JPH05282483A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH05282483A
JPH05282483A JP4077149A JP7714992A JPH05282483A JP H05282483 A JPH05282483 A JP H05282483A JP 4077149 A JP4077149 A JP 4077149A JP 7714992 A JP7714992 A JP 7714992A JP H05282483 A JPH05282483 A JP H05282483A
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JP
Japan
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information
input
keyboard
recognition
key
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JP4077149A
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Inventor
Katsuhisa Yamamoto
勝久 山本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷又は手書きされた文字等の情報等もキー
ボード装置からのキー操作入力と同じキーボード信号と
してシステム装置に入力できるようにし、その情報入力
を短時間で行なえるようにする。 【構成】 原稿に印刷又は手書きされた文字等の情報を
読み取り、その入力情報を認識し、その認識コードから
キーボード操作コード作成部6がキーボード操作コード
を作成し、それをキーボード信号作成部8がキーボード
信号に変換し、それをシステム装置3へ出力する。そし
て、入力情報の認識結果の表示とその表示された誤認識
情報又は認識不能情報に対する修正入力の可否を表示/
入力許可・禁止制御部24によって選択するので、修正
入力よりも情報入力を優先させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書作成装置,自動
翻訳装置等を含む各種データ処理装置(コンピュータ本
体),ファイリング装置等のシステム装置に接続して使
用される光学的情報読取装置(OCR)を用いた入力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データ処理装置やファイリング
装置等のシステム装置の入力装置としてはキーボード装
置が多用されているが、そのキーボード装置のキー入力
操作に慣れるのには時間がかかるという問題があった。
そこで、キーボード装置によるキー入力操作を補助する
入力手段として、手書きあるいは印刷した文字や記号等
の情報を光学的に読み取って入力するOCR、盤面上に
直接手書きされた文字等の情報の筆跡を感圧センサ群等
によって検出し、その筆跡に該当する文字等を認識して
入力するタブレット入力装置等を備えた装置が提案され
ている。
【0003】例えば、以下に示すような装置がある。 (1)タブレットから手書き入力された文字を認識処理
し、その認識した文字を判別してキーボード装置からの
出力コードと区別可能な体系の出力コードに変換し、ア
ダプタを介してその出力コードとキーボード装置からの
出力コードとを統合して制御処理本体へ出力する文字入
力装置(例えば特開昭61−223974号公報参
照)。
【0004】(2)キーの押下により文字及び数字のコ
ードを出力するキーボード装置と、ハンドスキャナ及び
それによって読み込まれたOCR文字を識別して文字及
び数字のコードを発生すると共にキーボード装置からの
出力との論理和を出力する文字数字認識部とを有し、キ
ーボード装置とハンドスキャナのいずれからの入力も同
じ入力として扱うようにしたパソコン入力装置(例えば
特開昭64−50114号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各装置にはそれぞれ次のような問題があった。 (1)タブレットとキーボード装置の文字入力ではそれ
ぞれ出力するコードの体系を異ならせており、出力コー
ドを受取った制御処理本体がその両者の出力コードを判
別する処理を行なわなければならないために処理効率を
低下させてしまうばかりか、従来の一般的なデータ処理
装置にそのまま使用することはできない。また、そのタ
ブレットでは文字のみしか手書き入力できず、キーボー
ド装置のように文字以外の各種の制御情報をも入力する
ことはできないので、完全にキーボード装置の代わりに
は使用できない。
【0006】(2)キーボード装置及びハンドスキャナ
からの入力がいずれも文字及び数字のコードだけでそれ
以外の制御コード等の入力ができない。また、一般のパ
ソコンやワードプロセッサ等のデータ処理装置では、キ
ーボードインタフェースから文字及び数字のコードを入
力するようになっておらず、キーの押下位置(キーコー
ド)とそのオン・オフ情報を入力して、本体内でそれを
文字や数字のコード又は制御コードに変換する処理を行
なっているので、文字及び数字のコードを入力させるの
では汎用性がない。また、キーボード装置とハンドスキ
ャナから出力されるコードの論理和を出力するので、デ
ータ処理装置本体に対して両者による同時入力が生じて
しまう恐れがある。
【0007】このように、上述した従来の入力装置はい
ずれも、キーボード装置によるキー入力を主とし、OC
Rやタブレット入力装置等を補助的入力装置として使用
できるようにしたものであり、キーボード装置以外の入
力装置によってもキーボード装置と同様に各種の情報を
全て入力できるまでに至っていなかった。また、入力手
段を増やすためにデータ処理装置本体側の構成が複雑化
したり処理の負担を増加し、あるいは汎用性に欠けると
