JPH0637018U - エアバッグ用起動装置 - Google Patents

エアバッグ用起動装置

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JPH0637018U
JPH0637018U JP074788U JP7478892U JPH0637018U JP H0637018 U JPH0637018 U JP H0637018U JP 074788 U JP074788 U JP 074788U JP 7478892 U JP7478892 U JP 7478892U JP H0637018 U JPH0637018 U JP H0637018U
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隆太郎 山本
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株式会社東海理化電機製作所
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/33Arrangements for non-electric triggering of inflation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42CAMMUNITION FUZES; ARMING OR SAFETY MEANS THEREFOR
    • F42C1/00Impact fuzes, i.e. fuzes actuated only by ammunition impact
    • F42C1/02Impact fuzes, i.e. fuzes actuated only by ammunition impact with firing-pin structurally combined with fuze
    • F42C1/04Impact fuzes, i.e. fuzes actuated only by ammunition impact with firing-pin structurally combined with fuze operating by inertia of members on impact
    • GPHYSICS
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    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/03Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses by using non-electrical means
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐磨耗処理等特別な対策を講じることなく、
着火ピンの移動阻止状態においてドライブシャフトの係
止片の先端形状が変化するのを有効に回避する。 【構成】 着火ピン56の移動阻止状態において、係止
片52の先端部と段付きつば部58との間に、係止片5
2の先端部の当接回避用の逃げ部70が形成されている
ので、係止片52の先端部が段付きつば部58を構成す
る第2の円盤形状部64に当接しない。従って、通常走
行時における車体の振動等により、係止片52の先端形
状が変化するのを有効に回避することができ、このため
の耐磨耗処理等の特別な対策が不要となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエアバッグ用起動装置に係り、さらに詳しくは、車両に取付けられ、 乗員を保護するためのバッグを膨張させるエアバッグ用起動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグには起動装置が装着されており、例えばステアリングホイールに取 付けられるタイプのエアバッグでは、この起動装置によって車両急減速時等にバ ッグを膨張させてステアリングホイールと乗員との間にこれを介在させるように なっている。
【0003】 この種の起動装置としては、質量体(通常は、ボールが使用される。)の急減 速時における慣性移動量の大きさに応じて、起動装置のケース内に回動自在に装 備されたドライブシャフトを回動させて、当該ドライブシャフトに設けられた係 止片(トリガ部)と着化ピンとの係合を解除或いは非解除状態とし、これにより 雷管の方向へ付勢された着火ピンの移動を阻止或いはこの阻止状態を解除する機 械式の起動装置が、比較的多く採用されている(特開昭60−248454〜2 48457号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この種の起動装置にあっては、ドライブシャフトの係止片の先端部には実際に は円弧状部分が形成されており、この円弧の半径Rの寸法精度はドライブシャフ トが車両急減速時にボ−ルに所定の慣性力が作用した時に所定のタイミングで円 滑に回動するように、相当高精度である必要がある。
【0005】 しかしながら、上記従来例の構造によれば、ドライブシャフトに設けられた係 止片と着化ピンとの係合は、着火ピンに設けられた段付きつば部を介してなされ 、しかも着火ピンの移動阻止状態においては、ドライブシャフトの係止片の先端 が段付きつば部の外周面に圧接した状態となっていた。このため、通常走行時の 車体の振動等により、係止片の先端部が磨耗してその形状が変化し、上述した半 径Rの精度を維持できなくなるおそれがあった。
