JPH0638042B2 - 内径測定装置 - Google Patents
内径測定装置Info
- Publication number
- JPH0638042B2 JPH0638042B2 JP58054886A JP5488683A JPH0638042B2 JP H0638042 B2 JPH0638042 B2 JP H0638042B2 JP 58054886 A JP58054886 A JP 58054886A JP 5488683 A JP5488683 A JP 5488683A JP H0638042 B2 JPH0638042 B2 JP H0638042B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner diameter
- diameter portion
- peripheral surface
- measured
- mounting base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B5/00—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
- G01B5/08—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring diameters
- G01B5/12—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring diameters internal diameters
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、内径測定装置に係り、特に半円以下の不完全
な内径部を有する被測定物の内径を正確にかつ簡単に測
定できるようにした内径測定装置に関する。
な内径部を有する被測定物の内径を正確にかつ簡単に測
定できるようにした内径測定装置に関する。
従来、第１図に示すように完全な円でなくても、最大径
の部分が残っていれば、測定器１を内径部２の片側に押
し付けて内径を測定することができるが、第２図に示す
ように、半円か又は半円より欠けている不完全な内径部
２の内径を測定する場合は、一般の測定具では正確に測
定できないという欠点があった。
の部分が残っていれば、測定器１を内径部２の片側に押
し付けて内径を測定することができるが、第２図に示す
ように、半円か又は半円より欠けている不完全な内径部
２の内径を測定する場合は、一般の測定具では正確に測
定できないという欠点があった。
また実公昭３７−３１２８０には、鋼管の丸さ計測器が
開示されているが、該従来例は、鋼管又は内圧容器など
の断面形状を紙面に描くことを目的としたものであっ
て、本願発明とは目的が全く異なり、また構成も、「周
囲に３本の螺脚を固着し、その螺脚に内面にねじを有す
る３本の中空円筒を螺嵌した台板に、基準軸を有する押
え金具を定着用ナットで固着し、その基準軸にはＴ形支
え腕の軸部を嵌装し、さらに先端に案内ローラを設け、
鉛筆保持具を貫通した計測棒をＴ形支え腕に貫通してな
る鋼管の丸さ計測器の構造」であるから、本願発明とは
構成が全く異なるものであり、作用効果においても、該
従来例では単に鋼管の丸さを紙面に描いて、変形部分の
変形量の判定と、丸さの修正も迅速にできる効果がある
のみであり、半円以下の不完全な内径部の測定が可能と
なるものではないから、作用効果も異なるものである。
開示されているが、該従来例は、鋼管又は内圧容器など
の断面形状を紙面に描くことを目的としたものであっ
て、本願発明とは目的が全く異なり、また構成も、「周
囲に３本の螺脚を固着し、その螺脚に内面にねじを有す
る３本の中空円筒を螺嵌した台板に、基準軸を有する押
え金具を定着用ナットで固着し、その基準軸にはＴ形支
え腕の軸部を嵌装し、さらに先端に案内ローラを設け、
鉛筆保持具を貫通した計測棒をＴ形支え腕に貫通してな
る鋼管の丸さ計測器の構造」であるから、本願発明とは
構成が全く異なるものであり、作用効果においても、該
従来例では単に鋼管の丸さを紙面に描いて、変形部分の
変形量の判定と、丸さの修正も迅速にできる効果がある
のみであり、半円以下の不完全な内径部の測定が可能と
なるものではないから、作用効果も異なるものである。
