JPH063781A - ピラゾロトリアゾールカプラー含有写真材料及び方法 - Google Patents

ピラゾロトリアゾールカプラー含有写真材料及び方法

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JPH063781A
JPH063781A JP5038198A JP3819893A JPH063781A JP H063781 A JPH063781 A JP H063781A JP 5038198 A JP5038198 A JP 5038198A JP 3819893 A JP3819893 A JP 3819893A JP H063781 A JPH063781 A JP H063781A
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group
coupler
formula
hydrogen
substituent
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JP5038198A
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Sundaram Krishnamurthy
クリシュナムルシィ サンダラム
Ping-Wah Tang
タン ピン−ワー
Stanley W Cowan
レイ コワン スタンレイ
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Eastman Kodak Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/36Couplers containing compounds with active methylene groups
    • G03C7/38Couplers containing compounds with active methylene groups in rings
    • G03C7/381Heterocyclic compounds
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    • G03C7/3825Heterocyclic compounds with two heterocyclic rings the nuclei containing only nitrogen as hetero atoms
    • G03C7/3835Heterocyclic compounds with two heterocyclic rings the nuclei containing only nitrogen as hetero atoms four nitrogen atoms

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、新規なピラゾロトリアゾール色素
形成性カプラー並びにかかるカプラーを用いるハロゲン
化銀写真材料及び色素画像形成方法に関し、写真スピー
ド、コントラスト及び濃度が改良された写真要素を提供
することを目的とする。 【構成】 本発明の写真要素は、少くとも一層のハロゲ
ン化銀写真乳剤層及び色素形成性ピラゾロトリアゾール
基材カプラーを担持する支持体を含んでなる写真要素で
あって、前記色素形成性カプラーが式(I): 【化1】 前記式中、n,R2 ,B,L′、及びR3 は特定の数又
は基である、のバラスト基を含有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なピラゾロトリア
ゾール色素形成性カプラー並びにかかるカプラーを用い
るハロゲン化銀写真材料及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発色画像は、通常、写真技術分野におい
て、ハロゲン化銀現像主薬の酸化生成物と色素形成性カ
プラー間の反応により得られる。ピラゾロンカプラーは
マゼンタ色素を形成するのに有用である;しかしなが
ら、ピラゾロアゾールカプラー、特にピラゾロトリアゾ
ールカプラーは、この目的用の別の一群のカプラーとな
る。ピラゾロトリアゾールカプラーの例は、例えば、米
国特許第4,443,536号;米国特許第1,24
7,493号;第1,252,418号;及び第1,3
98,979号;及び米国特許第4,665,015
号;第4,514,490号;第4,540,654
号;第4,590,153号;第4,822,730
号;及びヨーロッパ特許第177765号に記載されて
いる。ある一群のピラゾロトリアゾールカプラーとして
は1H−ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリア
ゾールカプラー、例えば、ヨーロッパ特許第17776
5号に記載されているものが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるマゼンタ色素形
成性カプラーはハロゲン化銀写真材料及び方法に有用で
あるが、かかるカプラーの多くは十分な反応性を有さ
ず、したがってコントラスト、スピード及び最高濃度が
不十分である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、高いカプラー
反応性を示す新規なピラゾロトリアゾールカプラーを提
供する。これらのカプラーは、式(I):
【化4】 前記式中、nは0,1又は2であり;R2 は水素又は置
換基を表し;Bは水素又は置換基を表し;L′はO,
S,Se,Te,Si(R5 2 ,NR5 ,PR5 ,P
(O)(R52 及びNR5 SO2 (式中、R5 は水素、
