JP2006297709A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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直則 鹿山
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Abstract

【課題】 綴じミスにより発生した空打ち針に起因する不具合を、低コストで防止する。
【解決手段】 綴じミスにより発生したステイプル針31を、ステイプル位置12の鉛直方向下方から装置本体(外装ライン33)の外部まで導く通路32を備える。
【選択図】 図8

Description

本発明は、シートに綴じ処理を行うステイプラを備えたシート処理装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、所定枚数のシートを束ねてステイプル処理可能なシート処理装置が広く知られている。このようなシート処理装置において、ステイプル動作時に、ステイプラ綴じ針がシート束に対して綴じられず針だけ空打ちしてしまう綴じ不良を起こすことがある。
その理由は、
(A)ステイプラ本体の綴じ動作ミスによるもの、
(B)ステイプル動作開始前にユーザがステイプル処理すべきシートを抜き取ってしまうことにより空打ちをしてしまうことによるもの、
などである。
これらのステイプルの綴じミス針に対し、従来のシート処理装置では、
(1)特にステイプル綴じ針収集手段を設けず、ミス針はそのまま放置状態のもの、
(2)特許文献1のように磁性体や粘着材等を設け、それにミス針を吸着させるもの、またそれをカートリッジに取り付けたもの(図13参照)、
(3)ステイプラのステージ上に紙有り無しの検知を設け、紙が無い場合を瞬時に見分け、ステイプル動作をさせない制御を行い、綴じミス針の発生を減らすもの、
(4)特許文献2に記載されているように、ステイプルユニットを保持するホルダ部材にガイドを設け、ステイプルユニットで発生した綴じミス針をシート処理装置の外部へ排出させるもの、
などがあった。
特開平6−40647号公報 特開2003−326505号公報
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じることが懸念される。
上記(1)の場合、装置内に落下した綴じミス針がどこに行くかわからず、ショート、故障の原因になる。
特にサービスマンによる定期的な点検を行う大型機に関しては、このような構成をとることにより、サービスマンが、装置内に散乱した綴じミス針を取り除くことはできるが、低コスト機では、メンテナンスフリーである場合が多く、装置故障になる可能性が高い。
上記(2)の場合、粘着材の劣化、吸着ミスにより、ミス針の取りこぼしが発生する可能性がある。
上記(3)の場合、センサ追加によるコストアップ、また、ステイプル動作時にユーザがシートを引き抜いたときなど、ごく稀に針打ちミスをする可能性がある。
上記(4)の場合、ステイプルユニットを保持するホルダ部材を必要とするために、ホ
ルダ部材を設けること自体の容積増加に加え、ガイドを設けるためのさらなる容積増加が装置の大型化、コストアップにつながり、ステイプルユニットを使用する装置ごとにホルダ部材の形状を変えなければならない虞もある。
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたものであり、綴じミスにより発生した空打ち針に起因する不具合を、簡便な構造で、かつ低コストで防止することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
シート積載部に積載されたシートに対して所定のステイプル位置で綴じ針により綴じ処理を行う綴じ手段を備えたシート処理装置において、
前記綴じ手段は、
綴じ針を収納するカートリッジと、
前記カートリッジに収納された綴じ針を1つずつ打出す打出し部と、
前記打出し部に対向して設けられ、前記打出し部から打出された綴じ針を折曲げる折曲げ部と、
を備え、
前記カートリッジは、前記折曲げ部の鉛直方向下方に位置するように設けられ、
前記綴じ手段による綴じ処理がシートに対して行われなかった空打ち針を前記綴じ手段の外部まで導くための、前記綴じ手段の外部に向かって下方に傾斜した滑降面を、前記カートリッジの上面に備えることを特徴とする。
画像形成装置にあっては、シート上に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像形成されたシートに処理を施すシート処理装置、とを備え、
前記シート処理装置は、上記記載のシート処理装置であることを特徴とする。
本発明によれば、綴じミスにより発生した空打ち針に起因する不具合を、簡便な構造で、かつ低コストで防止することが可能となる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
まず、本発明の実施例1に係るシート処理装置が適用された画像形成装置の構成について説明する。
図12は本発明の実施の形態に係るシート処理装置が適用された画像形成装置100の構成を示す概略断面図である。
画像形成装置100は、図に示すように、画像形成装置本体200と、フィニッシャ300とから構成され、画像形成装置本体200は原稿画像を読み取るイメージリーダ400、および画像形成部としてのプリンタ500を備える。そして、イメージリーダ400には、原稿給送装置600が搭載されている。
