JPH0636606B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0636606B2
JPH0636606B2 JP60133278A JP13327885A JPH0636606B2 JP H0636606 B2 JPH0636606 B2 JP H0636606B2 JP 60133278 A JP60133278 A JP 60133278A JP 13327885 A JP13327885 A JP 13327885A JP H0636606 B2 JPH0636606 B2 JP H0636606B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/1808Driving of both record carrier and head
    • G11B15/1875Driving of both record carrier and head adaptations for special effects or editing

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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術 D発明が解決しようとする問題点 E問題点を解決するための手段(第1図) F作用 G実施例 G1一実施例(第1図,第2図) G2他の実施例(第3図,第4図) H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は変速再生可能な磁気記録再生装置に関する。
B発明の概要 本発明は、ヘリカルVTRにおいて、テープ停止時の再生
ビデオ信号と起動指令供給時の基準ビデオ信号とのカラ
ーフレーミングが不一致であるとき、テープの起動状態
を制御することにより、両ビデオ信号のカラーフレーミ
ングを速かに一致させるようにしたものである。
C従来の技術 磁気テープをその送り方向に対して斜交する方向に回転
磁気ヘツドで走査して記録・再生を行うようにしたヘリ
カル走査方式のビデオテープレコーダ(以下、ヘリカル
VTRもしくは単にVTRと呼ぶ)においては、回転磁気ヘツ
ドをテープのトラックに追従させるヘツドトラツキング
技術を用いることによつて、記録時とは異なる速度でテ
ープを走行させる変速再生の場合も高品質の再生画像を
得ることができる。このため、放送局においては、ヘリ
カルVTRを静止(スチル)再生モードとして、ニユース
素材やコマーシヤル・メツセージ(CM)素材等の始点を予
めスチル再生により確認しておき、所望の時点で、VTR
を定速再生モードに切換えて、ニユース素材やCM素材等
を送出することが行われている。この場合、VTRの再生
カラービデオ信号の放送局内の基準カラービデオ信号の
カラーフレームに可及的速やかに同期させて、信号切換
時に色副搬送波及び同期の連続性を保たせることが必要
である。これは、例えばNTSC方式カラーテレビジヨンで
は周波数インターリーブを採用し、色副搬送波の周波数
SCは水平走査周波数Hの1/2の奇数倍になつているの
で、色副搬送波の位相が同じになるのは4フイールド周
期となることによる。
上述のカラーフレーミングのために、従来は第5図に示
すようなVTRが用いられていた。この第5図において、
(1)は回転磁気ヘツドであつて、その出力、即ち再生RF
信号は再生増幅器(2)を介してFM復調器(3)に供給され、
復調器(3)の出力であるカラービデオ信号はビデオ出力
端子(4)に導出される。(5)はテープTの走行を制御する
キヤプスタンであつて、モータ(6)に直結されている。
(7A)は駆動増幅器、(7C)はサーボ回路であつて、図示を
省略した制御信号ヘツドからの再生制御信号CTLが端子
(8)から供給される。パルス発生器(9)には基準信号端子
(10)から基準ビデオ信号REFが供給され、このパルス発
生器(9)から出力される基準位相信号SRと制御信号CTLと
に基づくサーボ回路(7C)の出力(位相誤差信号)SEが増
幅器(7A)を介してキヤプスタンモータ(6)の回転を制御
する。
(11)及び(12)はそれぞれ再生カラービデオ信号及び基準
カラービデオ信号REFのカラーフレーミング検知回路で
あつて、両検知回路(11)及び(12)の各検知出力は共に比
較回路(13)に供給され、この比較回路(13)の出力がサー
