JPH0639478B2 - アルコキシ−オキシイミノシランの製造法 - Google Patents

アルコキシ−オキシイミノシランの製造法

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JPH0639478B2
JPH0639478B2 JP3309342A JP30934291A JPH0639478B2 JP H0639478 B2 JPH0639478 B2 JP H0639478B2 JP 3309342 A JP3309342 A JP 3309342A JP 30934291 A JP30934291 A JP 30934291A JP H0639478 B2 JPH0639478 B2 JP H0639478B2
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チェムポリル・トーマス・マッソー
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アライド・コーポレーション
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコーンゴムコンパウ
ンドのイニシエーターあるいは室温加硫剤として有用な
アルコキシ−オキシイミノシランの製造に関する。
【0002】
【従来の技術】アルコキシーシランの従来の製造方法は
メチルトリクロロシラン(MTCS)の如きシリコンク
ロライドとアルコールとを、副生成物のHClを中和し
そして反応完結を促進させるために使用されるピリジン
やナトリウム金属の如き強塩基と共に反応させることを
含んでいた。アルコールに替えてオキシムでオキシイミ
ノシランを製造する同じ様な方法が報告されている。
【0003】1981年5月22日刊行のG.V.Ry
asin等のRussian Author’s Ce
rtificate 547、245には、オキシムが
反応体および酸受容体の両者の作用をし、6モルのメチ
ルエチルケトキシム(MEKO)と1モルのMTCSが
1モルのメチルトリス(メチルエチルケトキシム)シラ
ンおよび3モルのMEKOヒドロクロライドを製造する
方法が開示されている。特公平1−21834号公報
は、生成物を蒸溜せずに回収する方法を開示している。
【0004】オキシイミノシランは急速に加水分解する
のでシリコーンゴムのイニシエーターとしてアルコキシ
シランよりすぐれている。アルコキシシランには材料コ
ストが安いという利点がある。両方の物質の利点は成形
組成物の中で使用することによって得られる。より一層
好ましいのは、同じ分子に両方の官能価を組み合わせる
ことであろう。ドイツ公開第2,055,712号公報
(1971)(ケミカルアブストラクト75:8923
8C);同第2,065,407号公報(1973)
(ケミカルアブストラクト80:4671U)および特
開昭49−39967号公報(1974)(ケミカルア
ブストラクト83:17929K)を参照されたい。
【0005】
【発明の要約】オキシムはアルコールとシリコンハライ
ドとの間の反応にとって良好な酸受容体であり、アルコ
ールが十分存在する時実質的にオキシイミノシランがな
くなるまでアルコキシシランを形成せしめるということ
が見い出された。又、アルコールの量が全ハロゲンを反
応させるのに必要な量以下の場合、アルコキシおよびオ
キシイミノ基の混合物を有するイニシエーター生成物が
形成されることも発見された。両反応は乾燥塩基処理に
よって回収され、精製され得るオルガノシラン生成物か
ら容易に分離できる副生成物のオキシムハイドロハライ
ドを生成させる。従って、本発明は、(a)式R4-n
iXn 〔ここで、Rは炭素原子1〜6個のアルキル、炭
素原子2〜6個のアルケニル、炭素原子4〜8個のシク
ロアルキル、アリール、アルキル−置換アリール、アル
アルキル又はそれらのハロ置換型であり、nは2〜4の
整数であり、そしてXはCl、Br又はIである〕で表
わされるシリコンハライドを式R’OH〔ここで、R’
は炭素原子1〜24個のアルキル又はアルアルキルであ
る〕で表わされるアルコールおよび式R”R''' C=N
OH〔ここで、R”およびR''' は各々水素又は炭素原
子1〜6個のアルキルであるか、又は炭素原子4〜8個
の非置換、ハロ置換若しくはアルキル−置換シクロアル
キル環を形成している〕で表わされるオキシムと反応さ
せ;ここでシリコンハライドに対するアルコールのモル
比はm:1であり、シリコンハライドに対するオキシム
