JPH0668067A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH0668067A
JPH0668067A JP4217774A JP21777492A JPH0668067A JP H0668067 A JPH0668067 A JP H0668067A JP 4217774 A JP4217774 A JP 4217774A JP 21777492 A JP21777492 A JP 21777492A JP H0668067 A JPH0668067 A JP H0668067A
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JP
Japan
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information
input
keyboard
print data
recognition
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JP4217774A
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English (en)
Inventor
Yoichi Uko
羊一 宇高
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 OCRによる手書き又は印刷された入力情報
をキーボード装置からのキー入力と同じに扱えるように
し、入力情報の認識結果を印刷可能にする。 【構成】 印刷又は手書きされた文字等の情報を入力し
て認識すると、その認識コードからキーボード操作コー
ド、さらにそれをキーボード信号に変換してシステム装
置へ出力する。さらに、印刷データ作成部14が印刷デ
ータ作成情報格納部15を参照して入力情報認識部5に
おける認識コードを印刷データに変換し、信号作成部1
6が印刷のときに必要とされる制御信号を信号情報格納
部17から取り出してその印刷データに付加してプリン
タI/Fケーブル13を介してプリンタ12へ出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書作成装置,自動
翻訳装置等を含む各種データ処理装置(コンピュータ本
体),ファイリング装置等のシステム装置に接続して使
用される光学的文字読取装置(OCR)を用いた入力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データ処理装置やファイリング
装置等のシステム装置の入力装置としてはキーボード装
置が多用されているが、そのキーボード装置のキー入力
操作に慣れるのには時間がかかるという問題があった。
【0003】そこで、キーボード装置によるキー入力操
作を補助する入力手段として、手書きあるいは印刷した
文字や記号を光学的に読み取って入力するOCR、盤面
上に直接手書きされた文字等の筆跡を感圧センサ群等に
よって検出し、その筆跡に該当する文字を認識して入力
するタブレット入力装置、音声を認識して対応する文字
等を入力する音声入力装置等を備えた装置が提案されて
いる。
【0004】例えば、以下に示すような装置がある。 (1)タブレットから手書き入力された文字を認識処理
し、その認識した文字を判別してキーボード装置からの
出力コードと区別可能な体系の出力コードに変換し、ア
ダプタを介してその出力コードとキーボード装置からの
出力コードとを統合して制御処理本体へ出力する文字入
力装置(例えば特開昭61−223974号公報参
照)。
【0005】(2)音声又はキーボード装置から情報の
入力ができる情報入力装置に手書きOCRを接続し、読
みの判らない漢字等を入力する場合、その手書きOCR
による手書き入力ができるようにした情報入力装置(例
えば実開昭62−62368号公報参照)。
【0006】(3)キーボード装置のキー入力やパネル
上の押しボタン入力に換えて、手書き入力された文字又
は音声で入力された指示を認識して、その認識結果に対
応して予め登録テーブルに登録されている処理を選択す
る情報処理装置(例えば実開昭62−187340号公
報参照)。
【0007】(4)キーの押下により文字及び数字のコ
ードを出力するキーボード装置と、ハンドスキャナ及び
それによって読み込まれたOCR文字を識別して文字及
び数字のコードを発生すると共にキーボード装置からの
出力との論理和を出力する文字数字認識部とを有し、キ
ーボード装置とハンドスキャナのいずれからの入力も同
じ入力として扱うようにしたパソコン入力装置(例えば
特開昭64−50114号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各装置にはそれぞれ次のような問題があった。 (1)タブレットとキーボード装置の文字入力ではそれ
ぞれ出力するコードの体系を異ならせており、出力コー
ドを受取った制御処理本体がその両者の出力コードを判
別する処理を行なわなければならないために処理効率を
低下させてしまうばかりか、従来の一般的なデータ処理
装置にそのまま使用することはできない。
【0009】また、そのタブレットでは文字のみしか手
書き入力できず、キーボード装置のように文字以外の各
種の制御情報をも入力することはできないので、完全に
キーボード装置の代わりには使用できない。
【0010】(2)音声入力,キーボード装置によるキ
ー入力,及び手書きOCR入力をそれぞれ別個の入力イ