いう問題があった。
【0008】さらに、OCRを用いた従来の入力装置に
は次のような問題もあった。 (イ)認識不能情報に対して訂正入力できるようにして
も誤認識情報がそのまま処理されてしまうのでは都合が
悪い。また、認識結果を表示し、そのなかの誤認識情報
に対して訂正入力できるようにすると、各認識処理毎に
認識結果を表示する処理を繰り返さなければならなくな
り、多量の情報を入力する場合に膨大な時間がかかって
しまう。例えば、予め認識率が高いと判っている情報に
は表示及び訂正入力を必要としないことが多いにもかか
わらず、このような情報に対しても認識結果の表示を行
なうのでは、無駄な時間を費やしてしまう。
【0009】(ロ)原稿を複数枚読み取る場合、各原稿
のフォーマットが定形であって認識対象領域が決まって
いればその情報の読み取りに問題はないが、異種の原稿
が入り混じった複数の原稿を読み取るには、原稿毎に認
識すべき領域の位置がまちまちとなり、その情報の認識
ができなかったり認識処理に時間がかかってしまう。 (ハ)異種の原稿が入り混じった複数枚の原稿を読み取
る場合、読み込む原稿毎に認識対象領域を指定するよう
にすると、大量の原稿の読み取りには膨大な時間がかか
ってしまう。
【0010】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、原稿に印刷又は手書きされた文字等の入力情報
を全てキーボード装置からのキー操作入力と全く同じに
扱えるようにすると共に、原稿による情報入力を短時間
で行なえる入力装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、原稿に印刷又は手書きされた文字等の情
報を光学的に読み取って入力する情報入力手段と、その
手段によって入力された情報を認識してその認識コード
を出力する情報認識手段と、その手段からの認識コード
をキーボード操作コードに変換するキーボード操作コー
ド作成手段と、その手段からのキーボード操作コードを
システム装置に対応したキーボード信号に変換するキー
ボード信号作成手段と、そのキーボード信号をキーボー
ドインタフェースを介してデータ処理装置等のシステム
装置へ出力するキーボード信号出力手段とを備えると共
に、情報入力手段によって読み取った情報及び情報認識
手段による認識結果を表示する読取情報・認識結果表示
手段と、その手段によって表示された誤認識情報又は認
識不能情報に対して修正入力を行なうための誤認識・認
識不能情報修正手段と、読取情報・認識結果表示手段に
よる表示及び誤認識・認識不能情報修正手段による修正
入力を可能にするか否かを選択する手段を設けた入力装
置を提供する。
【0012】また、上記の情報入力手段と情報認識手段
とキーボード操作コード作成手段とキーボード信号作成
手段とキーボード信号出力手段を備えると共に、情報入
力手段によって読み取った情報を表示する読取情報表示
手段と、その手段によって表示した情報に対して座標入
力により情報認識手段に認識させる認識対象エリアを指
定する認識対象エリア指定手段を設けた入力装置を提供
する。さらに、認識対象エリア指定手段によって指定入
力された複数の認識対象エリアを記憶する認識対象エリ
ア記憶手段と、情報入力手段によって読み取る原稿の種
類に応じて認識対象エリア記憶手段に記憶されている複
数の認識対象エリアから適切なものを選択する認識対象
エリア選択手段を設けるとよい。
【0013】
【作用】この発明による入力装置は、原稿に印刷又は手
書きされた文字等の情報を入力して認識し、その認識コ
ードをキーボード操作コードに変換し、さらにそのキー
ボード操作コードをシステム装置に対応したキーボード
信号(キーコード及びそのオン・オフ信号)に変換して
キーボードインタフェースを介してデータ処理装置等の
システム装置へ出力し、入力情報及びその入力情報の認
識結果の表示と、その表示された認識結果から誤認識情
報又は認識不能情報に対する修正入力とを可能にするか
否かを選択できる。
【0014】したがって、システム装置側では、原稿に
印刷又は手書きされた文字等の情報をキーボード装置か
らキー操作によって入力された情報と全く同じに処理す
ることができるので、従来のキーボード装置を使用する
各種データ処理装置本体(システム装置)を何ら変更す
ることなく、そのキーボードインタフェースに接続して
使用することができるし、誤認識や認識不能の恐れのな
い情報については情報入力を短時間で行なえる。
【0015】また、原稿から読み取った情報を表示し、
その表示した情報に対して座標入力により認識させる認
識対象エリアを指定するようにすれば、各原稿毎に認識
すべき領域を指定できるので、異なるフォーマットの原
稿による情報入力を短時間で行なえる。さらに、指定入
力された複数の認識対象エリアを記憶し、読み取る原稿
の種類に応じてその記憶されている複数の認識対象エリ
アから適切なものを選択するようにすれば、原稿毎に認
識すべき領域の指定操作が簡便になり、異なるフォーマ
ットの原稿による情報入力を短時間で行なえる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2は、この発明による第1実施例の
入力装置を使用したデータ処理装置の外観斜視図であ
る。このデータ処理装置は、入力装置1がキーボードイ
ンタフェース(I/F)ケーブル2を介して、文書作成
機能やデータ処理機能等を備えたシステム装置3に接続
されており、その入力装置1は原稿挿入/排出口1aか
ら挿入される原稿(紙等)上に印刷又は手書きされた文
字等の情報を光学的に読み取って、それをキーボード信
号に変換する機能を持ち、読み取った原稿は原稿挿入/
排出口1aから排出される。
【0017】入力装置1は、その上面に原稿から読み取
った認識可能情報や認識不能情報等を表示するためのL
CDディスプレイ等の表示部11を備え、その上側に重
なるように透明タッチパネル14を設けている。この透
