JPH0636075A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH0636075A
JPH0636075A JP4190830A JP19083092A JPH0636075A JP H0636075 A JPH0636075 A JP H0636075A JP 4190830 A JP4190830 A JP 4190830A JP 19083092 A JP19083092 A JP 19083092A JP H0636075 A JPH0636075 A JP H0636075A
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JP
Japan
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input
information
keyboard
unit
recognition
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JP4190830A
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English (en)
Inventor
Naoya Nagamine
直哉 長嶺
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 OCRによる印刷又は手書き文字等の認識情
報をキーボード装置からのキー操作入力と同じに取り扱
えるようにすると共に、癖字等の文字情報も認識できる
ようにする。 【構成】 印刷又は手書きされた文字等の情報を入力し
て認識すると、その認識コードをキーボード操作コード
に変換し、さらにそのキーボード操作コードをキーボー
ド信号に変換してシステム装置へ出力する。そして、正
しく認識できなかった情報のイメージを表示し、そのイ
メージに対してキーボード装置12から正しい情報が入
力されると、その認識コードと表示されたイメージを対
応させて入力情報認識部5が情報を認識するために使用
する辞書に登録し、その後は、その登録した正しく認識
できなかった情報についても認識可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書作成装置,自動
翻訳装置等を含む各種データ処理装置(コンピュータ本
体),ファイリング装置等のシステム装置に接続して使
用される光学的文字読取装置(OCR)を用いた入力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データ処理装置やファイリング
装置等のシステム装置の入力装置としてはキーボード装
置が多用されているが、そのキーボード装置のキー入力
操作に慣れるのには時間がかかるという問題があった。
【0003】そこで、キーボード装置によるキー入力操
作を補助する入力手段として、手書きあるいは印刷した
文字や記号等の情報を光学的に読み取って入力するOC
R、盤面上に直接手書きされた文字等の情報の筆跡を感
圧センサ群等によって検出し、その筆跡に該当する文字
等を認識して入力するタブレット入力装置、音声を認識
して対応する文字等の情報を入力する音声入力装置等を
備えた装置が提案されている。
【0004】例えば、以下に示すような装置がある。 (1)タブレットから手書き入力された文字を認識処理
し、その認識した文字を判別してキーボード装置からの
出力コードと区別可能な体系の出力コードに変換し、ア
ダプタを介してその出力コードとキーボード装置からの
出力コードとを統合して制御処理本体へ出力する文字入
力装置(例えば特開昭61−223974号公報参
照)。
【0005】(2)音声又はキーボード装置から情報の
入力ができる情報入力装置に手書きOCRを接続し、読
みの判らない漢字等を入力する場合、その手書きOCR
による手書き入力ができるようにした情報入力装置(例
えば実開昭62−62368号公報参照)。
【0006】(3)キーボード装置のキー入力やパネル
上の押しボタン入力に換えて、手書き入力された文字又
は音声で入力された指示を認識して、その認識結果に対
応して予め登録テーブルに登録されている処理を選択す
る情報処理装置(例えば実開昭62−187340号公
報参照)。
【0007】(4)キーの押下により文字及び数字のコ
ードを出力するキーボード装置と、ハンドスキャナ及び
それによって読み込まれたOCR文字を識別して文字及
び数字のコードを発生すると共にキーボード装置からの
出力との論理和を出力する文字数字認識部とを有し、キ
ーボード装置とハンドスキャナのいずれからの入力も同
じ入力として扱うようにしたパソコン入力装置(例えば
特開昭64−50114号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各装置にはそれぞれ次のような問題があった。 (1)タブレットとキーボード装置の文字入力ではそれ
ぞれ出力するコードの体系を異ならせており、出力コー
ドを受取った制御処理本体がその両者の出力コードを判
別する処理を行なわなければならないために処理効率を
低下させてしまうばかりか、従来の一般的なデータ処理
装置にそのまま使用することはできない。
【0009】また、そのタブレットでは文字のみしか手
書き入力できず、キーボード装置のように文字以外の各
種の制御情報をも入力することはできないので、完全に
キーボード装置の代わりには使用できない。
【0010】(2)音声入力,キーボード装置による入
力,及び手書きOCR入力をそれぞれ別個の入力インタ
フェースから本体に入力し、各々異なる認識処理を行な
わなければならないため、データ処理装置本体の構成及
びプログラムが複雑になり、汎用性もない。 (3)予め登録してある処理を手書き文字入力又は音声
入力によって選択することができるだけであり、キーボ
ード装置によるキー入力の場合と同様に各種の情報を自
在に入力することはできず、特殊な用途に限られる。
【0011】(4)キーボード装置及びハンドスキャナ
からの入力がいずれも文字及び数字のコードだけでそれ
以外の制御コード等の入力ができない。また、一般のパ
ソコンやワードプロセッサ等のデータ処理装置では、キ
ーボードインタフェースから文字及び数字のコードを入
力するようになっておらず、キーの押下位置(キーコー
ド)とそのオン・オフ情報を入力して、本体内でそれを
文字や数字のコード又は制御コードに変換する処理を行
なっているので、文字及び数字のコードを入力させるの
