JPH04212954A - シアン色素形成性カプラー含有写真記録材料 - Google Patents

シアン色素形成性カプラー含有写真記録材料

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JPH04212954A
JPH04212954A JP3005883A JP588391A JPH04212954A JP H04212954 A JPH04212954 A JP H04212954A JP 3005883 A JP3005883 A JP 3005883A JP 588391 A JP588391 A JP 588391A JP H04212954 A JPH04212954 A JP H04212954A
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coupler
forming coupler
silver halide
dye
recording material
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JP3005883A
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Philip T S Lau
フィリップ ティー.エス.ロウ
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
    • G03C7/30511Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers characterised by the releasing group
    • G03C7/305172-equivalent couplers, i.e. with a substitution on the coupling site being compulsory with the exception of halogen-substitution
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は新規なシアン色素形成性
カプラー化合物及びかかる化合物を含有する写真記録材
料に関する。 【0002】 【従来の技術】シアン色素を得るために用いるカプラー
は典型的にはフェノール類及びナフトール類である。か
かるカプラーは、酸化された第一アミノ発色現像主薬と
カプリングするとアゾメチン色素を生成する。米国特許
第 4,333,999号明細書には、例えば、フェノ
ール環の2位にシアノフェニルウレイド基を含んでなる
バラスト化フェノール性シアン色素形成性カプラーが開
示されている。この特定クラスのカプラーは写真用途に
おいて広く商業的に受け入れられている。これらのカプ
ラーの重要な利点としては、それらが、高純度でしかも
長波長赤色吸収域へ深色効果で移動した色相を有するシ
アン色素を与えることができる能力を挙げることができ
る。この後者の性質により、望ましくない緑色光吸収が
最小化された色素が得られる。 【0003】米国特許第 2,369,929号明細書
は、酸化された第一芳香族アミノ現像主薬と反応すると
シアン色素を生成することができる2,5−ジ置換フェ
ノール性化合物を開示している。 【0004】米国特許第 2,313,138号明細書
は、酸化された第一芳香族アミノ現像主薬と反応すると
シアン色素を生成することができる置換ナフトール性化
合物を開示している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のカプラーから形成される既知のシアン色素についての
課題の1つは、これらが第1鉄イオン安定性に欠けるこ
とである。この欠点は発色現像処理の漂白工程において
発生する色素カラーの損失の形で観察される。 【0006】したがって、第1鉄イオンに対する安定性
が改良された色素を生成するシアン色素形成性カプラー
を提供する必要がある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、次式(Z):
【0008】 【化2】 式中、Ar は炭素原子数6〜約10個の非置換又は置
換アリール基であり; R1 及びR2 は、同一であ
っても異っていてもよく、水素又は炭素原子数1〜約2
0個のアルキル基を表し;Ballは、アルカリ性処理
溶液中で現像の際にカプラー化合物を非拡散性にするこ
とができる有機バラスト基であり;及びXは、水素又は
カプリング離脱基である、を有する新規シアンカプラー
を含んでなるハロゲン化銀写真組成物を提供することに
よりこの課題を解決する。 【0009】上記カプラー化合物において、Ar はフ
ェニル又はナフチル基である。置換基は、選ばれた置換
基が色素形成性カプラー化合物の活性に悪影響を与えな
いかぎり、これらの基上に存在してもよい。置換基のタ
イプとしては、炭素原子数1〜約30個のアルキル又は
アルコキシ基、式−NHSO2R3 を有するスルホン
アミド基及び式−NHCOR3 (ここでR3 は炭素
原子数1〜約30個のアルキル又は炭素原子数6〜約2
0個のアリールである)を有するカルボンアミドが挙げ
られる。 【0010】好ましいAr 基は、非置換又は置換フェ
ニルであり、ここで置換基は炭素原子数1〜約16個の
アルキル基を含んでなる。 【0011】R1 及びR2 基は1〜約20個の炭素
原子を含んでなるが、好ましいアルキル基は1〜約10
個の炭素原子を有する。特に好ましいカプラー化合物は
R1 が水素であり、R2 がメチルであるものである
。 【0012】Xにより表されるカプリング離脱基は当該
技術分野において周知である。かかる基は、カプラーの
当量性、すなわち、それが2当量カプラーか4当量カプ
ラーかを決定することができ、又はカプラーの反応性を
改質することができる。かかる基は、カプラーから離脱
後、現像阻害、漂白阻害、漂白促進、カラー修正等のよ
うな作用を行うことにより、カプラーが塗布されている
層、又は写真記録材料中の他の層に有利に影響を与える
ことができる。 【0013】カプリング離脱基の代表的クラスとしては
、クロロ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロイルオ
キシ、スルホニルオキシ、アシルオキシ、アシル、複素
環式、スルホンアミド、メルカプトテトラゾール、メル
カプトプロピオン酸、ホスホニルオキシ及びアリールア
ゾが挙げられる。これらのカプリング離脱基は従来技術
、例えば、米国特許第 2,455,169号、同 3
,227,551号、同 3,432,521号、同 
3,476,563号、同 3,617,291号、同
 3,880,661号、同 4,052,212号及
び同 4,134,766号明細書;並びに英国特許及
び出願公報第 1,466,728号、同 1,531
,927号、同1,533,039号、同 2,006
,755A及び同 2,017,704A号公報に開示
されている。 【0014】Xにより表すことができる好ましいカプリ
ング離脱基の例は次のものである: 【0015】 【化3】 【0016】代表的なBALL (バラスト)基は、前
記写真記録材料においてカプラー塗布層からカプラーが
実質的に拡散できないようにするのに十分な蒿をカプラ
ー分子に与えるようなサイズ及び配置のものである。 【0017】代表的なバラスト基としては、炭素原子数
8〜40個の置換又は非置換のアルキル基又はアリール
