JPH0638721B2 - 施肥装置付の苗植機 - Google Patents

施肥装置付の苗植機

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JPH0638721B2
JPH0638721B2 JP59232102A JP23210284A JPH0638721B2 JP H0638721 B2 JPH0638721 B2 JP H0638721B2 JP 59232102 A JP59232102 A JP 59232102A JP 23210284 A JP23210284 A JP 23210284A JP H0638721 B2 JPH0638721 B2 JP H0638721B2
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JP
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seedling planting
fertilizer
transmission case
engine
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石田  伊佐男
隆 文字
正文 佐伯
建之 大内
喜八郎 長谷
野村  勝
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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  • Transplanting Machines (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、施肥装置を備えた乗用型の苗植機に関する
もので、この種の苗植機を前後方向のバランスと前方の
視界が良く、しかも、軽量でコンパクトに構成しようと
するものである。
〔従来の技術〕
従来の施肥装置付の苗植機は、実開昭59−34507
号公報に見られるように、走行車体の前部にエンジンが
配置され、苗植装置の後部に肥料タンクと繰出装置が取
付けられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
乗用型の苗植機は、後方に配置した苗植装置を、走行車
体から後に突出したリンクの先で釣り下げるように構成
される。従って、後バランスとなっている。この苗植装
置の後部に肥料タンクと繰出装置を取付けると、その後
バランスが更に拡大する。これを解消するため、走行車
体の前端に大きなバランスウエイトを取付ているが、こ
の走行車体が推進する水田の耕盤には、軟弱な所が多
く、上記のようにして重量が増大すると、苗植機が作業
中に沈没するおそれがある。また、走行車体の前部にエ
ンジンが配置されているので、これが上方に突出してあ
ぜ際を見るための前方視界が悪いものであった。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記の課題を解決するために、左右前輪6
・6と左右後輪11・11を有する乗用型走行車体1の
後部に苗植装置27を上下動自在に装着した苗植機にお
いて、該走行車体1にはその座席15の下方にエンジン
7を配置すると共に、該エンジン7からの動力を受けて
前輪6と後輪11に動力を伝達するミッションケース4
を前輪6の車軸よりも前方に配置し、肥料タンク40を
有する繰出装置41を座席15の後方に装着したことを
特徴とする施肥装置付の苗植機としたものである。
〔作用効果〕
この発明は、上記のように、重量のある肥料タンク40
と繰出装置41とが乗用車体1に設けられるとともに、
ミッションケース4が前輪6の車軸よりも前方に設けら
れるので、従来のものに比較して、苗植機の重心が著し
く、前方に移動する。従って、バランスが向上し、走行
車体の前端にバランスウエイトを取付けるとしても、こ
れが軽量となって、水田で沈没することがないように、
田植機を軽く構成できる。また、座席15の下のデッド
スペースにエンジン7を収納し、走行車体1の前部にミ
ッションケース4を配置するので、コンパクトな構成と
なるうえ、走行車体1の先端が低く(短く)なって、前
方のあぜ際が良く見えるようになる。すなわち、これら
が組み合わさって、前後バランスの向上、軽量化、コン
パクト化及び前方視界の向上の効果が達成される。
〔実施例〕
次に、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
乗用型の走行車体1の後にリンク37,38で苗植装置
27が連結されて、乗用型の苗植機となっている。この
苗植機は、繰出装置41で肥料タンク40内の肥料が苗
列の横に散布されるようにして、施肥装置付に構成され
る。
その走行車体1は、つぎのように構成される。左右一対
のフレーム2が前後に向けて配置され、その前後が横枠
3で連結されている。ミッションケース4がフレーム2
の前端部に固定され、その後に前輪伝動ケース5が配置
されている。左右の軸筒5aが前輪伝動ケース5から横
に突出し、それぞれの端に筒5bが下向に取付けられ、
それぞれの筒5bが下端の前輪6とともに縦軸回りに回
動するように出来ている。なお、前輪6の車軸は、ミッ
ションケース4よりも後に位置している。エンジンフレ
ーム8が前後方向の中間部でフレーム2に固定され、燃
料タンク9を備えたエンジン7がこのフレーム8に取付
けられている。
後輪伝動ケース10がフレーム2の後端に固定され、こ
れから一対のアクスルパイプ10aが両横に突出し、そ
れぞれの外端に斜後下向に伝動ケース10bが固定さ
れ、左右の後輪11がそれぞれの伝動ケース10bの下
端に取付けられている。前輪伝動ケース5とエンジン7
