JPH0636659B2 - 回転電機用固定子 - Google Patents
回転電機用固定子Info
- Publication number
- JPH0636659B2 JPH0636659B2 JP59038565A JP3856584A JPH0636659B2 JP H0636659 B2 JPH0636659 B2 JP H0636659B2 JP 59038565 A JP59038565 A JP 59038565A JP 3856584 A JP3856584 A JP 3856584A JP H0636659 B2 JPH0636659 B2 JP H0636659B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- self
- stator
- bonding
- electric machine
- rotating electric
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/32—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/04—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings, prior to mounting into machines
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/06—Embedding prefabricated windings in machines
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K15/00—Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
- H02K15/12—Impregnating, heating or drying of windings, stators, rotors or machines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、電動機、発電機などの回転電機において、コ
イルが自己融着性エナメル線で構成された固定子に関す
るものである。
イルが自己融着性エナメル線で構成された固定子に関す
るものである。
従来の回転電機用固定子にあつては、コイルが自己融着
性エナメル線で構成されているが、その自己融着性エナ
メル線は導体線の表面にポリエステル、ポリエステルイ
ミド、ポリアミドイミド等が塗布され、かつその表面に
ポリビニールブチラール、フエノキシ樹脂等を塗布する
ことによつてセミキユア状の融着層が形成されている。
性エナメル線で構成されているが、その自己融着性エナ
メル線は導体線の表面にポリエステル、ポリエステルイ
ミド、ポリアミドイミド等が塗布され、かつその表面に
ポリビニールブチラール、フエノキシ樹脂等を塗布する
ことによつてセミキユア状の融着層が形成されている。
しかし、自己融着性エナメル線の表面がセミキユア状の
融着層からなると、摩擦抵抗が高く滑り性がよくないの
で、コイルを巻線するときに被覆部が相互に引掛つて剥
離する場合があつたり、巻線したコイルを鉄心に挿入し
たときにも、被覆部が剥離したりして、電気絶縁がされ
なくなつて信頼性に乏しい問題がある。
融着層からなると、摩擦抵抗が高く滑り性がよくないの
で、コイルを巻線するときに被覆部が相互に引掛つて剥
離する場合があつたり、巻線したコイルを鉄心に挿入し
たときにも、被覆部が剥離したりして、電気絶縁がされ
なくなつて信頼性に乏しい問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、自己融着性エナメル線相互
の摩擦係数を小さくし、且つ自己融着性エナメル線の曲
げ強度が低下しないようにして、自己融着性エナメル線
のコイルの巻線時及び該コイルに対する鉄心の挿入時に
被覆が剥離するのを防止することができるようにした回
転電機用固定子を提供せんとするものである。
の摩擦係数を小さくし、且つ自己融着性エナメル線の曲
げ強度が低下しないようにして、自己融着性エナメル線
のコイルの巻線時及び該コイルに対する鉄心の挿入時に
被覆が剥離するのを防止することができるようにした回
転電機用固定子を提供せんとするものである。
本願発明は、銅線の表面がイミド変形ポリエステルによ
って被覆されると共に、該イミド変形ポリエステル被覆
の表面がフェノキシ樹脂からなる融着層によって被覆さ
れた自己融着性エナメル線を形成し通電加熱により硬化
したコイルを有する回転電機用固定子であって、 前記自己融着性エナメル線の前記融着層の表面を、通電
加熱前の厚さが0.1μｍ及至1.0μｍのポリオレィン系樹
脂の潤滑性物質で被覆したことを特徴とするものであ
る。
って被覆されると共に、該イミド変形ポリエステル被覆
の表面がフェノキシ樹脂からなる融着層によって被覆さ
れた自己融着性エナメル線を形成し通電加熱により硬化
したコイルを有する回転電機用固定子であって、 前記自己融着性エナメル線の前記融着層の表面を、通電
加熱前の厚さが0.1μｍ及至1.0μｍのポリオレィン系樹
脂の潤滑性物質で被覆したことを特徴とするものであ
る。
以下、本発明を添付図面に従つて説明する。添付図面第
１図乃至第３図は本発明による回転電機用固定子を電動
機に適用した一実施例を示している。
１図乃至第３図は本発明による回転電機用固定子を電動
機に適用した一実施例を示している。
この実施例による回転電機用固定子は、第１図に示すよ
うに、珪素鋼板を積層して鉄心１が形成され、一方、自
己融着性エナメル線２を巻線してコイル３が形成され、
このコイル３を前記鉄心１に挿入されると共に、通電加
熱して硬化することにより構成されている。なお、４は
コイル２の端末線に接続された口出し線である。
うに、珪素鋼板を積層して鉄心１が形成され、一方、自
己融着性エナメル線２を巻線してコイル３が形成され、
このコイル３を前記鉄心１に挿入されると共に、通電加
熱して硬化することにより構成されている。なお、４は
コイル２の端末線に接続された口出し線である。
前記自己融着性エナメル線２は、第２図に示すように、
銅線５の表面がイミド変性ポリエステル６によつて被覆
されると共に、その表面がフエノキシ樹脂からなる融着
層７によつて被覆されされている。
銅線５の表面がイミド変性ポリエステル６によつて被覆
されると共に、その表面がフエノキシ樹脂からなる融着
層７によつて被覆されされている。
しかし、本発明においては、自己融着性エナメル線２の
表面が潤滑性物質８によつて被覆されている。即ち、該
潤滑性物質８は、自己融着性エナメル線２の滑りを良く
する為、第２図に明示するように融着層７の表面に塗布
され、例えばポリオレフイン系樹脂からなつている。ま
た潤滑性物質の厚みとしては、第３図に示すように、静
摩擦係数μが小さくかつＪＩＳ Ｃ２１０３の２９．３
項に示すような曲げ強度Ｆが低下しないように、およそ
0.1〜1.0μｍが最も適当である。
表面が潤滑性物質８によつて被覆されている。即ち、該
潤滑性物質８は、自己融着性エナメル線２の滑りを良く