ンタフェースから本体に入力し、各々異なる認識処理を
行なわなければならないため、データ処理装置本体の構
成及びプログラムが複雑になり、汎用性もない。
【0011】(3)予め登録してある処理を手書き文字
入力又は音声入力によって選択することができるだけで
あり、キーボード装置によるキー入力の場合と同様に各
種の情報を自在に入力することはできず、特殊な用途に
限られる。
【0012】(4)キーボード装置及びハンドスキャナ
からの入力がいずれも文字及び数字のコードだけでそれ
以外の制御コード等の入力ができない。また、一般のパ
ソコンやワードプロセッサ等のデータ処理装置では、キ
ーボードインタフェースから文字及び数字のコードを入
力するようになっておらず、キーの押下位置(キーコー
ド)とそのオン・オフ情報を入力して、本体内でそれを
文字や数字のコード又は制御コードに変換する処理を行
なっているので、文字及び数字のコードを入力させるの
では汎用性がない。
【0013】また、キーボード装置とハンドスキャナか
ら出力されるコードの論理和を出力するので、データ処
理装置本体に対して両者による同時入力が生じてしまう
恐れがある。
【0014】このように、上述した従来の入力装置はい
ずれも、キーボード装置によるキー入力を主とし、OC
Rやタブレット入力装置,音声入力装置等を補助的入力
装置として使用できるようにしたものであり、キーボー
ド装置以外の入力装置によってもキーボード装置と同様
に各種の情報を全て入力できるまでに至っていなかっ
た。また、入力手段を増やすためにデータ処理装置本体
側の構成が複雑化したり処理の負担を増加し、あるいは
汎用性に欠けるという問題があった。
【0015】さらに、OCRによって入力して認識した
各種の情報をシステム装置へ送り、システム装置側でそ
の情報を基にして所定の業務処理を順次進めるとき、そ
の認識した情報を用紙等に印刷して確認したり記録に残
したりしたい場合には、システム装置側の処理を一時的
に中断させることになり、システム装置側の処理が円滑
に行なえなくなるという問題があった。
【0016】また、原稿から読み取って認識した情報を
システム装置のインタフェースを介して接続したプリン
タによって印刷するようにすると、システム装置が遠隔
地にある場合には利用できなくなるので、入力装置側に
新たにプリンタを接続するための装置を設けなければな
らなくなる。
【0017】さらに、原稿から読み取って認識した情報
を印刷する必要がない場合にもプリンタへデータを出力
するための処理を行なうのでは、その処理によって情報
入力が素早く行なえなくなるという問題があった。
【0018】また、原稿から読み取って認識した情報の
1行の字数とその情報を印刷したときの1行の字数が異
なってしまうような場合等のように、情報が抜けたりし
て期待する印刷結果が得られないと、認識した情報の確
認に手間がかかってしまうという問題があった。
【0019】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、OCRによる印刷又は手書き文字等の入力情報
を全てキーボード装置からのキー操作入力と全く同じに
扱えるようにし、その読み取った情報の認識した結果を
印刷できるようにし、入力操作の多様性及び自在性を大
幅に向上させ、且つデータ処理装置本体側を何ら変更す
ることなく使用することができる汎用性のある入力装置
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明による入力装置
は、上記の目的を達成するため、印刷又は手書きされた
文字等の情報を光学的に読み取って入力する情報入力手
段と、その手段によって入力された情報を認識してその
認識コードを出力する入力情報認識手段と、その手段か
らの認識コードをキーボード操作コードに変換するキー
ボード操作コード作成手段と、その手段からのキーボー
ド操作コードをシステム装置に対応したキーボード信号
に変換するキーボード信号作成手段と、そのキーボード
信号をキーボードインタフェースを介してデータ処理装
置等のシステム装置へ出力するキーボード信号出力手段
と、入力情報認識手段による認識コードを印刷データに
変換してプリンタへ出力する印刷データ作成・出力手段
を設けたものである。
【0021】また、入力情報認識手段による認識コード
をキーボード操作コード作成手段及び印刷データ作成・
出力手段のいずれかに出力させるか、あるいは両方に同
時又は順次に出力させるかを切り換える手段を設けると
よい。さらに、印刷データ作成・出力手段に、印刷デー
タの1ライン分の文字数や文字間隔等の印刷条件を任意
に変化させる手段を設けてもよい。
【0022】さらにまた、印刷データ作成・出力手段に
よって作成された少なくとも1ライン分の印刷データを
表示する表示手段を設けるとよい。そしてまた、印刷デ
ータ作成・出力手段に、作成する印刷データ中に入力さ
れた情報の各行の終わりを示す特殊マークを付加する手
段を設けてもよい。
【0023】
【作用】この発明による入力装置は、印刷又は手書きさ
れた文字等の情報を入力して認識すると、その認識コー
ドをキーボード操作コードに変換し、さらにそのキーボ
ード操作コードをシステム装置に対応したキーボード信
号(キーコード及びそのオン・オフ信号)に変換してキ
ーボードインタフェースを介してデータ処理装置等のシ
ステム装置へ出力する。
【0024】したがって、システム装置側では、印刷又
は手書きされた文字等の情報をキーボード装置からキー
操作によって入力された情報と全く同じに処理すること