のモル比は少なくとも(2n−m):1であり、そして
mは少なくとも0.1nでかつnより小さい;そして
(b)式R4-n Si(OR’)p (ON=CR”R'''
n-p 〔ここで、pは1〜3の整数であり、且つnよ
り少なくとも1小さく、そしてR、R’、R”、R'''
及びnは前記定義の通りである〕で表わされる少なくと
も1種のアルコキシオキシイミノシランから成る生成物
と該オキシムの副生成物としてのハイドロハライドを回
収することから成るアルコキシオキシイミノシランを製
造する方法を含む。
【0006】本発明の反応体はハロシラン、オキシム化
合物およびアルコールである。適当なハロシラン(シリ
コンクロライドの如きシリコンハライド)は式R4-n
iXn で表わされる。この式において、Rはメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチル又は
ヘキシルの如き炭素原子1〜6個のアルキル;ビニル、
2−プロペニル、3−ブテニル、又は2−ペンテニルの
如き炭素原子2〜6個のアルケニル;フェニルの如きア
リール;シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル又はシクロオクチルの如きシクロアルキル;p−メチ
ルフェニル、p−エチルフェニル又はp−テトラブチル
フェニルの如きアルキル−置換アリール;ベンジルの如
きアルアルキル;又は3−クロロシクロヘキシル、クロ
ロメチル、p−クロロフェニル又はp−ブロモフェニル
の如き上記の物のハロ置換形であり得る。更に、メチル
エチルジクロロシランの様に同一分子のR’は違ってい
てもよい。好ましい置換基Rはメチル、エチル、ビニル
およびフェニルであり、そしてメチルとビニルが最も好
ましい。上記の式でXはCl、Br又はIであり、そし
て好ましくはClである。又、上記の式でnは1,2,
3又は4であるが、好ましくは1つのRと3つのXであ
る様に3である。
【0007】アルコキシオキシイミノシランを製造する
本発明の方法でオキシム化合物と反応させられる代表的
なシリコンハライドにはメチルトリクロロシラン、フェ
ニルトリクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、ジメ
チルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、メチル
エチルジクロロシラン、2−クロロエチルトリクロロシ
ラン、シリコンテトラクロライド、ジエチルジクロロシ
ラン、ジメチルジブロモシラン、トリエチルクロロシラ
ン、ベンジルトリクロロシラン、アリルトリクロロシラ
ン、トリメチルブロモシラン、トリフェニルシリルクロ
ライドおよびトリメチルシリルイオダイドが含まれる。
3つのトリメチルハロシランおよびトリフェニルシリル
クロライド以外は上記の総てがオキシイミノアルコキシ
シランを形成するのに適している。好ましいシリコンハ
ライドはnが3でRがアルキル(例えばメチルおよびエ
チル)又はアルケニル(例えばビニル)又はフェニルで
あるものである。
【0008】本発明で使用されるオキシムは式R”
R''' C=NOHの化合物である。この式でR”および
R''' はH又は炭素原子1〜6個のアルキル、アリー
ル、シクロアルキル、アルアルキル;又はハロゲンによ
って置換されたこれらのものであるか;又はR”と
R''' は両者が一緒になって(CH2m (ここでmは
3〜7の整数)を形成していることができるか;又は
R”とR''' は共にアルキル又はハロゲンで置換された
基であり得る。若しR”又はR''' 又はこの両者が一緒
になったものがハロゲンで置換されている場合は、分子
はハロゲンが反応性でないもの(例えば、第3級炭素の
ハロゲン)であるべきである。従って、適当なオキシム
にはフォルムアルデヒドオキシム、4−メチル−シクロ
ヘキサノンオキシム、4−クロロシクロヘキサノンオキ
シム、アセトフェノンオキシム、ベンゾフェノンオキシ
ム、ベンジルエチルケトンオキシム、シクロヘキシルメ
チルケトオキシムおよびベンズアルデヒドオキシムがあ
る。好ましいオキシム化合物にはアセトアルデヒドオキ
シム、アセトンオキシム、メチルエチルケトンオキシ
ム、ジエチルケトンオキシムおよびシクロヘキサノンオ
キシムがあるが、メチルエチルケトンオキシムおよびア
セトンオシキムがより好ましい。メチルエチルケトンオ
キシムは、シリコーンポリマーの室温加硫剤として使用
される多くのオキシイミノシラン化合物で使用されるの
で最も好ましい。