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされ
たものであって、その目的とするところは、取付け台に
固着された一対の基準ピンを、外部に向けて突出する如
くばねにより押圧付勢された少なくとも一対の押圧子を
有する固定装置により内径部に圧接させて固定し該内径
部を構成する円の中心を求め、測定子が内径部に当接す
るように測定器を取付け台に取り付けることによって、
半円又は半円より欠けている被測定物の不完全な内径部
の内径を正確にかつ簡単に測定できるようにすることで
ある。
たものであって、その目的とするところは、取付け台に
固着された一対の基準ピンを、外部に向けて突出する如
くばねにより押圧付勢された少なくとも一対の押圧子を
有する固定装置により内径部に圧接させて固定し該内径
部を構成する円の中心を求め、測定子が内径部に当接す
るように測定器を取付け台に取り付けることによって、
半円又は半円より欠けている被測定物の不完全な内径部
の内径を正確にかつ簡単に測定できるようにすることで
ある。
また他の目的は、一方の押圧子を測定対象の内径部の内
周面に当接させると共に、他方の押圧子を測定対象以外
の内周面に当接させ、また一方の基準ピンを他方の押圧
子と同一軸線上かつ反対向きに配置すると共に、他方の
基準ピンを一方の押圧子と反対側の内周面に当接させ、
更に測定子の先端を一方の押圧子の付近において内径部
の内周面に当接させることにより、例えばオイルポンプ
の内径部のように非円形の複雑な形状をした非測定物の
場合であっても、内径測定装置の位置決めを完全にする
と共に、直径に満たない円弧部を有する内径部の内径を
より高精度で測定できるようにすることである。
周面に当接させると共に、他方の押圧子を測定対象以外
の内周面に当接させ、また一方の基準ピンを他方の押圧
子と同一軸線上かつ反対向きに配置すると共に、他方の
基準ピンを一方の押圧子と反対側の内周面に当接させ、
更に測定子の先端を一方の押圧子の付近において内径部
の内周面に当接させることにより、例えばオイルポンプ
の内径部のように非円形の複雑な形状をした非測定物の
場合であっても、内径測定装置の位置決めを完全にする
と共に、直径に満たない円弧部を有する内径部の内径を
より高精度で測定できるようにすることである。
要するに本発明は、被測定物の内径部に収容される取付
け台と、該取付け台を前記内径部に固定するように外部
に向けて突出する如くばねにより押圧付勢され前記内径
部の測定対象となる内周面に当接する一方の押圧子と前
記取付け台に固着された腕部材に取り付けられた外部に
向けて突出する如くばねにより押圧付勢され前記被測定
物の測定対象以外の内周面に当接する他方の押圧子とを
有する固定装置と、前記取付け台を前記内径部に固定し
たとき該内径部の内周面に圧接されるように前記他方の
押圧子と反対向きにかつ同一軸線上に配置された一方の
基準ピンと、前記内径部の内周面の異なる面に圧接され
るように前記一方の押圧子と反対側に配置された他方の
基準ピンを設け、夫々の基準ピンの軸線の交点が前記内
径部の円の中心と一致するように構成され、前記取付け
台に固着された支持部材に前記内径部の半径方向に測定
子が配置され該測定子の先端が前記一方の押圧子の付近
において前記内径部の内周面に当接する測定器を取り付
けられるようにし、前記一対の基準ピンを前記固定装置
によって前記内径部に圧接させて固定し該内径部を構成
する円の中心を求め、前記支持部材に取り付けられる前
記測定器の前記測定子の先端の動きを該測定器で計り、
前記内径部の内径を測定できるように構成したことを特
徴とするものである。
け台と、該取付け台を前記内径部に固定するように外部
に向けて突出する如くばねにより押圧付勢され前記内径
部の測定対象となる内周面に当接する一方の押圧子と前
記取付け台に固着された腕部材に取り付けられた外部に
向けて突出する如くばねにより押圧付勢され前記被測定
物の測定対象以外の内周面に当接する他方の押圧子とを
有する固定装置と、前記取付け台を前記内径部に固定し
たとき該内径部の内周面に圧接されるように前記他方の
押圧子と反対向きにかつ同一軸線上に配置された一方の
基準ピンと、前記内径部の内周面の異なる面に圧接され
るように前記一方の押圧子と反対側に配置された他方の