ができるので、従来のキーボード装置を使用する各種デ
ータ処理装置本体(システム装置)を何ら変更すること
なく、そのキーボードインタフェースに接続して使用す
ることができる。さらに、入力情報に対する認識コード
を印刷データに変換してプリンタへ出力するようにすれ
ば、認識した情報を素早く印刷することができる。
【0025】また、入力情報に対する認識コードをキー
ボード操作コード作成手段及び印刷データ作成・出力手
段のいずれかに出力させるか、あるいは両方に同時又は
順次に出力させるかを切り換えるようにすれば、認識し
た情報を印刷するか否かを任意に選択できる。さらに、
印刷データの1ライン分の文字数や文字間隔等の印刷条
件を任意に変化させるようにすれば、印刷結果のフォー
マットを任意に変えられる。
【0026】さらにまた、少なくとも1ライン分の印刷
データを表示するようにすれば、印刷結果を印刷前に確
認することができる。そしてまた、作成する印刷データ
中に入力された情報の各行の終わりを示す特殊マークを
付加するようにすれば、情報が入力されたときの1行の
終わりを容易に確認できる。
【0027】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2は、この発明による入力装置を使
用したデータ処理装置の外観斜視図である。このデータ
処理装置は、入力装置1がキーボードインタフェース
(I/F)ケーブル2を介して、文書作成機能やデータ
処理機能等を備えたシステム装置3に接続されている。
【0028】また、その入力装置1は挿入口1aから挿
入される紙等の原稿上に印刷又は手書きされた文字等の
情報を光学的に読み取って、それをキーボード信号に変
換処理する機能を持つ。さらに、プリンタ12がプリン
タインタフェース(I/F)ケーブル13を介して入力
装置1に接続されており、この入力装置1が原稿から読
み取った情報の認識結果を印刷することができる。
【0029】その入力装置1の上面にはLCDディスプ
レイ等の表示部24が設けられており、原稿から読み取
った情報の認識結果を少なくとも1ライン分づつ表示す
ることができる。
【0030】また、入力装置1の側面にはモード切り換
えスイッチ30が設けられており、それを切り換えるこ
とによって、原稿から読み取った情報の認識結果をシス
テム装置3へのみ出力するか、プリンタ12へのみ出力
するか、あるいはシステム装置3及びプリンタ12の両
方に出力するかを選択できる。
【0031】図1は図2に示した入力装置1における第
1実施例の機能構成をシステム装置3と共に示すブロッ
ク図である。この入力装置1は、情報入力部4及び入力
情報認識部5と共に、キーボード操作コード作成部6,
キーボード操作コード作成情報格納部7,キーボード信
号作成部8,キーボード信号作成情報格納部9,キーボ
ード信号出力部10からなるキーボードインタフェース
(I/F)20を備えている。
【0032】さらに、印刷データ作成部14,印刷デー
タ作成情報格納部15,信号作成部16,信号情報格納
部17,及び信号出力部18からなるプリンタインタフ
ェース(I/F)19も備えている。また、図1に破線
で示すように、音声入力部11a及び音声認識部11b
を設けるようにしてもよい。
【0033】情報入力部4は、原稿に印刷又は手書きさ
れた文字等の情報をスキャナによって光学的に読み取
り、その情報を二値化して入力情報認識部5へ送る。入
力情報認識部5は、情報入力部4から受け取った二値化
された情報をOCRによって情報認識処理を行ない、そ
の認識コードをキーボードI/F20及びプリンタI/
F19へ送る。
【0034】キーボードI/F20は入力情報認識部5
による認識コードをキーボード信号に変換し、そのキー
ボード信号をキーボードI/Fケーブル12を介してシ
ステム装置3へ出力する機能を有する。
【0035】そのキーボード操作コード作成部6は、キ
ーボード操作コード作成情報格納部7に格納されている
情報をもとにして、入力情報認識部5から送られた認識
コードをキーボード操作コード(キー操作に対応するコ
ード)に変換してキーボード信号作成部8へ送る。
【0036】キーボード操作コード作成情報格納部7
は、キーボード操作コード作成部6が参照する情報をテ
ーブル形式で格納しており、入力情報認識部5で認識で
きる文字等の全ての情報に対して、それらの認識コード
をインデックスとして対応させたキーボード操作コード
が登録してある。
【0037】キーボード信号作成部8は、キーボード操
作コード作成部6から送られたキーボード操作コード
を、キーボード信号作成情報格納部9に格納してある情
報をもとにしてキーボード信号(キーボード装置上のキ
ー押下時のキーコードおよびそのオン・オフ信号に相当
する)に変換してキーボード信号出力部10へ送る。
【0038】キーボード信号作成情報格納部9は、キー
ボード信号作成部8が参照する情報を格納しており、キ
ーボード装置上の各キーボード操作コード(1キー入
力)に対応するそれぞれのキーボード信号データがテー
ブル形式で登録してある。
【0039】そのキーボード信号データとは、例えば、
キーボード装置からシステム装置に対して文字「A」を
入力した場合、キーボード装置からはシステム装置に対
してキーボード装置上のキー配列における文字「A」の
物理的な位置(キーコード)と共に、そのキーが押され
たこと(オン)と離されたこと(オフ)を示すデータを
通知しており、キーボード装置上の各キー単位に決めら
れているキー押下及び押下解除に関する通知情報をい
う。
