JPH0751492Y2 - 注出口栓 - Google Patents
注出口栓Info
- Publication number
- JPH0751492Y2 JPH0751492Y2 JP1989101372U JP10137289U JPH0751492Y2 JP H0751492 Y2 JPH0751492 Y2 JP H0751492Y2 JP 1989101372 U JP1989101372 U JP 1989101372U JP 10137289 U JP10137289 U JP 10137289U JP H0751492 Y2 JPH0751492 Y2 JP H0751492Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spout
- cap
- primary
- locking portion
- fitting portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packages (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、バッグ・イン・ボックス等の注出口栓に関す
るものである。
るものである。
［従来の技術］ 所謂バッグ・イン・ボックスは、外箱の内部に液体収納
用の樹脂製の袋を備えた二重構造の包装箱であり、樹脂
製の袋には注出口栓が取り付けられ、その注出口栓は通
常合成樹脂製のスパウトと、このスパウトに嵌着される
ゴム等の弾性材からなるキャップとから構成されてい
る。
用の樹脂製の袋を備えた二重構造の包装箱であり、樹脂
製の袋には注出口栓が取り付けられ、その注出口栓は通
常合成樹脂製のスパウトと、このスパウトに嵌着される
ゴム等の弾性材からなるキャップとから構成されてい
る。
［考案が解決しようとする課題］ 前記バッグ・イン・ボックスの注出口栓を工場等で開く
には、前記キャップを引き抜くようにしているが、第３
図に示すようにスパウトａの上端に形成された突条係止
部ｂと、キャップｃの下部の内面に形成された突条の二
次嵌合部ｄとの係止状態が堅固であるため、開栓が困難
で作業能率が著しく低下し、その改善が強く望まれてい
た。
には、前記キャップを引き抜くようにしているが、第３
図に示すようにスパウトａの上端に形成された突条係止
部ｂと、キャップｃの下部の内面に形成された突条の二
次嵌合部ｄとの係止状態が堅固であるため、開栓が困難
で作業能率が著しく低下し、その改善が強く望まれてい
た。
尚、前記二次嵌合部ｄの下方には一次嵌合部ｅが形成さ
れているが、これはキャップｃを機械で嵌める時に前記
スパウトａの突条係止部ｂに仮り止めするためのもので
ある。
れているが、これはキャップｃを機械で嵌める時に前記
スパウトａの突条係止部ｂに仮り止めするためのもので
ある。
本考案は、上記のような従来の要望に応えるべくなされ
たもので、キャップを簡単に外せるようにしたバッグ・
イン・ボックス等の注出口栓を提供することを技術的課
題としたものである。
たもので、キャップを簡単に外せるようにしたバッグ・
イン・ボックス等の注出口栓を提供することを技術的課
題としたものである。
［課題を解決するための手段］ この技術的課題を解決するための手段として、本考案
は、スパウトに弾性材からなるキャップを嵌着した注出
口栓において、前記スパウトは円筒部の上端に二次係止
部を有すると共に、その下方に一次係止部を有し、前記
キャップは円筒部の下部の内面に、このキャップが前記
スパウトに浅く押し込まれた時に前記二次係止部に係止
し、深く押し込まれた時に前記一次係止部に係止する一
次嵌合部を備え、その上方には前記キャップが前記スパ
ウトに深く押し込まれた時に前記二次係止部と当接しな
い二次嵌合部を備えたことを要旨とするものである。
は、スパウトに弾性材からなるキャップを嵌着した注出
口栓において、前記スパウトは円筒部の上端に二次係止
部を有すると共に、その下方に一次係止部を有し、前記
キャップは円筒部の下部の内面に、このキャップが前記
スパウトに浅く押し込まれた時に前記二次係止部に係止
し、深く押し込まれた時に前記一次係止部に係止する一
次嵌合部を備え、その上方には前記キャップが前記スパ
ウトに深く押し込まれた時に前記二次係止部と当接しな
い二次嵌合部を備えたことを要旨とするものである。
［作用］ キャップをスパウトに深く押し込んだ状態では、一次嵌
合部が一次係止部に係止してキャップを保持し、二次嵌
合部は二次係止部に当接せずにその下方に位置している
ため、キャップを引き抜く時に初期抵抗を少なくすると
共に引き抜き速度をアップさせることが出来、小さい力
で容易に開栓することが出来る。