では汎用性がない。
【0012】また、キーボード装置とハンドスキャナか
ら出力されるコードの論理和を出力するので、データ処
理装置本体に対して両者による同時入力が生じてしまう
恐れがある。
【0013】このように、上述した従来の入力装置はい
ずれも、キーボード装置によるキー入力を主とし、OC
Rやタブレット入力装置,音声入力装置等を補助的入力
装置として使用できるようにしたものであり、キーボー
ド装置以外の入力装置によってもキーボード装置と同様
に各種の情報を全て入力できるまでに至っていなかっ
た。また、入力手段を増やすためにデータ処理装置本体
側の構成が複雑化したり処理の負担を増加し、あるいは
汎用性に欠けるという問題があった。
【0014】さらに、読み取ったデータから正しく文字
認識できなかったとき、その正しい文字を訂正入力でき
るようにするだけでは、例えば癖字の手書き文字などは
何度も認識不能としてリジェクトされるので認識率が低
下してしまう。また、例えばオペレータ毎に癖字の特徴
は異なるように、認識不能な癖字等の種類は多様なの
で、そのような正しく認識できない文字でも認識できる
ように対処しなければさらなる認識率の向上は望めな
い。さらにまた、癖字等の正しく認識できない文字を認
識させるためにオペレータによる煩雑な操作を必要とす
るのでは、操作性が低下してしまう。
【0015】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、OCRによる印刷又は手書き文字等の入力情報
を全てキーボード装置からのキー操作入力と全く同じに
扱えるようにすると共に、癖字等による文字認識率の低
下を招かないようにし、入力操作の多様性及び自在性を
大幅に向上させ、且つデータ処理装置本体側を何ら変更
することなく使用することができる汎用性のある入力装
置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による入力装置は、印刷又は手書きされた
文字等の情報を光学的に読み取って入力する情報入力手
段と、その手段によって入力された情報を認識してその
認識コードを出力する入力情報認識手段と、その手段か
らの認識コードをキーボード操作コードに変換するキー
ボード操作コード作成手段と、その手段からのキーボー
ド操作コードをシステム装置に対応したキーボード信号
に変換するキーボード信号作成手段と、そのキーボード
信号をキーボードインタフェースを介してデータ処理装
置等のシステム装置へ出力するキーボード信号出力手段
を備えている。
【0017】さらに、キーボード装置を備えるか接続
し、キーボード装置からのキー入力によるキーボード信
号とキーボード信号作成手段からのキーボード信号とを
切り換えてキーボード信号出力手段へ送るキーボード信
号切換手段と、入力情報認識手段が正しく認識できなか
った情報のイメージを表示する情報イメージ表示手段
と、その手段によって表示されたイメージとそのイメー
ジに対してキーボード装置から入力された正しい情報の
認識コードとを対応させて入力情報認識手段が情報を認
識するために使用する辞書に登録する手段を設けてい
る。
【0018】また、上記入力情報認識手段が正しく認識
できなかった情報のイメージとそのイメージに対してキ
ーボード装置から入力された正しい情報の認識コードと
を対応させて登録する辞書を、本来備えている標準辞書
とは別の特殊辞書にするとよい。さらにまた、上記入力
情報認識手段が入力された情報を標準辞書を参照して認
識できなかった場合には、特殊辞書を参照して認識処理
を行なう手段を設けるとよい。
【0019】
【作用】この発明による入力装置は、印刷又は手書きさ
れた文字等の情報を入力して認識すると、その認識コー
ドをキーボード操作コードに変換し、さらにそのキーボ
ード操作コードをシステム装置に対応したキーボード信
号(キーコード装置及びそのオン・オフ信号)に変換し
てキーボード信号切換手段へ送り、キーボード信号切換
手段がそのキーボード信号とキーボード装置からのキー
入力によるキーボード信号とを切り換えてキーボード信
号出力手段へ送ってキーボードインタフェースを介して
データ処理装置等のシステム装置へ出力する。
【0020】したがって、システム装置側では、印刷又
は手書きされた文字等や音声による情報をキーボード装
置からキー操作によって入力された情報と全く同じに処
理することができるので、従来のキーボード装置を使用
する各種データ処理装置本体(システム装置)を何ら変
更することなく、そのキーボードインタフェースに接続
して使用することができる。
【0021】そして、入力情報認識手段が正しく認識で
きなかった情報のイメージを情報イメージ表示手段に表
示し、そのイメージに対してキーボード装置から正しい
情報が入力されると、その認識コードと情報イメージ表
示手段に表示されたイメージとを対応させて入力情報認
識手段が情報を認識するために使用する辞書に登録する
ので、その後はその辞書に登録された癖字などの情報に
対しても認識することが可能になる。
【0022】また、上記辞書を本来備えている標準辞書
とは別の特殊辞書にすれば、その特殊辞書に標準辞書で
は正しく認識できない癖字などの各種の情報を登録する
ことができる。そして、入力情報認識手段が入力された
情報を標準辞書を参照して認識できなかった場合には、
その特殊辞書を参照して認識処理を行なうようにすれ
ば、認識率を大幅に向上させることができる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2はこの発明の一実施例である入力
装置を使用したデータ処理装置の外観斜視図であり、そ
のデータ処理装置は、入力装置1がキーボードインタフ
ェース(I/F)ケーブル2を介して、文書作成機能や
データ処理機能等を備えたシステム装置3に接続されて
いる。
【0024】その入力装置1は挿入口1aから挿入され
る原稿上に印刷又は手書きされた文字等の情報を光学的
に読み取って、それをキーボード信号に変換処理する機
能、及び癖字等の正しく認識できなかった情報に対して
キーボード装置12から入力された正しい情報の認識コ
ードを登録し、その登録した情報を認識する機能を持
つ。
【0025】また、キーボード装置12がキーボード
(I/F)ケーブル13を介して入力装置1に接続され
ており、そのキーボード装置12からのキー入力による
キーボード信号が入力装置1のキーボードインタフェー
ス(I/F)ケーブル2を介してシステム装置3に送ら
れる。
【0026】さらに、入力装置1の上面には、オペレー
