JPH0348364Y2 - - Google Patents

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JPH0348364Y2
JPH0348364Y2 JP12987285U JP12987285U JPH0348364Y2 JP H0348364 Y2 JPH0348364 Y2 JP H0348364Y2 JP 12987285 U JP12987285 U JP 12987285U JP 12987285 U JP12987285 U JP 12987285U JP H0348364 Y2 JPH0348364 Y2 JP H0348364Y2
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long side
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建築物の外壁等に用いられる建築用
板材に関し、特に下見板等の横張り仕上げに使用
するに適した板材に関するものである。
(従来の技術) 従来より、建築物の外壁仕上げの一つとして、
下見板等の横張り仕上げは広く知られている。
(考案が解決しようとする問題点) そこで、このような横張り仕上げに使用する建
築用板材として、施工性の向上を図るべく、長尺
状の基板よりなり、該基板を、表面に長辺方向に
平行に傾斜部が段差部を介して複数繰返した形状
に形成した、いわゆる下見板風の板材を採用する
ことが考えられる。
しかし、このような板材を用い、かつその基板
の長辺厚肉側端部に基板の長辺薄肉側端部と嵌合
可能な係合部を形成して、板材同士を接合するこ
とによつて横張り施工した場合、板材の製作誤差
や施工現場での取付け誤差などにより、上記板材
同士の係合接合部に必然的に若干の隙間が生じ、
この隙間が外から見た場合に陰影部となる一方、
基材の表面に設けた段差部には陰影がなく、接合
部と一体成形部分の差が目立ちいかにも張り合せ
接合した観を呈し、見映えが良くないという問題
が生じる。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上記提案の板材同
士を接合した場合、板材同士の接合部に製作誤差
や施工誤差等より必然的に陰影部が生じることを
踏まえて、各板材における傾斜部間の段差部にも
上記陰影部と同様の陰影を現出させるようにする
ことにより、板材同士の接合箇所が外見上不確か
となる外観にする、換言すれば恰かも横板を一枚
ずつ張り合せて仕上げた観を与えるようにして、
施工性の向上と併せて見映え、外観の向上を図る
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、長尺状の基板よりなり、該基板を、表面に長
辺方向に平行に傾斜部が段差部を介して複数繰返
した形状に形成する。また、上記基板の長辺厚肉
側端部に、基板の長辺薄肉側端部と嵌合可能な係
合部を形成する。そして、上記段差部の立上り部
付近に長辺方向に連続する陰影線を施す構成とし
たものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、一方の建築用
板材の長辺薄肉側端部に他方の建築用板材の長辺
厚肉側端部の係合部を嵌合して順次接合すること
によつて横張り施工した場合、板材同士の接合部
においては製作誤差や施工誤差等により生じる隙
間によつて陰影部が生じるとともに、各板材の傾
斜部間においてもその間の段差部立上り部付近に
設けた陰影線によつて同様の陰影感が現出するこ
とにより、表面外観は傾斜面が一定の陰影部を介
して長辺方向に平行に繰返すような外観となる。
このことにより、上記板材同士の接合箇所の見分
けがつかなくなるとともに、恰かも横板を一枚ず
つ張り合せて横張り仕上げをしたが如き外観とな
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る建築用板材A
を示し、該建築用板材Aは長尺状の基板1よりな
り、該基板1の内部には長辺方向(図では上下方
向X)に貫通する種々断面形状の多数個の中空孔
2,2…が短辺方向(図では左右方向Y)に横一
列状に形成されており、押出成形により一体成形
されるものである。
また、上記基板1は、表面が長辺方向に平行に
かつ短辺方向に傾斜する傾斜面3aと該傾斜面3
aの最も高い部位から短辺方向に連続する平坦面
3bとからなる面に形成された傾斜部3が段差部
4を介して短辺方向に3つ繰返した形状に形成さ
れている。上記傾斜部3表面における傾斜面3a
の短辺方向長さは平坦面3bの短辺方向長さの数
倍に設定されていて、見た目には全体としてほぼ
短辺方向に傾斜するが如き観の表面となつてい
る。また、上記基板1の長辺厚肉側端部1aに
は、基板1の長辺薄肉側端部1bに嵌合可能な係
合部5が形成されている。尚、該基板1の長辺薄
肉側端部1bの端縁表面は上記係合部5との嵌合
がスムーズに行い得るようにテーパ面1cに形成
されている。
そして、上記基板1には表面塗装仕上げをした
後、表面塗装仕上げ材より濃色の塗料により各段
差部4の立上り部にそれぞれ、長辺方向に連続す
る陰影線6が施されている。更に、該陰影線6に
近接して長辺方向に連続し短辺方向側方に開口す
る凹条溝7が形成されている。該凹条溝7は基板
1の押出し成形時に同時に成形される。
また、上記陰影線6は基板1の表面化粧仕上げ
前に黒色塗装やテープの貼着などで形成して、表
面化粧仕上げ材が施されても、表面仕上げ材を透
過して、又は凹凸によつて完全には隠蔽されない
ようにしてもよい。
このように構成された建築用板材Aは、第2図
に示すように、該板材Aの長辺部を横方向にして
柱、胴縁等の下地に当接させ釘打ち等によつて固
定し、この固定された板材Aの長辺薄肉側端部1
b(上端部)に対し、相隣る板材Aの係合部5を
嵌合させて接合しながら順次固定することによつ
て、外観が下見板風の外壁等が構築される。
その場合、上記板材A,A同士の接合部におい
ては、板材Aの製作誤差や施工時の取付け誤差な
どにより若干の隙間が生じ、この隙間が外から見
た場合に陰影部となつて現出する。一方、各板材
Aの傾斜部3,3間においても、その間の段差部
4の立上り部に設けた陰影線6によつて陰影感が
現出するとともに、該陰影線6に近接して設けた
凹条溝7によつても陰影部が生じ、これら双方に
よつて上記接合部の陰影部とほぼ同様の陰影部が
生じる。特に、上記凹条溝7は細幅の溝で押出し
成形時に溝が浅くなつたり漬れたりしても、上記
陰影線6によつて段差部4の立上り部に確実に陰
影感を現出させることができる。このため、外壁
等の表面外観は、傾斜面3a(平坦面3bを含む)
が同様の陰影部を介して上下方向に繰返すような
外観となるので、上記板材A,A同士の接合箇所
の見分けはつかず、また恰かも横板を一枚ずつ張
り合せて横張り仕上げをした如き外観となり、よ
つて見映えが良好なものとなり、外観を向上させ
ることができる。
また、上記各板材Aは傾斜部3を3つ繰返した
形状であるので、横張り施工時、従来の如く横板
を一枚ずつ張る場合に較べて施工性を向上させる
ことができる。
加えて、上記板材Aは、中空孔2…の存在によ
り軽量化が図れて、取扱いが容易である。
第3図は他の実施例を示し、上記凹条溝7を設
けずに、各段差部4の立上り部に陰影線6のみを
設けたもので、この場合にも上記実施例と同様の
作用効果を奏する。また、上記係合部5の先端部
に長辺方向に連続する切欠溝8を設け、長辺薄肉
側端部を嵌合してつくられる隙間と陰影線6の幅
とを略同幅に形成すると、一定幅の陰影部が現出
し好ましい。
尚、上記各実施例では、基板1を、傾斜部3が
3つ繰返す形状としたが、その他複数繰返す形状
のものについても同様のことが言える。
又、上記実施例では、傾斜部3が基板1の短辺
方向になだらかに傾斜する形成としたが、急傾斜
のものでもよく、平坦部を広く形成したものでも
よいことは言うまでもない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の建築用板材によ
れば、横張り施工した場合、各板材の傾斜部間に
板材同士の接合部に生じる陰影部と近似の陰影部
が現出して、傾斜面が一定の陰影部を介して繰返
すような表面外観となるので、施工性の向上と併
せて、上記板材同士の接合箇所の見分けがつかず
に恰かも横板を一枚ずつ張り合せて横張り仕上げ
をした如き外観を与え、見映えが良好となり外観
の向上を図ることができ、よつて横張り仕上げに
使用するに好適な建築用板材を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す建築用板材の
斜視図、第2図は同施工状態を示す側面図、第3
図は他の実施例を示す建築用板材の斜視図であ
る。 1……基板、1a……長辺厚肉側端部、1b…
…長辺薄肉側端部、3……傾斜部、3a……傾斜
面、4……段差部、5……係合部、6……陰影
線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 長尺状の基板よりなり、該基板は、表面に長
    辺方向に平行に傾斜部が段差部を介して複数繰
    返した形状に形成されており、上記基板の長辺
    厚肉側端部には基板の長辺薄肉側端部に嵌合可
    能な係合部が形成されており、上記段差部の立
    上り部付近には長辺方向に連続する陰影線が施
    されていることを特徴とする建築用板材。 (2) 陰影線は、予め表面化粧仕上げされた基板上
    に施されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載の建築用板材。 (3) 陰影線は、表面化粧仕上げにより隠蔽されな
    い程度に、表面化粧仕上げ前の基板上に施され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第(1)項記載の建築用板材。
JP12987285U 1985-08-26 1985-08-26 Expired JPH0348364Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12987285U JPH0348364Y2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12987285U JPH0348364Y2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26

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Publication Number Publication Date
JPS6238337U JPS6238337U (ja) 1987-03-06
JPH0348364Y2 true JPH0348364Y2 (ja) 1991-10-16

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JP12987285U Expired JPH0348364Y2 (ja) 1985-08-26 1985-08-26

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