JPH0635905A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH0635905A
JPH0635905A JP4188272A JP18827292A JPH0635905A JP H0635905 A JPH0635905 A JP H0635905A JP 4188272 A JP4188272 A JP 4188272A JP 18827292 A JP18827292 A JP 18827292A JP H0635905 A JPH0635905 A JP H0635905A
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JP
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keyboard
ruled line
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JP4188272A
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English (en)
Inventor
Keiji Nagai
桂二 永井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 OCRによる手書きの入力情報をキーボード
装置からのキー入力と同じに扱えるようにし、罫線情報
も文字情報と同じように入力できるようにする。 【構成】 印刷又は手書きされた文字等の情報を入力し
て認識すると、その認識コードからキーボード操作コー
ド、さらにそれをキーボード信号に変換してシステム装
置へ出力する。また、文字/罫線認識部5によって入力
情報から罫線情報を識別し、その罫線情報を1文字分の
領域に切り分け、その切り分けた領域の罫線情報を形状
情報として出力し、キーボード操作コード作成部6がそ
の形状情報から予め決められた罫線用キーボード操作コ
ードを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書作成装置,自動
翻訳装置等を含む各種データ処理装置(コンピュータ本
体),ファイリング装置等のシステム装置に接続して使
用される光学的文字読取装置(OCR)を用いた入力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データ処理装置やファイリング
装置等のシステム装置の入力装置としてはキーボード装
置が多用されているが、そのキーボード装置のキー入力
操作に慣れるのには時間がかかるという問題があった。
【0003】そこで、キーボード装置によるキー入力操
作を補助する入力手段として、手書きあるいは印刷した
文字や記号等の情報を光学的に読み取って入力するOC
R、盤面上に直接手書きされた文字等の情報の筆跡を感
圧センサ群等によって検出し、その筆跡に該当する文字
等を認識して入力するタブレット入力装置、音声を認識
して対応する文字等の情報を入力する音声入力装置等を
備えた装置が提案されている。
【0004】例えば、以下に示すような装置がある。 (1)タブレットから手書き入力された文字を認識処理
し、その認識した文字を判別してキーボード装置からの
出力コードと区別可能な体系の出力コードに変換し、ア
ダプタを介してその出力コードとキーボード装置からの
出力コードとを統合して制御処理本体へ出力する文字入
力装置(例えば特開昭61−223974号公報参
照)。
【0005】(2)音声又はキーボード装置から情報の
入力ができる情報入力装置に手書きOCRを接続し、読
みの判らない漢字等を入力する場合、その手書きOCR
による手書き入力ができるようにした情報入力装置(例
えば実開昭62−62368号公報参照)。
【0006】(3)キーボード装置のキー入力やパネル
上の押しボタン入力に換えて、手書き入力された文字又
は音声で入力された指示を認識して、その認識結果に対
応して予め登録テーブルに登録されている処理を選択す
る情報処理装置(例えば実開昭62−187340号公
報参照)。
【0007】(4)キーの押下により文字及び数字のコ
ードを出力するキーボード装置と、ハンドスキャナ及び
それによって読み込まれたOCR文字を識別して文字及
び数字のコードを発生すると共にキーボード装置からの
出力との論理和を出力する文字数字認識部とを有し、キ
ーボード装置とハンドスキャナのいずれからの入力も同
じ入力として扱うようにしたパソコン入力装置(例えば
特開昭64−50114号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各装置にはそれぞれ次のような問題があった。 (1)タブレットとキーボード装置の文字入力ではそれ
ぞれ出力するコードの体系を異ならせており、出力コー
ドを受け取った制御処理本体が、その両者の出力コード
を判別する処理を行なわなければならないために処理効
率を低下させてしまうばかりか、従来の一般的なデータ
処理装置にそのまま使用することはできない。
【0009】また、そのタブレットでは文字のみしか手
書き入力できず、キーボード装置のように文字以外の各
種の制御情報等をも入力することはできないので、完全
にキーボード装置の代わりには使用できない。
【0010】(2)音声入力,キーボード装置による入
力,及び手書きOCR入力をそれぞれ別個の入力インタ
フェースから本体に入力し、各々異なる認識処理を行な
わなければならないため、データ処理装置本体の構成及
びプログラムが複雑になり、汎用性もない。
【0011】(3)予め登録してある処理を手書き文字
入力又は音声入力によって選択することができるだけで
あり、キーボード装置によるキー入力の場合と同様に各
種の情報を自在に入力することはできず、特殊な用途に
限られる。
【0012】(4)キーボード装置及びハンドスキャナ
からの入力がいずれも文字及び数字のコードだけでそれ
以外の制御コード等の入力ができない。また、一般のパ
ソコンやワードプロセッサ等のデータ処理装置では、キ
