JPH0835805A - 有頂筒状をなすワークにおける頂壁の厚さ検査方法 - Google Patents

有頂筒状をなすワークにおける頂壁の厚さ検査方法

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JPH0835805A
JPH0835805A JP16933594A JP16933594A JPH0835805A JP H0835805 A JPH0835805 A JP H0835805A JP 16933594 A JP16933594 A JP 16933594A JP 16933594 A JP16933594 A JP 16933594A JP H0835805 A JPH0835805 A JP H0835805A
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JP
Japan
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top wall
work
thickness
pointer
inspection jig
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Application number
JP16933594A
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English (en)
Inventor
Koyo Nasu
幸洋 奈須
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Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有頂筒状ワークにおける頂壁の厚さが、許容
寸法の範囲にあるか否かを、効率よく、しかも正確かつ
簡易に検査する。 【構成】 検査治具13の上面に、ワーク17における
頂壁19の厚さと等厚の標準板16を載置し、標準板1
6の上面に、ダイヤルゲージ2の測定子12を当接させ
たときに、指針10aが指示する基準の目盛と、ワーク
17を検査治具13に嵌合して、その頂面に測定子12
を当接させたときの指針10aの振れを比較することに
より、ワーク17における頂壁19の厚さが、許容寸法
の範囲内にあるか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有底筒状をなすワーク
における底壁の厚さの良否を簡易に検査する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、内燃機関の動弁機構に用いられ
る、円筒部と、その上端部を閉塞する頂壁とを備えるタ
ペットにおいて、頂壁の厚さが規定寸法に適合している
か否かの検査は、通常、マイクロメータを用いて行って
いる。
【0003】すなわち、タペットをVブロック上に真横
に支持した後、マイクロメータのつまみを回動してスピ
ンドルを突出させ、このスピンドルとフレーム側に設け
たアンビルとによりタペットの頂壁の一部を挟み、スリ
ーブ上の目盛りを読むことによって、頂壁の厚さが許容
寸法の範囲内にあるか否かを検査していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マイクロメー
タを用いた検査では、円筒部が比較的長寸であるため、
マイクロメータのスピンドルを検査の都度大きく進退さ
せる必要があり、またワーク毎に目盛を読み取らなけれ
ばならないので、多数のワークを検査する場合には、そ
の作業が煩わしく、かつ検査に時間がかかり過ぎ、作業
効率が悪い。
【0005】また、スピンドルの先端を頂壁の奥面に直
角に当接させるのが難しいため、測定誤差を生じ易い。
【0006】本発明は、上記問題点を解消すべくなされ
たもので、ワークの頂壁の厚さが、許容寸法の範囲内に
あるか否かを、効率よく、しかも、正確かつ簡易に検査
しうる検査方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は次のようにして解決される。有頂筒状をなすワーク
の筒部が嵌合しうる外径と長さを有する上面平滑な検査
治具を水平に保持し、その上面に、ワークにおける頂壁
と等厚をなす標準板を水平に載置したのち、この標準板
の上面に、ダイヤルゲージにおける測定子の先端を垂直
に当接させて、指針を基準となる目盛に合わせ、そのの
ち、標準板を取除いて、ワークを検査治具に上方より外
嵌するとともに、ダイヤルゲージの測定子をワークの頂
壁に当接させて、その指針の振れを読み取る。
【0008】
【作用】検査治具の上面に載置した標準板の厚さは、ワ
ークにおける頂壁の厚さと等しいため、標準板の上面に
ダイヤルゲージの測定子を当接させたときに指針が指示
する基準の目盛と、ワークを検査治具に嵌合して、その
頂壁に測定子を当接させたときの指針の振れとを比較す
れば、ワークの頂壁の厚さが許容寸法の範囲内にあるか
否かを容易に判定しうる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を、図1〜図2を参照
して説明する。
【0010】図1において(1)は、本発明の検査方法に
用いられる測定装置であって、公知のダイヤルゲージ
(2)と、このダイヤルゲージ(2)を支持する支持装置
(3)とにより構成されている。
【0011】支持装置(3)は、水平な基台(4)上に設け
られた支持スタンド(5)における垂直な支柱(6)に、ほ
ぼ水平な支持腕(7)の基部を、上下方向に摺動自在に嵌
合するとともに、固定ねじ(8)により、所望の高さで支
柱(6)に固定しうるようにし、かつ支持腕(7)の先端部
に設けた平面視C字状の把持部(9)に、表示部(10)より
下方に延出する筒部(11)の先端より測定子(12)が出没す
るようにしたダイヤルゲージ(2)における筒部(11)を嵌
合して、固定ねじ(8)により固定したものである。
【0012】ダイヤルゲージ(2)は、測定子(12)の上下
の進退量に対応して、表示部(10)における指針(10a)(10
b)が回動するようにした周知のもので、筒部(11)と測定
子(12)とが基台(4)の上面に垂直をなすようにして、支
持スタンド(5)により支持されている。
【0013】(13)は、基台(4)上に載置された円柱状を
なす検査治具で、その下端部は拡径した円形板(14)とな
っている。
【0014】検査治具(13)の上端面には、内燃機関にお
ける直動型の動弁機構に用いられる有頂筒状をなすタペ
ット(17)の頂壁(19)の下面の厚肉部(20)を囲繞しうる内
径と、厚肉部(20)よりやや長寸の高さを有する環状片(1
5)が、検査治具(13)と同心的に、上向きに突設されてい
る。
【0015】検査治具(13)における環状片(15)の上端に
は、円板状をなすととともに、その軸線方向の厚さ(L1)
を、後記するタペット(11)の頂壁(19)の厚さ(L2)と等し
くした標準板(16)が載置されている。
【0016】図2において、タペット(17)は、円筒部(1
8)と頂壁(19)とからなり、エンジンバルブ(図示せず)の
軸端が当接する頂壁(19)の下面中央部には、環状の厚肉
部(20)が下向きに突設され、この厚肉部(20)内の中央に
形成された下方に開口する凹孔(21)内に、硬質金属製の
チップ(図示せず)が嵌着されるようになっている。
【0017】頂壁(19)の上面に形成された円皿状の凹所
(22)には、回転カム(図示せず)が接触する硬質金属製の
弁隙間調整用のシムを嵌挿しうるようになっている。
【0018】次に、上記測定装置(1)及び検査治具(3)
を用いて行なう検査要領につき説明する。まず、図1に
示すように、基台(4)上に検査治具(13)を水平に載置
し、その環状片(05)上に標準板(16)を載置する。
【0019】次に、ダイヤルゲージ(2)における測定子
(12)を、標準板(16)の上面に垂直に当接させ、表示部(1
0)の指針(10a)を、基準となる目盛、例えば零目盛に調
整する。
【0020】この後、標準板(16)を取り除き、図2に示
すように、測定しようとするタペット(17)を、検査治具
(13)に上方より外嵌し、環状片(15)の上端を頂壁(19)の
下面に当接させる。
【0021】この状態で、ダイヤルゲージ(2)の測定子
(12)を頂壁(19)の上面に垂直に当接させ、指針(10a)の
振れを読み取る。
【0022】頂壁(19)の厚さ(L2)が許容寸法の範囲内、
すなわち標準板(16)と等寸であれば、指針(10a)は零目
盛を指す。
【0023】規定寸法よりも大であれば、測定子(12)は
上方へ押し上げられて、指針(10a)は右方向へ回動
し、図2における目盛(P)を指す。
【0024】規定寸法よりも小であれば、測定子(12)は
降下し、指針(10a)は左方向へ回動して目盛(P2)を指
す。
【0025】このように、標準板(16)を用いて予めダイ
ヤルゲージ(2)の指針(10a)を零目盛に調整しておけ
ば、ワークであるタペット(17)を順次交換するだけで、
タペット(17)における頂壁(19)の厚さが許容寸法の範囲
内にあるか否かを、容易に検査することができる。従っ
て、タペット(17)の個数が多い場合でも、検査時間が大
巾に短縮され、従来に比して作業効率が著しく向上す
る。
【0026】なお、ダイヤルゲージ(2)の測定子(12)
を、検査治具(13)における環状片(15)の上端に当接さ
せ、そのときの指針(10a)を零目盛に調整したのち、図
2と同様に、測定子(12)を頂壁(19)の上面に当接させて
指針(10a)(10b)の振れを読み取れば、頂壁(19)の厚さそ
のものを測定することができる。
【0027】また、図2の状態で、検査治具(13)を、基
台(4)上において多方向に摺動させれば、頂壁(19)の平
面度も検査しうる。
【0028】本発明による検査方法は、上記タペット(1
7)の外、他の有底筒状をなすワークにも適用することが
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、検査治具の上部に載置
した標準板の上面に、ダイヤルゲージの測定子を当接さ
せて、その指針を基準の目盛に合わせておけば、その後
ワークを、順次検査治具に嵌合させ、ワークの頂面に測
定子を当接させるだけで、頂壁の厚さが許容寸法の範囲
内にあるか否かを容易に検査することができる。
【0030】したがって、従来のような測定具による測
定に比べて、ワーク1個あたりの測定時間が短縮される
ので、検査効率が大巾に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における検査治具と標準板とによる指針
の基準合わせの要領を示す一部切欠正面図である。
【図2】同じくワークの検査要領を示す一部切欠正面図
である。
【符号の説明】
(1)測定装置 (2)ダイヤルゲージ (3)支持装置 (4)基台 (5)支持スタンド (6)支柱 (7)支持腕 (8)固定ねじ (9)把持部 (10)表示部 (10a)(10b)指針 (11)筒部 (12)測定子 (13)検査治具 (14)円形板 (15)環状片 (16)標準板 (17)タペット(ワーク) (18)円筒部 (19)頂壁 (20)厚肉部 (21)凹孔 (22)凹所

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有頂筒状をなすワークの筒部が嵌合しう
    る外径と長さを有する上面平滑な検査治具を水平に保持
    し、その上面に、ワークにおける頂壁と等厚をなす標準
    板を水平に載置したのち、この標準板の上面に、ダイヤ
    ルゲージにおける測定子の先端を垂直に当接させて、指
    針を基準となる目盛に合わせ、そののち、標準板を取除
    いて、ワークを検査治具に上方より外嵌するとともに、
    ダイヤルゲージの測定子をワークの頂壁に当接させて、
    その指針の振れを読み取ることを特徴とする有頂筒状を
    なすワークにおける頂壁の厚さ検査方法。
JP16933594A 1994-07-21 1994-07-21 有頂筒状をなすワークにおける頂壁の厚さ検査方法 Pending JPH0835805A (ja)

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