JPH0638767Y2 - 機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置 - Google Patents

機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置

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JPH0638767Y2
JPH0638767Y2 JP2415989U JP2415989U JPH0638767Y2 JP H0638767 Y2 JPH0638767 Y2 JP H0638767Y2 JP 2415989 U JP2415989 U JP 2415989U JP 2415989 U JP2415989 U JP 2415989U JP H0638767 Y2 JPH0638767 Y2 JP H0638767Y2
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JP
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inertial body
hook
air bag
coil
type air
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輝彦 小出
武彦 西川
隆太郎 山本
敬 小笠原
宏明 神藤
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両の急減速によって慣性体が移動し着火され
る機械着火式エアバツグセンサに用いられ、主として車
両への搭載前に慣性体の移動を阻止してセンサの起動を
防ぐ起動阻止装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のエアバツグセンサ用起動阻止装置におい
ては、慣性体であるボールの移動を阻止するロツク手段
としてトーシヨバーが使用されている。第13図に示され
る如くこのトーシヨバー80は、L字状の弾性体で構成さ
れており、このトーシヨバー80の一方の辺80Aは屈曲さ
れた固定部となっている。トーシヨバー80の他方の辺80
Bの先端部はボール82の移動軌跡上に配置されており、
ボール82の移動を阻止(ロツク)している。従って、ボ
ール82のロツク力を大きくするには、トーシヨンバー80
の軸径を太くするか又は剛性を大きくする必要がある。
辺80Bの屈曲部側はロツク解除ピン84に設けられた断面
形状がV字状のリング溝84Aに係合されている。従っ
て、車体への組付後にロツク解除ピン84を略ボール82の
作動方向と平行な方向(矢印G方向)へトーシヨバー80
の付勢力に抗して移動させると、辺80Bが想像線で示さ
れる如く屈曲されてリング溝84Aから抜出し、先端部が
ボール82の移動軌跡上から退去する方向(矢印H方向)
へ回転してボール82のロツクが解除されるようになって
いる(特開昭60-248457号公報)。
しかしながら上記構成において、ロツク力を大きくする
ためにトーシヨンバー80の軸径を太くするか又は剛性を
大きくするとトーシヨンバー80の付勢力が大きくなるた
め、ロツクピン84を矢印G方向に移動させるのに必要な
力(ロツク解除力)も大きくなりロツク解除が困難とな
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記事実を考慮し、ロツク解除力を大きくしな
いでロツク力のみを大きくできる機械着火式エアバツグ
センサ用起動阻止装置を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は車両の急減速によって慣性体が移動し着火され
る機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置であっ
て、コイル軸が前記慣性体の移動方向と平行に配置され
コイル部の両端に設けられた一方のフツク部が前記慣性
体の移動軌跡上に配置されて慣性体の移動を阻止し他方
のフツク部が固定されたコイルスプリングと、このコイ
ルスプリングの付勢力に抗してコイルスプリングの前記
一方のフツク部をコイル軸回りに移動させてコイル部の
変形により前記一方のフツク部を前記慣性体の移動軌跡
上から退去させる解除手段と、を有することを特徴とし
ている。
また、車両の急減速によって慣性体が移動し着火される
機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置であって、
前記慣性体の移動方向と平行に複数回屈曲された屈曲部
の両端に設けられた一方のフツク部が前記慣性体の移動
軌跡上に配置されて慣性体の移動を阻止し他方のフツク
部が固定されたトーシヨンバーと、このトーシヨンバー
の付勢力に抗してトーシヨンバーの前記一方のフツク部
を前記慣性体の移動方向と直角方向へ移動させて屈曲部
の変形により前記一方のフツク部を前記慣性体の移動軌
跡上から退去させる解除手段と、を有することを特徴と
している。
〔作用〕
上記構成の本考案では、コイルスプリングの一方のフツ
ク部が慣性体の移動軌跡上に配置されている場合には、
