JPH0637470U - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

車両用ドアロック装置

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JPH0637470U
JPH0637470U JP7944592U JP7944592U JPH0637470U JP H0637470 U JPH0637470 U JP H0637470U JP 7944592 U JP7944592 U JP 7944592U JP 7944592 U JP7944592 U JP 7944592U JP H0637470 U JPH0637470 U JP H0637470U
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JP
Japan
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door
lock
key
plate
lock device
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Application number
JP7944592U
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English (en)
Inventor
明典 森下
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キーによるロック解除操作と、レバーによる
ロック操作が可能で、しかも厚みの薄いスライド式ドア
に容易に組み込み得る車両用ドアロック装置を提供す
る。 【構成】 ドアロック機構部のロック解除操作用として
のドアハンドル7と、キーシリンダ12のロータに取付
けられたキープレート13との間に、前記ドアハンドル
7の操作を阻止するロック位置と操作を許容するアンロ
ック位置とへ回動可能なロックプレート15を介装す
る。そして、このロックプレート15には室内側で操作
可能なロッキングレバー19を設ける。またキープレー
ト13をロッキングレバー19に当接させてキー操作に
よりロックプレート15をロック解除方向にのみ操作し
得る構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用ドアロック装置に係り、詳しくはスライド式ドア用として好 適なドアロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、清涼飲料水や酒類等の自動販売機を巡回してそれら飲料水等の補填作業 或いはコインの回収作業に使用される、いわゆるボトルカーと呼称されている車 両の荷室は、運転室から独立した箱形構造が一般的であり、そのサイドドアとし ては、一般に引き違い構造のスライド式ドアが使用されている。そして、このよ うなスライド式ドアは、厚みの薄いことが望ましいものであることから、全周を アルミ枠により補強したボード製のものが使用されている。 従って、このようなタイプのドア用ドアロック装置としては、一般には図5に 概念図で示すような簡素な構成のドアロック装置を使用していた。
【0003】 このドアロック装置は、全周をアルミ枠52により補強されたボード製のドア 51の取付開口部に組付けるようにしたものであって、ロックベース53にはド アロック機構部(図示省略)のロック解除操作用としてのドアハンドル54と、 ハンドルロック用としてのキーシリンダ55とを並設したものである。 すなわち、キーシリンダ55にキーを差し込んで回動操作することにより、ロ ータに固着されたストッパプレート56を図示破線の位置へ回動することでドア ハンドル51をロックし、またストッパプレート56を図示仮想線の位置へ回動 することでドアハンドル51のロックを解除するようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、自動販売機を巡回してコインを回収するボトルカーのような金 庫付車両では、防犯上の理由からドアに施錠することが望ましいものであるが、 上記のようなタイプのドアロック装置の場合は、その都度キーを用いてロックし なければならず、面倒でかつ煩わしいという問題がある。そのため、キーを使用 せずにロックしたいという要望がある。
【0005】 ところで、乗用車やワゴン車等のフロントドアとして使用されているヒンジ式 ドアには、室外でキーシリンダのキー操作によりロック及びアンロック操作がで きるほか、室内に設置されたインサイドロッキングノブをロック側へ操作してか らドアを閉じれば、ドアがロックされる、いわゆるキーレスロック機構を備えた ドアロック装置が使用されている。 ところが、このような多数のリンク機構を有するタイプのドアロック装置の場 合は、ドアがインサイドドアパネルとアウトサイドドアパネルとから構成される 比較的広い空洞部を備えているようなドアに限って適用できるものであって、ド アがボードから構成されるような空洞部を持たないドア、又は空洞部があるとし てもその空洞部の狭い薄い構造のドアには採用できなかった。
【0006】 そこで本考案は、上述のような事情に鑑み、キーによるロック解除操作と、レ バーによるロック操作が可能で、しかも厚みの薄い構造のスライド式ドアへの適 用が容易な車両用ドアロック装置を提供することを、解決すべき技術的課題とす る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成したものである。すなわ ち、車両用スライド式ドアのためのドアロック装置であって、ドアロック機構部 操作用のドアハンドルと、キーシリンダのロータに取付けられたキープレートと の間に、前記ドアハンドルの操作を阻止するロック位置と操作を許容するアンロ ック位置とへ回動可能なロックプレートを介装するとともに、このロックプレー トには室内側で操作可能なロッキングレバーを設け、また前記キープレートは前 記ロックプレートをロック解除方向にのみ回動し得るように該ロックプレートに 連繋されていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
