JPH0636349U - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH0636349U
JPH0636349U JP7096992U JP7096992U JPH0636349U JP H0636349 U JPH0636349 U JP H0636349U JP 7096992 U JP7096992 U JP 7096992U JP 7096992 U JP7096992 U JP 7096992U JP H0636349 U JPH0636349 U JP H0636349U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
shaft
commutator
impregnated bearing
annular protrusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP7096992U
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English (en)
Inventor
忠幸 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitashiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Kitashiba Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kitashiba Electric Co Ltd filed Critical Kitashiba Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャフトの回転により、含油軸受の油が整流
子に流入し付着するのを防止する油切りワッシャを具備
してなるモータを提供する。 【構成】 整流子16の端面に、含油軸受13に対向す
る位置にシャフト14により貫通され、且つ密着圧入し
て固定され、シャフト14の近傍に環状突起部18aを
有する油切りワッシャ18において、含油軸受13方向
に対して外周縁18bは、この外周縁18bと並んだシ
ャフト14の近傍にある環状突起部18aより突出させ
るように傾斜面18cを設けて、シャフト14の回転に
より含油軸受13からシャフト14を伝わって整流子1
6に流入し付着しようとする油の移動速度を遅くしたこ
とを特徴とするモータ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、含油軸受を有するモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コピー機のトレイ等に用いられる小型直流の整流子モータは、含油軸 受を利用して注油作業の省略又は簡素化を図っている。
【0003】 図9の断面図に示すように、モータの整流子1はブラケット2を介して一定位 置に設けられた含油軸受3に回転可能に支持されたシャフト4により貫通固定さ れる。更にシャフト4の回転を滑らかにする含油軸受3の油がシャフト4を伝わ り、整流子1に流入し付着するのを防止するために、整流子1と含油軸受3との 間に油切りワッシャ5がシャフト4により貫通され且つ整流子1の端面に含油軸 受3に対向する位置にシャフト4に対して垂直に密着圧入して固定される。この 油切りワッシャ5は含油軸受3方向に対してシャフト4の近傍にある第1環状突 起部5aと、この第1環状突起部5aと同一面で外周にある第2環状突起部5b とを有して、その間に図10のような環状凹面5cを形成して、油が流入し付着 するのを防止する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような油切りワッシャを具備するモータによれば、円板に 環状凹面を形成することで含油軸受3方向に対してシャフト4近傍にある第1環 状突起部5aと、この第1環状突起部5aと並んで同寸法で外周に形成した第2 環状突起部5bとでは、通常の間欠運転時にシャフト4の回転により含油軸受3 からシヤフト4を伝わってきた油が第1環状突起部5aから直接飛散し、また環 状凹面5cに流入した油を、第2環状突起部5bの縁で完全に防止できず次第に 遠心力によって飛散し、整流子1の面が汚染され短絡等の故障の原因となる。
【0005】 本考案は上記欠点を除去するために、整流子に油が流入し付着しない油切りワ ッシャを具備するモータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記欠点を除去するために、本考案は、筒状のハウジング内に収容、固定され る固定子と、このハウジングの両端面を形成するブラケットと、このブラケット を介して設けてある含油軸受と、この含油軸受により支持されるシャフトと、こ のシャフトにより貫通及び固定される電機子及びこの電機子と並ぶ整流子と、こ の整流子の端面に前記含油軸受に対向する位置に前記シヤフトにより密着圧入し 貫通固定され、前記シャフトの近傍に環状突起部を有する油切りワッシヤとを具 備してなるモータにおいて、 前記油切りワッシャの外周をこの外周と並んだ前記シャフトの近傍にある環状 突起部より前記含油軸受側に突出してなるモータを提供する。
【0007】
【作用】
本考案のモータは、含油軸受に対して、油切りワッシャの外周をこの外周と並 んだシャフトの近傍にある環状突起部より突出しているので、油の移動速度が遅 くなり、整流子に油が流入し付着するのを防止できる。
【0008】
【実施例】
以下本考案による一実施例を図1ないし図8を参照して詳細に説明する。図1 において、固定子10が筒状のハウジング11内に収容、固定されている。ハウ ジング11の両端面はブラケット12で形成され、このブラケット12を介して 含油軸受13が固定子10に対して一定位置になるように保持される。両含油軸 受13によりシャフト14が回転可能に支持される。電機子15とこれに並んで 整流子16がシャフト14により貫通、固定され、更にこの整流子16の外周に ブラシ17が接触する。この場合、整流子16の端面に含油軸受13に対向する 位置にシャフト14により貫通され、且つ密着圧入して固定され、シャフト14 の近傍に環状突起部18aを有する油切りワッシャ18を、含油軸受13方向に 対して外周縁18bが、この外周縁18bと並んだシャフト14の近傍にある環 状突起部18aより突出するように傾斜面18cを設ける。
【0009】 前述のように構成することにより、シャフト14の回転により含油軸受13か らシャフト14を伝わって整流子16に流入し付着しようとする油は、含油軸受 13方向に対して外周縁18bが、この外周縁18bと並んだシャフト14の近 傍にある環状突起部18aより突出するように傾斜面18cを設けているので、 油が油切りワッシャ18の外周縁18bに遠心力によって移動する速度が遅くな り、通常の間欠運転では油が油切りワッシャ18を飛び越えず、整流子16に流 入し付着することはない。
