JPH03168010A - 農用走行車体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、田植機や播種機などの本体となる走行車体
に関するものである。

（従来の技術） この種の走行車体には、農用トラクタに用いられている
バックボーン型と、後車軸ケースを進行方向に向う横軸
の回りに回動させる特開昭６０２４上８０８号のような
ものと、横杆の両端に一対の歯車箱を固着して前方のミ
ッションケースから一対の伝動軸でこの歯車箱に動力を
伝達する特開平１−’２３５５１５号のようなものなど
がある。

（発明か解決しようとする問題点） この発明は、横杆の両端に後輪用の歯車箱が固定された
後者の改良にかかるものである。

すなわち、この構成は、重量の有るミッションケースそ
の他が機体の前部に集合するので、後部に田植装置や播
種装置などの作業機を取付けるリャマウント方式におい
て、重量バランス上好都合である。しかし、前輪と後輪
の４個の車が転動する圃場の表面や耕盤の表面は凹凸が
あるので４個の車軸は、その表面に沿うことが出来ず、
機体が不安定である。

（問題を解決するための手段） このため、この発明は、その横杆の中央部を機体の進行
方向に向う横軸の回りに回動するように機体の後部に取
付け、ミッションケースと一対の歯車箱とを中間部に自
在継手と伸縮継手を備える一対の伝動軸で連結すること
によって解決した。

すなわち、具体的には、エンジン２とミッションケース
３が取付けられた機枠↓の後部に横杆↓２の中央部が機
体の進行方向に向う横軸↓３の回りに回動するように取
付けられ、ミッションケース３には左右に一対の前輪９
，９が上下に移動しないように取付けられ、後輪１６．
１６を支架した一対の歯車箱１５，↓５が前記の横杆１
２の両端に固定され、自在継手２０．２０と伸縮継手１
８，工８を備えた一対の伝動軸１９．１９がミッション
ケース３とそれぞれの歯車箱↓５，１５の間に設けられ
ていることを特徴とする走行車体とした。

（作用） この発明は、上記のように構威されるので、エンジン２
の動力がミッションケース３から左右の前輪９，９と、
一対の伝動軸１９．１９および歯−３ 車箱１５．１５を経て後輪１６．１６とに伝わり、これ
らの回転で走行車体が前進する。そして、この走行車体
の前輪９，９と後輪１６．１６が転動する圃場の表面や
耕盤の表面に捻じれがあると、横杆］２が中央の横軸］
−３の回りに回動して左右の後輪１６．１６が上下し、
その捻じれた表面に沿う。また、この回動でミッション
ケース３と歯車箱１５．１５の高さおよび間隔が変化す
るが、自在継手２０．２０と伸縮継手１８．１８がこの
変化に順応して作動してミッションケース３内の動力を
伝動軸１９，．１９で歯車箱１５，↓５内に伝えて後輪
１６．１６を常に駆動する。

（効果） このように、この発明によると，４個の車輸９，９およ
び１６．１６が転動する地面に捻しれのような変動があ
ると、機体１の後部で横杆１２が横軸↓３の回りに回動
し、もって後輪１６，１．６を上下させてその捻しれた
地面に沿わせ、伝動軸ｌ９，工９が自在継手２０．２０
と伸縮継手１８，ｌ８で変化しながら後輪１６．１６を
常に駆動す４ー るから、重量バランスのよい機体構成のもとにすへての
車輸９，９および１６．１６が空回りするようなことが
なくて円滑な走行が行なわれる特徴が有る。

（実施例） つぎに、この発明の実施例を説明する。

上から見て矩形の機枠↓の中央部にエンジン２と前部に
ミッションケース３が取付けられる。ミッションケース
３は、第４図のように、エンジン２に連なる入力軸４を
有し、その回転は、変速歯車５を経て前輪差動装置６に
伝わり、これから左右に分かれて縦軸７，７に達し、こ
の軸７，７の回りに回動する前輪ケース８，８の下端の
前輪９，９に伝わるように出来ている。また、このミッ
ションケース３内には、前軸差動装置６の前に後輪差動
装置１０があって変速歯車５を出た回転が伝わり、これ
で左右に分けられた回転は、左右の伝動軸１１．１１で
後方に取出されるように出来ている。

第２図および第３図のように、横杆１２の中央部が機体
の進行方向に向う横軸１３の回りに回動するように機枠
１の後部に取付けられ、機枠ｌの左右の両端から横杆１
２の上に向けて一対の止板１４．，１．４が突出して設
けられ、横杆１２は、機枠１に対して所定の角度だけ回
動するように出来ている。

横杆１２の左右の両端には一対の歯車箱１５，１５が固
定され、この歯車箱１５．１５にはそれぞれ後輸１６．
１６とこれに回転を伝える伝動軸１７，工７とが支架さ
れている。そして、中間に伸縮継手１８，↓８を備える
伝動軸１９．１９の両端が自在継手２０．２０および２
↓，２１を介して前記の伝動軸１１．１１と伝動軸１７
．１７に接続されている。なお、伸縮継手１８．１８は
いずれかの自在継手内に組み込むことも出来る。

機枠ｌは、後部に左右一対の支柱２２．２２を有し、そ
の内側と外側にそれぞれ一対ずつの上部リンク２３．２
３と下部リンク２４．２４の先端が回動自在に取付けら
れ、各リンク２３．２３および２４．２４の後端が取付
枠２５に回動自在に取付けられ、リンク２３．２３およ
び２４．２４の移動で取付枠２５が平行に上下するよう
に出来ている。シリンタ２６の１′一端が機枠１のブラ
ケッ１〜２７に取付けられ、これから上に突出したラム
２８の先は、」一部リンク２３．２３と一体的に設けら
れたアーム２９に連結されている。

第１図のように、取付枠２５には、田植装置３０が取付
けられている。この田植装置３０は、中央の歯車ケース
３１と、その上で左右に移動する苗載台３２と先端が苗
載台３２の下端部を通る長円の軌道で旋目する槌付４＋
３３と泥山」二を滑走するフロート３４で構威され、第
４図のように、変速歯車５から分かれた回転がＰＴＯ軸
３５で導入されて各部が邸動されるようになっている。

ミッションケース３の上がフロア３６で被われ、エンジ
ン２の」二にはシー１〜３７を備える。このシ一ト３７
の前には、ステアリングハン］くル３８が設けられ、そ
の操作でロンド３９．３９を経て前輪ケース８，８が回
動し、前輪９，９が操舵されるように出来ている。

７ー なお、支柱２２とシリンダ２６の下端は，横杆１２に設
けても良い。

このように構或した走行車体は、図のように、後部に田
植装置３０を装着すると、田植機となる。

すなわち、エンジン２の回転は、入力軸４で変速歯車５
に伝わり、図では示していないが、ここで所定の速さに
減速されて前輪差動装置６と後輪差動装置１０に伝わる
。前輪差動装置６で左右に分かれた回転は、左右の縦軸
７，７から前輪９，９に達し、後輪差動装置１０で左右
に分かれた回転は、両側のそれぞれの伝動軸１１．１１
自在継手２０，２０、伝動軸１９，１．９、伸縮継手１
８，１８、自在継手２↓，２１および伝動軸１７．１７
を経て左右の後輪１６．１６に達し、４個の前輪９，９
および後輸１６，１６が地表を転動し、田植機が前進す
る。

また、変速歯車５の回転の一部は、ＰＴＯ軸３５で歯車
ケース３１内に導入され、苗載台３２が左右に移動し、
植付杆３３がこの苗載台３２の下端部を通って旋回する
。従って，田植機の前進で８ フロート３４か泥面上を滑走し、そのあとに植付杆３３
が苗載台３２上の苗を欠ぎ取って移植する。

そして、前輪９，９および後軸１６，１６が転動してい
る地表（この場合は耕盤の表面）に捻じれ状の変動があ
ると、横杆１２が横軸１３の回りに揺動して後輪１６．
↓６か機枠１に対して上下し、すへての車輸９，９およ
び１６．１６がその捻しれた耕盤−ヒに接触する。この
とき、左右の歯車箱１．５．１５は、機枠ｌに対して上
下に動き、ミッションケース３との高さと間隔が変るが
、自在継手２０．２０および２］，２１で動力伝達の角
度が変り、伸縮継手↓８，１８で長さが変って，これに
順応する。

このように、この走行車体は、後方に突出する作業機を
バランス良く保って安定の良い走行を行う。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を施した走行車体の側面図、第２図は
その一部の平面図、第３図はその一部の切断した側面図
、第４図はその伝動機構図である。 なお、図中の符号は，っぎの通り。 ｌ　機枠　　　　　　　　２　エンジン３　ミッション
ケース　　９　前輪 １２　横杆　　　　　　　　１３　横軸１５　歯車箱　
　　　　　　１６　後輪工８　伸縮継手　　　　　　ｌ
９　伝動軸２０　自在継手

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンジン２とミッションケース３か取付けられた機枠１
   の後部に横杆１２の中央部が機体の進行方向に向う横軸
   １３の回りに回動するように取付けられ、ミッションケ
   ース３には左右に一対の前輪９、９が上下に移動しない
   ように取付けられ、後輪１６、１６を支架した一対の歯
   車箱１５、１５が前記の横杆１２の両端に固定され、自
   在継手２０、２０と伸縮継手１８、１８を備えた一対の
   伝動軸１９、１９がミッションケース３とそれぞれの歯
   車箱１５、１５の間に設けられていることを特徴とする
   走行車体。