JPS6124270B2 - - Google Patents
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- JPS6124270B2 JPS6124270B2 JP56195838A JP19583881A JPS6124270B2 JP S6124270 B2 JPS6124270 B2 JP S6124270B2 JP 56195838 A JP56195838 A JP 56195838A JP 19583881 A JP19583881 A JP 19583881A JP S6124270 B2 JPS6124270 B2 JP S6124270B2
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、たとえば石油タンクなどの構造物
の表面に施工するに適した、断熱及び防水層の施
工方法に関するものであり、その目的は断熱性及
び防水性が高く、かつ耐久性が良好であり、しか
も施工がし易い、断熱及び防水層の施工方法を提
供することにある。
の表面に施工するに適した、断熱及び防水層の施
工方法に関するものであり、その目的は断熱性及
び防水性が高く、かつ耐久性が良好であり、しか
も施工がし易い、断熱及び防水層の施工方法を提
供することにある。
従来、石油タンクなどの外壁面には断熱及び防
水の処理が施されるが、その効果が充分ではな
く、施工された処理面の耐久性も良くない欠点が
あつた。そこで、本発明においては石油タンクな
どの構造物の壁面に対して断熱及び防水の処理が
充分であり、施工後の処理面の耐久性も良好な施
工方法を提供し、従来の欠点を排除しようとした
ものである。
水の処理が施されるが、その効果が充分ではな
く、施工された処理面の耐久性も良くない欠点が
あつた。そこで、本発明においては石油タンクな
どの構造物の壁面に対して断熱及び防水の処理が
充分であり、施工後の処理面の耐久性も良好な施
工方法を提供し、従来の欠点を排除しようとした
ものである。
以下、本発明を実施例により図面を参照して説
明する。図において、１は直方体状に裁断された
断熱層体であつて、ガラスウール、岩綿、ウレタ
ン発泡体、あるいは耐熱性のフアインセラミツク
などの断熱性の材質のものが適用され、本例では
ガラスウールよりなる。しかして、断熱層体１の
外面全体にはシリコーンゴム含有塗料を塗布し、
断熱層体１の外面に厚さ約１〜３mmの塗膜層２を
形成する。前記シリコーンゴム含有塗料は、ゴム
状に硬化しうる液状ないしペースト状のシリコー
ン約８〜12容量部（以下、単に部と略記する。）
と、有機容剤約10〜30部と、ガラスビーズなどの
塗膜安定剤約３〜６部と、油性塗料１〜10部と、
ケイ素原子に結合するジオルガノアミノキシ基が
分子中に平均２個を越えて存在する低分子ポリシ
ロキサンからなり、シリコーンを硬化させる硬化
剤と、からなる組成のものであり、その塗膜はゴ
ム性を有し、ひび割れや剥離しない性質を有して
いる。本例のシリコーンゴム含有塗料はK.K.メ
イトー製造のメイルーフ（二液型のシリコーンゴ
ム含有塗料、商品名、塗料中シリコーン70〜80％
含有）を使用し、ガラスウールの断熱層体１の外
周面に塗布し、周面付近に含浸させ、断熱層体の
外周全体に約１mm厚の塗膜層２を形成した。
明する。図において、１は直方体状に裁断された
断熱層体であつて、ガラスウール、岩綿、ウレタ
ン発泡体、あるいは耐熱性のフアインセラミツク
などの断熱性の材質のものが適用され、本例では
ガラスウールよりなる。しかして、断熱層体１の
外面全体にはシリコーンゴム含有塗料を塗布し、
断熱層体１の外面に厚さ約１〜３mmの塗膜層２を
形成する。前記シリコーンゴム含有塗料は、ゴム
状に硬化しうる液状ないしペースト状のシリコー
ン約８〜12容量部（以下、単に部と略記する。）
と、有機容剤約10〜30部と、ガラスビーズなどの
塗膜安定剤約３〜６部と、油性塗料１〜10部と、
ケイ素原子に結合するジオルガノアミノキシ基が
分子中に平均２個を越えて存在する低分子ポリシ
ロキサンからなり、シリコーンを硬化させる硬化
剤と、からなる組成のものであり、その塗膜はゴ
ム性を有し、ひび割れや剥離しない性質を有して
いる。本例のシリコーンゴム含有塗料はK.K.メ
イトー製造のメイルーフ（二液型のシリコーンゴ
ム含有塗料、商品名、塗料中シリコーン70〜80％
含有）を使用し、ガラスウールの断熱層体１の外