【0010】 図2は本考案の第2の実施例で、整流子16の端面に含油軸受13に対向する 位置にシャフト14により貫通され、且つ密着圧入して固定され、シャフト14 の近傍にそのシャフトとの機械的強度を確保する環状突起部19aを有する油切 りワッシャ19を、含油軸受13側に、外周縁19bがこの外周縁19bと並ん だシャフト14の近傍にある環状突起部19aより突出して鍔状環状突起部とな るように曲面19cを設ける。
【0011】 前述のように構成することにより、図1の実施例より更に油の移動速度を遅く することができ、上記した実施例同様通常の間欠運転では油が整流子16に流入 し付着することはない。しかも油が遠心力で外周から飛散しても含油軸受面に再 付着する効果がある。
【0012】 図3は本考案の第3の実施例で、整流子16の端面に含油軸受13に対向する 位置にシャフト14により垂直に貫通され、且つ密着圧入して固定され、シャフ ト14の近傍に環状突起部20aを有する図4のような油切りワッシャ20を、 含油軸受13方向に対して外周に設けた複数の突起部20bが、この突起部20 bと並んだシャフト14の近傍にある環状突起部20aより突出するように設け る。
【0013】 前述ように構成することにより、突起部20bが整流子16に流入し付着しよ うとする油を跳ね返し、或は阻止することができるので上記した実施例同様通常 の間欠運転では油が整流子16に流入し付着することはない。この場合、突起部 20bの大きさ及び形は、含油軸受13方向に対してシャフト14近傍にある環 状突起部20aより突出させる条件で限定しない。
【0014】 図5は本考案の第4の実施例で、整流子16の端面に含油軸受13に対向する 位置にシャフト14により貫通され、且つ密着圧入して固定され、シャフト14 の近傍に環状突起部21aを有する図6のような油切りワッシャ21を、含油軸 受13方向に対して外周縁21bが、この外周縁21bと並んだシャフト14の 近傍にある環状突起部21aより突出するように傾斜を付け、更に羽状の突起2 1cを設ける。
【0015】 前述のように構成することにより、傾斜突起部21cにより油の移動速度が遅 くなり、或は跳ね返すことができるので、上記した実施例同様通常の間欠運転で は油が整流子16に流入し付着することはない。
【0016】 図7は本考案の第5の実施例で、整流子16の端面に含油軸受13に対向する 位置にシャフト14により貫通され、且つ密着圧入して固定され、シャフト14 の近傍に第1環状突起部22aを有する図8のような油切りワッシャ22を、含 油軸受13方向に対して外周に設けた第2環状突起部22bが、この第2環状突 起部22bと並んだシャフト14の近傍にある第1環状突起部22aより突出さ せるように設ける。
【0017】 前述のように構成することにより、第2環状突起部22bにより通常の間欠運 転では油の移動を阻止することができる。
【0018】
【考案の効果】 以上述べたよう本考案によれば、含油軸受の油が整流子に流入し付着するのを 防止するために油切りワッシャの外周をこの外周と並んだ前記シャフトの近傍に ある環状突起部より突出しているので、油切りワッシャを伝わって遠心力によっ て移動する油の移動速度を遅くすることができ、或は油を跳ね返すことができる ため、整流子に油が流入し付着することを防止できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるモータの一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】本考案によるモータの第2の実施例を示す断面
図である。
【図3】本考案によるモータの第3の実施例を示す断面
図である。
【図4】第3の実施例を示すモータの油切りワッシャの
正面図である。
【図5】本考案によるモータの第4の実施例を示す断面
図である。
【図6】第4の実施例を示すモータの油切りワッシャの
正面図である。
【図7】本考案によるモータの第5の実施例を示す断面
図である。
【図8】第5の実施例を示すモータの油切りワッシャの
正面図である。
【図9】従来技術のモータを示す断面図である。
【図10】従来技術のモータの油切りワッシャを示す正
面図である。
【符号の説明】 1………整流子 2………ブラケット 3………含油軸受 4………シャフト 5………油切りワッシャ 5a……第1環状突起部 5b……第2環状突起部 5c……環状凹面 10……固定子 11……ハウジング 12……ブラケット 13……含油軸受 14……シャフト 15……電機子 16……整流子 17……ブラシ 18……油切りワッシャ 18a…環状突起部 18b…外周縁 18c…傾斜面 19……油切りワッシャ 19a…環状突起部 19b…外周縁 19c…曲面 20……油切りワッシャ 20a…環状突起部 20b…突起部 21……油切りワッシャ 21a…環状突起部 21b…外周縁 21c…傾斜突起部 22……油切りワッシャ 22a…第1環状突起部 22b…第2環状突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のハウジング内に収容、固定される
    固定子と、このハウジングの両端面を形成するブラケッ
    トと、このブラケットを介して設けてある含油軸受と、
    この含油軸受により支持されるシャフトと、このシャフ
    トにより貫通及び固定される電機子及びこの電機子と並
    ぶ整流子と、この整流子の端面に前記含油軸受に対向す
    る位置に前記シヤフトにより密着圧入し貫通固定され、
    前記シャフトの近傍に環状突起部を有する油切りワッシ
    ヤとを具備してなるモータにおいて、 前記油切りワッシャの外周をこの外周と並んだ前記シャ
    フトの近傍にある前記環状突起部より前記含油軸受側に
    突出してなるモータ。
JP7096992U 1992-10-13 1992-10-13 モータ Pending JPH0636349U (ja)

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JP (1) JPH0636349U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019047593A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 東芝産業機器システム株式会社 ブレーキ付電動機
JP2020051573A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 マブチモーター株式会社 軸受ユニットおよびモータ

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