タに対してキーボード装置12からのキー入力が可能な
状態か否かを点灯又は消灯によって知らせるための豆電
球,LED等のキーボード入力許可通知ランプを内蔵し
た照光式スイッチ(押釦スイッチ又はタッチスイッチ)
20と認識文字表示部21とを備えている。
【0027】照光式スイッチ20は、オペレータに対す
るキーボード装置12からのキー入力の許可状態の通知
手段の他に、オペレータがこの入力装置1に対してキー
入力が完了したことを通知するための手段にも兼用す
る。認識文字表示部21は、LCD等による文字イメー
ジ表示手段であり、認識できた文字等の情報のイメージ
及び正しく認識できなかった場合の該当情報のイメージ
も表示する。
【0028】図1は図2に示した入力装置1の機能構成
をシステム装置3と共に示すブロック図である。この入
力装置1は、情報入力部4,入力情報認識部5,キーボ
ード操作コード作成部6,キーボード操作コード作成情
報格納部7,キーボード信号作成部8,キーボード信号
作成情報格納部9,及びキーボード信号出力部10の各
機能を備えている。
【0029】また、キーボード制御情報格納部14,キ
ーボード信号切換部15,キーボード入力許可通知部1
6,キーボード入力完了通知部17,認識文字表示部2
1,辞書登録部30,登録情報部31,及び信号変換部
32の各機能を備えている。なお、音声入力部11a及
び音声認識部11bを設けるようにしてもよい。
【0030】情報入力部4は、原稿に印刷又は手書きさ
れた文字等の情報をスキャナによって光学的に読み取
り、その情報を二値化して入力情報認識部5へ送る。入
力情報認識部5は、情報入力部4から受け取った二値化
された情報をOCRによって文字等の情報認識処理を行
ない、認識できた時はその該当文字等の情報のイメージ
を認識文字表示部21に表示させると共に、その認識コ
ードをキーボード操作コード作成部6へ送る。
【0031】また、正しく情報認識できないと判断した
場合は、情報入力部4の入力動作を停止させると共にキ
ーボード入力制御情報格納部14にキーボード入力許可
情報を設定し、その正しく認識できないと判断した該当
情報のイメージを認識文字表示部21に表示させると共
にそのイメージを辞書登録部30へも送る。
【0032】さらに、キーボード入力完了通知部17か
らキー入力完了の通知を受け取ると共に、登録情報部3
1を参照してそこに登録完了の情報が設定されていれ
ば、認識文字表示部21に表示していた情報のイメージ
を消去し、停止させていた情報入力部4の入力動作を開
始させ、キーボード入力制御情報格納部14にキーボー
ド入力禁止情報を設定する。
【0033】辞書登録部30は、入力情報認識部5から
送られたイメージに対してキーボード装置12から入力
された正しい情報の認識コードを信号変換部32から受
け取り、そのイメージと認識コードとを対応させて、入
力情報認識部5が入力情報を認識するために本来備えて
いる標準辞書を書き換えるかそれに追加して登録するメ
モリである。その登録後に登録完了の情報を登録情報部
31に設定する。
【0034】登録情報部31は入力情報認識部5が参照
する辞書登録部30の登録完了の情報を格納するメモリ
である。信号変換部32はキーボード信号出力部10か
ら送られるキーボード信号をそれに対応する認識コード
に変換して辞書登録部30へ送る。
【0035】キーボード操作コード作成部6は、キーボ
ード操作コード作成情報格納部7に格納されている情報
をもとにして、情報認識部5から送られた認識コードを
キーボード操作コード(キー操作に対応するコード)に
変換してキーボード信号作成部8へ送る。
【0036】キーボード操作コード作成情報格納部7
は、キーボード操作コード作成部6が参照する情報をテ
ーブル形式で格納しており、情報認識部5で認識できる
文字等の全ての情報に対して、それらの認識コードをイ
ンデックスとして対応させたキーボード操作コードが登
録してある。
【0037】キーボード信号作成部8は、キーボード操
作コード作成部6から送られたキーボード操作コード
を、キーボード信号作成情報格納部9に格納してある情
報をもとにしてキーボード信号(キーボード装置上のキ
ー押下時のキーコードおよびそのオン・オフ信号に相当
する)に変換してキーボード信号出力部10へ送る。
【0038】キーボード信号作成情報格納部9は、キー
ボード信号作成部8が参照する情報を格納しており、キ
ーボード装置上の各キーボード操作コード(1キー入
力)に対応するそれぞれのキーボード信号データがテー
ブル形式で登録してある。
【0039】このキーボード信号データとは、例えば、
キーボード装置からシステム装置に対して文字「A」を
入力した場合、キーボード装置からはシステム装置に対
してキーボード装置上のキー配列における文字「A」の
物理的な位置(キーコード)と共に、そのキーが押され
たこと(オン)と離されたこと(オフ)を示すデータを
通知しており、キーボード装置上の各キー単位に決めら
れているキー押下及び押下解除に関する通知情報をい
う。
【0040】キーボード信号出力部10は、システム装
置3とキーボード装置間のデータの遣り取りを行なうキ
ーボードI/Fケーブル2を介して、キーボード信号作
成部8から受け取ったキーボード信号データをシステム
装置3へ出力する。また、正しく認識できなかった情報
に対してキーボード装置12から入力された情報のキー
ボード信号をキーボード信号切換部15を介して受け取
り、それを信号変換部32へ送る。
【0041】キーボード制御情報格納部14は情報入力
部4が情報入力開始時及び終了時に設定する情報を格納
し、その情報をキーボード信号切換部15が参照する。
キーボード信号切換部15は、そのキーボード制御情報
にしたがって、キーボード装置12からのキーボード信
号とキーボード信号作成部8からのキーボード信号デー
タとを切り換えてキーボード信号出力部10へ出力す
る。
【0042】キーボード入力許可通知部16は、情報入
力部4がキーボード制御情報格納部14に設定するキー
ボード入力制御情報に基づいてキーボード装置12から
のキー入力が可能状態の時に照光式スイッチ20内のキ
ーボード入力許可通知ランプを点灯する。
【0043】キーボード入力完了通知部17は、オペレ
ータが照光式スイッチ20を押下すると、情報入力部4
に対してキーボード装置12からのキー入力が完了した
ことを通知する。認識文字表示部21はLCD等のディ
スプレイであり、認識できた文字等の情報のイメージ及
び正しく認識できなかった情報に対する文字等のイメー
ジを表示する。
【0044】図3はキーボード操作コード作成情報の格