この一方のフツク部により慣性体の移動が阻止されてい
るため、慣性体に急激な加速度が加わっても慣性体は移
動せず機械着火式エアバツグセンサは起動しない。車体
への組付後には解除手段によりコイルスプリングの付勢
力に抗してコイルスプリングの一方のフツク部をコイル
軸回りに移動させると、コイル部の変形によりこの一方
のフツク部が慣性体の移動軌跡上から退去し、慣性体が
移動可能となる。従って、ロツク時における慣性体の移
動は一方のフツク部へ曲げ力となって作用することにな
り、コイルスプリングの軸径を太くするかまたは剛性を
大きくすることにより慣性体のロツク力を大きくするこ
とができる。しかし、解除力はコイル部をコイル軸回り
に回転させるねじり力として作用することになるので、
コイル部の巻径または巻数を調節することによってコイ
ルスプリングの付勢力、すなわち解除力が大きくならな
いようにすることができる。
また、上記構成の本考案では、トーシヨンバーの一方の
フツク部が慣性体の移動軌跡上に配置されている場合に
は、この一方のフツク部により慣性体の移動が阻止され
ているため、慣性体に急激な加速度が加わっても慣性体
は移動せず機械着火式エアバツグセンサは起動しない。
車体への組付後には解除手段によりトーシヨンバーの付
勢力に抗してトーシヨンバーの一方のフツク部を慣性体
の移動方向と直角方向へ移動させると、屈曲部の変形に
よりこの一方のフツク部が慣性体の移動軌跡上から退去
し、慣性体が移動可能となる。従って、ロツク時におけ
る慣性体の移動は一方のフツク部へ曲げ力となって作用
することになり、トーシヨンバーの軸径を太くするかま
たは剛性を大きくすることにより慣性体のロツク力を大
きくすることができる。しかし、解除力は屈曲部を慣性
体の移動方向と直角方向へ変形させる応力として作用す
ることになるので、屈曲部の屈曲回数を増加することに
よってコイルスプリングの付勢力、すなわち解除力が大
きくならないようにすることができる。
〔実施例〕
本考案の第一実施例を第1図〜第5図に従って説明す
る。
第5図に示される如く、本考案に係る起動阻止装置を備
えた機械着火式エアバツグセンサが組み込まれたインフ
レータ12はベースプレート16に取り付けられており、ベ
ースプレート16はステアリングホイル14のハブ部14Aに
固着された支持ブラケツト15に結合されている。ベース
プレート16には、インフレータ12とともにエアバツグ袋
体18及びカバー20が取り付けられている。
エアバツグ袋体18はベースプレート16の乗員側(第5図
上側)に折り畳まれた状態で配置されている。このエア
バツグ袋体18は開口側の縁がベースプレート16の略中央
にリングプレート22を介して取り付けられている。リン
グプレート22は図示しないボルトでベースプレート16に
締め付けられ、エアバツグ袋体18の開口側の縁をベース
プレート16に押し付けている。
カバー20はベースプレート16の乗員側に配置されてベー
スプレート16との間にエアバツグ袋体18を格納してい
る。このカバー20は周囲に図示しない枠状の芯金が埋設
され、芯金を介してリベツト等によりベースプレート16
へ取り付けられている。このカバー20のベースプレート
16との対向部には薄肉部26が形成され、この部分で破断
され易いようになっている。
インフレータ12は円柱状で、ベースプレート16の中央部
の円孔に貫通されて一部がエアバツグ袋体18に挿入され
た状態で配置されている。インフレータ12はベースプレ
ート16の反乗員側(第5図下方)の面にフランジ部12A
によって固着されている。
このインフレータ12にはガス発生物質28が封入されてい
るとともにガス発生物質28を燃焼させるための起動装置
30が内蔵されている。
ガス発生物質28は燃焼によって分解して大量のガスを放
出し、このガスでエアバツグ袋体18を膨張できるように
なっている。ガス発生物質28としては例えばアジ化ナト
リウムを含有するものがある。この起動装置30の外部に
は雷管32が配設され、雷管32が点火したときに図示しな
い着火剤が着火し、ガス発生物質28が燃焼されるように
なっている。
第1図〜第4図に示される如く起動装置30は円筒形をし
ており、軸線中央部で軸線と直交する面で分割された下
ケース38と上ケース42とに分かれている。
上ケース42内には機械着火式エアバツグセンサの慣性体
としてのボール44が上ケース42の軸心を中心として対称
の位置に2個配置されている。各ボール44及びその関連
部品は対称形であるで片方のみについて説明する。一方
のボール44は円筒形のシリンダー40内に挿入されてお
り、シリンダー40は上ケース42内に軸線が上ケース42の
軸線と平行となるように固着されている。従って、ボー
ル44に急激な加速度が加わるとボール44がシリンダー40
内を移動するようになっている。
ボール44の下ケース38側端部には、下ケース38と上ケー
ス42との境に沿って配置された揺動バー46の一方の端部
46Aが当接してボール44の矢印B方向への移動を阻止し
ている。この揺動バー46の他方の端部46Bには上ケース4
2の軸線方向に配置されたピン48の下ケース38側端部が
当接している。
ピン48のエアバツグ袋体18側半分は小径部48Aとなって
いる。小径部48Aには圧縮コイルスプリング56が装着さ