アルキル又はアリールを表す)からなる群より選ばれ;
そしてR3 は置換基を表す、により表されるバラスト基
を含有する。
【0005】さらに、式(I)のバラストを含有するピ
ラゾロトリアゾールカプラーは、カラー写真材料及び方
法に用いた場合、最高マゼンタ画像色素濃度
(Dmax )、コントラスト及び現像スピードが改良され
た色素を形成することができることが判明している。
【0006】本発明の実施態様は、少くとも1層のハロ
ゲン化銀写真乳剤層及び色素形成性ピラゾロトリアゾー
ルカプラーを担持する支持体を含んでなる写真要素であ
って、前記の色素形成性カプラーが式(I)のバラスト
を含有するものである写真要素である。
【0007】実施態様 好ましい実施態様において、カプラーは式(Ia):
【化5】 前記式中、n,R2 及びBは先に定義したとおりであ
り;そしてRa 及びRb は独立して水素又は置換基であ
る、により表されるバラスト基を含有する。
【0008】前記の典型的なカプラーは、式(II):
【化6】 により表され、そして式(Ia)のバラスト基を含有す
る好ましいカプラーは式(IIa):
【化7】 前記式中、n,R2 ,R3 ,B,L′,Ra 及びRb
先に定義したとおりであり;R1 はH又は置換基を表
し;Xは水素又は写真技術分野において知られているカ
プリング離脱基であり;Lは−NH−バラスト基をピラ
ゾロアゾール環に連結する二価の結合基であり;そして
a ,Zb 及びZc は、独立して置換もしくは非置換の
メチン基、=N−,=C−又は−NH−であり、Za
b 結合又はZb −Zc 結合のいずれか一方は二重結合
であり、他方は単一結合であり、Zb −Zc 結合が炭素
−炭素二重結合である場合は芳香族環の一部を形成して
もよく、Za ,Zb 及びZc の少くとも1つは基Lに連
結したメチン基を表すことを条件とする、により表され
る。
【0009】好ましいカプラーは、1H−ピラゾロ
〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリアゾール基を含有
し、式(III)及び(IIIa):
【化8】 前記式中、n,R1 ,R2 ,R3 ,B,L′,Ra ,R
b ,X及びLは先に定義したとおりである、により表さ
れる。
【0010】前記の有用カプラーの具体例は以下のとお
りである:
【化9】
【0011】
【化10】
【0012】
【化11】
【0013】
【化12】
【0014】
【化13】
【0015】
【化14】
【0016】前記式中、nは0,1又は2を表す。好ま
しい実施態様において、nは1又は2である。
【0017】R1 は水素、又は酸化された発色現像主薬
とカプラーが反応した際形成される色素の溶解性、拡散
抵抗性又は色素色相もしくは色素安定性を典型的に促進
する当該技術分野において知られた置換基である。
【0018】R1 の置換基の例としては、直鎖又は分枝
のそして置換されていてもよいアルキル基、例えば、メ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、t−ブチ
ル、トリフルオロメチル、トリデシル又は3−(2,4
−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピル;置換されてい
てもよいアルコキシ基、例えば、メトキシ又はエトキ
シ;置換されていてもよいアルキルチオ基、例えば、メ
チルチオ又はオクチルチオ;各々置換されていてもよい
アリール基、アリールオキシ基もしくはアリールチオ
基、例えば、フェニル、4−t−ブチルフェニル、2,
4,6−トリメチルフェニル、フェノキシ、2−メチル
フェノキシ、フェニルチオ又は2−ブトキシ−5−t−
オクチルフェニルチオ;各々置換されていてもよく、炭
素原子並びに酸素、窒素及び硫黄からなる群より選ばれ
る少くとも1個のヘテロ原子から構成される3〜7員の
複素環式環を含む複素環式基、複素環式オキシ基又は複
素環式チオ基、例えば2−フリル、2−チエニル、2−
ベンゾイミダゾリルオキシ又は2−ベンゾチアゾリル;
シアノ;置換されていてもよいアシルオキシ基、例え
ば、アセトキシ又はヘキサデカノイルオキシ;置換され
ていてもよいカルバモイルオキシ基、例えば、N−フェ
ニルカルバモイルオキシ又はN−エチルカルバモイルオ
キシ;置換されていてもよいシリルオキシ基、例えば、
トリメチルシリルオキシ;置換されていてもよいスルホ
ニルオキシ基、例えば、ドデシルスルホニルオキシ基;
置換されていてもよいアシルアミノ基、例えば、アセト
アミド又はベンゾアミド;置換されていてもよいアニリ
ノ基、例えば、フェニルアニリノ又は2−クロロアニリ
ノ;置換されていてもよいウレイド基、例えば、フェニ
ルウレイド又はメチルウレイド;置換されていてもよい
イミド基、例えば、N−スクシンイミド又は3−ベンジ
ルヒダントイニル;置換されていてもよいスルファモイ
ルアミノ基、例えば、N,N−ジプロピル−スルファモ
イルアミノ又はN−メチル−N−デシルスルファモイル
アミノが挙げられる。
【0019】R1 の置換基のさらなる例としては、置換
されていてもよいカルバモイルアミノ基、例えば、N−
ブチルカルバモイルアミノ又はN,N−ジメチルカルバ
モイルアミノ;置換されていてもよいアルコキシカルボ
ニルアミノ基、例えば、メトキシカルボニルアミノ又は
テトラデシルオキシカルボニルアミノ;置換されていて
もよいアリールオキシカルボニルアミノ基、例えば、フ
ェノキシカルボニルアミノ又は2,4−ジ−t−ブチル
フェノキシカルボニルアミノ;置換されていてもよいス
ルホンアミド基、例えば、メタンスルホンアミド又はヘ
キサデカンスルホンアミド;置換されていてもよいカル
バモイル基、例えば、N−エチルカルバモイル又はN,
