JPH0640184U - パテ盆 - Google Patents

パテ盆

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JPH0640184U
JPH0640184U JP8027192U JP8027192U JPH0640184U JP H0640184 U JPH0640184 U JP H0640184U JP 8027192 U JP8027192 U JP 8027192U JP 8027192 U JP8027192 U JP 8027192U JP H0640184 U JPH0640184 U JP H0640184U
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putty
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tray
resin film
handle
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JP8027192U
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源蔵 佐野
啓次 関根
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ヤヨイ化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストが安価で、耐水強度、洗浄性に優
れ、且つ軽量化されたパテ盆を得る。 【構成】 ペースト状のパテを載置する上板と、上板の
下部に設けた持ち手とを備えたパテ盆において、前記上
板と持ち手とが発泡樹脂で成形され、前記上板上面が樹
脂フィルムで被覆されたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば目止め剤、目地剤等の高粘度ペースト状のパテをヘラ等で塗 布する場合に、所望量のパテを作業員が作業箇所へ持ち運ぶ際に使用するパテ盆 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、目止め剤、目地剤等の高粘度ペースト状のパテをヘラ等で塗布する 場合に、所望量のパテを作業員が作業箇所へ持ち運ぶ際に使用するパテ盆として 、作業現場で廃材となったベニヤ板を上板とし、その裏面に同じく廃材の木材を 持ち手として釘等で打ち付けた簡単なものが利用されている。
【0003】 その場合、ベニヤ板は木目があるため、その表面でパテを扱う場合、木目にパ テが入り込んで、ヘラ等が木目に引っ掛かるなどして取扱い難く、作業性の問題 点があった。
【0004】 また、木製であるため重量的にも決して軽いものではなく、パテを載せた際に はかなりの重量になった。加えて、長期間使用すると、パテの水分がベニヤ板に 移ったり、硬化したパテが付着したりして、更に重くなっり、作業性がしだいに 悪化することとなった。
【0005】 更に、パテの水分がベニヤ板に移ることによりベニヤ板が劣化して脆くなる等 の強度的な問題があった。また、作業終了後にパテ盆を洗浄するのであるが、木 製であるためパテが取れ難い等の洗浄性の問題もあった。
【0006】 一方、上記問題を解消するためプラスチックで構成されたパテ盆が製造されて いる。
【0007】 このプラスチック製のパテ盆では、パテが上板に貼着し難く、作業性が良好で あり、また、洗浄性も良好である。また、長期の使用に際しても、パテの水分や 硬化したパテが付着して、それ以上に重くなることがなく、耐水性もよい。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のプラスチック製のパテ盆は、製造に際し、高価な製造用 金型を必要とし、その金型材料費及び製作費自体も高額となるので、製造コスト が著しく高騰し、安価に製造されるものではない。また、重量の問題は未解決の ままである。
【0009】 本考案は、製造コストが安価で、耐水強度、洗浄性に優れ、且つ軽量化された パテ盆を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るパテ盆では、ペースト状のパテを載置する上板と、上板の下部に 設けた持ち手とを備えたパテ盆において、 前記上板と持ち手とが発泡樹脂で成形され、 前記上板上面が樹脂フィルムで被覆されたものである。
【0011】 また、好ましくは、前記樹脂フィルムが熱融着で前記上板に被覆されたもので ある。
【0012】
【作用】
本考案においては、上板と持ち手とが発泡樹脂で成形され、前記上板上面が樹 脂フィルムで被覆されたものであるため、製造コストが安価である。加えて、耐 水性、洗浄性等に優れ、強度的にも充分で、極めて軽量化されたパテ盆が得られ る。
【0013】 即ち、上板と持ち手とが発泡樹脂で成形されているため、軽量であり、製造コ ストが安価で、耐水性に優れている。また、上板に樹脂フィルムで被覆したもの であるため、上板の強度を向上させるだけでなく、高粘度のペースト状のパテが 樹脂フィルムに貼着し難く、作業性、洗浄性に優れている。
【0014】 また、パテ盆の変形や損傷等は、パテと上板との粘着によるものである。この ため、樹脂フィルムによってパテが貼着し難いものであるため、強度的にも充分 である。
【0015】 前述の発泡樹脂としては、成形金型が安価に作成でき、しかも、加工が容易で あれば、如何なる発泡樹脂を用いることができる。具体的には、例えば、スチロ ール、ポリエチレン、塩化ビニル、ウレタン樹脂等を用いることができる。
【0016】 また、上板を被覆する樹脂フィルムとしては、同様に加工が容易で安価であれ ば、如何なる樹脂フィルムを用いることができる。具体的には例えば、スチロー ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ABS樹脂等を用いることが できる。
【0017】 また、上板と樹脂フィルムとの接着は、接着剤を用いてもよく、好ましくは、 前記樹脂フィルムが熱融着で前記上板に被覆されたものでは、作業時に剥離し難 く、長期の使用にも耐えられる。
【0018】
【実施例】
図1は本考案のパテ盆の一実施例の構成を示す断面図である。図に示す通り、 ペースト状のパテを載置する矩形状の上板1と、上板1の下部に設けた略U字状 の持ち手2とが金型成形で一体成形されている。
