JPH0636927U - バスの非常扉装置 - Google Patents

バスの非常扉装置

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JPH0636927U
JPH0636927U JP7379892U JP7379892U JPH0636927U JP H0636927 U JPH0636927 U JP H0636927U JP 7379892 U JP7379892 U JP 7379892U JP 7379892 U JP7379892 U JP 7379892U JP H0636927 U JPH0636927 U JP H0636927U
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JP
Japan
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door
emergency
emergency door
bus
upper door
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Withdrawn
Application number
JP7379892U
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English (en)
Inventor
直樹 仲條
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Publication of JPH0636927U publication Critical patent/JPH0636927U/ja
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常扉の下部の側面扉の背面をステップとし
て利用することにより、専用のステップを設けることな
く、コストを低減したバスの非常扉装置を提供すること
にある。 【構成】 バスの側壁に非常扉2を設け、この非常扉2
の下部に開口部を有し車体床下に収納室4を設け、この
収納室4の開口部を覆い開閉可能に側面点検扉5を設
け、側面点検扉5を背面がステップとなる上部扉6と下
部扉7とに2分割し、下部扉7の上端部に上部扉6の下
端部を枢支して上部扉6を外側に水平状態まで開放自在
に構成し、車体側と上部扉6との間に非常扉2との閉塞
時には上部扉6を閉塞状態にロックし、非常扉2の開放
時にはロック解除されるロック機構20を備えて構成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、非常口の非常扉を開くことにより、この非常口の下部に収納保 持されているステップを自動的に使用位置に移動させることができるようにした バスの非常扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、バスには車体前部の左側面に乗降口が設けられており、この乗降口を 通して乗降を行うようにしている。また、わが国の保安基準によれば、通常使用 される乗降口の他に非常口を設けることが義務付けられている。従って、例えば 観光バスなどにおいては、車体後部の右側面に非常口を設けたうえで、この非常 口に非常扉を取り付けている。
【0003】 ところで、近年ではバスの高床化あるいは2階化が進み、これにともなって非 常口の位置も高くなっている。このために、このような高床バスからの非常脱出 時の安全性を高くするために従来から種々のステップが提案されている。
【0004】 例えば、実開昭58−164816号公報に見られるように、非常扉の下部内 側面にステップを取付けたものが開示されている。このバスの非常口用ドアでは 、非常扉とステップとを別の動作で操作する必要性がある。
【0005】 あるいは実開昭48−62724号公報に見られるように、非常口の下方に設 けたステップと非常扉とをリンクを介して連結することにより、非常扉を開ける ことによってステップを使用位置に移動させるようにしたものが開示されている 。 この可動式ステップによれば、非常脱出用の通路にリンクが隣接した状態で配 設されているために脱出時の安全性は必ずしも高くできない。
【0006】 また、実開昭61−190745号公報に見られるように、非常扉の下部内下 方に荷物室を設け、この荷物室の開口部の下部に枢着する枠体を設けるとともに 、この枠体に荷物室の覆蓋と、枠体と荷物室上部に収納するステップ板との外端 とを枢着して構成したものがあるが、前述したものと同様に、非常扉とステップ とを別の動作で操作する必要性がある。
【0007】 あるいは、実公平4−2814号公報に見られるように、非常扉を車体の床面 よりも下方に延設し、非常口下方の車体外側面に配設した上下一対のステップを 設け、このステップを非常扉の延出部で覆い、非常扉を開けることにより上記ス テップが回動して自動的に水平状態に突出するように構成したものが開示されて いる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述したバスの非常扉装置においては、非常扉にステップを設け たものや、非常扉の開閉に従ってステップが突出する構成のものであるが、いず れも専用のステップを設けなければならず、コスト的にも高価なものとなってい る。 また、非常扉の下部の側面扉にステップを設けたものでは、非常扉とは別に側 面扉を開き操作しなければならないという不具合があった。
