、このラックギヤ54aに支持板駆動モータ55の動
力がプーリ56、ベルト57およびピニオンギヤ58を
介して伝達されることにより、幅寄せ板52がステープ
ル用プレート43の幅方向へ駆動され、シートSが位置
決め板51によって設定される基準位置に整合されるよ
うになっている。また、幅寄せ板52による上記の整合
動作は、支持板駆動モータ55が図示しない制御装置に
よって制御されることにより、使用されているシートS
の幅に対応して行われるようになっている。
【0028】上記の幅寄せ装置50における位置決め板
51の後方位置には、ステープル用プレート43で整合
されているシートSにおけるストッパ49側かつ位置決
め板51側の隅部を留めるステープル処理手段としての
ステープラ59がシート後処理装置41に着脱自在に設
けられている。
【0029】ステープラ59は、図7に示すように、ス
テープル用プレート43で整合されているシートSをス
テープル110でステープル処理するステープル処理部
111と、ステープル処理部111を駆動する駆動部1
12とで構成されている。尚、ステープラ59は、シー
トSのステープル処理を円滑に行うために、ステープル
用プレート43の傾斜角度とほぼ同角度の傾斜を付けて
設けられている。
【0030】上記のステープル処理部111はステープ
ラ59の下部に設けられ、シートSを挟持する挟持板1
13および収納部114と、ステープル押圧板116と
を有している。この挟持板113は、一隅部に形成され
た立設板113aによって、後述する駆動部112のモ
ータ設置台117のカム取付部117aに回動可能に支
持されており、この支持部を支点として上下方向に回動
するようになっている。収納部114は、新しいステー
プル110…を収納しており、一隅部でステープラ59
を収容する図示しない収容部材に支持されている。ステ
ープル押圧板116は、収納部114の上面および下面
の互いに対向する位置に設けられた間隙115・115
に嵌挿自在に設けられており、後述するカム機構部12
2により収納部114内を上下して、ステープル110
を挟持板113方向に押圧するようになっている。
【0031】上記の駆動部112は、駆動用モータ11
8、この駆動用モータ118を設置するモータ設置台1
17およびカム機構部122を有している。駆動用モー
タ118のシャフト118aの端部には平歯車119が
設けられ、この平歯車119の下方には、平歯車119
と噛み合うように平歯車120が設けられている。この
平歯車120は、シャフト120aを介してモータ設置
台117の下方に延びたカム取付部117aに回転自在
に連結されている。また、モータ設置台117の下方に
は、上記のステープル押圧板116が回動可能に設置さ
れている。これにより、ステープル押圧板116は円滑
に収納部114内を上下できるようになっている。
【0032】上記のカム機構部122は、カム取付部1
17a、カム板121および平歯車120のシャフト1
20aで構成されている。カム取付部117aは下端部
で挟持板113の立設板113aを回動可能に支持する
と共に、中央部で平歯車120のシャフト120aを回
転自在に連結している。カム板121は開口部121a
を有し、この開口部121aにはシャフト120aが挿
入されている。この開口部121aには内歯車が形成さ
れ、シャフト120aにはこの内歯車と噛み合うように
図示しない平歯車が形成されている。また、カム板12
1は下端部が挟持板113の立設板113aに回動可能
に支持されている。
【0033】尚、ステープラ59は、図示しないシート
検知センサを有し、このシート検知センサにより挟持板
113上のシートSの有無を検出するようになってい
る。また、上記の駆動用モータ118の回転速度等は、
シート後処理装置41の図示しない制御装置により制御
される。
【0034】上記の構成において、ステープラ59がシ
ートSにステープル処理を施す動作について以下に説明
する。
【0035】先ず、駆動用モータ118が駆動して平歯
車119がJ1 方向に回転すると、平歯車120および
シャフト120aはJ2 方向に回転する。このとき、シ
ャフト120aに形成された図示しない平歯車とカム板
121の内歯車との噛み合わせにより、カム板121は
下端部で支持している挟持板113の立設板113aを
上方向に持ち上げる。一方、シャフト120aを連結し
ているカム取付部117aは、シャフト120aの平歯
車とカム板121の内歯車との噛み合わせにより下方向
に引き下げられる。これにより、モータ設置台117に
設置されているステープル押圧板116は収納部114
内を下降し、ステープル110を下方に押圧して、挟持
板113と収納部114との間に挾持したシートSにス
テープル110を打ち込み、同時に、挟持板113は下
からステープル110を押圧して、シートSにステープ
ル110を留める。
【0036】次に、駆動用モータ118が更にJ1 方向
に回転を続けると、カム板121は挟持板113の立設
板113aを押し下げるように移動し、挟持板113は
収納部114から離れる。また、ステープル押圧板11
6は収納部114内を上昇し、シートSに対するステー
プル処理は完了する。
【0037】上記のステープラ59の下方には、図16
にも示すように、空打ちされたステープルである無効針
125…を受け止めて回収するステープル回収部材とし
てのステープルトレイ130が設けられている。このス
テープルトレイ130は、ステープラ59で発生する無
効針125…を受け止めるのに充分な大きさを有し、先
述のステープル用プレート43およびステープラ59の
傾斜角度とほぼ同角度の傾斜を付けて設けられている。
【0038】ステープルトレイ130の下端側(D2
向側)には、磁場発生手段としての棒状の永久磁石13
1がステープルトレイ130に着脱自在に設置されてお
り、ステープルトレイ130で回収された無効針125
…を下端側に引き寄せて磁気的に付着するようになって
いる。永久磁石131に付着した無効針125…は、図
17に示すように、例えばシート後処理装置41の定期
点検時に永久磁石131をステープルトレイ130から
取り外すことにより、廃棄される。尚、永久磁石131
の形状は棒状に限定されず、回収された無効針125…
を容易に付着できる形状であればよい。また、永久磁石
131の代わりに電磁石を使用してもよい。この場合
は、例えばシート後処理装置41の定期点検時に電流を
切ることにより、電磁石に付着した無効針125…は容
易に取り外すことができる。
【0039】また、本シート後処理装置41は、シート
検出スイッチSW1 ・SW2 ・SW3 、押出し検出スイ
ッチSW4 および複写機本体1側の図示しない制御装置
からの入力等に基づいて、上述の各手段の動作を制御す
る図示しない制御装置を備えている。この制御装置は、
記憶装置、カウンタおよびタイマ等を備えたマイクロコ
ンピュータによって構成され、複写機本体1において設
定されるオフセットモード、ステープルシングルモー
ド、ステープルマルチモードに応じて、後述のように上
記の各手段を制御するようになっている。
【0040】上記のオフセットモードは、複写機本体1
から搬送されてくるシートSに後処理、即ちステープル
処理を施すことなく、順次1枚ずつ排出トレイ44上に
排出する処理モードであり、ステープルシングルモード
は、複写機本体1から搬送されてくるシートSにステー
プル処理を施して1部のシートSとして製本した後、こ
の製本されたシートS(以下、製本シートSと称する)
を排出トレイ44に1回排出して終了する処理モードで
あり、ステープルマルチモードは、複写機本体1から搬
送されてくるシートSにステープル処理を施して製本シ
ートSとした後、この製本シートSを排出トレイ44に
排出する一連の動作を複数回連続して行う処理モードで
ある。
【0041】上記の構成において、シート後処理装置4
1の制御装置の制御に基づくシート後処理装置41の動
作を以下に説明する。
【0042】先ず、オフセットモード時には、図8のフ
ローチャートに示すように、複写機本体1においてオフ
セット枚数、即ち複写枚数が設定されると、複写機本体
1の制御装置からオフセット枚数を示す信号が送信され
る。シート後処理装置41の制御装置は、上記の信号を
受信すると(S1)、記憶装置にオフセット枚数をセッ
トする(S2)。次に、シート後処理装置41の制御装
置は、複写機本体1から動作スタートを示す信号を受信
すると(S3)、所定のスタート処理を行い(S4)、
処理枚数を計数するカウンタをクリアする(S5)。
【0043】S4のスタート処理においては、例えば、
デフレクタ47をB1 方向へ駆動、トレイ昇降ユニット
95により排出トレイ44を所定位置に配置、オフセッ
トガイド駆動装置により従動ローラ78が排出ローラ7
5と当接するようにオフセットガイド77をF1 方向に
駆動、排出ローラ75をG1 方向へ回転、および搬送ロ
ーラ45・45を回転といった処理が行われる。
【0044】その後、複写機本体1から原稿Mの画像を
複写したシートSが後処理搬送路42の搬入口42aに
搬入されると、このシートSは、メインパス42bを通
った後、排出ローラ75と従動ローラ78との間を通っ
て排出トレイ44上に排出される。このとき、シート検
出スイッチSW1 のONにより、メインパス42bでの
シートSの搬送動作が検出され(S6)、シート検出ス
イッチSW3 のON(S7)、およびその後のOFF
(S8)により、シートSのローラ75・78間の通過
が検出される。これにより、処理枚数のカウント値をア
ップする(S9)。
【0045】次に、シート後処理装置41の制御装置は
現在の処理枚数が先に設定されているオフセット枚数に
達したか否かを判別し(S10)、処理枚数がオフセッ
ト枚数に達していなければS6の動作へ移行する。一
方、処理枚数がオフセット枚数に達していれば、カウン
