JPH0523328Y2 - - Google Patents

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JPH0523328Y2
JPH0523328Y2 JP1989145544U JP14554489U JPH0523328Y2 JP H0523328 Y2 JPH0523328 Y2 JP H0523328Y2 JP 1989145544 U JP1989145544 U JP 1989145544U JP 14554489 U JP14554489 U JP 14554489U JP H0523328 Y2 JPH0523328 Y2 JP H0523328Y2
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layer
branch
fireproof layer
synthetic resin
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JP1989145544U
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は軽量性、耐熱性等に優れた建築用ボー
ド材に関するものである。
(従来の技術) 耐熱用の建築用ボード材としては一般に石膏ボ
ードが広く使用されているが、石膏ボードは重い
うえにわずかの衝撃でも割れたり欠け落ちたりす
ることがあり取り扱いが容易でない。そこで、軽
量化を図るために特公昭47−13874号公報や特開
昭48−83163号公報或いは特公昭58−83163号公報
に見られるように、発泡合成樹脂の基材の表面に
塗着耐火層をコーテイングした建築用ボード材も
提案されている。ところが、軽量の合成樹脂製基
材の表面に塗着耐火層を形成したものは基材と耐
火層との接着強度を十分なものとすることができ
ず、耐火層がわずかの衝撃により或いは長期間の
使用により自然に剥がれ落ちたりするという問題
点があり、実用化されていないのが現状である。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上記のような従来の問題点を解決し
て、軽量で取り扱いが容易であるうえに基材の表
面に形成した耐火層が基材に対して強固に結合し
て剥がれ落ちることのない建築用ボード材を目的
として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本考案
は、細長で不規則形状の発泡粒子が局部的に融着
されて多数の不規則な空〓を形成した空〓率は5
〜50%の発泡合成樹脂製の基材の表面に所要厚の
塗着耐火層を該基材の表層に現れる空〓の枝状屈
曲部内に裏側の一部を介入させて層着一体化した
ことを特徴とするものである。
(実施例) 次に本考案を図示の実施例について詳細に説明
する。
1は発泡ポリスチレン樹脂、発泡ポリエチレン
樹脂等の発泡合成樹脂製の基材、2は基材1の表
面に層着形成された石膏あるいはセメント等より
なる所要厚の塗着耐火層である。なお、図示の実
施例では塗着耐火層2が基材1の片面にのみ形成
されているが、使用目的に応じて全外表面あるい
は任意の外表面に選択的に形成されるものであつ
てもよい。また、前記の基材1は細長い不規則形
状に成形された発泡粒子3が局部的に融着されて
該発泡粒子3間に不規則な空〓4を該基材1の表
層に現れる空〓4の奥部が枝状屈曲部4aとなる
ように形成したものであるが、このような基材1
は例えば緩衝材用などとして市販されている細長
い不規則形状に成形された10〜100ミリ程度の細
長い発泡粒子3を基材専用の成形型に所要量充填
して型締め後加圧蒸気を供給することにより成形
済の個々の発泡粒子3の表面を一部溶融させてこ
れらを融着させ所定形状に成形する外、同様の手
段で大きなブロツクを成形後に板状その他所定形
状に切断されたものとしてもよい。なお、形成さ
れる空〓4は外部に連通されたものとして全体に
通気性をもたせたものが一般的であるが、必ずし
も外部に連通されたものでなくともよく、また、
基材1としての空〓率は5%未満では枝状屈曲部
4aを有する空〓4が足りずいわゆるアンカー効
果が不十分であり、反対に50%を超えると建材と
しての強度に問題がでるので5〜50%とすること
が必須の要件であり、また、嵩密度は0.005〜
0.1gr/cm3のものが軽量性等からみて好ましい。
一方、前記基材1の表面の塗着耐火層2は用途に
応じて2〜10mm厚にペースト状耐火材料を塗着、
乾燥することにより何等接着剤を使用することな
く基材1に一体に層着して形成する。そして、塗
着耐火層2の基材1との接合面の一部2aは基材
1の表層にある空〓4の枝状屈曲部4aに食い込
んだものとして、塗着耐火層2を強固に密着接合
するものである。
(作用) このように構成されたものは、基材1が細長で
不規則形状の発泡粒子3を局部的に融着して多数
の不規則な枝状屈曲部4aを有する空〓4を形成
した空〓率が5〜50%の発泡合成樹脂製のもので
あるから、全体が軽量で取扱いが容易なうえに断
熱性、防音性にもすぐれており、しかも、発泡合
成樹脂製の基材1の表面に形成される塗着耐火層
2が耐火性を発揮するので建築用内外装材として
極めて用途の広いものであるが、基材1の表面に
形成される塗着耐火層2は基材1との接合面にお
いて複雑な形状の空〓4内の枝状屈曲部4aにま
で一部2aを介入させて層着一体化されているの
で、表面に球形発泡粒子相互の凹みがある従来の
ポリスチレン発泡体に塗着した場合とは比較にな
らないいわゆるアンカー効果が発揮されて塗着耐
火層2の剥離が確実に防止され、接着剤を用いな
くても基材1に対して十分強固に密着接合されて
長期耐用できるものである。しかも、前記した空
〓4により塗着耐火層2の成形工程等においても
基材1との間に空気溜りを発生することがなく、
表面が平滑な塗着耐火層2が容易に形成されるこ
ととなる。さらに、前記した発泡合成樹脂製の基
材1は加工性にも優れているので複雑な形状のも
のにも対応できるものである。
(考案の効果) 以上の説明からも明らかなように、本考案は軽
量性、耐熱性、耐火性に優れているばかりでなく
表面の塗着耐火層の剥離がなくて長期耐用できる
もので、生産性、加工性等にも優れているうえ安
価に提供できる利点と相俟ち従来の問題点を一掃
した建築用ボード材として実用的価値の極めて大
きいものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。 1……発泡合成樹脂製の基材、2……塗着耐火
層、2a……一部、3……発泡粒子、4……空
〓、4a……屈曲部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 細長で不規則形状の発泡粒子3が局部的に融着
    されて多数の不規則な枝状の空〓4を形成した空
    〓率は5〜50%の発泡合成樹脂製の基材1の表面
    に所要厚の塗着耐火層2を該基材1の表層に現れ
    る空〓4の枝状屈曲部4a内に裏側の一部2aを
    介入させて層着一体化したことを特徴とする建築
    用ボード材。
JP1989145544U 1989-12-18 1989-12-18 Expired - Lifetime JPH0523328Y2 (ja)

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JP1989145544U JPH0523328Y2 (ja) 1989-12-18 1989-12-18

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JPH0384131U JPH0384131U (ja) 1991-08-27
JPH0523328Y2 true JPH0523328Y2 (ja) 1993-06-15

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ID=31692173

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4883163A (ja) * 1972-02-10 1973-11-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4883163A (ja) * 1972-02-10 1973-11-06

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Publication number Publication date
JPH0384131U (ja) 1991-08-27

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