原稿給送装置600では、給送される原稿がプラテンガラス102上の流し読み取り位置を通過するときに、この流し読み取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニッ
ト104により走査されることによりイメージセンサ109で原稿画像が読み取られる(いわゆる原稿流し読み方法)。
なお、原稿給送装置600により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能である(いわゆる原稿固定読み方法)。
プリンタ500の露光制御部110は、イメージセンサ109で読み取られた画像情報に基づきレーザ光を変調して出力し、該レーザ光はポリゴンミラー110aにより走査されながら像担持体としての感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。
この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、各カセット114,115、手差給送部125または両面搬送パス124からシートが給送され、このシートは感光ドラム111と転写部116との間に搬送される。感光ドラム111に形成された現像剤像は転写部116により、給送されたシート上に転写される。
現像剤像が転写されたシートは定着部117に搬送され、定着部117はシートを加熱・加圧することによって現像剤像をシート上に定着させる。定着部117を通過したシートはフラッパ121および排出ローラ対118を経てプリンタ500から外部(フィニッシャ300)に向けて排出される。
ここで、シートをその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過したシートをフラッパ121の切換動作により一旦反転パス122内に導き、そのシートの後端がフラッパ121を通過した後に、シートをスイッチバックさせて排出ローラ対118によりプリンタ500から排出する(いわゆる、反転排出)。この反転排出は、原稿給送装置600を使用して読み取った画像を形成するときまたはコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように先頭頁から順に画像形成するときに行われ、その排出後のシート順序は正しい頁順になる。
また、手差給送部125からOHPシートなどの硬いシートが給送され、このシートに画像を形成するときには、シートを反転パス122に導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ)で排出ローラ対118により排出する。
さらに、シートの両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切換動作によりシートを反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送し、両面搬送パス124へ導かれたシートを上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給送する制御が行われる。
フィニッシャ300は、プリンタ500から排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つの束に束ねる処理、束ねたシート束の後端をステイプラで綴じるステイプル処理、ソート処理、ノンソート処理、などの各シート後処理を行う。
フィニッシャ300は、プリンタ500から排出されたシートを内部に導くための入口ローラ対301を有する。入口ローラ対301で搬送されたシートは、フィニッシャパス302に導かれる。フィニッシャパス302の下流には、切換フラッパ303が配置されている。切換フラッパ303は、ノンソートパス304、又は、ソートパス305に導くためのフラッパである。
ノンソート処理を行う場合は、切換フラッパ303がオンされ、シートがノンソートパス304に導かれる。その後、ノンソートパス304上に設けられた、搬送ローラ対306,307を介してサンプルトレイ308上に排出される。
これに対して、ステイプル処理やソート処理を行う場合は、切換フラッパ303がオフされ、シートがソートパス305に導かれる。ソートパス305に導かれたシートは、ソート排出ローラ対309を介してシート搬送経路に設けられたシート積載部としての中間積載部1上に積載される。
中間積載部1上に束状に積載されたシートは、必要に応じて整合処理、ステイプル処理などが施された後に、排出ローラ対310によりスタックトレイ311上に排出される。中間積載部1上に束状に積載されたシートを綴じるステイプル処理には、ステイプラ9が用いられる。スタックトレイ311は、上下方向に自走可能に構成されている。
次に、本発明の実施例1に係るシート処理装置の構成について説明する。本実施例に係るシート処理装置は、中間積載部1上に積載されたシートに対して、必要に応じて整合処理、ステイプル処理などを施すものである。
図1は、本実施例に係るシート処理装置の全体構成概略を示した斜視図、図2は本実施例に係るシート処理装置を示す概略側面図、図3は本実施の形態に係るシート処理装置の概略上面図であり、何れもシートが搬入されてきた際の図である。