れており、圧縮コイルスプリング56のエアバツグ18側端
部は下ケース38及び上ケース42を抱持する外カバー57に
当接するようになっている。
従って、圧縮コイルスプリング56はピン48を介して揺動
バー46の一方の端部46Aをボール44側へ付勢するように
なっている。
揺動バー46の略中央部には、ドライブシヤフト50が揺動
バー46の軸方向と直交する面内でかつボール44の移動方
向と直交する方向に固着されており、ドライブシヤフト
50の両端部50A、50Bは下ケース38及び上ケース42に回転
可能に軸支されている。従って、揺動バー46はドライブ
シヤフト50を回転中心として回転するようになってい
る。
ドライブシヤフト50の中央部にはフツク部50Cが設けら
れており、フツク部50Cの反エアバツグ袋体18側端部は
下ケース38の軸線方向に配置された着火ピン52のつば部
52Aに係止されている。着火ピン52のつば部52Aの反フツ
ク部50C側の下ケース38内には、圧縮コイルスプリング5
4が挿入されてつば部52Aを上ケース42方向に押圧してい
る。
従って、ドライブシヤフト50の回転によってフツク部50
Cが着火ピン52のつば部52Aから外れると着火ピン52の先
端部52Bは圧縮コイルスプリング54の付勢力で雷管32に
衝突するようになっている。またドライブシヤフト50の
フツク部50Cはピン48の小径部48Aに捲着され圧縮コイル
スプリング56の付勢力で着火ピン52のつば部52Aから不
用意に外れないようになっている。
揺動バー46の一方の端部46Aの反ボール44側には、コイ
ルスプリング36のコイル部36Cの両端部に設けられたフ
ツクのうち一方のフツク36Aの先端部が当接しており、
ボール44及び揺動バー46の移動はこのフツク36Aにより
阻止されるようになっている。またコイルスプリング36
の他方のフツク36Bは下ケース38の反上ケース42側の底
部に固定されている。
コイルスプリング36の一方の端部36Aはコイル部36Cの端
部から直角に立上った立上部36Dの先端から、さらに直
角に屈曲されてコイル部36Cの半径方向に延長されてい
る。この端部36Aのコイル部36C側は解除手段としてのロ
ツクピン34に設けられた断面がV字形のリング溝34Aに
係合されている。ロツクピン34はエアバツグ袋体18方向
(矢印A方向)へ移動可能に下カバー38及び上カバーの
軸心部に挿入されており、第5図に示される如く支持ブ
ラケツト15の中央部に立設された突出部15Aによって組
付操作時に矢印A方向へ押圧されるようになっている。
従って、ベースプレート16をステアリングホイル14へ組
付ける場合にコイルスプリング36の付勢力に抗してロツ
クピン34が矢印A方向へ移動されることによって、コイ
ル部36Cへ軸回りにねじり力が作用して弾性変形し、フ
ツク36Aが矢印C方向にコイル軸回りに回転してリング
溝34Aから抜け出し、フツク36Aの先端部がボール44の移
動軌跡上から退去するようになっている。
なおこのリング溝34Aは一対のボール44に対応して設け
られたコイルスプリング36のフツク36Aを共に作動させ
るようになっている。次に、本実施例の作用を説明す
る。
インフレータ12は機械着火式エアバツグセンサのボール
44がロツク状態でベースプレート16に組付けられる。こ
の場合起動装置30のロツクピン34は第1図及び第4図の
実線の位置にあり、ロツクピン34のリング溝34Aにコイ
ルスプリング36のフツク36Aのコイル部36C側部分が当接
している。フツク36Aの先端部は揺動バー46の一方の端
部46Aの先端部にボール44と反対側から当接しており、
ボール44の移動を阻止している。
従って、ボール44の移動はフツク36Aへ曲げ力となって
作用することになり、コイルスプリング36の軸径を太く
するかまたは剛性を大きくすることによりボール44のロ
ツク力を大きくすることができ車体への組付前に不用意
にボール44が移動することはない。
次に、作業者がベースプレート16を図示しない固着手段
により支持ブラケツト15に取り付けると、支持ブラケツ
ト15の突出部15Aにより起動装置30のロツクピン34がコ
イルスプリング36の付勢力に抗して矢印A方向へ第4図
想像線に示される如く押圧移動される。これによって、
コイル部36Cが変形しフツク36Aがコイル軸と直交する面
内でロツクピン34と反対方向(矢印C方向)に第4図想
像線に示される如く回転する。すなわち、フツク36Aの
コイル部36C側部分がロツクピン34のリング溝34Aから抜
け出るとともに一体的にフツク36Aの先端部も矢印C方
向に回転しボール44の移動軌跡上から退去し、揺動バー
46の一方の端部46Aから離れボール44のロツクが解除さ
れる。
従って、ロツクピン34を矢印A方向へ移動するための
力、すなわちロツク解除力はコイル部36Cをコイル軸回
りに回転させるねじり力として作用することになるので
コイルスプリング36のフツク36Aを曲げるに要する力よ
りも著しく小さな力で作用できる。さらにこの力はロツ
クピン34とコイルスプリング36のフツク36Aとの当接位
置、コイル部36Cの太さ、剛性、巻径、巻数より任意に
調節できる。このため、ボール44のロツク力を大きくす