N−ジブチルカルバモイル;置換されていてもよいアシ
ル基、例えば、アセチル又は(2,4−ジ−t−アミル
フェノキシ)アセチル;置換されていてもよいスルファ
モイル基、例えば、N−エチルスルファモイル又はN,
N−ジプロピルスルファモイル;置換されていてもよい
スルホニル基、例えば、メタンスルホニル又はオクタン
スルホニル;置換されていてもよいスルフィニル基、例
えば、オクタンスルフィニル又はドデシルスルフィニ
ル;置換されていてもよいアルコキシカルボニル基、例
えば、メトキシカルボニル基又はブチルオキシカルボニ
ル基;置換されていてもよいアリールオキシカルボニル
基、例えば、フェニルオキシカルボニル又は3−ペンタ
デシルオキシカルボニル;置換されていてもよいアルケ
ニル基炭素原子;置換されていてもよいカルボキシル
基;置換されていてもよいスルホ基;ヒドロキシル;置
換されていてもよいアミノ基;又は置換されていてもよ
いカルボンアミド基が挙げられる。
【0020】前記の置換されたR1 基の置換基として
は、ハロゲン、アルキル基、アリール基、アリールオキ
シ基、複素環式基もしくは複素環式オキシ基、シアノ、
アルコキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ
基、シリルオキシ基、スルホニルオキシ基、アシルアミ
ノ基、アニリノ基、ウレイド基、イミド基、スルホニル
アミノ基、カルバモイルアミノ基、アルキルチオ基、ア
リールチオ基、複素環式チオ基、アルコキシカルボニル
アミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルホ
ンアミド基、カルバモイル基、アシル基、スルファモイ
ル基、スルホニル基、スルフィニル基、アルコキシカル
ボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルケニル
基、カルボキシル基、スルホ基、ヒドロキシル、アミノ
基又はカルボンアミド基が挙げられる。
【0021】一般に、アルキル基を含む前記基及びその
置換基は炭素原子数1〜16個のアルキル基を含んでよ
い。アリール基を含む前記基及びその置換基は炭素原子
数6〜8個のアリール基を含んでよく、アルケニル基を
含む前記基及びその置換基は炭素原子数2〜6個のアル
ケニル基を含んでよい。
【0022】好ましくは、R1 は水素、アルキル基、ア
リール基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、スル
ホン基、チオ基、スルホキシド基、ウレイド基又は多環
式基を表わす。
【0023】ピラゾロトリアゾールは、式(II)及び
(III)においてXにより表されるカプリング位に水素又
は脱離基としても知られるカプリング離脱基を含む。
【0024】カプリング離脱基は当業者に知られてい
る。かかる基は、カプラーの当量を決定することがで
き、カプラーの反応性を修正することができ、又はカプ
ラーの離脱後、現像抑制、現像促進、漂白抑制、漂白促
進、色補正等の機能を達成することにより、カプラーが
被覆されている層又は要素中の他の層に有利な影響を与
えることができる。離脱基の代表的なものとしては、ハ
ロゲン、特に塩素、臭素又はフッ素、アルコキシ、アリ
ールオキシ、複素環式オキシ、複素環式、例えば、ヒダ
ントイン及びピラゾロ基、スルホニルオキシ基、アシル
オキシ基、カルボンアミド基、イミド基、アシル、複素
環式イミド、チオシアノ、アルキルチオ、アリールチ
オ、複素環式チオ、スルホンアミド、ホスホニルオキシ
及びアリールアゾが挙げられる。これらは、例えば、米
国特許第2,355,169号、第3,227,551
号;第3,432,521号;第3,476,563
号、第3,617,291号;第3,880,661
号;第4,052,212号及び第4,134,766
号;並びに英国特許公開出願番号第1,466,728
号;第1,531,927号;第1,533,039
号;第2,006,755号及び第2,017,704
号に記載されている(これらの開示は引用することによ
り本明細書に包含する)。
【0025】カプリング離脱基の具体例は、
【化15】
【0026】
【化16】 である。
【0027】好ましくは、XはH又はハロゲンであり、
さらに好ましくはH又はClである。
【0028】同一でも異っていてもよいR2 ,Ra ,R
b 及びBは各々水素又は置換基を表す。さらに詳細に
は、R2 ,Ra ,Rb 及びBは各々水素、ハロゲン又は
直鎖もしくは分枝のアルキルもしくはアルケニルもしく
はアルキニル基を含む脂肪族残基、複素環、アラルキル
基、シクロアルキル基又はシクロアルケニル基を表す。
脂肪族残基は、酸素原子、窒素原子、硫黄原子を介して
結合した置換基、又はカルボニル基、ヒドロキシ基、ア
ミノ基、ニトロ基、カルボキシ基、アミノ基、シアノ又
はハロゲンで置換されていてもよい。
【0029】R3 は、R2 について定義したような置換
基を表す。
【0030】L基は−NH−バラスト基をピラゾロトリ
アゾール核に結合する。適切なL基としては以下のもの
が挙げられる:
【化17】 前記式中、pは1〜6の整数であり;mは0,1又は2
であり;R及びR′は同一であっても異っていてもよ
く、各々水素原子又は置換基を表し、そしてArは置換
もしくは非置換のフェニレン基、例えば、1,4−フェ
ニレン基、1,3−フェニレン基等を表す。代表的Ar
基としては以下のものが挙げられる。
【0031】
【化18】
【0032】好ましくは、R及びR′は独立して水素又
は低級アルキルである。
【0033】好ましい結合基Lとしては、アルキレン、
アルキルフェニレン及びアルコキシフェニレンが挙げら
れる。他の結合基Lは当業者には明らかであろう。