【0009】本発明で使用されるアルコールR’OHは
第1級、第2級又は第3級アルコールであり、それ以外
には分枝又は置換アルコールであってもよいし、またア
ルアルキルであってもよい。その例としてはメタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、イソブタノール、t−ブタノール、イソアミルアル
コール、ヘキサノール、ベンジルアルコール、デカノー
ル、ヘキサデカノール、ステアリルアルコール、、ラウ
リルアルコールおよびテトラコサノールがある。好まし
いアルコールは炭素原子1〜6個のものである。
【0010】オキシイミノアルコキシシランを製造する
本発明の実施において、アルコール対シリコンハライド
のモル比は、mが少なくとも0.1nでかつnより小さ
い値を取るものとして、m:1であり、またオキシム対
シリコンハライドのモル比は少なくとも(2n−m):
1である。アルコール:シリコンハライド比(m)は主
としてアルコキシシランの生成を避けるためn:1より
小であるべきである。従って、nが3の場合、mは3よ
り小であり、好ましい比は0.5〜2.5である。又、
希望する主生成物がオキシイミノジアルコキシシランの
場合、mの値は2が最も好ましい。希望する主生成物が
ジオキシイミノモノアルコキシシランの場合、mは1が
好ましい。1〜2の比がこれら2つを主生成物として生
成させる。比が1未満の場合、ジオキシイミノモノアル
コキシシランとトリオキシイミノシランを主生成物とし
て生成させる;比が2より大の場合オキシイミノジアル
コキシシランとトリアルコキシシランを主生成物として
生成させる。nが2の場合好ましい比はmが0.5〜
1.5であり、nが4の場合mが0.5〜3.5であ
る。反応体の化学量論的反応およびHXの中和を完結さ
せるためには十分なオキシム、即ち少なくとも(2n−
m):1のモル比のオキシムが存在するべきである。
【0011】反応は生の反応体であるいは溶媒の存在下
でなされ得る。
【0012】反応体混合物の粘度を低下させ且つ生成物
オルガノーシラン含有相の粘度および密度を低下させ
て、固体又は重い液体であるオキシムハイドロハライド
からオルガノシラン生成物の分離を促進するために、ヘ
キサン、石油エーテル、トルエン又は他の類似の低沸点
物質の如き不活性炭化水素溶媒が有利に使用され得るこ
とがわかった。ある場合には、過剰のアルコールも、ア
ルコールが相分離の障害とならない限りこれらの機能を
はたす。その様な状況下では種々の反応体に対する溶媒
の比は臨界的ではなく、大量の溶媒は分離を容易にする
様に作用するが、オキシムハイドロハライド副生成物か
ら生成物を分離した後生成物から溶媒を除去するため更
に蒸発又は蒸溜することが必要である。特定の系の場
合、好ましく使用される溶媒の量は容易に決定され得
る;そして脂肪族アルコール(炭素原子1〜6個)及び
メチルエチルケトンオキシムと反応せしめられるメチル
トリクロロシランの系の場合、メチルトリクロロシラン
に対する溶媒の適当な比率は重量で1:1〜2:1であ
る。
【0013】室温又はそれ以下でかなり急速に反応が起
き、そして温度が上昇するにつれてカラーボディーを形
成する速度を高める限り反応が起きる温度は臨界的では
ない。一般に0℃〜100℃の温度範囲が適切である
が、少なくとも炭素原子1〜6個の脂肪族アルコール、
メチルトリクロロシランおよびメチルエチルケトンオキ
シムの反応の場合20℃〜70℃で操作するのが好まし
い。反応は発熱反応であるので、反応体を室温で導入
し、そして大量の熱交換をせずに反応混合物を30〜6
0℃の温度に加熱せしめることによって通常この範囲の
高い領域の温度が達成され得る。反応は反応時間(バッ
チ法の場合)および通常5分〜5時間の範囲および、特
に30分〜2時間の範囲の滞留時間で事実上瞬時に起こ
るから反応時間も臨界的ではない。適切な反応時間は反
応体、溶媒、温度および他の操作条件の特定の組みにつ
いてルーティン実験で決定することができることは理解
できるであろう。
【0014】反応が完結したら、生成物、副生成物オキ
シムハイドロハライド、溶媒および未反応オキシム化合
物は、2つの液相あるいは室温又はそれ以上で1つの液
相と1つの固相である2相に分かれる。第1相、即ち有
機相(通常上層)は実質的に全溶媒、実質的に全生成物
オルガノシラン、大部分の未反応オキシム化合物、大部
分の未反応アルコールおよび極く少量の副生成物オキシ
ムハイドロハライドを含む。液体(通常、底部相)ある
いは固体である第2相は副生成物オキシムハイドロハラ
