JPH0637410U - Alc版と床梁形鋼との接合構造 - Google Patents
Alc版と床梁形鋼との接合構造Info
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- JPH0637410U JPH0637410U JP7932192U JP7932192U JPH0637410U JP H0637410 U JPH0637410 U JP H0637410U JP 7932192 U JP7932192 U JP 7932192U JP 7932192 U JP7932192 U JP 7932192U JP H0637410 U JPH0637410 U JP H0637410U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 固定金物16によって簡便に且つ効率的にA
LC版13を床梁形鋼11に固定する。 【構成】 固定金物16を、U字状に折れ曲がった間に
U字状嵌合溝18を形成したクリップ部19と、向き合
って嵌合溝18を形成する二つの部材20・21の一方
21から直角に突き出た垂直部22と、嵌合溝18の内
部から溝口23に向かう方向に平行に垂直部22から直
角に突き出た突起17とによって構成し、その溝口23
をフランジ側縁15に当て、垂直部22がALC版13
に突き当たるまで敲き込んで床梁形鋼11に取り付け、
ALC版の端部14を突起17によってフランジ12へ
と押さえ込む。
LC版13を床梁形鋼11に固定する。 【構成】 固定金物16を、U字状に折れ曲がった間に
U字状嵌合溝18を形成したクリップ部19と、向き合
って嵌合溝18を形成する二つの部材20・21の一方
21から直角に突き出た垂直部22と、嵌合溝18の内
部から溝口23に向かう方向に平行に垂直部22から直
角に突き出た突起17とによって構成し、その溝口23
をフランジ側縁15に当て、垂直部22がALC版13
に突き当たるまで敲き込んで床梁形鋼11に取り付け、
ALC版の端部14を突起17によってフランジ12へ
と押さえ込む。
Description
【0001】
本考案は、床梁形鋼の間に架け渡して施工されるALC版と床梁形鋼の接合構 造に関するものである。
【0002】
従来の床下地を形成するALC版13を施工するには、図9に図示する如くA LC版を載設する床梁形鋼11に孔開プレート37を突設しておき、一方、AL C版13には両側縁の上側を切削してステップ36を付設しておき、ALC版1 3を床梁形鋼11に載せるときステップ36が向かい合って形成する溝40に、 孔開プレート37の孔38に通した鉄筋39を落とし込むと共にモルタルを注入 して埋め込み、その硬化したモルタルと鉄筋および孔開プレートを介してALC 版を床梁形鋼11に接合する、又は、図10に示す如くフックボルト41を床梁 形鋼11に突設し、一方、ALC版13のボルト41に接近する部分に切欠き4 2を付け、ボルト41に嵌め込んだ孔開プレート43を切欠き42に落とし込み 、ボルト41に螺着したナットによって孔開プレート43を切欠き42に圧着し てALC版13を床梁形鋼11に接合する方法が採られている。
【0003】
従来工法では孔開プレート37やフックボルト41を床梁形鋼11に突設する には溶接しなければならず、そのためには相当の熟練を要する。
【0004】 又、そのように突き出た孔開プレート37やフックボルト41は、作業中に躓 いたり、ALC版13が突き当たって破損する危険がある。
【0005】 そして、施工時にALC版13と孔開プレート37やフックボルト41の間に 位置の不一致が生じた場合には、孔開プレート37やフックボルト41を溶接し 直さなければならなくなる。
【0006】 そして又、ALC版13にステップ36や切り欠42を付けるための切削加工 時には、相当の粉塵が飛散するので加工工場や建築現場の環境を悪くし、公害問 題を引き起こしかねない。
【0007】
本考案は、かかる不都合を解消するものであり、ALC版13を固定金物16 によって床梁形鋼11に固定するものであり、 (a) その固定金物16を、U字状に折れ曲がった間にU字状嵌合溝18を形 成したクリップ部19と、向き合って嵌合溝18を形成する二つの部材20・2 1の一方21から直角に突き出た垂直部22と、嵌合溝18の内部から溝口23 に向かう方向に平行に垂直部22から直角に突き出た突起17とによって構成し 、 (b) ALC版の端部14を床梁形鋼11のフランジ12の上に戴設し、その 場合、床梁形鋼のフランジ側縁15をALC版の端部14よりも外側へと突き出 し、 (c) 固定金物16を、その嵌合溝18をフランジ12に嵌め合わせ、垂直部 22をALC版の端部14に突き当て、突起17をALC版側13に突き出して 、床梁形鋼11に取り付け、 (d) ALC版の端部14を、突起17によってフランジ12へと押さえつけ ることを特徴とするものである。
【0008】 固定金物16は、溝口23をフランジ側縁15に当て、垂直部22がALC版 13に突き当たるまで敲き込んで床梁形鋼11に取り付けられる。
【0009】 突起17は、ALC版13の床梁形鋼11からの浮き上がりを防ぐものであり 、図示する如く種々の方法で垂直部22に突設することができる。