【0034】一般に、バラスト基は、カプラー分子を、
写真要素中のカプラーが被覆されている層から実質的に
非拡散性にするのに十分なかさだか性をカプラーに付与
するようなサイズ及び配置の有機ラジカルである。した
がって、式(I)からの基R 2 ,B,L′及びR3 基の
組合せ、並びに式(Ia)からのR2 ,B,Ra 及びR
b 基の組合せ、並びに結合基Lは、当業者により決定で
きるのでこの基準に合うように選ばれる。
【0035】前記のピラゾロトリアゾールカプラーは、
ピラゾロトリアゾールカプラーが写真技術分野において
用いられてきたと同様の方法及び目的で用いることがで
きる。
【0036】前記のピラゾロトリアゾールカプラーは、
ピラゾロトリアゾールカプラーが写真技術分野において
用いられてきた方法及び目的で用いることができる。
【0037】前記のピラゾロトリアゾールカプラーは従
来技術、例えば、米国特許第4,540,654号に記
載されている一般的合成方法により製造する。
【0038】好ましい合成スキームは以下のとおりであ
る。式(I)のバラスト基を含む式(II)のカプラー
は、下記(Ia)のバラスト基を含む式(IIa)のカプラ
ーについて示したスキームを行うことにより製造するこ
とができる。
【0039】
【化19】
【0040】
【化20】
【0041】合成例−カプラーM−3 前記カプラーの合成例は以下のようである:
【化21】
【0042】本発明のカプラーは、カプラーM−3につ
いて示したような一般的スキームIを行うことにより製
造することができる。
【0043】バラスト酸クロライド(6)の製造 (a) (6)のバラスト酸:2個の目盛付添加ロート
を備えた電磁撹拌2L3ッ口フラスコを加熱乾燥し次い
でアルゴン流で冷却したものに、蒸留したばかりのジイ
ソプロピルアミン(40.9g、404mmol)及び分子
ふるいで乾燥したテトラヒドロフラン(185mL)を添
加した。この溶液をn−ブチルリチウム(n−ヘキサン
中2.5M、161mL、404mmol)を用いて−20℃
(氷−アセトン浴)で処理し、45分間かけて滴加し
た。得られた混合物を0℃で平衡化した。0℃で45分
後、溶液を−78℃まで冷却し、THF(185mL)に
溶解したバラスト酸(MW390.61、71.7g、
184mmol)の溶液を添加した。−78℃で30分後、
混合物を0℃でさらに30分間撹拌した。混合物を再び
−78℃まで冷却し、THF(100mL)中のp−トル
エンスルホニルオライド(67.2g、386mmol)の
溶液を添加した。十分に撹拌した混合物を一晩室温まで
温めた。反応が完了した(TLC,CH2 Cl2 ;Me
OH,9:1)。冷水(約2L)に注ぎ入れることによ
り反応を停止し、次いで酸性化してpHを1とした。混
合物をエチルエーテルで抽出し、合せた有機抽出物を水
及び塩水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、次いで真空
濃縮した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィで精
製して、所望のバラスト酸41gを黄色オイルとして得
た。
【0044】(b)バラスト酸クロライド(6):ジク
ロロメタン中の十分に撹拌したバラスト酸(7.25
g、13.3mmol)溶液(0℃に保持)に、オキザリル
クロライド(1.97g、14mmol)を滴加し、続いて
触媒としてのDMF4滴を添加した。反応混合物を十分
に撹拌し次いで室温と平衡化した。1時間で反応が完了
した(メタノール分解後のTLC)。溶剤を除去し、残
渣を繰り返し(3回)ジクロロメタン25mLで処理し、
続いて真空除去してバラスト酸クロライド()を金色
オイルとして得た。
【0045】本発明カプラー(M−3)の製造 乾燥THF30mL中のカプラーアミン()3.40g
(9.77mmol)及びN,N−ジメチルアニリン1.7
8g(14.7mmol)の撹拌混合物を0℃まで冷却し、
続いてTHF20mLに溶解したバラスト酸クロライド
)6.79g(11.73mmol)を滴加した。添加
後、冷浴を取り除き、混合物を18時間20℃で撹拌し
た。この混合物を濃塩酸2mLを含有する氷−水混合物に
注ぎ入れた。有機性生成物をエーテル250mLで3回抽
出した。合せた有機性抽出物を水洗し次いで無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。混合物をろ過し、ろ液を真空濃
縮して褐色オイル7.06g(83%)を得た。粗生成
物をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィ(EtO
Ac/リグロィン1:2)により精製して固体物質(カ
プラーM−3)3.70g(43%)を得た。HPL
C:97%。分析データはすべて所定構造と一致した。
【0046】別の合成方法も、本出願と同時係属の以下
の出願明細書に開示されている(その開示は引用するこ
とにより包含する):P.Tang及びT.Munga
l,“Process for Preparatio
n of 1H−Pyrazolo〔1,5−b〕
〔1,2,4〕Triazole Couplers
and Intermediate Compound
s Employed in the Proces
s”(平成5年2月23日出願の特願平第5−3335
2号);P.Tang及びT.Mungel,“Pro
cess for Preparation of 1
H−Pyrazolo〔1,5−b〕〔1,2,4〕T
riazole Compounds by Cycl
izationof N−(4−Substitute
d−Pyrazolyl)Amidoxim”(平成5
年2月23日出願の特願平第5−33389号);P.