基準ピンを設け、夫々の基準ピンの軸線の交点が前記内
径部の円の中心と一致するように構成され、前記取付け
台に固着された支持部材に前記内径部の半径方向に測定
子が配置され該測定子の先端が前記一方の押圧子の付近
において前記内径部の内周面に当接する測定器を取り付
けられるようにし、前記一対の基準ピンを前記固定装置
によって前記内径部に圧接させて固定し該内径部を構成
する円の中心を求め、前記支持部材に取り付けられる前
記測定器の前記測定子の先端の動きを該測定器で計り、
前記内径部の内径を測定できるように構成したことを特
徴とするものである。
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。被測
定物の一例としてギヤ（図示せず）が挿入されるオイル
ポンプ３の２つの不完全な内径部４，５の内径を測定す
る場合について説明する。この場合、２つの内径部４，
５は一例として半円で同一の大きさに形成されている。
定物の一例としてギヤ（図示せず）が挿入されるオイル
ポンプ３の２つの不完全な内径部４，５の内径を測定す
る場合について説明する。この場合、２つの内径部４，
５は一例として半円で同一の大きさに形成されている。
内径測定装置８は、取付け台９と、固定装置１０と、一
対の基準ピン、即ち一方の基準ピン１１及び他方の基準
ピン１２とを備えており、取付け台９は内径部４に一定
の隙間をもって収容されるような形状に形成されてい
る。
対の基準ピン、即ち一方の基準ピン１１及び他方の基準
ピン１２とを備えており、取付け台９は内径部４に一定
の隙間をもって収容されるような形状に形成されてい
る。
固定装置１０は、球状に形成された一対の押圧子、即ち
一方の押圧子１４及び他方の押圧子１５を備えており、
一方の押圧子１４は、取付け台９に半径方向に摺動自在
に嵌挿された押圧軸１６に形成された凹部１６ａに一部
が突出する如く収容されており、また押圧軸１６は圧縮
ばね１７によって外方に突出する如く付勢されている。
他方の押圧子１５は、第３図及び第５図に示す状態にお
いて、取付け台９に２つの内径部４，５の中心O1とO2と
を結ぶ直線Ｘ−Ｘに沿って固着された腕部材１８に直線
Ｘ−Ｘ上に摺動自在に嵌挿された押圧軸２０に形成され
た凹部２０ａに一部が突出する如く収容されており、ま
た押圧軸２０は圧縮ばね２１によって外方に突出する如
く付勢されている。そして第３図及び第５図に示す状態
におて、一方の押圧子１４は円の中心O1を通り直線Ｘ−
Ｘに直交する直線Ｙ−Ｙに対し中心O1を通って図中反時
計方向に例えば２５゜傾いた位置に配置され、内径部４
の内周面４ａに圧接されるようになっている。また他方
の押圧子１５は直線Ｘ−Ｘ上に配置され、内径部５の内
周面５ａに圧接されるようになっている。
一方の押圧子１４及び他方の押圧子１５を備えており、
一方の押圧子１４は、取付け台９に半径方向に摺動自在
に嵌挿された押圧軸１６に形成された凹部１６ａに一部
が突出する如く収容されており、また押圧軸１６は圧縮
ばね１７によって外方に突出する如く付勢されている。
他方の押圧子１５は、第３図及び第５図に示す状態にお
いて、取付け台９に２つの内径部４，５の中心O1とO2と
を結ぶ直線Ｘ−Ｘに沿って固着された腕部材１８に直線
Ｘ−Ｘ上に摺動自在に嵌挿された押圧軸２０に形成され
た凹部２０ａに一部が突出する如く収容されており、ま
た押圧軸２０は圧縮ばね２１によって外方に突出する如
く付勢されている。そして第３図及び第５図に示す状態
におて、一方の押圧子１４は円の中心O1を通り直線Ｘ−
Ｘに直交する直線Ｙ−Ｙに対し中心O1を通って図中反時
計方向に例えば２５゜傾いた位置に配置され、内径部４
の内周面４ａに圧接されるようになっている。また他方
の押圧子１５は直線Ｘ−Ｘ上に配置され、内径部５の内
周面５ａに圧接されるようになっている。
一対の基準ピン、即ち一方の基準ピン１１及び他方の基
準ピン１２は取付け台９に固着されており、第３図及び
第５図に示すように、一方の基準ピン１１が直線Ｘ−Ｘ
上に配置されると、他方の基準ピン１２は、直線Ｙ−Ｙ
に対して一方の基準ピン１１側に例えば５゜傾いた直線
O1Ａ上に配置されており、各基準ピンは内径部４の内周
面４ａに夫々圧接されている。
準ピン１２は取付け台９に固着されており、第３図及び
第５図に示すように、一方の基準ピン１１が直線Ｘ−Ｘ