明タッチパネル14は、タッチペン18の先端によって
タッチされた位置データを入力する機能を持つ。
【0018】また、入力装置1の正面には、各種の操作
入力を行なうための操作パネル15と、原稿から読み取
った情報の表示と誤認識情報又は認識不能情報に対する
修正入力とを行なうか否かを選択するための表示・キー
入力許可/禁止選択キー16と、オペレータに認識不能
情報の存在を知らせるブザー等の認識不能通知部17を
備えている。さらに、この入力装置1にはキーボードI
/Fケーブル13を介してキーボード装置12が接続さ
れており、このキーボード装置12からのキーボード信
号も入力装置1を介してシステム装置3へ入力できる。
【0019】図3は図2に示した表示・キー入力許可/
禁止選択キー16の一例を示す平面図であり、原稿から
読み取った情報の表示と誤認識情報又は認識不能情報に
対する修正入力とを行なうための認識結果確認キー19
と、このキーによる処理が選択されていることを点灯に
よって示すLED21aと、原稿から読み取った情報の
表示と誤認識情報又は認識不能情報に対する修正入力と
を行なわないようにするための連続処理キー20と、こ
のキーによる処理が選択されていることを点灯によって
示すLED21bを備えている。この認識結果確認キー
19と連続処理キー20の2つのキーはフリップフロッ
プ構成になっていて、どちらか一方を選択するようにな
っており、その選択されたキーのLED21a又はLE
D21bが点灯する。
【0020】したがって、オペレータが認識結果確認キ
ー19を押下すれば、この入力装置1によって原稿から
読み取った情報の表示と誤認識情報又は認識不能情報に
対する修正入力とを行なえるようになる。また、連続処
理キー20を押下すれば、この入力装置1によって原稿
から読み取った情報の表示と誤認識情報又は認識不能情
報に対する修正入力とを行なわずに原稿の読み取りを連
続して行なえる。
【0021】さらに、原稿から読み取った情報に認識不
能情報が存在したときは、認識不能通知部17がそれを
知らせる。この際、連続処理キー20による処理が選択
されていても、オペレータに認識不能情報の存在を通知
する。そして、オペレータが誤認識情報又は認識不能情
報の存在を知り、その時点で認識結果確認キー19を押
下すれば、この入力装置1は原稿から読み取った情報の
表示と誤認識情報又は認識不能情報に対する修正入力と
を行なえるように切り換わり、再度原稿を読み込ませて
誤認識情報又は認識不能情報の確認と修正入力が行なえ
る。
【0022】なお、表示・キー入力許可/禁止選択キー
16によって、入力情報の表示,認識結果の表示,誤認
識情報又は認識不能情報に対する修正入力可否の設定を
2つのキーでまとめて選択するようにしたが、それぞれ
個々に設定するようにしてもよい。
【0023】図1は、図2に示した入力装置1の機能構
成をシステム装置3と共に示すブロック図であり、この
入力装置1は情報入力部4,情報認識部5,キーボード
操作コード作成部6,キーボード操作コード作成情報格
納部7,キーボード信号作成部8,キーボード信号作成
情報格納部9,キーボード信号出力部10,表示部1
1,透明タッチパネル14,キーボード信号切換部2
2,表示制御部23,表示/入力許可・禁止制御部2
4,認識不能通知部25の各機能を備えている。
【0024】情報入力部4は、原稿に印刷又は手書きさ
れた文字等の情報をスキャナによって光学的に読み取
り、その情報を二値化して情報認識部5へ送る。情報認
識部5は、情報入力部4から受け取った二値化された情
報をOCRによって文字等の情報認識処理を行ない、そ
の認識コードをキーボード操作コード作成部6へ送る。
【0025】キーボード操作コード作成部6は、キーボ
ード操作コード作成情報格納部7に格納されている情報
をもとにして、情報認識部5から送られた認識コードを
キーボード操作コード(キー操作に対応するコード)に
変換してキーボード信号作成部8へ送る。キーボード操
作コード作成情報格納部7は、キーボード操作コード作
成部6が参照する情報をテーブル形式で格納しており、
情報認識部5で認識できる文字等の全ての情報に対し
て、それらの認識コードをインデックスとして対応させ
たキーボード操作コードが登録してある。
【0026】キーボード信号作成部8は、キーボード操
作コード作成部6から送られたキーボード操作コード
を、キーボード信号作成情報格納部9に格納してある情
報をもとにしてキーボード信号(キーボード装置上のキ
ー押下時のキーコードおよびそのオン・オフ信号に相当
する)に変換してキーボード信号切換部22へ送る。キ
ーボード信号作成情報格納部9は、キーボード信号作成
部8が参照する情報を格納しており、キーボード装置上
の各キーボード操作コード(1キー入力)に対応するそ
れぞれのキーボード信号データがテーブル形式で登録し
てある。
【0027】このキーボード信号データとは、例えば、
キーボード装置からシステム装置に対して文字「A」を
入力した場合、キーボード装置からはシステム装置に対
してキーボード装置上のキー配列における文字「A」の
物理的な位置(キーコード)と共に、そのキーが押され
たこと(オン)と離されたこと(オフ)を示すデータを
通知しており、キーボード装置上の各キー単位に決めら
れているキー押下及び押下解除に関する通知情報をい
う。
【0028】キーボード信号切換部22は、キーボード
信号作成部8とキーボード装置12からのキーボード信
号データとを切り換えてキーボード信号出力部10へ出
力する。キーボード信号出力部10は、システム装置3
とキーボード装置間のデータの遣り取りを行なうキーボ
ードI/Fケーブル2を介して、キーボード信号切換部
22から受け取ったキーボード信号データをシステム装
置3へ出力する。
【0029】また、情報入力部4は情報の読み取りと同
時に表示制御部23に対しても読み取った情報を出力
し、表示制御部23は表示/入力許可・禁止制御部24