Tang及びT.Mungal,“Process o
f Preparing N−(4−Chloropy
razolyl)Amidoxime”(平成5年2月
23日出願の特願平第5−33381号);及びP.T
ang,“Methodof Preparing 5
−Amino−3−Substituted−Pyra
zole”(平成5年2月26日出願の特願平第5−3
6911号)。
【0047】本発明カプラーはハロゲン化銀乳剤中に包
含せしめることができ、これらの乳剤を支持体上に被覆
して写真要素を形成することができる。あるいは、カプ
ラーをハロゲン化銀乳剤と隣接する写真要素中に包含せ
しめることができ、そこでは現像中、カプラーが酸化発
色現像主薬のような現像生成物と反応可能な状態で組み
合わされる。
【0048】写真要素は、単一色要素または多色要素で
あることができる。多色要素では、マゼンタ色素形成性
カプラーは、通常緑感性乳剤と組み合わさっているが、
非増感乳剤又はスペクトルの他の領域に増感された乳剤
と組み合わさることもできる。多色要素は、3種の主要
領域のスペクトルの各々に感光する色素画像形成単位を
含む。各単位は、与えられた領域のスペクトルに感光す
る単一乳剤層または複数乳剤層からなることができる。
要素の各層(画像形成単位層を含む)は、写真技術分野
で知られるような種々の順序で配列することができる。
【0049】典型的な多色写真要素は、少なくとも一つ
のシアン色素形成性カプラーが組み合わさった赤感性ハ
ロゲン化銀乳剤層を少なくとも一つ含んでなるシアン色
素画像形成性単位、少なくとも一つのマゼンタ色素形成
性カプラーが組み合わさった緑感性ハロゲン化銀乳剤層
を少なくとも一つ含んでなるマゼンタ画像形成性単位お
よび少なくとも一つのイエロー色素形成性カプラーが組
み合わさった青感性ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも一
つ含んでなるイエロー色素形成性単位を、担持する支持
体を含んでなる。本発明の要素は、フィルター層、中間
層、オーバーコート層および下塗り層などの追加の層を
含んでよい。記載したようなブロックされた写真に有用
な化合物は、写真要素の1以上の層および/または1以
上の層と組み合わさって存在することができる。これら
の化合物は乳剤層および/または隣接層で存在すること
できる。
【0050】本発明要素で使用するのに適する材料につ
いての以下の検討は、Research Disclo
sure,1978年12月、Item 17643
(Kenneth Mason Publicatio
ns Ltd.発行、TheOld Harbourm
aster’s 8 North Street,Em
sworth,Hampshire PO10 7D
D,England、及びResearch Disc
losure,1989年12月、Item 3081
19(これらの開示は引用することにより本明細書中に
包含する)を引用して行うだろう。後者の刊行物は、以
下「Research Disclosure」と略記
する。
【0051】これらの要素で使用されるハロゲン化銀乳
剤は、臭化銀、塩化銀、ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化
銀、臭ヨウ化銀、塩臭ヨウ化銀またはこれらの混合物で
あることができる。これらの乳剤は、任意の慣用の形状
又はサイズのハロゲン化銀粒子を含むことができる。こ
れらの乳剤は粗ハロゲン化銀粒子、中位ハロゲン化銀粒
子または微小ハロゲン化銀粒子を含むことができる。高
い横縦比の平板状粒子乳剤が、特に意図されており、こ
れらは、例えば、Wilgusの米国特許第4,43
4,226号、Daubendiekらの同4,41
4,310号、Weyの同4,399,215号、So
lbergらの同4,433,048号、Mignot
の同4,386,156号、Evansらの同4,50
4,570号、Maskaskyの同4,400,46
3号、Weyらの同4,414,306号、Maska
skyの同4,435,501号および同4,643,
966号ならびにDaubendiekらの同4,67
2,027号および同4,693,964号明細書に記
載されている。また、特に意図されているものは、粒子
の周囲におけるよりも粒子のコアーにおいてより高いモ
ル比のヨウ化物を有する臭ヨウ化銀粒子であり、例えば
これらは、英国特許第1,027,146号、特開昭5
4−48,521号、米国特許第4,379,837
号、同4,444,877号、同4,665,012
号、同4,686,178号、同4,565,778
号、同4,728,602号、同4,668,614
号、同4,636,461号およびヨーロッパ特許第2
64,954号公報または明細書に記載されている。こ
れらのハロゲン化銀乳剤は、単分散または多分散のいず
れかとして沈殿されうる。乳剤の粒子サイズ分布は、ハ
ロゲン化銀粒子分離法または各種粒子サイズのハロゲン
化銀乳剤を配合することによって調整することができ
る。
【0052】銅、タリウム、鉛、ビスマス、カドミウム
および第VIII族貴金属化合物のような増感性化合物をハ
ロゲン化銀乳剤の沈殿期間中に存在させることができ
る。
【0053】乳剤は、表面感光性乳剤、すなわち、ハロ
ゲン化銀粒子の表面で主として潜像を形成する乳剤であ
るか、あるいは内部潜像形成性乳剤、すなわち、ハロゲ
ン化銀粒子の内部で主として潜像を形成する乳剤である
ことができる。これらの乳剤は、表面感光性乳剤もしく
はカブらせていない内部潜像形成性乳剤のようなネガテ
ィブ作動性乳剤であるか、あるいはカブらせていない内
部潜像形成性型の直接ポジティブ乳剤であって、これら