図1において、中間積載部1は後処理(綴じ処理、ステイプル処理、ステイプル綴じ)を行うためにシートを一時的に積載するためのものである。また、2は矢印3の方向へプリンタ500によって排出されたシートを前記中間積載部1に搬入するINローラ対、4は矢印5の方向に不図示のアクチュエータにより往復動作可能な横整合スライドガイド、6は不図示のアクチュエータにより矢印7方向に回転する縦整合パドル、9は縦横整合されたシートに対して綴じ処理を行う綴じ手段としての小型電動ステイプラ(以下、ステイプラ9という)である。
この装置は、図2に示すように側面方向から見ると、中間積載部1が、水平方向aに対して約35度傾いている。このため、プリンタ500から排出されINローラ対2により中間積載部1に送り込まれるシートS1は、シートの後端がINローラ対2を抜けると、自重により中間積載部1上面に落下し、かつ、斜面をシート端部が縦整合基準壁10に突き当たるまで、滑り落ちる。
その間に横整合スライドガイド4が、図1で説明した矢印5方向に移動することで、中間積載部1上のシートは、シートの側面が、横整合基準壁11に突き当たるまで、移動させられる。
その後、前記横整合スライドガイド4が、図1に示す元の位置に戻る間に、縦整合パドル6が、矢印7方向に回転し、シート側面を立て整合基準壁10に揃えることで、確実に縦方向を整合する。
図2のシートS2は、前記動作が終了した状態の図である。そして、更に後続紙S1が、搬入され、シート1枚ごとに、毎回同じ動作が繰り返され、整合されたシート束ができる。
その後、前記ステイプラ9により、ステイプル綴じがなされる。ステイプル綴じが施されるステイプル位置は図3において、12に示すシート束のコーナーの位置である。
ステイプラ9は、シート裏面から表面方向へ垂直に針を打出し、打出された針の先端部分を折曲げ部としてのクリンチャ23(図1参照)により曲げることによりステイプル綴じを行う。なお、図3では、ステイプル針が打たれる位置12を明確に図示するために、クリンチャ23を不図示とし、針が上面から見えるようにした。また、図の状態では、まだ後続のシートS1が搬入中であるため、実際はその位置でまだ針は綴じられていないはずであるが、シート搬入位置と針の位置12を明確にするため、あえて図示している。
その後、綴じられたシート束は、不図示の排出手段により、前記中間積載部から排出され、後処理部は、つぎのジョブを待ち受ける状態となる。
以上が、シート処理装置のステイプル処理に関する説明である。
次に、図4を用いて、ステイプラ9の説明を行う。
図4は、本実施例のステイプラ9を示す図であり、20はステイプラ9本体に対して着脱可能なステイプルカートリッジ(以下、カートリッジ20という)である。図5は、図4に示す矢印21方向にカートリッジ20を真直ぐ引くことにより、ステイプラ9本体から脱離させたカートリッジ20を示す図である。図6,7は、本実施例のステイプラ9の構成を説明するための図である。図8は、本実施例のステイプラ9の要部を上方から見た図である。
ステイプラ9本体から脱離させたカートリッジ20単体は、図5に示すような形状をしている。不図示の直線形状のステイプル針が帯状に糊付けされたシート状のものが、複数積層された状態でこのカートリッジ20内の収納部に収められている。
直線状のステイプル針は、図6に示すカートリッジ20の突出部20aから、その下に構成された打出し部としての不図示のメカ機構により図6に示すステイプル針22のようにコの字状に形成された状態で、打出す。ステイプル針22の打出しと略同時にクリンチャ23が支点24を中心に矢印25方向に降下することにより、突出部20a上に載置された不図示のシートにステイプル針22が貫通し、シートを貫通したステイプル針22の先端部分が曲げられてステイプル綴じが行われる。
そして、前記クリンチャ23が元の位置(図6に示す位置)に戻り、ステイプル綴じの一連動作が終了する。本実施例では、クリンチャ23が突出部20aへ向かって移動し、綴じ動作を行う構成について説明したが、クリンチャ23が固定で、打出し部がクリンチャ23に向かって針を打出して折り曲げる構成においても本発明が有効であることは言うまでもない。
ところで、前記クリンチャ23は、図7に示す、クリンチャ23にリンクしたレバー26を、矢印25方向に移動させることで下降する。このレバー26は、手前側にも同様に構成されている(図8参照)。
このレバー26近傍は、レバー26移動のための機構部の摺動を高めるために潤滑材(グリス)が塗付してある。そして、その機構部の内側であって、カートリッジ20の上面30に、図6,8に示すように機構部を覆う一対の側壁としてのガイドカバー27,28が構成されている。
一対のガイドカバー27,28は、カートリッジ20の上面30の、一対のガイドカバー27,28で囲まれた領域に潤滑材などの異物が侵入することを防止している。なお、
図7では、レバー26の位置を示すために、ガイドカバー27,28がない状態を示している。
このガイドカバー27,28は、側面に矢印29(図8参照)方向に凸の突起形状がなく滑らかである。そして、ガイドカバー27,28はステイプラ9本体側に固定されている。また、カートリッジ20の上面30も、斜線部の範囲は矢印29方向に凸の突起形状がなく滑らかである。図8は見やすくするために、部分的に部品を削除してある。
次に、空打ちしたステイプル針が発生した場合の説明を、図8を用いて行う。