【0010】 即ち、図1と2に図示する方法では突起17を釘17aによって構成し、垂直 部22の釘孔24からALC版13へと打ち込まれている。
【0011】 図3と4に図示する方法では突起17をボルト17cによって構成し、垂直部 22にはボルト17cの嵌合する孔31を穿孔し、ALC版13にはボルト17 cの螺着する螺子孔32を穿設し、ボルト17cを垂直部22の孔31に通して ALC版13の螺子孔32に螺着し、垂直部22の孔31から突き出たボルト1 7cの後端33にナット34を螺着している。勿論この場合、ボルト17cをA LC版13に螺着しておき、ALC版13から突き出たボルト17cに孔31を 合わせて固定金物16を床梁形鋼11に取り付けてもよい。螺子孔32は、AL C版に開けた孔にナット45を嵌め込み接着して構成すればよい。
【0012】 図5と6に図示する方法では突起17を、固定金物の垂直部22の厚みdに相 当する一定の距離tをおいて軸芯に直角に二つの突枝25・26が平行に後端部 から突き出た軸材17bによって構成し、固定金物の垂直部22には後端側の突 枝26の全長hより長径mが長く短径nが短い長孔27を穿孔し、軸材17bを 突起25・26を長孔27に平行にしてALC版13に穿設した孔29に差し込 み、その後端側の突枝26が長孔27を突き抜けた時点で軸材全体17bを回し 、突枝25・26の向きを変えて長孔27の周縁部30を二つの突枝25・26 に挟み込む。この場合、ALC版13に穿設した孔29には軸材17bの外径に 略等しい内径のパイプ10を埋め込んでおくとよい。
【0013】 又、図7と8に図示する方法では突起17を垂直部22の上端から突き出たプ レート17dによって構成し、そのプレート17dがALC版の上面35に重ね 合わされており、ALC版13の端部上面35はプレート17dの厚み分だけ切 削されている。
【0014】 かくしてALC版の端部14は、突起17とフランジ12の間で挟持され、突 起17に押さえられて、床梁形鋼11からの浮き上がりが止められる。 図中、44は、ALC版13とフランジ12の間に挟み込まれる防振ゴムであ る。
【0015】
本考案において、ALC版13を床梁形鋼11に固定する固定金物16は、U 字状に折れ曲がった間にU字状嵌合溝18を形成したクリップ部19と、向き合 って嵌合溝18を形成する二つの部材20・21の一方21から直角に突き出た 垂直部22と、嵌合溝18の内部から溝口23に向かう方向に平行に垂直部22 から直角に突き出た突起17とによって構成され、溝口23をフランジ側縁15 に当て、垂直部22がALC版13に突き当たるまで敲き込んで床梁形鋼11に 取り付けられる。
【0016】 このように固定金物16が、クリップ部19をフランジ12に敲き込んで取り 付けるものであるから、床梁形鋼11への取り付けに溶接を要せず、ALC版1 3を床梁形鋼11の上に並べてから取り付けられるので、ALC版を並べる過程 で邪魔にならず、ALC版13との間に取付位置の不一致が生じても随時ずれ動 かすことが出来る。
【0017】 このように本考案によると、従来行っていたALC版13のステップ36や切 り欠42など切削加工が不要になり、その際生じる粉塵の飛散もなくなるので作 業環境も改善され、公害問題を引き起こす心配もなくなり、簡便に且つ効率的に ALC版を施工することが出来る。
【図1】本考案に係るALC版と床梁形鋼との接合箇所
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】本考案に係るALC版と床梁形鋼との接合箇所
の断面図である。
の断面図である。
【図3】本考案に係るALC版と床梁形鋼との接合箇所
の斜視図である。
の斜視図である。
【図4】本考案に係るALC版と床梁形鋼との接合箇所
の断面図である。
の断面図である。
【図5】本考案に係るALC版と床梁形鋼との接合箇所
の斜視図である。
の斜視図である。
【図6】本考案に係るALC版と床梁形鋼との接合箇所
の断面図である。
の断面図である。
【図7】本考案に係るALC版と床梁形鋼との接合箇所
の斜視図である。
の斜視図である。
【図8】本考案に係るALC版と床梁形鋼との接合箇所
の断面図である。
の断面図である。
【図9】従来のALC版と床梁形鋼との接合箇所の斜視
図である。
図である。
【図10】従来のALC版と床梁形鋼との接合箇所の斜
視図である。
視図である。
10 パイプ 11 床梁形鋼 12 フランジ 13 ALC版 14 端部 15 フランジ側縁 16 固定金物 17 突起 17a 釘 17b 軸材 17c ボルト 17d プレート 18 U字状嵌合溝 19 クリップ部 20 部材 21 部材 22 垂直部 23 溝口 24 釘孔 25 突枝 26 突枝 27 長孔 28 先端 29 孔 30 周縁部 31 孔 32 螺子孔 33 後端 34 ナット 35 上面 36 ステップ 37 孔開プレート 38 孔 39 鉄筋 40 溝 41 フックボルト 42 切欠き 43 孔開プレート 44 防振ゴム 45 ナット
Claims (5)
- 【請求項1】(a) ALC版13を床梁形鋼11に固
