JPH0638083A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH0638083A
JPH0638083A JP4189407A JP18940792A JPH0638083A JP H0638083 A JPH0638083 A JP H0638083A JP 4189407 A JP4189407 A JP 4189407A JP 18940792 A JP18940792 A JP 18940792A JP H0638083 A JPH0638083 A JP H0638083A
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JP
Japan
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video camera
panel
switch
liquid crystal
light
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JP4189407A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Nakano
広文 中野
Masato Natsume
正人 夏目
Osamu Morita
攻 森田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラの調整用スイッチのスペースが小さく
て済み、小型化が可能で、操作性の良いビデオカメラを
提供する。 【構成】 カメラの持つ任意の機能の粗調整と微調整を
行うための調整用スイッチを摺動方向と回転方向との2
方向に動きの自由度を持つ単一の操作ノブ7を有した複
合スイッチで構成する。また、その摺動方向の動きを撮
影レンズの光軸と同一にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にカメラ一体型のV
TRとして構成されたビデオカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図16は従来の一般的なビデオカメラで
あるカメラ一体型VTRの外観を示す斜視図である。図
中、1はVTR本体で、内部には撮像素子の他に各信号
処理回路,記録回路などが備えられ、またビデオテープ
を収納している。2は撮影レンズ、3,4は押釦式のマ
ニュアルフォーカススイッチ、5はモニタ用のビューフ
ァインダ、6はシーソー式のズーム調整用のズームスイ
ッチである。
【0003】上記のような構成のカメラ一体型VTRに
おいて、手動でフォーカス調整を行う場合は、マニュア
ルフォーカススイッチ3,4を使用する。例えば、一方
のスイッチ3を押すと現在合っているピント位置より遠
くの方にピント位置がずれ、もう一方のスイッチ4を押
すと反対に現在合っているピント位置より近くにピント
位置がずれる。そして、微妙なピント合わせをする時
は、これらのスイッチ3,4を軽く押し、指先の力の加
え具合で微調整を行う。
【0004】また、ズーム調整を行う場合は、同様にズ
ームスイッチ6を用いて調整する。その際、ズームスイ
ッチ6の〔W〕側を押すと徐々にズームアウトになり、
〔T〕側を押すと徐々にズームインになる。
【0005】また、液晶式電子ビューファインダを備え
たビデオカメラにおいては、液晶表示板を照明しなけれ
ば被写体の撮像位置の決定等のファインダ作業ができ
ず、そのため、ファインダ専用の照明装置を備えてい
る。
【0006】図17はモニタパネルを有した従来のビデ
オカメラの外観を示す斜視図である。同図において、3
1はビデオカメラ本体、32は撮影用のビデオレンズ、
33はビデオカメラ本体31の側面に設けられたモニタ
パネルで、下辺を軸として上下方向に開閉自在となって
いる。101〜105はビデオカメラ本体31の上面に
配置された各処理制御用の操作スイッチである。
【0007】また、図18は上記モニタパネル33が開
かれた状態を示したものである。図中、34はモニタパ
ネル33上に設けられた映像を映し出すためのモニタ、
161〜180はビデオカメラ本体31上に配置された