は均等光の露光または核生成剤の存在下で現像が行われ
た場合にポジティブに作動するものである。
【0054】これらの乳剤は表面増感可能である。個々
にまたは組み合わせて使用される貴金属(例、金)、中
間カルコゲン(例、イオウ、セレンまたはテルル)およ
び還元増感剤が特に意図されている。
【0055】典型的な化学増感剤は、前述したRese
arch Disclosure,Item 1764
3及び308119、第III 節に列挙されている。
【0056】これらのハロゲン化銀乳剤は、ポリメチン
色素類を含む各種のクラスに由来する色素を用いて分光
増感することができ、これらの色素としてはシアニン、
メロシアニン、複合シアニンおよびメロシアニン(すな
わち、3核型、4核型および多核型シアニンおよびメロ
シアニン)、オキソノール、ヘミオキソノール、スチリ
ル、メロスチリルならびにストレプトシアニンが挙げら
れる。具体的な分光増感色素は、前述のResearc
Disclosure,Item 17643、第
IV節に記載されている。
【0057】本発明要素の乳剤層およびその他の層につ
いて適するベヒクルは、Research Discl
osure, Item 17643及び308119、
第IX節およびそこで引用されている刊行物に記載されて
いる。
【0058】本明細書で記載したカプラーに加え、本発
明要素はResearch Disclosure,I
tem 17643及び308119、第VII 節、なら
びにそこで引用される文献に記載されるような追加のカ
プラーを含むことができる。これらの追加のカプラー
は、Research Disclosure、ならび
にそこで引用される文献に記載されるように組み入れる
ことができる。
【0059】本発明写真要素は、蛍光増白剤(Rese
arch Disclosure、Item 1764
3及び308119、第V節)、カブリ防止剤および安
定剤(Research Disclosure、It
em 17643及び308119、第VI節)、汚染防
止剤および画像色素安定剤(Research Dis
closure、Item 17643及び30811
9、第VII 節、パラグラフIおよびJ)、光吸収剤及び
散乱材料(Research Disclosure
Item 17643及び308119、第VIII節)、
硬膜剤(Research Disclosure、I
tem 17643及び308119、第X節)、塗布
助剤(Research Disclosure、It
em 17643及び308119、第XI節)、可塑剤
および滑剤(ResearchDisclosure
Item 17643及び308119、第XII 節)、
帯電防止剤(Research Disclosur
、Item 17643及び308119、第XIII
節)、マット剤(Research Disclosu
re、Item 17643及び308119、第XVI
節)、並びに現像改質剤(Research Disc
losure、Item 17643及び30811
9、第XXI 節)を含むことができる。
【0060】これらの写真要素はResearch
isclosure、Item 17643及び308
119、第XVII節およびそこで引用される文献に記載さ
れるような各種支持体上に塗布することができる。
【0061】これらの写真要素は、典型的には可視領域
のスペクトルの化学輻射線に露光でき、Researc
Disclosure、Item 17643及び
308119、第XVIII 節に記載されているような潜像
を形成し、次いで処理してResearch Disc
losure、Item 17643及び30811
9、第XIX 節に記載されているような可視色素画像を形
成することができる。可視色素画像を形成する工程に
は、要素を発色現像主薬と接触させ、現像可能なハロゲ
ン化銀を還元し、発色現像主薬を酸化する工程が含まれ
る。酸化された発色現像主薬は、カプラーと次々に反応
して色素を生じる。
【0062】好ましい発色現像主薬としては、p−フェ
ニレンジアミン類が挙げられる。特に好ましいものは、
4−アミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩
酸塩、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−
(メタンスルホンアミド)エチルアニリン硫酸塩水和
物、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒ
ドロキシエチルアニリン硫酸塩、4−アミノ−3−β−
(メタンスルホンアミド)エチル−N,N−ジエチルア
ニリン塩酸塩および4−アミノ−N−エチル−N−(2
−メトキシエチル)−m−トルイジン ジ−p−トルエ
ンスルホン酸塩が挙げられる。
【0063】ネガティブ作動性ハロゲン化銀乳剤は、こ
の処理工程によりネガ画像をもたらす。記載した要素
は、例えばBritish Journal of P
hotograph Annual,1982年、20
9〜211頁、1988年、191〜198頁、に記載
されているような既知のC−41発色処理法、又は既知
のEastman Kodak CompanyのRA
−4のような写真用カラー印画紙の処理用の既知処理法
で処理することができる。本発明要素は、場合により、
British Journal of Photog
raphy Annual of 1988、198〜
199頁に記載されている処理法のような、カラー印画
紙の処理のための既知処理法で処理される。ポジ(また
は反転)画像をうるには、この発色現像工程では、非カ
ラー現像主薬でまず現像処理して露光されたハロゲン銀
を現像(色素は生じない)し、次いでその要素を均一に
カブらせて未露光ハロゲン化銀を現像可能とすることが
できる。あるいはまた、直接陽画乳剤は、ポジ画像を得
るのに使用することができる。
【0064】現像は、引き続き、通常の漂白、定着また
は漂白定着工程が施されて銀又はハロゲン化銀が除去さ
れ、洗浄そして乾燥される。
【0065】以下の例により、本発明をさらに説明す
る。カプラー分散体は以下のようにして調製した:各成
分量を表Iに示す。1つの容器に、カプラー安定剤
(2,2′,3,3′−テトラヒドロ−3,3,3′,
3′−テトラメチル−5,5′,6,6′−テトラプロ
ポキシ−1,1′−スピロビ〔1H−インデン〕)、カ
プラー溶剤(トリトリルホスフェート)及びエチルアセ
テートを一緒に入れ、次いで温めて溶解した。第二の容
器に、ゼラチン、界面活性剤(Alkanol XC、
E.I.Dupont Co.,U.S.A.の商標)
及び水を一緒に入れ次いで約40℃まで温めた。前記の
二つの溶液を一緒に混合し次いでGaulinコロイド
ミルを3回通過させた。エチルアセテートを蒸発除去し
そして容量を水で再調整した。比較カプラーを以下に列
挙する。
【0066】
【表1】
【0067】
【化22】
【0068】写真要素は、樹脂被覆紙支持体上に、以下
の層を列挙した順にコーティングすることにより製造し
た。
【0069】第1層 ゼラチン 3.23g/m2
【0070】第2層 ゼラチン 1.61g/m2 カプラー分散体(第II表参照) 4.3×10-7モルカプラー/m2 緑色増感AgClゼラチン乳剤 0.17 mg Ag/m2
【0071】第3層 ゼラチン 1.33g/m2 2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)− 4,6−ビス(1,1−ジメチルプロピル)フェノール 0.73g/m2 Tinuvin 326(U.V.吸収剤、Ciba− Grigg Corp.,U.S.A.の商標) 0.13g/m2
【0072】第4層 ゼラチン 1.40g/m2 ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテル 0.14g/m2
【0073】これらの写真要素を緑色光に段階露光し、
次いで以下のように35℃で処理した: 現像 45秒 漂白−定着 45秒 洗浄(流水) 1分30秒
【0074】現像液及び漂白−定着液は以下の組成物の
ものである:現像液 : 水 700,00mL トリエタノールアミン 12.41g Blankophor REU(Mobay Corp.製) 2.30g リチウムポリスチレンスルホネート(30%) 0.30g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン(85%) 5.40g リチウムサルフェート 2.70g N{2−〔(4−アミノ−3−メチルフェニル) エチルアミノ〕エチル}−メタンスルホンアミド、 セスキサルフェート 5.00g 1−ヒドロキシエチル−1,1−ジホスホン酸(60%)0.81g 炭酸カリウム(無水) 21.16g 塩化カリウム 1.60g 臭化カリウム 7.00mg 水で1.00リットルにする。 26.7℃でpHを10.4±0.05に調整する。
【0075】漂白−定着 水 700,00mL チオ硫酸アンモニウム溶液(56.4%)+ 亜硫酸アンモニウム(4%) 127.40g 酢酸(氷酢酸) 10.20g アンモニウム第二鉄エチレンジアミン テトラアセテート溶液(44%)+エチレンジアミン 四酢酸(3.5%) 110.40g 水で1.00リットルにする。 26.7℃でpHを6.7に調整。
【0076】処理によりマゼンタ色素が形成した。各試
料のDmax (緑色光に対する最高ステータス濃度)、コ
ントラスト及び相対スピード(感度)を、標準法で測定
し、表IIに示した。
【0077】
【表2】 このデータによれば、本発明カプラーの各々は、対応す
る比較カプラーより、最高濃度、コントラスト及びスピ
ードが高い。
【0078】本発明を、その好ましい実施態様を特に参
考にして説明してきたが、本発明の精神及び範囲内で変
更及び修正が可能であることが理解されるであろう。
【0079】発明の追加の実施態様 前記バラスト基が、式(Ia):
【化23】 前記式中、n,R2 及びBは先に定義したとおりであ
り;そしてRa 及びRb は独立して水素又は置換基であ
る、により表される請求項記載の写真要素。
【0080】前記カプラーが、式(II):
【化24】 前記式中、n,R2 ,B,L′及びR3 は先に定義した
とおりであり;R1 はHは置換基であり;Xは水素又は
カプリング離脱基であり;Lは−NH−バラスト基をピ
ラゾロアゾール環に連結する結合基であり;そして
a ,Zb 及びZc は独立して置換もしくは非置換のメ
チン基、=N−,=C−又は−NH−であり、Za −Z
b 結合又はZb −Zc 結合のいずれか一方は二重結合で
あり、他方は単一結合であり、そしてZb −Zc 結合が
炭素−炭素二重結合の場合は芳香族環の一部を形成して
もよく、そしてZa ,Zb 及びZc の少くとも1つは基
Lに連結したメチン基を表すことを条件とする、により
表される請求項記載の写真要素。
【0081】前記カプラーが、式(IIa):
【化25】 前記式中、n,R2 ,B,Ra 及びRb は先に定義した
とおりであり;R1 はH又は置換基であり;Xは水素又
はカプリング離脱基であり;Lは−NH−バラスト基を
ピラゾロアゾール環へ連結する結合基であり;そしてZ
a ,Zb 及びZc は独立して置換もしくは非置換のメチ
ン基、=N−,=C−又は−NH−であり、Za −Zb
