JP2512477Y2 - 下地部材の固定装置 - Google Patents

下地部材の固定装置

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JP2512477Y2 JP1990095864U JP9586490U JP2512477Y2 JP 2512477 Y2 JP2512477 Y2 JP 2512477Y2 JP 1990095864 U JP1990095864 U JP 1990095864U JP 9586490 U JP9586490 U JP 9586490U JP 2512477 Y2 JP2512477 Y2 JP 2512477Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、下地部材の固定装置に関する。
(従来の技術) 床パネル等の下面に下地として設けられる根太や胴縁
といった棒状の下地部材を、梁材に上載して固定したい
際に、下地部材の下面側に梁材のフランジ部を下から押
圧する固定装置を設け、この固定装置と下地部材のフラ
ンジ部上にある部分とでフランジ部を上下から挟圧する
ことにより、下地部材を梁材のフランジ部に固定する場
合がある。
第10図はこのような固定装置の従来例を示す。
本例における固定装置は、鋼製の中空角材よりなる下
地部材38の下面39に、中央に段差部40を有する固定金具
41を、ボルト42とナット43で締付け固定することにより
構成された簡単なもので、前記段差部40を介して形成さ
れた押圧部44が、梁材(H形鋼)45のフランジ部46を下
から押圧し、下地部材38の端部とでフランジ部46を挟圧
することにより、下地部材38が梁材45のフランジ部46に
固定されるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記従来の技術では、押圧部44をフランジ
部46の裏面に当接させるためには、先ず、第11図に示す
ように、ボルト42を緩めて固定金具41を下地部材38の外
域に位置させた状態で下地部材38をフランジ部46に上載
し、次に、固定金具41をその押圧部44がフランジ部46下
方に位置するようにボルト42回りに回転させた後、ボル
ト42を図外の工具により締め付けるという手順で作業が
行われていた。
このように、従来では、その作業自体が極めて煩雑で
ありしかも下からのボルト締め作業を必要とすることか
ら、もともと下地部材38の固定箇所が多いこととも相挨
って、施工工期の長期化を招来するという問題点があっ
た。
また、押圧部44における押圧力は、専らボルト42の締
付け具合に依存するため、作業者の熟練度によってばら
つきが生じやすく、構造強度及び安全上からも好ましく
なかった。
本考案は、このような実情に鑑みて成されたものであ
り、梁材への取付作業が極めて迅速かつ確実に行い得る
と共に、取付完了後には非常に安定した固定力を発揮す
る下地部材の固定装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本考案が講じた技術的手段
は、梁材3のフランジ部4に上載される棒状の下地部材
2の下面7側に取付けられ、下地部材2のフランジ部4
上にある部分とでフランジ部4を上下から挟圧して下地
部材2を梁材3に固定する下地部材の固定装置におい
て、 前記固定装置6は、下地部材2の下面7側に取付けら
れてその下面7との間で下地部材2長手方向に連通する
打込空間19を形成する受部材8と、この打込空間19内に
反フランジ部4側からフランジ部4に向かって打込み挿
通される打込部材9とから成り、 この打込部材9は、打込空間19を通過しうる幅に形成
されかつその打込空間19を通り抜けた位置でフランジ部
4を下から押圧する板バネ21を打込先端側に有すると共
に、当該打込部材9を打込空間19へ打込むための打付部
30を打込後端側に有し、 前記受部材8又は打込部材9に、板バネ21の押圧力で
生じた反力による打込部材9の反転を防止する反転防止
手段28が設けられている点にある。
(作用) 第1図に示すように、受部材8が予め取付けられるこ
とによって下地部材2の下方に形成された打込空間19
に、打込部材9を挿通して後方からハンマー等で打ち込
むことにより、打込部材9先端側に設けた板バネ21がフ
ランジ部4裏面側に強制挿入され、その板バネ21の押圧
力の下で、フランジ部4が板バネ21と下地部材2の端部
5とによって上下から挟圧され、下地部材2がこれら受