納フォーマットの一例を示す図、図4はキーボード信号
作成情報の格納フォーマットの一例を示す図である。キ
ーボード操作コード作成情報は、認識用データとキーボ
ード操作データからなり、認識用データはキーボード装
置上の各キーに対応する文字や記号等の情報(例えば、
「0」「A」「ア」等)であり、キーボード操作データ
は、それらの各情報を入力するためのキーボード操作の
情報である。
【0045】例えば、認識用データ「0」に対応する
‘0’を入力するキーボード操作データは、操作データ
制御情報としてキー操作数=2(2回のキー操作が必要
であることを示す)と、‘英数’キーの操作を示すキー
ボード信号作成情報で‘英数’キーを指すポインタと、
‘0’キーの操作を示すキーボード信号作成情報で
‘0’キーを指すポインタとからなる。
【0046】また、認識用データ「ア」に対応する
‘ア’を入力するキーボード操作データは、操作データ
制御情報としてキー操作数=2と、‘カタカナ’キーの
操作を示すキーボード信号作成情報で‘カタカナ’キー
を指すポインタと、‘3’キーの操作を示すキーボード
信号作成情報で‘3’キーを示すポインタ(‘ア’のキ
ーは‘3’のキーを兼用しているので)とからなる。ま
た、キーボード信号作成情報は、図4に示すように各キ
ーの押下時と解放時のキーボード信号からなる。
【0047】次に、図1に示した入力装置1の各部間の
作用について説明する。情報入力部4から情報入力が開
始されるとキーボード制御情報格納部14に禁止情報が
設定されると同時に、キーボード入力許可通知部16に
も禁止情報が設定される。
【0048】キーボード入力許可通知部16はこの禁止
情報によって図2に示した照光式スイッチ20内のキー
ボード入力許可通知ランプを消灯状態に保ち、オペレー
タにキーボード装置12からのキー入力ができない状態
であることを知らせる。そして、情報認識部5は認識し
た文字等に対する結果としてキーボード操作コード作成
情報格納部7内にある該当文字に対応したキーボード操
作データを指すポインタを出力する。
【0049】このキーボード操作データは、図5に示す
ように操作データ制御情報としてのキー操作数と、操作
データとしてのキーの操作情報を持ち、そのキー操作数
とは、認識した文字等を実際にキーボード装置から入力
する場合のキー操作回数であり、操作データとは、入力
操作手順に相当し、キーの操作(入力キーの種類)を入
力順にキー操作数だけ並べてある。また、キーの操作情
報には、キーボード信号作成情報格納部9に格納されて
いる該当キーを指すポインタが設定されている。
【0050】キーボード操作コード作成部6は、情報認
識部5からポインタを受け取ると、そのポインタに対応
すキー操作数と操作データとを取り出し、キー操作数だ
け操作データから順にキーの操作情報(キーボード信号
作成情報へのポインタ)を入力してキーボード信号作成
部8へ出力する。
【0051】キーボード信号作成部8は、キーボード操
作コード作成部6からのポインタによって該当するキー
のコードとその押下及び解放を示すキーボード信号を順
次キーボード信号切換部15へ出力する。キーボード信
号切換部15は、情報入力部4が制御するキーボード制
御情報格納部14に格納されている禁止又は許可情報に
よって、キーボード装置12からのキーボード信号を出
力するか無効にするかの判断を行なう。
【0052】この場合は、情報入力部4からの入力が有
効だからキーボード信号作成部8からのキーボード信号
をキーボード信号出力部10へ送る。そして、キーボー
ド信号出力部10は、キーボードI/Fケーブル2を介
してシステム装置3へそのキーボード信号を出力する。
【0053】次に、情報入力部4による入力操作が終了
すると、キーボード制御情報にキーボード入力許可情報
が設定されると同時に、キーボード入力許可通知部16
にもその許可情報が設定される。キーボード入力許可通
知部16は、この許可情報によって図2に示した照光式
スイッチ20内のキーボード入力許可通知ランプを点灯
し、オペレータにキーボード装置12からのキー入力が
可能な状態であることを知らせる。
【0054】ここで、オペレータがキーボード装置12
からキー入力を行なうと、そのキー入力によるキーボー
ド信号がキーボード信号切換部15へ送られ、キーボー
ド信号切換部15はキーボード制御情報格納部14の許
可情報によって、今度はキーボード装置12から送られ
るキーボード信号をキーボード信号出力部10へ送り、
キーボード信号出力部10は、キーボードI/Fケーブ
ル2を介してシステム装置3へそのキーボード信号を出
力する。
【0055】そして、キーボード制御情報が許可情報の
ときにキーボード装置12からの入力があると、キーボ
ード信号出力部10によってそのキーボード信号をシス
テム装置3へ出力させ、オペレータによって照光式スイ
ッチ20が押下されると、キーボード入力完了通知部1
7が情報入力部4にキーボード制御情報格納部14へ入
力完了の情報を設定させる。その状態で情報入力部4に
文字等の情報入力があればその処理を実行する。
【0056】次に、さらに入力情報を正しく認識できな
かった場合の各部間の作用について説明する。入力情報
認識部5は、情報入力部4から受け取った入力情報の中
で正しく認識できなかった文字等のイメージ(リジェク
ト文字イメージ)があった場合、情報入力部4の動作を
停止させると同時にキーボード制御情報格納部14にキ
ーボード装置12からの入力許可情報を設定する。この
時点でキーボード装置12からの入力が可能になる。
【0057】さらに、入力情報認識部5はリジェクト文
字イメージを認識文字表示部14に表示させると共に、
そのイメージを辞書登録部30に転送する。その後、オ
ペレータに対してキーボード入力許可通知部16によっ
てキーボード装置12からの入力許可を通知し、オペレ
ータによってキーボード装置12からリジェクト文字イ
メージに該当する正しい情報のキー入力がされ、キーボ
ード入力完了通知部17から入力完了の通知がされる
と、そのキー入力されたキーボード信号はキーボード信
号切換部15及びキーボード信号出力部10を介してシ
ステム装置3へ出力すると共に、信号変換部32へも送
る。
【0058】信号変換部32はそのキーボード信号を対
応する認識コードに変換して辞書登録部31へ送り、辞
書登録部31はその認識コードと先に入力情報認識部5
から受け取ったリジェクト文字イメージとを対応させて
入力情報認識部5の標準辞書に登録(上書き)し、その
登録が終了すると登録情報部31に登録完了の情報を設