【0009】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 非常扉が開くことにより側面扉が連動して開き、非常扉の下部の側面扉の背面を ステップとして利用することにより、専用のステップを設けることなく、コスト を低減したバスの非常扉装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案のバスの非常扉装置は、上記目的を達成するために、バスの側壁に 非常扉を設け、この非常扉の下部に開口部を有し車体床下に収納室を設け、この 収納室の開口部を覆い開閉可能に側面扉を設け、上記側面扉を背面がステップと なる上部扉と下部扉とに2分割し、下部扉の上端部に上部扉の下端部を枢支して 上部扉を外側に水平状態まで開放自在に構成し、上記車体側と上部扉との間に上 記非常扉との閉塞時には上部扉を閉塞状態にロックし、非常扉の開放時にはロッ ク解除されるロック機構を備えて構成した。
【0011】
【作用】
上記構成のバスの非常扉装置によれば、非常扉を開き操作すると、側面扉の 上部扉のロック機構が解除され、上部扉はその自重により自動的に車体側壁から 突出し、ストッパにより水平状態に規制される。この状態で、上部扉の背面をス テップとして使用することにより、バスの床高さが高くても非常時の乗客の避難 がスムーズに行われる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1〜4に基づいて説明する。図4はバスの後 部の右側面に設けられた非常扉を示すもので、車体の後部右側面に非常口1を設 けている。この非常口1は、縦長の長方形の開口により構成されている。この開 口の前方側端部には非常扉2がヒンジ3を介して回動可能に枢着されている。
【0013】 上記非常口1の車体床下には、図1に示すように、エンジン等が収納される収 納室4が設けられている。この収納室4の開口部は、上記非常口1の下部に形成 されている。この収納室4の開口部には側面扉としての側面点検扉5が開閉可能 に設けられている。
【0014】 この側面点検扉5は、図1及び図2に示すように、上部扉6と下部扉7の2分 割構成で、上部扉6は、その下端部が上記下部扉7の上端部に設けたクロスバー 8にヒンジ9を介して枢支されている。また、下部扉7は、その上端部が上記ク ロスバー8にヒンジ10を介して枢支されている。
【0015】 上記上部扉6は、上記ヒンジ9により上下方向に回動して上部扉6を外側に水 平状態まで開放自在に構成している。つまり、この上部扉6は、その両側に設け られた半円弧形状の回動アーム6a,6bにより支持され、この回動アーム6a ,6bの基端部には車体に対して掛止される図示しないストッパが設けられてい る。このストッパにより上記上部扉6は水平状態に保持されるようになっている 。
【0016】 この上部扉6の背面は、非常口1からのステップとなるように補強されている 。すなわち、上部扉6の背面の先端側と基端側には水平状態に一対のチャンネル 部材11が取り付けられ、このチャンネル部材11にはすべり止め付きのステッ プ板12が取付けられている。
【0017】 また、上記非常口1と上部扉6との間には、上記非常扉2の閉塞時には上部扉 6を閉塞状態にロックし、非常扉2の開放時にはロック解除されるロック機構2 0が設けられている。
【0018】 このロック機構20を図1〜図4に基づいて説明する。このロック機構20の ストライカ21は、図1に示すように、コ字形状に折曲された丸棒からなり、上 記非常口1の車体側面下部の凹部22に突出した状態で設けられている。
【0019】 上部扉6の背面中央には開口6dが設けられ、この開口6dに対向する上部扉6 内にはロックレバー23が設けられている。このロックレバー23は、図4(b )に示すように、枢支軸24を中心に回動可能に支持されている。このロックレ バー23の上端部には上記ストライカ21と係合する係合するフック23aが設 けられ、下端部にはロッド25の一端が接続されている。このロッド25の他端 は非常扉2のヒンジ3側に設けられたL字形状の回動部材26に連結されている 。
【0020】 この回動部材26は、図3及び図4(a)に示すように、枢支軸27を中心に 回動可能に支持されている。この回動部材26の一端にはコイルスプリング28 が接続され、このコイルスプリング28により、上記ロッド25をヒンジ3側( 矢印A方向)に付勢されている。この回動部材26の他端には横方向に突出した 係合ピン29が設けられている。この係合ピン29は上下方向に摺動自在に支持 されたロックピン30の下端部に穿設された長穴30aに係合されている。
【0021】 このロックピン30の上端部は、丸びを帯びた形状で、上部扉6に設けられた 貫通穴31を貫通し、非常扉2のヒンジ3側の下面に当接している。さらに、こ のロックピン30の上端寄り部にはストッパ30bが設けられ、ロックピン30 の上部扉6からの突出量を規制している。