各処理制御用の操作スイッチで、モニタパネル33が開
かれた状態で操作可能となっている。
【0008】上記のような構成のビデオカメラにおい
て、例えば撮影記録を行う時は先ず図18に示すように
モニタパネル33を開く、そして、ビデオレンズ32を
通して撮影した映像をモニタ34で見ながら各スイッチ
161〜180を操作し、所望のモード状態に設定して
撮影記録を行う。また、日付及びデジタルタイトル挿入
や編集作業などもこの状態で行う。その際、作業を簡単
にするため、図19に示すようにモニタパネル33を上
側にし、モニタ34の画面表示を見易くすると共に、各
操作スイッチ161〜180を上から操作できるように
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のビデオカメラにあっては、フォーカス調整
やズーム調整のために押釦式のスイッチやシーソー式の
スイッチを使用しているので、ある機能の調整用に二つ
のスイッチが必要になり、スイッチのスペースが大きく
なるとともに、微妙な調整がしにくく、操作性が悪いと
いう問題点があった。
【0010】また、液晶式電子ビューファインダを備え
たものにあっては、被写体照明用投光器と液晶式電子ビ
ューファインダ専用の照明装置との2種類の照明器具が
必要であり、コスト高となるだけでなく、ファインダ部
分の構造が複雑となり、小型化の妨げとなるといった問
題点があった。
【0011】また、モニタを備えたものにあっては、図
19のようにモニタパネル及び操作スイッチが上にくる
ような姿勢で使用する場合、下側にくる側面が例えば平
らでないと特に端の方の操作スイッチを強く押した時に
ビデオカメラ本体がぶれてしまい、正確な操作ができな
いという問題点があった。
【0012】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、スペースが小さくて済み、小型化か可
能で、また操作性の良いビデオカメラを提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオカメラ
は、次のように構成したものである。
【0014】(1)カメラの持つ任意の機能の粗調整と
微調整を行うための調整用スイッチを摺動方向と回転方
向との2方向に動きの自由度を持つ単一の操作ノブを有
した複合スイッチで構成した。
【0015】(2)上記調整用スイッチは、摺動方向の
動きを撮影レンズの光軸と平行にした。
【0016】(3)被写体照明用投光器と液晶式電子ビ
ューファインダを備え、前記液晶式電子ビューファイン
ダには液晶表示板を照明するための光を導入する受光窓
を有し、該受光窓から被写体照明用光源からの光を導入
して液晶表示板を照明するようにした。
【0017】(4)撮影した映像を映し出すモニタを備
え、ビデオカメラ本体の側面に外側に開閉可能なパネル
を設け、このパネルの内面側に前記モニタを配置すると
共に、各処理制御用の操作スイッチを該パネルが開かれ
た状態で操作可能に配置し、前記ビデオカメラ本体のパ
ネルと反対側の側面に該ビデオカメラ本体を安定保持す
るための支持部を設けた。
【0018】(5)上記支持部は、ビデオカメラ本体の
底面に設けられている三脚止めのネジ及び位置決め用の
穴と同形状のネジ及び穴で構成し、あるいは複数個のブ
ッシュで構成し、さらに、そのブッシュを弾性材料で形
成し、ビデオカメラ本体内に収納可能にした。
【0019】
【作用】本発明のビデオカメラにおいては、2方向に動
きの自由度を持つ単一の操作ノブを有した複合スイッチ
にカメラのある機能の粗調整と微調整を合わせ持たせて
いるので、二つのスイッチを一つにすることができ、ま
た指1本で操作することが可能である。
【0020】また、被写体照明用投光器により被写体を
照明すると共に、被写体照明用の光源からの光の一部は
液晶式電子ビューファインダに設けた受光窓からファイ
ンダ部に入射し液晶表示板を照明する。このため液晶式
電子ビューファインダにより被写体の撮像範囲の確認等
のファインダ作業を容易に行い撮像できる。
【0021】また、ビデオカメラ本体の側面に開閉可能
なパネルが設けられ、このパネル上に映像を映し出すモ