ボ回路(7C)に供給される。
第5図の磁気記録再生装置の動作は次のとおりである。
起動時、VTRがスチル再生モードから定速再生モードに
切換えられて、テープが走行し始めると、サーボ回路(7
C)には、端子(8)から再生制御信号CTLが供給されると共
に、パルス発生器(9)において、第6図Aに示すよう
な、基準ビデオ信号REFに基いて発生された、同図Bに
示すような、たとえば奇数番目のフイールドで「Hi」と
なる基準位相信号SRが供給される。この基準位相信号SR
に再生制御信号CTLが位相同期するように、キヤプスタ
ンモータ(6)はサーボ回路(7C)によつて制御される。そ
して、VTRが定速再生モードに切換えられてから、モー
タ(6)、駆動増幅器(7A)及びサーボ回路(7C)を含むキヤ
プスタンサーボ系の引き込み時間(位相同期に必要な、
例えば1秒〜数秒の時間)が経過して、テープTは基準
ビデオ信号に位相同期した定速走行状態にはいる。
上述のようにして、キヤプスタンサーボ系、即ちテープ
Tが基準ビデオ信号REFに位相同期(ロツク)し、再生
ヘツド(1)のトラツキングがとられた状態になつて、両
カラーフレーミング検知回路(11)及び(12)により再生ビ
デオ信号と基準ビデオ信号REFのカラーフレーミングが
それぞれ検知され、比較回路(13)において比較される。
周知のように、ヘリカルVTRのテープには、第7図に示
すように、1カラーフレーム期間の第1〜第4フイール
ド期間に対応する4種類のトラツクTKa,TKb,TKc及びT
Kdが設けられ、これらの1組のトラツクのうち、奇数番
目のフイールド期間に対応するトラツクTKa及びTKcに対
応して、制御信号トラツクCTKに制御信号パルスCPa及び
CPcが記録されている。
このように、制御信号パルス(CPa等)は、カラーフレ
ーム毎に4本のトラツクに1個の割合で記録されるので
はなく、フレーム毎に2本のトラツクに1個の割合で記
録されているので、上述のように、テープTが基準ビデ
オ信号REFに位相同期し、再生ヘツド(1)のトラツキング
がとられた状態では、例えば基準ビデオ信号REFのカラ
ーフレームの第1フイールド期間においても、再生ビデ
オ信号のカラーフレームの第1フイールド期間に対応す
るトラツクTKaと第3フイールド期間に対応するトラツ
クTKcとが、それぞれ50%の確率で再生ヘツド(1)によ
りトレースされる。後者のトラツクTKcがトレースされ
る場合、再生ビデオ信号と基準ビデオ信号REFとのカラ
ーフレーミングは一致していない。
このような場合、従来のVTRでは、比較回路(13)の不一
致検知出力によりサーボ回路(7C)の動作を一旦停止させ
て、基準ビデオ信号REFに対するキヤプスタンサーボ系
の位相同期を解除した状態で、第7図の矢印VTPの方向
にテープTを走行させながら、第3フイールド期間の制
御信号パルスCPcから、これと同一の、または後続のカ
ラーフレームの第1フイールド期間の制御信号パルスCP
aまたはCPeまで、2フイールド(=1フレーム)分だけ
キヤプスタン(5)の位相をずらし、この状態でキヤプス
タンサーボ系を再び基準ビデオ信号REFに位相同期させ
るようにしていた。
D発明が解決しようとする問題点 上述のように、従来のヘリカルVTRにおいては、起動
時、キヤプスタンサーボ系が基準ビデオ信号REFに一旦
位相同期した後で、この基準ビデオ信号REFと再生ビデ
オ信号とのカラーフレーミングを一致させるため、キヤ
プスタンの位相を1フレーム分ずらして、キヤプスタン
サーボ系を再び位相同期させるようにしている。このた
め、VTRの起動からカラーフレーミングの一致までに
は、キヤプスタンサーボ系の引込み時間に加えて、再引
込み時間をも必要とするという問題があつた。また、こ
の再引込みまでの間は、キヤプスタンサーボ系の位相同
期がはずれているため、テープ走行が安定せず、再生音
声信号のワウ・フラツタが悪いという問題があつた。
かかる点に鑑み、本発明の目的は、起動時に、その再生
ビデオ信号と基準ビデオ信号とのカラーフレーミングを
速かに一致させることのできる磁気記録再生装置を提供
することにある。
E問題点を解決するための手段 本発明は、1フィールド期間のビデオ信号が記録された
トラックがその長手方向に斜交して等間隔に配された磁
気テープTを走査する回転磁気ヘッド(1)と、磁気テー
プTから再生された2フィールド毎の再生ビデオ信号及