タの処理枚数をクリアし(S11)、排出トレイ44を
下降させ(S12)、トレイシフトユニット81により
シフトさせた後(S13)、再び所定位置まで上昇させ
る(S14)。尚、S13における排出トレイ44のシ
フト動作は、今回の排出動作によって排出トレイ44上
に排出された一部のシートSと、次回の排出動作によっ
て排出トレイ44上に排出される一部のシートSとを排
出トレイ44上において区別するためのものである。
【0046】その後、複写機本体1からの動作終了を示
す信号の受信の有無を判別し(S15)、この信号の受
信が無い場合にはS6へ移行する一方、上記の信号の受
信が有る場合には、所定の終了処理を施し(S16)、
動作を終了する。
【0047】次に、ステープルシングルモード時には、
図9のフローチャートに示すように、シート後処理装置
41の制御装置は、ステープル枚数を示す信号を受信す
ると(S21)、記憶装置にステープル枚数をセットす
る(S22)。次に、複写機本体1から動作スタートを
示す信号を受信すると(S23)、所定のスタート処理
を行い(S24)、処理枚数を計数するカウンタをクリ
アする(S25)。
【0048】S24のスタート処理においては、例え
ば、デフレクタ47をB1 方向へ駆動、排出トレイ44
を所定位置に配置、オフセットガイド77をF2 方向に
駆動、排出ローラ75をG2 方向へ回転、パドラ48を
C方向に回転、および搬送ローラ45・45を回転とい
った処理が行われる。
【0049】その後、複写機本体1からシートSが後処
理搬送路42の搬入口42aに搬入されると、このシー
トSは、メインパス42bを通った後、搬送ローラ45
・45によって排出ローラ75方向へ送り出されるが、
2 方向へ回転する排出ローラ75、およびC方向に回
転するパドラ48によって、その後端部がストッパ49
と当接した状態でステープル用プレート43上に載置さ
れる。
【0050】このとき、シート検出スイッチSW1 のO
N(S26)、およびその後のOFF(S27)によ
り、シートSのメインパス42bの通過が検出される。
これにより、制御装置はタイマをクリアし(S28)、
処理枚数のカウント値をアップする(S29)。
【0051】その後、上記のタイマにより設定された所
定時間が経過すると(S30)、ステープル用プレート
43上に上記のようにシートSが載置されたものと判断
して、幅寄せ装置50により、シートSを位置決め板5
1にて設定される基準位置に移動させて幅方向に整合す
る(S31)。
【0052】次に、制御装置は現在の処理枚数が先に設
定されているオフセット枚数に達したか否かを判別し
(S32)、処理枚数がステープル枚数に達していなけ
ればS26の動作へ移行する。一方、処理枚数がステー
プル枚数に達していれば、カウンタの処理枚数をクリア
し(S33)、ステープラ59により先述したステープ
ル処理を行う(S34)。
【0053】ここで、例えば、上記のS24におけるス
タート処理の際にパドラ48がC方向に回転しない場
合、あるいは、S31におけるシートSの整合に不備が
ある場合、さらには、制御装置に何らかの異常が生じて
S34におけるステープラ59によるステープル処理と
シートSのステープル用プレート43への載置のタイミ
ングとが合わない場合には、ステープラ59は挾持板1
13にシートSが載置されていない状態でステープル1
10を空打ちし、無効針125を発生させる。このと
き、ステープラ59の下方にステープルトレイ130が
無ければ、無効針125は挾持板113から落下して、
例えば幅寄せ装置50やトレイ昇降ユニット95等に巻
き込まれて損傷や破損等を与える。
【0054】しかしながら、本シート後処理装置41で
は、ステープラ59の下方にステープルトレイ130お
よび永久磁石131が設けられているので、このステー
プルトレイ130および永久磁石131により、無効針
125は幅寄せ装置50やトレイ昇降ユニット95等に
落下することなく受け止められて回収される。従って、
シート後処理装置41内の他の装置に故障を引き起こす
ことはない。また、永久磁石131はステープルトレイ
130に着脱自在に設けられているので、無効針125
の廃棄も容易に行える。
【0055】次に、製本シート排出・排出トレイ位置調
整処理を行う(S35)。この製本シート排出・排出ト
レイ位置調整処理は、図10のフローチャートに示すよ
うに、ステープル用プレート43上の製本シートSを排
出トレイ44に排出させると共に、排出トレイ44の位
置調整を行う一連の処理である。即ち、先ず、排出ロー
ラ75をG1 方向へ回転させた後(S41)、押出し部
材駆動装置109により押出し部材61をD1 方向へ進
出させる(S42)。このS42の動作により、ステー
プル用プレート43上の製本シートSが排出トレイ44
上に押し出される。次に、押出し部材61の移動によっ
て押出し検出スイッチSW4 がONしたときに(S4