ニタが配置されており、さらにパネルを上側にした時に
ビデオカメラ本体の底面となる反対側の側面に該ビデオ
カメラ本体を安定保持するための支持部が設けられてい
るので、パネルを上側にした状態でもビデオカメラ本体
を安定させることができる。
【0022】
【実施例】図1は本発明に係るビデオカメラのフォーカ
ス調整やズーム調整用の調整用スイッチとして使用され
る複合スイッチの概略を示す構成図である。図中、7は
図の左右方向aと回転方向bの2方向に動きの自由度を
持つ単一の操作ノブで、円板上に形成されている。そし
て、この円板状の操作ノブ7の中央部に該操作ノブ7と
一体となって回転する軸8が貫通しており、軸8の一方
(右側)の端部には該軸8の回転を検出するロータリエ
ンコーダ9が連結されている。また、軸8の他方(左
側)の端部には該軸8のスラスト方向の動きを検出する
スライドスイッチ10が連結されており、このスライド
スイッチ10により操作ノブ7の「左側ON」,「OF
F」,「右側ON」の三つの位置が識別される。
【0023】図2は上記の復合スイッチをフォーカス調
整用のマニュアルフォーカススイッチに用いた本発明の
第1実施例によるビデオカメラの構成を示すブロック図
であり、ここでは主として光学レンズ系の構成を示して
いる。同図において、2は撮影レンズ、11は上記復合
スイッチのロータリエンコーダ9及びスライドスイッチ
10との間で信号の入出力制御を行う論理制御回路で、
複合スイッチの操作ノブ7によりフォーカス機能の粗調
整と微調整が行われる。
【0024】12は論理制御回路11の出力に従ってフ
ォーカスモータ13を駆動し、焦点を遠く(FAR)あ
るいは近く(NEAR)に合わせるモータ駆動回路で、
フォーカスモータ13により上記撮影レンズ2が駆動さ
れる。14は撮影レンズ2を通して入射した撮像光を光
電変換する撮像素子、15は撮像素子14の出力を増幅
するプリアンプ、16は増幅された信号を処理してビデ
オ信号を出力するプロセス回路、17,18はロータリ
エンコーダ9の回転リングの近傍に配置した後述詳しく
説明する二つの検出器19,20に対する信号を増幅す
る電力増幅回路である。
【0025】図3は上述の複合スイッチのロータリエン
コーダ9の回転検出機構の要部を示したものである。図
中、21は図2のロータリエンコーダ9の回転リングに
取り付けた反射板で、ピッチPの等間隔で配置されてお
り、各々の反射板21はすべて等しい長さとなってい
る。そして、これらの反射板21の外側に配置された上
述の検出器19,20はそれぞれ発光部と受光部を有し
ており、発光部から出た光の反射板21による反射光を
受光部で検出し、その検出信号を論理制御回路11に入
力する。
【0026】また、上記検出器19と20は、反射板2
1のピッチPに対して所定の位相差(本実施例では90
°とする)を持つように配置されている。したがって、
例えば反射板21の長さを(1/2)P、検出器19と
20の間の距離を(5/4)Pとすると、各検出器1
9,20の出力検出信号A,Bはそれぞれ図4に示すよ
うな位相関係を有することになる。
【0027】図4は時間tを横軸にとって示したもの
で、反射板21が左(L)の方向に動くと、検出器20
が反射板21からの反射光を受光して出力信号Aを高
(high)レベルにしている間に検出器19が反射光
を受光しない状態から受光する状態に変化し、出力信号
Bを低(low)レベルから高レベルに変化させる。ま
た、反射板21が右(R)の方に移動すると、出力信号
Aが高レベルの間に出力信号Bの状態が高レベルから低
レベルに変化する。
【0028】すなわち、図4の信号Aに対して反射板2
1が左に動いている時と右に動いている時とで、それぞ
れ信号BがBL ,BR という位相関係となる。したがっ
て、信号Aの立ち上がりあるいは立ち下がりで、信号B
が高レベルなのか低レベルなのかを検出することによ
り、反射板21の移動方向、つまりロータリエンコーダ
9の回転リングの回転方向がわかる。
【0029】次に、図5のフローチャートにより論理制
御回路11における処理の流れを説明する。この処理が
開始(START)されると、まずステップS1でスラ