周面に塗布し、周面付近に含浸させ、断熱層体の
外周全体に約１mm厚の塗膜層２を形成した。
しかる後、ガラスクロスあるいはビニロンクロ
スなどの機械的強度増強用の補強材３、本例では
ガラスクロスを用意し、断熱層体１の接着側とな
る底面側を除く、側周面と上面に、シリコーンゴ
ム含有塗料にて補強材３を接着する。なお、補強
材３の上面にはシリコーンゴム含有塗料を充分に
塗布して塗膜内に補強材３が含まれるようにす
る。次いで、けい砂、寒水石、ガラスビーズなど
の細粒あるいは微粉状の耐火材４、本例ではけい
砂粉末を用意し、断熱層体１の接着側となる底面
側を除く、側周面と上面に、シリコーンゴム含有
塗料にて耐火材４を接着し、耐火層４Ａを形成す
る。かくして、断熱層体１の表面に塗膜層２、補
強材３、耐火層４Ａが形成されたブロツク体５が
得られる。そして、前記した要領にしたがつて、
ブロツク体５〜５が必要個数形成される。
スなどの機械的強度増強用の補強材３、本例では
ガラスクロスを用意し、断熱層体１の接着側とな
る底面側を除く、側周面と上面に、シリコーンゴ
ム含有塗料にて補強材３を接着する。なお、補強
材３の上面にはシリコーンゴム含有塗料を充分に
塗布して塗膜内に補強材３が含まれるようにす
る。次いで、けい砂、寒水石、ガラスビーズなど
の細粒あるいは微粉状の耐火材４、本例ではけい
砂粉末を用意し、断熱層体１の接着側となる底面
側を除く、側周面と上面に、シリコーンゴム含有
塗料にて耐火材４を接着し、耐火層４Ａを形成す
る。かくして、断熱層体１の表面に塗膜層２、補
強材３、耐火層４Ａが形成されたブロツク体５が
得られる。そして、前記した要領にしたがつて、
ブロツク体５〜５が必要個数形成される。
形成されたブロツク体５〜５は耐火層４Ａを外
向きにして石油タンク７の天井８外面８Ａに、シ
リコーンゴム含有塗料を用いて順次接着し、天井
８外面８Ａの全体をブロツク体５〜５にて被うこ
とにより、石油タンク７の天井８外面８Ａにブロ
ツク体５〜５による断熱及び防水層が形成され
る。なお、ブロツク体５〜５の接着側はシリコー
ンゴム含有塗料の硬化した塗膜層６とされる。本
例のブロツク体５〜５は、ガラスウールを芯体と
しているので、断熱性がよく、かつ芯体の外周面
にはシリコーンゴム含有塗料による弾性を有する
塗膜層が設けられていて、塗膜層のひび割れがな
く、防水性が良好である。そしてブロツク体５〜
５はガラスクロスを塗膜層２内に含ませてあるの
で、ブロツク体表面の機械的強度が大きいもので
あり耐久性がよい。また、本例のブロツク体５〜
５は表面に耐火層４Ａを設けたので、シリコーン
ゴム含有塗料の塗膜層２，６の自己消火性に加
え、耐火性が良好となる。
向きにして石油タンク７の天井８外面８Ａに、シ
リコーンゴム含有塗料を用いて順次接着し、天井
８外面８Ａの全体をブロツク体５〜５にて被うこ
とにより、石油タンク７の天井８外面８Ａにブロ
ツク体５〜５による断熱及び防水層が形成され
る。なお、ブロツク体５〜５の接着側はシリコー
ンゴム含有塗料の硬化した塗膜層６とされる。本
例のブロツク体５〜５は、ガラスウールを芯体と
しているので、断熱性がよく、かつ芯体の外周面
にはシリコーンゴム含有塗料による弾性を有する
塗膜層が設けられていて、塗膜層のひび割れがな
く、防水性が良好である。そしてブロツク体５〜
５はガラスクロスを塗膜層２内に含ませてあるの
で、ブロツク体表面の機械的強度が大きいもので
あり耐久性がよい。また、本例のブロツク体５〜
５は表面に耐火層４Ａを設けたので、シリコーン
ゴム含有塗料の塗膜層２，６の自己消火性に加
え、耐火性が良好となる。
なお、前記実施例におけるブロツク体５の塗膜
層２はシリコーンゴム含有塗料にて形成したが、
塗膜層の成形は前記したシリコーンゴム含有塗料
に限らず、アクリルゴム塗料、ウレタンゴム塗
料、ネオプレンゴム塗料など、ゴム状の弾性を有
する塗膜が得られる塗料が適用される。そして耐
火材料４は粉末状のものの他、ガラスクロスを接
着させてもよい。
層２はシリコーンゴム含有塗料にて形成したが、
塗膜層の成形は前記したシリコーンゴム含有塗料
に限らず、アクリルゴム塗料、ウレタンゴム塗
料、ネオプレンゴム塗料など、ゴム状の弾性を有
する塗膜が得られる塗料が適用される。そして耐
火材料４は粉末状のものの他、ガラスクロスを接
着させてもよい。
また、本実施例はブロツク体５〜５を石油タン
ク７の天井８外面８Ａに接着したが、ブロツク体
