JPH0637981B2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH0637981B2
JPH0637981B2 JP62147506A JP14750687A JPH0637981B2 JP H0637981 B2 JPH0637981 B2 JP H0637981B2 JP 62147506 A JP62147506 A JP 62147506A JP 14750687 A JP14750687 A JP 14750687A JP H0637981 B2 JPH0637981 B2 JP H0637981B2
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oven
microwave oven
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resistance
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はオーブン,ドア等に鋼板を用いて塗装仕上げを
行なう電子レンジに関するものである。
<従来の技術> 従来の電子レンジ,例えば単機能電子レンジは第2図乃
至第4図に示すようにドア組品1,外箱2,オーブン組
品3よりなり、該オーブン組品3は特に第3図及び第4
図に示すようにオーブン4は天板6、胴板7、背板8及
びドア組品1のドア体10と接する前面板11で構成さ
れている。
尚、上記胴板7は、左側板、右側板及び床板が一体に成
形されたもの、または、各々の板を成形してから最終工
程で接合加工しているものがある。
上記で説明した単機能電子レンジのオーブン組品3は、
素材に鋼板,亜鉛メッキ鋼板,アルミニウムメッキ鋼板
等の低価格材料が用いられており、そしてこの素材のま
までは耐水,耐食品,耐熱性等の電子レンジとしての性
能を満足せず、デザイン面での色彩にも欠けるので、上
記天板6、胴板7及び背板8の外壁面5と内壁面9並び
に上記前面板11の両面には、塗装が施されている。
この塗装は有機物系の高分子材料である溶剤型のアクリ
ル樹脂系,エポキシ樹脂系塗料域いはエポキシ樹脂系の
粉体型塗料が用いられている。
そしてこの塗装膜は特に電子レンジのオーブンに必要な
塗膜性能として、耐食品汚染性(ソース,ショーユ,バ
ター,トマトケチャップ,酢,からし,サラダオイル等
による汚染)、耐食品こげつき性、耐熱性、耐水性、耐
腐食性、耐スパーク性、難燃性等特別な規格に合格する
塗膜として厳重にチェックされ選定された特殊な配合成
分の塗料からできている。
そして従来の溶剤型塗料を用いて電子レンジのオーブン
組品を仕上げる場合は、まず、脱脂,水洗,リン酸塩皮
膜処理・水洗・乾燥を行なって塗装の前処理を行ない、
次に溶剤型塗料例えばアクリル−メラミン樹脂の白色系
塗料を用いて仕上げるのがデザイン面から一般的なので
これについて説明すると、まず下塗として素地との密着
性と耐食性を良くするために、エポキシ樹脂を数%添加
した指定色にした白色顔料入りのアクリル−メラミン樹
脂の溶剤型下塗塗料を吹付け塗装できる濃度に粘度調整
し、第3図及び第4図のオーブン4天板6、胴板7及び
背板8の外壁面5と内壁面9並びに前面板11の両面
に、均一に吹き付けて仕上げ、次に硬化焼付けするため
に120乃至200℃の焼付け乾燥炉を通して20乃至
30ミクロンの成膜を行ない、次に上塗塗料として下塗
と同様の吹付け方法で、オーブン組品3の天板6、胴板
7、背板8及び前面板11に耐汚染性と強硬な面を出す
ためにエポキシの添加を少くしたアクリル−メラミンの
指定色白色系塗料で均一に仕上げて焼付け硬化させて第
5図(a),(b),(c)に示すように約20ミクロンの成膜
をプラスさせ合計40乃至50ミクロンの膜厚に仕上げ
ている。
<発明が解決しようとする問題点> 上記のように構成してなる電子レンジであれば、白色系
の顔料を沢山入れて20乃至30ミクロンに仕上げると
耐衝撃性,耐屈曲性,密着性等の物理的な特性に欠陥を
生じて耐食品汚染に劣るようになり、従って塗膜性能を
確保するために白色系の溶剤型塗料ではアクリル系に限
らず他の樹脂塗料でも隱蔽膜厚が40ミクロン以上でな
いと素地をカバーすることができず、また粉体塗料の場
合は粉体塗料製造時の原料が分子量の大きいものを用い
ているために顔料濃度に制限があって沢山入れられず樹
脂分の多いものとなり、従って溶剤型塗料と比較してさ
らに隱蔽性が悪く60ミクロン以上でないと素地を隱蔽
することができず、そのために従来の技術の塗膜形成に
用いている溶剤型,粉体型のコーティングする塗料は膜
厚が40ミクロン乃至120ミクロンまでの範囲の厚み
に仕上がり、膜厚が40ミクロン以下に仕上げることが
できず、また溶剤型,粉体型の塗料塗膜の形成は仕上り
面に溶剤型の場合には第1図のAに示すような粉体型の
場合には第1図のBに示すような凹凸の波打ちを生じ、
従って電子レンジのドアとオーブンの開閉面で電波漏れ
が多くなり、その上膜厚の厚みが厚い分だけマイクロ波
損失が大きくなり、しかもオーブン内のパンチング穴部
の耐食性を十分に得ることができない欠点があった。
また、今までのエポキシ、ポリブタジェン樹脂の電着塗
料では、アニオン系、カチオン系にかかわらず、白色に
塗料を色調できても、塗装後焼付前の仕上りが素材のF