定する。そして、入力情報認識部5は登録情報部31に
登録完了の情報が設定されていれば、情報入力部4の動
作を再開させる。
【0059】次に、図6のフローチャートによってこの
入力装置1による情報入力の処理について説明する。情
報入力部4から光学的読み取りによる情報入力が開始さ
れない間は、キーボード制御情報格納部14へ入力許可
情報を設定して格納させると共に、キーボード入力許可
通知部16へ入力許可情報を設定してキーボード入力許
可通知ランプを点灯させる。
【0060】そして、キーボード信号切換部15がその
キーボード制御情報格納部14に格納されている情報を
参照して、その情報が禁止情報か否かを判断し、この時
は入力許可情報なので入力許可状態と判断し、キーボー
ド装置12からの入力を有効にしてキーボード装置12
から入力があればそのキーボード信号をキーボード信号
出力部10へ出力し、キーボード制御情報参照の処理に
戻る。
【0061】ここで、オペレータがキー入力が可能であ
ることを確認してキーボード装置12から所望のキー入
力をすると、そのキーに対応するキーボード信号をシス
テム装置3へ順次出力する。この際、キー入力の必要が
なければしなくてもよい。オペレータがキー入力を完了
して、点灯中の照光式スイッチ20を押下すると、キー
ボード入力完了通知部17によって情報入力部4へその
通知が送られ、情報入力部4はキーボード制御情報格納
部14へキー入力完了の情報を格納すると共に、キーボ
ード入力許可通知部16へもそれを設定する。
【0062】ここで、情報入力部4からの文字等の情報
入力があれば、照光式スイッチ20のランプを消灯して
キー入力の禁止状態であることを知らせ、情報入力部4
から光学的に読み取った情報を文字認識(認識処理)
し、正しく認識したか否かを判断する。正しく認識した
らそれに相当するキーボード信号をキーボード信号切換
部15を介してキーボード信号出力部10へ送出する
が、正しく認識できなかったら情報入力部4による入力
動作を停止させて認識補助処理に移行する。
【0063】この認識補助処理は、図7のフローチャー
トに示すように、OCR等で入力情報を正しく認識でき
なかったときに、その情報の文字等のイメージを表示す
る処理である。まず、キーボード入力制御情報格納部1
4とキーボード入力許可通知部16にそれぞれ入力許可
情報を設定して照光式スイッチ20を点灯させ、認識文
字表示部21に認識該当データとして正しく認識できな
かった文字データのイメージを表示する。
【0064】そこで、オペレータによってキーボード装
置12から正しい文字データがキー入力され、キーボー
ド入力完了通知部17によって入力完了が通知される
と、情報入力部4は認識文字表示部21の表示を消去
し、キーボード入力許可通知部16に入力禁止情報を設
定して照光式スイッチ20を消灯させると共にキーボー
ド入力制御情報格納部14にも入力禁止情報を設定す
る。そして、情報入力部4の入力動作を再開させる。
【0065】その後、情報入力部4がその情報入力を終
了すると、キーボード制御情報格納部14へ許可情報を
出力して格納させると共に、再び照光式スイッチ20の
ランプを点灯してキー入力が可能であることをオペレー
タへ知らせる。このようにすれば、一旦キーボード装置
12からのキー入力が開始されると、オペレータが照光
式スイッチ20を押してキーボード装置からの入力が完
了したことを入力装置に通知するまでは、情報入力部4
に読み取るべき情報がセットされても読み取りを行なわ
ないようにすることができる。
【0066】したがって、キーボード装置からのキー操
作入力によるキーボード信号が完全にシステム装置へ送
出されるので、不完全なキー入力によってシステム装置
が誤動作を起こしてしまうような恐れがなくなる。ま
た、情報入力部4によって正しく文字認識できなかった
ときは、その時点で入力動作を中断して認識できなかっ
た文字データのイメージを表示するので、オペレータは
そのイメージを認識して正しい文字データを即座にキー
入力することができる。
【0067】その後、情報入力部4に入力文字データが
あるとその入力を開始して、キーボード入力許可通知部
16へ入力禁止情報を設定してキーボード入力許可通知
ランプを消灯し、キーボード制御情報格納部14に入力
禁止情報を設定する。
【0068】そして、情報入力部4から読み取った情報
を文字認識した文字相当のキーボード信号をキーボード
信号作成部8がキーボード信号切換部15へ送出し、そ
のキーボード信号切換部15がキーボード制御情報格納
部14に格納されている情報を参照して、その情報が禁
止情報か否かを判断する。今度はその情報が禁止情報な
ので禁止状態と判断し、キーボード装置12からの入力
を無効にしてキーボード信号切換部15によってキーボ
ード信号作成部8から受け取ったキーボード信号をキー
ボード信号出力部10へ送る。
【0069】次に、図8のフローチャートによって辞書
登録も含めた情報入力の処理について説明する。まず、
認識続行か否かを判断してNOなら処理を終了するが、
YESなら認識処理を行なってリジェクト(正しく認識
できない)か否かを判断し、正しく認識できればそのキ
ーボード信号をシステム装置へ出力して最初の処理に戻
る。
【0070】また、正しく認識できなければリジェクト
された文字のイメージを辞書登録部30に転送し、操作
者によってキーボード装置から入力があって、キーボー
ド装置からの入力完了が通知されると、信号変換部32
でキーボード信号を文字コードに変換して辞書登録部3
0へ転送し、辞書登録する。その後、登録情報部31に
辞書登録完了情報を設定し、情報入力部4の動作を再開
させると最初の処理に戻る。
【0071】次に、図9のブロック図によってさらにこ
の入力装置1における実際の文字入力の処理例について
説明する。ここでは、カタカナ「ア」を入力する場合に
ついて説明する。まず、情報入力部4の読み取りが開始
される時は、情報入力部4がキーボード制御情報格納部
14に禁止情報を設定し、キーボード入力許可通知ラン
プを消灯すると共にキーボード装置12からのキー入力
を無効にする。
【0072】そして、情報入力部4が原稿Pに記入され
たカタカナ「ア」を読み取って入力情報認識部5へ送る
と、入力情報認識部5は、カタカナ「ア」を認識してキ
ーボード操作作成情報の認識用データ「ア」を指すポイ
ンタをキーボード操作コード作成部6へ送る。
【0073】キーボード操作コード作成部6は、キーボ
ード操作コード作成情報格納部7に格納されている情報
中の認識用データ「ア」に対応するキーボード操作デー