るためにコイルスプリング36の太さ又は剛性を増加させ
た場合にも、ロツク解除力が大きくならないようにする
ことができる。
インフレータ12がステアリングホイル14に組付けられ、
機械着火式エアバツグセンサのボール44のロツクが解除
された状態でボール44に急激な加速度が加わると、ボー
ル44が揺動バー46の一方の端部46Aを圧縮スプリング56
の付勢力に抗して矢印B方向へ押圧する。これにより揺
動バー46の一方の端部46Aがドライブシヤフト50を中心
としてコイルスプリング36側に回転し一体的にフツク部
50Cが回転する。加速度が所定値より大きい場合には、
フツク部50Cの回転角が大きくなりフツク部50Cが着火ピ
ン52のつば部52Aから外れ、着火ピン52が圧縮コイルス
プリング54の付勢力によって雷管32に衝突し雷管32が点
火される。
雷管32が点火されると、ガス発生物質28が燃焼し大量の
ガスを放出してエアバツグ袋体18が膨張する。
次に、本考案の第2実施例を第6図〜第8図に従って説
明する。
なお、第1実施例と同一部材については、同一符号を付
して説明を省略する。
第6図〜第8図に示される如く、第1実施例のコイルス
プリング36に代えて、トーシヨンバー60が使用されてい
る。このトーシヨンバー60の一方の端部は、U字状の屈
曲されフツク部60Aとなっており、下ケース38に下ケー
ス38の半径方向に沿って形成された凹部62に上ケース42
側から圧入されている。
トーシヨンバー60の他方の端部は、下ケース38の半径方
向に沿って延設され、フツク部60Bとなっている。この
フツク部60Bには、揺動バー46の一方の端部46Aが当接し
ており、ボール44及び揺動バー46の移動は、このトーシ
ヨンバー60のフツク部60Bにより阻止されるようになっ
ている。また、フツク部60Bの一部は、ロツクピン34の
リング溝34Aに係合されている。
トーシヨンバー60のフツク部60Aとフツク60Bとの間は、
ボール44の移動方向に180度づつ2回折り曲げられ、U
字形の屈曲部60Cとされている。この屈曲部60Cは、下ケ
ース38に形成された切欠部64に、トーシヨンバー60のフ
ツク部60Bの軸線方向と直交する方向へ移動可能に挿入
されている。
従って、ロツクピン34がトーシヨンバー60の屈曲部60C
の付勢力に抗して、第8図矢印A方向へ移動された場合
には、屈曲部60Cが変形し、トーシヨンバー60のフツク
部60Bが、揺動バー46の一方の端部46Aから外れるように
なっている。
次に、本実施例の作用を説明する。
ロツクピン34を矢印A方向へ移動するための力、すなわ
ちロツク解除力は、トーシヨンバー60の屈曲部60Cに応
力として作用する。この場合、応力は屈曲部60Cの両端
部60D、60E、60Fにそれぞれ分散される。
このため、ボール44のロツク力を大きくするためにトー
シヨンバー60の太さ又は剛性を増加させた場合にも、屈
曲部60Cの屈曲数を増加することによって、ロツク解除
力が大きくならないようにすることができる。
なお、上記第1実施例及び第2実施例においては、コイ
ルスプリング36の一方のフツク部36A及びトーシヨンバ
ー60の一方のフツク部60Bを下ケース38の半径方向と平
行な直線状とした。これに代えて、第10図に示される如
く、フツク部36A、60Bのロツクピン34の当接部に段部66
を形成してもよい。
第10図仮想線で示される如く、この段部66の第10図下側
端部66Aは、ロツクピン34が第10図紙面手前側に移動さ
れた場合に、ロツクピン34の外周と当接するよになって
いる。
従って、段部66を形成しない場合と比較して、同じ解除
力による、フツク部36A、60Bのストローク量Lを大きく
することができる。
また、段部66に代えて、第11図に示される如く、円弧状
の湾曲部67とし、この湾曲部67の第11図下側端部67A
が、ロツクピン34の外周と当接するよにしてもよい。
また段部66、湾曲部67に代えて、突出部68をフツク部36
A、60Bに固着し、この突出部68の先端部68Aがロツクピ
ン34の外周と当接するよにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上記構成としたため、ロツク解除力を大きくし
ないでロツク力のみを大きくできるという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の機械着火式エアバツグセ
ンサ用起動阻止装置が適用された起動装置を示す平面
図、第2図は第1図II-II線断面図、第3図は第1図III
-III線断面図、第4図は本考案の第1実施例の機械着火
式エアバツグセンサ用起動阻止装置が適用された起動装
置を示す概略斜視図、第5図は本考案の第1実施例の機
械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置が適用された
起動装置を内蔵したインフレータがステアリングホイー
ルに組付けられた状態を示す概略図、第6図は本考案の
第2実施例の機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装
置が適当された起動装置を示す平面図、第7図は第6図
