JPH0540177Y2 - - Google Patents

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JPH0540177Y2
JPH0540177Y2 JP4322186U JP4322186U JPH0540177Y2 JP H0540177 Y2 JPH0540177 Y2 JP H0540177Y2 JP 4322186 U JP4322186 U JP 4322186U JP 4322186 U JP4322186 U JP 4322186U JP H0540177 Y2 JPH0540177 Y2 JP H0540177Y2
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JP
Japan
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groove
joint
opening
joint groove
center
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、表面に目地溝を有し、建物の外装
材、内装材などとして用いられる建築用板の改良
に関する。
[背景技術] 従来の建築用板にあつては第4図に示すように
板材1の表面に目地溝2を形成していた。この第
4図に示す目地溝2にあつては、目地溝2の内壁
が垂直になつているだけのものに比べて目地溝2
の外観に変化を持たせるため開口縁部に傾斜縁部
11にしていた。ところが、このような傾斜縁部
11を設けると、目地溝2を削り取る際に、板材
1の肉厚のばらつきにより(つまり第4図の寸法
W1が板厚小を示し、寸法W2が板厚大を示してお
り、板材の肉厚はこのW1からW2の範囲でばらつ
く)、溝巾がl1からl2の範囲でばらつくという問題
があつた。また第4図の従来例のものにおいては
深さの深い垂直面12を有しているため第5図の
ように塗装機13により塗料を噴射して塗布する
場合、垂直面12が十分に塗れないという問題が
あつた。
[考案の目的] 本考案は、上記の点に鑑みて考案したものであ
つて、その目的とするところは、板材の肉厚にば
らつきがあつても目地溝の溝巾が変わらず、しか
も塗装時に塗料が均一に塗布できる建築用板を提
供するにある。
[考案の開示] 本考案の建築用板は、板材1の表面に目地溝2
を設け、目地溝2の開口縁部を板材1表面に対し
て垂直な開口垂直面3とし、開口垂直面3の奥端
より目地溝2中央に向つて緩い傾斜の第1傾斜面
4を形成して中央側程溝深さが緩やかに深くなつ
ていく第1溝部5を形成し、第1溝部5の中央に
第2溝部6を形成して第1溝部5と第2溝部6と
で目地溝2を構成し、この第2溝部6の開口縁部
を前方程溝巾が広くなるような第2傾斜面7とし
て成るものであつて、このような構成を採用する
ことで、上記した本考案の目的を達成したもので
ある。すなわち本考案にあつては、目地溝2の開
口縁部を板材1表面に対して垂直な開口垂直面3
とすることで、目地溝2を削り取る際に、板材1
の肉厚にばらつきがあつても目地溝2の溝巾が変
わらないものである。つまり、目地溝形成のため
の目地切断装置と板材の表面との間に距離が板厚
のばらつきにより変化した場合、図4に示す従来
例においては目地溝2の開口縁部が傾斜面となつ
ているので目地溝2の開口巾が設計値と異なる
が、本考案によれば、目地溝2の開口縁は開口垂
直面3となつているため、目地形成のための目地
切断装置と板材1の表面との間の距離が板厚のば
らつきにより変化した場合でも目地溝2の開口の
巾を一定にできるのである。また開口垂直面3の
奥端より目地溝2中央に向かつて緩い傾斜の第1
傾斜面4を形成して中央側程溝深さが緩やかに深
くなつていく第1溝部5を形成し、第1溝部5の
中央に第2溝部6を形成して第1溝部5と第2溝
部6とで目地溝2を構成することで,上記のよう
に目地形成のための目地切断装置と板材1の表面
との間の距離が板厚のばらつきにより変化した場
合でも目地溝2の開口の巾を一定できるように目
地溝2の開口縁部を開口垂直面3としたにもかか
わらず、第1溝部5と第2溝部6との2段の溝に
より目地溝2を立体的に深く見せることができ、
しかも、緩い傾斜の第1傾斜面4により溝の深さ
を深くせずに(つまり板材1の強度を変えずに)
溝の奥行き感を出し且つ溝巾を広くできるもので
あり、また第2溝部6の開口縁部に前方程溝巾が
広くなるような第2傾斜面7を形成することで、
第2溝部6に塗料を吹き付けて塗装する際、ばら
つきなく均一に塗装できるようになつたものであ
る。
以下本考案を実施例により詳述する。板材1は
無機質系の材料により形成されたものであり、建
物の外装材や内装材として用いられるものであ
る。この板材1の表面には目地溝2が設けてあ
る。この目地溝2の開口縁部には板材1に対して
垂直な開口垂直面3が設けてあり、開口垂直面3
の板材1の表面からの奥行き長さは板材1の肉厚
のばらつき方法(つまり第3図の寸法W1が板厚
小を示し、寸法W2が板厚大を示しており、板材
の肉厚はこのW1からW2の範囲でばらつく)より
もやや長くしてある。開口垂直面3の奥端から目
地溝2中央に向かつて緩く傾斜した第1傾斜面4
を形成して中央側程溝深さが緩やかに深くなつて
いく第1溝部5が形成してある。この第1溝部5
の中央には第2溝部6が形成してあつて、この第
2溝部6と前述の第2溝部5とで目地溝2が構成
されるものである。第2溝部6の開口縁は前方程
溝巾が広くなるような第2傾斜面7となつてい
る。上記のような第1溝部5と第2溝部6とより
なる目地溝2は目地溝2の巾方向の中央を中心に
して対称となつている。ところで、開口垂直面3
の板材1の表面からの奥行き長さを板材1の肉厚
のばらつき寸法よりやや長くしたのは、目地溝2
を削り取る際に、板材1の肉厚がW1からW2の範
囲において目地溝2の溝巾が同じになるように削
り取られるようにするためである。またこのよう