【0022】 次に、前述のように構成されたバスの非常扉装置の作用について説明する。通 常時には、非常扉2は非常口1に閉じ状態となっており、上記ロックピン30は 、非常扉2の下面に当接した状態で、コイルスプリング28の付勢力に抗して押 し下げられ、回動部材26は時計方向に回動した状態となっている。したがって 、ロッド25が非常扉2の自由端側に位置し、ロックレバー23が時計方向に回 動した状態となっている。つまり、ストライカ21とロックレバー23とが係合 した状態であり、上部扉6は収納室4の開口部にロック状態に保持されている。 非常時には、非常口1の非常扉2を車室側から開き操作すると、非常扉2の下 端部に当接していたロックピン30と、非常扉2の下面との係合が解除され、コ イルスプリング28により、上記ロックピン30は、上記回動部材26の係合ピ ン29を介して上方に押し上げられる。そして、上記回動部材26は反時計方向 に回動し、上記ロッド25がヒンジ3側(矢印A方向)に移動し、ロックレバー 23が反時計方向に回動して、非常口1のストライカ21と、ロックレバー23 のフック23cとの係合が解除される。ロック機構20がアンロック状態となる と、上部扉6が自重によりヒンジ9を中心に外側に回動して、上部扉6の裏面の ステップ板12が上向きとなる。この状態で、上部扉6をステップとして使用す ることにより、非常口の高さが高くても非常時の乗客の避難がスムーズに行われ る。
【0023】 また、上記上部扉6の外側面にはロック機構20のロックを解除するロック解 除レバー32が設けられ、車外からの操作によって、ロックレバー23を回動し てストライカ21とロックレバー23との係合を解除して上部扉6を開閉操作す ることができる。
【0024】
【考案の効果】
この考案は、前述の如く構成したから、非常扉の開放に連動して側面扉の上 部扉が自動的に開くので、その背面をステップとして利用することにより、非常 口の高さが高くても非常時の乗客の避難がスムーズに行われる。 また、上部扉の背面とをステップとして利用したので専用のステップを設ける ことなく、しかも、コストを低減できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係わるバスの非常扉装置
を示す斜視図。
【図2】同実施例のバスの非常扉装置の一部断面した平
面図。
【図3】図2のB部分を拡大して示す断面図。
【図4】同実施例のロック機構を示し、(a)は図3の
X−X線に沿う断面図、(b)は、図2のC部分の拡大
平面図。
【図5】従来のバス車両の斜視図。
【符号の説明】
2…非常扉、4…収納室、5…側面点検扉、6…上部
扉、7…下部扉、20…ロック機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスの側壁に設けられた非常扉と、この
    非常扉の下部に開口部を有し車体床下に設けられた収納
    室と、この収納室の開口部を覆い開閉可能に設けられた
    側面扉とを備えたバスの非常扉装置において、 上記側面扉を背面がステップとなる上部扉と下部扉とに
    2分割し、下部扉の上端部に上部扉の下端部を枢支して
    上部扉を外側に水平状態まで開放自在に構成し、上記車
    体側と上部扉との間に上記非常扉との閉塞時には上部扉
    を閉塞状態にロックし、非常扉の開放時にはロック解除
    されるロック機構を備えたことを特徴とするバスの非常
    扉装置。
JP7379892U 1992-10-22 1992-10-22 バスの非常扉装置 Withdrawn JPH0636927U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7379892U JPH0636927U (ja) 1992-10-22 1992-10-22 バスの非常扉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7379892U JPH0636927U (ja) 1992-10-22 1992-10-22 バスの非常扉装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0636927U true JPH0636927U (ja) 1994-05-17

Family

ID=13528559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7379892U Withdrawn JPH0636927U (ja) 1992-10-22 1992-10-22 バスの非常扉装置

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JP (1) JPH0636927U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3900982A1 (de) * 2020-04-22 2021-10-27 Gebr. Bode GmbH & Co. KG Zustiegssystem mit begehbarer dichtklappe

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3900982A1 (de) * 2020-04-22 2021-10-27 Gebr. Bode GmbH & Co. KG Zustiegssystem mit begehbarer dichtklappe

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19970306