シートSに貫通するはずのステイプル針31が、図8に示す位置で空打ちされた場合、そのステイプル針(空打ち針)31は、重力方向に移動する。そのため、重力方向に移動するステイプル針31が、カートリッジ20の上面30上に形成される通路32を矢印32a方向に移動するように構成されている。ここで、カートリッジ20の上面30は、本発明に係る滑降面を構成している。
このとき、前記ステイプル針31は、前記上面30が、図1に示すように35度傾斜していること、また、上面30がステイプル針31の移動動作を阻害するような突起部はなく全て傾斜方向に滑らかであるため、通路32を伝って矢印32a方向に落下する。
このとき、ガイドカバー27,28により、レバー26近傍の機構部の潤滑材が通路32内に侵入することが防止されているので、潤滑材の粘性によりステイプル針31が上面30やガイドカバー27,28に張り付いてしまうことを防止でき、ステイプル針31は移動が妨げられることなく滑らかに通路32を移動することができる。また、落下するステイプル針は磁性体であるため、上面30を非磁性体で形成することにより、ステイプル針が通路32に吸着してしまうことなく(滑降性能の弊害となるようなことはなく)、該ステイプル針をステイプラ9の外部に落下させることができる。
また、本実施例におけるシート処理装置は、図8に示す点線部33が、装置外装カバー部に相当するように構成されており、カートリッジ20の端部(カートリッジノブ)はカートリッジ着脱の際の取っ手として前記外装カバーより外側に剥き出しで突出している。そのため、ユーザは、カートリッジ20の着脱を装置外部から矢印34方向に容易に行うことが可能となる。
そして、前記綴じミスステイプル針31は、前記通路32を伝って装置本体外に導かれるため、装置内部に落下することによる2次的な問題、例えば、機構部に綴じ針が挟まることによる装置故障、又は、電装部に落下することによるショートを防止することができる。
本実施例においては、カートリッジ20の端部が外装カバーより外側に剥き出しで突出している構成について説明したが、ステイプラ9の外部に導かれるものの、装置本体外までは排出できない構成でも本発明は有効であり、例えばステイプラ9から綴じミスステイプル針31が落下する場所に予め綴じミス針の受け部を設置しておけば、機構部や電装部等に綴じミス針が紛れ込んで不具合を引き起こすことを防止できる。
このように、本実施例によれば、高価な制御手段を設けることにより、綴じミス針の発生を抑えるのではなく、発生した綴じ処理ミスの針の重力滑降と積極的に装置外へ誘導する通路を設けることにより、コストをかけずに綴じミス針の排出を実現し、装置故障を未然に防ぐことが可能となる。
また、ステイプルカートリッジ20使用後に新しいカートリッジに交換することで、ガイド面においても新品となるため、ガイド面をきれいな状態で維持することが可能となる。したがって、使用頻度にかかわらず、綴じミスにより発生した空打ち針を、より確実にステイプラ9の外部、または装置外へ落下排出させることができ、さらに、その確実性を一定に維持することが可能となる。
次に、本発明の実施例2について説明する。
図9は、本発明の実施例2のステイプラ9の構成を説明するための図である。なお、実施例1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
上述した実施例1では、図6,8を用いて説明したように、一対のガイドカバー27,28はステイプラ9本体側に固定されているが、本実施例においては、図9に示すように、一対のガイドカバー41,42をステイプルカートリッジ40に一体固定するものである。
そして、前記ガイドカバー41,42は、ステイプルカートリッジ40の着脱時に、ステイプラ9から着脱されるため、ステイプラ9の使用頻度により、ガイドカバー41,42のうちステイプル針をガイドする(通路32を構成する)ガイド面が、油分、よごれ、埃傷などにより劣化した場合においても、ガイドカバー41,42のクリーニング維持が容易となる。
また、ステイプルカートリッジ40使用後に新しいカートリッジに交換することで、ガイド面においても新品となるため、ガイド面をきれいな状態で維持することが可能となる。したがって、使用頻度にかかわらず、綴じミスにより発生した空打ち針を、より確実に装置外へ落下排出させることができ、さらに、その確実性を一定に維持することが可能となる。
次に、本発明の実施例3について説明する。
図10は、本発明の実施例3のステイプラ9の構成を説明するための図である。図11は、ステイプルカートリッジ40のノブ部分を断面で示した図である。
本実施例においては、上述した実施例2のステイプルカートリッジ40の端部のステイプルカートリッジノブ50に、空打ち針を収納可能な空打ち針収納部51を設けるものである。なお、図10,11においては、実施例2のステイプルカートリッジ40に空打ち針収納部51を設けた場合について示しているが、上述した実施例1のステイプルカートリッジ20の端部のステイプルカートリッジノブに、空打ち針収納部を設けてもよい。
上記実施例1,2で説明したように、空打ち針をガイドする通路32を設けることにより、空打ち針をステイプラ9の外部に排出することが可能となり、ステイプラ9を装置外装から露出するよう配設すれば装置外部にまで排出することが可能となった。
さらに、本実施例では、通路32を移動する空打ち針をステイプルカートリッジノブ50に設けられた空打ち針収納部51に収納することで、空打ち針が装置外に散乱するのを防止することができる。