合部が一次係止部に係止してキャップを保持し、二次嵌
合部は二次係止部に当接せずにその下方に位置している
ため、キャップを引き抜く時に初期抵抗を少なくすると
共に引き抜き速度をアップさせることが出来、小さい力
で容易に開栓することが出来る。
［実施例］ 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳説する。
第１図において、１は合成樹脂製のスパウトであり、そ
の下端の薄肉フランジ部1aに合成樹脂製のバッグ２が貼
着され、円筒部1bの上端には傾斜突条形の二次係止部1c
が外側に環状に形成され、それよりやや下方には突条形
の一次係止部1dが同じく外側に環状に形成されている。
前記スパウト１における一次係止部1dの下方には、更に
キャップ受止用の突条1e及び補強用の突条1fが複数個環
状に並設されている。３はゴム等の弾性材から形成され
たキャップであり、中央にはほぼ半円弧状に湾曲した凹
陥部3aを有し、円筒部の下部の内面には突条形の一次嵌
合部3bが環状に形成され、その上方にはやや大きい突条
形の二次嵌合部3cが環状に形成されている。
の下端の薄肉フランジ部1aに合成樹脂製のバッグ２が貼
着され、円筒部1bの上端には傾斜突条形の二次係止部1c
が外側に環状に形成され、それよりやや下方には突条形
の一次係止部1dが同じく外側に環状に形成されている。
前記スパウト１における一次係止部1dの下方には、更に
キャップ受止用の突条1e及び補強用の突条1fが複数個環
状に並設されている。３はゴム等の弾性材から形成され
たキャップであり、中央にはほぼ半円弧状に湾曲した凹
陥部3aを有し、円筒部の下部の内面には突条形の一次嵌
合部3bが環状に形成され、その上方にはやや大きい突条
形の二次嵌合部3cが環状に形成されている。
本考案に係る注出口栓は上記のように構成され、前記キ
ャップ３を嵌める時には一次嵌合部3bをスパウト１の二
次係止部1cに係止して仮り止めすると共に、このキャッ
プを更に機械的手段により押し込むと、一次嵌合部3bは
前記一次係止部1dに係止し、二次嵌合部3cは二次係止部
1cに係止する。この時、二次嵌合部3cと二次係止部1cと
の間には適宜の距離Ｌが生じるようにしてあり、キャッ
プ３の下端部は前記キャップ受止用の突条1eに当接受止
される。この場合、二次嵌合部3cは主として液漏れを防
止し、一次嵌合部3bはキャップ３の嵌合を保持するよう
にしてある。即ち、従来のものは二次嵌合部が液漏れ防
止と、嵌合保持の両方の機能を兼ねていたが、本考案の
場合には上記のように一次嵌合部と二次嵌合部にその機
能を分担させている。
ャップ３を嵌める時には一次嵌合部3bをスパウト１の二
次係止部1cに係止して仮り止めすると共に、このキャッ
プを更に機械的手段により押し込むと、一次嵌合部3bは
前記一次係止部1dに係止し、二次嵌合部3cは二次係止部
1cに係止する。この時、二次嵌合部3cと二次係止部1cと
の間には適宜の距離Ｌが生じるようにしてあり、キャッ
プ３の下端部は前記キャップ受止用の突条1eに当接受止
される。この場合、二次嵌合部3cは主として液漏れを防
止し、一次嵌合部3bはキャップ３の嵌合を保持するよう
にしてある。即ち、従来のものは二次嵌合部が液漏れ防
止と、嵌合保持の両方の機能を兼ねていたが、本考案の
場合には上記のように一次嵌合部と二次嵌合部にその機
能を分担させている。
次に、キャップ３を外すには、従来と同様にエアシリン
ダ等を用いて機械的に引き抜くが、前記のようにキャッ
プ３の嵌合保持は前記一次嵌合部3bが受け持っているの
で、従来の二次嵌合部が受け持っている場合よりも小さ
い力で外すことが出来る。更に、前記のようにキャップ
３の二次嵌合部3cはスパウト１の二次係止部1cより間隔
Ｌだけ離れているので、引き抜き時の初期抵抗を少なく
すると共に、引き抜き速度をアップさせて開栓作業を一
層容易にすることが出来る、従って、キャップの開栓は
確実かつ容易になされ、その作業能率を著しく高めるこ
とが出来る。
ダ等を用いて機械的に引き抜くが、前記のようにキャッ
プ３の嵌合保持は前記一次嵌合部3bが受け持っているの
で、従来の二次嵌合部が受け持っている場合よりも小さ
い力で外すことが出来る。更に、前記のようにキャップ
３の二次嵌合部3cはスパウト１の二次係止部1cより間隔
Ｌだけ離れているので、引き抜き時の初期抵抗を少なく
すると共に、引き抜き速度をアップさせて開栓作業を一
層容易にすることが出来る、従って、キャップの開栓は
確実かつ容易になされ、その作業能率を著しく高めるこ
とが出来る。
［考案の効果］ 以上説明したように、本考案によれば、スパウトに弾性
材からなるキャップを嵌着した注出口栓において、キャ