び外部から供給される基準ビデオ信号に同期した周期が
2フィールド期間の基準位相信号を比較して得た位相誤
差信号によってキヤプスタンモータ(6)を制御するサー
ボ回路(7C)と、回転磁気ヘッド(1)からの再生ビデオ信
号の再生カラーフレーミング及び基準ビデオ信号の基準
カラーフレーミングを比較するカラーフレーミング比較
手段(21)とを具備する磁気記録再生装置において、磁気
テープTの停止時に再生カラーフレーミングを記憶する
メモリ(20)と、サーボ回路(7C)よりの位相誤差信号の極
性反転回数を調相フレーム数として検出する調相量検出
手段(22)と、外部から供給される起動指令信号に応じて
停止中のキヤプスタンモータ(6)に所定の起動電圧を与
えて起動させ、起動指令信号の到来時におけるカラーフ
レーミング比較手段(21)によるメモリ(20)に記憶された
磁気テープTの停止時の再生カラーフレーミング及び基
準カラーフレーミングの比較出力が一致出力であるか不
一致出力であるかに応じて、起動後の調相量検出手段(2
2)が調相フレーム数2n(但し、nは零または整数)又
は2n+1を検出して、再生カラーフレーミングが基準
カラーフレーミングと一致したとき、キヤプスタンモー
タの駆動電圧を、所定の起動電圧からサーボ回路(7C)よ
りのサーボ電圧に切換えるモータ制御回路とを設けたこ
とを特徴とする磁気記録再生装置である。
F作用 かかる構成によれば、起動時に、カラーフレーミング比
較手段の検出出力により、再生ビデオ信号のカラーフレ
ーミングを基準ビデオ信号のカラーフレーミングに速か
に一致させることができる。
G実施例 G1一実施例 以下、第1図及び第2図を参照しながら、本発明による
磁気記録再生装置の一実施例について説明する。
本発明の一実施例の構成を第1図に示す。この第1図に
おいて、第5図に対応する部分には同一の符号を付して
重複説明を省略する。
第1図において、(20)はメモリであつて、再生ビデオ信
号用のカラーフレーミング検知回路(11)の出力が書き込
まれる。(21)は比較回路であつて、前出第5図の比較回
路(13)と同様に、メモリ(20)から読み出された、カラー
フレーミング検知回路(11)の出力と、基準ビデオ信号用
のカラーフレーミング検知回路(12)の出力とが供給され
ると共に、指令端子(26)から定速再生(起動)指令信号
CMDPが供給される。(22)は調相量検出回路であつて、サ
ーボ回路(7C)の出力が供給されると共に、比較回路(21)
の出力が供給される。第1のスイツチ(23)には、切換え
制御信号として、指令端子(26)からの定速再生指令信号
CMDPが供給され、このスイツチ(23)の一方の固定接点(2
3a)には電源(24)が接続され、他方の固定接点(23b)は接
地される。スイツチ(23)の可動接点(23c)は第2のスイ
ツチ(25)の他方の固定接点(25b)に接続される。第2の
スイツチ(25)の一方の固定接点(25a)にはサーボ回路(7
C)の出力が供給され、可動接点(25c)は駆動増幅器(7A)
に接続される。第2のスイツチ(25)には、切換え制御信
号として、調相量検出回路(22)の出力が供給される。
上述の両スイツチ(23),(25)及び電源(24)から成る起動
制御回路並びに調相量検出回路(22)は、本出願人による
特願昭59-202222号「調相装置」の明細書及び図面に記
載された「調相制御回路(2)」の要部を構成するもので
ある。
第1図の実施例の動作は次のとおりである。
定速再生モードにおいては、図示のように、第2のスイ
ツチ(25)の可動接点(25c)が一方の固定接点(25a)に接続
され、駆動増幅器(7A)にはサーボ回路(7C)からの位相誤
差信号SEが供給される。基準ビデオ信号REFに位相同期
して走行するテープTから再生されたタイムコード信号
に含まれるカラーフレームID信号(以下、再生ID信号と
呼ぶ)によつて、カラーフレーミング検知回路(11)は再
生ビデオ信号のカラーフレーミングを順次検知する。
基準ビデオ信号REFは、第2図A及びBにそれぞれ示さ
れるようなタイミングの基準カラーフレームID信号(以
下基準ID信号と呼ぶ)及び基準フレームパルスを有し、
再生ビデオ信号は、基準ビデオ信号にロツクしているの
で、再生ID信号及び再生制御信号CTLのタイミングは、
第2図C及びDの左端部に示すように、基準ID信号及び
基準フレームパルスにそれぞれ一致している。