3)、排出トレイ44を下降させ(S44)、その後、
製本シートSの押し出しを完了した押出し部材61を退
行させる(S45)。次に、トレイシフトユニット81
により排出トレイ44をシフトさせ(S46)、その
後、所定位置まで排出トレイ44を上昇させる(S4
7)。
【0056】その後、複写機本体1からの動作終了を示
す信号を受信すると(S36)、所定の終了処理を施し
(S37)、動作を終了する。
【0057】次に、ステープルマルチモード時には、図
11ないし図15のフローチャートに示す動作を行う。
尚、各フローチャートにおける製本シート排出・排出ト
レイ位置調整処理は、図10に示された動作である。
【0058】先ず、図11に示すように、シート後処理
装置41の制御装置は、各部の製本シートSを作成する
ためのステープル枚数を示す信号を受信すると(S6
1)、記憶装置にステープル枚数をセットする(S6
2)。次に、複写機本体1から動作スタートを示す信号
を受信すると(S63)、所定のスタート処理を行い
(S64)、処理枚数を計数するカウンタをクリアする
(S65)。
【0059】S64のスタート処理においては、例え
ば、デフレクタ47をB1 方向へ駆動、排出トレイ44
を所定位置に配置、オフセットガイド77をF2 方向に
駆動、排出ローラ75をG2 方向へ回転、パドラ48を
C方向に回転、および搬送ローラ45・46を回転とい
った処理が行われる。
【0060】その後、複写機本体1から第1部目の第1
枚目のシートSが後処理搬送路42の搬入口42aに搬
入されると、このシートSは、メインパス42bを通っ
た後、搬送ローラ45・45によって排出ローラ75方
向へ送り出されるが、G2 方向へ回転する排出ローラ7
5、およびC方向に回転するパドラ48によって、その
後端部がストッパ49と当接した状態でステープル用プ
レート43上に載置される。
【0061】このとき、シート検出スイッチSW1 のO
N(S66)、およびその後のOFF(S67)によ
り、シートSのメインパス42bの通過が検出される。
これにより、制御装置はタイマをクリアし(S68)、
処理枚数のカウント値をアップする(S69)。
【0062】次に、メインパス42bを搬送されている
シートSは第1部目の第1枚目のシートSであるから、
処理枚数は1であり(S70)、ステープル用プレート
43はシートSが載置されていない準備OKの状態であ
るので(S71)、図12に示すS78へ移行し、所定
時間経過後に、幅寄せ装置50によりシートSの幅方向
の整合を行う(S79)。そして、ステープル枚数には
達していないので(S80)、S66へ移行する。
【0063】次に、第1部目の第2枚目のシートSがメ
インパス42bに搬入されて来たとき、上記のS66〜
S69の動作を行った後、処理枚数は2となるので(S
70)、図12のS78へ移行する。そして、S78・
S79の動作を行った後、先に設定されたステープル枚
数に達していれば、即ち先に設定されたステープル枚数
が2であれば(S80)、処理枚数のカウンタをクリア
し(S81)、ステープラ59により先述したステープ
ル処理を行って(S82)、S66へ移行する。
【0064】ここで、例えば何らかの異常により、上記
のS82においてステープラ59が挾持板113にシー
トSが載置されていない状態でステープル110を空打
ちし、無効針125を発生させても、本シート後処理装
置41では、ステープラ59の下方にステープルトレイ
130および永久磁石131が設けられているので、こ
のステープルトレイ130および永久磁石131によ
り、無効針125は幅寄せ装置50やトレイ昇降ユニッ
ト95等に落下することなく受け止められて回収され
る。従って、シート後処理装置41内の他の装置に故障
を引き起こすことはない。
【0065】一方、S80において、ステープル枚数に
達していなければ、S66〜S70およびS78〜S8
0の動作をステープル枚数に達するまで行い、ステープ
ル枚数に達すると、S81・S82の動作を経てS66
に移行する。
【0066】次に、S66において、S82のステープ
ル処理後にシート検出スイッチSW1 がONしていない
ときには、図13に示すS83へ移行する。そして、S
83において前述の製本シート排出・排出トレイ位置調
整処理が済んでいなければこれを行った後(S84)、
再びS66へ移行する。また、S83において製本シー
ト排出・排出トレイ位置調整処理が済んでいれば、複写
機本体1から動作終了を示す信号を受信しているか否か
を判別し(S85)、信号を受信していなければS66
へ移行する一方、信号を受信していれば所定の終了処理
を施し(S86)、動作を終了する。
【0067】また、S66においてS82のステープル
処理後に、第2部目の第1枚目のシートSによってシー
ト検出スイッチSW1 が既にONし、S67においてシ
ート検出スイッチSW1 がOFFしていないときには、
