JPH0713409Y2 - ファンモータの軸受装置 - Google Patents

ファンモータの軸受装置

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JPH0713409Y2
JPH0713409Y2 JP1987083478U JP8347887U JPH0713409Y2 JP H0713409 Y2 JPH0713409 Y2 JP H0713409Y2 JP 1987083478 U JP1987083478 U JP 1987083478U JP 8347887 U JP8347887 U JP 8347887U JP H0713409 Y2 JPH0713409 Y2 JP H0713409Y2
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oil
rotor shaft
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fan
motor housing
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JP1987083478U
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JPS63194554U (ja
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正栄 佐藤
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株式会社三ツ葉電機製作所
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C23/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
    • F16C23/02Sliding-contact bearings
    • F16C23/04Sliding-contact bearings self-adjusting
    • F16C23/043Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings
    • F16C23/045Sliding-contact bearings self-adjusting with spherical surfaces, e.g. spherical plain bearings for radial load mainly, e.g. radial spherical plain bearings

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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ファンモータの軸受装置に係り、特に、直流
機にファンを取り付けたファンモータの軸受装置に利用
して有効なものに関する。
〔従来の技術〕
従来のファンモータの軸受装置として、第5図に示され
ているように回転子軸31が含油軸受部材32により回転自
在に支承されており、回転子軸31にはスラストワッシャ
33を挟持した状態でファンプレート34が、ナット35によ
り締付固定されているとともに、ヨーク36とメタルホル
ダ37との間に配置された含油フェルト38から含油軸受部
材32に潤滑油が供給されるようになっているものがあ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このようなファンモータの軸受装置においては、含油軸
受部材32に摺接するスラストワッシャ33の回転に伴って
軸受部材32から含侵油がポンプ作用により吸い出され吸
い出された油がスラストワッシャ33に対して遠心方向に
飛散してファン側に逃げるため、軸受部材32において油
の消耗が多くなり、その結果、軸受装置全体としての寿
命が短くなる。
本考案の目的は、含油軸受部材における油の消耗を減少
させ、全体としての寿命を延ばすことができるファンモ
ータの軸受装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るファンモータの軸受装置は、モータハウジ
ング(2)内の架設された回転子軸(11)の端部が、モ
ータハウジング(2)の端部に配された含油軸受メタル
(5)によって回転自在に支承されているとともに、含
油軸受メタル(5)の径方向外側に油保持領域(9)が
形成されており、回転子軸(11)の端部にスラストワッ
シャ(12)が、この端部を支承する含油軸受メタル
(5)のモータハウジング(2)の開口側端面に当接さ
れて嵌合されており、さらに、この回転子軸(11)の端
部にはファンプレート(22)が固定されているファンモ
ータの軸受装置において、 前記ファンプレート(22)側の含油軸受メタル(5)に
おけるファンプレート(22)側端面(A)は、モータハ
ウジング(2)の回転子軸挿通孔の内側端面(B)より
も内寄りに配置されており、 この含油軸受メタル(5)の端面(A)から外周面にか
けては段差部(5a)が円形環状に没設されているととも
に、 この含油軸受メタル(5)の外周面と前記モータハウジ
ング(2)の回転子軸挿通孔内周面との間には溝部(3
a、5b)が、前記段差部(5a)と前記モータハウジング
(2)の回転子軸挿通孔内周面とによって形成された空
隙部と、この含油軸受メタル(5)の外側に形成された
前記油保持領域(9)とを連通するように没設されてい
ることを特徴とする。
〔作用〕
前記した手段によれば、スラストワッシャから飛散した