イドスイッチ10がONになっているか否かを調べ、O
Nになっていることを検出するとステップS2でスライ
ドスイッチ10が前述の「右側ON」なのか「左側O
N」なのかを判断し、「右側ON」であればフォーカス
モータ13を右回りに高速で回転、また「左側ON」で
あればフォーカスモータ13を左回りに高速で回転させ
る。
【0030】上記ステップS1でスライドスイッチ10
のON状態を検知できなかった時は、ロータリエンコー
ダ9からの出力信号を検知する処理に移る。すなわち、
ステップS3で検出器20の出力信号Aの立ち上がりが
検知されると、ステップS4で検出器19の出力信号B
が高レベル状態か低レベル状態かを判断し、高レベル状
態であれば右回りに比較的低速でフォーカスモータ13
を回転させる。同様に、低レベル状態であれば左回りに
低速で回転させる。
【0031】また、上記ステップS3で立ち上がり検知
されなかった時で、ステップS5で立ち下がりが検知さ
れると、ステップS6で検出器19からの出力信号Bが
高レベル状態か低レベル状態かを判断し、それによって
フォーカスモータ13の回転方向を決定する。そして、
上記と同様高レベル状態であればフォーカスモータ13
を低速で左回りに回転させ、低レベル状態であれば反対
に右回りに回転させる。
【0032】上記ステップS3,S5で出力信号Aの立
ち上がり,立ち下がりの何れも検出されなかった時は、
ステップS7で内蔵タイマtの値がtstopを上回ってい
るかどうかを調べる。この時、上回っていればロータリ
エンコーダ9の回転リングが一定時間以上変化していな
い、すなわち停止していると判断し、フォーカスモータ
13を停止させる。また、上回っていなく、t≦tstop
であれば、ステップS8でタイマtの値を1つ増加させ
てステップ103に戻る。
【0033】このように、マニュアルフォーカススイッ
チを図1のような複合スイッチで構成し、このスイッチ
にカメラのある機能の粗調整と微調整を合わせ持たせる
ようにしたので、単一の操作ノブ7を操作することによ
りフォーカス調整の粗調整と微調整を指一本で行うこと
ができる。すなわち、操作ノブ7の横方向(スラスト方
向)のスライド操作によりスライドスイッチ10が動作
し、フォーカスモータ13の高速回転(粗調整)が制御
され、また操作ノブ7の回転操作によりフォーカスモー
タ13の低速回転(微調整)が制御される。したがっ
て、フォーカス調整が極めて簡単なものとなり、操作性
が向上し、また調整用スイッチのスペースも小さくて済
み、小型化が可能である。
【0034】図6は図1の複合スイッチをマニュアルフ
ォーカスの調整用スイッチに応用した上述のビデオカメ
ラであるカメラ一体型VTRの外観を示す図であり、図
8と同一符号は同一構成部分を示している。図示のよう
に、複合スイッチの一方の軸は撮影レンズ2の光軸と平
行にしてある。このため、スイッチの操作時にVTR本
体1がぶれるのが防止される。
【0035】図7は本発明の題2実施例の構成を示す斜
視図である。本実施例は、図1の複合スイッチをズーム
調整用のズームスイッチに適用したものであり、このス
イッチは図示していないがズームモータ駆動回路に接続
されている。そして、操作ノブ7のスラスト方向の操作
によりズームレンズが素早く動き、粗調整が行われる。
また、操作ノブ7の回転操作によりズームレンズがゆっ
くり動き、微調整が行われる。
【0036】また、図7の実施例においても複合スイッ
チの自由度のうち一方のスラスト方向は撮影レンズ2の
光軸と平行にしてあり、同様にVTR本体1のぶれを防
止することができ、前述の実施例と同様の作用効果が得
られる。
【0037】なお、上記の各実施例では複合スイッチの
光軸方向(スラスト方向)の操作の検出手段としてスラ
イドスイッチ10を用いた場合について説明したが、ス
ライドボリューム等の可変抵抗器による連続値検出の可
能な操作検出手段を用いても良い。
【0038】また、複合スイッチをマニュアルフォーカ
ススイッチあるいはズームスイッチに使用した例につい
て示したが、これらの両方のスイッチ、あるいは他の調
整用スイッチに使用しても良い。
【0039】図8は本発明の第3実施例の要部断面図で