ップの一次嵌合部をスパウトの一次係止部に係止させて
キャップを保持すると共に、二次嵌合部は二次係止部に
当接せずにその下方に位置する構成にしたので、キャッ
プを引き抜く際に小さい力で容易に外すことが出来、そ
の作業能率を著しく向上させる効果を奏する。
材からなるキャップを嵌着した注出口栓において、キャ
ップの一次嵌合部をスパウトの一次係止部に係止させて
キャップを保持すると共に、二次嵌合部は二次係止部に
当接せずにその下方に位置する構成にしたので、キャッ
プを引き抜く際に小さい力で容易に外すことが出来、そ
の作業能率を著しく向上させる効果を奏する。
第１図は本考案の実施例を示す一部の破断面図、第２図
は開栓状態を示す説明図、第３図は従来例の一部の断面
図である。 １……スパウト 1a……フランジ部、1b……円筒部 1c……二次係止部、1d……一次係止部 1e……キャップ受止用突条 1f……補強用突条 ２……バッグ ３……キャップ 3a……凹陥部、3b……一次嵌合部 3c……二次嵌合部
は開栓状態を示す説明図、第３図は従来例の一部の断面
図である。 １……スパウト 1a……フランジ部、1b……円筒部 1c……二次係止部、1d……一次係止部 1e……キャップ受止用突条 1f……補強用突条 ２……バッグ ３……キャップ 3a……凹陥部、3b……一次嵌合部 3c……二次嵌合部
Claims (1)
- 【請求項１】スパウトに弾性材からなるキャップを嵌着
した注出口栓において、前記スパウトは円筒部の上端に
二次係止部を有すると共に、その下方に一次係止部を有
し、前記キャップは円筒部の下部の内面に、このキャッ
プが前記スパウトに浅く押し込まれた時に前記二次係止
部に係止し、深く押し込まれた時に前記一次係止部に係
止する一次嵌合部を備え、その上方には前記キャップが
前記スパウトに深く押し込まれた時に前記二次係止部と
当接しない二次嵌合部を備えたことを特徴とする注出口
栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989101372U JPH0751492Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 注出口栓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989101372U JPH0751492Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 注出口栓 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0340984U JPH0340984U (ja) | 1991-04-19 |
| JPH0751492Y2 true JPH0751492Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31650329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989101372U Expired - Lifetime JPH0751492Y2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 注出口栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751492Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6990755B2 (en) * | 2003-10-09 | 2006-01-31 | Nike, Inc. | Article of footwear with a stretchable upper and an articulated sole structure |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5884950U (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-09 | 梅村 和司 | 密封用蓋体付陶磁器 |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP1989101372U patent/JPH0751492Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0340984U (ja) | 1991-04-19 |
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