eイオンの吸着包含により褐色黄変化や黄色の斑点がで
きたり、焼付時の雰囲気ガス例えばNOxガスで褐色化
を招き、更に焼付時の適正温度幅が狭いためオーバーベ
イクによる黄変がでやすく、黒色の塗装しかできない欠
点があった。
本発明は上記のような欠点を除去したもので、その目的
とする処は、皮膜を20乃至30ミクロンの薄い皮膜と
するとともに平滑な面に仕上げ、電子レンジの塗膜に必
要な耐食品汚染,耐腐食性,耐熱性等の塗膜性能を確保
し、ドアとオーブンの開閉面での電波漏れを少なくし、
その上膜厚でのマイクロ波損失を少なくし、しかもオー
ブン内のパンチング穴部の耐食性を十分に得ることがで
き、更に白色系色調の塗装を確実に行なうことができる
電子レンジを提供することにある。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するためこの発明は、オーブン、ドア等
に鋼板を使用し、前記鋼板に塗装仕上げを行う電子レン
ジにおいて、上記塗装にアクリル系樹脂を主成分とする
白色系色調の電着塗料を使用し、ワンコートで20乃至
30ミクロンのと厚みに仕上げてなることを特徴とす
る。
<作用> 電子レンジのオーブン,ドア等をアクリル系樹脂を主成
分とする白色系色調の電着塗料を用いてワンコートの2
0乃至30ミクロンの厚みに仕上げることにより、ドア
とオーブンの開閉面での電波漏れをなくし、その上膜厚
でのマイクロ波損失を少なくし、オーブン内のパチング
穴部の耐食性を十分に得るものである。
<実施例> 以下本発明の電子レンジの一実施例を説明する。
本発明の電子レンジはオーブン,ドア等をアクリル系樹
脂を主成分とする白色系色調の電着塗料、例えば株式会
社シミズの商品名゛アニオン電着アクリル樹脂塗料エレ
コード〃および日本ペイント株式会社の゛カチオン電着
アクリル樹脂のアクリルカチオンED〃白色塗料を用い
てワンコートの20乃至30ミクロンの厚みに仕上げて
なるものである。
上記の場合、下地処理皮膜はリン酸亜鉛皮膜の緻密結晶
を用い、皮膜量1.5乃至2.5g/m2が最適な耐食性を示
す。さらに本塗料を用いて仕上げた電子レンジのオーブ
ンの内壁の吸排気孔の無数にあいたパンチング穴部はワ
ンコート仕上げの20乃至30ミクロンの厚みにもかか
わらず、JIS塩水噴霧試験連続240時間でも素地鋼
板,亜鉛メッキ鋼板、アルミニウムメッキ鋼板の赤さび
を生じることがないが、従来のアクリル系樹脂を主成分
とする塗料を使用してもでも粉体型塗装や溶剤型塗装の
20乃至30ミクロン仕上げでは72時間乃至100時
間で素地赤さびを生じて電子レンジには採用することが
できない。
上記のようにアクリル系の電着塗料が白色でも電子レン
ジ単機能型オーブン内壁の仕上表面色調,食品汚染,耐
熱性,耐食性を満足させることができる。
上記のような本発明の電子レンジの塗装仕上り面は第1
図のCに示すようになる。
尚、上記実施例においては単機能型の電子レンジに実施
した場合について説明したが、多機能型の電子レンジに
も実施することができ、本発明は特に上記実施例に限定
されるものではない。
<発明の効果> 本発明の電子レンジは上記のような構成であるから、電
子レンジの塗膜に必要な耐食品汚染,耐腐食性,耐熱
性,耐摩耗性,デザイン色調を確実に確保することがで
き、またドアとオーブンの開閉面での電波漏れを少なく
し、すべりをよくし、その上膜厚でのマイクロ波損失を
少なくし、しかもオーブン内のパンチング穴部の耐食性
を十分に得ることができ、更に白色系色調の塗装を確実
に行なうことができ、そして大幅なコスト低減と工程不
良率の低減を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明と従来の電子レンジの塗装仕上り面の概
略表面粗さ模式図、第2図は従来の単機能電子レンジの
ドアを開いた斜視図、第3図は第2図のオーブンの斜視
図、第4図は第2図のオーブンの内壁の要部斜視図、第
5図(a),(b),(c)は従来の塗装の要部断面構成図であ
る。 図面中、4はオーブン、10はドア体を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーブン、ドア等に鋼板を使用し、前記鋼
    板に塗装仕上げを行う電子レンジにおいて、 上記塗装にアクリル系樹脂を主成分とする白色系色調の
    電着塗料を使用し、ワンコートで20乃至30ミクロン
    のと厚みに仕上げてなることを特徴とする電子レンジ。
JP62147506A 1987-06-12 1987-06-12 電子レンジ Expired - Fee Related JPH0637981B2 (ja)

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JP62147506A JPH0637981B2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12 電子レンジ

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JPS63311027A JPS63311027A (ja) 1988-12-19
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