部材8及び打込部材9より成る固定装置6によって梁材
3に対して極めて簡便に固定されることになる。
(実施例) 以下、図面に基いて本考案に係る一実施例につき詳述
する。
図において、1は床パネル、2はその床パネルの裏面
に予め取付けられた木製角棒状の下地部材(根太材)で
あり、この下地部材2は、床パネル1の長手方向に沿っ
て床パネル1の幅方向等間隔に配置されている。
3はH形鋼より成る鉄骨構造物の骨格を成す梁材で、
通常その上側のフランジ部4に前記下地部材2の長手方
向端部5が上載され、床パネル1及びその下地部材2よ
り成る床材が組付けられる。
6は本実施例で採用した固定装置であり、下地部材2
の下面7側に取付けられた受部材8と、この受部材8に
支持されてフランジ部4を下から押圧する打込部材9と
から成り、下地部材2をフランジ部4に対して強固に固
定するためのものである。
前記受部材8は、第2図及び第3図に示す如く、正面
視略コ字状を呈する鋼製の屈曲板体であり、左右両側で
相対向する側板部10,10、該側板部10,10の下端を連結す
る底板部11とから形成されている。
前記両側板部10の中央よりやや下部側には、相対向内
方に夫々屈曲された段部12が形成され、この段部12の上
側が前記下地部材2の側面13に当接する取付板14、下側
がその取付板14と平行な側壁板15とされている。尚、16
は段部12の外側に形成された補強用の三角リブであり、
17はねじ孔で、前記取付板14の上下コーナ付近に夫々開
設されている。
このように構成された受部材8は、第3図及び第1図
に示すように、下地部材2の下面7側に嵌合されて、前
記ねじ孔17に木ねじ18を螺合することにより下地部材2
に予め取付けられるが、このさい、前記両側壁板15,1
5、底板部11及び下地部材2の下面7とで囲まれた下地
部材2長手方向に連通する打込空間19が形成されること
になる。
次に、前記打込部材9は、上記打込空間19に反フラン
ジ部4側からフランジ部4に向かって打込み挿通される
もので、第4図乃至第6図に示す如く、その長手方向の
剛性を増すべく幅方向断面視略コ字状に形成された鋼製
の打込本体20と、該打込本体20の打込先端側に設けたバ
ネ鋼より成る板バネ21とから構成されている。
この板バネ21は、打込空間19を通過しうる幅に形成さ
れていて、屈曲部22を介して側面視鋭角状に交差する取
付板部23と押圧部24とから成り、その屈曲部22外側が打
込先端となるように、取付板部23が打込本体20の大部分
をなす基部25の裏面側からリベット26接合されることに
より、打込本体20に対して強固に固着されている。ま
た、押圧部24は、打込先端としての前記屈曲部22から自
由端側に向かって上方反り状に湾曲形成されており、そ
の自由端部はやや下方に屈曲されてフランジ部4裏面と
の接当部27とされている。
打込本体20における基部25側の打込方向後方側は、基
部25よりも上方に屈曲形成されたストッパ部(反転防止
手段)28が設けられており、また、このストッパ部28に
は、最後端側の屈曲部29を介して垂下状に延設されたハ
ンマー等を打ち付けるための打付部30が形成されてい
る。
上記構成に係る固定装置6を用いて下地部材2を梁材
3に対して固定するには、先ず、前記受部材8が予め下
面7側に設けられた下地部材2を、第1図に示す如くフ
ランジ部4に上載した後、打込空間19の打込方向後方側
から板バネ21のある方を先端側として打込部材9を後方
からハンマー等で打ち付けるだけでよく、このさい、板
バネ21が打込空間19を通り抜けた位置でフランジ部4を
下方から押圧してフランジ部4上にある下地部材2の端
部5と共に当該フランジ部4を上下から挟圧する。そし
て、これと同時に、前記ストッパ部28が、底板部11によ
る基部25の下からの支持を介して下地部材2の下面7に
下から押し当てられ、前記板バネ21のフランジ部4への
押圧の反力による当該打込部材9の反転が有効に防止さ
れるようになっている。
このように、本実施例によれば、打込部材9をハンマ
ー等により打ち込むという至極簡単な作業を行うだけで
下地部材2を梁材3に固定することができ、その取付作
業が極めて迅速かつ確実に行い得ると共に、板バネ21の
押圧力によって常に一定した固定力が発揮されるので、
打込完了後には何人の作業によるか否かに拘らず、非常
に安定した固定力を全ての取付箇所において得ることが
できる。
ところで、本考案は上記実施例に限られるものではな
い。