イド、少量又はトレース量の溶媒、生成物オキシイミノ
シラン、未反応アルコールおよび未反応オキシム化合物
を含む。少量のアルコールが反応で消費されてしまうの
で、アルコール:シリコンハライド比がn:1以上の場
合には通常未反応アルコールが存在する。相は、通常の
方法、例えばデカンテーション、濾過、遠心分離又は液
体から固体を分離する又は異なる密度の2相を分離する
他の通常の方法によって分離される。一般に、2相を実
質的にきれいに分離するのに必要な時間は比較的短時間
である。
【0015】相が分離されたら、生成物は有機相から回
収される。生成物、特に副生成物オキシムハイドロハラ
イドを精製する1つの適当な方法は、この有機相に乾燥
塩基性化合物、好ましくはアンモニアガスを添加してオ
キシムハイドロハライドを中和し、そして不溶性の沈澱
物を形成する無機ハライド(例えば、塩化アンモニウ
ム)及び遊離オキシム化合物を生成させることである。
ついで、固体無機ハライドが(例えば、濾過又は遠心分
離)によって除去され、一方溶媒、未反応アルコール、
未反応オキシム化合物および乾燥塩基によって生成した
オキシム化合物は、フラッシュ蒸発、蒸溜、あるいは生
成物オルガノシランに対して溶媒およびオキシム化合物
(およびアルコール)が共に沸点が比較的低いという点
を利用する他の同様の方法によって有機相から除去され
る。この蒸発は、生成物オルガノシランがさらされる温
度を最低にするために、例えば10kPa以下の部分真
空下で実施されることが好ましい。その後、蒸発工程の
間に形成された又は蓄積された固体を除去する任意の濾
過の後に生成物が使用されるようになる。R、R’、
R”、R''' ,mおよびnが何んであるかに依存して、
生成物は種々の用途、特に、シリコーンの室温加硫剤又
は硬化剤として使用され得る。生成物オルガノシランを
供給物からオーバーヘッドとして蒸溜する必要はなく、
むしろ溶媒、アルコールおよびオキシム化合物の濾過お
よび蒸発の組み合わせによって比較的純粋なオキシイミ
ノアルコキシシラン(又はアルコキシシランの混合物)
が製造され得る。
【0016】反応混合物の分離で主としてオキシムハイ
ドロハライド副生成物を含有する第2相が形成される。
この物質を再循環のためあるいはその他の有用な形回収
することが非常に好ましい。どの程度でも精製された後
で、この物質は、好ましくは、Bonfield等の米
国特許の方法でヒドロキシルアミン塩の製造に用いられ
得る。然し、このオキシムハイドロハライドからオキシ
ム化合物を再生することを希望するならば、塩(好まし
くは無機塩)と遊離オキシム化合物を生成させるのに好
ましい方法はこの第2相を塩基と混合することである。
この中和を実施する一つの方法は、第2相に乾燥塩基、
特にアンモニアガスを添加して適度のpH(例えば、p
H7)にすることである。これらの条件下で大量の塩化
アンモニウム又は他のアンモニウムハライドがオキシム
化合物中で沈澱物を形成する。濾過又は他の方法によっ
て、塩化アンモニウムが除去され;そしてそれから主反
応にハロシランと共に再循環され得る乾燥オキシム化合
物が残こる。かかる中和をアンモニアで実施する場合、
出来るだけ多くのオキシムハイドロハライドを中和する
様にスラリーを十分攪拌することが望ましい。然し、オ
キシム化合物中に残存するオキシムハイドロハライドも
再循環されることがあるが、それは反応混合物中で比較
的不活性であることは理解されるだろう。第2相に存在
するアルコールも再循環される。
【0017】オキシムハイドロハライドを中和する他の
方法は水性水酸化アンモニウム、水性水酸化ナトリウ
ム、水性水酸化カリウム等の如き水性塩基溶液を添加し
て相がオキシム化合物から分離する水性塩溶液を形成す
ることである。適当な濃度の水性塩基を使用するか、あ
るいは適当な比率で水の分離供給を有するかかる中和工
程において中和後の混合物を分離して付随する温度で飽
和塩溶液(例えば、室温で25%塩化ナトリウム)を形
成することが望ましい。第2相はオキシム化合物(例え
ば、メチルエチルケトンオキシム)を含み:そして飽和
水性相のオキシム化合物の溶解度は最小になる。
【0018】一般に、水性塩基での中和は混合の容易
さ、低粘度および固体の不存在のために処理し易いが、
水に不溶性のものを幾分含むオキシム化合物を生成させ
るという欠点がある。オキシム化合物が供される用途に
依存して、水は乾燥剤、蒸溜、共沸蒸溜、その他の方法
によって除去される。若し、オキシム化合物をハロシラ