ーボードインタフェースから文字及び数字のコードを入
力するようになっておらず、キーの押下位置(キーコー
ド)とそのオン・オフ情報を入力して、本体内でそれを
文字や数字のコード又は制御コードに変換する処理を行
なっているので、文字及び数字のコードを入力させるの
では汎用性がない。
【0013】また、キーボード装置とハンドスキャナか
ら出力されるコードの論理和を出力するので、データ処
理装置本体に対して両者による同時入力が生じてしまう
恐れがある。
【0014】このように、上述した従来の入力装置はい
ずれも、キーボード装置によるキー入力を主とし、OC
Rやタブレット入力装置,音声入力装置等を補助的入力
装置として使用できるようにしたものであり、キーボー
ド装置以外の入力装置によってもキーボード装置と同様
に各種の情報を全て入力できるまでに至っていなかっ
た。また、入力手段を増やすためにデータ処理装置本体
側の構成が複雑化したり処理の負担を増加し、あるいは
汎用性に欠けるという問題があった。
【0015】さらに、文字情報と共に罫線情報も同時に
入力させたい場合、原稿上の文字情報と罫線情報を読み
取って別々に認識し、その罫線情報については原稿にお
けるレイアウト情報と共にデータ処理装置本体側へ出力
すると、データ処理装置本体側ではその文字情報と罫線
情報とを合成する処理を行なわなければならないので、
処理負担が増加してしまうという問題がある。
【0016】さらにまた、単に原稿上から罫線情報を読
み取ってデータ処理装置本体側へ出力するようにして
も、データ処理装置本体側において原稿上の1文字分の
幅(スペース)を占めている罫線情報と1文字分の幅を
占めていない罫線情報とが同じに扱われてしまうと、1
文字分の幅を占めていない罫線情報についてはレイアウ
トが原稿上のものとずれを生じてしまうので、そのよう
な罫線情報を忠実に再現できなくなるという問題もあ
る。
【0017】そして、原稿上の罫線情報を除いて文字情
報のみをデータ処理装置本体側へ出力したい場合、原稿
上から罫線情報を消去して読み取らせなければならない
のでは、情報入力がスムーズに行なえないという問題が
ある。
【0018】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、OCRによる印刷又は手書き文字等の入力情報
を全てキーボード装置からのキー操作入力と全く同じに
扱えるようにすると共に、罫線情報も文字情報と同じよ
うに認識できるようにしたり、またその罫線情報のレイ
アウトを損ねないようにしたり、さらにその罫線情報を
削除できるようにもしたりして、入力操作の多様性及び
自在性を大幅に向上させ、且つデータ処理装置本体側を
何ら変更することなく使用することができる汎用性のあ
る入力装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明による入力装置
は上記の目的を達成するため、印刷又は手書きされた文
字等の情報を光学的に読み取って入力する情報入力手段
と、その手段によって入力された情報を認識してその認
識コードを出力する入力情報認識手段と、その手段から
の認識コードをキーボード操作コードに変換するキーボ
ード操作コード作成手段と、その手段からのキーボード
操作コードをシステム装置に対応したキーボード信号に
変換するキーボード信号作成手段と、そのキーボード信
号をキーボードインタフェースを介してデータ処理装置
等のシステム装置へ出力するキーボード信号出力手段を
備える。
【0020】さらに、その入力情報認識手段に、情報入
力手段から入力された罫線情報を識別してその罫線情報
を1文字分の領域に切り分け、その切り分けた領域の罫
線情報を形状情報としてキーボード操作コード作成手段
へ出力する手段を設け、キーボード操作コード作成手段
に、上記形状情報から予め決められた罫線用キーボード
操作コードを作成する手段を設けたものである。
【0021】また、その入力情報認識手段に、上記識別
した罫線情報が1文字分の幅を占有するか否かを判別す
る手段を設け、その判別結果に応じて前記キーボード操
作コード作成手段が1文字分の幅を占有する罫線情報と
1文字分の幅を占有しない罫線情報とで作成するキーボ
ード操作コードを異ならせるようにするとよい。
【0022】さらにまた、上記形状情報を削除する形状
情報削除手段と、罫線情報認識手段から出力される認識
コード及び形状情報を上記形状情報削除手段を介して又
は直接キーボード操作コード作成手段へ入力させる形状
情報削除・非削除切換手段を設けてもよい。
【0023】
【作用】この発明による入力装置は、印刷又は手書きさ
れた文字等の情報を入力して認識すると、その認識コー
ドをキーボード操作コードに変換し、さらにそのキーボ
ード操作コードをシステム装置に対応したキーボード信
号(キーコード及びそのオン・オフ信号)に変換してキ
ーボードインタフェースを介してデータ処理装置等のシ
ステム装置へ出力する。
【0024】したがって、システム装置側では、印刷又
は手書きされた文字等の情報をキーボード装置からキー
操作によって入力された情報と全く同じに処理すること
ができるので、従来のキーボード装置を使用する各種デ
ータ処理装置本体(システム装置)を何ら変更すること
なく、そのキーボードインタフェースに接続して使用す
ることができる。
【0025】さらに、その入力された罫線情報を識別し
てその罫線情報を1文字分の領域に切り分け、その切り
分けた領域の罫線情報を形状情報として出力し、その形
状情報から予め決められた罫線用キーボード操作コード
を作成するので、データ処理装置本体側では文字情報と
罫線情報とを合成する処理を行なわずに済む。
【0026】また、その識別した罫線情報が1文字分の
幅を占有するか否かを判別し、その判別結果に応じて1
文字分の幅を占有する罫線情報と1文字分の幅を占有し
ない罫線情報とでキーボード操作コードを異ならせるよ
うにすれば、1文字分の幅を占有しない罫線情報も確実
に再現することができ、罫線情報のレイアウトが入力後
に異ならないで済む。
【0027】さらにまた、その形状情報を削除して認識