結合又はZb −Zc 結合のいずれか一方は二重結合であ
り、他方は単一結合であり、そしてZb −Zc 結合が炭
素−炭素二重結合の場合は芳香族環の一部を形成しても
よく、そしてZa ,Zb 及びZc の少くとも1つは基L
に連結したメチン基を表すことを条件とする、により表
される請求項記載の写真要素。
【0082】5.前記カプラーが、式(III):
【化26】 により表される請求項3記載の写真要素。
【0083】6.前記カプリングが、式(IIIa) :
【化27】 により表される請求項4記載の写真要素。
【0084】nが、2である請求項記載の写真要素。
【0085】Lが、式:
【化28】 前記式中、pは1〜6の整数であり;mは0,1又は2
であり;R及びR′は独立して水素又は置換基であり;
そしてArは置換もしくは非置換のフェニレン基であ
る、により表されるものである請求項記載の写真要素。
【0086】Ra がHであり、Rb がアルキルである請
求項記載の写真要素。
【0087】nが2であり、Bがアラルキル基又はアリ
ールハロ基であり、R2 がアルキル基である請求項記載
の写真要素。
【0088】XがCl又はHであり、R3 が置換基であ
る請求項記載の写真要素。
【0089】前記バラスト基が、式(I−A):
【化29】 前記式中、n,R2 及びBは先に定義したとおりであ
り;そしてRa 及びRb は独立して水素又は置換基であ
る、により表されるものである請求項記載のピラゾロト
リアゾールカプラー。
【0090】式(III):
【化30】 前記式中、n,R2 ,B,L′及びR3 は先に定義した
とおりであり;R1 は水素又は置換基であり;Xは水素
又はカプリング離脱基であり;そしてLは−NH−バラ
スト基をピラゾロアゾール環に連結する結合基である、
により表される請求項記載のピラゾロトリアゾールカプ
ラー。
【0091】式(IIIa) :
【化31】 前記式中、n,R2 ,B,Ra 及びRb は先に定義した
とおりであり;R1 はH又は置換基であり;Xは水素又
はカプリング離脱基であり;そしてLは−NH−バラス
ト基をピラゾロアゾール環に連結する結合基である、に
より表される請求項記載のピラゾロトリアゾール。
【0092】nが2である請求項記載のピラゾロトリア
ゾールカプラー。
【0093】Lが、式:
【化32】 前記式中、pは1〜6の整数であり;mは0,1又は2
であり;R及びR′は独立して水素又は置換基であり;
そしてArは置換もしくは非置換のフェニレン基であ
る、により表される請求項記載のピラゾロトリアゾール
カプラー。
【0094】Ra がHであり、そしてRb がアルキルで
ある請求項記載のピラゾロトリアゾールカプラー。
【0095】nが2であり;Bがアラルキル又はアリー
ルハロ基であり;R2 がアルキルである請求項記載のピ
ラゾロトリアゾールカプラー。
【0096】XがCl又はHである請求項記載のピラゾ
ロトリアゾールカプラー。
【0097】カプラーが、式(IIIa) :
【化33】 前記式中、Ra 及びRb は独立して水素又は置換基であ
る請求項記載の方法。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、写真スピード、コント
ラスト及び濃度が改良された写真要素が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スタンレイ レイ コワン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,シーファーラーズ レーン 77

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも1層のハロゲン化銀写真乳剤層
    及び色素形成性ピラゾロトリアゾール基材カプラーを担
    持する支持体を含んでなる写真要素であって、前記色素
    形成性カプラーが式(I): 【化1】 前記式中、 nは0,1又は2であり;R2 は水素又は置換基であ
    り;Bは水素又は置換基であり;L′はO,S,Se,
    Te,Si(R5 2 ,NR5 ,PR5 ,P(O)
    (R52 及びNR5 SO2 (式中、R5 は水素、アルキ
    ル又はアリールである)からなる群より選ばれ;そして
    3 は置換基である、により表されるバラスト基を含有
    するものである写真要素。
  2. 【請求項2】 式(I): 【化2】 前記式中、 nは0,1又は2であり;R2 は水素又は置換基であ
    り;Bは水素又は置換基であり;L′はO,S,Se,
    Te,Si(R5 2 ,NR5 ,PR5 ,P(O)
    (R52 及びNR5 SO2 (式中、R5 は水素、アルキ
    ル又はアリールである)からなる群より選ばれ;そして
    3 は置換基である、により表されるバラスト基を含有
    するピラゾロトリアゾールカプラー。
  3. 【請求項3】 少くとも1層のハロゲン化銀写真乳剤層
    を担持する支持体を含んでなる露光写真要素に色素画像
    を形成する方法であって、前記方法が、前記写真要素を
    ハロゲン化銀発色現像主薬を用いて式(III): 【化3】 前記式中、 n,R2 ,B,L′及びR3 は先に定義したとおりであ
    り;R1 はH又は置換基であり;Xは水素又はカプリン
    グ離脱基であり;そしてLは−NHバラスト基をピラゾ
    ロアゾール環に連結する結合基である、により表される
    発色カプラーの存在下で現像することを含んでなる方
    法。
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