図14のS87へ移行する。
【0068】そして、S87において製本シート排出・
排出トレイ位置調整処理が済んでいなければこの処理を
行って(S88)、S67へ移行する一方、製本シート
排出・排出トレイ位置調整処理が済んでいればそのまま
S67へ移行する。
【0069】次に、上記のS66およびS67における
シート検出スイッチSW1 のONおよびその後のOFF
に基づいて、S68・S69の動作を行った後、メイン
パス42bを搬送されているシートSが第2部目の第1
枚目であれば、S70において処理枚数は1であるか
ら、S71へ移行する。そして、このS71において、
製本シート排出・排出トレイ位置調整処理によってステ
ープル用プレート43上から第1部目の製本シートSが
既に押し出され、ステープル用プレート43が準備OK
の状態であれば、図12のS78へ移行して以下の動作
を行う。
【0070】一方、上記のS71において、ステープル
用プレート43上の第1部目の製本シートSの押し出し
が完了していなければ、搬送ローラ45・45を停止さ
せることにより、第2部目の第1枚目のシートSをメイ
ンパス42bにおいて停止させる(S72)。その後、
デフレクタ47をB2 方向へ回動させ、メインパス42
bを閉じる(S73)。これにより、後処理搬送路42
に搬入された第2部目の第2枚目のシートSは、バイパ
ス42cを搬送される。次に、第2枚目のシートSによ
ってシート検出スイッチSW2 がONした後(S7
4)、OFFすると(S75)、これによってバイパス
42cにおける第2部目の第2枚目のシートSの搬送を
確認し、デフレクタ47をB1 方向、即ちバイパス42
cの閉じ方向へ回動させ(S76)、搬送ローラ45・
45を回転させて第2部目の第1枚目のシートSの搬送
を再開する(S77)。これにより第2部目の第1枚目
と第2枚目とのシートSが同期してステープル用プレー
ト43上に載置される。
【0071】また、上記のS74において、シート検出
スイッチSW2 がONしていないときには、図15に示
すS89へ移行する。そして、S89において前述の製
本シート排出・排出トレイ位置調整処理が済んでいなけ
ればこれを行った後(S90)、再びS74へ移行す
る。また、S89において製本シート排出・排出トレイ
位置調整処理が済んでいれば、そのままS74へ移行す
る。
【0072】次に、S68〜S70およびS78〜S8
2の動作、またはS68〜S70、S78〜S80、S
66〜S70およびS78〜S82の動作を経てステー
プル処理が行われる。その後、製本シートSの作成が第
2部目で終了される場合には、S66においてシート検
出スイッチSW1 がONせず、これによって図13に示
すS83へ移行し、前述のように動作を終了する。一
方、第3部目以降も製本シートSの作成が続行される場
合には、適宜、S66〜S70、S78〜S84および
S87〜S90の動作が行われた後、S85およびS8
6の動作を経て、ステープルマルチモードの動作を終了
する。
【0073】上記のように、本シート後処理装置41に
おけるステープルマルチモードにおいては、複数部作成
される製本シートSにおいて、ある一部の製本シートS
が、排出トレイ44への押し出しを完了していない状態
でステープル用プレート43上に残っている場合、次の
部の第1枚目のシートSがステープル用プレート43上
に載置されるタイミングを遅らせて、この第1枚目のシ
ートSを第2枚目のシートSと同期させてステープル用
プレート43上に載置するようにしているので、処理速
度が速くなっている。
【0074】以上のように、上記構成の無効針回収装置
は、ステープラ59の下方に無効針125を回収するス
テープルトレイ130とステープルトレイ130に回収
された無効針125を磁気的に付着させる永久磁石13
1とを備えているので、ステープラ59で発生した無効
針125は落下することなく受け止められて回収され
る。これにより、シート後処理装置41内の他の装置に
損傷や破損を起こさないので、ステープル処理を円滑に
行うことができる。また、無効針125は永久磁石13
1に付着しているので、容易に廃棄できる。
【0075】
【発明の効果】本発明の無効針回収装置は、以上のよう
に、整合された複数のシートにステープルを打ち込み、
このステープルを押圧して留めるステープル処理手段
と、ステープル処理手段により空打ちされたステープル
を回収するステープル回収部材と、ステープル回収部材
に回収されたステープルを磁気的に付着させる磁場発生
手段とを備えた構成である。
【0076】それゆえ、ステープル処理手段によりステ
ープルが空打ちされても、ステープルを回収するステー
プル回収部材と、ステープル回収部材に回収されたステ
ープルを磁気的に付着させる磁場発生手段とが設けられ
ているので、このステープル回収部材と磁場発生手段に
より、空打ちされたステープルは落下することなく受け
止められて回収される。これにより、例えば無効針回収
