JP3930075B2 - オリフィストラップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は各種蒸気使用装置や圧縮空気のレシ―バ―タンク等に取り付けて、その内部に発生する凝縮水としてのドレンを、小径のオリフィスを介して外部へ排出するオリフィストラップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のオリフィストラップとしては、例えば実開昭60−79097号公報に示されているものが用いられてきた。これは、筒状本体の流路内にオリフィスを備えた板状体と螺旋状パイプを配置すると共に、板状体と螺旋状パイプの間に空隙を形成したもので、ドレンと蒸気の混合流体がオリフィスと螺旋状パイプを流下する間にそれぞれの流路抵抗を受け、蒸気の外部への漏洩を極力防止することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のオリフィストラップにおいても未だ尚、ドレンだけを優先的に確実に排出することができない問題があった。板状体と螺旋状パイプの間に形成した空隙でドレンを再蒸発させて螺旋状パイプの流路抵抗で流量を抑制して蒸気の漏洩を防止するものであるが、流路抵抗が大き過ぎる場合にはドレンを確実に排出することができずにドレンを滞留してしまい、反対に流路抵抗が小さ過ぎる場合には蒸気の一部を漏洩してしまうのである。
【0004】
従って本発明の課題は、流下して来るドレンだけを優先的に確実に排出することのできるオリフィストラップを得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために講じた本発明の手段は、蒸気や圧縮空気等の流体中から微小なオリフィス孔を介して凝縮水としてのドレンを排出するものにおいて、ドレンとの混合流体が流下する筒状本体と、混合流体が筒状本体内を螺旋状に流下するように筒状本体の接線方向の一端に混合流体の流入口を形成して、筒状本体の接線方向の他端に筒状本体内部と外部を連通する小径の貫通孔を設けると共に、筒状本体の下部を径の大きな円筒部として閉止板をねじ結合し、閉止板の上部に円錐面を設けた円板状の偏向板を連設して、閉止板がねじ回転することにより上下に変位して、円錐面と筒状本体の下端部との間の距離を外部より調節することができるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
ドレンと蒸気あるいは圧縮空気との混合流体は、筒状本体の接線方向の一端に形成した流入口から本体へ流入し、筒状本体内を螺旋状に流下することによって質量の大きなドレンは遠心力によって筒状本体の内周面部に沿って流下して、筒状本体の接線方向の他端に設けた小径の貫通孔から外部へ優先的に排出される。質量の小さな蒸気や圧縮空気は、筒状本体の中心部を旋回しながら滞留する。
【0007】
【実施例】
図1において、筒状本体1と、筒状本体1の上部に形成した流入口2と、筒状本体1の下部に設けた内外を連通する小径の貫通孔3とでオリフィストラップを構成する。
【0008】
筒状本体1は、円筒縦長形状でその内部に円筒状空間4を有すると共に、円筒状空間4の上部に流入口2を設ける。流入口2は、図示しない蒸気使用装置やレシ―バ―タンク等と管6を介して接続すると共に、筒状本体1の内周面に流入口2から下方に向って螺旋状の螺旋溝5を連続して設ける。螺旋溝5の下端は貫通孔3部に配置する。
【0009】
筒状本体1の下部は、円筒状空間4よりやや径の大きな円筒部7として、この円筒部7の側面に小径の貫通孔3を設ける。貫通孔3の下部には閉止板8を円筒部7にねじ結合する。閉止板8の上部には円錐面9を設けた円板状の偏向板10を連設する。閉止板8は、凹部11を介してねじ回転することにより上下に変位して、円錐面9と円筒状空間4の下端部12との間の距離を外部より調節することができるものである。
【0010】
小径の貫通孔3には排出するドレンを所定箇所へ導く排出管13を取り付ける。筒状本体1の上部には、管14と開閉弁15を介して、所定温度以下の空気等の不凝縮ガスを自動的に排出する自動排気弁16を取り付ける。自動排気弁16はバイメタルや形状記憶合金やサ―モワックス等の感温部材を設けて、雰囲気温度が100度C以下で通常は80度C以下程度になると開弁することにより、空気等を自動的に排出するものである。
【0011】
管6から流下してくるドレンと蒸気あるいは圧縮空気の混合流体は、流入口2から筒状本体1内に流入する。筒状本体1内の螺旋溝5に沿って内周面を流下することにより、質量の大きな凝縮水としてのドレンは、遠心力により円筒状空間4の外周部に至り、偏向板10の円錐面9上を経て小径の貫通孔3と排出管13から外部へ排出される。
【0012】
一方、質量の小さな蒸気や圧縮空気は、円筒状空間4内でドレンよりも中心部を旋回して滞留し、ドレンが円筒状空間4の内周面に存在して小径の貫通孔3を液封している限り、外部へ排出されることはない。
【0013】
本実施例においては、小径の貫通孔3を1個だけ設けた例を示したが、1個に限らず2個以上の複数の貫通孔を設けることもできる。
【0014】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、ドレンとの混合流体を筒状本体内で螺旋状に旋回流下させることにより、質量の大きなドレンを優先的に筒状本体の接線方向の他端に設けた貫通孔へ導くことができ、ドレンだけを確実に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオリフィストラップの実施例を示す一部断面構成図である。
【符号の説明】
1 筒状本体
2 流入口
3 小径の貫通孔
4 円筒状空間
5 螺旋溝
8 閉止板
10 偏向板
16 自動排気弁
Claims (1)
- 蒸気や圧縮空気等の流体中から微小なオリフィス孔を介して凝縮水としてのドレンを排出するものにおいて、ドレンとの混合流体が流下する筒状本体と、混合流体が筒状本体内を螺旋状に流下するように筒状本体の接線方向の一端に混合流体の流入口を形成して、筒状本体の接線方向の他端に筒状本体内部と外部を連通する小径の貫通孔を設けると共に、筒状本体の下部を径の大きな円筒部として閉止板をねじ結合し、閉止板の上部に円錐面を設けた円板状の偏向板を連設して、閉止板がねじ回転することにより上下に変位して、円錐面と筒状本体の下端部との間の距離を外部より調節することができることを特徴とするオリフィストラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26524796A JP3930075B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | オリフィストラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26524796A JP3930075B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | オリフィストラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089594A JPH1089594A (ja) | 1998-04-10 |
JP3930075B2 true JP3930075B2 (ja) | 2007-06-13 |
Family
ID=17414583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26524796A Expired - Fee Related JP3930075B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | オリフィストラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3930075B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-09-13 JP JP26524796A patent/JP3930075B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1089594A (ja) | 1998-04-10 |
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