JP2527052B2 - 農用走行車体 - Google Patents

農用走行車体

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JP2527052B2
JP2527052B2 JP1310339A JP31033989A JP2527052B2 JP 2527052 B2 JP2527052 B2 JP 2527052B2 JP 1310339 A JP1310339 A JP 1310339A JP 31033989 A JP31033989 A JP 31033989A JP 2527052 B2 JP2527052 B2 JP 2527052B2
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玉井  利男
塩崎  孝秀
清家  理伯
神谷  寿
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、乗用田植機の走行車体などの農用走行車
体に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、特開昭60−241808号に、農作業機を後輪より後
側に装着した農用走行車体において、メインフレームの
前端部にミッションケースを固着し、メインフレームの
後端部で、そのメインフレームの下側に後輪アクスルケ
ースを配設するとともに、該後輪アクスルケースを軸芯
が前後方向に向う後輪ローリング軸回りにローリングす
るよう取付け、前記ミッションケースの左右両側に前輪
を上下動不能に設け、前後後輪アクスルケースの左右両
端部で後輪を支架し、前記ミッションケースから前記後
輪アクスルケースへの伝動を1本の後輪伝動軸を介して
伝動構成した農用走行車体が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の農用走行車体は、左右の後輪をローリング
可能に構成したので、凹凸の激しい圃場を安定走行でき
る効果がある。しかし、この従来の農用走行車体は、重
量のある農作業機を後輪より後側に装着したものなの
で、前後バランスの面で車体重心を前側に寄せて構成す
る必要があるが、重量のある後輪アクスルケースを後輪
の左右間に配した構成なので、前後バランスの面で不利
な構成となっている。また、ローリング可能に設けた後
輪アクスルケースがメインフレームの下側に配設されて
いるので、車体を低重心に構成できず、せっかく後輪を
ローリング可能に構成したのにもかかわらず、安定走行
には不利な構成となってしまっていた。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記従来技術の問題点を解決するため
に、農作業機を後輪16,16より後側に装着した農用走行
車体において、メインフレーム1の前端部にミッション
ケース3を固着するとともに、メインフレーム1の後端
部に横方向に延びる横フレーム1aを固着し、該横フレー
ム1aの後側にローリングフレーム12を配設するととも
に、該ローリングフレーム12を軸芯が前後方向に向う後
輪ローリング軸13回りにローリングするよう取付けてフ
レーム構成し、前記ミッションケース3の左右両側に前
輪9,9を上下動不能に設け、前記ローリングフレーム12
の左右両端部に後輪16,16を支架した後輪ギヤケース15,
15を固着し、前記ミッションケース3から該後輪ギヤケ
ース15,15への伝動を自在継手20,20と伸縮継手18,18を
備える左右一対の後輪伝動軸19,19を介して伝動構成す
ることを特徴とする農用走行車体とした。
〔作用〕
この発明の農用走行車体は、ミッションケース3内の
動力が、ミッションケース3の左右両側に上下動不能に
設けた左右の前輪9,9に伝動するとともに、ローリング
動可能なローリングフレーム12の左右両端部に固着した
後輪ギヤケース15,15に、左右一対の後輪伝動軸19,19を
介して伝動し、該後輪ギヤケース15,15に支架した後輪1
6,16に伝動する。また、後輪伝動軸19,19は、自在継手2
0,20と伸縮継手18,18を備えるので、ローリングフレー
ム12のローリングに支障をきたすことなく、後輪ギヤケ
ース15,15へ伝動可能とする。従って、凹凸の激しい圃
場を走行しても、左右の後輪16,16が常に接地するよう
ローリング動して、左右の前輪と左右の後輪の全車輪が
常時接地状態を維持しながら駆動回転されるので、車体