タとしてキーの操作回数のデータも含んで、‘カタカ
ナ’キーの操作および‘3’キーの操作のポインタをキ
ーボード信号作成部8へ送る。
【0074】キーボード信号作成部8では、そのポイン
タによってキーボード信号作成情報格納部9に格納され
ている情報内の‘カタカナ’キー押下時のキーボード信
号と‘カタカナ’キー解放時のキーボード信号、及び
‘3’キー押下時のキーボード信号と‘3’キー解放時
のキーボード信号をキーボード信号出力部10へ出力す
る。
【0075】このようにして、キー入力以外の手段によ
って入力された文字等の情報をキーボード装置からキー
入力されたかのようにキーボード信号でシステム装置に
出力するので、システム装置はキーボード装置以外から
の入力情報もキーボード装置からのキー操作入力と同じ
データとして処理することができる。
【0076】情報入力部4からの情報入力が終了する
と、情報入力部4はキーボード制御情報格納部14に入
力許可情報を設定し、キーボード入力許可通知ランプを
点灯すると共にキーボード装置12からのキー入力を有
効にする。ここで、キーボード装置12からキー入力が
あればその入力されたキーに相当するキーボード信号が
キーボード信号切換部15を介してキーボード信号出力
部10へ出力される。
【0077】したがって、オペレータはキー入力が可能
な状態を照光式スイッチ20の点灯によって知ることが
できるため、情報入力部4の情報入力が終了しないうち
誤ってキー入力を始めてしまうようなことを防止でき
る。
【0078】また、情報認識の際にリジェクトした文字
のイメージとそれに該当する正しい文字の認識コードを
対応させて登録するので、その登録したものについて認
識可能になって入力情報に対する認識率が向上し、同一
の癖字等のように何度もリジェクトされる情報に対する
キーボード装置からの訂正入力を行なわずに済む。
【0079】以下、この実施例の入力装置1による上記
以外の効果を列挙する。まず、マン−マシンインタフェ
ースの向上に関するものとして、 (1)キー配列を覚えなくてもよいので入力が容易にな
る。 (2)キー操作の熟練が不要になる。 (3)不慣れなキーボード装置を使用しなくても、手書
き入力等によって文字だけでなく、各種制御情報(例え
ば、半角,倍角,改行,改頁,変換等)をも、文字の組
み合わせや記号,マーク等によって素早く入力すること
ができる。
【0080】(4)文字等を間違えて入力しない限り誤
入力の恐れがない。 (5)日常使用する業務プログラム起動のような、一連
の操作情報を印刷したカードを読み取らせて装置を起動
させるような定形入力操作を容易に行なえる。 (6)障害者でも容易に文字等の入力を行なえるように
なる。
【0081】(7)キーボード装置からの入力の方が簡
単で便利な時はそちらを使用することができるので、入
力作業の自在性が増す。 (8)キーボード装置と光学的読取装置を1本の接続コ
ード(キーボードI/Fケーブル)によってシステム装
置と接続でき、光学的読取装置及びキーボード装置によ
る入力作業を交互に行なうこともできる。
【0082】(9)キーボード装置からのキー入力が可
能な状態を知ることができるので、キー入力禁止状態時
にキー入力をしてしまうような無駄な操作をしなくて済
む。 (10)キー入力禁止状態であるにも係らずキー入力し
てしまわずに済むため、不完全(入力可能になるまでの
キー入力は無効である)な情報をデータ処理装置側へ送
出してしまって誤動作を起こしてしまうようなことがな
くなるうえに、完全な情報を再入力するような手間もな
い。
【0083】また、ハード面に関して、 (11)すべての入力情報がキーボードI/Fからキー
ボード信号で入力されるため、システム装置側で入力手
段に応じて異なる認識処理を行なうような負荷の増加が
ない。 (12)一般のキーボード装置を使用するほとんどのデ
ータ処理装置にそのまま使用でき、汎用性がある。
【0084】(13)操作性を低下させることなく小型
化を容易にできる。 (14)ファイリング装置に適用すれば、ファイリング
処理の際にイメージではなくコードで入力できるためデ
ータ量が少なくて済み、システム装置におけるメモリ等
の資源を有効に活用することができる。
【0085】なお、上述の例では、キーボード装置から
のキー入力が可能か否かを通知する手段として、後述す
るキーボード入力完了通知用に使用する照光式スイッチ
内のLED等のランプを利用して、キー入力可能状態の
時はそれを点灯し禁止状態の時は消灯するようにした
が、専用のランプ等を設けてもよいし、入力可能時に消
灯して禁止時に点灯するようにしてもよい。
【0086】また、ランプに代えてブザー等の音による
通知手段を設けて、例えばキー入力禁止状態から可能状
態になった時にブザー音を発生するようにしたり、ある
いはランプとブザーの両方の通知手段を設けて両者を併
用するようにしてもよい。あるいは、LCDディスプレ
イ等に文字や図形によってキーボード装置からの入力の
可否を表示するようにしてもよい。
【0087】なお、上述の例では光学的読取装置を使用
したが、図1に破線で示したように音声入力部11a及
び音声認識部11bを設け、その音声入力部11aから
音声情報を入力し、それを音声認識部11bで認識して
その認識コードをキーボード操作コード作成部6へ送出
するようにすれば、音声による情報の入力も行なうこと
ができる。
【0088】次に、この発明の他の実施例について説明
する。この実施例における入力装置の外観は図2に示し
た入力装置1と同様であるが、正しく認識できなかった
情報のイメージとそれに対する正しい情報の認識コード
を、本来備えている標準辞書とは別の辞書に登録するよ
うにしたものである。
【0089】図10はその入力装置の機能構成をシステ
ム装置3と共に示すブロック図であり、図1と共通する
部分には同一符号を付してその説明は省略する。この実
施例の入力装置1では、前述した入力装置1の辞書登録
部30と登録情報部31の機能に代えてそれぞれ特殊辞
書登録部33と特殊辞書部34を設けている。
【0090】その特殊辞書登録部33は入力情報認識部
5から転送されるリジェクト文字のイメージと信号変換
部32から転送される文字コードを対応させて特殊辞書
部34に登録する。つまり、入力情報認識部5から正し
く認識できなかった情報のイメージを、信号変換部32
からそのイメージに対してキーボード装置12から入力
された正しい情報の認識コードをそれぞれ受け取り、そ
のイメージと認識コードを対応させて特殊辞書部34に
登録する。
【0091】特殊辞書部34は、この入力装置1の入力