【0006】 かかる問題点を解消するため、係止片の先端部の耐磨耗性を強化すべく、耐磨 耗処理,耐磨耗加工を施す等、何らかの特別な対策が必要であると共に、ひいて はこれが起動装置のコストアップの一因ともなっていた。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐磨耗処理等特 別な対策を講じることなく、着火ピンの移動阻止状態においてドライブシャフト の係止片の先端形状が変化するのを有効に回避し得ると共に、コストの低減を図 ることができるエアバッグ用起動装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るエアバッグ用起動装置は、車両急減速を慣性移動により検知する 質量体と、ばね手段に付勢され前記質量体の移動方向の端部に一方の端部近傍が 当接して前記質量体を所定位置に保持する共に、その長手方向の一部に係止片が 設けられ、前記質量体の慣性移動によって前記係止片部分を中心として回動され るドライブシャフトと、軸部と当該軸部の長手方向の一部に形成された段付きつ ば部とから成り、前記ドライブシャフトの係止片の先端部に対応する前記段付き つば部の部分には前記係止片の先端部の当接回避用の逃げ部が形成され、通常は 前記ドライブシャフトの係止片に前記段付きつば部が係合してその移動が阻止さ れ、前記ドライブシャフトの回動により前記段付きつば部と前記ドライブシャフ トの係止片との係合が解除される車両急減速時には所定の案内路に沿って移動し 雷管に作用してバッグを膨張させる着火ピンと、を有していることを特徴として いる。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、車両急減速時になると、慣性体がばね手段の付勢力に抗し て慣性移動し、ドライブシャフトが大きく回動する。このため、ドライブシャフ トの係止片と着火ピンの段付きつば部との係合状態が解除され、着火ピンが所定 の案内路に沿って移動し雷管に作用してバッグを膨張させる。この結果、車両急 減速時の衝撃から乗員は保護される。
【0010】 この一方、通常走行時(通常時)は、ドライブシャフトに設けられた係止片が 着火ピンの段付きつば部に係合しているので、着火ピンの移動が阻止される。こ の時、逃げ部の作用によりドライブシャフトの係止片の先端部が着火ピンの段付 きつば部に圧接するのが回避されている。
【0011】 このため、通常走行時における車体の振動等により、ドライブシャフトの係止 片の先端部が、磨耗によりその形状が変化するのが回避される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。
【0013】 図4には、本考案に係るエアバッグ用起動装置の一例が適用されたエアバッグ 装置10をステアリングホイ−ル18に取り付けた状態の一部断面図が示されて いる。
【0014】 エアバッグ装置10のエアバッグ装置本体12は、ステアリングホイール18 のハブ18Aに固着された支持プレート16へボルト32等でベ−スプレ−ト1 4を固定することにより、ステアリングホイール18へ取り付けられるようにな っている。
【0015】 この支持プレ−ト16の略中央部で後述するエアバッグ用起動装置に対応する 位置にはレリ−ズピン34が突設されている。このレリーズピン34は、後述す る固定装置の作動を解除するためのものである。
【0016】 前記ベースプレート14へはエアバッグ袋体20、エアバッグカバー22、イ ンフレータ24がそれぞれ取り付けられている。
【0017】 エアバッグ袋体20は、ベースプレート14の乗員側(図4における矢印B側 )へ折り畳まれた状態で配置されている。このエアバッグ袋体20は、その開口 側の縁がベースプレート14の略中央部にリングプレート26を介して取り付け られている。リングプレート26は図示しないボルトでベースプレート14へ締 めつけられ、前記開口側の縁をベースプレート14へ押しつけている。
【0018】 エアバッグカバー22はベースプレート14の乗員側(図4における矢印B側 )に配置されて、ベースプレート14との間にエアバッグ袋体20を格納してい る。このエアバッグカバー22には、その周囲に図示しない枠状の芯金が埋設さ れ、この芯金を介してリベット等によりベースプレート14へ取付けられている 。また、エアバッグカバー22のインフレータ24と対向する部分には、薄肉部 22Aが形成され、この薄肉部22Aで破断され易いようになっている。
【0019】 インフレータ24は略円柱形状で、ベースプレート14の中央部の円孔へ貫通 されていると共に、一部がエアバッグ袋体20に挿入された状態で配置されてい る。インフレータ24は、ベースプレート14の反乗員側(図4における矢印C 側)の面にそのフランジ24Aが固着されることにより取り付けられている。
【0020】 また、このインフレータ24には、エアバッグ用起動装置(以下、必要に応じ て「起動装置」と略述する。)28によって燃焼が開始されるガス発生物質30 が封入されている。ガス発生物質30は燃焼によって分解して大量のガスを放出 し、図示しないフィルタを通過した前記ガスがエアバッグ袋体20を膨張させる ようになっている。ガス発生物質30としては、例えばアジ化ナトリウムを含有 するものがある。
【0021】 ガス発生物質30と起動装置28との間には、雷管36(図1参照)及び図示 しない伝爆剤が起動装置28と同軸上に配設されており、雷管36が発火すると 火花が前記伝爆剤へ案内されると共に熱エネルギーに変換され、この熱で前記伝 爆剤が大量のガスを発生するようになっている。
【0022】 また、インフレータ24の軸芯部には、前記雷管36を着火させる起動装置2 8が配設されている。以下に、この起動装置28について詳述する。