５〜５は構造物の屋外部位の他、倉庫の内壁など
建物の内部に施工することができる。
ク７の天井８外面８Ａに接着したが、ブロツク体
５〜５は構造物の屋外部位の他、倉庫の内壁など
建物の内部に施工することができる。
ブロツク体５の接着は本実施例ではブロツク体
５，５相互を接触させて順次接合したが、建物の
内壁に接着するブロツク体は第７図及び第８図に
示すようにブロツク体１０〜１０の相互間に隙間
Ｈを設け、いわゆるタイル様に内壁１１面に接着
してもよく、この場合は隙間Ｈ部位において断熱
性が小さくなるが、外観が美しい仕上りとなる利
点がある（第７図参照）。なお、ブロツク体１０
〜１０は耐火層を設けないものである。
５，５相互を接触させて順次接合したが、建物の
内壁に接着するブロツク体は第７図及び第８図に
示すようにブロツク体１０〜１０の相互間に隙間
Ｈを設け、いわゆるタイル様に内壁１１面に接着
してもよく、この場合は隙間Ｈ部位において断熱
性が小さくなるが、外観が美しい仕上りとなる利
点がある（第７図参照）。なお、ブロツク体１０
〜１０は耐火層を設けないものである。
本実施例の施工に際し、ブロツク体を工場内に
て予め製作し、製作したブロツク体を現場の被着
面に接着する場合には現場施工が行ない易い。
て予め製作し、製作したブロツク体を現場の被着
面に接着する場合には現場施工が行ない易い。
以上説明したように本発明は、シリコーンゴム
含有塗料などの弾性塗膜を形成する塗料を、ガラ
スウールなどの所定立体形状の断熱層体の外周面
の全体に塗布して塗膜層を形成し、この塗膜層上
にガラスクロスなどの補強材を、前記塗料にて接
合させて表面加工したブロツク体を形成し、この
ブロツク体に所定の構造体の表面に前記塗料にて
順次接着して構造物の表面を被覆するようにした
ので、前述した所期の諸目的が確実に達成され
る。すなわち、接着されたブロツク体は断熱層体
を芯体としているので、断熱機能を有し、かつ断
熱層体の外周面には弾性を有する塗膜層が設けら
れていて、塗膜層のひび割れがなく、防水及び防
湿性が高いものである。そして、本発明の施工に
よるブロツク体は塗膜層内に補強材を含ませたた
め、ブロツク体表面の機械的強度が大きいもので
あり、かつブロツク体はゴム弾性を有する塗料に
て被処理面に接着させるため、ブロツク体の接着
性は良好であり、ブロツク体による施工部位は耐
久性のよいものである。
含有塗料などの弾性塗膜を形成する塗料を、ガラ
スウールなどの所定立体形状の断熱層体の外周面
の全体に塗布して塗膜層を形成し、この塗膜層上
にガラスクロスなどの補強材を、前記塗料にて接
合させて表面加工したブロツク体を形成し、この
ブロツク体に所定の構造体の表面に前記塗料にて
順次接着して構造物の表面を被覆するようにした
ので、前述した所期の諸目的が確実に達成され
る。すなわち、接着されたブロツク体は断熱層体
を芯体としているので、断熱機能を有し、かつ断
熱層体の外周面には弾性を有する塗膜層が設けら
れていて、塗膜層のひび割れがなく、防水及び防
湿性が高いものである。そして、本発明の施工に
よるブロツク体は塗膜層内に補強材を含ませたた
め、ブロツク体表面の機械的強度が大きいもので
あり、かつブロツク体はゴム弾性を有する塗料に
て被処理面に接着させるため、ブロツク体の接着
性は良好であり、ブロツク体による施工部位は耐
久性のよいものである。
図は本発明の実施例における施工工程を示すも
ので、第１図は断熱層体の斜視図、第２図は断熱
層体の表面にシリコーンゴム含有塗料の塗膜層を
形成した状態の断面図、第３図は断熱層体の塗膜
層に補強材を接着した状態の断面図、第４図は表
面に耐火材を接着して形成されたブロツク体の断
面図、第５図はブロツク体を被着体に接着させる
状態の説明図、第６図はブロツク体が外部天井面
に施工された石油タンクを示す正面図である。第
７図及び第８図は本発明の別例を示すものであ
り、第７図は壁体面にブロツク体を接着した状態
を示す説明図、第８図は第７図―線の断面図
である。 １…断熱層体、２，６…塗膜層、３…補強材、
５，１０…ブロツク体。
ので、第１図は断熱層体の斜視図、第２図は断熱
層体の表面にシリコーンゴム含有塗料の塗膜層を
形成した状態の断面図、第３図は断熱層体の塗膜
層に補強材を接着した状態の断面図、第４図は表
面に耐火材を接着して形成されたブロツク体の断
面図、第５図はブロツク体を被着体に接着させる
状態の説明図、第６図はブロツク体が外部天井面