に開口垂直面3を設けておくと目地溝2の開口の
縁の直線性がでることにもなる。さらに開口垂直
面3の板材1の表面からの奥行き長さを板材1の
肉厚のばらつき寸法よりやや長くしてるので、開
口垂直面3の板材1の表面からの奥行き長さが比
較的短く、この結果垂直面であつても目地溝2の
縁が欠けにくいこととなる。更に第1溝部2を構
成する第1傾斜面4を緩やかな傾斜としたのは溝
深さを深くせずに溝巾を広く取ることができるよ
うにするためである。更にまた第2溝部6の開口
縁を前方程溝巾が広くなるような第2傾斜面7と
したのは、第3図のように塗装機13により塗装
する際には第2溝部2の奥に均一に塗料が塗布さ
れるようにするためである。また目地溝2を目地
溝2の巾方向の中央を中心にして対称とすること
で、目地溝2の形状上の方向性がなくなり、横貼
り施工は勿論、縦貼り施工をしても何等問題がな
いものである。なお板材1の一側端部には開口垂
直面3′、緩い傾斜の第1傾斜面4′、第2傾斜面
7′、第2溝部6′が設けてあり、更に先端に段突
部8が設けてある。また板材1の他側端部には開
口垂直面3′、緩い傾斜の第1傾斜面4′、第2傾
斜面7′が設けてあり、更に先端下面部に切り欠
き部9が設けてある。しかして板材1同士を切り
欠き部9と段突部8との嵌め合わせにより接続す
るものであり、この場合第2図に示すように板材
1の一側端部側の第1傾斜面4′、第2傾斜面
7′、第2溝部6′と隣りの板材1の他側端部の開
口垂直面3′、緩い傾斜の第1傾斜面4′、第2傾
斜面7′とで、目地溝2と同じ形状の目地溝2′が
構成されるものである。ここで図中10はシーリ
ング材であつて、切り欠き部9と段突部8と嵌め
合わせ部に介在されるものである。
[考案の効果] 本考案にあつては、叙述のように目地溝の開口
縁部を板材表面に対して垂直な開口垂直面として
あるので、目地溝を削り取る際に、板材の肉厚に
ばらつきがあつても目地溝の溝巾は開口垂直面間
の長さとなつて目地巾が変わらないものである。
つまり、目地溝形成のための目地切断装置と板材
の表面との間の距離が板厚のばらつきにより変化
した場合、従来例においては目地溝の開口縁が傾
斜面となつているので目地溝の開口巾が設計値と
異なるが、本考案によれば、目地溝の開口縁部は
開口垂直面となつているため、目地形成のための
目地切断装置と板材の表面との間の距離が板厚の
ばらつきにより変化した場合でも目地溝の開口の
巾を一定にできるのである。また開口垂直面によ
り目地溝の開口の縁の直線性が強調されるもので
ある。上記のように目地形成のための目地切断装
置と板材の表面との間の距離が板厚のばらつきに
より変化した場合でも目地溝の開口の巾を一定に
できるように目地溝の開口縁部を開口垂直面とし
たにもかかわらず、開口垂直面の奥端より目地溝
中央に向かつて緩い傾斜の第1傾斜面を形成して
中央側程溝深さが緩やかに深くなつていく第1溝
部を形成し、第1溝部の中央に第2溝部を形成し
て第1溝部と第2溝部とで目地溝を構成すること
で、第1溝部と第2溝部との2段の溝により目地
溝を立体的に深く見せることができ、しかも、緩
い傾斜の第1傾斜面により浅い溝としても奥行き
感が出せると共に浅い溝としても板材の強度を変
えずに溝巾を広くできるものであり、また第2溝
部の開口縁に前方程溝巾が広くなるような第2傾
斜面を形成することで、第2溝部に塗料を吹き付
けて塗装する際、ばらつきなく均一に塗装できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の断面図、第2図は同上の接続
状態を示す断面図、第3図は板材の肉厚のばらつ
きの説明及び塗装の説明のための説明図、第4図
は従来例の断面図、第5図は従来例の塗装の説明
図であつて、1は板材、2は目地溝、3は開口垂
直面、4は第1傾斜面、5は第1溝部、6は第2
溝部、7は第2傾斜面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板材の表面に目地溝を設け、目地溝の開口縁部
    を板材表面に対して垂直な開口垂直面とし、開口
    垂直面の奥端より目地溝中央に向かつて緩い傾斜
    の第1傾斜面を形成して中央側程溝深さが緩やか
    に深くなつていく第1溝部を形成し、第1溝部の
    中央に第2溝部を形成して第1溝部と第2溝部と
    で目地溝を構成し、この第2溝部の開口縁部を前
    方程溝巾が広くなるような第2傾斜面として成る
    建築用板。
JP4322186U 1986-03-25 1986-03-25 Expired - Lifetime JPH0540177Y2 (ja)

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JP4322186U JPH0540177Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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JP4322186U JPH0540177Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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JPS62155144U JPS62155144U (ja) 1987-10-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH069206Y2 (ja) * 1988-02-22 1994-03-09 神島化学工業株式会社 建築用板

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JPS62155144U (ja) 1987-10-02

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