【0023】 起動装置28は、円筒形をしており、図1に示される如く、軸線中央部で軸線 と直交する面で分割された下側ケース40と上側ケース38とに分かれており、 また、上側ケース38と下側ケース40との互いに対向する端面には、収容部4 2が形成されている。
【0024】 上側ケース38内には、機械着火式エアバッグセンサの慣性体,即ち車両急減 速を慣性移動により検知する質量体としてのボール44が上側ケース38の軸心 を中心として対称の位置に2個配置(図面では1個だけ示す)されている。各ボ ール44及びその関連部品は対称であるので片方のみについて説明する。
【0025】 ボール44は、円筒形のシリンダー46内に挿入されており、シリンダー46 は、上側ケース38内に軸線が上側ケース38の軸線と平行になるように配設さ れ固定されている。従って、ボール44に急激な加速度が作用するとボール44 がシリンダー46内を下側ケース40に向かって(矢印R方向に)移動するよう になっている。
【0026】 ボール44の下側ケース40側端部には、下側ケース40と上側ケース38と の境に沿って収容部42内へ配置された略軸状のドライブシャフト48の一方の 端部48A(図3参照)が、次のようにしてばね手段としてのバイアススプリン グ50の付勢力により当接されている。
【0027】 即ち、ドライブシャフト48の長手方向中間部には、図3に示すように、断面 略半円状の棒状部材からなる係止片52がドライブシャフト48の軸方向と直交 して取り付けられており、この係止片52の両端に設けられた一対の回転軸52 A,52Bを介してドライブシャフト48が上側ケース38及び下側ケース40 に軸支されている。従って、ドライブシャフト48は、回転軸52A,52Bを 中心として起伏回動可能になっている。そして、このドライブシャフト48の他 方の端部48B(図3参照)には、上側ケース38の軸線方向に配置され且つば ね手段としてのバイアススプリング50の作用により下側ケース40側へ付勢さ れたバイアスピン54の下側ケース40側端部が圧接している。このため、結果 的にドライブシャフト48の一方の端部48Aが、バイアススプリング50の付 勢力によりボール44に当接されている。
【0028】 なお、ドライブシャフト48の係止片52の一方(図1における矢印C側)の 先端部には、実際には円弧状部分(図示省略)が形成されており、この円弧の半 径Rの寸法精度はドライブシャフト48が車両急減速時にボ−ル158に所定の 慣性力が作用した時に所定のタイミングで円滑に回動するような精度で仕上げら れている。また、この係止片52の着火ピン56に対向する側の面には、図2に 示される如く、後述する着火ピン移動時に、着火ピン56が当該係止片52に当 たらないように凹部52Cが形成されている。
【0029】 バイアスピン54のエアバッグ袋体20側(図1の矢印B側)の半分は小径部 54Aとなっており(図3参照)、この小径部54Aには、バイアススプリング 50が巻装されている。そして、このバイアススプリング50のエアバッグ袋体 20側端部は、下側ケース40及び上側ケース38を抱持する外カバーに当接し ている。
【0030】 また、図1に示す着火ピン移動阻止状態においては、係止片52の一方(同図 における矢印C側)の先端は、軸部56Aとこの軸部56Aの長手方向中間部に 設けられた段付きつば部58とから成る着火ピン56の段付きつば部58の段部 60へ係止されている。この段付きつば部58は、第1の円盤形状部62と当該 第1の円盤形状部62の先端側に同軸状に且つ幾分小径に形成された第2の円盤 形状部64とを含んで構成され、第1の円盤形状部62と第2の円盤形状部64 との境目の部分に段部60が形成されている。
【0031】 ここで、本実施例では、第2の円盤形状部64の外周面に、図1ないし図2に 示す如く、テーパが形成されており、このため、図1に示す着火ピン移動阻止状 態において、係止片52の先端部と当該第2の円盤形状部64との間に、前記係 止片52の先端部が当接するのを回避する逃げ部70(図2参照)が形成される ようになっている。
【0032】 着火ピン56は、収容部42内に収容され、車両急減速時に上側ケース38, 下側ケース40にそれぞれの軸心方向に形成された案内路66,68に沿って下 側ケース40側から上側ケース38側へ移動可能な構造となっている。
【0033】 また、この着火ピン56の段付きつば部58の図1における矢印C側の部分に は、圧縮コイルスプリング72が巻装されている。このため、着火ピン56は雷 管36へ向かう方向へ押圧付勢されている。
【0034】 下側ケース40側の前記収容部42には、ボール44の移動方向(図1におけ る矢印R方向)上に固定装置74が収容されている。この固定装置74は、ドラ イブシャフト48の起伏回動を規制することにより、不要な時に、着火ピン56 が移動するのを防止するためのもので、実際には、ねじりコイルばね(図示省略 )とこのねじりコイルばねの一方の延設部が嵌合自在のロックピン(図示省略) とから構成される。そして、この固定装置74の作動状態では、ドライブシャフ ト48の起伏回動が不可能となっている。
【0035】 次に、本実施例の作用等を説明する。 エアバッグ装置本体12が車体に取り付けられた状態では、レリーズピン34 により固定装置74が解除されている。
【0036】 車両走行中、通常の減速時になると、ボール44が図1の矢印R方向へ減速程 度に応じた慣性移動をする。これにより、ドライブシャフト48が回転軸52A ,52Bを中心として図1における反時計回りに僅かに回動するが、前記通常の 減速状態では、バイアスピン54へ加わるバイアススプリング50の付勢力の方 がボール44へ加わる慣性力よりも大きいため、ドライブシャフト48の係止片 52が着火ピン56の段付きつば部58から外れることはない。