が安定して走行する。
また、前端部にミッションケース3を固着するメイン
フレーム1の後端部に横方向に延びる横フレーム1aを固
着し、該横フレーム1aの後側にローリングフレーム12を
配設するとともに、該ローリングフレーム12を軸芯が前
後方向に向う後輪ローリング軸13回りにローリングする
よう取付けてフレーム構成しているので、後輪16,16を
ローリング可能に支架する構成部材を軽量化できて前後
バランスが向上し、しかも、その後輪16,16をローリン
グ可能に支架する構成部材、即ち、ローリングフレーム
12を横フレーム1aの後側に配設するので、車体を低重心
に構成でき、更に安定した走行ができる。
〔発明の効果〕
よって、この発明の農用走行車体は、凹凸の激しい圃
場を走行しても、左右の後輪16,16が常に接地するよう
ローリング動して、左右の前輪と左右の後輪の全車輪が
常時接地状態を維持しながら駆動回転されるので、車体
が安定して走行する。また、後輪16,16をローリング可
能に支架する構成部材を軽量化できて前後バランスが向
上し、しかも、その後輪16,16をローリング可能に支架
する構成部材、即ち、ローリングフレーム12を横フレー
ム1aの後側に配設するので、車体を低重心に構成でき、
更に安定した走行ができる。
〔実施例〕
この発明の実施例を以下に説明する。
上から見て矩形のメインフレーム1の中央部にエンジ
ン2と前部にミッションケース3が取付けられる。ミッ
ションケース3は、第4図のように、エンジン2に連な
る入力軸4を有し、その回転は、変速歯車5を経て前輪
差動装置6に伝わり、これから左右に分かれて縦軸7,7
に達し、この軸7,7の回りに回動する前輪ケース8,8の下
端の前輪9,9に伝わるように出来ている。また、このミ
ッションケース3内には、前輪差動装置6の前に後輪差
動装置10があって変速歯車5を出た回転が伝わり、これ
で左右に分けられた回転は、左右の伝動軸11,11で後方
に取出されるように出来ている。
第2図および第3図のように、ローリングフレーム12
の中央部が機体の進行方向、即ち前後方向に向う後輪ロ
ーリング軸13の回りに回動するようにメインフレーム1
の後部、即ちメインフレーム1の後端部に固着される横
フレーム1aに取付けられ、メインフレーム1の左右の両
端からローリングフレーム12の上に向けて一対の止板1
4,14が突出して設けられ、ローリングフレーム12は、メ
インフレーム1に対して所定の角度だけ回動するように
出来ている。
ローリングフレーム12の左右の両端には一対の後輪ギ
ヤケース15,15が固定され、この後輪ギヤケース15,15に
はそれぞれ後輪16,16とこれに回転を伝える伝動軸17,17
とが支架されている。そして、中間に伸縮継手18,18を
備える後輪伝動軸19,19の両端が自在継手20,20および2
1,21を介して前記の伝動軸11,11と伝動軸17,17に接続さ
れている。なお、伸縮継手18,18はいずれかの自在継手
内に組み込むことも出来る。
メインフレーム1は、後部に左右一対の支柱22,22を
有し、その内側と外側にそれぞれ一対ずつの上部リンク
23,23と下部リンク24,24の先端が回動自在に取付けら
れ、各リンク23,23および24,24の後端が取付枠25に回動
自在に取付けられ、リンク23,23および24,24の移動で取
付枠25が平行に上下するように出来ている。シリンダ26
の下端がメインフレーム1のブラケット27に取付けら
れ、これから上に突出したラム28の先は、上部リンク2
3,23と一体的に、設けられたアーム29に連結されてい
る。
第1図のように、取付枠25には、田植装置30が取付け
られている。この田植装置30は、中央の歯車ケース31
と、その上で左右に移動する苗載台32と、先端が苗載台
32の下端部を通る長円の軌道で旋回する植付杆33と、泥
面上を滑走するフロート34で構成され、第4図のよう
に、変速歯車5から分かれた回転がPTO軸35で導入され
て各部が駆動されるようになっている。
ミッションケース3の上がフロア36で被われ、エンジ
ン2の上にはシート37を備える。このシート37の前に
は、ステアリングハンドル38が設けられ、その操作でロ
ッド39,39を経て前輪ケース8,8が回動し、前輪9,9が操
蛇されるように出来ている。
なお、支柱22とシリンダ26の下端は、ローリングフレ
ーム12に設けても良い。
このように構成した走行車体は、図のように、後部に
田植装置30を装着すると、田植機となる。