上に配置されると、他方の基準ピン１２は、直線Ｙ−Ｙ
に対して一方の基準ピン１１側に例えば５゜傾いた直線
O1Ａ上に配置されており、各基準ピンは内径部４の内周
面４ａに夫々圧接されている。
そして取付け台９が内径部４に固定され一方の基準ピン
１１及び他方の基準ピン１２が夫々内径部４の内周面４
ａに圧接されたとき、一方の基準ピン１１及び他方の基
準ピン１２の各軸線の交点Ｃは、内径部４の円の中心O1
と一致するように設定されている。即ち交点Ｃから各基
準ピンの先端までの距離ｌは、内径部４の半径ｒと等し
くなるように設定されている。
１１及び他方の基準ピン１２が夫々内径部４の内周面４
ａに圧接されたとき、一方の基準ピン１１及び他方の基
準ピン１２の各軸線の交点Ｃは、内径部４の円の中心O1
と一致するように設定されている。即ち交点Ｃから各基
準ピンの先端までの距離ｌは、内径部４の半径ｒと等し
くなるように設定されている。
取付け台９には、該取付け台に直交して支持部材２５が
固着されており、該支持部材の上部に固着された腕部材
２６には、測定器の一例たるピックテスタ２７が取り付
けられている。該ピックテスタの測定子２８の先端２８
ａは、第３図及び第５図に示すように、直線Ｙ−Ｙに対
し一方の押圧子１４側に例えば５゜傾いた位置に配置さ
れ、内径部４の内周面４ａに当接するようになってい
る。
固着されており、該支持部材の上部に固着された腕部材
２６には、測定器の一例たるピックテスタ２７が取り付
けられている。該ピックテスタの測定子２８の先端２８
ａは、第３図及び第５図に示すように、直線Ｙ−Ｙに対
し一方の押圧子１４側に例えば５゜傾いた位置に配置さ
れ、内径部４の内周面４ａに当接するようになってい
る。
なお第３図及び第６図において３０はピックテスタ２７
の目盛部である。
の目盛部である。
本発明は、上記のように構成されており、以下その作用
について説明する。第３図に示すように、内径測定装置
８を２つの内径部４，５を有するオイルポンプ３に取り
付けると、２個の押圧子、即ち一方の押圧子１４及び他
方の押圧子１５が圧縮ばね１７，２１によって押圧軸１
６，２０を介して内径部４，５の内周面４ａ，５ａに押
圧され、これによって一方の基準ピン１１及び他方の基
準ピン１２が内径部４の内周面４ａに圧接された状態に
確実に保持される。
について説明する。第３図に示すように、内径測定装置
８を２つの内径部４，５を有するオイルポンプ３に取り
付けると、２個の押圧子、即ち一方の押圧子１４及び他
方の押圧子１５が圧縮ばね１７，２１によって押圧軸１
６，２０を介して内径部４，５の内周面４ａ，５ａに押
圧され、これによって一方の基準ピン１１及び他方の基
準ピン１２が内径部４の内周面４ａに圧接された状態に
確実に保持される。
そしてピックテスタ２７を第３図及び第６図に示すよう
に支持部材２５に取り付け、取付け台９の内径部４の円
の中心O1を通る中心線Ｃ−Ｃから測定子２８の先端２８
ａまでの距離l1を内径部４の加工目標値である半径ｒに
一致させた場合にピックテスタ２７の指針が目盛部３０
の一定値例えば０を指すようにし、該一定値を中心にし
て指針が左右に振れるようにセットしておく。このよう
にセットしたピックテスタ２７によって内径部４を測定
すると、該内径部の内径が加工目標値の半径ｒよりも大
きい場合には、指針がプラス方向に振れ、半径ｒよりも
小さい場合には、マイナス方向に振れる。これによって
不完全な内径部４の内径を正確に測定することができ
る。なお第５図において、圧縮ばね１７，２１の反力を
夫々Ｑとし、その合力をＰとすると、直線Ｘ−Ｘ方向の
分力Px＝Ｑ−Ｑsin 25゜となり、一方の基準ピン１１は
この分力Pxによって内径部４の内周面４ａに圧接されて
いる。また直線Ｙ−Ｙ方向の分力Py＝Ｑcos 25゜とな
り、他方の基準ピン１２はこの分力Pyと略同一の力によ
って内径部４の内周面４ａに圧接されている。
に支持部材２５に取り付け、取付け台９の内径部４の円
の中心O1を通る中心線Ｃ−Ｃから測定子２８の先端２８
ａまでの距離l1を内径部４の加工目標値である半径ｒに
一致させた場合にピックテスタ２７の指針が目盛部３０
の一定値例えば０を指すようにし、該一定値を中心にし
て指針が左右に振れるようにセットしておく。このよう
にセットしたピックテスタ２７によって内径部４を測定