【0037】 次に、車両急減速時になった場合には、ボール44へ加わる慣性力が、前記通 常の減速時にボール44へ加わる慣性力よりもはるかに大きくなる。このため、 ボール44は図1の矢印R方向へ大きく慣性移動する。従って、ドライブシャフ ト48は、回転軸52A,52Bを中心として図1における反時計回りにより多 く回動する。これにより、ドライブシャフト48の係止片52が、着火ピン56 の段付きつば部58から外れる。この結果、着火ピン56は圧縮コイルスプリン グ72の付勢力により、雷管36の方向へ、案内路66,68に沿って下側ケー ス40側から上側ケース38側へ移動する。
【0038】 前記移動する着火ピン56は雷管36へ衝突し、この雷管36を発火させる。 この火花は、伝爆剤(図示省略)で成長されて熱エネルギーに変換され、ガス発 生物質30を反応させる。このガス発生物質30で発生した大量のガスは、フィ ルタ(図示省略)を通過した後エアバッグ袋体20内へ案内され、これを膨張さ せる。
【0039】 膨張したエアバッグ袋体20は、乗員とステアリングホイール18との間に介 在され、乗員を車両急減速時の衝撃から有効に保護する。
【0040】 ところで、本実施例では、図1に示す着火ピン56の移動阻止状態では、図2 に示す如く、係止片52の先端部と段付きつば部58の段部60との間には、逃 げ部70が形成されているので、係止片52の先端部が第2の円盤形状部64に 当接しないようになっている。このため、本実施例では、通常走行時における車 体の振動等により、ドライブシャフト48の係止片52の先端形状が摩耗により 変化するのを有効に回避することができ、これにより係止片52の先端部に形成 された前述した半径Rの精度を維持することができる。
【0041】 従って、耐磨耗処理等特別な対策を講じることなく、着火ピン56の移動阻止 状態においてドライブシャフト48の係止片52の先端形状が変化するのを有効 に回避することができ、ひいてはコストの低減を図ることができるというという 効果がある。
【0042】 なお、上記実施例においては、段付きつば部58を構成する第2の円盤形状部 64の外周をテーパ状に形成することにより、着火ピン56の移動阻止状態にお いて係止片52の先端部が段付きつば部58に当接するのを回避する逃げ部70 を構成する場合を例示したが、これ以外の方法,例えば,係止片の先端部に対応 する段付きつば部部分を一部切除することにより、逃げ部を構成するようにして もよい。
【0043】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、着火ピンの移動阻止状態においては、 逃げ部の作用によりドライブシャフトの係止片の先端部が着火ピンの段付きつば 部に圧接するのが回避されているので、通常走行時における車体の振動等により 、ドライブシャフトの係止片の先端部が、磨耗によりその形状が変化するのを回 避することができ、これがため、耐磨耗処理等特別な対策を講じることなく、ド ライブシャフトの係止片の先端形状が変化するのを有効に回避することができ、 ひいてはコストの低減を図ることができるという従来にない実用的な効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る起動装置の概略断面図である。
【図2】図1の円A内部分の拡大図である。
【図3】図1の固定装置部分を除く各部品の分解斜視図
である。
【図4】図1の起動装置が装着されたエアバッグ装置が
ステアリングホイールに取付けられた状態を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
20 エアバッグ袋体(バッグ) 28 エアバッグ用起動装置 36 雷管 44 ボール(質量体) 48 ドライブシャフト 50 バイアススプリング(ばね手段) 52 係止片 56 着火ピン 56A 軸部 58 段付きつば部 66 案内路 68 案内路 70 逃げ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両急減速を慣性移動により検知する質
    量体と、 ばね手段に付勢され前記質量体の移動方向の端部に一方
    の端部近傍が当接して前記質量体を所定位置に保持する
    共に、その長手方向の一部に係止片が設けられ、前記質
    量体の慣性移動によって前記係止片部分を中心として回
    動されるドライブシャフトと、 軸部と当該軸部の長手方向の一部に形成された段付きつ
    ば部とから成り、前記ドライブシャフトの係止片の先端
    部に対応する前記段付きつば部の部分には前記係止片の
    先端部の当接回避用の逃げ部が形成され、通常は前記ド
    ライブシャフトの係止片に前記段付きつば部が係合して
    その移動が阻止され、前記ドライブシャフトの回動によ
    り前記段付きつば部と前記ドライブシャフトの係止片と
    の係合が解除される車両急減速時には所定の案内路に沿
    って移動し雷管に作用してバッグを膨張させる着火ピン
    と、 を有していることを特徴としたエアバッグ用起動装置。
JP074788U 1992-10-27 1992-10-27 エアバッグ用起動装置 Pending JPH0637018U (ja)

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EP93117358A EP0595272B1 (en) 1992-10-27 1993-10-26 Starting device for air bag
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