JPH0638779B2 - パン製造機 - Google Patents

パン製造機

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JPH0638779B2
JPH0638779B2 JP15367387A JP15367387A JPH0638779B2 JP H0638779 B2 JPH0638779 B2 JP H0638779B2 JP 15367387 A JP15367387 A JP 15367387A JP 15367387 A JP15367387 A JP 15367387A JP H0638779 B2 JPH0638779 B2 JP H0638779B2
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bread
baking
steam
case
exhaust
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JP15367387A
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恒雄 柴田
範子 清水
篤呼 岡部
郁子 田中
守雄 柴田
繁 山口
龍夫 鷲崎
幸利 国広
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で小麦粉等のパン材料を投入するた
けで、混練,発酵,焼成の一連の工程が自動的に行われ
てパン作りがなされるパン製造機に関するものである。
従来の技術 一般にパンの製造を確実に行う要素としては数多くのも
のがあるが、そのうちの1つに焼成後の蒸気抜きがあげ
られる。すなわち、この蒸気抜きがうまく行われない
と、でき上がったパンに結露現象が発生し、この結露現
象により、べとついたパンとなったり、外観が収縮変形
(腰折れ)する等、ふっくらとした美味なパンを作るこ
とができない。
したがって、この蒸気抜きはパン製造における最終工程
として非常に重要なものであることが認識できるもので
あろう。
蒸気抜きの最も有効な手段は焼成室内を強制換気するこ
とである。第2図は従来のパン製造機を示したもので、
このパン製造機は、ヒータなどの加熱手段1を有すると
ともに、上方開口部を蓋2で開閉するようにした焼成室
3内に、羽根などの混練手段4を備えた焼成ケース5を
配設し、さらに設置面から外気を前記焼成室3内に導入
する吸気路6を設けるとともに、前記蓋2には穴状の排
気路7を形成している。そして焼成室3内の換気は、吸
気路6に配設したファン8を駆動させて外部の空気を前
記焼成室3内に強制的に送り込むことによって、蒸気を
排気路7から排出させるようにしている。9は前記羽根
などの混練手段4を駆動させるモータである。
上記構成において、焼成ケース5にパン材料を投入し、
タイマーをセットすると、所定時間に運転が始まり、タ
イマーと温度調整により、混練,発酵,焼成,蒸気抜き
の一連の工程を自動的に行い、所定時間経過後にパンが
焼き上がるものである。
発明が解決しようとする問題点 これまでのパン製造機においては、上記のように、吸気
路6にファン8を設けて外部の空気を焼成室3に強制的
に送り込む、いわゆる押込み方式の換気を行うようにし
ているため、焼成室3内はどうしても正圧領域となって
しまう。ところで、蒸気はパンの上部表面にはもちろん
のこと、パンの周囲と焼成ケース5との隙間にも存在す
る。この隙間は焼成工程で形成されることは一般に知ら
れているところである。
しかるに、従来の押込み方式では、パンの上部表面の蒸
気を排出させるという点では特に問題はないが、上記し
たように焼成室3は正圧領域となる関係上、隙間の蒸気
は逆に押さえ込まれるようになって排出されないことに
なる。
したがって、従来のパン製造機においては、特にパンの
周面において結露現象が発生し、所期の目的を達成でき
なかった。
また、上記従来のパン製造機においては、設置面から外
部の空気を導入し、その空気を焼成ケース5内のパンに
吹きつけて、冷却を行うとともに蒸気を追い出すように
しているため、たとえば、設置面にごみ等があった場
合、そのごみ等がいっしょに吸い込まれてパン生地内に
入り込み、不衛生になるという問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑み、蒸気抜きを確実に行
ってふっくらとした美味なパンを作ることができるとと
もに、パン生地が不衛生になることのないパン製造機を
提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、焼成室の下部に
配した加熱手段と、前記焼成室内に設置され、かつパン
材料を混練する混練手段と、前記焼成室を含む上方から
の吸,排気路とを備え、前記排気路に強制通風用のファ
ンを配設し、焼成後の蒸気抜き時にこのファンを駆動さ
せるとともに、前記加熱手段にも通電するようにしたも
のである。
作用 上記構成によれば、ファンの駆動によってまず焼成室内
の空気が吸引され、それに伴って外気が導入される。す
なわち、吸込み方式の換気形態となって焼成室は負圧領
域に設定されるもので、これにより、パンと焼成ケース
との隙間に存在する蒸気も吸い出されるようになって確
実に排出されるものである。またこのファンの駆動によ
って蒸気抜きを行うと、焼成ケースおよびパンの温度降
下が生じるもので、この場合、特に焼成ケースの底部コ
ーナー付近が早く冷却されてその部分が結露し、パンが
ビチャビチャになることがあるが、上記構成において
は、蒸気抜き時に加熱手段にも通電するようにしている
ため、パンがビチャビチャになるということもなく、さ
らに吸,排気は上方から行うようにしているため、従来
のように設置面から外部の空気を導入するもののよう
に、ごみ等にがいっしょに吸い込まれて不衛生になると
いうこともなくなるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第1図において、11は電気ヒータよりなる加熱手
段で、この加熱手段11は焼成室12内の下部に設けら
れ、そしてこの焼成室12内に着脱自在に装備される焼
成ケース13は上方を開放した有底筒状に構成され、か
つその内底部には羽根からなる混練手段14が設けら
れ、さらに上方には把手15が設けられている。また前
記混練手段14はカップリング16を介して駆動源と連
係している。17は焼成ケース13の温度を検知して加
熱手段11などの制御を行う温度センサー、18は焼成
室12の上方開口部を開閉する蓋、19は機体ケースで
ある。
前記蓋18は中空状に構成されており、その内部の一部
には外側吸気口20,吸気空間21,フィルターを有す
る内側吸気口22を通って焼成室12および焼成ケース
13に至る吸気路23と、一端を外側の蓋排気孔24
に、かつ他端を内側の蓋排気孔25にそれぞれ連通させ
た排気空間26とを有し、さらにこれらの吸,排気空間
21,26はバイパス路27を有する隔壁28で仕切ら
れている。
29はモータ30で駆動されるファン31を途中に配設
した排気ダクトで、その一端は焼成室12の上部に開口
し、かつ他端は前記内側の蓋排気孔25に連通してお
り、そしてその途中はU字状として、少なくとも排気下
降部32が形成されるように設定している。
そして前記排気ダクト29,内側の蓋排気孔25,排気
空間26,外側の蓋排気孔24によって排気路33を構
成している。
上記構成において、次にパン製造の工程について説明す
る。まず焼成ケース13に小麦粉,食塩,砂糖,スキム
ミルク,バター,水などのパン材料を投入しておき、運
転を開始すると、前記パン材料が混練され、そして一定
のねかし時間をおいた後、ドライイーストが焼成ケース
13内に投入され、そして再度混練が行われる。この混
練が終ると発酵工程に入り、この発酵工程においては、
ある周期で混練を伴うガス抜きが行われ、1次発酵,2
次発酵,3次発酵,整形発酵へと進行し、次いで焼成工
程に移行し、この焼成工程が終了すると、最後にファン
31が一定時間だけ駆動されて焼成室12の強制換気が
なされるとともに、加熱手段11にも通電されて蒸気抜
き工程が行われる。
ところで、ファン31は排気路33に設けているため、
蒸気抜き工程においては、焼成室12は負圧領域下に置
かれるもので、これにより、焼成室12の上方の蒸気は
もちろんの事、焼成後のパンの収縮(変形)により生じ
るパンの周囲と焼成ケース13との隙間に存在する蒸気
も確実に、かつ速やかに排出されるものである。
なお、このファン31の駆動によって蒸気抜きを行う
と、焼成ケース13およびパンの温度降下が生じるもの
で、この場合、特に焼成ケース13の底部コーナー付近
が早く冷却されてその部分が結露し、パンがビチャビチ
ャになることがあるが、本発明の一実施例においては、
蒸気抜き時において、加熱手段11にも通電するように
しているため、パンがビチャビチャになるということは
ないものである。
このように蒸気抜き工程時において、ファン31を駆動
させるとともに、加熱手段11に通電するようにすれ
ば、パン全体に蒸気抜き作用が有効に働くとともに、結
露現象も発生しないため、結露に起因するパンのべとつ
きなどもなくなって、ふっくらとした美味なパンを作る
ことができるものである。
さて、排気は最終的に外側の蓋排気口24から大気中へ
放出されるが、一部は隔壁28のバイパス路27を介し
て焼成室12に再循環される。この湿気を含む排気の再
循環は、焼成室12の過乾燥防止に有効であり、その結