による表示許可の制御によって入力情報を表示部11に
表示させる。さらに、情報認識部5は情報入力部4によ
って読み取った情報を認識すると、その認識コードを表
示制御部23へも出力し、表示制御部23は表示/入力
許可・禁止制御部24による表示許可の制御によって認
識結果の情報を表示部11に表示させる。
【0030】認識不能通知部25は情報認識部5におい
て認識不能情報があったときにそれを音声等によってオ
ペレータに通知する。表示/入力許可・禁止制御部24
は、表示・キー入力許可/禁止選択キー16によるキー
選択に応じて、表示制御部23に対して表示の許可又は
禁止を指示し、その表示を許可するときにはキーボード
信号切換部22に対してキーボード装置12からのキー
入力に切り換えさせる。また、表示制御部23に対して
表示を禁止するときにはキーボード信号切換部22に対
してキーボード装置12からのキー入力を無効にする。
【0031】キーボード信号切換部22は、キーボード
装置12から誤認識情報又は認識不能情報に対して修正
入力されたキー入力データを情報認識部5へ送り、キー
ボード装置12から特定のキー入力があればキー入力待
ち状態を解除する。透明タッチパネル14は、タッチペ
ン18による手書き入力のタッチ位置のデータをキーボ
ード信号切換部22へ送る。認識不能通知部25は、情
報認識部5の認識結果から認識不能情報があったときに
それを音声等によって通知する。
【0032】図4はキーボード操作コード作成情報の格
納フォーマットの一例を示す図、図5はキーボード信号
作成情報の格納フォーマットの一例を示す図である。キ
ーボード操作コード作成情報は、認識用データとキーボ
ード操作データからなり、認識用データはキーボード上
の各キーに対応する文字や記号等の情報(例えば、
「0」「A」「ア」等)であり、キーボード操作データ
は、それらの各情報を入力するためのキーボード操作の
情報である。
【0033】たとえば、認識用データ「0」に対応する
‘0’を入力するキーボード操作データは、操作データ
制御情報としてキー操作数=2(2回のキー操作が必要
であることをしめす)と、‘英数’キーの操作を示すキ
ーボード信号作成情報で‘英数’キーを指すポインタ
と、‘0’キーの操作を示すキーボード信号作成情報で
‘0’キーを指すポインタとからなる。
【0034】また、認識用データ「ア」に対応する
‘ア’を入力するキーボード操作データは、操作データ
制御情報としてキー操作数=2と、‘カタカナ’キーの
操作を示すキーボード信号作成情報で‘カタカナ’キー
を指すポインタと、‘3’キーの操作を示すキーボード
信号作成情報で‘3’キーを示すポインタ(‘ア’のキ
ーは‘3’のキーを兼用しているので)とからなる。ま
た、キーボード信号作成情報は、図5に示すように各キ
ーの押下時と解放時のキーボード信号からなる。
【0035】次に、情報認識からキーボード信号を出力
するまでの処理に係わる図1に示した入力装置1の各部
間の作用について説明する。まず、情報認識部5は認識
した文字等の情報に対する結果としてキーボード操作コ
ード作成情報格納部7内にある該当文字等に対応したキ
ーボード操作データを指すポインタを出力する。
【0036】このキーボード操作データは、図6に示す
ように操作データ制御情報としてのキー操作数と、操作
データとしてのキーの操作情報を持ち、そのキー操作数
とは認識した文字等を実際にキーボード装置から入力す
る場合のキー操作回数であり、操作データとは、入力操
作手順に相当し、キーの操作(入力キーの種類)を入力
順にキー操作数だけ並べてある。また、キーの操作情報
には、キーボード信号作成情報格納部9に格納されてい
る該当キーを指すポインタが設定されている。
【0037】キーボード操作コード作成部6は、情報認
識部5からポインタを受け取ると、そのポインタに対応
すキー操作数と操作データとを取り出し、キー操作数だ
け操作データから順にキーの操作情報(キーボード信号
作成情報へのポインタ)を入力してキーボード信号作成
部8へ出力する。キーボード信号作成部8は、キーボー
ド操作コード作成部6からのポインタによって該当する
キーのコードとその押下及び解放を示すキーボード信号
を順次キーボード信号切換部22へ出力する。そして、
キーボード信号切換部22はそのキーボード信号をキー
ボード信号へ出力し、キーボード信号出力部10は、キ
ーボードI/Fケーブル2を介してシステム装置3へそ
のキーボード信号を出力する。
【0038】次に、入力情報と認識結果の表示,誤認識
情報又は認識不能情報に対する訂正入力に係わる機能部
の作用について説明する。情報入力部4は原稿の読み取
りと同時に表示制御部23に読み取った情報を出力す
る。この際、表示制御部23は表示/入力許可・禁止制
御部24が表示を許可していれば表示部11にその読み
取った情報を表示する。
【0039】情報認識部5は情報入力部4から受け取っ
た情報を認識し、その認識コードを表示制御部23へも
送り、表示/入力許可・禁止制御部24が表示を許可し
ている場合、表示制御部23は表示部11にその認識コ
ードによる情報を表示する。認識不能通知部21は情報
認識部5において認識不能情報があった場合に音声によ
ってそれをオペレータに通知する。
【0040】また、表示/入力許可・禁止制御部24が
表示を許可しているとき、表示制御部23は表示部11
に認識結果を表示させ、キーボード信号切換部22はキ
ーボード装置12からのキー入力待ちをし、キーボード
装置12から誤認識情報又は認識不能情報に対する修正
入力を可能にする。また、修正入力の必要がない場合
に、キーボード信号切換部22はキーボード装置12の
特定のキー入力によってキー入力待ち状態を解除し、表
示/入力許可・禁止制御部24による表示禁止の場合
は、情報認識後のキーボード装置12からのキー入力を
無効にする。
【0041】図7は情報入力からキーボード操作コード
作成処理までの処理を示すフローチャートである。ま