【0040】キーボード信号出力部10は、システム装
置3とキーボード装置間のデータの遣り取りを行なうキ
ーボードI/Fケーブル2を介して、キーボード信号作
成部8から受け取ったキーボード信号データをシステム
装置3へ出力する。
【0041】プリンタI/F19は入力情報認識部5に
よる認識コードを印刷データに変換し、その印刷データ
をプリンタI/Fケーブル13を介してプリンタ12へ
出力するための印刷データ作成・出力機能を有する。
【0042】その印刷データ作成部14は、印刷データ
作成情報格納部15のデータを基にして、入力情報認識
部5から受け取った認識コードを印刷データに変換して
信号作成部16へ出力する。
【0043】印刷データ作成情報格納部15は、印刷デ
ータ作成部14が参照する情報をテーブル形式で格納し
ており、入力情報認識部5で認識できる文字等の全ての
情報に対して、それらの認識コードをインデックスとし
て対応させたフォント等の印刷データが登録してある。
【0044】信号作成部16は信号情報格納部17を参
照し、印刷データ作成部14から受け取った印刷データ
にプリンタ12に必要な制御信号を付加して信号出力部
18へ送る。信号情報格納部17はプリンタ12の各種
制御信号が登録してある。信号出力部18は信号作成部
16から受け取った印刷データ及び制御信号をプリンタ
12へ出力するためのインタフェースである。
【0045】図3はキーボード操作コード作成情報の格
納フォーマットの一例を示す図、図4はキーボード信号
作成情報の格納フォーマットの一例を示す図である。キ
ーボード操作コード作成情報は、認識用データとキーボ
ード操作データからなり、認識用データはキーボード装
置上の各キーに対応する文字や記号等の情報(例えば、
「0」「A」「ア」等)であり、キーボード操作データ
は、それらの各情報を入力するためのキーボード操作の
情報である。
【0046】たとえば、認識用データ「0」に対応する
‘0’を入力するキーボード操作データは、操作データ
制御情報としてキー操作数=2(2回のキー操作が必要
であることを示す)と、‘英数’キーの操作を示すキー
ボード信号作成情報で‘英数’キーを指すポインタと、
‘0’キーの操作を示すキーボード信号作成情報で
‘0’キーを指すポインタとからなる。
【0047】また、認識用データ「ア」に対応する
‘ア’を入力するキーボード操作データは、操作データ
制御情報としてキー操作数=2と、‘カタカナ’キーの
操作を示すキーボード信号作成情報で‘カタカナ’キー
を指すポインタと、‘3’キーの操作を示すキーボード
信号作成情報で‘3’キーを示すポインタ(‘ア’のキ
ーは‘3’のキーを兼用しているので)とからなる。
【0048】なお、図3に示したキーボード操作コード
に各種制御情報を示す特殊マークも登録し、その登録し
た特殊マークを認識したときにはその特殊マークに対応
する制御キーのキーボード信号を出力するようにすれ
ば、改行,シフト等の制御情報も入力できる。
【0049】例えば、図5はキーボード操作コード作成
テーブルの説明図であり、文字や記号等の情報を格納し
たキーボード操作コード作成テーブルに、各種の制御情
報を示す特殊マークの情報を格納する拡張用テーブルを
付加し、その特殊マークのキーボード操作コードに対応
するキーボード信号作成情報も登録しておく。
【0050】例えば、「上カーソル」を示す特殊マーク
の上向き矢印の認識用データに対応する‘上カーソル’
を入力するキーボード操作データは、操作データ制御情
報としてキー操作数=1と、‘上カーソル’キーの操作
を示すキーボード信号作成情報で‘上カーソル’キーを
指すポインタとからなる。
【0051】そして、キーボード信号作成情報は、図4
に示したように各キーの押下時と解放時のキーボード信
号からなり、前述のキーボード操作コード情報テーブル
に対応して複数種類備えている。
【0052】さらになお、図1に破線で示すように音声
入力部11a及び音声認識部11bを設け、その音声入
力部11aから音声情報を入力し、それを音声認識部1
1bで認識してその認識コードをキーボード操作コード
作成部6へ送出するようにすれば、音声による情報の入
力も行なうことができる。
【0053】次に、図1に示した入力装置1の各部間の
作用について説明する。まず、入力情報認識部5は認識
した文字等の情報に対する結果としてキーボード操作コ
ード作成情報格納部7内にある該当文字に対応したキー
ボード操作データを指すポインタを出力する。
【0054】このキーボード操作データは、図6に示す
ように操作データ制御情報としてのキー操作数と、操作
データとしてのキーの操作情報を持ち、そのキー操作数
とは認識した文字を実際にキーボード装置から入力する
場合のキー操作回数であり、操作データとは、入力操作
手順に相当し、キーの操作(入力キーの種類)を入力順
にキー操作数だけ並べてある。また、キーの操作情報に
は、キーボード信号作成情報格納部9に格納されている
該当キーを指すポインタが設定されている。
【0055】キーボード操作コード作成部6は、入力情
報認識部5からポインタを受け取ると、そのポインタに
対応するキー操作数と操作データとを取り出し、キー操
作数だけ操作データから順にキーの操作情報(キーボー
ド信号作成情報へのポインタ)を入力してキーボード信
号作成部8へ出力する。
【0056】キーボード信号作成部8は、キーボード操
作コード作成部6からのポインタによって該当するキー
のコードとその押下及び解放を示すキーボード信号を順
次キーボード信号出力部10へ出力する。そして、キー