する為、第２図に明示するように融着層７の表面に塗布
され、例えばポリオレフイン系樹脂からなつている。ま
た潤滑性物質の厚みとしては、第３図に示すように、静
摩擦係数μが小さくかつＪＩＳ Ｃ２１０３の２９．３
項に示すような曲げ強度Ｆが低下しないように、およそ
0.1〜1.0μｍが最も適当である。
即ち、潤滑性物質７の塗布厚が厚すぎると、融着層７の
固着力が低下し、自己融着性エナメル線２相互は曲げ強
度により剥離しやすくなる。逆に潤滑性物質７の塗布厚
が薄すぎると、静摩擦係数が大きくなり、潤滑性能が充
分発揮されないことになる。
固着力が低下し、自己融着性エナメル線２相互は曲げ強
度により剥離しやすくなる。逆に潤滑性物質７の塗布厚
が薄すぎると、静摩擦係数が大きくなり、潤滑性能が充
分発揮されないことになる。
上記の如き構成の自己融着性エナメル線２を用いると、
その自己融着性エナメル線の摩擦係数が従来の自己融着
性エナメル線の摩擦係数に比較して小さく滑り性が良好
になるので、コイル３を形成するとき、かつコイル３を
鉄心１に挿入するときに引掛かることがなく、従つて、
自己融着性エナメル線２の被覆部が剥離されるのを確実
に防止することができる。
その自己融着性エナメル線の摩擦係数が従来の自己融着
性エナメル線の摩擦係数に比較して小さく滑り性が良好
になるので、コイル３を形成するとき、かつコイル３を
鉄心１に挿入するときに引掛かることがなく、従つて、
自己融着性エナメル線２の被覆部が剥離されるのを確実
に防止することができる。
以上の実施例により明らかなように、本願発明によれ
ば、自己融着性エナメル線の表面を厚さが0.1μｍ及至
1.0μｍで且つポリオレフィン系樹脂の潤滑性物質で被
覆したので、自己融着性エナメル線相互の摩擦係数が小
さくなり、且つ自己融着性エナメル線の曲げ強度の低下
がなく、これにより自己融着性エナメル線のコイルの巻
線時及び該コイルに対する鉄心の挿入時に被覆が剥離す
るのを防止することができる。したがって巻線作業並び
にコイルと鉄心との組線作業を向上させることができる
と共に、電機絶縁における信頼性を高めることができる
効果がある。
ば、自己融着性エナメル線の表面を厚さが0.1μｍ及至
1.0μｍで且つポリオレフィン系樹脂の潤滑性物質で被
覆したので、自己融着性エナメル線相互の摩擦係数が小
さくなり、且つ自己融着性エナメル線の曲げ強度の低下
がなく、これにより自己融着性エナメル線のコイルの巻
線時及び該コイルに対する鉄心の挿入時に被覆が剥離す
るのを防止することができる。したがって巻線作業並び
にコイルと鉄心との組線作業を向上させることができる
と共に、電機絶縁における信頼性を高めることができる
効果がある。
添付図面第１図は本発明による回転電機用固定子を電動
機に適用した一実施例を示す断面図、第２図は自己融着
性エナメル線の拡大断面図、第３図は潤滑性物質の特性
曲線を示す説明図である。 １……鉄心、２……自己融着性エナメル線、３……コイ
ル、８……潤滑性物質。
機に適用した一実施例を示す断面図、第２図は自己融着
性エナメル線の拡大断面図、第３図は潤滑性物質の特性
曲線を示す説明図である。 １……鉄心、２……自己融着性エナメル線、３……コイ
ル、８……潤滑性物質。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 健次 茨城県日立市川尻町1500番地 日立電線株 式会社豊浦工場内 (56)参考文献 特公 昭53−36578（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】銅線の表面がイミド変形ポリエステルによ
って被覆されると共に、該イミド変形ポリエステル被覆
の表面がフェノキシ樹脂からなる融着層によって被覆さ
れた自己融着性エナメル線を形成し通電加熱により硬化
したコイルを有する回転電機用固定子であって、 前記自己融着性エナメル線の前記融着層の表面を、通電
加熱前の厚さが0.1μｍ及至1.0μｍのポリオレフィン系
樹脂の潤滑性物質で被覆したことを特徴とする回転電機
用固定子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59038565A JPH0636659B2 (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 回転電機用固定子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59038565A JPH0636659B2 (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 回転電機用固定子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60183946A JPS60183946A (ja) | 1985-09-19 |
| JPH0636659B2 true JPH0636659B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=12528819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59038565A Expired - Lifetime JPH0636659B2 (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | 回転電機用固定子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636659B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5465016A (en) * | 1993-09-08 | 1995-11-07 | Electrolux Corporation | Electric motor and brush/shunt assembly therefor |
| JP4300836B2 (ja) * | 2003-03-24 | 2009-07-22 | 三菱電機株式会社 | 電動機の固定子製造方法 |
| CN111092528B (zh) * | 2020-01-10 | 2023-05-30 | 浙江联宜电机有限公司 | 电机绕组漆包线自发热固化方法及采用该方法的绕组电机 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5336578A (en) * | 1976-09-17 | 1978-04-04 | Mitsubishi Monsanto Chem | Process for making netlike containers |
-
1984
- 1984-03-02 JP JP59038565A patent/JPH0636659B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60183946A (ja) | 1985-09-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |