JP2535755Y2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP2535755Y2
JP2535755Y2 JP1990102649U JP10264990U JP2535755Y2 JP 2535755 Y2 JP2535755 Y2 JP 2535755Y2 JP 1990102649 U JP1990102649 U JP 1990102649U JP 10264990 U JP10264990 U JP 10264990U JP 2535755 Y2 JP2535755 Y2 JP 2535755Y2
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JP
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rotating shaft
sleeve
lubricating oil
rotor
motor
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康雄 清水
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、例えば、コンピュータ、ワードプロセッサ
等の内部を冷却するために使用される小型ファンモータ
の如きモータに関する。
〔従来技術及びその欠点〕
モータの一例としてのファンモータは、矩形状のハウ
ジングと、ハウジングに対して相対的に回転自在である
ロータと、ロータに取付けられたロータマグネットと、
ロータマグネットに対向してハウジングに装着されたス
テータを備え、ロータに冷却用羽根体が取付けられてい
る。そして、ハウジングには一対の軸受部材を介して回
転軸が回転自在に支持され、回転軸に上記ロータが固定
されている。
しかし、軸受部材として、含油メタルから形成したス
リーブ軸受を使用した場合には、両者の回転摺接面の全
体に潤滑油が行き渡りにくく、摺接面の潤滑が不十分に
成るおそれがあった。潤滑が不十分になると、摩耗が激
しくなり、モータの寿命が短命になる。
〔考案の目的〕
本考案は上記事実に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、潤滑油が回転摺接面全体に行き渡
り、回転摺接面を十分に潤滑することができるモータを
提供することである。
〔考案の概要〕
本考案によれば、ハウジングと、このハウジングに軸
方向に並ぶ一対のスリーブ軸受を介して回転自在に支持
された回転軸と、該回転軸に装着されたロータと、この
ロータに取付けられたロータマグネットと、このロータ
マグネットに対向してこのハウジングに装着されたステ
ータと、を具備するモータにおいて、この回転軸は含油
材料から形成されると共に、一対のこのスリーブ軸受の
間に露呈する部分に回転軸と一体に回転するスリーブ部
材が固定されていることを特徴とするモータを提供す
る。
かかるモータでは、回転軸が含油材料であるので、回
転の際に生じる遠心力により回転軸自身に含まれる潤滑
油が回転軸の外周面にしみ出し、回転軸とスリーブ軸受
の微小な間隙に絶えず潤滑油が供給され、摩耗が抑制さ
れる。
回転軸における一対のスリーブ軸受の間に露呈する部
分に回転軸と一体に回転するスリーブ部材が固定されて
いるので、この部分の潤滑油は回転軸の回転中であって
もスリーブ部材に遮られて外部へ飛散することはない。
しかも、回転軸の外周面にしみ出た潤滑油は、スリーブ
部材との間隙を伝わってスリーブ軸受側へ移動し一対の
スリーブ軸受へ送り込まれるので、スリーブ軸受は潤滑
性が良好となると共に寿命が延びる。
〔具体例〕
以下、添付図面を参照して、本考案に伴うモータの一
例としてのファンモータの一具体例を説明する。
第1図はファンモータの断面図である。
1は、インペラ、2は回転軸、3,3はスリーブ軸受、
4はステータ、5はロータマグネット、6はロータ、8
は回路基板、11はハウジングである。
インペラ1には複数の羽根10が設けられ、その椀形部
7の内周面9にはロータマグネット5を有するロータ6
が嵌合圧入されており、回転軸2が椀形部7の中央部に
一体成形、若しくは圧入されている。回転軸2と一体に
回転するインペラ1はスリーブ軸受3,3を介して回転自
在に支持される。
22はハウジング11の略中央に突設された円筒ボス部で
あり、ステータコイル20を巻装したステータ4は、回路
基板8に巻線が半田付けされ、円筒ボス部22の外周面16
に外嵌されている。
ステータ4は、ロータマグネット5に対向して配置さ
れ、ステータ4とロータマグネット5との相対回転によ
り、インペラ1が回転駆動される。
回転軸2における、軸方向に並ぶ一対のスリーブ軸受
3,3間の部位は、スリーブ部材15が装着され、その外周
面を覆っている。
第2図は、本考案に係るモータの具体例の軸受構造の
拡大要部を示す。
本考案のモータにおける回転軸2は、含油材料の一例
として焼結金属からなる含油メタルから形成することが
できる。回転軸2が回転すると、遠心力が作用し、含油
メタルからの潤滑油がその周表面にしみ出すようにな
る。潤滑油の飛散を防止するために、回転軸2の大きく
露呈している部位(一対のスリーブ軸受3,3間の部位)
にスリーブ部材15を装着する。スリーブ部材15は潤滑油
が浸透しない材質のものがよく、例えば、合成樹脂、メ
タル等が適している。回転軸2の両端部に装着されるス
リーブ軸受3,3はメタル、セラミック等から形成するこ
とができる。
上記具体例のモータでは、回転軸2に含有された潤滑
油は、その回転によって外周面にしみ出す。従って、回
転軸2とスリーブ軸受3,3の摺接面は潤滑油により十分
潤滑され、モータ、特にスリーブ軸受の寿命が従来に比
して著しく延びる。
第3図及び第4図は、回転軸の変形例を示している。
第3図及び第4図における第1の変形例及び第2の変形