果は、パン外皮をむやみに厚くすることなく、加えてパ
ンをやわらかく保持することにつながるものである。
さらに排気路33の入口側が焼成ケース13より上方の
焼成室12の上部に形成してあるため、換気流の影響が
この焼成ケース13に及びにくくなっている。このこと
は前記焼成ケース13の冷却を可及的におさえる上で効
果があり、結露を生起しにくくするもので、これによっ
て、より一層ふっくらとした美味なパンが得られるもの
である。
次にファン31の運転は実質的に蒸気抜き工程時に行わ
れ、それ以外はなされない。そして発酵,焼成工程時に
は焼成室12は加熱手段11により昇温されている。こ
の昇温により焼成室12内には対流現象が生起される
が、その現象は同焼成室12内のみにとどまることとな
る。
何故ならば、それは、排気路33の一部に排気下降部3
2が形成されているからである。さらに述べるならば、
焼成室12内の熱,蒸気は対流によって流動するもので
あり、排気下降部32では同対流と逆の流動力が必要と
なるからである。よって、焼成室12内の昇温時におけ
る対流は外気と縁切りされてなされ、不用意な熱流出を
防止できるものである。
また吸,排気は機体ケース19の上方に設けた蓋18の
ところで行わせるようにしているため、従来のように機
体の設置面から外気を導入するもののように、ごみや小
さい昆虫等がいっしょに吸い込まれて不衛生になるとい
うこともなくなるものである。
なお、加熱手段としては、上記実施例で示した電気ヒー
タのほかに燃焼器や高周波加熱器などが考えられ、また
混練手段も実施例の羽根に限定されるものではない。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
ファンを用いて蒸気抜きを強制的に行うものにおいて、
ファンを排気路に設けて、いわゆる吸込み方式とするこ
とにより、焼成室が負圧領域に設定されるようにしてい
るため、パン焼成工程後の蒸気抜きを確実に、かつ速や
かに行うことができ、またこのファンの駆動による蒸気
抜きにより、焼成ケースおよびパンの温度降下が生じ
て、特に焼成ケースの底部コーナー付近が早く冷却され
てその部分が結露し、パンがビチャビチャになるという
不具合も、この蒸気抜き時に加熱手段に通電するように
しているため、解消することができ、その結果、ふっく
らとした美味なパンを作ることができる。さらに吸,排
気は上方から行うようにしているため、従来のように設
置面から外部の空気を導入するもののように、ごみ等が
いっしょに吸い込まれて不衛生になるということもなく
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すパン製造機の縦断面
図、第2図は従来例を示すパン製造機の縦断面図であ
る。 11……加熱手段、12……焼成室、13……焼成ケー
ス、14……混練手段、23……吸気路、31……ファ
ン、33……排気路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 郁子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 柴田 守雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山口 繁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鷲崎 龍夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 国広 幸利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特公 平5−23138(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼成室の下部に配した加熱手段と、前記焼
    成室内に設置されかつパン材料を収納する焼成ケース
    と、この焼成ケース内のパン材料を混練する混練手段
    と、前記焼成室を含む上方からの吸,排気路とを備え、
    前記排気路に強制通風用のファンを配設し焼成後の蒸気
    抜き時にこのファンを駆動させるとともに前記加熱手段
    にも通電するようにしたパン製造機。
JP15367387A 1987-06-19 1987-06-19 パン製造機 Expired - Lifetime JPH0638779B2 (ja)

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JPS63317113A JPS63317113A (ja) 1988-12-26
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