例えば、第7図に示す如く、前記打込部材9の基部25
の側壁32の打込方向略中央に段差33を形成し、該段差33
よりも打込先端側の側壁32高を後端側の側壁32高よりも
やや高くすることにしてもよい。この場合、打込完了時
に側壁32がその段差33部分において受部材8の底板部11
に掛止され、打込部材9の抜け止め手段が構成されるこ
とになると共に、作業者はこの段差33部分の掛止によっ
て打込み完了を認知することができ、過度の打ち込みを
することがなくなるので、より安定した作業性を得るこ
とができる。
また、第8図に示す打込部材9は、上記実施例のよう
に幅方向断面視コ字状を呈するものではなく、比較的厚
肉の単なる鋼製板体より成る。従って、この場合には、
板バネ21の取付板部23の自由端34が段差を構成すること
になるので、取付板部23の打込方向長さを所定寸法に形
成することにより上記同様の抜け止め手段を極めて簡便
に構成することができる。
尚、打込部材9の反転防止手段については、上記実施
例における打込部材9側に設けたストッパ部28によるも
のに限られず、例えば、第9図に示す如く、打込部材9
の基部25を上から押える突起部35を受部材8の側壁板15
から内方に突出形成することによって構成してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、打込部材9を
後方からハンマー等で打ち込むという極めて簡便な作業
のみで下地部材2を梁材3に固定することができるの
で、下地部材2取付作業の迅速化を通じて施工工期の短
縮を図ることができ、しかも、打込完了と同時に板バネ
21の押圧力により常時一定した固定力が発揮されるの
で、作業者の熟練度を問わず安定した固定力を得ること
ができ、取付後の構造強度の向上、施工途中における作
業の安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示し、第1図は
固定装置の作用説明図、第2図は受部材の側面図、第3
図は第2図III-III線断面図(受部材の正面断面図)、
第4図は打込部材の平面図、第5図は同側面図、第6図
は第4図のVI-VI線断面図、第7図乃至第9図は変形例
を示し、第7図及び第8図は打込部材の側面図、第9図
は受部材の正面図、第10図及び第11図は従来例を示し、
第10図は固定装置の側面図、第11図は下地部材及び固定
金具の斜視図である。 2……下地部材、3……梁材、4……フランジ部、6…
…固定装置、7……下面、8……受部材、9……打込部
材、19……打込空間、21……板バネ、28……反転防止手
段(ストッパ部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西田 孝一 滋賀県野洲郡中主町大字六条1018番地の 1 ニスコ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭50−21305(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】梁材(3)のフランジ部(4)に上載され
    る棒状の下地部材(2)の下面(7)側に取付けられ、
    下地部材(2)のフランジ部(4)上にある部分とでフ
    ランジ部(4)を上下から挟圧して下地部材(2)を梁
    材(3)に固定する下地部材の固定装置において、 前記固定装置(6)は、下地部材(2)の下面(7)側
    に取付けられてその下面(7)との間で下地部材(2)
    長手方向に連通する打込空間(19)を形成する受部材
    (8)と、この打込空間(19)に反フランジ部(4)側
    からフランジ部(4)に向かって打込み挿通される打込
    部材(9)とから成り、 この打込部材(9)は、打込空間(19)を通過しうる幅
    に形成されかつその打込空間(19)を通り抜けた位置で
    フランジ部(4)を下から押圧する板バネ(21)を打込
    先端側に有すると共に、当該打込部材(9)を打込空間
    (19)へ打込むための打付部(30)を打込後端側に有
    し、 前記受部材(8)又は打込部材(9)に、板バネ(21)
    の押圧力で生じた反力による打込部材(9)の反転を防
    止する反転防止手段(28)が設けられていることを特徴
    とする下地部材の固定装置。
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