例におけるファンモータの基本的構成は第1の具体例の
ものと実質上同一である。尚、第1図及び第2図に示す
具体例と同一の部材は同一の番号を付して説明する。
第1の変形例を示す第3図において、回転軸2には、
軸方向に延びる補給孔34が形成されている。この補給孔
34は、回転軸2の一端(下端)から他端に向けて他端部
のスリーブ軸受3まで延びている。尚、回転軸2におけ
る、大きく露呈している部位(一対のスリーブ軸受3,3
間の部位)には、具体例と同様にスリーブ部材15が圧入
の如き手段により装着される。
第1の変形例においては、回転軸2に補給孔34が形成
されているので、含有潤滑油が少なくなった場合に、こ
の補給孔34を通して潤滑油を容易に供給することができ
る。また、補給孔34が片方のスリーブ軸受3を越えて他
方のスリーブ軸受3まで延びているので、潤滑すべき部
位(スリーブ軸受3,3と接触する部位)に潤滑油を補給
することができる。更に、スリーブ部材15を装着してい
るので、しみ出した潤滑油の飛散をも防止することがで
きる。
次いで、第4図を参照して第2の変形例について説明
すると、回転軸2の両端部に補給孔35及び36が形成され
ている。片方の補給孔35は、回転軸2の一端面40から軸
線方向に片方(第4図において下側)のスリーブ軸受3
まで延び、他方の補給孔36は、回転軸2の他端面41が軸
線方向に他方(第4図において上側)のスリーブ軸受3
まで延びている。
この第2の変形例では、補給孔35及び36は油溜部とし
て作用し、これら補給孔35及び36の開口部にはキャップ
18及び19が装着される。キャップ18及び19は合成樹脂等
から形成することができ、頭部32から延びる封止部33を
対応する補給孔35及び36に封入することによって回転軸
2に装着される。
第2の変形例においては、キャップ18及び19を開封
し、補給孔35及び36に潤滑油を注入して油溜部とするこ
とができる。従って、潤滑油を長期に渡って回転軸2に
含有せしめることができ、潤滑油の補給回数が少なくて
よい。尚、この第2の変形例では、第1の変形例と同様
の効果が達成されることは付言するまでもない。
以上、本考案に従うモータの具体例について説明した
が、本考案はこれら具体例に限定されるものではなく、
本考案の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が
可能である。
例えば、図示の具体例では、一対の軸受をスリーブ軸
受から構成した場合について説明したが、片方の軸受を
スリーブ軸受から構成し、他方の軸受を玉軸受から構成
した場合にも同様に適用することができる。尚、かかる
場合には、片方の軸受のスリーブ軸受に関連して回転軸
の一部を含油材料から形成すればよい。
〔考案の効果〕
本考案は、上述の構成を有するので、次の通りの効果
を奏する。
1) 回転軸が含油材料であるので、回転の際に生じる
遠心力により回転軸自身に含まれる潤滑油が回転軸の外
周面にしみ出し、回転軸とスリーブ軸受の微小な間隙に
絶えず潤滑油が供給され、摩耗が抑制される。
2) 回転軸における一対のスリーブ軸受の間に露呈す
る部分に回転軸と一体に回転するスリーブ部材が固定さ
れているので、含油である回転軸の回転中であってもス
リーブ部材に遮られて外部へ潤滑油が飛散することはな
い。しかも、回転軸の外周面にしみ出た潤滑油は、スリ
ーブ部材との間隙を伝わってスリーブ軸受へ移動し一対
のスリーブ軸受側へ送り込まれ、スリーブ軸受は潤滑性
が良好となると共に寿命が延びる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従うモータの一例としてのファンモ
ータの一具体例を示す断面図。 第2図は、第1図のファンモータの要部拡大断面図。 第3図は、回転軸の第1の変形例を示す要部拡大断面
図。 第4図は、回転軸の第2変形例を示す要部拡大断面図。 2……回転軸 3……スリーブ軸受 15……スリーブ部材 34,35,36……補給孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、該ハウジングに軸方向に並
    ぶ一対のスリーブ軸受を介して回転自在に支持された回
    転軸と、該回転軸に装着されたロータと、該ロータに取
    付けられたロータマグネットと、該ロータマグネットに
    対向して該ハウジングに装着されたステータと、を具備
    するモータにおいて、 該回転軸は含油材料から形成されると共に、該回転軸に
    おける一対の該スリーブ軸受の間に露呈する部分に該回
    転軸と一体に回転するスリーブ部材が固定されているこ
    とを特徴とするモータ。
JP1990102649U 1990-09-29 1990-09-29 モータ Expired - Fee Related JP2535755Y2 (ja)

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JP1990102649U JP2535755Y2 (ja) 1990-09-29 1990-09-29 モータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100594653C (zh) * 2004-03-01 2010-03-17 三菱综合材料C.M.I.株式会社 马达

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62101356U (ja) * 1985-12-17 1987-06-27

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CN100594653C (zh) * 2004-03-01 2010-03-17 三菱综合材料C.M.I.株式会社 马达

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