ず、キーボード信号切換部22をキーボード信号作成部
8側に設定し、キーボード信号作成部8からのキーボー
ド信号の出力待ちになり、光学的読み取りによる原稿上
の情報の入力を開始する。ここで、入力情報の表示許可
が指示されたか否かを判断し、表示許可なら原稿から読
み取った入力情報の表示を行ない、その入力情報の認識
を実行するが、入力情報の表示禁止なら入力情報を表示
せずにその認識処理を実行する。
【0042】次に、認識結果の表示許可の可否を判断
し、表示許可なら認識結果である認識可能情報又は認識
不可能情報を表示し、表示禁止なら認識結果を表示せず
に次の処理に移行し、修正入力を可能にするか否かを判
断する。ここで、修正入力を行なわない指示ならば、そ
のまま認識情報のキーボード操作コードを作成する処理
に移行する。
【0043】一方、修正入力を可能にする指示ならば、
キーボード信号切換部22をキーボード装置12側に設
定し、キーボード装置12による誤認識情報又は認識不
可能情報に対する修正入力を受け付け、その修正入力を
終了するまでキーボード装置12からのキー入力を可能
にし、修正入力の終了の指示があればキーボード信号切
換部22をキーボード信号作成部8側へ設定し、キーボ
ード操作コード作成の処理に移る。
【0044】次に、図8のフローチャートによって入力
装置1によるキーボード操作コード作成からキーボード
信号を出力するまでの処理について説明する。まず、情
報入力部4から文字等の情報を入力すると情報認識部5
へ送り、情報認識部5はその文字等の情報の認識の処理
を行なってキーボード操作コード作成部6にポインタを
送る。
【0045】そのポインタを受け取ったキーボード操作
コード作成部6は、そのポインタの指す該当データをキ
ーボード作成コード情報からキー操作数Ktを得て、キ
ーの操作の取り出し数Knを0に設定する。このキー操
作数Ktとキーの操作の取り出し数Knを比較して、等
しければ入力完了か否かを判断してYESなら終了する
が、NOなら再び情報入力部4による情報入力処理を繰
り返す。
【0046】一方、KtとKnが等しくなければ、キー
ボード信号作成部8によってKnに1を加算して操作デ
ータからKn番目のキーの操作を得て、それが指すポイ
ンタでキーボード信号作成情報から押下時キーボード信
号を得て、キーボード信号出力部10によってキーボー
ド信号を出力する。さらに、Kn番目のキーの操作が指
すポインタでキーボード信号作成情報から解放時キーボ
ード信号を得て、キーボード信号出力部10によって出
力すると、KtとKnを比較する処理に戻り、KtとK
nが等しくなるまで処理を繰返す。
【0047】次に、図9のブロック図によってさらにこ
の入力装置1における実際の文字入力の処理例について
説明する。ここでは、カタカナ「ア」を入力する場合に
ついて説明する。情報入力部4がシートに記入されたカ
タカナ「ア」を読み取って情報認識部5へ送ると、情報
認識部5は、カタカナ「ア」を認識してキーボード操作
作成情報の認識用データ「ア」を指すポインタをキーボ
ード操作コード作成部6へ送る。
【0048】すると、キーボード操作コード作成部6
は、キーボード操作コード作成情報格納部7に格納され
ている情報中の認識用データ「ア」に対応するキーボー
ド操作データとしてキーの操作回数のデータも含んで、
‘カタカナ’キーの操作および‘3’キーの操作のポイ
ンタをキーボード信号作成部8へ送る。キーボード信号
作成部8では、そのポインタによってキーボード信号作
成情報格納部9に格納されている情報内の‘カタカナ’
キー押下時のキーボード信号と‘カタカナ’キー解放時
のキーボード信号、及び‘3’キー押下時のキーボード
信号と‘3’キー解放時のキーボード信号をキーボード
信号出力部10へ出力する。
【0049】このようにして、キー入力以外の手段によ
って入力された文字等の情報をキーボード装置からキー
入力されたかのようにキーボード信号でシステム装置に
出力する。したがって、システム装置はキーボード装置
以外からの入力情報もキーボード装置からのキー操作入
力と同じデータとして処理することができる。
【0050】以下、この実施例の入力装置1における効
果を列挙する。まず、マン−マシンインタフェースの向
上に関するものとして、 (1)キー配列を覚えなくてもよいので入力が容易にな
る。 (2)キー操作の熟練が不要になる。 (3)不慣れなキーボード装置を使用しなくても、手書
き入力等によって文字だけでなく、各種制御情報(例え
ば、半角,倍角,改行,改頁,変換等)をも、文字の組
み合わせや記号,マーク等によって素早く入力すること
ができる。 (4)文字等を間違えて入力しない限り誤入力の恐れが
ない。 (5)日常使用する業務プログラム起動のような、一連
の操作情報を印刷したカードを読み取らせて装置を起動
させるような定形入力操作を容易に行なえる。 (6)障害者でも容易に文字等の入力を行なえるように
なる。
【0051】また、ハード面に関して、 (7)すべての入力情報がキーボードI/Fからキーボ
ード信号で入力されるため、システム装置側で入力手段
に応じて異なる認識処理を行なうような負荷の増加がな
い。 (8)一般のキーボード装置を使用するほとんどのデー
タ処理装置にそのまま使用でき、汎用性がある。 (9)操作性を低下させることなく小型化を容易にでき
る。 (10)ファイリング装置に適用すれば、ファイリング
処理の際にイメージではなくコードで入力できるためデ
ータ量が少なくて済み、システム装置におけるメモリ等
の資源を有効に活用することができる。
【0052】さらに、マン−マシンI/Fの向上とし
て、 (11)キーボード装置からの入力の方が簡単で便利な
時はそちらを使用することができるので、入力作業の自
在性が増す。 (12)キーボード装置と光学的読取装置を1本の接続
コード(キーボードI/Fケーブル)によってシステム
装置と接続でき、光学的読取装置及びキーボード装置に
よる入力作業を交互に行なうこともできる。