ンとの反応に再循環する場合は、先ず、オキシム化合物
から水を、好ましくは1000ppm以下のレベルにま
で除去することが望ましい。
【0019】図1は本発明の好ましい態様を示してい
る;ここで、反応器10は攪拌機を備えていて且つ不活
性雰囲気(例えば、窒素)でおおわれていて適切な無水
条件を確保している。石油エーテルあるいはヘキサンの
如き溶媒が流れ11として反応器10に供給される。メ
チルエチルケトンオキシム(MEKO)の如きオキシム
およびイソプロパノールの如きアルコールが流れ12と
して反応容器10に供給される。メチルトリクロロシラ
ン(MTCS)の如きハロシラン(HS)が流れ13と
して反応容器10に供給される。これらすべての流れは
実質的に無水(例えば、水1000ppm以下)である
べきである。これら3種の反応体の比は、例えば下記の
ケース1〜11に示す。
【0020】 シリコン アルコール オキシム ケース クロライド :HS :HS 1 MTCS 3 3 3 2 MTCS 3 4 3 3 MTCS 3 5 4 4 MTCS 3 2 4.5 5 MTCS 3 1 5 6 DMDCS 2 2 2 7 DMDCS 2 1 3 8 DMDCS 2 1 4 9 STC 4 4 4 10 STC 4 3 5 11 TMCS 1 1 1 MTCSはメチルトリクロロシラン(即ち、n=3)、
DMDCS(即ち、n=2)、STCはシリコンテトラ
クロライド(即ち、n=4)で、TMCSはトリメチル
クロロシラン(即ち、n=1)である。上記のケースは
種々の計算量を示している。
【0021】ハロシランに対するアルコールのモル比が
少なくとも1であるケース1〜3,6.9および11で
は、主生成物はアルコキシシランである。かくて、ケー
ス1〜3は下記の反応で表わされる: CH3 SiCl3 +3R’OH+3(CH3 )(C2
5 )C=NOH→CH3 Si(OR’)3 +3(CH
3 )(C25 )C−NOH・HCl その比が1未満の場合主生成物はアルコキシイミノシラ
ンである。かくて、ケース4は(幾分アルコキシ基を有
する生成物を導く反応と競争して起きる)下記の反応で
表わされる: (CH3 SiCl3 +2R’OH+4(CH3 )(C2
5 )C=NOH→(CH3 )Si(OR’)2 〔(C
3 )(C25 )C=NO〕+3(CH3 )(C2
5 )C=NOH・HCl ケース2と3は、大量のアルコールが存在し得るという
こと(この場合、アルコールは図の系に流れ25として
再循環される)をあらわしている。過剰のアルコール
(即ち、MTCSについて1:3:4)を使用せずに過
剰のオキシムを用いることは、アルコキシシランにする
ことを意図している中のアルコキシイミノシランの比率
が増加するので好ましくない。混合生成物を製造するこ
とが好ましい場合は、ケース4および5の様にアルコー
ルを減少することが好ましい。ケース6−8は、n=2
の場合、アルコキシシラン製造のために2:1(あるい
はそれ以上の)アルコール:シリコンハライド比率が用
いられるが、それより低比率(例えば、1:1)の場合
はアルコキシイミノシランが製造されるということを示
している。ケース9〜10はn=4の場合2つの生成物
を製造することを示している。n=1の場合(ケース1
1)唯一の生成物が製造され得る。
【0022】反応器10は0.5〜2時間の滞留時間で
バッチ式半連続式あるいは連続式で操作され得る。バッ
チ操作では、最初の空の反応器10は3種の総ての供給
物で充填され、そして反応混合物は希望する時間攪拌さ
れる。発生する反応熱のため、容器を間接冷却するか、
溶媒蒸気を排除することによって最高温度を30〜60
℃に制限することが出来る。反応時間後、反応混合物は
流れ14として反応器10から除去されて分離容器15
に転送される。
【0023】連続操作では、反応混合物が流れ14によ
り除去されるので、更に溶媒、MEKO、アルコールお
よびMCSが最初の充てん物とほぼ同じ比率で、流れ1
4(オーバーフローであり得る)の回収速度に相当する
流れ11,12および13の供給速度および希望する1
〜3時間のレベルの平均滞留時間で添加される。
【0024】上記の記載から、バッチ操作と連続操作の
種々の組合せは当業者には明白であろう。本発明は、し
かし、個々の特定の形態には限定されない。
【0025】分離容器15では、実質的に生成物のオル
ガノシラン〔例えば、メチルトリス(イソプロポキシ)
シラン又はメチルジイソプロポキシ(メチルエチルケト
オキシム)シランを含む混合物〕および溶媒が、実質的