すなわち、エンジン2の回転は、入力軸4で変速歯車
5に伝わり、図では示していないが、ここで所定の速さ
に減速されて前輪差動装置6と後輪差動装置10に伝わ
る。前輪差動装置6で左右に分かれた回転は、左右の縦
軸7,7から前輪9,9に達し、後輪差動装置10で左右に分か
れた回転は、両側のそれぞれの伝動軸11,11、自在継手2
0,20、後輪伝動軸19,19、伸縮継手18,18、自在継手21,2
1および伝動軸17,17を経て左右の後輪16,16に達し、4
個の前輪9,9および後輪16,16が地表が転動し、田植機が
前進する。
また、変速歯車5の回転の一部は、PTO軸35で歯車ケ
ース31内に導入され、苗載台32が左右に移動し、植付杆
33がこの苗載台32の下端部を通って旋回する。従って、
田植機の前進でフロート34が泥面上を滑走し、そのあと
に植付杆33が苗載台32上の苗を欠ぎ取って移植する。
そして、前輪9,9および後輪16,16が転動している地表
(この場合は耕盤の表面)に捻じれ状の変動があると、
ローリングフレーム12が後輪ローリング軸13の回りに揺
動して後輪16,16がメインフレーム1に対して上下し、
すべての車輪9,9および16,16がその捻じれた耕盤上に接
触する。このとき、左右の後輪ギヤケース15,15は、メ
インフレーム1に対して上下に動き、ミッションケース
3との高さと間隔が変るが、自在継手20,20および21,21
で動力伝達の角度が変り、伸縮継手18,18で長さが変っ
て、これに順応する。
このように、この走行車体は、後方に装着する作業機
をバランス良く保って安定の良い走行を行う。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を施した走行車体の側面図、第2図は
その一部の平面図、第3図はその一部の切断した側面
図、第4図はその伝動機構図である。 なお、図中の符号は、つぎの通り。 1……メインフレーム、1a……横フレーム 3……ミッションケース、9……前輪 12……ローリングフレーム、13……後輪ローリング軸 15……後輪ギヤケース、16……後輪 18……伸縮継手、19……後輪伝動軸 20……自在継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 審査官 星野 浩一

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】農作業機を後輪16,16より後側に装着した
    農用走行車体において、メインフレーム1の前端部にミ
    ッションケース3を固着するとともに、メインフレーム
    1の後端部に後方向に延びる横フレーム1aを固着し、該
    横フレーム1aの後側にローリングフレーム12を配設する
    とともに、該ローリングフレーム12を軸芯が前後方向に
    向う後輪ローリング軸13回りにローリングするよう取付
    けてフレーム構成し、前記ミッションケース3の左右両
    側に前輪9,9を上下動不能に設け、前記ローリングフレ
    ーム12の左右両端部に後輪16,16を支架した後輪ギヤケ
    ース15,15を固着し、前記ミッションケース3から該後
    輪ギヤケース15,15への伝動を自在継手20,20と伸縮継手
    18,18を備える左右一対の後輪伝動軸19,19を介して伝動
    構成することを特徴とする農用走行車体。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60241808A (ja) * 1984-05-16 1985-11-30 株式会社クボタ 乗用型田植機
JPH01235514A (ja) * 1988-03-15 1989-09-20 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 乗用田植機の後輪駆動軸構造

Patent Citations (2)

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JPH01235514A (ja) * 1988-03-15 1989-09-20 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 乗用田植機の後輪駆動軸構造

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