コードのみを出力するか、形状情報と認識コードの両方
を出力するかを切り換えられるようにすれば、オペレー
タによる煩雑な手作業によらずに罫線情報を削除するこ
ともできる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2はこの発明による入力装置を使用
したデータ処理装置の外観斜視図であり、このデータ処
理装置は、入力装置1がキーボードインタフェース(I
/F)ケーブル2を介して、文書作成機能やデータ処理
機能等を備えたシステム装置3に接続されており、その
入力装置1は挿入口1aから挿入される原稿上に印刷又
は手書きされた文字等の情報及び罫線情報を光学的に読
み取って、それをキーボード信号に変換処理する機能を
持つ。
【0029】さらに、キーボード装置12がキーボード
(I/F)ケーブル13を介して入力装置1に接続され
ており、そのキーボード装置12からのキー入力による
キーボード信号が入力装置1のキーボードインタフェー
ス(I/F)ケーブル2を介してシステム装置3に送ら
れる。
【0030】図1は、図2に示した入力装置1の機能構
成をシステム装置3と共に示すブロック図である。この
入力装置1は、情報入力部4,文字/罫線認識部5,キ
ーボード操作コード作成部6,文字用キーボード操作コ
ード作成情報格納部7,キーボード信号作成部8,キー
ボード信号作成情報格納部9,キーボード信号出力部1
0,罫線用キーボード操作コード作成情報格納部11,
キーボード制御情報格納部14,及びキーボード信号切
換部15の各機能を備えている。
【0031】情報入力部4は、原稿に印刷又は手書きさ
れた文字等の情報及び罫線情報をスキャナによって光学
的に読み取り、その情報を二値化して文字/罫線認識部
5へ送る。
【0032】文字/罫線認識部5は、情報入力部4から
受け取った二値化された情報をOCRによって文字等の
情報認識処理を行ない、その認識コードをキーボード操
作コード作成部6へ送る。また、受け取った二値化情報
から罫線情報を識別し、その罫線情報を1文字分の領域
に切り分け、その切り分けた領域の罫線情報を形状情報
としてキーボード操作コード作成部6へ送る。
【0033】キーボード操作コード作成部6は、文字用
キーボード操作コード作成情報格納部7に格納されてい
る情報をもとにして、文字/罫線認識部5から送られた
認識コードをキーボード操作コード(キー操作に対応す
るコード)に変換してキーボード信号作成部8へ送る。
【0034】また、このキーボード操作コード作成部6
は罫線用キーボード操作コード作成情報格納部11に格
納されている情報を基にして、文字/罫線認識部5から
送られた形状情報から予め決められた罫線用キーボード
操作コードを作成してキーボード信号作成部8へ送る。
【0035】文字用キーボード操作コード作成情報格納
部7は、キーボード操作コード作成部6が参照する情報
をテーブル形式で格納しており、文字/罫線認識部5で
認識できる文字,記号,数字等の全ての文字情報に対し
て、それらの認識コードをインデックスとして対応させ
たキーボード操作コードが登録してある。
【0036】罫線用キーボード操作コード作成情報格納
部11は、同じくキーボード操作コード作成部6が参照
する情報をテーブル形式で格納しており、文字/罫線認
識部5で識別できる罫線情報に対して、それらの形状情
報をインデックスとして対応させたキーボード操作コー
ドが登録してある。
【0037】キーボード信号作成部8は、キーボード操
作コード作成部6から送られたキーボード操作コード
を、キーボード信号作成情報格納部9に格納してある情
報をもとにしてキーボード信号(キーボード装置上のキ
ー押下時のキーコードおよびそのオン・オフ信号に相当
する)に変換してキーボード信号出力部10へ送る。
【0038】キーボード信号作成情報格納部9は、キー
ボード信号作成部8が参照する情報を格納しており、キ
ーボード装置上の各キーボード操作コード(1キー入
力)に対応するそれぞれのキーボード信号データがテー
ブル形式で登録してある。
【0039】このキーボード信号データとは、例えば、
キーボード装置からシステム装置に対して文字「A」を
入力した場合、キーボード装置からはシステム装置に対
してキーボード装置上のキー配列における文字「A」の
物理的な位置(キーコード)と共に、そのキーが押され
たこと(オン)と離されたこと(オフ)を示すデータを
通知しており、キーボード装置上の各キー単位に決めら
れているキー押下及び押下解除に関する通知情報をい
う。
【0040】キーボード信号出力部10は、システム装
置3とキーボード装置間のデータの遣り取りを行なうキ
ーボードI/Fケーブル2を介して、キーボード信号作
成部8から受け取ったキーボード信号データをシステム
装置3へ出力する。キーボード制御情報格納部14は、
情報入力部4が文字等の情報入力開始時及び終了時に設
定する情報を格納し、その情報をキーボード信号切換部
15が参照する。
【0041】キーボード信号切換部15は、キーボード
制御情報格納部14のキーボード制御情報にしたがっ
て、キーボード装置12からのキーボード信号とキーボ
ード信号作成部8からのキーボード信号データとを切り
換えてキーボード信号出力部10へ出力する。
【0042】図3は、文字用キーボード操作コード作成
情報の格納フォーマットの一例を示す図である。その文
字用キーボード操作コード作成情報は、文字,記号,数
字等の文字情報に対する認識用データとキーボード操作
データからなり、認識用データはキーボード装置上の各
キーに対応する文字や記号等の情報(例えば、「0」
「A」「ア」等)であり、キーボード操作データは、そ
れらの各情報を入力するためのキーボード操作の情報で
ある。
【0043】例えば、認識用データ「0」に対応する
‘0’を入力するキーボード操作データは、操作データ
制御情報としてキー操作数=2(2回のキー操作が必要
であることを示す)と、‘英数’キーの操作を示すキー
ボード信号作成情報で‘英数’キーを指すポインタと、
‘0’キーの操作を示すキーボード信号作成情報で
‘0’キーを指すポインタとからなる。
【0044】また、認識用データ「ア」に対応する
‘ア’を入力するキーボード操作データは、操作データ
制御情報としてキー操作数=2と、‘カタカナ’キーの
操作を示すキーボード信号作成情報で‘カタカナ’キー
を指すポインタと、‘3’キーの操作を示すキーボード
信号作成情報で‘3’キーを示すポインタ(‘ア’のキ
ーは‘3’のキーを兼用しているので)とからなる。
【0045】さらに、罫線用キーボード操作コード作成
情報格納部11に格納されている罫線用キーボード操作
コード作成情報は、罫線情報に対する形状情報とキーボ
ード操作データからなり、図3に示した文字用キーボー
ド操作コード作成情報の格納フォーマットと同様に、縦
罫線,横罫線等の罫線情報についての形状情報を基にし
て“┃”“━”等の罫線コード又は外字コードを入力す
るためのキーボード操作の情報を格納している。
【0046】図4はキーボード信号作成情報の格納フォ
ーマットの一例を示す図である。そのキーボード信号作
成情報は、図4に示すように、文字,記号,数字,及び
“┃”“━”等の文字罫線入力のための各キーの押下時
と解放時のキーボード信号からなる。
【0047】なお、図3に示した文字用キーボード操作
コードに各種制御情報を示す特殊マークも登録し、その
登録した特殊マークを認識したときにはその特殊マーク
に対応する制御キーのキーボード信号を出力するように
すれば、改行,シフト等の制御情報も入力できる。
【0048】そこで、文字や記号等の情報を格納したキ
ーボード操作コード作成テーブルに、制御情報を示す特
殊マークの情報を格納する拡張用テーブルを付加し、そ
の特殊マークのキーボード操作コードに対応するキーボ
ード信号作成情報も登録しておく。例えば、「上カーソ
ル」を示す特殊マークの上向き矢印の認識用データに対
応する‘上カーソル’を入力するキーボード操作データ
は、操作データ制御情報としてキー操作数=1と、‘上
カーソル’キーの操作を示すキーボード信号作成情報で
‘上カーソル’キーを指すポインタとからなる。
【0049】次に、図1に示した入力装置1における各
部間の作用について説明する。情報入力部4から文字等
の情報又は罫線情報の入力が開始されるとキーボード制
御情報格納部14に禁止情報が設定され、その情報入力
終了によって許可情報が設定される。
【0050】キーボード信号切換部15は、情報入力部
4が制御するキーボード制御情報格納部14に格納され
ている禁止又は許可情報によって、キーボード装置12
からのキーボード信号を出力するか無効にするかの判断
を行なう。
【0051】つまり、キーボード制御情報が許可情報の
時には、キーボード装置12からの入力が有るとキーボ
ード信号出力部10によってそのキーボード信号をシス
テム装置3へ出力させ、禁止情報の時は情報入力部4か
ら入力した情報に対応するキーボード信号を出力中なの
でキーボード装置12からの入力を無効にする。
【0052】そして、情報入力部4が原稿の読み取りを
開始すると、文字/罫線認識部5はその情報入力部4か
ら二値化情報を受け取り、その二値化情報から文字等の
情報を認識すると、文字用キーボード操作コード作成情
報格納部7内にある認識した文字等に対応するキーボー
ド操作データを指すポインタを出力する。
【0053】また、罫線情報を識別すると、その罫線情
報を1文字分の領域に切り分け、その切り分けた領域の
罫線情報を罫線用キーボード操作コード作成情報格納部
11内にある形状情報に対応するキーボード操作データ
を指すポインタを出力する。
【0054】このキーボード操作データは、図5に示す
ように操作データ制御情報としてのキー操作数と、操作
データとしてのキーの操作情報を持ち、そのキー操作数
とは、認識した文字等の情報及び罫線情報を実際にキー
ボード装置から入力する場合のキー操作回数である。
【0055】また、操作データとは、入力操作手順に相
当し、キーの操作(入力キーの種類)を入力順にキー操
作数だけ並べてある。そして、キーの操作情報には、キ
ーボード信号作成情報格納部9に格納されている該当キ
ーを指すポインタが設定されている。
【0056】キーボード操作コード作成部6は、文字/
罫線認識部5からポインタを受け取ると、そのポインタ
に対応するキー操作数と操作データとを取り出し、キー
操作数だけ操作データから順にキーの操作情報(キーボ
ード信号作成情報へのポインタ)を入力してキーボード
信号作成部8へ出力する。
【0057】キーボード信号作成部8は、キーボード操
作コード作成部6からのポインタによって該当するキー
のコードとその押下及び解放を示すキーボード信号を順
次キーボード信号切換部15へ出力する。キーボード信
号切換部15は、前述したように、情報入力部4が制御
するキーボード制御情報格納部14に格納されている禁
止又は許可情報によって、キーボード装置12からのキ
ーボード信号を出力するか無効にするかの判断を行な
う。
【0058】この場合は、情報入力部4からの入力が有
効だからキーボード信号作成部8からのキーボード信号
をキーボード信号出力部10へ送る。そして、キーボー
ド信号出力部10は、キーボードI/Fケーブル2を介
してシステム装置3へそのキーボード信号を出力する。
【0059】次に、情報入力部4による入力操作が終了
すると、キーボード制御情報格納部14にキーボード入
力許可情報が設定される。そこで、オペレータがキーボ
ード装置12からキー入力を行なうと、そのキー入力に
よるキーボード信号がキーボード信号切換部15へ送ら
れる。
【0060】そのキーボード信号切換部15はキーボー
ド制御情報格納部14の許可情報によって、今度はキー
ボード装置12から送られるキーボード信号をキーボー
ド信号出力部10へ送り、キーボード信号出力部10
は、キーボードI/Fケーブル2を介してシステム装置
3へそのキーボード信号を出力する。
【0061】次に、図6のフローチャートによって入力
装置1による文字情報及び罫線情報の入力処理について
説明する。まず、光学的読み取りによる入力を実行し、
原稿から文字情報及び罫線情報を含む情報を読み取り、
その読み取った情報のイメージに対して文字/罫線認識
処理を開始し、認識したイメージは罫線情報か否かを判
断する。
【0062】そのイメージが罫線情報であれば罫線認識
処理を実行し、またはそのイメージが罫線情報でなけれ
ば文字認識処理を実行する。その後、キーボード操作コ
ード作成処理を開始し、認識情報は罫線情報か否かを判
断する。
【0063】その認識情報が罫線情報なら、罫線用キー
ボード操作コード格納部11からその罫線情報の形状情
報に対応するコードを選択し、または罫線情報でなけれ
ば文字用キーボード操作コード作成情報格納部7から認
識コードに対応するコードを選択する。そして、キーボ
ード信号作成処理へ移行する。
【0064】次に、罫線情報を認識する処理、つまり入
力情報から罫線情報を識別する処理について説明する。
原稿上に記載された文章において、その各文字イメージ
が占有する領域(スペース)はほぼ均一であり、ある線
分のみで構成されたイメージが特定の文字の占有する幅
をある程度越えるときには、そのイメージは罫線である
と判断することができる。
【0065】図7はある活字文章の一例を示す図であ
る。例えば、その文字「A」と「B」の間にあるイメー
ジ「┃」(図中30で示す)は、文字「A」が占有する
縦幅hを越えているので、このイメージ「┃」を罫線情
報として識別する。次に、そのイメージ「┃」を破線枠
で示す1文字分の領域31に切り分け、その切り分けた
領域31内のイメージを罫線情報の形状情報として認識
する。
【0066】また、同じく破線枠で示す領域32につい
てはそれぞれ文字「A」「B」「C」を認識する。そし
て、この認識した形状情報から、例えば“┃”の罫線コ
ードを作成し、そのキーボード信号を出力する。
【0067】このようにして、光学的に文字と罫線とを
読み取り、その罫線を識別して1文字分の長さに切り分
け、それを罫線の形状情報として認識し、その形状情報
を予め用意したキーボード操作コードに変換することが
できる。
【0068】次に、図8のフローチャートによって入力
装置1による文字情報のみの入力処理について説明す
る。まず、情報入力部4から文字等の情報を入力すると
文字/罫線認識部5へ送り、その文字/罫線認識部5は
その情報の認識の処理を行なってキーボード操作コード
作成部6にポインタを送る。
【0069】そのポインタを受け取ったキーボード操作
コード作成部6は、そのポインタの指す該当データを文
字用キーボード作成コード情報からキー操作数Ktを得
て、キーの操作の取り出し数Knを0に設定する。この
キー操作数Ktとキーの操作の取り出し数Knを比較し
て、等しければ入力完了か否かを判断してYESなら終
了するが、NOなら再び情報入力部4による情報入力処
理を繰り返す。
【0070】一方、KtとKnが等しくなければ、キー
ボード信号作成部8によってKnに1を加算して操作デ
ータからKn番目のキーの操作を得て、それが指すポイ
ンタでキーボード信号作成情報から押下時キーボード信
号を得て、キーボード信号出力部10によってキーボー
ド信号を出力する。
【0071】さらに、Kn番目のキーの操作が指すポイ
ンタでキーボード信号作成情報から解放時キーボード信
号を得て、キーボード信号出力部10によって出力する
と、KtとKnを比較する処理に戻り、KtとKnが等
しくなるまで処理を繰返す。
【0072】次に、図9のブロック図によってさらにこ
の入力装置1における実際の文字入力の処理例について
説明する。ここでは、カタカナ「ア」を入力する場合に
ついて説明する。まず、情報入力部4の読み取りが開始
される時は、情報入力部4がキーボード制御情報格納部
14に禁止情報を設定し、キーボード装置12からのキ
ー入力を無効にする。
【0073】そして、情報入力部4が原稿Pに記入され
たカタカナ「ア」を読み取って文字/罫線認識部5へ送
ると、その文字/罫線認識部5はカタカナ「ア」を認識
してキーボード操作コード作成情報の認識用データ
「ア」を指すポインタをキーボード操作コード作成部6
へ送る。
【0074】キーボード操作コード作成部6は、文字用
キーボード操作コード作成情報格納部7に格納されてい
る文字情報中の認識用データ「ア」に対応するキーボー
ド操作データとしてキーの操作回数のデータも含んで、
‘カタカナ’キーの操作および‘3’キーの操作のポイ
ンタをキーボード信号作成部8へ送る。
【0075】キーボード信号作成部8では、そのポイン
タによってキーボード信号作成情報格納部9に格納され
ている情報内の‘カタカナ’キー押下時のキーボード信
号と‘カタカナ’キー解放時のキーボード信号、及び
‘3’キー押下時のキーボード信号と‘3’キー解放時
のキーボード信号をキーボード信号出力部10へ出力す
る。
【0076】このようにして、キー入力以外の手段によ
って入力された文字等の情報をキーボード装置からキー
入力されたかのようにキーボード信号でシステム装置に
出力するので、システム装置はキーボード装置以外から
の入力情報もキーボード装置からのキー操作入力と同じ
データとして処理することができる。
【0077】情報入力部4からの情報入力が終了する
と、情報入力部4はキーボード制御情報格納部14に入
力許可情報を設定し、キーボード装置12からのキー入
力を有効にする。ここで、キーボード装置12からキー
入力があればその入力されたキーに相当するキーボード
信号がキーボード信号切換部15を介してキーボード信
号出力部10へ出力される。
【0078】以下、この実施例の入力装置1における効
果を列挙する。まず、マン−マシンインタフェースの向
上に関するものとして、 (1)キー配列を覚えなくてもよいので入力が容易にな
る。 (2)キー操作の熟練が不要になる。 (3)不慣れなキーボード装置を使用しなくても、手書
き入力等によって文字だけでなく、各種制御情報(例え
ば、半角,倍角,改行,改頁,変換等)をも、文字の組
み合わせや記号,マーク等の特殊マークによって素早く
入力することができる。
【0079】(4)文字等を間違えて入力しない限り誤
入力の恐れがない。 (5)日常使用する業務プログラム起動のような、一連
の操作情報を印刷したカードを読み取らせて装置を起動