VTRがスチル再生モードに切換えられると、図示とは逆
に、第1のスイツチ(23)の可動接点(23c)は接地された
他方の固定接点(23b)に接続されると共に、第2のスイ
ツチ(25)も図示とは逆の接続状態に切換えられて、駆動
増幅器(7A)の入力が無くなるので、キヤプスタンモータ
(6)、従つてテープTは停止する。このとき、テープT
は、その制御信号トラツクCTKに記録された制御信号パ
ルスCPa,CPc…(第7図参照)と再生ヘツド(1)とが一
定の位置関係を保つように制御される。
第2図C及びDに示すように、テープTが再生ID信号及
び再生制御信号CTLの発生直前の時点t1において停止し
た場合、t1時点以後はテープが再び走行を開始するまで
再生ID信号及び再生制御信号CTLは得られず、メモリ(2
0)にはt1時点における再生ビデオ信号のカラーフレーミ
ングが書き込まれる。
t3時点において、VTRがスチル再生モードから定速再生
モードに切換えられると、スイツチ(23)の可動接点(23
c)は、起動指令信号CMDpにより、図示のように、一方の
固定接点(23a)に接続される。第2のスイツチ(25)は依
然として図示とは逆の接続状態にあるので、電源(24)の
電圧が駆動増幅器(7A)に供給される。起動状態とされた
モータ(6)は高速回転して、テープTの走行を速かに立
上げる。こうしてテープ走行が開始されると、t3時点以
後に現れる再生ID信号及び再生制御信号の位相は、第2
図C及びDに示すように、テープ停止時点t1におけるそ
れぞれの位相と連続している。
一方、比較回路(21)は、t3時点で起動指令信号CMDPを供
給されて、このt3時点で検知回路(12)により検知された
基準ビデオ信号REFのカラーフレーミングと、メモリ(2
0)から読出されたテープ停止時点t1での再生ビデオ信号
のカラーフレーミングを比較する。上述の場合は、起動
指令信号CMDPが出された直後の基準ID信号を中心として
前後にそれぞれ1/30秒宛の期間W内に再生ID信号がある
ため、比較回路(21)は基準、再生の両ビデオ信号のカラ
ーフレーミングが一致していると判断し、nを零または
整数として、2nフレームの調相を内容とする調相指令信
号CMDEを調相量検出回路(22)に供給する。
調相量検出回路(22)は、前出の特願昭59-202222号にお
いて詳述のように、サーボ回路(7C)の出力である位相誤
差信号SEの極性反転回数によつて調相フレーム数を検出
するようになされている。t3時点において走行開始した
テープからの再生制御信号CTLと、基準位相信号SRとに
基づいてサーボ回路(7C)において形成された位相誤差信
号SEの極性反転回数が2nに達した時点で、調相量検出回
路(22)はその検出出力により、第2のスイツチ(25)の可
動接点(25c)の接続を、図示のように、他方の固定接点
(25b)から一方の固定接点(25a)に切換えて、モータ(6)
の起動状態を解除すると共に、キヤプスタンサーボ系の
ループを閉成し、このサーボ系は基準ビデオ信号REFに
位相ロツクし、VTRは定速再生状態となる。
第2図E及びFに示すように、再生ID信号がなく、再生
制御信号のみの発生直前の時点t2でテープが停止した場
合、メモリ(20)にはt2時点の再生ビデオ信号のカラーフ
レーミングが書き込まれる。起動指令信号CMDPが出され
たt3時点で、比較回路(21)によつて、このt3時点の基準
ビデオ信号REFのカラーフレーミングと、メモリ(20)か
ら読み出されたt2時点の再生ビデオ信号のカラーフレー
ミングとが比較される。この場合は、起動指令信号CMDP
が出された直後の基準ID信号を中心とするW期間内に再
生ID信号がないため、比較回路(21)は両ビデオ信号のカ
ラーフレーミングが一致していないと判断して、(2n+1)
フレームの調相を内容とする調相指令信号CMDOを調相量
検出回路(22)に供給する。そして、検出回路(22)がサー
ボ回路(7C)からの位相誤差信号SEの(2n+1)回の極性反転
を検出した時点で、前述と同様にして、キヤプスタンサ
ーボループが閉成される。
第1図の実施例では、起動指令時の再生ビデオ信号及び
基準ビデオ信号のそれぞれのカラーフレーミングから、
所要の調相フレーム数を選定し、起動期間に所要フレー
ム数の調相を行なうようにしたので、起動時に再生ビデ
オ信号及び基準ビデオ信号のカラーフレーミングを速か
に一致させることができ、また音声信号のワウ・フラツ
タが劣化している時間が格段に短縮される。
G2他の実施例 次に、第3図及び第4図を参照しながら、本発明の他の
実施例について説明する。
本発明の他の実施例の構成を第3図に示す。この第3図
において、第1図及び第5図に対応する部分には同一の
符号を付して重複説明を省略する。
第3図において、(22F)は調相量検出回路であつて、サ
ーボ回路(7C)の出力だけが供給される。調相量検出回路
(22F)の出力はスイツチ(25)に切換え制御信号として供
給される。第3のスイツチ(27)の一方の固定接点(27a)
には、指令端子(26)からの起動指令信号CMDPが、遅延時
間が1フレーム期間の遅延回路(28)を介して供給され、
他方の固定接点(27b)にはこの指令信号CMDPが直接に供
給される。スイツチ(27)の可動接点(27c)の出力は、切
換え制御信号として、第1のスイツチ(23)に供給され、
第3のスイツチ(27)には比較回路(21)の出力が制御信号
として供給される。その余の構成は第1図に示した一実
施例と同様である。
第3図の実施例の動作は次のとおりである。第4図C及
びD(第2図C及びDに同じ)に示すように、再生ID信
号及び再生制御信号の発生直前の時点t1でテープが停止
した場合、メモリ(20)にはt1時点の再生ビデオ信号のカ
ラーフレーミングが書き込まれる。起動指令信号CMDP
出されたt3時点で、このt3時点の基準ビデオ信号REFの
カラーフレーミングと、メモリ(20)から読み出されたt1
時点の再生ビデオ信号のカラーフレーミングとが、比較
回路(21)によつて比較される。前述と同様に、この場合
は再生,基準の両ビデオ信号のカラーフレーミングが一
致しており、比較回路(21)から2nフレームの調相指令信
号CMDEがスイツチ(27)に供給され、スイツチ(27)は図示
とは逆の接続状態に切換えられる。そうすると、このス
イツチ(27)を経た起動指令信号CMDPにより第1のスイツ
チ(23)は直ちに図示の接続状態に切換えられる。このと
き、第2のスイツチ(25)は図示とは逆の接続状態にあ
り、電源(24)の電圧が駆動増幅器(7A)に供給される。起
動状態とされたキヤプスタンモータ(6)は高速回転し
て、テープTの走行を速かに立上げる。本実施例におい
ては、調相量検出回路(22F)は、2nフレームの調相量を
検出するように設定されており、t3時点からの調相フレ
ーム数が2nに達すると、その検出出力により、スイツチ
(25)を図示の接続状態に切換えて、モータ(6)の起動状
態を解除すると共に、キヤプスタンサーボループを閉成
する。
第4図E及びFに示すように、再生制御信号のみの発生
直前の時点t2でテープが停止した場合、メモリ(20)には
t2時点の再生ビデオ信号のカラーフレーミングが書き込
まれる。起動指令信号CMDPが出されたt3時点で比較回路
(21)によつてこのt3時点の基準ビデオ信号REFのカラー
フレーミングと、メモリ(20)から読み出されたt2時点の
再生ビデオ信号のカラーフレーミングとが比較される。
この場合は、再生、基準の両ビデオ信号のカラーフレー
ミングは一致していないので、比較回路(21)から(2n+1)
フレームの調相指令信号CMDOがスイツチ(27)に供給さ
れ、スイツチ(27)は図示の接続状態に切換えられる。そ
して、指令端子(26)からの起動指令信号CMDPが、遅延回
路(28)により1フレーム期間遅延されて遅延起動指令信
号CMDDとなり、第4図E及びFに示すように、t4時点に
おいて第1のスイツチ(23)を図示の接続状態に切換え
る。このとき、第2のスイツチ(25)は図示とは逆の接続
状態にあり、前述と同様にテープ走行は速かに立上る。
この場合、起動指令信号CMDPによりt3時点からテープ走
行を開始していれば、再生ビデオ信号と基準ビデオ信号
のカラーフレーミングは一致しないが、遅延起動指令信
号CMDDにより、時点t3から1フレーム期間遅れた時点t4
からテープ走行を開始するので、第4図に示すように、
再生、基準の両ビデオ信号のカラーフレーミングは一致
する。
以下、前述の場合と同様に、調相量検出回路(22F)が2n
フレームの調相を検出した時点でキヤプスタンサーボル
ープが閉成され、VTRは定速再生状態となる。
第3図の実施例では、起動指令時の再生ビデオ信号及び
基準ビデオ信号のそれぞれのカラーフレーミングの一致
または不一致に応じて、直ちに、また1フレーム期間遅
らせて起動するようにしたので、第1図の実施例と同様
に、起動時、再生ビデオ信号及び基準ビデオ信号のカラ
ーフレーミングを速かに一致させることができ、音声信
号のワウ・フラツタが劣化している時間が格段に短縮さ
れる。
以上、本発明をNTSC方式ヘリカルVTRに適用した場合に
ついて説明したが、PAL方式ヘリカルVTRに本発明を適用
する場合は、PAL方式のカラーフレームが8フイールド
から構成され、制御信号が2フイールド毎に記録される
ことから、比較回路(21)から出力される4種類の制御出
力に応じて、第3図の第3の切換えスイツチ(27)を2接
点スイツチから4接点スイツチに交換すると共に、遅延
回路(28)として、2フイールド、4フイールド及び6フ
イールドの遅延時間を有するものを用意する必要があ
る。
H発明の効果 以上詳述のように、本発明によれば、起動指令時の再生
ビデオ信号及び基準ビデオ信号のそれぞれのカラーフレ
ーミングの一致,不一致の程度に応じて、起動期間の調
相フレーム数を選定し、または、起動点の遅延時間を選
定するようにしたので、起動時に再生ビデオ信号及び基
準ビデオ信号のカラーフレーミングを速かに一致させる
ことのできるヘリカルVTRが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロツク図、第2図は第1図の実施例の動作を説明す
るためのタイムチヤート、第3図は本発明の他の実施例
の構成を示すブロツク図、第4図は第3図の実施例の動
作を説明するためのタイムチヤート、第5図は従来の磁
気記録再生装置の構成例を示すブロツク図、第6図及び
第7図は従来装置の動作の説明のための波形図及びテー
プフオーマツトである。 (1)は回転磁気ヘッド、(6)はキヤプスタンモータ、(7C)
はサーボ回路、(11),(12)はカラーフレーミング検知回
路、(20)はメモリ、(21)は比較回路、(22),(22F)は調
相量検出回路、(23),(24),(25)は起動制御手段、CMDP
は起動指令信号、CTLは再生制御信号、REFは基準ビデオ
信号である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フィールド期間のビデオ信号が記録され
    たトラックがその長手方向に斜交して等間隔に配された
    磁気テープを走査する回転磁気ヘッドと、上記磁気テー
    プから再生された2フィールド毎の再生制御信号及び外
    部から供給される基準ビデオ信号に同期した周期が2フ
    ィールド期間の基準位相信号を比較して得た位相誤差信
    号によってキヤプスタンモータを制御するサーボ回路
    と、上記回転磁気ヘッドからの再生ビデオ信号の再生カ
    ラーフレーミング及び上記基準ビデオ信号の基準カラー
    フレーミングを比較するカラーフレーミング比較手段と
    を具備する磁気記録再生装置において、 上記磁気テープの停止時に上記再生カラーフレーミング
    を記憶するメモリと、 上記サーボ回路よりの位相誤差信号の極性反転回数を調
    相フレーム数として検出する調相量検出手段と、 外部から供給される起動指令信号に応じて停止中のキヤ
    プスタンモータに所定の起動電圧を与えて起動させ、上
    記起動指令信号の到来時における上記カラーフレーミン
    グ比較手段による上記メモリに記憶された上記磁気テー
    プの停止時の再生カラーフレーミング及び上記基準カラ
    ーフレーミングの比較出力が一致出力であるか不一致出
    力であるかに応じて、上記起動後の上記調相量検出手段
    が調相フレーム数2n(但し、nは零または整数)又は
    2n+1を検出して、上記再生カラーフレーミングが上
    記基準カラーフレーミングと一致したとき、上記キヤプ
    スタンモータの駆動電圧を、上記所定の起動電圧から上
    記サーボ回路よりのサーボ電圧に切換えるモータ制御回
    路とを設けたことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP60133278A 1985-06-19 1985-06-19 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0636606B2 (ja)

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