基が挙げられる。 【0018】かかる基上の代表的置換基としては、アル
キル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキ
ルチオ、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシカルボニル
、アリールオキシカルボニル、カルボキシ、アシル、ア
シルオキシ、アミノ、アニリノ、カルボンアミド、カル
バモイル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、
スルホンアミド及びスルファミル基が挙げられ、ここで
これら置換基は典型的に1〜40個の炭素原子を含有す
る。かかる置換基は更に置換されてもよい。 【0019】記載したような特定のカプラー化合物を以
下の表に示す:第1表 【化4】 【化5】 【化6】 【0020】 【化7】 【化8】 【0021】記載したようなカプラー化合物は、次図に
従って、1−ヒドロキシ−5−アミノ−2−ナフトエ酸
をエノール化可能のアルデヒド及びアリールスルフィン
酸と反応させることにより高収率で容易に合成される:
【0022】 【化9】 【0023】次に、ナフトールの2位のカルボン酸基を
次のようにしてアミノ−バラストと反応させる:【00
24】 【化10】 (1) DCC=ジシクロヘキシルカルボジイミド【0
025】次の製造方法は、本明細書中に記載した化合物
の合成方法の具体的説明である。 【0026】 カプラー化合物Aの合成 エタノール 250ml中の2−カルボニル−5−アミ
ノナフトール20.3g (0.1モル)の懸濁液に、
攪拌しながら、濃HCl 9.8ml(0.1モル)、
アセトアルデヒド14.2g (0.3モル)及び水6
0mlに溶解したp−トルエンスルフィン酸ナトリウム
21.4g (0.1モル)の溶液を添加した。添加1
0分以内に、懸濁固体は溶液となった。この混合物を室
温で一晩攪拌した。析出した黄色固体を収集し次いで沸
騰テトラヒドロフランで洗浄すると純粋な生成物(I)
41.0g (99.6%) が得られた;m.p. 
191〜192 ℃。構造はそのNMRスペクトルと一
致した。C22H21NO5Sとしての計算値:C, 
64.22; H, 5.14; N, 3.40; 
S, 7.79 実験値:C, 64.37; H, 
5.03; N, 3.41; S, 7.91 【0
027】上記のように製造した生成物(I)8.2g(
0.02モル) をテトラヒドロフラン150mlに懸
濁したものに、攪拌しながら、2,4−ジ−tert−
アミルフェノキシブチルアミン6.1g(0.02モル
) 及びジシクロヘキシルカルボジイミド (DCC)
4.1g(0.02モル) を添加した。この反応混合
物を室温で一晩攪拌した。析出固体のジシクロヘキシル
域を濾別した。濾液を氷水中に浸した。褐色オイルが分
離し、放置したところ固化した。この固体を収集し、水
及びエタノールで洗浄しついでテトラヒドロフラン−エ
チルアセテートから再結晶すると12.7g(91%)
 の(II)が得られた;m.p. 181〜182 
℃。カプラーの構造はそのNMRスペクトルと一致した
。 C42H54H2O5S としての計算値:C, 72
.17; H, 7.79; N, 4.01; S,
 4.54実験値:C, 72.01; H, 7.8
4; N, 4.11; S, 4.54 【0028
】他のカプラー化合物は同様の合成ルートを用いて製造
した。したがって、カプラーDは、2,4−ジ−ter
t−アミルフェノキシブチルアミンの代りに同量のテト
ラデシルオキシプロパニルアミンを用いて製造した;m
.p. 156〜157 ℃。 C39H56N2O5S としての計算値:C, 70
.45; H, 8.49; N, 4.21; S,
 4.82実験値:C, 70.37; H, 8.4
8; N, 4.50; S, 4.14 【0029
】記載したようなカプラーは、シアン色素形成性カプラ
ーが写真技術分野において使用される方法でかつ目的で
使用することができる。 【0030】これらのカプラーはハロゲン化銀乳剤に包
含させることができそしてこれらの乳剤は支持体上に塗
布して写真材料を形成することができる。あるいは、少
くとも1種のカプラーをハロゲン化銀乳剤に隣接する写
真層に包含させることができ、現像の際には、このカプ
ラーは酸化された発色現像主薬のような現像生成物と反
応性会合体の状態であるだろう。 【0031】写真記録材料は単色であっても多色であっ
てもよい。多色写真材料においては、イエロー色素形成
性カプラーは通常青感性乳剤と組み合わされるが、非増
感乳剤又はスペクトルの異る領域に増感された乳剤と組
み合されてもよい。多色写真材料は、スペクトルの3つ
の主な領域の各々に感度を有する色素画像形成性単位を
含有する。各単位は単一乳剤層又はスペクトルの所定の
領域に感度を有する複数乳剤層から構成されてもよい。 画像形成性単位層をはじめとするこれらの層は、当該技
術分野において既知の種々の順番で配列することができ
る。 【0032】典型的な多色写真記録材料は、少なくとも
一つのシアン色素形成性カプラーが組み合わさった赤感
性ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも一つ含んでなるシア
ン色素画像形成性単位、少なくとも一つのマゼンタ色素
形成性カプラーが組み合わさった緑感性ハロゲン化銀乳
剤層を少なくとも一つ含んでなるマゼンタ画像形成性単
位および少なくとも一つのイエロー色素形成性カプラー
が組み合わさった青感性ハロゲン化銀乳剤層を少なくと
も一つ含んでなるイエロー色素形成性単位を、担持する
支持体を含んでなる。本発明の記録材料は、フィルター
層、中間層、オーバーコート層および下塗り層などの追
加の層を含んでよい。 【0033】本発明において使用するのに適する材料の
以下の検討は、リサーチ・ディスクロージャー(Res
earch Disclosure) 、1978年1
2月、Item 17643(Kenneth Mas
on Publications Ltd.発行、Th
e Old Harbourmaster’s, 8 
North Street, Emsworth,Ha
mpshire P010 7DD,England)
 を引用して行うだろう。この刊行物は、以下「Res
earch Disclosure 」と略記する。 【0034】これらのハロゲン化銀乳剤は、臭化銀、塩
化銀、ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化銀、臭ヨウ化銀、
塩臭ヨウ化銀またはこれらの混合物であることができる
。これらの乳剤は任意の常用の形状又はサイズのハロゲ
ン化銀粒子を含むことができる。具体的には、これらの
乳剤は粗ハロゲン化銀粒子、中位ハロゲン化銀粒子また
は微小ハロゲン化銀粒子を含むことができる。高い横縦
比の平板状粒子乳剤が、特に意図されており、これらは
、例えば、Wilgusの米国特許第 4,434,2
26号、Daubendiekらの同 4,414,3
10号、 Weyの同 4,399,215号、 So
lbergらの同 4,433,048号、Migno
tの同 4,386,156号、 Evansらの同 
4,504,570号、Maskaskyの同 4,4
00,463号、 Weyらの同 4,414,306
号、Maskaskyの同 4,435,501号およ
び同 4,643,966号ならびにDaubendi
ekらの同 4,672,027号および同 4,69
3,964号明細書に記載されている。また、特に意図
されているものは、粒子の周囲におけるよりも粒子のコ
アーにおいてより高いモル比のヨウ素を有する臭ヨウ化
銀粒子であり、例えばこれらは、英国特許第 1,02
7,146号、特開昭54−48,521号、米国特許
第 4,379,837号、同 4,444,877号
、同 4,665,012号、同4,686,178号
、同 4,565,778号、同 4,728,602
号、同 4,668,614号、同 4,636,46
1号およびヨーロッパ特許第264,954号公報また
は明細書に記載されている。これらのハロゲン化銀乳剤
は、単分散または多分散のいずれかとして沈殿されうる
。乳剤の粒子サイズ分布は、ハロゲン化銀粒子分離法ま
たは各種粒子サイズのハロゲン化銀乳剤を配合すること
によって調整することができる。 【0035】銅、タリウム、鉛、ビスマス、カドミウム
および第VIII族貴金属化合物のような増感性化合物
をハロゲン化銀乳剤の沈殿期間中に存在させることがで
きる。 【0036】乳剤は、表面感光性乳剤、すなわち、ハロ
ゲン化銀粒子の表面で主として潜像を形成する乳剤であ
るか、あるいは内部潜像形成性乳剤、すなわち、ハロゲ
ン化銀粒子の内部で主として潜像を形成する乳剤である
ことができる。これらの乳剤は、表面感光性乳剤もしく
はカブらせていない内部潜像形成性乳剤のようなネガテ
ィブ作動性乳剤であるか、あるいはカブらせていない内
部潜像形成性型の直接ポジティブ乳剤であって、これら
は均等光の露光または核生成剤の存在下で現像が行われ
た場合にポジティブに作動するものである。これらの乳
剤は表面増感可能である。個々にまたは組み合わせて使
用される貴金属(例、金)、中間カルコゲン(例、イオ
ウ、セレンまたはテルル)および還元増感剤が特に意図
されている。典型的な化学増感剤は、前述したRese
arch  Disclosure,Item 176
43 、第 III節に列挙されている。 【0037】これらのハロゲン化銀乳剤は、ポリメチン
色素類を含む各種のクラスに由来する色素を用いて分光
増感することができ、これらの色素としてはシアニン、
メロシアニン、複合シアニンおよびメロシアニン(すな
わち、3核型、4核型および多核型シアニンおよびメロ
シアニン)、オキソノール、ヘミオキソノール、スチリ
リル、メロスチリリルならびにストレプトシアニンが挙
げられる。具体的な分光増感色素は、前述のResea
rch  Disclosure、第IV節に記載され
ている。 【0038】記録材料の乳剤層およびその他の層につい
て適するベヒクルは、Research  Discl
osure、第IX節およびそこで引用されている刊行
物に記載されている。 【0039】本明細書で記載したカプラーに加え、記載
したような組成物はResearch  Disclo
sure、第 VII節、パラグラフD,E,Fおよび
Gならびにそこで引用される文献に記載されるような追
加のカプラーを含むことができる。これらの追加のカプ
ラーは、Research  Disclosure、
第 VII節、パラグラフCならびにそこで引用される
文献に記載されるように組み入れることができる。 【0040】この発明の写真記録材料は、蛍光増白剤 
(Research  Disclosure、第V節
)、カブリ防止剤および安定剤(Research  
Disclosure、第VI節)、汚染防止剤および
画像色素安定剤 (Research  Disclo
sure、第 VII節、パラグラフIおよびJ)、光
吸収剤および散乱材料 (Research  Dis
closure、第VIII節)、硬膜剤 (Rese
arch  Disclosure、第X節)、塗布助
剤(Research  Disclosure、第X
I節)、可塑剤および滑剤 (Research  D
isclosure、第XIII節)、マット剤 (R
esearch  Disclosure、第 XVI
節)ならびに現像改質剤 (Research  Di
sclosure、第 XXI節) を含むことができ
る。 【0041】これらの写真材料はResearch  
Disclosure、第XVII節およびそこで引用
される文献に記載されるような各種支持体上に塗布する
ことができる。 【0042】これらの写真記録材料は、典型的には可視
領域のスペクトルの化学輻射線に露光でき、Resea
rch  Disclosure、第 XVIII節に
記載されているような潜像を形成し、次いで処理してR
esearch  Disclosure、第 XIX
節に記載されているような可視色素画像を形成すること
ができる。可視色素画像を形成する工程には、記録材料
を発色現像主薬と接触させ、現像可能なハロゲン化銀を
還元し、発色現像主薬を酸化する工程が含まれる。酸化
された発色現像主薬は、カプラーと次々に反応して色素
を生じる。 【0043】好ましい発色現像主薬としては、p−フェ
ニレンジアミン類が挙げられる。特に好ましいものは、
4−アミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩
酸塩、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−
(メタンスルホンアミド)エチルアニリン硫酸塩水和物
、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒド
ロキシエチルアニリン硫酸塩、4−アミノ−3−β−(
メタンスルホンアミド)エチル−N,N−ジエチルアニ
リン塩酸塩および4−アミノ−N−エチル−N−(2−
メトキシエチル)−m−トルイジン  ジ−p−トルエ
ンスルホン酸塩が挙げられる。 【0044】ネガティブ作動性ハロゲン化銀乳剤は、上
記の処理工程によりネガ画像をもたらす。記載した記録
材料は、例えばBritish Journal of
 Photograph Annual,1982, 
209〜211 ページに記載されるような既知のC−
41発色処理によって好ましくは処理される。ポジ(ま
たは反転)画像をうるには、この発色現像工程を非カラ
ー現像主薬でまず現像処理して露光されたハロゲン銀を
現像(色素は生じない)し、次いでその要素を均一にカ
ブらせて現像可能な未露光ハロゲン化銀を残すことがで
きる。あるいはまた、直接陽画乳剤は、ポジ画像を得る
のに使用することができる。 【0045】現像は、引き続き、通常の漂白、定着また
は漂白定着工程が施されて銀およびハロゲン化銀が除去
され、洗浄そして乾燥される。 【0046】 【実施例】次の例は、本発明を更に理解するために含ま
れている。 【0047】〔例1〕 これらの例においては、次の写真、フィルム構造及び組
成が用いられた:                         写
  真  フ  ィ  ル  ム──────────
─────────────────────────
ゼラチン (1.08g/m2)、 ビス(ビニルスルホニル)エーテル硬化剤(0.09g
/m2)─────────────────────
──────────────化学増感されたAgBr
I(6mole%I) (1.6g/m2)、ゼラチン
 (2.4g/m2)、表に示したようなカプラー (
1.61mmole /m2)、──────────
─────────────────────────
                         
   支    持    体           
                   ──────
─────────────────────────
────【0048】次の例においては、各フィルムセ
グメントを徐変(graduated) 濃度試験物体
を介して3秒間、感光度計を用いて露光し、次にBri
tish Journal of Photograp
hy,1982 Annual,209〜211 頁に
記載されているような、Kodak C−41 Rプロ
セスを用いて処理した。 【0049】濃度1.0に近接した、センシオメトリー
曲線のステップの、各処理要素における赤色色素濃度(
Di とする) を読み取った後、各要素を更に5分間
、次の組成:           蒸留水            
                  800.0 m
l          エチレンジアミン四酢酸   
             32.1g       
   濃水酸化アンモニウム            
      30.0ml          硫酸第
一鉄7水和物                   
 27.8gNH4OH でpHを5.0に調整 水で全量を1リットルに調整、 を有する、連続攪拌されている窒素パージ浴中で処理し
た。 【0050】続けて、5分間の洗浄及び最終乾燥の後、
各試料を、センシオメトリー曲線上の同一ステップの別
の濃度(Df とする)を読み取ることにより再評価し
た。次表に記録された色素損失パーセントは、初期濃度
値(Di )を最終濃度値(Df )で割ることにより
算出された。 【0051】                          
   第  2  表    カプラー化合物    
    Fe2+中での処理後の色素濃度損失(%) 
               I(参考)     
                     60  
                         
       II (参考)           
                35       
                         
  A(本発明)                 
        4                
                  B(本発明) 
                        0
                         
         C(本発明)          
               1         
                         
D(本発明)                   
      3                  
          【0052】第2表のデータは、
本発明のカプラー化合物、A及びDは、2種類の周知の
シアン色素形成性カプラー化合物と比較して、第1鉄イ
オン溶液中で処理した際、色素損失を大巾に減少させる
ことを示している。 【0053】比較カプラーI 【化11】 【0054】比較カプラーII 【化12】 比較カプラーI及びIIは、カラー写真技術分野におい
て長年に亘って使用されているものである。 【0055】 【発明の効果】記載したような、式(Z)内のシアン色
素形成性カプラーを含んでなる、記載したようなハロゲ
ン化銀写真組成物は、第1鉄イオンによる還元に対する
抵抗性が改良された色素の形成を可能にする。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式: 【化1】 式中、Ar は炭素原子数6〜約10個の非置換又は置
    換アリール基であり; R1 及びR2 は、同一であ
    っても異っていてもよく、水素又は炭素原子数1〜約2
    0個のアルキル基を表し;Ballは、アルカリ性処理
    溶液中で現像の際にカプラー化合物を非拡散性にするこ
    とができる有機バラスト基であり;及びXは、水素又は
    カプリング離脱基である、を有するシアン色素形成性カ
    プラーを含んでなるハロゲン化銀写真組成物。
JP3005883A 1990-01-23 1991-01-22 シアン色素形成性カプラー含有写真記録材料 Pending JPH04212954A (ja)

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US469008 1990-01-23
US07/469,008 US4990436A (en) 1990-01-23 1990-01-23 Cyan dye-forming couplers and photographic recording materials containing same

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JP3005883A Pending JPH04212954A (ja) 1990-01-23 1991-01-22 シアン色素形成性カプラー含有写真記録材料

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