ボード信号出力部10は、キーボードI/Fケーブル2
を介してシステム装置3へそのキーボード信号を出力す
る。
【0057】また、印刷データ作成部14は入力情報認
識部5から認識コードを受け取ると印刷データ作成情報
格納部15を参照し、その認識コードに対応する印刷デ
ータを取り出して信号作成部16へ出力する。
【0058】信号作成部16は、印刷データ作成部14
から印刷データを受け取ると信号情報格納部17を参照
してプリンタ12が印刷の際に必要とする制御信号を取
り出してその印刷データに付加し、その印刷データ及び
制御信号を信号出力部18へ出力する。そして、信号出
力部18は信号作成部16から受け取った印刷データ及
び制御信号をプリンタI/Fケーブル18を介してプリ
ンタ12へ出力する。
【0059】次に、図7及び図8のフローチャートによ
って入力装置1による情報入力の処理について説明す
る。図7は入力情報を認識してキーボード信号を作成す
るときの処理を示すフローチャートである。
【0060】まず、情報入力部4から文字等の情報を入
力すると入力情報認識部5へ送り、入力情報認識部5は
その情報の認識の処理を行なってキーボード操作コード
作成部6にポインタを送る。
【0061】そのポインタを受け取ったキーボード操作
コード作成部6は、そのポインタの指す該当データをキ
ーボード作成コード情報からキー操作数Ktを得て、キ
ーの操作の取り出し数Knを0に設定する。このキー操
作数Ktとキーの操作の取り出し数Knを比較して、等
しければ入力完了か否かを判断してYESなら終了する
が、NOなら再び情報入力部4による情報入力処理を繰
り返す。
【0062】一方、KtとKnが等しくなければ、キー
ボード信号作成部8によってKnに1を加算して操作デ
ータからKn番目のキーの操作を得て、それが指すポイ
ンタでキーボード信号作成情報から押下時キーボード信
号を得て、キーボード信号出力部10によってキーボー
ド信号を出力する。
【0063】さらに、Kn番目のキーの操作が指すポイ
ンタでキーボード信号作成情報から解放時キーボード信
号を得て、キーボード信号出力部10によって出力する
と、KtとKnを比較する処理に戻り、KtとKnが等
しくなるまでこの処理を繰り返す。
【0064】図8は入力情報を認識して印刷データを作
成するときの処理を示すフローチャートであり、この処
理は情報認識処理の後に図7に示したキーボード信号作
成の処理と同時に行なわれる。
【0065】まず、認識処理が成功したか否かを判断
し、成功したら該当するデータを印刷データ作成情報よ
り得て信号作成情報を得る。また、認識処理が成功しな
かったら情報入力部4より入力したデータそのまま使
う。そして、その後制御信号と合わせて信号出力部18
を介してプリンタ12へ出力する。
【0066】すなわち、スキャナより2値化されたデー
タを得て、そのデータより文字等の情報認識を行ない、
文字を認識した場合はその認識文字の認識コードより印
刷データ作成情報から印刷データを得る。その後信号作
成情報よりプリンタが必要とする制御信号と予めセット
されている文字サイズ,1ライン文字数等のフォーマッ
トを得る。また、情報認識が失敗した場合はそのまま2
値化データを印刷データとして処理する。
【0067】そして、その印刷データに制御信号を付加
してプリンタI/Fケーブル13を介してプリンタへ出
力する。こうして、情報入力部4から入力したデータを
情報認識し、その印刷データをプリンタ12へ出力する
処理動作を完了する。
【0068】なお、音声入力部11aから入力した音声
情報を音声認識部11bで認識した場合にも図8と同様
の処理を行ない、音声によって入力された情報の認識結
果も印刷することができる。その際、認識不能だった情
報については特殊な記号(例えば「−」等)を出力する
ようにするとよい。
【0069】次に、図9のブロック図によってさらにこ
の入力装置1における実際の文字入力の処理例について
説明する。ここでは、カタカナ「ア」を入力する場合に
ついて説明する。
【0070】情報入力部4が原稿Pに記入されたカタカ
ナ「ア」を読み取って入力情報認識部5へ送ると、入力
情報認識部5は、カタカナ「ア」を認識してキーボード
操作作成情報の認識用データ「ア」を指すポインタをキ
ーボード操作コード作成部6へ送る。
【0071】すると、キーボード操作コード作成部6
は、キーボード操作コード作成情報格納部7に格納され
ている情報中の認識用データ「ア」に対応するキーボー
ド操作データとしてキーの操作回数のデータも含んで、
‘カタカナ’キーの操作および‘3’キーの操作のポイ
ンタをキーボード信号作成部8へ送る。
【0072】キーボード信号作成部8では、そのポイン
タによってキーボード信号作成情報格納部9に格納され
ている情報内の‘カタカナ’キー押下時のキーボード信
号と‘カタカナ’キー解放時のキーボード信号、及び
‘3’キー押下時のキーボード信号と‘3’キー解放時
のキーボード信号をキーボード信号出力部10へ出力す
る。
【0073】このようにして、キー入力以外の手段によ
って入力された文字等の情報をキーボード装置からキー
入力されたかのようにキーボード信号でシステム装置に
出力する。したがって、システム装置はキーボード装置
以外からの入力情報もキーボード装置からのキー操作入
力と同じデータとして処理することができる。
【0074】また、この入力装置1はプリンタI/Fを
持つことにより、システム装置側に負担をかけることな
く、また、新たに別のシステムを付加することなく認識
