JPH0640163U - 屋根の支持構造 - Google Patents
屋根の支持構造Info
- Publication number
- JPH0640163U JPH0640163U JP8150692U JP8150692U JPH0640163U JP H0640163 U JPH0640163 U JP H0640163U JP 8150692 U JP8150692 U JP 8150692U JP 8150692 U JP8150692 U JP 8150692U JP H0640163 U JPH0640163 U JP H0640163U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- parapet
- roof
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 現場において少ない作業で簡単に形成するこ
とができると共に、無駄な断熱層が存在せず、しかも確
実に天井裏の空間の換気を図ることができるようにす
る。 【構成】 壁パネル10の上端にパラペットパネル30
を設置すると共に、該パラペットパネル30の内面側に
支持部材41を固定して、その支持部材41上に屋根パ
ネル11を取り付ける。このときパラペットパネル30
には、その上部側に外部に連通する第1の通気孔34を
設けると共に、下部側に屋根パネル11の下面側の下方
と連通し、かつ第1の通気孔34とパラペットパネル3
0の内部で連通する第2の通気孔35を設ける。
とができると共に、無駄な断熱層が存在せず、しかも確
実に天井裏の空間の換気を図ることができるようにす
る。 【構成】 壁パネル10の上端にパラペットパネル30
を設置すると共に、該パラペットパネル30の内面側に
支持部材41を固定して、その支持部材41上に屋根パ
ネル11を取り付ける。このときパラペットパネル30
には、その上部側に外部に連通する第1の通気孔34を
設けると共に、下部側に屋根パネル11の下面側の下方
と連通し、かつ第1の通気孔34とパラペットパネル3
0の内部で連通する第2の通気孔35を設ける。
Description
【0001】
本考案は北国の住宅等に採用されているウイング状の無落雪屋根における屋根 の支持構造に関するものである。
【0002】
従来、北国の住宅等に採用されているウイング状の無落雪屋根においては、例 えば壁パネルと屋根パネルとの納まり部分に、複数の調整材、軸組及び雨仕舞板 等の部材等を配置することによってパラペットが形成されている。
【0003】 すなわち図3に示したように、内部に断熱材10aが充填された壁パネル10 の上端には、屋根の勾配をとるための調整材12を介して屋根パネル11が取り 付けられ、調整材12の上面でかつ屋根パネル11の端面には、壁パネル10の 外面側と略面一となるように2つの調整材13、14が配置されている。また調 整材13、14及び屋根パネル11の端面側の上面には、調整材15を介して軸 組16が設けられている。そして、これら軸組16及び調整材13、14、15 と、壁パネル10から調整材12にかけてその外面側に取り付けられた外装材1 7の上部側とを覆う状態で、かつ外装材17の上部側との間に若干の隙間19を 設けた状態で雨仕舞板18が配置され、パラペット20が形成されている。
【0004】 ところで従来、このようなパラペット20には、屋根パネル11の下面側の下 方、すなわち壁パネル10の内面側に略直交させて配置した天井19の裏の空間 (以下、天井裏空間と記す)22の換気を図るために、ドリル等により調整材1 3、14及び屋根パネル11の端面側に跨がって天井裏空間22に向けて斜めに 通気孔23を開け、雨仕舞板18の内部を介して天井裏空間22と外部とを連通 していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記したように従来の屋根の支持構造を構成する場合は、複数 の調整材12〜15等を用いて現場で組み立てなければならず、しかも組み立て た後は天井裏空間22の換気を図るために、さらに現場にてドリル等で通気孔2 3を開ける作業を行わなければならない等、現場での作業が多く煩雑であるとい う問題があった。また壁パネル10と屋根パネル11との納まりも悪かった。
【0006】 さらに現場にて通気孔23を開けるため、通気孔23がパラペット20内部を きちんと貫通しているかどうか不正確であった。 また、内部に断熱材10aが充填された壁パネル10の上端に調整材12を介 して屋根パネル11が取り付けられているので、パラペット20の天井裏空間2 2側に無駄な断熱層が存在するという問題も有していた。 本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、現場において少ない作業で簡 単に形成することができると共に無駄な断熱層が存在せず、しかも確実に天井裏 の空間の換気を図ることができ、かつ納まりの良い屋根の支持構造を提供するこ とを目的としている。
【0007】
上記課題を解決するために本考案は、壁パネルの上端にパラペットパネルを設 置すると共に、該パラペットパネルの内面側に支持部材を固定して、その支持部 材上に屋根パネルを取り付けたものであって、前記パラペットパネルには、その 上部側に外部に連通する第1の通気孔を設けると共に、下部側に前記屋根パネル の下面側の下方に連通し、かつ前記第1の通気孔と前記パラペットパネルの内部 で連通する第2の通気孔を設けるようにしたものである。
【0008】
本考案の屋根の支持構造によれば、壁パネルの上端にパラペットパネルを設置 するだけで、パラペットが形成される。また前記パラペットパネルを設置すると 同時に通気孔が設けられることとなり、外気は前記パラペットパネルの第1の通 気孔から前記パラペットパネルの内部を通って第2の通気孔より屋根パネルの下 面側の下方の空間入る一方、該空間内の空気はその経路を反対に通って外部に出 る。従って、屋根パネルの下面側の下方の空間が確実に換気される。 さらに屋根パネルは前記パラペットパネルの内面側に支持部材を介して取り付 けるので、前記屋根パネルと前記壁パネルとの納まりが良いものとなる。
【0009】
以下、本考案に係る屋根の支持構造の実施例を図面に基づいて説明する。 なお、図において従来例と同じ構成部品には同じ番号を付して説明を省略する 。 図1は本考案の屋根の支持構造の一例を示した概略断面図である。 図例の如く本実施例の屋根の支持構造においては、壁パネル10の上端にパラ ペットパネル30を設置することによりパラペット40が構成される。