にオキシムハイドロハライド(例えば、メチルエチルケ
トンオキシムハイドロクロライド、即ちMEKOHC)
から成る相17から急速に且つきれいに分離する。ME
KOHCは室温で液体であるので、相17は相16より
重い液相として図示されている。他のオキシムハイドロ
ハライド副生成物(例えば、アセトンオキシムハイドロ
クロライド又はシクロヘキサノンオキシムハイドロクロ
ライド)の場合、相17は固体であって、この場合分離
容器15は遠心分離系、濾過系あるいは他の類似の液/
固分離装置となる。相16および17は容器15から連
続的にあるいは断続的に除去され、そして更に以下の様
に処理される。相16の代表的な組成は40%以上のオ
ルガノシラン、40%の溶媒、2%以下のMEKOH
C、2%以下のMEKOおよび少量のアルコール、生成
物オルガノシランのダイマーおよびトリマーの如き種々
の副生成物である。相17の代表的な組成は95%以上
のMEKOHC、2%以下の溶媒、2%以下のオルガノ
シラン、2%以下のMEKOおよび少量のアルコールで
ある。
【0026】相16は分離容器15から攪拌器を備えた
処理容器18に転送され、そこでMEKOHCをMEK
O及び塩化アンモニウムに転換するのに十分な量で流れ
19として供給された乾燥アンモニアガスで処理され
る。処理容器18での滞留時間はほんの数分であるが、
もっと長い時間も使用できる。形成された薄いスラリー
は処理容器18から流れ20として濾過装置21に転送
され、そこで固体塩化アンモニウムが液体から除去され
る。周期的に粗固体塩化アンモニウムは流れ22で示さ
れる通り濾過装置21から除去されて有機および無機物
質に廃棄されるか、又は分離される。濾過装置21の下
流の透明になった流れ23の代表的な組成は40%以上
の生成物オルガノシラン、40%の溶媒、0.01%以
下のMEKOHC、3〜4%のMEKO、および少量の
アルコールおよび生成物オルガノシランのダイマーおよ
びトリマーである。
【0027】透明な流れ23は真空ストリッパー24に
供給され、そこで減圧下で全溶媒、MEKOおよびアル
コールを実質的に全て含む蒸気の流れ25および精製さ
れたオルガノシラン生成物を含む液体塔底流れ26に分
離される。流れ26は再度濾過されて溶媒蒸発で形成す
る固体(例えば、沈澱したダイマーおよびトリマー)が
除去されるかあるいはストリッパー24から取り出され
る時に使用することができる。溶媒の沸点(ヘキサン;
101kPaで69℃)およびMEKOの沸点(101
kPaで152℃)が生成物より十分低い場合(ある生
成物は101kPaで150℃以上の沸点を有してい
る)、ストリッパー24は一枚のプレートで十分であ
る。ストリッパー24は好ましくは真空下で操作する。
若し、かかる相違がない場合は、より多くのプレートが
必要であり、その場合生成物はオーバーヘッドフラクシ
ョンとして採取し得る。
【0028】分離容器15の中の相17(主としてME
KOHCを含む)は攪拌器を備えた中和容器30に連続
的に又は断続的に供給される。水性塩基(例えば、17
%NaOH)は、飽和無機塩(例えば、NaCl)およ
び相17に存在する大部分のアルコール、並びにオキシ
ム化合物(MEKO)から成る有機相を含む水性相のサ
スペンジョンを容器30で生成させる比率で流れ31と
して容器30に供給される。このスラリーは流れ32と
して連続的に又は断続的に分離容器33に供給され、そ
こでオキシム相34および水性塩相35に急速且つ容易
に分離され、除去される。水性相35は通常の方法で残
留有機物(例えば、アルコール)が除去され、そして廃
棄処理される。幾分水を含んでいるオキシム相34は通
常の方法で精製され、そして乾燥オキシム(例えば、流
れ12への再循環)が必要な種々の工程で、又は湿潤形
で他の工程(例えば、ヒドロキシルアンモニウムクロラ
イドの製造のため)で使用される。
【0029】本発明を、実験室規模で実施され且つ図1
に図示した様な方法に容易に転換され得る下記の実施例
によって説明する。
【0030】実施例1 MTCS:イソブタノール:MEKOが1:2:4での
反応 温度計、滴下ロート、および乾燥チューブを備えた還流
コンデンサーを備えた500mlの3つ口フラスコにメ
チルエチルケトオキシム(35g)(0.4mol)お
よびイソブタノール(14.8g)(0.2mol)の
ヘキサン(160g)中溶液を入れた。これを磁気攪拌
棒で攪拌し、そして冷温(10−20℃)に保ち、その
間にメチルトリクロロシラン(15g)(0.1mo
l)を添加した。添加終了後、冷却を解き、環境温度で
30分間攪拌し続けた。
【0031】分液ロートを使用して2つのきれいな相に
分離した。ヘキサン溶液の上部相(186.7g)をア
ンモニアガスで1分間処理し、塩化アンモニウムの分離
した沈澱を濾過によって除去した。ついで、減圧下にき
れいな濾液から溶媒をストリップして無色の移動液体を
採取した(26.5g)。この液体のガスクロマトグラ
フ分析の結果、主としてメチルジイソブトキシ(メチル
エチルケトオキシモ)シラン(73.3%)を含んでい
ることがわかった。他の重要な成分はメチルトリーイソ
ブトキシシラン(11.5%)、メチルトリス(メチル
エチルケトオキシム)シラン(6.2%)およびメチル
ビス(メチルエチルケトオキシム)イソブトキシシラン
(1.0%)であった。これらの成分の同定をGCマス
スペクトルで確認した。主生成物は0.9mmHgで6
5−70℃で蒸溜し。
【0032】メチルエチルケトオキシハイドロクロライ
ドの粘稠な底部相(37.9g)を水性NaOHで処理
してオキシムを回収した。
【0033】実施例2 DMDCS:イソブタノール;MEKOが1:1:3で
の反応 実施例1と同じ装置を使用した。攪拌しつつ且つ冷却し
つつイソブタノール(7.4g)(0.1mol)およ
びメチルエチルケトオキシム(26.1g)(0.3m
ol)のヘキサン(200g)中溶液にジメチルジクロ
ロシラン(12.9g)(0.1mol)をゆっくりと
添加した。添加終了後、混合物を1時間攪拌し、そして
その相を分液ロートで分離した。
【0034】ヘキサン溶液の上部相(219.2g)を
アンモニアガスで処理し、そして沈澱した塩化アンモニ
ウムを濾過して分離した。きれいで且つ無色の濾液から
ヘキサンを除去して移動液体(20g)を採取した。ガ
スクロマトグラフ分析の結果、ジメチルイソブトキシ
(メチルエチルケトオキシモ)シラン(75.2%)並
びに少量成分としてのジメチルジイソブトキシ−シラン
(17.8%)およびジメチルビス−(メチルエチルケ
トオキシモ)シラン(7.0%)であることがわかっ
た。GCマススペクトル分析によって該生成物(B.
P.45〜50℃/0.7mmHg)を同定した。
【0035】メチルエチルケトオキシムハイドロクロラ
イドの底部相(26.4g)を前記の様にして水性Na
OHで処理してメチルエチルケトオキシムを回収した。
【0036】実施例3 VTCS:エタノール:MEKOが1:2:4での反応 実施例2と同じ装置を使用して、エタノール(9.2
g、0.2mol)とメチルエチルケトオキシム(3
4.8g、0.4mol)のヘキサン(190g)中溶
液にビニルトリクロロシラン(16.2g、0.1mo
l)を攪拌、冷却しながらゆっくりと添加した。環境温
度で30分間攪拌後、2相に分離した。MEKOハイド
ロクロライドの底部相(39.3g)を水性NaOHで
中和してMEKOを回収した。
【0037】ヘキサン溶液の上部相(209.8g)を
アンモニアガスで2分間中和し、形成された少量のNH
4 Clを濾過分離した。きれいな濾液から減圧下でヘキ
サンをストリップして無色の液体(20g)を得た。ガ
スクロマトグラフ分析の結果、この液体はビニルジエト
キシ(メチルエチルケトオキシモ)シラン(67.1
%)、ビニルトリエトキシシラン(24.5%)および
ビニルエトキシビス(メチルエチルケトオキシモ)シラ
ン(8.4%)であることがわかった。1%未満のビニ
ルトリス(メチルエチルケトオキシモ)シランが存在し
ていた。
【0038】総ての化合物の同定はGC−マススペクト
ル分析によって行なった。
【0039】実施例4 MTCS:イソプロパノール:MEKOが1:2:4で
の反応 頭上攪拌器、温度計および滴下ロートを備えた5L(リ
ットル)のジャケット付き重合がまにイソプロパノール
(600g、10mol)、メチルエチルケトオキシム
(1740g、20mol)およびヘキサン(2000
mL)の溶液を入れた。+5℃の冷水をジャケットを通
して冷却浴から循環させ、そして温度を20−25℃に
維持しつつメチルトリクロロシラン(750g、5mo
l)をゆっくりと添加した。添加は45分間で終了し、
冷水循環を停止し、混合物を更に15分間攪拌した。メ
チルエチルケトオキシムハイドロクロライドの底部相を
重合がまの底から取り出して粘稠液体として採取した
(1940g)。これを水性NaOHで中和してオキシ
ムを回収した。
【0040】上部相(2400g)を攪拌しつつシリン
ダーからのアンモニウムガスで2分間処理すると塩化ア
ンモニウムの薄い沈澱物が形成された。固体を濾過して
除去し、25mmHgにおいて最高温度90℃できれい
な濾液からヘキサンをストリップして無色の移動液体
(1198g)を得た。ガスクロマトグラフ分析の結
果、この液体は主としてメチルジイソプロポキシ(メチ
ルエチルケトオキシモ)シラン(62.6%)並びにメ
チルトリイソプロポキシシラン(19.2%)及びメチ
ルイソプロポキシビス−(メチルエチルケトオキシモ)
シラン(15.1%)であることがわかった。
【0041】これら化合物の構造はGC−マススペクト
ル分析で確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に使用する装置の一例を示す概念
図である。
【符号の説明】
10 反応器 15 分離容器 16,17 相 21 濾過装置 24 真空ストリッパー 30 中和容器 33 分離容器 34 オキシム相 35 水性塩相

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)式R4-n SiXn 〔ここで、Rは
    炭素原子1〜6個のアルキル、炭素原子2〜6個のアル
    ケニル、炭素原子4〜8個のシクロアルキル、アリー
    ル、アルキル−置換アリール、アラルキル又はそれらの
    ハロ置換型であり、nは2〜4の整数であり、そしてX
    はCl、Br又はIである〕で表わされるシリコンハラ
    イドを式R’OH〔ここで、R’は炭素原子1〜24個
    のアルキル又はアラルキルである〕で表わされるアルコ
    ールおよび式R”R''' C=NOH〔ここで、R”およ
    びR''' は各々水素若しくは炭素原子1〜6個のアルキ
    ルであるか、又は炭素原子4〜8個の非置換、ハロ置換
    若しくはアルキル−置換シクロアルキル環を形成してい
    る〕で表わされるオキシムと、m:lのアルコール対シ
    リコンハライドのモル比および少なくとも(2n−
    m):1のオキシム対シリコンハライドのモル比(ここ
    で、mは少なくとも0.1nで、かつnより小さい)に
    おいて反応させ、そして (b)式R4-n Si(OR’)p (ON=CR”R'''
    n-p 〔ここで、pは1〜3の整数であり、且つnよ
    り少なくとも1小さく、そしてR、R’、R”、R'''
    及びnは前記定義の通りである〕で表わされる少なくと
    も1種のアルコキシ−オキシイミノシランから成る生成
    物と該オキシムの副生成物としてのハイドロハライドを
    回収することから成る、アルコキシ−オキシイミノシラ
    ンの製造方法。
  2. 【請求項2】 R”およびR''' が各々炭素原子1〜3
    個のアルキルであり、そしてXがClである、請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 Rがメチルである、請求項1又は2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 Rがビニルである、請求項1又は2に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 Rがフェニルである、請求項1又は2に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 R’が炭素原子1〜6個のアルキルであ
    る、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 nが3である、請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 回収工程(b)が、 (i) 生成物相と副生成物相を分離し、 (ii)該生成物相を十分な量の乾燥塩基と反応させて
    溶解しているオキシムハイドロハライドをオキシムに転
    化し、そして(iii)生成物アルコキシーオキシイミ
    ノシランから製造されたオキシムを蒸留することから成
    る、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 アルコール対シリコンハライドのモル比
    が0.5:1乃至(n−0.5):1であり、かつオキ
    シム対シリコンハライドのモル比が2n:1以下であ
    る、請求項1に記載の方法。
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