すると、該内径部の内径が加工目標値の半径ｒよりも大
きい場合には、指針がプラス方向に振れ、半径ｒよりも
小さい場合には、マイナス方向に振れる。これによって
不完全な内径部４の内径を正確に測定することができ
る。なお第５図において、圧縮ばね１７，２１の反力を
夫々Ｑとし、その合力をＰとすると、直線Ｘ−Ｘ方向の
分力Px＝Ｑ−Ｑsin 25゜となり、一方の基準ピン１１は
この分力Pxによって内径部４の内周面４ａに圧接されて
いる。また直線Ｙ−Ｙ方向の分力Py＝Ｑcos 25゜とな
り、他方の基準ピン１２はこの分力Pyと略同一の力によ
って内径部４の内周面４ａに圧接されている。
本発明は、上記のように構成され、作用するものである
から、取付け台に固着された一対の基準ピンが、外部に
向けて突出する如くばねにより押圧付勢された少なくと
も一対の押圧子を有する固定装置により内径部に圧接し
て固定され、該内径部を構成する円の中心が求められ、
測定子を内径部に当接させるように測定器が取付け台に
取り付けられているので、半円又は半円より欠けている
被測定物の不完全な内径部の内径が正確にかつ簡単に測
定できるという効果がある。
から、取付け台に固着された一対の基準ピンが、外部に
向けて突出する如くばねにより押圧付勢された少なくと
も一対の押圧子を有する固定装置により内径部に圧接し
て固定され、該内径部を構成する円の中心が求められ、
測定子を内径部に当接させるように測定器が取付け台に
取り付けられているので、半円又は半円より欠けている
被測定物の不完全な内径部の内径が正確にかつ簡単に測
定できるという効果がある。
また一方の押圧子を測定対象の内径部の内周面に当接さ
せると共に、他方の押圧子を測定対象以外の内周面に当
接させ、また一方の基準ピンを他方の押圧子と同一軸線
上かつ反対向きに配置すると共に、他方の基準ピンを一
方の押圧子と反対側の内周面に当接させ、更に測定子の
先端を一方の押圧子の付近において内径部の内周面に当
接させるようにしたので、例えばオイルポンプの内径部
のように非円形の複雑な形状をした被測定物の場合であ
っても、内径測定装置の位置決めを完全にすることがで
きると共に、直径に満たない円弧部を有する内径部の内
径をより高精度で測定できるという効果がある。
せると共に、他方の押圧子を測定対象以外の内周面に当
接させ、また一方の基準ピンを他方の押圧子と同一軸線
上かつ反対向きに配置すると共に、他方の基準ピンを一
方の押圧子と反対側の内周面に当接させ、更に測定子の
先端を一方の押圧子の付近において内径部の内周面に当
接させるようにしたので、例えばオイルポンプの内径部
のように非円形の複雑な形状をした被測定物の場合であ
っても、内径測定装置の位置決めを完全にすることがで
きると共に、直径に満たない円弧部を有する内径部の内
径をより高精度で測定できるという効果がある。
第１図は半円以上の内径部を有する被測定物の部分横断
面図、第２図は半円以下の不完全な内径部を有する被測
定物の部分横断面図、第３図は内径測定装置を２つの不
完全な内径部を有する被測定物に取り付けた状態を示す
平面図、第４図は第３図のIV矢視部分側面図、第５図は
第４図のＶ−Ｖ矢視横断面図、第６図は第３図のVI矢視
側面図である。 ３は被測定物の一例たるオイルポンプ、４，５は夫々内
径部、４ａ，５ａは内周面、８は内径測定装置、９は取
付け台、１０は固定装置、１１は一方の基準ピン、１２
は他方の基準ピン、１４は一方の押圧子，１５は他方の
押圧子、１７，２１はばねの一例たる圧縮ばね、２５は
支持部材、２７は測定器の一例たるピックテスタ、２８
は測定子、２８ａは該測定子の先端、Ｃは交点、O1，O2
は夫々円の中心である。
面図、第２図は半円以下の不完全な内径部を有する被測
定物の部分横断面図、第３図は内径測定装置を２つの不
完全な内径部を有する被測定物に取り付けた状態を示す
平面図、第４図は第３図のIV矢視部分側面図、第５図は
第４図のＶ−Ｖ矢視横断面図、第６図は第３図のVI矢視
側面図である。 ３は被測定物の一例たるオイルポンプ、４，５は夫々内
径部、４ａ，５ａは内周面、８は内径測定装置、９は取
付け台、１０は固定装置、１１は一方の基準ピン、１２
は他方の基準ピン、１４は一方の押圧子，１５は他方の
押圧子、１７，２１はばねの一例たる圧縮ばね、２５は
支持部材、２７は測定器の一例たるピックテスタ、２８