【0010】 すなわち上記パラペットパネル30は、図2にも示したように横枠31aと縦 枠31bとで構成された平面視略矩形状の枠体31と、枠体31の両側に貼られ た平板32とからなり、横枠31a間には縦枠31bと略平行に所定間隔で縦芯 材33aが取り付けられると共に、縦枠31b間には縦枠31bの略中心位置で かつ横枠31aに略平行に横芯材33bが取り付けられている。 またパラペットパネル30の外面側となる平板32の上部側には、縦芯材33 a間及び縦枠31bと縦芯材33a間にそれぞれ、第1の通気孔34が設けられ ており、パラペットパネル30の内面側となる平板32の下部側にも、同じく縦 芯材33a間及び縦枠31bと縦芯材33a間にそれぞれ、第2の通気孔35が 設けられている。
【0011】 さらに横芯材33bには、例えばそのパラペットパネル30の内面側でかつ第 1の通気孔34、第2の通気孔35に対応する箇所に切欠き部33cが設けられ 、パラペットパネル30の内部で第1の通気孔34と第2の通気孔35とが切欠 き部33cと平板32との間の空間を介して連通するようになっている。 このようなパラペットパネル30は予め工場等で形成され、現場においては壁 パネル10の上端に設置する作業のみとなる。そして、パラペットパネル30が 壁パネル10の上端に設置された後は、壁パネル10の外面側に外装材17が取 り付けられ、パラペットパネル30と外装材17の上部側とを覆う状態で、かつ 外装材17の上部側との間に若干の隙間19を設けた状態で雨仕舞板18が配置 される。
【0012】 一方、パラペットパネル30の内面側には、屋根の勾配をとりかつ屋根パネル 11を支持するための支持部材41が固定され、その支持部材41上に屋根パネ ル11が取り付けられる。 上記の如く構成された屋根の支持構造においては、図1の矢印に示した如く、 外気は雨仕舞板18の下部と外装材17との間の隙間19から雨仕舞板18の内 部に入り、さらに第1の通気孔34よりパラペットパネル30の内部に入る。そ して、横芯材33bと平板32との間を通って第2の通気孔35より屋根パネル 11下面側の下方の天井裏空間22に入る。また、天井裏空間22内の空気は外 気が入ってきた経路を反対に通って外部へと出ることとなり、天井裏空間22内 の換気が確実に図られる。
【0013】 このように本実施例の屋根の支持構造においては、予め工場で形成されたパラ ペットパネル30を用いるので、現場において少ない作業で簡単に形成すること ができ、かつ壁パネル10と屋根パネル11との納まりも非常に良いものとなる 。しかも、パラペットパネル30にはその内部で確実に連通状態にある第1の通 気孔34と第2の通気孔35が設けられているため、現場でパラペットパネル3 0を設置すると同時に通気孔も設けられることとなる。 また本実施例においては、内部に断熱材10aが充填された壁パネル10は、 壁パネル10の上端にパラペットパネル30を設置することにより従来よりも短 くて済むため、無駄な断熱層が存在することがない。
【0014】
以上説明したように本考案の屋根の支持構造によれば、予め工場で形成された パラペットパネルを用いるので、現場において少ない作業で簡単に形成すること ができ、かつ壁パネルと屋根パネルとの納まりも非常に良いものとなる。しかも 、前記パラペットパネルを設置すると同時に通気孔も設けられることとなり、ま た該通気孔は前記パラペットパネルの内部で確実に連通状態にあるため、天井裏 空間を確実に換気することができる。 さらに、内部に断熱材が充填された前記壁パネルは、該壁パネルの上端に前記 パラペットパネルを設置することにより従来よりも短くて済むため、無駄な断熱 層が存在することがなく、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の屋根の支持構造の一例を示した概略断
面図である。
面図である。
【図2】パラペットパネルの一例を示した平面図であ
る。
る。
【図3】従来の屋根の支持構造の一例を示した概略断面
図である。
図である。
10 壁パネル 11 屋根パネル 22 天井裏空間 30 パラペットパネル 34 第1の通気孔 35 第2の通気孔
Claims (1)
- 【請求項1】 壁パネルの上端にパラペットパネルを設
置すると共に、該パラペットパネルの内面側に支持部材
を固定して、その支持部材上に屋根パネルを取り付けた
ものであって、 前記パラペットパネルには、その上部側に外部に連通す
る第1の通気孔を設けると共に、下部側に前記屋根パネ
ルの下面側の下方と連通し、かつ前記第1の通気孔と前
記パラペットパネルの内部で連通する第2の通気孔を設
けたことを特徴とする屋根の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8150692U JP2570881Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 屋根の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8150692U JP2570881Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 屋根の支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640163U true JPH0640163U (ja) | 1994-05-27 |
JP2570881Y2 JP2570881Y2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=13748251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8150692U Expired - Fee Related JP2570881Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 屋根の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570881Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP8150692U patent/JP2570881Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2570881Y2 (ja) | 1998-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |