JPH063882Y2 - 排水管路の掃除口用蓋装置 - Google Patents

排水管路の掃除口用蓋装置

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JPH063882Y2
JPH063882Y2 JP1986131823U JP13182386U JPH063882Y2 JP H063882 Y2 JPH063882 Y2 JP H063882Y2 JP 1986131823 U JP1986131823 U JP 1986131823U JP 13182386 U JP13182386 U JP 13182386U JP H063882 Y2 JPH063882 Y2 JP H063882Y2
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JP
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edge
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JP1986131823U
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JPS6341649U (ja
Inventor
直志 霜田
直志 矢代
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Maezawa Kasei Kogyo KK
Original Assignee
Maezawa Kasei Kogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は家庭用雑排水等の排水管の途中に設けられた掃
除口に着脱自在に取付けられる排水管路の掃除口用蓋装
置に関する。
(従来の技術) 従来、排水管の掃除口には短管状の円筒体が嵌着され、
この円筒体の内周に形成されたねじ部にこの円筒体に嵌
合される蓋体の外周のねじ部を螺合して締着固定したも
のである。しかし、これらのねじ部の谷の部分には泥や
砂等が入り易く、一旦砂等がねじ部に入り込むと容易に
排除され難く、着脱操作に円滑を欠き、また、ねじ部の
螺着のため蓋体を多数回回転させる必要があり着脱に迅
速を欠くという問題を有していた。
そこで、円筒体の内周面に形成した傾斜状の係合突縁の
下面に蓋体を形成した係合突起を摺動係合させて蓋体を
着脱可能に係止する構造の排水管路の掃除口用蓋装置が
提案されている(実開昭61−202567号)。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この構造では蓋を外す場合に蓋体の係合
突起と円筒体の係合突縁との係合を解いても蓋体は同一
位置に嵌合されているため、蓋体を円筒体から容易に抜
き出すことができず、ドライバー等を円筒体と蓋体との
間に差し込み、蓋体を持ち上げる必要があり、操作性が
悪い問題を有していた。
本考案は上述の問題に鑑みなされたもので、嵌合係合さ
れていた蓋体を外し方向に回動することにより蓋体が浮
き上り、蓋体の取外しが容易にできる排水管路の掃除口
用蓋装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の排水管路の掃除口用蓋装置は、短管状円筒体の
内周面に円周方向に下面を同一方向に傾斜した係合面を
有する複数の係合突縁を間隙を介して配設するとともに
上面を前記係合突縁と同一方向に傾斜した案内面を有す
る案内突縁を間隙を介して配設し、前記円筒体に嵌挿さ
れる蓋体の外周に前記係合突縁間および案内突縁間の間
隙にそれぞれ挿入され回動によって上面が前記係合突縁
の係合面に摺動係合され下面が前記案内突縁に係合され
る係合突起を突設したものである。
(作用) 本考案の排水管路の掃除口用蓋装置は、円筒体の係合突
縁の一端側と案内突縁の他端側と間の間隙から蓋体の係
合突起を挿入し蓋体を一方に少し回動させることにより
円筒体の係合突縁に蓋体の係合突起が係合され、蓋体は
閉塞状態に保持される。
この状態で蓋体を前記方向と反対方向に回動すると、円
筒体の係合突縁の下面の係合面から係合突起の上面がは
ずれ、さらに、蓋体を回動することにより蓋体の係合突
起の下面が案内突縁の上面に当接摺動し、これにより蓋
体が円筒体から浮上する。
(実施例) 以下、本考案の排水管路の掃除口用蓋装置の一実施例を
第1図ないし第5図を参照して説明する。
1は合成樹脂製短管状の円筒体で、上部が肉厚壁2に形
成され上端開口部より蓋体係合用環状段部3、パッキン
グ係合用環状段部4が内周に順次形成され、さらに、こ
のパッキング係合用環状段部4の下方には円周方向に環
状に配置された複数個の係合突条5が突設されている。
この係合突条5は円周方向に長さを有し、上面には蓋体
係合用環状段部3に対して角度を有する同一方向に傾斜
された案内突縁6が形成され、この案内突縁6の上端に
は案内突縁6から連続して前記蓋体係合用環状段部3と
平行な水平面7が設けられ、この水平面7の案内突縁6
と反対側の端部には係止部8が設けられている。この係
合突条5の下面には案内突縁6の傾斜と同一方向に傾斜
した切欠部11から前記案内突縁6と同方向に、若干の傾
斜を有する係合突縁12が形成され、この係合突縁12の切
欠部11の反対側に係止部13が設けられている。また、円
筒体1の上端外周には排水管に嵌挿時のストッパーとな
るフランジ状の段部16が形成されている。
また、前記係合突条5の上面に形成されている案内突縁
6の上面は内方に向って傾斜され、この案内突縁6上に
付着した砂などを排除し易いようになっている。
21は合成樹脂製蓋体で、前記円筒体1の上面の蓋体係合
用環状段部3に係合する周縁部22と、この下方にパッキ
ング23が取付けられているパッキング支持部24を介して
前記円筒体1の係合突条5の内側に嵌合される円筒部25
が形成され、この円筒部25の外周に前記係合突条5の一
端とこの係合突条5に隣接する係合突条5の他端との間
の上下方向に形成されている間隙5aから挿入される係合
突起26が突設され、この係合突起26の上面26aは前記係
合突条5の下面の最上部よりも下方に位置し、上面26a
が係合突条5の係合突縁12の低い位置と合致するように
形成され、係合突起26の上面26aと周縁部22の下面との
距離は前記係合突条5の水平面7と段部3の間の距離よ
り長く形成されている。
また、蓋体21の係合突起26の上面26aは係合突縁12に対
して楔効果を得るように係合方向に傾斜され、さらに、
この係合突起26の下面26bは前記案内突縁6の傾斜に合
せられている。
また、蓋体21の上面には回動用の直線状凹溝31とこの両
端に連続した指先挿入凹所32,32が形成されている。
次に使用に際しては、円筒体1をその段部16まで排水管
の掃除口部内に嵌着し、次に蓋体21をその係合突起26が
円筒体1の隣接する係合突条5の一端側の係止部8,8
の間に位置するようにして円筒部25を円筒体1に挿入
し、蓋体21を一方方向に回動させると、係合突起26の下
面が係合突条5の案内突縁6を摺動下降し、蓋体21の周
縁部22と円筒体1の蓋体係合用環状段部3とが当接する
と蓋体21の下降は停止する。さらに蓋体21を回動させる
と、係合突起26の上面26aが係合突条5の切欠部11から
係合突縁12を摺動し、係合突縁12の略係止部13位置で係
合突起26の上面26aが係合突縁12に圧接されて蓋体21が
円筒体1に固定される。
また、この状態から蓋体21を逆方向に回動させると、係
合突条5の下面の係合突縁12と係合突起26の上面26aの
係合が弛められ、係合突起26の上面26aと係合突縁12と
の係合が解かれ、この係合突起26の下面26bが案内突縁
6に沿って上昇する。この状態で蓋体21を持ち上げて抜
き外すことができるが、蓋体21をさらに回動させること
により係合突起26の下面26bが案内突縁6に沿って摺動
し蓋体21が上昇浮上する。そして、係合突起26が係合突
条5の水平面7に位置し、係合突起26が係止部8に当っ
たとき蓋体21は回動停止し、この蓋体21を取除くことに
より掃除口部が開口される。蓋体21の回動は上面の凹溝
31にドライバーの様な工具を挿入するか或は指先を凹所
32,32に挿入して回転させる。
上記実施例によれば、円筒体1と蓋体21の係合は不連続
状の係合突条5とこの係合突条5の下面に係合される係
合突起26によってなされるから係合突条5と係合突起
26の間に砂等が介入することがなく、また万一係合突条
5と係合突起26間に砂等が介入した場合も係合突起26を
係合突条5の下面から離脱させることにより容易に除去
することができる。
また、蓋体21の着脱に際してはその係合突起26が係合突
条5の下面と係合または離脱するまで回動させればよい
から1回転以下の僅かな回転だけでよく着脱を迅速に行
うことができる。
なお、前記実施例では係合突縁5の上下面にて案内突縁
6と係合突縁12とを形成したが、別個に形成することも
できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、案内突縁に係合突起が摺動することに
より、蓋体を回動するのみで蓋体が上昇浮上するので、
容易に円筒体から蓋体を取りはずすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す掃除口用蓋装置の縦断
正面図、第2図は同上円筒体の平面図、第3図は同上A
−A線断面図、第4図は同上蓋体の裏面図、第5図は同
上B−B線断面図である。 1……円筒体、6……案内突縁、12……係合突縁、21…
…蓋体、26……係合突起。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】短管状円筒体の内周面に円周方向に下面を
    同一方向に傾斜した係合面を有する複数の係合突縁を間
    隙を介して配設するとともに上面を前記係合突縁と同一
    方向に傾斜した案内面を有する案内突縁を間隙を介して
    配設し、前記円筒体に嵌挿される蓋体の外周に前記係合
    突縁間および案内突縁間の間隙にそれぞれ挿入され回動
    によって上面が前記係合突縁の係合面に摺動係合され下
    面が前記案内突縁に係合される係合突起を突設したこと
    を特徴とする排水管路の掃除口用蓋装置。
  2. 【請求項2】係合突縁と案内突縁は突条の上下面にそれ
    ぞれ形成したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の排水管路の掃除口用蓋装置。
JP1986131823U 1986-08-28 1986-08-28 排水管路の掃除口用蓋装置 Expired - Lifetime JPH063882Y2 (ja)

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JPS6341649U JPS6341649U (ja) 1988-03-18
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JPS4117021Y1 (ja) * 1964-10-22 1966-08-06
JPS5943546B2 (ja) * 1981-05-26 1984-10-23 日本真空技術株式会社 スパツタリング装置

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JPS5943546U (ja) * 1982-09-08 1984-03-22 前沢化成工業株式会社 排水管路の掃除口用蓋

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