定する固定金物16が、U字状に折れ曲がった間にU字
状嵌合溝18を形成したクリップ部19と、向き合って
嵌合溝18を形成する二つの部材20・21の一方21
から直角に突き出た垂直部22と、嵌合溝18の内部か
ら溝口23に向かう方向に平行に垂直部22から直角に
突き出た突起17とによって形成され、 (b) ALC版の端部14が床梁形鋼11のフランジ
12の上に戴承され、床梁形鋼のフランジ側縁15がA
LC版の端部14よりも突き出ており、 (c) 固定金物16が、嵌合溝18をフランジ12に
嵌め合わせ、垂直部22をALC版の端部14に突き当
て、突起17をALC版側13に突き出して、床梁形鋼
11に取り付けられ、 (d) ALC版の端部14が、突起17によってフラ
ンジ12へと押さえられていることを特徴とするALC
版と床梁形鋼との接合構造。 - 【請求項2】 前掲請求項1に記載の突起17が釘17
aであり、垂直部22に開けられた釘孔24からALC
版13に打ち込まれていることを特徴とする前掲請求項
1に記載のALC版と床梁形鋼との接合構造。 - 【請求項3】 前掲請求項1に記載の突起17がボルト
17cであり、固定金物の垂直部22にはボルト17c
が嵌合する孔31が穿孔されており、ALC版13には
ボルト17cが螺着する螺子孔32が穿設されており、
ボルト17cが垂直部22の孔31を貫通してALC版
13の螺子孔32に螺着されており、垂直部22の孔3
1から突き出たボルト17cの後端33にナット34が
螺着されていることを特徴とする前掲請求項1に記載の
ALC版と床梁形鋼との接合構造。 - 【請求項4】 前掲請求項1に記載の突起17が、固定
金物の垂直部22の厚みdに相当する一定の距離tをお
いて軸芯に直角に二つの突枝25・26が平行に後端部
から突き出た軸材17bによって構成され、固定金物の
垂直部22には後端側の突枝26の全長hより長径mが
長く短径nが短い長孔27が穿孔されており、軸材17
bの先端側28はALC版13に穿設した孔29に差し
込まれ、二つの突枝25・26の間に長孔27の周縁部
30が挟まれているいることを特徴とする前掲請求項1
に記載のALC版と床梁形鋼との接合構造。 - 【請求項5】 前掲請求項1に記載の突起17が垂直部
22の上端から突き出たプレート17dによって構成さ
れ、そのプレート17dがALC版13の上面35に重
なっていることを特徴とする前掲請求項1に記載のAL
C版と床梁形鋼との接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7932192U JPH0637410U (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | Alc版と床梁形鋼との接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7932192U JPH0637410U (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | Alc版と床梁形鋼との接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637410U true JPH0637410U (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=13686617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7932192U Pending JPH0637410U (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | Alc版と床梁形鋼との接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637410U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01230842A (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-14 | Sekisui House Ltd | 軽量気泡コンクリートパネルの敷設方法 |
JPH0578734B2 (ja) * | 1988-07-01 | 1993-10-29 | Daikin Ind Ltd |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP7932192U patent/JPH0637410U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01230842A (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-14 | Sekisui House Ltd | 軽量気泡コンクリートパネルの敷設方法 |
JPH0578734B2 (ja) * | 1988-07-01 | 1993-10-29 | Daikin Ind Ltd |
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