あり、被写体照明用投光器および液晶式電子ビューファ
インダと光源との関係を示し、その他の部分は特に限定
される構成ではないので図示を省略する。
【0040】図8において、51は撮像用の補助光を被
写体に投光する被写体照明用投光器(以下、投光器とい
う)52は液晶式電子ビューファインダ(以下、ファイ
ンダという)、53は投光器の光源である電球、54は
投光器51から被写体に向け投光するための投光窓、5
5は投光器51の光源電球53からファインダ52に光
を供給するための照明光通過窓、56は光源電球53か
らの光を導入するための受光窓、57は液晶表示板、5
8はファインダ52の接眼部である。
【0041】以上の構成により、撮像時には、投光器5
1により被写体を照明すると共に、電球53の光の一部
は照明光通過窓55、受光窓56を透過して液晶表示板
57の裏面に到達する。
【0042】そして、ファインダ52には専用の照明装
置を必要とせず、ファインダ52の構造が簡単となる。
また液晶表示板57の照明用としては充分な光量を持つ
被写体照明用の光源である電球53からの光の一部によ
り液晶表示板57を照明させて、液晶表示板57に現れ
る被写体の像を適当かつ充分な明るさで見ることができ
る。
【0043】図9は本発明の第4実施例を示す要部断面
図である。第3実施例と同一または相当部分は同一符号
で示し重複説明を省略する。
【0044】この実施例の特徴は、投光器51に設けた
投光窓54の反対側にある照明光通過窓55は充分な光
通過面積を有し、この照明光通過窓55とファインダ5
2の受光窓56との間に、可動型の反射鏡59を設け、
また光源となる電球53は投光器51の内部ではなく投
光器51の外部に設置してあることである。
【0045】そして、被写体照明用の光源電球53から
の光は、可動型反射鏡59により光路を変更されて投光
器51の照明光通過窓55から投光器51内に入り投光
窓54から被写体に向け投光される。また可動型反射鏡
59の向きを変更して、電球53の光をファインダ52
の方向に向けて、受光窓56から液晶表示板57の裏面
に到達させることができる。
【0046】そして、第3実施例と同様な効果に加え
て、光量の小さい補助照明用の投光器であっても、ファ
インダ専用の照明装置なしで適当充分な明るさで液晶表
示板57に現れる被写体の像を見ることができる。
【0047】図10および図11は、本発明の第5実施
例の要部断面図であり、図10は被写体照明中を、図1
1はファインダ照明中を示す。第3実施例と同一または
相当部分は同一符号で示し重複説明を省略する。
【0048】この実施例の特徴は、投光器51の投光窓
54の反対側の照明光通過窓55を無くし、しかも投光
器51の方向を図10に示すように被写体方向に、また
図11に示すようにファインダ方向にと変更可能に軸支
したことによる。
【0049】上記の構成により第4実施例と同様な効果
を得ることができる。
【0050】図12は本発明の第6実施例によるビデオ
カメラの概略構成を示す斜視図であり、図17と同一符
号は同一構成部分を示している。同図において、31は
ビデオカメラ本体、32は撮影用のビデオレンズ、33
はビデオカメラ本体31の側面に外側に開閉可能に設け
られたモニタパネル、35,36はビデオカメラ本体3
1の底面に設けられた三脚止めのネジ穴及びその位置決
め用の位置決め穴、37,38はこのネジ穴35及び位
置決め穴36と同形状のネジ穴及び位置決め穴で、ビデ
オカメラ本体31のモニタパネル33と反対側の側面に
該ビデオカメラ本体31を安定保持するための支持部と
して設けられている。
【0051】図13は上記モニタパネル33を上側にし
た状態を示したものである。従来と同様、モニタパネル
33の内面側にモニタ34が配置され、見開きできるよ
うになっている。また、各処理制御用の操作スイッチ1
01〜105及び161〜180がモニタ34の近くに
モニタパネル33が開かれた状態で操作可能に配置され
ている。39は図12のネジ穴37と位置決め穴38に
取り付けられた三脚である。
【0052】上記構成のビデオカメラは、本体31内部
に撮像素子,信号処理回路,記録回路等が備えられてお