は測定子、２８ａは該測定子の先端、Ｃは交点、O1，O2
は夫々円の中心である。
Claims (1)
- 【請求項１】被測定物（３）の内径部（４）に収容され
る取付け台（９）と、該取付け台（９）を前記内径部
（４）に固定するように外部に向けて突出する如くばね
（１７）により押圧付勢され前記内径部（４）の測定対
象となる内周面（４ａ）に当接する一方の押圧子（１
４）と前記取付け台（９）に固着された腕部材（１８）
に取り付けられ外部に向けて突出する如くばね（２１）
により押圧付勢され前記被測定物（３）の測定対象以外
の内周面（５ａ）に当接する他方の押圧子（１５）とを
有する固定装置（１０）と、前記取付け台（９）を前記
内径部（４）に固定したとき該内径部（４）の内周面
（４ａ）に圧接されるように前記他方の押圧子（１５）
と反対向きにかつ同一軸線上に配置された一方の基準ピ
ン（１１）と、前記内径部（４）の内周面（４ａ）の異
なる面に圧接されるように前記一方の押圧子（１４）と
反対側に配置された他方の基準ピン（１２）とを設け、
夫々の基準ピン（１１），（１２）の軸線の交点（Ｃ）
が前記内径部（４）の円の中心（Ｏ１））と一致するよ
うに構成され、前記取付け台（９）の固着された支持部
材（２５）に前記内径部（４）の半径方向に測定子（２
８）が配置され該測定子（２８）の先端（２８ａ）が前
記一方の押圧子（１４）の付近において前記内径部
（４）の内周面（４ａ）に当接する測定器（２７）を取
り付けられるようにし、前記一対の基準ピン（１１），
（１２）を前記固定装置（１０）によって前記内径部
（４）に圧接させて固定し該内径部（４）を構成する円
の中心（Ｏ１）を求め、前記支持部材（２５）に取り付
けられる前記測定器の前記測定子（２８）の先端（２８
ａ）の動きを該測定器で計り、前記内径部（４）の内径
を測定できるように構成したことを特徴とする内径測定
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58054886A JPH0638042B2 (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 内径測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58054886A JPH0638042B2 (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 内径測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59180302A JPS59180302A (ja) | 1984-10-13 |
| JPH0638042B2 true JPH0638042B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=12983067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58054886A Expired - Lifetime JPH0638042B2 (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 内径測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638042B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7257570B2 (ja) * | 2018-03-02 | 2023-04-13 | 株式会社東京精密 | 球面内径測定装置および測定方法 |
| JP7039331B2 (ja) * | 2018-03-02 | 2022-03-22 | 株式会社東京精密 | 球面内径測定装置および測定方法 |
-
1983
- 1983-03-30 JP JP58054886A patent/JPH0638042B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59180302A (ja) | 1984-10-13 |
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