【0053】さらにまた、誤認識情報や認識不能情報を
削減する必要の度合いに応じて、認識結果の表示による
確認と修正入力の実行の可否をオペレータが任意に選択
できるので、適応業務に対応して情報入力を短時間で行
なうことができる。そして、原稿毎に読み取り情報の表
示,確認,編集,修正の可否を指定でき、すなわち、原
稿毎に認識結果を確認する必要がある場合と、認識率の
よい情報の記載された原稿で情報入力の処理時間を優先
する場合とで処理方法を指定できるため、オペレータの
要求に応じて、入力情報の信頼性を高めたり情報入力を
短時間で行なわせたりすることができる。
【0054】次に、この発明の第2実施例について説明
する。図10は、この第2実施例の入力装置を使用した
データ処理装置の外観斜視図、図11は図10に示した
操作パネルの一例を示す平面図、図12は図10に示し
た入力装置1の機能構成をシステム装置3と共に示すブ
ロック図であり、それぞれ図1,図2,図3と共通する
部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0055】この入力装置は、図10に示すように、正
面に各種操作情報を入力するための操作パネル15を備
えている。その操作パネル15は、図11に示すよう
に、登録キー30,新規キー31,選択キー32,認識
実行キー33,及びキャンセルキー34を備えている。
また、その機能として、図12に示すように認識対象エ
リアを指定する認識対象エリア指定部26を備えてい
る。この認識対象エリア指定部26は、透明タッチパネ
ル14によって入力された読み取り原稿の認識対象エリ
アの座標データを情報認識部5へ送る。
【0056】そして、情報入力部4が原稿から読み取っ
た入力情報を表示制御部19に送り、表示制御部19が
その入力情報を表示部11に表示する。ここで、表示部
11に重ねて設けられた透明タッチパネル14を介して
認識対象エリアの座標データが入力されると、認識対象
エリア指定部26がその座標データによる原稿上の認識
対象エリアを情報認識部5へ送り、その情報認識部5は
原稿から読み取った情報のうち指定された認識対象エリ
ア内の情報のみに対して認識処理を行なう。情報を認識
した後のキーボード操作コード作成移行の処理は第1実
施例と同様である。
【0057】図13は表示部の平面図である。この図に
よって認識対象エリアの指定方法について説明する。例
えば、表示部11に表示されている情報を参照し、タッ
チペン18の先端によって透明タッチパネル14上から
所望の情報を含む認識対象エリアの矩形35の対角点で
ある点A,Bの2点をそれぞれタッチする。
【0058】すると、その押下された2点の座標デー
タ、すなわち点A(X0,Y0),点B(X1,Y1)
を基にした演算が行なわれ、表示画面中の対応する認識
対象エリアのデータが情報認識部5へ出力される。情報
認識部5はそのデータを受け取ると、そのデータによっ
て指定された認識対象エリア内の情報についてのみ認識
処理を行なう。
【0059】図14は、図10に示した入力装置におけ
る情報入力からキーボード操作コード作成までの処理を
示すフローチャートである。光学的読み取りによる情報
の入力を開始し、その入力情報の表示を行なうと、認識
対象領域(エリア)の指定処理に移り、認識対象エリア
の座標入力を受け付ける。ここで、認識対象エリアの2
点を示す座標が入力されると、その認識対象エリア内の
情報に対して認識を実行する。次に、認識可能か否かを
判断し、認識不可能情報ならブザーによるオペレータへ
の通知を行ない、認識対象領域の指定処理に戻り、認識
可能情報ならキーボード操作コード作成処理へ移る。
【0060】つまり、入力情報が表示部11に表示さ
れ、その認識対象エリアの対角点である2点の座標を入
力し、操作パネル15の認識実行キー33をタッチする
と、その指定された認識対象エリア内の情報に対する認
識処理が施される。その認識処理の結果、認識対象エリ
アの指定が不適切等の原因によって認識不可能な場合に
は、ブザーからそれを知らせる音声が発せられる。この
とき、再度認識対象エリアの指定を行なわせる処理に切
り換わる。なお、認識不可能を知らせる手段としてラン
プを点灯したり点滅したりして知らせるようにしてもよ
い。
【0061】このようにして、読み取る原稿の種類,フ
ォーマットに応じて適切な認識対象エリアを指定できる
ので、定形フォーマットの原稿だけでなく異種の原稿が
入り混じった複数の原稿を一度に処理することが可能に
なる。また、必要な情報の部分のみを認識させることが
できるため、情報入力にかかわる処理時間を短縮でき
る。
【0062】次に、この発明の第3実施例について説明
する。図15は、この第3実施例の入力装置を使用した
データ処理装置の外観斜視図、図16は図15に示した
情報認識領域選択用パネルの一例を示す平面図、図17
は図15に示した入力装置1の機能構成をシステム装置
3と共に示すブロック図であり、それぞれ図10,図1
2と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略
する。
【0063】この入力装置は、図15に示すように、正
面に情報認識領域選択用パネル36を備えている。その
情報認識領域選択用パネル36は、図16に示すよう
に、予め登録しておいた各種認識対象エリアを選択する
ための5個の選択キー37a〜37eと、その各キーが
選択されていることを点灯によって知らせるLED38
a〜38eとからなる。
【0064】また、その機能として、図17に示すよう
に認識領域記憶部27と認識対象領域選択部28を備え
ている。この認識領域記憶部27は、認識対象エリア指
定部26によって指定入力された複数の認識対象エリア
のデータを記憶する。認識対象領域選択部28は、認識
領域記憶部27に記憶されている認識対象エリアのデー
タのいずれかを選択し、その選択したデータを情報認識
部5へ出力させる処理を行なう。
【0065】そして、情報入力部4から受け取った入力
情報を表示制御部19が表示部11に表示し、その表示
部11に重ねて設けられている透明タッチパネルによっ
て入力された認識対象エリアの座標データを基にして認
識対象エリア指定部26が認識対象エリアのデータを演
算し、そのデータを認識領域記憶部27に記憶する。こ
のようにして、予め複数の認識対象エリアのデータを認
識領域記憶部27に記憶させておく。例えば、図18の
(a)〜(f)に示すような各原稿のフォーマットに応
じた認識領域を記憶させておく。
【0066】原稿読み取り時には、情報認識領域選択用
パネル36のキー操作に応じて認識対象領域選択部28
が認識領域記憶部27に記憶されている複数の認識対象
エリアのデータから対応するデータを情報認識部5へ出
力させ、情報認識部5は情報入力部4から受け取った入
力情報のうち認識領域記憶部27から受け取った認識対
象エリア内の情報のみを認識する。
【0067】図19は、図15に示した入力装置におけ
る情報入力からキーボード操作コード作成までの処理を
示すフローチャートである。光学的読み取りによる情報
の入力を開始し、その入力情報の表示を行なうと、認識
対象領域(エリア)の指定処理に移り、認識対象エリア
の新規登録あるいは登録済み認識対象エリアの選択を受
け付け、登録領域の選択か否かを判断する。ここで登録
領域の選択なら、登録領域として既に登録されている認
識対象エリアのデータを読み出し、その認識対処エリア
内の入力情報の認識を実行し、認識可能か否かを判断す
る。
【0068】この判断により、認識可能ならキーボード
操作コード作成処理へ移行し、認識不可能ならブザーに
よるオペレータへの通知を行ない、認識対象領域指定処
理に戻る。一方、登録領域の選択でなければ、認識対象
領域の座標入力を受け付け、その座標入力によって指定
された認識対象領域のデータを登録するか否かを判断
し、登録を指示されたらそのデータを登録して認識実行
に移行する。また、登録の指示がなければそのまま認識
実行に移行する。
【0069】次に、原稿の認識対象エリアの新規登録の
操作方法について説明する。原稿の情報を読み取らせ、
その読み取らせた情報が表示部11に表示されたら、図
11に示した新規キー31をタッチし、タッチペン18
の先端で表示部11に表示されている原稿中の認識対象
エリアの矩形を表わす対角点の2点をタッチする。
【0070】そして、図16に示した情報認識領域選択
用パネル36の選択キー37a〜37eの内のいずれか
1つと登録キー30とを同時にタッチする。例えば、選
択キー37aと登録キー30を同時にタッチすると、新
規指定された認識対象エリアのデータが登録されて、そ
れ以降は選択キー37aのタッチによって選択すること
ができるようになる。
【0071】このとき、認識対象エリアが認識不可能で
あったら認識不能通知部25による通知がされるので、
再度認識対象エリアの指定操作を行なう。また、キャン
セルキー34をタッチして、認識対象エリア指定後の変
更を行なえる。こうして、情報認識領域選択用パネル3
6の選択キー37a〜37eのそれぞれに各種原稿の認
識対象エリアのパターンを登録しておく。
【0072】次に、登録済み認識対象エリアの選択の操
作方法について説明する。まず、原稿の情報を読み取ら
せ、その読み取らせた情報が表示部11に表示された
ら、選択キー32をタッチし、情報認識領域選択用パネ
ル36の選択キー37a〜37eの中から読み取り原稿
に対応する認識対象エリアのデータを登録した選択キー
をタッチする。すると、その選択キーに対して登録され
ている認識対象エリア内の情報のみに認識処理が施され
る。
【0073】このようにして、予め複数の原稿の認識対
象エリアのデータを記憶させておき、原稿読み取り時に
その原稿種類に応じてその認識対象エリアを選択するだ
けでよく、異種原稿が入り混じった場合の情報入力の処
理時間を大幅に短縮させることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る入力装置によれば、原稿に印刷又は手書きされた文字
等の入力情報を全てキーボード装置からのキー操作入力
と全く同じに扱えるので、一般のキーボード装置を使用
する各種データ処理装置等にそのまま接続して使用で
き、入力手段の多様性及び自在性が増すので、マン−マ
シンインタフェースを向上させることができる。また、
情報入力を優先する場合には誤認識情報又は認識不能情
報に対する修正入力を行なわないようにすることができ
るので、多量の情報を短時間で入力することができる。
【0075】さらに、原稿に対して認識対象エリアを指
定させてそのエリア内の情報のみを認識することができ
るので、異種のフォーマットの原稿が入り混じった複数
の原稿の情報入力を短時間で行なえる。さらにまた、複
数種類の原稿に対する認識対象エリアを記憶し、原稿読
み取りの際にそれを指定させ、その指定された認識対象
エリア内の情報を認識するので、認識対象エリアの指定
作業に手間がかからず、異種のフォーマットの原稿が入
り混じった複数の原稿の情報入力を短時間で行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した入力装置の機能構成をシステム装
置3と共に示すブロック図である。
【図2】この発明による第1実施例の入力装置を使用し
たデータ処理装置の外観斜視図である。
【図3】図2に示した表示・キー入力許可/禁止選択キ
ー16の一例を示す平面図である。
【図4】キーボード操作コード作成情報の格納フォーマ
ットの一例を示す図である。
【図5】キーボード信号作成情報の格納フォーマットの
一例を示す図である。
【図6】キーボード操作データの格納フォーマットの一
例を示す図である。
【図7】図2に示した入力装置による情報入力からキー
ボード操作コード作成処理までの処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】図2に示した入力装置によるキーボード操作コ
ード作成からキーボード信号を出力するまでの処理を示
すフローチャートである。
【図9】図2に示した入力装置による実際の文字入力の
処理例について説明するためのブロック図である。
【図10】この発明の第2実施例の入力装置を使用した
データ処理装置の外観斜視図である。
【図11】図10に示した操作パネル16の一例を示す
平面図である。
【図12】図10に示した入力装置の機能構成をシステ
ム装置3と共に示すブロック図である。
【図13】図10に示した入力装置の表示部11の平面
図である。
【図14】図10に示した入力装置による情報入力から
キーボード操作コード作成までの処理を示すフローチャ
ートである。
【図15】この発明の第3実施例の入力装置を使用した
データ処理装置の外観斜視図である。
【図16】図15に示した入力装置の情報認識領域選択
用パネル36の一例を示す平面図である。
【図17】図15に示した入力装置の機能構成をシステ
ム装置3と共に示すブロック図である。
【図18】各種原稿のフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図19】図15に示した入力装置による情報入力から
キーボード操作コード作成までの処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 入力装置 1a 原稿挿入/排
出口 2,13 キーボードインタフェース(I/F)ケーブ
ル 3 システム装置 4 情報入力部 5 情報認識部 6 キーボード操作
コード作成部 7 キーボード操作コード作成情報格納部 8 キーボード信号作成部 9 キーボード信号
作成情報格納部 10 キーボード信号出力部 11 表示部 12 キーボード装置 14 透明タッチパ
ネル 15 操作パネル 16 表示・キー入
力許可/禁止選択キー 17 認識不能通知部 18 タッチペン 19 認識結果確認キー 20 連続処理キー 21a,21b LED 22 キーボード信
号切換部 23 表示制御部 24 表示/入力許
可・禁止制御部 25 認識不能通知部 26 認識対象エリ
ア指定部 27 認識領域記憶部 28 認識対象領域
選択部 30 登録キー 31 新規キー 32 選択キー 33 認識実行キー 34 キャンセルキー 36 情報認識領域
選択用パネル 37a〜37e 選択キー 38a〜38e L
ED

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に印刷又は手書きされた文字等の情
    報を光学的に読み取って入力する情報入力手段と、該手
    段によって入力された情報を認識してその認識コードを
    出力する情報認識手段と、該手段からの認識コードをキ
    ーボード操作コードに変換するキーボード操作コード作
    成手段と、該手段からのキーボード操作コードをシステ
    ム装置に対応したキーボード信号に変換するキーボード
    信号作成手段と、そのキーボード信号をキーボードイン
    タフェースを介してデータ処理装置等のシステム装置へ
    出力するキーボード信号出力手段とを備えると共に、前
    記情報入力手段によって読み取った情報及び前記情報認
    識手段による認識結果を表示する読取情報・認識結果表
    示手段と、該手段によって表示された誤認識情報又は認
    識不能情報に対して修正入力を行なうための誤認識・認
    識不能情報修正手段と、前記読取情報・認識結果表示手
    段による表示及び前記誤認識・認識不能情報修正手段に
    よる修正入力を可能にするか否かを選択する手段とを設
    けたことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 原稿に印刷又は手書きされた文字等の情
    報を光学的に読み取って入力する情報入力手段と、該手
    段によって入力された情報を認識してその認識コードを
    出力する情報認識手段と、該手段からの認識コードをキ
    ーボード操作コードに変換するキーボード操作コード作
    成手段と、該手段からのキーボード操作コードをシステ
    ム装置に対応したキーボード信号に変換するキーボード
    信号作成手段と、そのキーボード信号をキーボードイン
    タフェースを介してデータ処理装置等のシステム装置へ
    出力するキーボード信号出力手段とを備えると共に、前
    記情報入力手段によって読み取った情報を表示する読取
    情報表示手段と、該手段によって表示した情報に対して
    座標入力により前記情報認識手段に認識させる認識対象
    エリアを指定する認識対象エリア指定手段とを設けたこ
    とを特徴とする入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の入力装置において、前記
    認識対象エリア指定手段によって指定入力された複数の
    認識対象エリアを記憶する認識対象エリア記憶手段と、
    前記情報入力手段によって読み取る原稿の種類に応じて
    前記認識対象エリア記憶手段に記憶されている複数の認
    識対象エリアから適切なものを選択する認識対象エリア
    選択手段とを設けたことを特徴とする入力装置。
JP4077149A 1992-03-31 1992-03-31 入力装置 Pending JPH05282483A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052480A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052480A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム

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