情報認識部5が入力情報に対して認識処理を施すために
本来備えている標準辞書(この例では入力情報認識部5
内に備えている)とは別の辞書を作成するメモリであ
る。したがって、入力情報認識部5はリジェクト文字の
イメージを認識文字表示部14に表示させると共に、そ
のイメージを特殊辞書登録部33に転送し、オペレータ
に対してキーボード入力許可通知部16によってキーボ
ード装置12からの入力許可を通知する。
【0092】そして、オペレータによってキーボード装
置12からリジェクト文字のイメージに該当する正しい
情報のキー入力がされ、キーボード入力完了通知部17
から入力完了の通知がされると、そのキー入力されたキ
ーボード信号はキーボード信号切換部15及びキーボー
ド信号出力部10を介してシステム装置3へ出力すると
共に、信号変換部32へも送る。
【0093】信号変換部32はそのキーボード信号を対
応する認識コードに変換して特殊辞書登録部33へ送
り、その特殊辞書登録部33はその認識コードと先に入
力情報認識部5から受け取ったリジェクト文字のイメー
ジとを対応させて特殊辞書部34に登録する。その登録
後は、入力情報認識部5において入力情報に対する認識
処理を行なうときに特殊辞書34も参照する。
【0094】図11は特殊辞書への登録も含めた情報入
力処理を示すフローチャートであり、図8のフローチャ
ートと共通する部分の説明は省略する。すなわち、この
処理では、信号変換部32でキーボード信号を文字コー
ド(認識コード)に変換して特殊辞書登録部33に転送
し、特殊辞書部34に特殊辞書を作成、つまり特殊辞書
登録して情報入力部4の動作を再開させると最初の処理
に戻る。
【0095】このようにして、入力装置が本来備えてい
る標準辞書とは別の特殊辞書に正しく認識できなかった
情報とそれに対する正しい情報を登録するので、標準的
な字体のみでなくオペレータ毎に固有な癖字等にも対応
する辞書を作成でき、その特殊辞書を用いて入力情報の
認識率を向上させることができる。
【0096】次に、この発明のさらに他の実施例につい
て説明する。図12はこの実施例における入力装置の機
能構成をシステム装置3と共に示すブロック図である。
この入力装置1では、図10に示した入力装置1の各機
能に新たに辞書制御部35を設けている。
【0097】その辞書制御部35は、入力情報認識部5
が入力された情報を内蔵の標準辞書を参照して認識でき
なかった場合、特殊辞書部3を参照して認識処理を行な
うように辞書を切り換える処理を行なう。
【0098】そして、入力情報認識部5は認識できない
文字のイメージがあった場合、情報入力部4の動作を停
止させて、辞書制御部35に特殊辞書の有無を問い合わ
せ、特殊辞書部35に特殊辞書が有れば、辞書制御部3
5は入力情報認識部5へ特殊辞書を用いて認識するよう
に指示する。
【0099】つまり、この入力装置1では正しく認識で
きなかった情報のイメージとそれに対する正しい情報の
認識コードを対応させて前述の特殊辞書に登録し、入力
情報認識部5が標準辞書によって入力情報の認識ができ
なかった場合、特殊辞書を参照して認識を行なう。
【0100】図13は、入力情報に対して標準辞書又は
特殊辞書を用いて認識を行なう場合の情報入力処理を示
すフローチャートである。まず、認識続行か否かを判断
してNOなら処理を終了するが、YESなら認識処理を
行なって標準辞書で認識可能か否を判断し、認識可能な
らそのキーボード信号をシステム装置へ出力して最初の
処理に戻る。
【0101】また、認識不可能なら特殊辞書は有るか否
かを判断し、特殊辞書が無ければオペレータによってキ
ーボード装置から入力されるキー入力のキーボード信号
をシステム装置3へ出力して最初の処理に戻る。また、
特殊辞書があればその特殊辞書を用いて認識を行ない、
特殊辞書で認識可能か否を判断し、認識不可能ならオペ
レータによってキーボード装置から入力されるキー入力
のキーボード信号をシステム装置3へ出力して最初の処
理に戻り、認識可能ならそのキーボード信号をシステム
装置へ出力して最初の処理に戻る。
【0102】このようにして、標準辞書で認識不可能で
あった文字等の情報を自動的に特殊辞書でも認識するよ
うにし、例えば癖字等についても認識することができる
ので、これまでは手書き原稿を作成する場合、オペレー
タは認識し易い文字を書くことに気を使わなくて済み、
入力情報に対する認識率も向上する。
【0103】ところで、上述の実施例では認識不可能だ
った情報のイメージのみを表示するようにしたが、その
イメージに対して認識処理を施した結果候補に上がった
情報を表示するようにするとオペレータにとって訂正入
力が容易になる。
【0104】その場合には、LCD等のディスプレイに
よる候補文字表示部を前述の入力装置1に追加し、その
候補文字表示部に、入力情報認識部5が正しく文字認識
できないと判断したときに、認識文字表示部21に表示
した該当する文字データのイメージに対する入力候補の
文字を表示するようにすればよい。
【0105】その際の入力装置の各部間の作用につい
て、図12に示した入力装置1の各部の符号を用いて説
明する。入力情報認識部5が正しく文字認識できないと
判断したときには、情報入力部4の入力動作を停止させ
ると共に、キーボード制御情報格納部14にキーボード
入力許可情報を設定する。これにより、キーボード装置
12からの入力が可能になる。
【0106】入力情報認識部5はさらに、認識該当デー
タ及び候補文字の表示処理として、正しく認識できない
と判断した文字のイメージを認識文字表示部21に表示
すると共に、図示しない候補文字表示部にその候補とな
った文字のイメージを文字認識処理において近かった順
に表示する。
【0107】オペレータは、キーボード入力許可通知部
16からの通知によりキーボード装置12から該当する
文字を入力すべきことを判断する。その入力する文字は
認識文字表示部21に表示されている文字のイメージを
参照して判断することが可能である。
【0108】オペレータがキーボード装置12から正し
い文字を入力した後、キーボード入力完了通知部17に
よって入力完了を入力すると、その通知が入力情報認識
部5及び情報入力部4に送られる。入力情報認識部5は
この通知を受け取ると、認識文字表示部21及び候補文
字表示部の表示を消去し、停止させていた情報入力部4
の入力動作を開始させる。そして、キーボード制御情報
格納部14にキーボード入力禁止情報を設定する。
【0109】このようにすれば、オペレータは認識でき
なかった情報に対して入力すべき正しい情報についての
情報を得ることができるので、キーボード装置12から
の訂正入力を素早く行なえる。
【0110】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る入力装置によれば、OCRによるキーボード装置以外
の情報入力手段による入力情報を、キーボード装置から
のキー操作入力と同じキーボード信号にしてシステム装
置に入力させることができる。したがって、一般のキー
ボード装置を使用する各種データ処理装置等にそのまま
接続して使用でき、入力操作の多様性及び自在性を大幅
に向上させ、マン−マシンインタフェースを向上させる
ことができる。
【0111】さらに、正しく認識できなかった情報のイ
メージを表示し、そのイメージに対してキーボード装置
から正しい情報が入力されると、その認識コードと表示
されたイメージとを対応させて情報を認識するために使
用する辞書に登録するので、その辞書に登録した情報を
用いて、例えば癖字等を認識することができるようにな
り、手書き文字の認識率が向上する。
【0112】また、本来備えている標準辞書とは別の特
殊辞書に正しく認識できなかった各種の情報を登録する
ようにすれば、例えばオペレータ毎に異なる癖字等も全
て認識可能になり、より認識率の向上させることができ
る。さらにまた、入力された情報を標準辞書を参照して
認識できなかった場合には、特殊辞書を参照して認識処
理を行なうようにすれば、オペレータが煩雑な操作をせ
ずに癖字等の正しく認識できない文字を認識させること
ができ、認識率と共に操作性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である入力装置の機能構成
をシステム装置と共に示すブロック図である。
【図2】図1に示した入力装置を使用したデータ処理装
置の外観斜視図である。
【図3】図1に示したキーボード操作コード作成情報格
納部4におけるキーボード操作コード作成情報の格納フ
ォーマットの一例を示す図である。
【図4】図1に示したキーボード信号作成情報格納部9
におけるキーボード信号作成情報の格納フォーマットの
一例を示す図である。
【図5】図1に示したキーボード操作コード作成情報格
納部4におけるキーボード操作データの格納フォーマッ
トの一例を示す図である。
【図6】図1に示した入力装置1の情報入力処理を示す
フローチャートである。
【図7】図6における認識補助処理の詳細を示すフロー
チャートである。
【図8】図1に示した入力装置1における辞書登録を含
む情報入力処理を示すフローチャートである。
【図9】同じくその入力装置1による実際の文字入力処
理例について説明するためのブロック図である。
【図10】この発明の他の実施例の入力装置を使用した
データ処理装置の機能構成をシステム処理装置と共に示
すブロック図である。
【図11】図10に示した入力装置1における特殊辞書
登録を含む情報入力処理を示すフローチャートである。
【図12】この発明のさらに他の実施例の入力装置を使
用したデータ処理装置の機能構成をシステム処理装置と
共に示すブロック図である。
【図13】図12に示した入力装置1における標準辞書
から特殊辞書登録への切り換えを含む情報入力処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力装置 1a 挿入口 2,13 キーボードインタフェース(I/F)ケーブ
ル 3 システム装置 4 情報入力部 5 入力情報認識部 6 キーボード操
作コード作成部 7 キーボード操作コード作成情報格納部 8 キーボード信号作成部 9 キーボード信
号作成情報格納部 10 キーボード信号出力部 11a 音声入力
部 11b 音声認識部 12 キーボード
装置 14 キーボード制御情報格納部 15 キーボード
信号切換部 16 キーボード入力許可通知部 17 キーボード
入力完了通知部 20 照光式スイッチ 21 認識文字表
示部 30 辞書登録部 31 登録情報部 32 信号変換部 33 特殊辞書登
録部 34 特殊辞書部 35 辞書制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 9/20 330

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷又は手書きされた文字等の情報を光
    学的に読み取って入力する情報入力手段と、該手段によ
    って入力された情報を認識してその認識コードを出力す
    る入力情報認識手段と、該手段からの認識コードをキー
    ボード操作コードに変換するキーボード操作コード作成
    手段と、該手段からのキーボード操作コードをシステム
    装置に対応したキーボード信号に変換するキーボード信
    号作成手段と、そのキーボード信号をキーボードインタ
    フェースを介してデータ処理装置等のシステム装置へ出
    力するキーボード信号出力手段と、 キーボード装置を備えるか接続し、該キーボード装置か
    らのキー入力によるキーボード信号と前記キーボード信
    号作成手段からのキーボード信号とを切り換えて前記キ
    ーボード信号出力手段へ送るキーボード信号切換手段
    と、 前記入力情報認識手段が正しく認識できなかった情報の
    イメージを表示する情報イメージ表示手段と、該手段に
    よって表示されたイメージと該イメージに対して前記キ
    ーボード装置から入力された正しい情報の認識コードと
    を対応させて前記入力情報認識手段が情報を認識するた
    めに使用する辞書に登録する手段とを設けたことを特徴
    とする入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の入力装置において、 前記入力情報認識手段が正しく認識できなかった情報の
    イメージと該イメージに対して前記キーボード装置から
    入力された正しい情報の認識コードとを対応させて登録
    する辞書が、本来備えている標準辞書とは別の特殊辞書
    であることを特徴とする入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の入力装置において、 前記入力情報認識手段が、入力された情報を前記標準辞
    書を参照して認識できなかった場合には、前記特殊辞書
    を参照して認識処理を行なう手段を有することを特徴と
    する入力装置。
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