潤滑油の一部は、軸受部材に吸い込まれ、潤滑油の残り
はヨークと軸受部材との当接面に形成された空隙部を介
してフェルト等の油保持領域に回収される。したがっ
て、潤滑油の消耗が抑制されるため、軸受部材の寿命が
延びることになる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である軸受装置を備えたファ
ンモータの縦断面図、第2図はその要部を示す拡大部分
断面図、第3図はそれに使用されている含油軸受メタル
を示す斜視図である。
本実施例において、ファンモータとしてのモータ1はハ
ウジング2を備えており、ハウジング2は一端面が開口
し他端が閉塞した略円筒形状に形成されているヨーク3
と、ヨーク3の開口面に被せ着けられているエンドブラ
ケット4とから構成されている。ヨーク3の閉塞壁およ
びエンドブラケット4の中央部には軸受部材としての含
油軸受メタル(以下、軸受メタルということがある。)
5および6がそれぞれ配設されており、両メタル5、6
はメタルホルダ7、8によってそれぞれ保持されてい
る。軸受メタル5、6には油保持領域を形成するための
フェルト9、10が隣接して配されてメタルホルダ7、8
によりそれぞれ保持されており、フェルト9、10はオイ
ルを吸収するようになっている。軸受メタル5、6は外
形が凸球面形状に形成されており、メタルホルダ7、8
に対して三次元方向に回動することにより、自己調芯機
能を発揮するようになっている。
ハウジング1内には回転子軸11が中心線上に架設されて
おり、この軸11は両軸受メタル5、6により回転自在に
支承されている。回転子軸11の一端部には複数枚のスラ
ストワッシャ12が軸受メタル5を挟むように配されて固
装されており、回転子軸11は両側のスラストワッシャ12
によって軸心方向の位置を規制されている。回転子軸11
にはアーマチュア13が中間部に配されて固装されてお
り、アーマチュア13はヨーク2の内周面に周方向に略等
間隔に配設された複数個のマグネット14に対向するよう
に配設されている。回転子軸11にはアーマチュア13に給
電するためのコンミュテータ15がエンドブラケット4側
の端部に配され固装されている。
エンドブラケット4にはブラシホルダ16がコンミュテー
タ15に対向するように配されて嵌着されており、ブラシ
ホルダ16は合成樹脂を用いて一体成形されている。ブラ
シホルダ16はエンドブラケット4と略同径の円形リング
形状に形成されており、エンドブラケット4の内側端面
に当接するように配されて固定されている。ブラシホル
ダ16には一対の収容部17が互いに180度の位相差をもっ
て対向するように配されて略正方形の筒形状に形成され
ており、各収容部17にはブラシ18がスプリング19の付勢
下でコンミュテータ15の外周面に摺接するように摺動自
在にそれぞれ収容されている。ブラシホルダ16およびコ
ンミュテータ15と軸受メタル6との間隙部にはオイルス
トッパ20が配設されている。
回転子軸11のスラストワッシャ12が嵌挿されている一端
部には、ファン(図示せず)を一体回転するように装着
されたファンプレート22がスラストワッシャ12を介して
ナット23により締付固定されている。この端部に配され
ている軸受メタル5のファン側端面(第2図中、Aで示
されている。)は、第2図に示されているようにヨーク
3のファン側に形成された孔部の内端面(第2図中、B
で示されている。)よりもモータ側に配置されており、
軸受メタル5には円形環状の段差部5aが軸受メタル5の
端面Aに連通した状態で形成されている。また、ヨーク
3の軸受メタル5のテーパ状部に摺接する部位には溝部
3aが複数個、回転子軸11に対して放射状に形成されてい
るとともに、段差部5aとフェルト9とに連通するように
形成されている。また、ヨーク3の開口部の口径は、ス
ラストワッシャ12の外径よりも大きく、かつ、軸受メタ
ル5の軸方向端面の外径よりも小さく構成されている。
次に作用を説明する。
ブラシホルダ16に保持された一対のブラシ18、18からコ
ンミュテータ15を通じてアーマチュア13に給電される
と、アーマチュアコイル(図示せず)の磁束がマグネッ
ト14の磁界を切ることにより回転子軸11が軸受メタル
5、6を中心に回転し、ファンプレート22を介してファ
ンを回転させる。
このとき、軸受メタル5、6は潤滑油を含んでいるた
め、回転子軸11とメタル5、6は充分に潤滑される。こ
の潤滑油は回転摩擦熱等により流れ易くなり、スラスト
ワッシャ12に流入する。
スラストワッシャ12に流入した潤滑油は、回転子軸11の
回転に伴い、遠心方向に飛散する。このとき、軸受メタ
ル5のファン側端面Aがヨーク3の孔部内端面Bよりも
モータ側に位置しているため、スラストワッシャ12から
飛散した潤滑油は、ファンプレート22側に逃散すること
なく、軸受メタル5の段差部5aに滞留する。そして、段
差部5aに滞留した潤滑油の一部は、再び軸受メタル5に
吸い込まれ回収され、潤滑油の残りはヨーク3に放射状
に形成された溝部3aを介してフェルト9に回収される。
ところで、軸受メタル5、6は、焼結成形法により成形
されるため、段差部5aは軸受メタル5に一体成形させる
ことができる。また、軸受メタル5の軸方向両端部に段
差部5a、5aをそれぞれ形成しておくと、軸受メタル5の
形状が左右対称になるため、組付時に左右両方向いずれ
の側からでもヨークに組み付けることができる。さら
に、軸受メタル5に溝部が形成されていないため、その
溝部にメタルホルダ7の爪が侵入し、回転子軸11の調芯
作用を阻害するという事態を回避することができる。
第4図は本考案の他の実施例を示す拡大部分縦断面図で
ある。
本実施例2が前記実施例1と異なる点は、ヨーク3と摺
接する軸受メタル5のテーパ状部に溝部5bが、回転子軸