【0019】 材質は発泡スチロール製であり、10倍発泡で充分な強度を得ている。具体的 な製造手順は次の通りである。先ず、上板1と持ち手2とが一体になった金型に 発泡スチロールビーズを注入して、加熱装置にセットした。この時、発泡スチロ ールビーズを10倍に発泡してパテ盆の成形品となる分量(即ち、成形品の1割 の分量を注入する)。次に、加熱温度110℃で加熱発泡した後、冷却して離型 した。
【0020】 発泡スチロールの金型は、発泡スチロールの融点が低い設定で成形が行われる ために、通常のプラスチックの金型よりも簡単な構造であり、金型の製造コスト が低廉で済む特徴を有する。尚、本考案で使用した発泡樹脂成形体の金型の製造 コストはインジェクション成形用の金型の製造コストの約1/3である。また加 えて、製造も比較的低い温度(110℃)で行うことができるため容易であり、 大量生産に適している。
【0021】 この一体成形されたパテ盆の成形品では、上板1表面には発泡スチロールの発 泡の気孔が表出しており、このままの状態でパテ盆として使用すると、気孔内部 にパテが入り込んで粘着するため、作業時に必要以上の力が上板に係ることとな り、パテ盆が損傷する。
【0022】 そこで、パテ盆の成形品の上板1表面に樹脂フィルム3を取付け、再度、この 成形品を金型に取付け、加熱して樹脂フィルムを熱融着させる手段を講じる。こ れによって、上板表面には樹脂フィルム3が熱融着で被覆されることとなり、上 板1の表面強度の向上を図ることができ、作業時に剥離し難く、長期の使用にも 耐えられる。
【0023】 即ち、パテ盆の塑性変形は、パテと上板1との粘着によるものであり、樹脂フ ィルム3によってパテが貼着し難いものであるため、強度的にも充分である。
【0024】 更に、持ち手2は矩形の上板1の長手方向に沿った方向に形成されている。こ れによっても、作業時に必要な強度が充分である。即ち、パテ盆からヘラで所望 量のパテを移して、壁等の目地に塗布する際には、必ず長手方向からヘラへ載り 移されるものである。このため、持ち手2の取付け方向と上板1の長手方向とが 同じ方向に構成されているため、作業時に必要な強度が充分である。
【0025】 尚、上板1と樹脂フィルム3との被覆方法としては、熱融着等により張り合せ る方法以外にも、接着剤等により張り合せる方法等がある。また、待ち手2の構 成も、上板1の長手方向に沿った方向に取付けられるのであれば、図1に示すよ うな略U字状のもの以外にも、U字状の内部の穴がなく窪みになっているもの、 単に突設した板であるもの等種々の構成を取り得る。更に、パテ盆の大きさも種 々の大きさを取り得る。
【0026】 以上のように、本考案に係るパテ盆は前述の構成を備えているので、下記の如 く、優れた効果を有する。 (a) 発泡樹脂により構成されているため、従来の木製、プラスチック製パテ盆 と比較し、大幅な軽量化を測ることができる。 (b) 上板表面を樹脂フィルムで被覆しているため、木製パテ盆と比較して、耐 水性、洗浄性等に優れており、プラスチック製パテ盆と同等の性能を出すことが できる。 (c) 高価な製造金型を必要とするプラスチック製パテ盆と比較し、製造コスト の大幅な低減が可能である。
【0027】
【考案の効果】
本考案は以上説明したとおり、上板と持ち手とが発泡樹脂で成形されているた め、軽量であり、製造コストが安価で、耐水性に優れている。また、上板に樹脂 フィルムで被覆したものであるため、上板の強度を向上させるだけでなく、高粘 度のペースト状のパテが樹脂フィルムに貼着し難く、作業性、洗浄性に優れてい る。
【0028】 また、パテ盆の塑性変形は、パテと上板との粘着によるものであり、樹脂フィ ルムによってパテが貼着し難いものであるため、強度的にも充分であるという効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパテ盆の一実施例の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…上板、 2…持ち手、 3…樹脂フィルム、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペースト状のパテを載置する上板と、上
    板の下部に設けた持ち手とを備えたパテ盆において、 前記上板と持ち手とが発泡樹脂で成形され、 前記上板上面が樹脂フィルムで被覆されたことを特徴と
    するパテ盆。
  2. 【請求項2】 前記樹脂フィルムが熱融着で前記上板に
    被覆されたことを特徴とする請求項1に記載のパテ盆。
JP1992080271U 1992-10-28 1992-10-28 パテ盆 Expired - Lifetime JPH0743348Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992080271U JPH0743348Y2 (ja) 1992-10-28 1992-10-28 パテ盆

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JP1992080271U JPH0743348Y2 (ja) 1992-10-28 1992-10-28 パテ盆

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0640184U true JPH0640184U (ja) 1994-05-27
JPH0743348Y2 JPH0743348Y2 (ja) 1995-10-09

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ID=13713631

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS518977A (ja) * 1974-07-10 1976-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPS63116650U (ja) * 1987-01-22 1988-07-27
JPH01171844U (ja) * 1988-05-25 1989-12-05

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH01171844U (ja) * 1988-05-25 1989-12-05

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