JPH0639867B2 - 木製ドア及びその製造法 - Google Patents

木製ドア及びその製造法

Info

Publication number
JPH0639867B2
JPH0639867B2 JP61307108A JP30710886A JPH0639867B2 JP H0639867 B2 JPH0639867 B2 JP H0639867B2 JP 61307108 A JP61307108 A JP 61307108A JP 30710886 A JP30710886 A JP 30710886A JP H0639867 B2 JPH0639867 B2 JP H0639867B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
joint end
outer edge
wooden door
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61307108A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63161284A (ja
Inventor
美好 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP61307108A priority Critical patent/JPH0639867B2/ja
Publication of JPS63161284A publication Critical patent/JPS63161284A/ja
Publication of JPH0639867B2 publication Critical patent/JPH0639867B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、框、帯、束などの枠構成部材とパネル(鏡
板)との組合せからなる木製ドア及びその製造法の改良
に関するものである。
(従来の技術) 一般に、木製ドア、特に框、帯、束などの枠構成部材を
相互に突き合わせて枠組みし、この枠の内側にパネル
(鏡板)を嵌合してなる枠組み構造を有する木製ドアの
製造工程における組立と塗装とには、二通りの順次があ
る。その一つは、ドア構成部材である框、帯、束、パネ
ルによりドア本体を組立た後に、ドア本体の表裏全面に
塗装を施す組立後塗装方式であり、他の一つは、ドア構
成部材である框、帯、束、パネルなどのそれぞれに予め
塗装を施し、その後に組立てる塗装後組立方式である。
従来、特に組立後塗装方式により木製ドアを製造する場
合には、組立時、第4A図に示すように、枠構成部材
(框、帯、束)、例えば框1同志の突き合わせ面にメチ
2が生じるため、第4B図に示すように、メチ2を払っ
て突き合わせ面を平滑にしてから塗装を施しているの
で、完成された製品にはメチが残らないが、その反面、
塗装は、ドア本体全面(表裏)に亘って行われ、ドア本
体全面に塗膜が連続しているため、第5A図に示すよう
な塗装木製ドアDの枠構成部材(木製)が収縮すると、
第5B図に示すように、枠構成部材同志の突き合わせ面
の塗膜に亀裂Cが生じて外観を悪くし、特に、不透明系
の塗料を用いた場合、非常に目立ち易いという不具合が
あった。
そこで、このような従来の組立後塗装方式による木製ド
アの製造における不具合を解消する手段としては、本出
願人が先に出願した特開昭59−72384号公報に開
示してなるものがある。
上記先願発明の木製ドアの製造法は、第6図及び第7図
に示すように、木製ドア10を、框11、帯12、束1
3の枠構成部材とパネル14とから組立構成され、框1
1、帯12及び束13で枠組された枠の内側に、4枚の
パネル14・・・を嵌合し得るようになっているととも
に、前記框11、帯12、束13などの各々の枠構成部
材の接合端面同志、例えば第7図に示すような框11、
11同志の接合端面11a、11aの一方または双方に
おけるドア表面側の外側縁11b、11bを、接合時、
互いに接触することのないよう予め寸足らずに切り落
し、かつ該框11、11の接合端面11a、11aの外
側縁11b、11bを対面させて、その境界部の全てに
細溝15を形成するようにしてなる構成を有するものが
ある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記した先願発明の木製ドアにあって
は、組立後の木製ドア10の表面に塗装処理を施した場
合、第8図に示すように、互いに対面する框11、11
の接合端面11a、11aの外側縁11b、11bの角
部11c、11cが直角のために、その垂直な接合端面
11a、11aの塗膜16が薄くなり、細溝15の形成
部分の塗装性が悪く、しかも、前記角部11c、11c
で塗膜16が切られて塗膜割れを起こし、その割れ目か
ら水分が浸入して耐久性に劣り、高級感及び良質感を低
下させるといった問題があった。
この発明は、上記先願発明の欠点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、特に枠構成部材の接合端
面の、境界部の塗装性能を高め、高級感及び良質感を長
期に亘って維持することができるようにした木製ドア及
びその製造法を提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 上記した問題点を解決するために、この発明は、框、
帯、束などの枠構成部材の接合時に相対する接合端面に
おけるドア表面側の外側縁を接合時互いに接触すること
のないよう予め寸足らずに切り落し、パネルを所定箇所
に配して枠構成部材を組み立てて枠構成部材の前記接合
端面の外側縁を対面させた境界部の全てに細溝を形成し
た木製ドアにおいて、枠構成部材の接合端面の前記外側
縁の角部を全て面取り形成して、前記細溝を含むドア本
体に塗装が施されている構成とし、このような木製ドア
を製造するに際して、框、帯、束などの枠構成部材の接
合時に相対する接合端面におけるドア表面側の外側縁を
接合時互いに接触することのないよう予め寸足らずに切
り落し、かつパネルを所定箇所に配して前記枠構成部材