11に対して放射状に形成されるとともに、軸受メタル5
の段差部5aとフェルト9とに連通するように形成されて
おり、ヨーク3には溝部3aが形成されていない点にあ
る。
本実施例2によれば、スラストワッシャ12から飛散した
潤滑油の一部は段差部5aに滞留した後、軸受メタル5に
吸い込まれ、残りは軸受メタル5の段差部5aおよび複数
個の溝部5bを介してフェルト9に回収される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、軸受部材からス
ラストワッシャを経て飛散した潤滑油の一部は、軸受部
材に吸い込まれ、残りは軸受部材とヨークとの間に形成
される空隙部を介してフェルト側に回収されるため、軸
受含浸油の漏洩を防止し、軸受装置全体としての寿命を
延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である軸受装置を備えたファ
ンモータの縦断面図、第2図は第1図の要部を示す拡大
部分縦断面図、第3図はそれに使用されている含油軸受
メタルの斜視図、第4図は本考案の他の実施例である軸
受装置の要部を示す拡大部分縦断面図、第5図は従来例
を示す拡大部分縦断面図である。 1…モータ(ファンモータ)、2…ハウジング、3…ヨ
ーク、3a…溝部、4…エンドブラケット、5、6…含油
軸受メタル(軸受部材)、5a…段差部、5b…溝部、7、
8…メタルホルダ、9、10…フェルト(油保持領域)、
11…回転子軸、12…スラストワッシャ、13…アーマチュ
ア、14…マグネット、15…コンミュテータ、16…ブラシ
ホルダ、17…ブラシ収容部、18…ブラシ、19…スプリン
グ、20…オイルストッパ、22…ファンプレート、23…ナ
ット。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータハウジング(2)内に架設された回
    転子軸(11)の端部が、モータハウジング(2)の端部
    に配された含油軸受メタル(5)によって回転自在に支
    承されているとともに、含油軸受メタル(5)の径方向
    外側に油保持領域(9)が形成されており、回転子軸
    (11)の端部にスラストワッシャ(12)が、この端部を
    支承する含油軸受メタル(5)のモータハウジング
    (2)の開口側端面に当接されて嵌合されており、さら
    に、この回転子軸(11)の端部にはファンプレート(2
    2)が固定されているファンモータの軸受装置におい
    て、 前記ファンプレート(22)側の含油軸受メタル(5)に
    おけるファンプレート(22)側端面(A)は、モータハ
    ウジング(2)の回転子軸挿通孔の内側端面(B)より
    も内寄りに配置されており、 この含油軸受メタル(5)の端面(A)から外周面にか
    けては段差部(5a)が円形環状に没設されているととも
    に、 この含油軸受メタル(5)の外周面と前記モータハウジ
    ング(2)の回転子軸挿通孔内周面との間には溝部(3
    a、5b)が、前記段差部(5a)と前記モータハウジング
    (2)の回転子軸挿通孔内周面とによって形成された空
    隙部と、この含油軸受メタル(5)の外側に形成された
    前記油保持領域(9)とを連通するように没設されてい
    ることを特徴とするファンモータの軸受装置。
  2. 【請求項2】前記溝部(3a)が前記モータハウジング
    (2)の回転子軸挿通孔の内周面に没設されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のファ
    ンモータの軸受装置。
  3. 【請求項3】前記溝部(5b)が前記含油軸受メタル
    (5)の外周面に没設されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のファンモータの軸受装
    置。
JP1987083478U 1987-05-29 1987-05-29 ファンモータの軸受装置 Expired - Lifetime JPH0713409Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS63194554U JPS63194554U (ja) 1988-12-14
JPH0713409Y2 true JPH0713409Y2 (ja) 1995-03-29

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ID=30937103

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4980149B2 (ja) * 2007-06-08 2012-07-18 三菱電機株式会社 電動機
JP2010263689A (ja) * 2009-05-01 2010-11-18 Mitsuba Corp 電動モータ、および減速機付モータ
JP5571119B2 (ja) * 2012-04-18 2014-08-13 三菱電機株式会社 電動機
JP5936425B2 (ja) * 2012-04-24 2016-06-22 日本電産サンキョー株式会社 ブレーキ付きモータ

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JPS5252607U (ja) * 1975-10-14 1977-04-15
JPS59135057U (ja) * 1983-02-25 1984-09-10 株式会社東芝 回転電機等の軸受装置

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