上述のように構成された本考案に係るドアロック装置においては、ドアの開放 は室外においてキーによりキープレートを回動操作してロックプレートをアンロ ック位置へ回動させることによりドアハンドルのロックを解除し、その後、ドア ハンドルをドアロック機構部のロックを解除する方向に操作することにより行う ことができる。 一方、ドアを閉じる場合には、室外においてドアの室内側に手を延ばし、ロッ キングレバーによりロックプレートをロック位置へ操作してからドアを閉じれば 、ドアハンドルがロックされ、従ってドアロックがなされる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。図4は本実施例に 係るドアロック装置の適用対象である引き違い構造のスライド式ドアの概略図で ある。ドア1は全周をアルミ枠3により補強されたボード2から構成され、ボー ド2の前後方向の一側端縁に形成された略コ字形の取付開口部4にドアロック装 置が組付けられている。
【0010】 ドアロック装置は、図1〜図3に示すように、略矩形の皿型をなすロックベー ス5を備え、このロックベース5は前記取付開口部4に室外側から嵌合した状態 でその周縁のフランジ部がビス6によりドア1に固定されている。ロックベース 5にはドア端側(図示右側)に従来公知のドアロック機構部(図示省略)のロッ ク解除操作用としてのドアハンドル7が収容配置されている。このドアハンドル 7は略く字形に形成されるとともに、その屈曲部がピン8を介して回動可能に取 付けられている。 ドアハンドル7の上片側の先端は、ロックベース5の側板に形成した穴5aを 通してアルミ枠3の空洞部内まで延出された状態でロッド9の一端と連結されて おり、このロッド9はアルミ枠3の空洞部を通って上方へ延在するとともに、ド アロック機構部におけるボデー側のストッパに対して係脱可能なロック爪に連結 されている。
【0011】 また、ロックベース5の表面(室外側)の上半分はネジ10により周縁部を固 定されるベースカバー11により覆われ、これによりドアハンドル7のグリップ 部7aのみが室外側に操作可能に露出した状態とされている。 ベースカバー11の裏面にはドアロック解除用としてのキーシリンダ12がそ の鍵穴をカバー表面に露出するように取付けられ、該キーシリンダ12のロータ にはキープレート13が一体回動するように取付けられている。このキープレー ト13は一端がロックベース5に係止され、他端がキープレート13に係止され たリターンスプリング14により、後述のロッキングレバー19から引き離す方 向であるアンロック方向(図示上方)に付勢されている。
【0012】 しかして、前記ロックベース5の上部中央部、すなわち、前記ドアハンドル7 とキープレート13との間には、ドアハンドル7をロックするためのロックプレ ート15が配設されている。このロックプレート15はロックベース5にピン1 6によりカラー17を介して回動可能に取付けられ、その一端にはロックベース 5に形成したガイド孔18を通してドア1の室内側に突出するピン状のロッキン グレバー19を備えている。
【0013】 すなわち、ロックプレート15はロッキングレバー19により室内側から操作 可能とされており、ロッキングレバー19に突設した突起20と、該突起20を 挟むようにロックプレート5に突設した2個のストッパ21とによりその回動範 囲が設定されている。具体的には、図1に実線で示すロック位置と仮想線で示す ハンドルアンロック位置とに回動可能とされている。 そして、ハンドルロック位置に回動変位されたロックプレート15は、その一 部がドアハンドル7のグリップ部7aに対して接触又は僅かな隙間を残して対向 することにより該ドアハンドル7のロック機構部ロック解除方向への動きを阻止 するようになっている。
【0014】 また、ロックプレート15は位置保持用としてのトーションスプリング22に より付勢されている。このトーションスプリング22は一端がロックベース5に 、他端がロックプレート15にそれぞれ係止されるとともに、ロックプレート1 5の回動操作時にはロックベース5に対する係止点が、ロックベース5に対する 係止点とロックプレート15の回動中心とを結ぶ直線を挟んで反転するように設 定されて所謂ターンオーバスプリングとなっている。 さらにまた、前記キープレート13はロックプレート15がロック位置に回動 したときにロッキングレバー19に上方から当接し、ロックプレート15をロッ ク解除方向にのみ回動し得る構成となっている。
【0015】 上述のように構成した本実施例に係るドアロック装置において、図1の実線状 態がドアロック状態であり、ドアハンドル7が操作できない状態となっている。 この状態でドアロックを解除する場合は、室外においてキーシリンダ12にキー 23を差し込んでから図示P矢印方向に回すと、キープレート13によりロッキ ングレバー19が押し下げられ、ロックプレート15が図示実線のロック位置か ら図示仮想線のアンロック位置へ回動変位される。
【0016】 その後、キー23の回動力を消去すれば、キープレート13はリターンスプリ ング14により初期位置に復帰されるので、その状態でキー23を抜き取る。こ のとき、ロックプレート15はロッキングレバー19の突起20が下方のストッ パ21に当接する方向にトーションスプリング22の付勢力を受けてアンロック 位置に保持される。 かくして、ドアハンドル7のロックが解除されるため、該ドアハンドル7を図 示仮想線の如く回動操作すれば、ドアロック機構部のロックが解除されるため、 その状態でドア1を開放することができる。