VII-VII線断面図、第8図は本考案の第2実施例の機械
着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置が適用された起
動装置を示す概略斜視図、第9図は本考案の第2実施例
の機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置の一部を
示す拡大斜視図、第10図は本考案の第1実施例及び第2
実施例のフツク部に設けた段部を示す平面図、第11図は
本考案の第1実施例及び第2実施例のフツク部に設けた
湾曲部を示す平面図、第12図は本考案の第1実施例及び
第2実施例のフツク部に設けた突出部を示す平面図、第
13図は従来の機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装
置を示す概略斜視図である。 12……インフレータ、 30……起動装置、 34……ロツクピン、 36……コイルスプリング、 36A、36B……フツク部、 36C……コイル部、 44……ボール、 60……トーシヨンバー、 60A、60B……フツク部、 60C……屈曲部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山本 隆太郎 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)考案者 小笠原 敬 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)考案者 神藤 宏明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の急減速によって慣性体が移動し着火
    される機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置であ
    って、コイル軸が前記慣性体の移動方向と平行に配置さ
    れコイル部の両端に設けられた一方のフツク部が前記慣
    性体の移動軌跡上に配置されて慣性体の移動を阻止し他
    方のフツク部が固定されたコイルスプリングと、このコ
    イルスプリングの付勢力に抗してコイルスプリングの前
    記一方のフツク部をコイル軸回りに移動させてコイル部
    の変形により前記一方のフツク部を前記慣性体の移動軌
    跡上から退去させる解除手段と、を有することを特徴と
    する機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置。
  2. 【請求項2】車両の急減速によって慣性体が移動し着火
    される機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置であ
    って、前記慣性体の移動方向と平行に複数回屈曲された
    屈曲部の両端に設けられた一方のフツク部が前記慣性体
    の移動軌跡上に配置されて慣性体の移動を阻止し他方の
    フツク部が固定されたトーシヨンバーと、このトーシヨ
    ンバーの付勢力に抗してトーシヨンバーの前記一方のフ
    ツク部を前記慣性体の移動方向と直角方向へ移動させて
    屈曲部の変形により前記一方のフツク部を前記慣性体の
    移動軌跡上から退去させる解除手段と、を有することを
    特徴とする機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装
    置。
JP2415989U 1989-03-02 1989-03-02 機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置 Expired - Lifetime JPH0638767Y2 (ja)

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JP2415989U JPH0638767Y2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置

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JP2415989U JPH0638767Y2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02115056U JPH02115056U (ja) 1990-09-14
JPH0638767Y2 true JPH0638767Y2 (ja) 1994-10-12

Family

ID=31243768

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JP2415989U Expired - Lifetime JPH0638767Y2 (ja) 1989-03-02 1989-03-02 機械着火式エアバツグセンサ用起動阻止装置

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JP (1) JPH0638767Y2 (ja)

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