空打ち針収納部51の大きさは、ステイプルカートリッジ40内に収納可能な最大収納
数のステイプル針が空になるまで綴じ処理が行われた場合に発生すると予測される空打ち針の数量に基づいて、適宜設定されるとよい。
これにより、ステイプルカートリッジ40内のステイプル針が空になった後、新しいカートリッジと交換する際に、空打ち針収納部51も交換されることとなり、空打ち針収納部51の容量を越えて空打ち針が通路32に排出されることを防止することができ、空打ち針が装置外に散乱するのを防止することができる。したがって、ユーザが綴じミスにより発生した空打ち針を処理する必要がなくなり、利便性が向上する。
本発明の実施例1に係るシート処理装置を示す概略斜視図である。 本発明の実施例1に係るシート処理装置を示す概略側面図である。 本発明の実施例1に係るシート処理装置を示す概略上面図である。 本発明の実施例1のステイプラの構成を説明するための概略斜視図である。 本発明の実施例1のステイプルカートリッジを説明するための概略斜視図である。 本発明の実施例1のステイプラの構成を説明するための概略斜視図である。 本発明の実施例1のステイプラの構成を説明するための概略斜視図である。 本発明の実施例1のステイプラの要部を上方から見た概略図である。 本発明の実施例2のステイプラの構成を説明するための概略斜視図である。 本発明の実施例3のステイプラの構成を説明するための概略斜視図である。 本発明の実施例3のステイプルカートリッジの空打ち針収納部を説明するための概略斜視図である。 本発明の実施例の画像形成装置を示す概略断面図である。 従来例を説明する図である。
符号の説明
1 中間積載部
2 INローラ対
4 スライドガイド
6 パドル
9 ステイプラ
10 縦整合基準壁
11 横整合基準壁
20 ステイプルカートリッジ
20a 突出部
22 ステイプル針
23 クリンチャ
26 リンクレバー
27 ガイドカバー
28 ガイドカバー
30 上面
31 ステイプル針
33 外装ライン
40 ステイプルカートリッジ
41 ガイドカバー
42 ガイドカバー
50 カートリッジノブ
51 空打ち針収納部

Claims (10)

  1. シート積載部に積載されたシートに対して所定のステイプル位置で綴じ針により綴じ処理を行う綴じ手段を備えたシート処理装置において、
    前記綴じ手段は、
    綴じ針を収納するカートリッジと、
    前記カートリッジに収納された綴じ針を1つずつ打出す打出し部と、
    前記打出し部に対向して設けられ、前記打出し部から打出された綴じ針を折曲げる折曲げ部と、
    を備え、
    前記カートリッジは、前記折曲げ部の鉛直方向下方に位置するように設けられ、
    前記綴じ手段による綴じ処理がシートに対して行われなかった空打ち針を前記綴じ手段の外部まで導くための、前記綴じ手段の外部に向かって下方に傾斜した滑降面を、前記カートリッジの上面に備えることを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記滑降面の傾斜方向に沿った前記滑降面の両側に一対の側壁を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記一対の側壁は、前記カートリッジに設けられることを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記滑降面には、空打ち針の滑降動作を阻害する突起部が存在しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシート処理装置。
  5. 前記滑降面には、前記滑降面を滑降してきた空打ち針が収納される空打ち針収納部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシート処理装置。
  6. 前記滑降面は、非磁性体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のシート処理装置。
  7. 前記カートリッジは、前記綴じ手段に着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のシート処理装置。
  8. 前記滑降面は、空打ち針を装置本体の外部まで導くことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のシート処理装置。
  9. 前記シート積載部は、シートが搬送されるシート搬送経路の途中であって、鉛直方向に対して傾いて設けられ、
    前記カートリッジは、前記滑降面が前記シート積載部の傾斜に沿うように傾いて設けられることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のシート処理装置。
  10. シート上に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像形成されたシートに処理を施すシート処理装置、とを備え、
    前記シート処理装置は、請求項1〜9のいずれかに記載のシート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
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