【0017】 一方、ドアロックをするときは、室外から室内側に手を差し込みロッキングレ バー19を上方へ引き上げてロックプレート15をロック位置へ回動変位する。 その状態でドア1を閉めると、全閉位置においてドアロック機構部がロックされ ることになる。そして、この状態ではロックプレート15がドアハンドル7のグ リップ部7aに接触又は対向してロック解除方向の操作を阻止し、従ってドア1 がロックされることになる。 このように、本実施例のドアロック装置によれば、ドアロックの解除は室外で のキー操作により、またドアロックはキーを用いることなく室内側のロッキング レバー操作により行うことができる。
【0018】 なお、一般にキーシリンダ12はキー23が差し込まれていない状態では、ロ ータ、つまりキープレート13が回動できない構造となっているため、キー23 をドアロックを解除すべく操作してから、キー23を戻し忘れてその位置で抜き 取ったときは、キープレート13がアンロック位置に止まることになり、このと きはロッキングレバー19によるロックプレート15の操作ができないという不 具合が生ずることになる。 しかるに、本実施例では、キープレート13を常に初期位置としてのアンロッ ク位置に自動復帰するようにリターンスプリング14により付勢する構成として あるため、キー23の戻し忘れが防止され、上記のような不具合を防止すること ができる。
【0019】 なお、本実施例ではスライド式のドア1が空洞部を持たないボードから構成さ れる場合で説明しているが、空洞部を有するドア構造であっても差し支えなく、 要するに厚みの薄いドアであっても容易に組付けることができるということに特 徴を有するのであって、ドアの空洞部の有無は問わない。
【0020】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のスライド式ドア用のドアロック装置は、ドアロ ック解除は室外でのキー操作により、またドアロックはキーを用いることなく室 内側のレバー操作により行うことができるものであって、このような操作性の高 いドアロック装置を、ドアロック解除操作用のドアハンドルとキー操作されるキ ープレートとの間にハンドル付ロックプレートを追加設定するだけで達成し得た ものである。従って、構造の複雑化を招くことなく、薄いドア内に容易に組み込 むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るドアロック装置の正面図
であり、ロックカバーを取り外した状態で示している。
【図2】図1の平断面図である。
【図3】ドアロック装置の分解斜視図である。
【図4】スライド式ドアとそれに取付けられるドアロッ
ク装置の概略斜視図である。
【図5】従来のドアロック装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1…ドア 5…ロックベース 7…ドアハンドル 11…ロックカバー 12…キーシリンダ 13…キープレート 14…リターンスプリング 15…ロックプレート 19…ロッキングレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用スライド式ドアのためのドアロッ
    ク装置であって、ドアロック機構部操作用のドアハンド
    ルと、キーシリンダのロータに取付けられたキープレー
    トとの間に、前記ドアハンドルの操作を阻止するロック
    位置と操作を許容するアンロック位置とへ回動可能なロ
    ックプレートを介装するとともに、このロックプレート
    には室内側で操作可能なロッキングレバーを設け、また
    前記キープレートは前記ロックプレートをロック解除方
    向にのみ回動し得るように該ロックプレートに連繋され
    ていることを特徴とする車両用ドアロック装置。
JP7944592U 1992-10-21 1992-10-21 車両用ドアロック装置 Pending JPH0637470U (ja)

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JP7944592U JPH0637470U (ja) 1992-10-21 1992-10-21 車両用ドアロック装置

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JPH0637470U true JPH0637470U (ja) 1994-05-20

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ID=13690084

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JP7944592U Pending JPH0637470U (ja) 1992-10-21 1992-10-21 車両用ドアロック装置

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JP (1) JPH0637470U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030066508A (ko) * 2003-07-03 2003-08-09 대진기전주식회사 중장비용 본네트 잠금장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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