したデータを用紙に印刷することができる。したがっ
て、システム装置が入力装置1から離れた場所にある場
合でも、入力装置側で認識したデータの結果をその場で
見ることができるようになり、操作性が向上する。
【0075】以下、この実施例の入力装置1におけるそ
の他の効果を列挙する。まず、マン−マシンインタフェ
ースの向上に関するものとして、 (1)キー配列を覚えなくてもよいので入力が容易にな
る。 (2)キー操作の熟練が不要になる。
【0076】(3)不慣れなキーボード装置を使用しな
くても、手書き入力等によって文字だけでなく、各種制
御情報(例えば、半角,倍角,改行,改頁,変換等)を
も、文字の組み合わせや記号,マーク等によって素早く
入力することができる。 (4)文字等を間違えて入力しない限り誤入力の恐れが
ない。
【0077】(5)日常使用する業務プログラム起動の
ような、一連の操作情報を印刷したカードを読み取らせ
て装置を起動させるような定形入力操作を容易に行なえ
る。 (6)障害者でも容易に文字等の入力を行なえるように
なる。
【0078】また、ハード面に関して、 (7)すべての入力情報がキーボードI/Fからキーボ
ード信号で入力されるため、システム装置側で入力手段
に応じて異なる認識処理を行なうような負荷の増加がな
い。 (8)一般のキーボード装置を使用するほとんどのデー
タ処理装置にそのまま使用でき、汎用性がある。
【0079】(9)操作性を低下させることなく小型化
を容易にできる。 (10)ファイリング装置に適用すれば、ファイリング
処理の際にイメージではなくコードで入力できるためデ
ータ量が少なくて済み、システム装置におけるメモリ等
の資源を有効に活用することができる。
【0080】次に、この発明による入力装置の第2の実
施例について説明する。図10はこの第2実施例におけ
る入力装置1の機能構成をシステム装置3と共に示すブ
ロック図であり、図1と共通する部分には同一符号を付
してその説明は省略する。
【0081】この実施例では、入力装置1の新たな機能
として、図10に示すようにモード切り換えインタフェ
ース(I/F)21と切り換えスイッチ22が前述の入
力装置1の機能に追加されている。
【0082】そのモード切り換えI/F21は、入力情
報認識部5において認識した情報を処理するとき、図2
に示したモード切り換えスイッチ30の切り換え先に応
じて、次の3つのモードを選択して切り換えスイッチ2
2へ切り換え信号を送る処理を行なう。
【0083】(1)キーボード信号としてシステム装置
へ出力する (2)キーボード信号としてシステム装置へ出力し、同
時に印刷データの印刷信号としてプリンタへ出力する (3)キーボード信号を作成せずに印刷データを作成し
てその印刷信号をプリンタへ出力する
【0084】切り換えスイッチ(SW)22は、モード
切り換えI/F21からの信号によって、入力情報認識
部5の認識コードの出力先をキーボードI/F20又は
プリンタI/F19へ切り換える。
【0085】すなわち、このモード切り換えI/F21
と切り換えスイッチ22によって、入力情報認識部5に
よる認識コードをキーボード操作コード作成部6及び印
刷データ作成部14のいずれかに出力させるか、あるい
はその両方に同時に又は順次に出力させるかを切り換え
る。
【0086】図11は図10に示した入力装置1におけ
る入力情報を認識して印刷データを作成するときの処理
を示すフローチャートである。この処理では、認識デー
タをプリンタ12へ出力するか否かを判断し、出力しな
いならキーボード信号の出力を行なって終了する。
【0087】また、出力するならキーボード信号の出力
が不必要か否かを判断し、必要ならプリンタへの出力処
理とキーボード信号の出力処理とを同時に行なって処理
を終了し、不必要ならプリンタへの出力処理を行なって
処理を終了する。なお、プリンタへの出力とキーボード
信号の出力を順次行なうようにしてもよい。
【0088】このようにして、通常この入力装置1はキ
ーボード信号を出力する処理が中心となるようにデフォ
ルトでキーボード信号のみが選択されるようにし、オペ
レータが図2に示したモード切り換えスイッチ30を切
り換えることにより、その切り換え動作に応じてモード
切り換えI/F19が前述の3つのモードのいずれかに
切り換えるようにしている。また、印刷データを出力す
る場合はキーボード信号の出力が不必要なこともあるの
で、キーボード信号の要不要を判断する処理を行なって
いる。
【0089】このようにして、原稿から読み取って認識
した情報を、その印刷データを作成してプリンタへ出力
するか、またはそのキーボード信号を作成してシステム
装置へ出力するか、あるいは印刷データをプリンタへキ
ーボード信号をシステム装置へそれぞれ出力するかのい
ずれかを選択できるので、不必要な出力処理によって情
報入力が滞ることがなくなる。
【0090】また、ハードウェア的に高価になる入力認
識手段と認識結果出力手段とを共有しているので、シス
テム装置に対する入力装置としても入力データを認識し
てそれを用紙に印刷する出力装置としても使用すること
ができるので、単体としての付加価値が高まり利用範囲
を広げることができる。
【0091】次に、この発明による入力装置の第3の実
施例について説明する。図12はこの第3実施例におけ
る入力装置1の機能構成をシステム装置3と共に示すブ
ロック図であり、図1及び図10と共通する部分には同
一符号を付してその説明は省略する。
【0092】この実施例では、入力装置1の新たな機能
として、図12に示すように信号操作部23が図10に
