JPH0638221Y2 - 気、液流体切換弁 - Google Patents

気、液流体切換弁

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JPH0638221Y2
JPH0638221Y2 JP16178387U JP16178387U JPH0638221Y2 JP H0638221 Y2 JPH0638221 Y2 JP H0638221Y2 JP 16178387 U JP16178387 U JP 16178387U JP 16178387 U JP16178387 U JP 16178387U JP H0638221 Y2 JPH0638221 Y2 JP H0638221Y2
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JP
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liquid
gas
valve
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flows
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JP16178387U
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大策 米岡
時夫 杉
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Tokyo Keiso Co Ltd
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Tokyo Keiso Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は気体と液体とを夫々の流出路に自動的に切換え
る気、液流体切換弁に関し、より詳しくはエンジンの燃
焼室からクランクケースに漏出するブローバイガスの流
量を測定する流量計に、エンジンの異常時に、ブローバ
イガスとともに噴出するエンジンオイルが流入すること
を防止するために流量計の上流部に設けて使用するのに
好適な気、液流体切換弁に関する。
[従来技術とその問題点] 従来より、リリーフ弁や閉塞弁などについては多くの形
式や構造のものが考案されている。
ところが、これらの弁はいずれも気体専用、あるいは液
体専用のものとして構成されており、気体と液体のどち
らかが流れてくる流入路から気体と液体をそれぞれの流
出路に切換のできる構成のものは実用化されていなかっ
た。
[考案の目的] 本考案は、気体と液体のどちらかが流れてくる流入路か
ら気体と液体を夫々の流出路に切換えることのできる簡
単な構造の気、液流体自動切換弁の提供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案の気、液流体切換弁
は、ケースに形成した流体流入路から、それぞれ下部に
入口を、上部に出口を有する垂直な気体流路と液体流路
とを分岐せしめ、一方の気体流路入口側に設けた通気坐
体上に、気体流路の内径よりも小径にして、しかも気体
が流入しても浮上させられないが、液体が流入すると液
体によって浮上させられて、気体流路上部の気体出口用
弁孔を閉塞する弁体を設け、また、他方の液体流路の入
口側に設けた弁坐部上に、この弁坐部の弁孔よりも大径
ではあるが液体流路の内径よりも小径にして、しかも気
体が流入しても弁坐部の弁孔を閉塞しているが、液体が
流入すると液体の流体圧により押し上げられて、前記弁
孔を開成する弁体を設けた構造のものとしてある。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、1はケース、2は流入路で、気体また
は液体が流入してくる。
3は気体流路、4は液体流路で、流入路2から分岐して
いる。
気体流路3には多孔板等の通気体よりなる坐体6を設け
てあり、この坐体6上に、流入流体が液体のときには流
入液体により浮上させられるが、流入流体が気体のとき
には浮揚させられない球状の弁体5を載せてあり、かつ
弁体5の外径は気体流路3の内径よりも小径としてあ
る。
すなわち、弁体5は流入液体よりも小さい比重を有する
素材で構成するか、もしくは比重は流体よりも大であっ
ても、内部が中空に形成された極めて軽量なものにすれ
ばよい。
しかして気体流路3における前記弁体5の上方部位に
は、液体が流入したときに浮揚させられる弁体5が嵌入
して気体流路を閉塞するリング状のシール材7を設けて
あり、シール材7で囲まれる部分が弁孔7aを形成してい
る。
また、液体流路4の弁坐部9には、流入流体が液体のば
あいは液体の流入圧力により浮揚させられて、弁坐部9
の弁孔9aを開くが、流体が気体のばあいは、浮揚させら
れることなくして弁孔9aを閉塞している球状の弁体8を
載せてあり、弁体8は液体流路4の内径よりも小径とし
てある。
なお、符号3aは気体出口、4aは液体出口を示す。
この実施例のものでは、流入路2へ気体が流入してきた
ときには、液体流路4の弁体8は弁孔9aを閉塞したまま
であり、また気体流路の弁体5も流入気体によつて浮揚
させられない。
したがって流入気体は、坐体6から弁体5と気体流路内
壁面との周隙を経て出口3aより流出する。
これに対して流入流体が液体のばあいは、気体流路の弁
体5が流入液体により浮揚されて、浮揚した弁体5はシ
ール材7に嵌まり込み、これにより気体流路は遮断され
る。
しかし液体流路の弁体8は流入液体の流体圧により押し
上げられて、弁孔9aを開成する。
したがって流入した液体は、気体流路3を通ることな
く、流体流路4を経て出口から流出する。
このように、本考案によれば1対の弁体5,8は流入流体
が気体であるか液体であるかによって自動的に弁孔を開
閉し、気体、液体の流路切換が自動的に行われる。
第2図は本考案の他の実施例を示す。
この実施例では、液体側通路に液体検知スイッチ10を設
けて、液体側通路に液体が流入してきたときに、例えば
スイッチがONになるようにすることにより、気体と液体
とを区別する信号を発信するようにしたものである。
上述した本考案に係る気、液流体切換弁は、例えばエン
ジンのブローバイガス流量測定用流量計を保護するため
に使用し、以下これについて述べる。
エンジンにおいては、燃焼室からクランクケースに漏出
するブローバイガスが、クランクケースから空気吸入口
へ接続された流路によって再循環させられるように構成
されている。
エンジンの性能試験において、ブローバイガスの前記流
路に流量計を接続し、ブローバイガスの流量を測定して
いる。
エンジンの異常作動時には前記流路にエンジンオイルが
流入し、これにより流量計に支障を来たす。
そこで、本考案に係る気、液流体切換弁の流入路を2を
ブローバイガス流路のクランクケース側に接続するとと
もに、気体流路3の出口を流量計に接続し、流体流路の
出口は適宜排液部へ接続する。
かくすることにより、エンジンの異常時にブローバイガ
ス流路に流入したエンジンオイルは流量計に流れ込むこ
となく液体流路4より流量計外に排出され、流量計に支
障をもたらすことはない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係る気、液流体切換弁
は、浮力と重力を利用しているので、構造が簡単であ
り、しかも気体と液体の確実な流路切換を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の気体流と液体流の分離装置の一実施例
を示す断面図、第2図は本考案に液体検知スイッチを付
加した実施例を示す断面図である。 図中 1……ケース、2……流入路 3……気体流路、4……液体流路 5……フロート、6……多孔板 7,9……シール材、8……重錘 10……液体検知スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースに形成した流体流入路から、それぞ
    れ下部に入口を、上部に出口を有する垂直な気体流路と
    液体流路とを分岐せしめ、一方の気体流路入口側に設け
    た通気坐体上に、気体流路の内径よりも小径にして、し
    かも気体が流入しても浮上させられないが、液体が流入
    すると液体によって浮上させられて、気体流路上部の気
    体出口用弁孔を閉塞する弁体を設け、また、他方の液体
    流路の入口側に設けた弁坐部上に、この弁坐部の弁孔よ
    りも大径ではあるが液体流路の内径よりも小径にして、
    しかも気体が流入しても弁坐部の弁孔を閉塞している
    が、液体が流入すると液体の流体圧により押し上げられ
    て、前記弁孔を開成する弁体を設けてなる気、液流体切
    換弁。
JP16178387U 1987-10-21 1987-10-21 気、液流体切換弁 Expired - Lifetime JPH0638221Y2 (ja)

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JPH0165988U JPH0165988U (ja) 1989-04-27
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