を組立てるとともに、該枠構成部材の接合端面の外側縁
を対面させた境界部の全てに細溝を形成する一方、枠構
成部材の接合端面の前記外側縁の角部を全て曲面あるい
はテーパ面に面取り形成した後、前記細溝を含むドア本
体全面を塗装することを特徴とするものである。
(作 用) すなわち、この発明は、上記の構成とすることによっ
て、枠構成部材の接合端面の外側縁を対面させて境界部
の全てに細溝を形成するとともに、枠構成部材の接合端
面の外側縁の角部を曲面あるいはテーパ面に面取り形成
した後、前記細溝を含むドア本体全面を塗装するように
してなることから、枠構成部材の接合端面の外側縁角部
の塗装面積が拡大して塗膜の乗りが良く、枠構成部材の
境界部に形成した細溝への塗料の廻りも円滑になって外
側縁の塗膜を均一に形成することができ、従来のような
角部で塗膜が切られて塗膜割れを起こしたりして、その
割れ目から水分が浸入したりするといったことがないこ
とから、耐久性を向上させることができ、これによっ
て、枠構成部材の接合端面の境界部の塗装性能を高め、
高級感及び良質感を長期に亘って維持することが可能に
なる。
(実施例) 以下、この発明を第1図から第3図に示す実施例を参照
しながら詳細に説明する。なお、この発明に係る図示の
実施例において、第6図から第8図に示す先願発明にお
ける従来の木製ドアと構成が重複する部分は同一符号を
用いて説明する。
第1図及び第2図は、この発明に係る木製ドアの第1実
施例を示すもので、第6図から第8図に示す従来構造の
ものと同様にして、木製ドア10は、框11、帯12、
束13の枠構成部材とパネル14とから組立構成され、
框11、帯12及び束13で枠組された枠の内側に4枚
のパネル14・・・を嵌合し得るようになっている。
そして、上記框11、帯12、束13の枠組みは、雌雄
嵌合、ダボと接着剤とによる接合などの適宜の手段によ
りそれぞれ突き合わせ接合の状態で組立られ、これら框
11、帯12、束13の境界部には、細溝15が形成さ
れている。
この細溝15は、例えば第2図に示すような框11、1
1同志の枠組みにあっては、接合すべき框11、11同
志の接合端面11a、11aの一方または双方における
ドア表面側の外側縁11b、11bを、接合時、互いに
接触することのないよう予め寸足らずに切り落し、かつ
この切り落された框11、11の接合端面11a、11
aの外側縁11b、11bを対面させることにより、そ
の境面の全てに形成してなるもので、このように接合さ
れた框11、11は、縁が見掛け上切れた状態となって
いるとともに、互いに対面する框11、11の接合端面
11a、11aの外側縁11b、11bの角部11c、
11cは、曲面に面取り形成されている。
さらに、第3図はこの発明に係る第2実施例を示すもの
で、互いに対面する框11、11の接合端面11a、1
1aの外側縁11b、11bの角部11c、11cを、
テーパ面に面取り形成してなる構成を有するものであ
る。
ところで、上記した細溝15の幅は、約1mmまたはこ
れ以上の寸法となっており、その外側縁11b、11b
の切り落し深さ寸法も約1mmまたはこれ以上の寸法に
なっている一方、このような細溝15を框11と帯1
2、框11と束13、帯12と束13とのそれぞれの境
界部の全てに形成されているものである。また、前記細
溝15の断面形状は、図示の実施例では、角溝になって
いるが、角溝に限定されることはなく、U字溝、V字溝
などの断面形状でも良い。さらに、框11、帯12、束
13などの枠構成部材もまた框11のみの枠組みとパネ
ルとでドア本体を構成しても良い。
そして、このようにして組立られたドア本体に対して、
前記細溝15を含め、全面に塗装処理が施され、その表
面に塗膜16が形成された所望の木製ドア10を得るよ
うになっている。
しかして、上記した木製ドア10の構成によれば、框1
1、帯12、束13などの枠構成部材の境界部に細溝1
5が形成され、互いに対面する枠構成部材の接合端面の
外側縁の角部は、曲面あるいはテーパ面に面取り形成さ
れていることから、枠構成部材の接合端面の外側縁角部
の塗装面積が拡大して塗膜16の乗りが良く、枠構成部
材の境界部に形成した細溝15への塗料の廻りも円滑に
なって外側縁の塗膜16を均一に形成することが可能
で、角部で塗膜16が切られて塗膜割れを起こしたり、
あるいは、その割れ目から水分が浸入したりするといっ
たことがない。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、この発明によれば、
框、帯、束などの枠構成部材とパネルとから組立構成さ
れる木製ドアにおいて、枠構成部材の接合端面の外側縁
を対面させて境界部の全てに細溝を形成するとともに、
枠構成部材の接合端面の外側縁の角部を曲面あるいはテ
ーパ面に面取り形成した後、前記細溝を含むドア本体全
面を塗装するようにしてなることから、枠構成部材の接
合端面の外側縁角部の塗装面積が拡大して塗膜の乗りが
良く、枠構成部材の境界部に形成した細溝への塗料の廻
りも円滑になって外側縁の塗膜を均一に形成することが
でき、従来のような角部で塗膜が切られて塗膜割れを起
こしたりして、その割れ目から水分が浸入したりすると
いったことがないことから、耐久性を向上させることが
でき、これによって、枠構成部材の接合端面の境界部の
塗装性能を高め、高級感及び良質感を長期に亘って維持
することができるというすぐれた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る木製ドアの第1実施例を示す枠
構成部材の接合部分の要部拡大断面図、第2図は同じく
第1図イ部における塗装後の要部拡大断面図、第3図は
この発明に係る第2実施例を示す枠構成部材の接合部分
の塗装後の要部拡大断面図、第4A図及び第4B図は従
来の木製ドアの枠構成部材の接合部分を示す要部拡大断
面図、第5A図は従来の塗装木製ドアの説明図、第5B
図は同じく従来の塗装木製ドアの塗装面に亀裂が入った
状態を示す説明図、第6図は先願発明である従来の木製
ドアの説明図、第7図は第6図VII−VII線における枠構
成部材の接合部分の要部拡大断面図、第8図は同じく第
7図ロ部における塗装後の要部拡大断面図である。 10……木製ドア、 11……框、11a……接合端面、 11b……外側縁、11c……角部、 12……帯、13……束、 14……パネル、15……細溝、 16……塗膜。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】框、帯、束などの枠構成部材の接合時に相
    対する接合端面におけるドア表面側の外側縁を接合時互
    いに接触することのないよう予め寸足らずに切り落し、
    パネルを所定箇所に配して枠構成部材を組み立てて枠構
    成部材の前記接合端面の外側縁を対面させた境界部の全
    てに細溝を形成した木製ドアにおいて、枠構成部材の接
    合端面の前記外側縁の角部を全て面取り形成して、前記
    細溝を含むドア本体に塗装が施されていることを特徴と
    する木製ドア。
  2. 【請求項2】前記枠構成部材の接合端面の外側縁の角部
    を曲面に面取り形成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の木製ドア。
  3. 【請求項3】前記枠構成部材の接合端面の外側縁の角部
    をテーパ面に面取り形成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の木製ドア。
  4. 【請求項4】框、帯、束などの枠構成部材の接合時に相
    対する接合端面におけるドア表面側の外側縁を接合時互
    いに接触することのないよう予め寸足らずに切り落し、
    かつパネルを所定箇所に配して前記枠構成部材を組立て
    るとともに、該枠構成部材の接合端面の外側縁を対面さ
    せた境界部の全てに細溝を形成する一方、枠構成部材の
    接合端面の前記外側縁の角部を全て曲面あるいはテーパ
    面に面取り形成した後、前記細溝を含むドア本体全面を
    塗装することを特徴とする木製ドアの製造法。
JP61307108A 1986-12-23 1986-12-23 木製ドア及びその製造法 Expired - Lifetime JPH0639867B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61307108A JPH0639867B2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23 木製ドア及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61307108A JPH0639867B2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23 木製ドア及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63161284A JPS63161284A (ja) 1988-07-04
JPH0639867B2 true JPH0639867B2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=17965129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61307108A Expired - Lifetime JPH0639867B2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23 木製ドア及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0639867B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6217554Y2 (ja) * 1978-09-20 1987-05-07
JPS6046299U (ja) * 1983-09-07 1985-04-01 凸版印刷株式会社 タイル様の外観を有する化粧材
JPS5972384A (ja) * 1983-09-08 1984-04-24 ヤマハ株式会社 木製ドアの製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63161284A (ja) 1988-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020011041A1 (en) Panel door construction and method of making same
JPH0639867B2 (ja) 木製ドア及びその製造法
JPS624513B2 (ja)
JPH11325010A (ja) 家具外身の製作方法およびこの方法によって製作された家具外身
JP2000345682A (ja) 外装材の出隅構造および施工方法
JP3842431B2 (ja) 戸板構造
GB1563942A (en) Corner forming element
JP2572784Y2 (ja) 接合構造
JP2589426Y2 (ja) 接合構造
JPH0673843B2 (ja) 建築用飾り枠体の製造法
JP2594980Y2 (ja) 木製ドア
JP3181872B2 (ja) 化粧板およびその製造方法
JP3222749B2 (ja) 化粧扉パネル
JPH04161584A (ja) ドア及びその製造方法
JPH08177330A (ja) 加飾部付框とガラスを有する扉
JP3659749B2 (ja) 開口枠用枠材及びこれを用いた開口枠
JPH07229369A (ja) 木製ドア
JP2000282658A (ja) 出隅柱
JPH0654072B2 (ja) 框状端縁を有する板状体の端部の形成方法
JPH0733747B2 (ja) 木製ドアの製造方法
JP3533189B2 (ja) 化粧パネル
JP2564654Y2 (ja) 化粧板
JPH03235891A (ja) 塗装仕上げの扉パネルの製造方法
JPS6237685Y2 (ja)
JPH0348364Y2 (ja)