に施工された石油タンクを示す正面図である。第
７図及び第８図は本発明の別例を示すものであ
り、第７図は壁体面にブロツク体を接着した状態
を示す説明図、第８図は第７図―線の断面図
である。 １…断熱層体、２，６…塗膜層、３…補強材、
５，１０…ブロツク体。
Claims (1)
- １ シリコーンゴム含有塗料などの弾性塗膜を形
成する塗料を、ガラスウールなどの所定立体形状
の断熱層体の外周面の全体に塗布して塗膜層を形
成し、この塗膜層上にガラスクロスなどの補強材
を、前記塗料にて接合させて表面加工したブロツ
ク体を形成し、このブロツク体を所定の構造体の
表面に前記塗料にて順次接着して構造物の表面を
被覆することを特徴とする断熱及び防水層の施工
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56195838A JPS5899388A (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 断熱及び防水層の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56195838A JPS5899388A (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 断熱及び防水層の施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5899388A JPS5899388A (ja) | 1983-06-13 |
| JPS6124270B2 true JPS6124270B2 (ja) | 1986-06-10 |
Family
ID=16347842
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56195838A Granted JPS5899388A (ja) | 1981-12-04 | 1981-12-04 | 断熱及び防水層の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5899388A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008003120A1 (en) * | 2006-07-07 | 2008-01-10 | Asset Systems Pty Ltd | Fire resistant lining system |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5955942A (ja) * | 1982-09-25 | 1984-03-31 | 南星保温株式会社 | 構造物の外表面保温施工法 |
| JPS5973035U (ja) * | 1982-11-05 | 1984-05-17 | 日本鉱業株式会社 | 撮像管用タ−ゲツトリングを製造するためのキツカ−ピン付ポンチ |
| JPS60138930U (ja) * | 1984-02-27 | 1985-09-13 | 有限会社 西日本防水化学 | 外装用防水構造 |
| JPS60217976A (ja) * | 1984-04-10 | 1985-10-31 | 積水化成品工業株式会社 | 浮屋根タンクにおけるシングルデツキの断熱施工法 |
| JP2016142084A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | 多摩防水技研株式会社 | ウレタン防水層の施工法および断熱防水材 |
-
1981
- 1981-12-04 JP JP56195838A patent/JPS5899388A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008003120A1 (en) * | 2006-07-07 | 2008-01-10 | Asset Systems Pty Ltd | Fire resistant lining system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5899388A (ja) | 1983-06-13 |
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