り、ビデオレンズ32を通して撮影した映像をビデオテ
ープに記録すると共に、モニタパネル33上のモニタ3
4に映し出せるようになっている。その際、操作時は図
13に示すようにモニタパネル33を上側にし、モニタ
34の画面表示を見易くすると共に、操作スイッチ16
1〜180を上にして操作し易くするが、この時同時に
ビデオカメラ本体31の底面となる反対側の側面に設け
たねじ穴37及び位置決め穴38に三脚39を取り付
け、ビデオカメラ本体31を安定保持させる。
【0053】そして、このビデオカメラ本体31が安定
した状態で各スイッチ161〜180の操作を行うこと
ができる。したがって、例えばモニタ34を見ながら前
述の日付け入れやデジタルタイトル挿入、また編集作業
を行う場合、端側に位置するスイッチ161や165を
強く押してもビデオカメラ本体31は安定した姿勢を維
持しているので、正確なスイッチ操作を行うことができ
る。
【0054】すなわち、上記ビデオカメラ本体31のモ
ニタパネル33と反対側の側面が仮に平らでなく凹凸が
あったとしても、該側面には従来からある底面のネジ穴
35と位置決め穴36と同形状のネジ穴37と位置決め
穴38が新たに設けられているので、これに三脚39を
取り付けることでビデオカメラ本体31を容易に安定さ
せることができる。
【0055】図14は本発明の第7実施例を示す斜視図
であり、図12と同一構成部分には同一符号を付してあ
る。上述の実施例ではビデオカメラ本体31を安定保持
するための支持部としてネジ穴37及び位置決め穴38
を設けたが、本実施例では支持部を複数個(ここでは4
個)のブッシュ40〜43で構成し、これらをビデオカ
メラ本体31のモニタパネル33と反対側の側面の四隅
に配置している。
【0056】上記各ブッシュ40〜43は、該ブッシュ
40〜43を取り付けた側面の他のいかなる凸部よりも
高く形成されており、操作時に図15に示すようにモニ
タパネル33を上側にした場合でも、ビデオカメラ本体
31が安定した状態を維持し、前述の実施例と同様正確
なスイッチ操作を行うことができる。
【0057】ここで、上述のブッシュ40〜43をゴム
やスポンジなどの弾性材料で形成することにより、各操
作スイッチ161〜180を強く押してもその衝撃をこ
こで吸収することができ、より安定した操作が可能とな
る。
【0058】また、このブッシュ40〜43をビデオカ
メラ本体31内に収納可能とすることにより、再生時や
編集時にはこれを突出させてビデオカメラ本体31を安
定させることができると同時に、撮影時など撮影の妨げ
になる場合にはビデオカメラ本体31内に収納すること
で、手で持った時のホールディング感を良くすることが
できる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、摺動方
向と回転方向との2方向に自由度を持つ単一の操作ノブ
を有した複合スイッチにカメラのある機能の粗調整と微
調整を合わせ持たせるようにしたため、調整用スイッチ
のスペースが小さくて済み、小型化が可能となり、また
操作性が良くなるという効果がある。
【0060】また、被写体照明用投光器により被写体を
照明することができると共に、被写体照明用光源からの
光の一部を液晶式電子ビューファインダに設けた受光窓
からファインダ部に入射させて液晶表示板を照明するの
で、ファインダ専用の照明装置が不要であり、ファイン
ダ部分の構造が簡単、かつ容易に小型化できる。
【0061】しかも、被写体照明用の光源を利用するの
で適当かつ充分な明るさで液晶表示板を照明でき、被写
体の撮像範囲の確認などのファインダ作業が容易にで
き、操作が良い。
【0062】また、本体の側面に外側に開閉可能なパネ
ルを設け、このパネルの内面側に映像を映し出すモニタ
を配置し、本体のパネルと反対側の側面に該本体を安定
保持するための支持部を設けたため、パネルを上側にし
て操作する場合でも本体を安定した状態で維持すること
ができ、同様に操作性が良く、小型化が可能になるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る複合スイッチの概略を示す構成