の上が薄板で被われ、エンジン7の上方に座席15が取
付けられ、その前で薄板がステップ14となっている。
前端のステアリングポスト12にハンドル13が取付け
られ、その操作で前記の前輪6が操舵されるように出来
ている。
エンジン7の出力軸16が前方に突出し、その回転が伝
動軸18でミッションケース4の上の入力ケース4a内
の歯車群に伝達されるようになっている。入力ケース4
a内の歯車群から出た回転は、その前方の、調車19、
調帯21および調車20を経由してミッションケース4
内に伝わり、この中の変速歯車で所定の速度に変速され
たのち、前輪伝動ケース5内の差動装置で左右に分配さ
れ、それぞれの軸筒5aおよび筒5b中の伝動軸で左右
の前輪6に伝達されるようになっている。また、前輪伝
動ケース5の後方から伝動軸26で取出された回転が後
輪伝動ケース10内の歯車群に達し、これで左右に分け
られて伝動ケース10b内の歯車を経由してそれぞれの
後輪11に伝わるように出来ている。
苗植装置27は、つぎのように構成される。中央部の植
付伝動ケース28と、その上に前倒れに斜設されて左右
に往復移動する苗載台29と、先端が苗載台29の下端
を上から下に向って旋回する苗植付具30と、植付伝動
ケース28の下で泥面を滑走するフロート31,32を
備えている。プロペラシャフト50でエンジン7の回転
が植付伝動ケース28内に達し、その動力で苗載台29
が往復移動を行うとともに、植付杆30が旋回するよう
に出来ている。苗載台29は、5枚のマット状の集団苗
が横並びに載せられるように出来ている。苗植付具30
は、5個が横並びに配置されて植付伝動ケース28の後
端の側面に取付けられ、それぞれの集団苗を欠ぎ取るよ
うになっている。また、フロート31,32は、中央の
フート31の両横に一対のフロート32が配置され、そ
れぞれの植付杆30が苗を移植する前にその位置の泥土
を整地するようになっている。
支柱34が後輪伝動ケース10から上に伸び、上下のリ
ンク37,38の先端がこれに回動自在に取付けられて
いる。取付枠36にそれぞれのリンク37,38の後端
が回動自在に取付けられ、前後方向のローリング軸35
で植付伝動ケース28が取付枠36に連結されている。
油圧シリンダ39が後輪伝動ケース10に取付けられ、
これから斜後上に突出するピストンロッドの先端が上の
リンク37の中間部に接続し、入力ケース4a内に収容
されているポンプから吐出されたオイルが油圧シリンダ
39内に供給されると、ピストンロッドが突出して上下
のリンク37,38の後端が上り、苗植装置27が上昇
する。油圧シリンダ39内のオイルをタンクに戻すと、
これとは逆に、苗植装置27が下降するように出来てい
る。
上に肥料タンク40を備えた繰出装置41の5個が走行
車体1の後部に横並びに配置されている。なお、繰出装
置41の中央の3個は、第2図のように、接触して設け
られ、左右の2個は、筒42で離して設けられ、この筒
42内に収容されている横軸47でそれぞれの繰出装置
41内のロータが回転し、肥料タンク40内の肥料が繰
り出されるようになっている。5個の作溝器44がそれ
ぞれの苗植付具30の前方でやや横に配置され、苗列が
作られる泥面のやや横に作溝するようになっている。肥
料案内パイプ45がそれぞれの繰出装置41の肥料受部
43と作溝器44の間に取付けられ、上記のようにして
繰り出された肥料が作溝器44に導かれて苗列の横で泥
土中に散布されるように出来ている。なお、後輪伝動ケ
ース10の前部の伝動軸48が横軸47に連結されて、
これがエンジン7の動力で駆動されるようになってい
る。
ブロア22がエンジン7の後の台23上に設けられ、そ
のファンがフライホイルから突出した軸17で駆動され
るようになっている。
エアチャンバー24がその後に配置され、ブロア22内
で発生した風がエアホース25で吹き込まれ、5本のダ
クト46でそれぞれの肥料受部43に入ったのち、肥料
案内パイプ45内を通って、これで導かれている前記の
肥料の流れを補助するように出来ている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を施した苗植機の一部を切開した側面
図、第2図はその要部の平面図である。 符号の説明 1……走行車体、4……ミッションケース 6……前輪、7……エンジン 11……後輪、15……座席 27……苗植装置、40……肥料タンク 41……繰出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 喜八郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 野村 勝 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 審査官 藤井 俊二

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右前輪6・6と左右後輪11・11を有
    する乗用型走行車体1の後部に苗植装置27を上下動自
    在に装着した苗植機において、該走行車体1にはその座
    席15の下方にエンジン7を配置すると共に、該エンジ
    ン7からの動力を受けて前輪6と後輪11に動力を伝達
    するミッションケース4を前輪6の車軸よりも前方に配
    置し、肥料タンク40を有する繰出装置41を座席15
    の後方に装着したことを特徴とする施肥装置付の苗植
    機。
JP59232102A 1984-11-02 1984-11-02 施肥装置付の苗植機 Expired - Fee Related JPH0638721B2 (ja)

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