させるような定形入力操作を容易に行なえる。 (6)障害者でも容易に文字等の入力を行なえるように
なる。
【0080】(7)キーボード装置と光学的読取装置を
1本の接続コード(キーボードI/Fケーブル)によっ
てシステム装置と接続でき、光学的読取装置及びキーボ
ード装置による入力作業を交互に行なうこともできる。 (8)入力した文字等の情報のうち認識不可能なものが
あった場合に、その時点でキーボード装置からの入力が
可能になり訂正入力を行なえるようになるので、訂正の
後に改めて入力し直すような煩雑な作業がなく、情報を
スムーズに入力することができる。
【0081】また、ハード面に関して、 (9)すべての入力情報がキーボードI/Fからキーボ
ード信号で入力されるため、システム装置側で入力手段
に応じて異なる認識処理を行なうような負荷の増加がな
い。 (10)一般のキーボード装置を使用するほとんどのデ
ータ処理装置にそのまま使用でき、汎用性がある。
【0082】(11)操作性を低下させることなく小型
化を容易にできる。 (12)ファイリング装置に適用すれば、ファイリング
処理の際にイメージではなくコードで入力できるためデ
ータ量が少なくて済み、システム装置におけるメモリ等
の資源を有効に活用することができる。
【0083】さらに、文字と共に罫線も同時に入力する
ことができ、その入力された罫線情報を識別してその罫
線情報を1文字分の領域に切り分け、その切り分けた領
域の罫線情報を形状情報として出力し、その形状情報か
ら予め決められた罫線用キーボード操作コードを作成す
るので、データ処理装置本体側でレイアウト情報を基に
した罫線情報の合成処理が不要である。したがって、デ
ータ処理装置本体側で罫線情報を扱うときの処理負担を
低減させることができる。
【0084】次に、上述した罫線情報に対する処理の他
の実施例について説明する。この実施例における入力装
置では、上述した文字/罫線認識部5及びキーボード操
作コード作成部6の処理が異なり、入力された罫線情報
が1文字分の幅を占有するか否かによってそれらを区別
して処理することができる。
【0085】したがって、この実施例における入力装置
の文字/罫線認識部5は識別した罫線情報が1文字分の
幅を占有するか否かを判別し、その判別結果に応じてキ
ーボード操作コード作成部6が1文字分の幅を占有する
罫線情報と1文字分の幅を占有しない罫線情報とでキー
ボード操作コードを異ならせてキーボード信号作成部8
へ出力する。
【0086】図10のフローチャートによってこの実施
例の入力装置による文字情報及び罫線情報の入力処理に
ついて説明するが、図6のフローチャートと共通する部
分の説明は省略する。
【0087】この入力装置では、認識イメージが罫線な
らば、その罫線情報に対する占有スペース判別処理によ
って1文字分のスペース(幅)を占めるか否かを判断
し、1文字分のスペースを占めるならその罫線情報を1
文字分占める罫線として認識処理を実行し、また1文字
分のスペースを占めないならその罫線情報を1文字分占
めない罫線として認識処理を実行して、キーボード操作
コード作成処理へ移行する。
【0088】また、罫線用キーボード操作コード作成情
報格納部11には、予め1文字分の幅を占める罫線情報
と1文字分の幅を占めない罫線情報についてそれぞれ異
なるキーボード操作コードを、文字/罫線認識部5の判
別結果に対応させて登録している。
【0089】さらに、キーボード信号作成情報格納部9
にも、予め1文字分の幅を占める罫線情報と1文字分の
幅を占めない罫線情報のそれぞれのキーボード操作コー
ドに対応するキーボード信号を登録している。
【0090】次に、上記占有スペース判別処理について
説明する。前述したように、原稿上に記載された文章に
おいてその各文字イメージが占有する領域(スペース)
はほぼ均一であり、さらにその各文字イメージが占有す
る幅も均一である。一方、罫線情報についてはその占有
する幅が文字イメージよりも狭い場合もある。
【0091】したがって、ある罫線イメージの占有する
幅と特定の文字イメージの占有する幅を比較することに
よって、その罫線イメージが1文字分の幅を占有するか
否かを判別することができる。
【0092】図11はある活字文章の一例を示す図であ
る。例えば、図11の(イ)に示すように、その文字
「A」と「B」の間にある罫線イメージ「┃」(図中3
0で示す)の占有する横幅bと、文字「A」「B」
「C」が占有する横幅aがほぼ等しい場合、つまり a
≒b という関係があれば、その罫線イメージは1文字
分のスペースを占有しているものと判別する。
【0093】一方、図11の(ロ)に示すように、その
文字「A」と「B」の間にある罫線イメージ「┃」(図
中30′で示す)の占有する横幅bが、文字「A」
「B」「C」が占有する横幅aよりも狭い場合、つまり
a>b という関係があれば、その罫線イメージは1文
字分のスペースを占有していないものと判別する。
【0094】そして、その判別結果を基にして、図11
の(イ)に示した罫線イメージと、(ロ)に示した罫線
イメージとで異なるキーボード操作コードを作成し、例
えば、1文字分の幅をもつ罫線コード又は外字コードと
1文字分の幅をもたない罫線コード又は外字コードのそ
れぞれのキーボード操作コードを作成し、そのキーボー
ド信号を出力する。
【0095】このようにして、光学的に文字と罫線とを
読み取ってその罫線を識別すると、その識別した罫線を
先に文字認識した文字と占有スペースの比較を行ない、
その比較結果にしたがって1文字分を占める罫線と1文
字分を占めない罫線とを区別して異なるキーボード操作
コードに変換する。
【0096】すなわち、読み取った罫線情報が同じ形状
でもその占有幅によって異なるコードに変換するので、
もとの原稿上におけるレイアウトを損なわずに読み取っ
た罫線情報をシステム装置へ出力することができる。
【0097】次に、さらにこの発明による入力装置の他
の実施例について説明する。図12は、この実施例の入
力装置を使用したデータ処理装置の外観斜視図であり、
図2と共通する部分には同一符号を付している。
【0098】その入力装置1′は挿入口1aから挿入さ
れる原稿上に印刷又は手書きされた文字等の情報及び罫
線情報を光学的に読み取って排出口1bから排出し、そ
の読み取った情報をキーボード信号に変換処理する機能
を持つ。また、入力装置1′の前面には操作パネル20
が配設され、その操作パネル20は罫線情報削除/非削
除選択キー21を含む各種の操作キーを備えている。
【0099】図13はその罫線情報削除/非削除選択キ
ー21の拡大図である。この罫線情報削除/非削除選択
キー21は、原稿から読み取った情報から罫線情報を削
除するか否かを選択するためのキーである。その罫線情
報削除/非削除選択キー21がタッチされる度に、その
上部にあるLEDランプ22が点灯又は消灯し、それが
点灯しているときには罫線情報削除機能が選択されてい
ることを示す。
【0100】図14はこの実施例の入力装置1′の機能
構成をシステム装置3と共に示すブロック図であり、図
1と共通する部分には同一符号を付してある。この入力
装置1′では、図1に示した入力装置1の各機能部に加
えて、形状情報削除・非削除モード切換スイッチ部1
6,形状情報削除・非削除LED表示部17,形状情報
削除・非削除切換部18,及び形状情報削除部19の各
機能部を設けている。
【0101】形状情報削除・非削除モード切換スイッチ
部16は、図13に示した罫線情報削除/非削除選択キ
ー21を含み、それがタッチされることによって罫線情
報を削除するか否かが選択された場合、その罫線情報を
削除するための形状情報削除モードと削除しない形状情
報非削除モードとを切り換える信号を形状情報削除・非
削除LED表示部17及び形状情報削除・非削除切換部
18へ送る。
【0102】形状情報削除・非削除LED表示部17
は、形状情報削除・非削除モード切換スイッチ部16か
らの信号に応じて、図13に示したLEDランプ22の
点灯又は消灯を行なう。つまり、LEDランプ22を形
状情報削除モードのときは点灯させ、形状情報非削除モ
ードのときは消灯させる。
【0103】形状情報削除・非削除切換部18は、形状
情報削除・非削除モード切換スイッチ部16からの信号
によって、文字/罫線情報認識部5から出力される認識
コード及び形状情報を形状情報削除部19を介して又は
直接キーボード操作コード作成部6へ入力させる。
【0104】つまり、形状情報非削除モードの信号を受
け取ると文字/罫線認識部5からの認識コード及び形状
情報をそのままキーボード操作コード作成部6へ送り、
形状情報削除モードの信号を受け取ると文字/罫線認識
部5からの認識コード及び形状情報を形状情報削除部1
9へ送る。
【0105】形状情報削除部19は、形状情報削除・非
削除切換部18から認識コード及び形状情報を受け取
り、その形状情報を削除して認識コードのみをキーボー
ド操作コード作成部6へ送る。
【0106】次に、図15のフローチャートによってこ
の実施例の入力装置による文字情報及び罫線情報の入力
処理について説明するが、図6及び図10のフローチャ
ートと共通する部分の説明は省略する。
【0107】この処理では、入力情報に対して文字/罫
線認識を実行した後、その認識した情報の形状情報を削
除するか否かを判断し、形状情報を削除しないならその
ままキーボード操作コード作成の処理へ移行する。一
方、形状情報を削除するなら認識情報から形状情報か否
かを判断し、形状情報でなければそのままキーボード操
作コード作成の処理へ移行し、形状情報ならばその形状
情報である認識情報を削除してキーボード操作コード作
成の処理へ移行する。
【0108】したがって、オペレータが文字と罫線が記
載された原稿をこの入力装置1′にセットして、その文
字のみについてシステム装置3へ入力させたい場合に
は、罫線情報削除/非削除選択キー21をタッチしてL
EDランプ22を点灯させ、罫線情報を削除する形状情
報削除モードを選択した後、その原稿を読み取らせれば
よい。
【0109】すると、入力装置1′はその原稿上の文字
及び罫線を読み取った後、その罫線についてのキーボー
ド信号は作成せずに、文字のキーボード信号のみを作成
してそれをシステム装置3へ出力する。
【0110】このようにして、原稿から読み取った情報
から罫線情報のみを削除することができるので、オペレ
ータが原稿上の文字情報のみを入力させたい場合、その
原稿から罫線情報を消去するような煩雑な手作業を行な
わなくてよい。
【0111】また、文字及び罫線の入力情報をすべてシ
ステム装置へ出力させることと、その罫線を削除して文
字のみを出力させることを任意に切り換えることができ
るので、例えば、原稿に記載された表枠の罫線情報も入
力したい場合と、原稿上の記入欄に記載された文字や数
字等の文字情報のみを入力したい場合の使いわけができ
る。
【0112】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る入力装置によれば、OCRによるキーボード装置以外
の情報入力手段による入力情報を、キーボード装置から
のキー操作入力と同じキーボード信号にしてシステム装
置に入力させることができる。したがって、一般のキー
ボード装置を使用する各種データ処理装置等にそのまま
接続して使用でき、入力操作の多様性及び自在性を大幅
に向上させ、マン−マシンインタフェースを向上させる
ことができる。
【0113】さらに、その入力情報から罫線情報を識別
し、その罫線情報を1文字分の領域に切り分け、その切
り分けた領域の罫線情報の形状情報を基にして予め決め
られた罫線用キーボード操作コードを作成するので、罫
線情報も文字情報と同じように認識して出力し、データ
処理装置本体側ではその文字情報と罫線情報を合成する
処理が不要である。
【0114】また、その識別した罫線情報が1文字分の
幅を占有するか否かの判別結果に応じて、1文字分の幅
を占有する罫線情報と1文字分の幅を占有しない罫線情
報とでキーボード操作コードを異ならせるようにするの
で、罫線情報のレイアウトを損ねないように出力するこ
とができ、データ処理装置本体側では1文字分の幅を占
有しない罫線情報も確実に再現することができる。
【0115】さらにまた、その形状情報を削除して認識
コードのみを出力することと、形状情報及び認識コード
を出力することを切り換えられるので、オペレータは任
意に罫線情報を削除できるようにもさせることができる
ので、煩雑な手作業が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である入力装置の機能構成
をシステム装置と共に示すブロック図である。
【図2】図1に示した入力装置を使用したデータ処理装
置の外観斜視図である。
【図3】図1に示した文字用キーボード操作コード作成
情報格納部7におけるキーボード操作コード作成テーブ
ルの格納フォーマットの一例を示す図である。
【図4】図1に示したキーボード信号作成情報格納部9
におけるキーボード信号作成情報の格納フォーマットの
一例を示す図である。
【図5】図1に示した文字用キーボード操作コード作成
情報格納部7におけるキーボード操作コード作成情報の
格納フォーマットの一例を示す図である。
【図6】図1に示した入力装置1による文字情報及び罫
線情報を入力してその罫線情報を識別する処理について
示すフローチャートである。
【図7】図6に示した処理における入力情報から罫線情
報を識別する方法の説明図である。
【図8】図1に示した入力装置1による文字情報入力処
理の詳細を示すフローチャートである。
【図9】同じくその入力装置1による実際の文字入力処
理例について説明するためのブロック図である。
【図10】図1に示した入力装置1による文字情報及び
罫線情報を入力してその罫線情報を区別する処理につい
て示すフローチャートである。
【図11】図10に示した処理における罫線情報を区別
する方法の説明図である。
【図12】この発明の他の実施例である入力装置を使用
したデータ処理装置の外観斜視図である。
【図13】図12に示した罫線情報削除/非削除選択キ
ー21の拡大図である。
【図14】図12に示した入力装置1′の機能構成をシ
ステム装置と共に示すブロック図である。
【図15】図13に示した入力装置1′における形状情
報の削除と非削除を切り換える処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1,1′ 入力装置 1a 挿入口 1b 排出口 2,13 キーボードインタフェース(I/F)ケーブ
ル 3 システム装置 4 情報入力部 5 文字/罫線認識部 6 キーボード
操作コード作成部 7 文字用キーボード操作コード作成情報格納部 8 キーボード信号作成部 9 キーボード
信号作成情報格納部 10 キーボード信号出力部 11 罫線用キーボード操作コード作成情報格納部 12 キーボード装置 14 キーボー
ド制御情報格納部 15 キーボード信号切換部 16 形状情報削除・非削除切換スイッチ 17 形状情報削除・非削除LED表示部 18 形状情報削除・非削除切換部 19 形状情報
削除部 20 操作パネル 21 罫線情報
削除/非削除選択キー 22 LEDランプ 30 罫線情報

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷又は手書きされた文字等の情報を光
    学的に読み取って入力する情報入力手段と、該手段によ
    って入力された情報を認識してその認識コードを出力す
    る入力情報認識手段と、該手段からの認識コードをキー
    ボード操作コードに変換するキーボード操作コード作成
    手段と、該手段からのキーボード操作コードをシステム
    装置に対応したキーボード信号に変換するキーボード信
    号作成手段と、そのキーボード信号をキーボードインタ
    フェースを介してデータ処理装置等のシステム装置へ出
    力するキーボード信号出力手段とを備えると共に、 前記入力情報認識手段に、前記情報入力手段から入力さ
    れた罫線情報を識別して該罫線情報を1文字分の領域に
    切り分け、該切り分けた領域の罫線情報を形状情報とし
    て前記キーボード操作コード作成手段へ出力する手段を
    設け、 前記キーボード操作コード作成手段に、前記形状情報か
    ら予め決められた罫線用キーボード操作コードを作成す
    る手段を設けたことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の入力装置において、前記
    入力情報認識手段に、前記識別した罫線情報が1文字分
    の幅を占有するか否かを判別する手段を設け、その判別
    結果に応じて前記キーボード操作コード作成手段が1文
    字分の幅を占有する罫線情報と1文字分の幅を占有しな
    い罫線情報とで作成するキーボード操作コードを異なら
    せるようにしたことを特徴とする入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の入力装置におい
    て、前記形状情報を削除する形状情報削除手段と、前記
    罫線情報認識手段から出力される認識コード及び形状情
    報を前記形状情報削除手段を介して又は直接前記キーボ
    ード操作コード作成手段へ入力させる形状情報削除・非
    削除切換手段とを設けたことを特徴とする入力装置。
JP4188272A 1992-07-15 1992-07-15 入力装置 Pending JPH0635905A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020511726A (ja) * 2017-03-22 2020-04-16 ドリリング・インフォ・インコーポレイテッド 電子文書からのデータ抽出

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JP2020511726A (ja) * 2017-03-22 2020-04-16 ドリリング・インフォ・インコーポレイテッド 電子文書からのデータ抽出

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