装置を内蔵した後処理装置内の他の装置に損傷や破損を
起こすことはない。また、空打ちされたステープルによ
る怪我も生じない。さらに、空打ちされたステープルは
磁場発生手段に付着しているので、容易に廃棄できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の無効針回収装置を内蔵した
シート後処理装置の全体構成を示すものであって、図2
における要部の拡大図である。
【図2】本発明の一実施例の無効針回収装置を内蔵した
シート後処理装置の全体構成図である。
【図3】図1に示したシート後処理装置を備えている複
写機の全体構成図である。
【図4】図1に示したシート後処理装置における各検出
スイッチの配設位置を示す説明図である。
【図5】図1に示したステープル用プレート上の構造を
パドラを除いて後方の斜め上方から見た斜視図である。
【図6】図1におけるP方向矢視図である。
【図7】本発明の一実施例の無効針回収装置を示す斜視
図である。
【図8】図1に示したシート後処理装置におけるオフセ
ットモード時の動作を示すフローチャートである。
【図9】図1に示したシート後処理装置におけるステー
プルシングルモード時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】図9に示した製本シート排出・排出トレイ位
置調整処理の動作内容を示すフローチャートである。
【図11】図1に示したシート後処理装置におけるステ
ープルマルチモード時の動作の一部を示すフローチャー
トである。
【図12】図1に示したシート後処理装置におけるステ
ープルマルチモード時の動作の一部を示すフローチャー
トである。
【図13】図1に示したシート後処理装置におけるステ
ープルマルチモード時の動作の一部を示すフローチャー
トである。
【図14】図1に示したシート後処理装置におけるステ
ープルマルチモード時の動作の一部を示すフローチャー
トである。
【図15】図1に示したシート後処理装置におけるステ
ープルマルチモード時の動作の一部を示すフローチャー
トである。
【図16】図7に示した無効針回収装置が無効針を受け
止めて回収する様子を示す説明図である。
【図17】図7に示した無効針回収装置から永久磁石を
取り外して無効針を廃棄する様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 複写機本体 41 シート後処理装置 42 後処理搬送路 43 ステープル用プレート 44 排出トレイ 48 パドラ 49 ストッパ 50 幅寄せ装置 59 ステープラ(ステープル処理手段) 60 押出し装置 95 トレイ昇降ユニット 110 ステープル 111 ステープル処理部 112 駆動部 113 挾持板 114 収納部 116 ステープル押圧板 117a カム取付部 121 カム板 125 無効針 130 ステープルトレイ(ステープル回収部材) 131 永久磁石(磁場発生手段) S シート SW1 シート検出スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B41J 29/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整合された複数のシートにステープルを打
    ち込み、このステープルを押圧して留めるステープル処
    理手段と、 ステープル処理手段により空打ちされたステープルを回
    収するステープル回収部材と、 ステープル回収部材に回収されたステープルを磁気的に
    付着させる磁場発生手段とを備えたことを特徴とする無
    効針回収装置。
JP4051779A 1992-03-10 1992-03-10 無効針回収装置 Pending JPH0640647A (ja)

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JP4051779A JPH0640647A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 無効針回収装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297709A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Canon Inc シート処理装置及び画像形成装置
JP2015152805A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、綴じ装置及び綴じ部材回収装置
JP2019118967A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 後処理装置

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