【図2】 本発明の第1実施例の構成を示すブロック図
【図3】 図2のロータリエンコーダの回転検出機構の
要部を示す構成図
【図4】 図3の検出機構の出力波形図
【図5】 図2の論理制御回路の動作を示すフローチャ
ート
【図6】 図2のカメラ一体型VTRの外観を示す斜視
【図7】 本発明の第2実施例の構成を示す示す斜視図
【図8】 本発明の第3実施例の要部断面図
【図9】 本発明の第4実施例の要部断面図
【図10】 本発明の第5実施例(被写体照明中)の要
部断面図
【図11】 本発明の第5実施例(ファインダ照明中)
の要部断面図
【図12】 本発明の第6実施例の概略構成を示す斜視
【図13】 図12のモニタパネルを上側にした状態を
示す斜視図
【図14】 本発明の第7実施例の概略構成図を示す斜
視図
【図15】 図14のモニタパネルを上側にした状態を
示す斜視図
【図16】 従来例の外観を示す斜視図
【図17】 他の従来例の概略構成を示す斜視図
【図18】 図17のモニタパネルが開かれた状態を示
す斜視図
【図19】 図18のモニタパネルを上側にした状態を
示す斜視図
【符号の説明】
1 VTR本体 2 撮影レンズ 7 操作ノブ 11 論理制御回路 31 ビデオカメラ本体 33 ビデオレンズ 34 モニタ 35,37 ネジ穴 36,38 位置決め穴 30 三脚 40〜43 ブッシュ 51 被写体照明用投光器(投光器) 52 液晶式電子ビューファインダ(ファインダ) 53 電球(光源) 54 投光窓 55 照明光通過窓 56 受光窓 57 液晶表示板 58 ファインダ接眼部 59 可動型反射鏡

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの持つ任意の機能の粗調整と微調
    整を行うための調整用スイッチを摺動方向と回転方向と
    の2方向に動きの自由度を持つ単一の操作ノブを有した
    複合スイッチで構成したことを特徴とするビデオカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 調整用スイッチは、摺動方向の動きを撮
    影レンズの光軸と平行にしたことを特徴とする請求項1
    記載のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 被写体照明用投光器と液晶式電子ビュー
    ファインダを備え、前記液晶式電子ビューファインダに
    は液晶表示板を照明するための光を導入する受光窓を有
    し、該受光窓から被写体照明用光源からの光を導入して
    液晶表示板を照明することを特徴とするビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 撮影した映像を映し出すモニタを備えた
    ビデオカメラにおいて、前記ビデオカメラ本体の側面に
    外側に開閉可能なパネルを設け、このパネルの内面側に
    前記モニタを配置すると共に、各処理制御用の操作スイ
    ッチを該パネルが開かれた状態で操作可能に配置し、前
    記ビデオカメラ本体のパネルと反対側の側面に該ビデオ
    カメラ本体を安定保持するための支持部を設けたことを
    特徴とするビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 支持部は、ビデオカメラ本体の底面に設
    けられている三脚止めのネジ及び位置決め用の穴と同形
    状のネジ及び穴であることを特徴とする請求項4記載の
    ビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 支持部は、複数個のブッシュで構成した
    ことを特徴とする請求項4記載のビデオカメラ。
  7. 【請求項7】 ブッシュは、弾性材料で形成したことを
    特徴とする請求項6記載のビデオカメラ。
  8. 【請求項8】 ブッシュは、ビデオカメラ本体内に収納
    可能にしたことを特徴とする請求項6または7記載のビ
    デオカメラ。
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