示した入力装置1の機能に追加されている。その信号操
作部23は、信号情報格納部17に対して印刷データの
1ライン分の文字数や文字間隔等の印刷条件を任意に変
化させるための処理を行なう。
【0093】図13は図12に示した入力装置1におけ
る入力情報を認識して印刷データを作成するときの処理
を示すフローチャートである。まず、モード選択でプリ
ンタ出力をセットすると、プリンタへの出力形式をセッ
トするか否かを判断し、セットするなら1ラインの字数
をセットし、文字間をセットする。
【0094】また、出力形式をセットしないならデフォ
ルトの出力形式をセットする。その後、データを入力し
て認識し、その認識コードから印刷データを作成し、さ
らにその印刷信号を作成して出力し、この処理を終了す
る。
【0095】すなわち、モード切り換えスイッチによっ
てプリンタ12への印刷データの出力が選択された場
合、モード切り換えI/F21及び切り換えスイッチ2
2によって認識コードの出力先を切り換え、プリンタ1
2への出力形式をセットしないときはデフォルトの出力
形式をセットする。
【0096】一方、プリンタ12への出力形式をセット
するときは1ラインの字数及び文字間等の印刷条件をセ
ットし、そのセットの後、情報の入力・認識,印刷デー
タの作成,及び印刷データの信号の出力の処理を行な
う。
【0097】このようにして、入力して認識した情報を
印刷するときの1ライン分の文字数や文字間隔等の印刷
条件を任意に変化させることができるので、その認識し
た情報をオペレータが読み易いフォーマットで印刷させ
ることができる。したがって、オペレータは入力情報の
認識結果を希望のフォーマットで確認することができ
る。
【0098】次に、この発明による入力装置の第4の実
施例について説明する。図14はこの第4実施例におけ
る入力装置1の機能構成をシステム装置3と共に示すブ
ロック図であり、図1,図10,及び図12と共通する
部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0099】この実施例では、入力装置1の新たな機能
として、図14に示すように表示部24,表示制御部2
5,及び画像作成情報格納部26が図12に示した入力
装置1の機能に追加されている。その表示部24はLC
D等のディスプレイであり、印刷データ作成部14によ
って作成された少なくとも1ライン分の印刷データを表
示する。
【0100】表示制御部25は、画像作成情報格納部2
6を参照して入力情報認識部5による認識コードを表示
用データに変換し、その表示用データを表示部24に表
示させるためのインタフェース(I/F)としての処理
を行なう。また、入力したビットマップのデータをその
まま表示させる処理も行なう。
【0101】画像作成情報格納部26は表示制御部25
が認識コードを表示用データに変換するときに参照する
情報を格納しており、印刷データ作成情報格納部15と
対にしたり、または共有可能なフォント等の情報を共有
するようにしてもよい。
【0102】図15は図14に示した入力装置1におけ
る入力情報を認識して印刷データを作成するときの処理
を示すフローチャートである。まず、モード切り換えス
イッチによってモード選択を行なうと文字等の情報の入
力及び認識をし、プリンタ12への出力が選択されデー
タを表示部24に表示させるか否かを判断する。
【0103】その判断において表示させるなら入力時の
1ライン分のデータを表示し、そのデータを信号作成部
16で一時的に止め、信号操作部23によって出力する
データの1ライン分の文字数,文字間等の印刷条件をセ
ットし、信号作成部16で印刷データの信号を作成して
出力する。
【0104】その後、この処理を終えるか否かを判断し
て、NOならプリンタ12への出力が選択されデータを
表示部24に表示させるか否かを判断する処理へ戻り、
YESならこの処理を終了する。
【0105】また、プリンタ12への出力が選択されデ
ータを表示部24に表示させるか否かを判断し、NOな
らプリンタ12への出力が選択されているか否かを判断
し、YESならそのまま印刷データの信号を作成して出
力し、NOならキーボード信号を作成してシステム装置
3へ出力し、この処理を終了する。
【0106】すなわち、モード切り換えスイッチによっ
て認識した情報をプリンタ12へ出力する他にその情報
を表示部24に表示する選択がされると、入力して認識
した情報の印刷データと表示用データを同時に作成し、
その表示用データによって表示部24に認識した情報の
1ライン分を表示する。そのラインから余った情報は次
のラインに繰り越され、このようにして順次1ラインづ
つ情報を表示する。
【0107】このようにして、入力して認識した情報を
少なくとも1ラインづつ表示することができるので、認
識した情報を印刷する前に確認することができる。そし
て、その表示結果を参照して印刷するときの改行位置を
指定したりすれば、印刷データを所望のフォーマットに
編集して印刷させることができる。
【0108】次に、この発明による入力装置の第5の実
施例について説明する。図16はこの第5実施例におけ
る入力装置1の機能構成をシステム装置3と共に示すブ
ロック図であり、図1,図10,図12及び図14と共
通する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0109】この実施例では、入力装置1の新たな機能
として、図16に示すように特殊マーク作成部27が図
14に示した入力装置1の機能に追加されている。その
特殊マーク作成部27は、入力して認識した情報の原稿
上の1ライン分の情報の終わりに行の終わりを示す特殊
マークを挿入する。図17にその特殊マークの一例を示
す。
【0110】すなわち、印刷データ作成部14が入力情
報認識部5による認識コードから作成する印刷データ中
に、特殊マーク作成部27によって入力された情報の各
行の終わりを示す特殊マークを付加する。なお、この特
殊マークを付加するか否かをモード切り換えI/F21
によって選択できるようにするとよい。
【0111】このようにして、印刷データ中に入力され
た情報の各行の終わりを示す特殊マークを付加して印刷
することができるので、原稿に記載された入力データと
それを認識して出力したときの印刷結果とを比較し易く
なり、例えば誤認識の情報があった場合にその情報が原
稿上のどの行に位置しているかを簡単に指摘することが
できる。
【0112】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る入力装置によれば、OCRによるキーボード装置以外
の情報入力手段による入力情報を、キーボード装置から
のキー操作入力と同じキーボード信号にしてシステム装
置に入力させることができる。したがって、一般のキー
ボード装置を使用する各種データ処理装置等にそのまま
接続して使用でき、入力操作の多様性及び自在性を大幅
に向上させ、マン−マシンインタフェースを向上させる
ことができる。
【0113】さらに、入力情報に対する認識コードを印
刷データに変換してプリンタへ出力するようにすれば、
認識した情報を素早く印刷することができる。また、入
力情報に対する認識コードをキーボード操作コード作成
手段及び印刷データ作成・出力手段のいずれかに出力さ
せるか、あるいは両方に同時又は順次に出力させるかを
切り換えるようにすれば、認識した情報を印刷するか否
かを任意に選択できる。
【0114】さらに、印刷データの1ライン分の文字数
や文字間隔等の印刷条件を任意に変化させるようにすれ
ば、印刷結果のフォーマットを任意に変えられる。さら
にまた、少なくとも1ライン分の印刷データを表示する
ようにすれば、印刷結果を印刷前に確認することができ
る。そしてまた、作成する印刷データ中に入力された情
報の各行の終わりを示す特殊マークを付加するようにす
れば、情報が入力されたときの1行の終わりを容易に確
認できる。
【0115】したがって、システム装置側の処理を一時
的に中断させなくても認識した情報を用紙等に印刷して
確認したり記録に残すことができるので、システム装置
側の処理を円滑に行なえる。また、システム装置が遠隔
地にあっても認識した情報を手もとで印刷することがで
き、そのために新たにプリンタを接続するための装置を
設け必要がない。
【0116】さらに、認識した情報を印刷する必要がな
い場合にはプリンタへデータを出力する処理を行なわな
いようにできるので、情報入力が滞ることがなくなる。
さらにまた、期待する印刷結果が得られるので、認識し
た情報の確認を能率良く行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した入力装置の第1実施例の機能構成
をシステム装置と共に示すブロック図である。
【図2】この発明における入力装置を使用したデータ処
理装置の外観斜視図である。
【図3】図1に示したキーボード操作コード作成情報格
納部7におけるキーボード操作コード作成テーブルの格
納フォーマットの一例を示す図である。
【図4】図1に示したキーボード信号作成情報格納部9
におけるキーボード信号作成情報の格納フォーマットの
一例を示す図である。
【図5】図1に示したキーボード操作コード作成情報格
納部7における各種制御情報も含むキーボード操作コー
ド作成情報の格納フォーマットの一例を示す図である。
【図6】図1に示したキーボード操作コード作成情報格
納部7におけるキーボード操作コード作成情報の格納フ
ォーマットの一例を示す図である。
【図7】図1に示した入力装置が入力情報を認識してキ
ーボード信号を作成するときの処理を示すフローチャー
トである。
【図8】図1に示した入力装置が入力情報を認識して印
刷データを作成するときの処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】図1に示した入力装置1による実際の文字入力
処理例について説明するためのブロック図である。
【図10】図2に示した入力装置1の第2実施例におけ
る機能構成をシステム装置3と共に示すブロック図であ
る。
【図11】図10に示した入力装置における入力情報を
認識して印刷データを作成するときの処理を示すフロー
チャートである。
【図12】図2に示した入力装置1の第3実施例におけ
る機能構成をシステム装置3と共に示すブロック図であ
る。
【図13】図12に示した入力装置における入力情報を
認識して印刷データを作成するときの処理を示すフロー
チャートである。
【図14】図2に示した入力装置1の第4実施例におけ
る機能構成をシステム装置3と共に示すブロック図であ
る。
【図15】図14に示した入力装置における入力情報を
認識して印刷データを作成するときの処理を示すフロー
チャートである。
【図16】図2に示した入力装置1の第5実施例におけ
る機能構成をシステム装置3と共に示すブロック図であ
る。
【図17】特殊マークの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力装置 1a 挿入口 2 キーボードインタフェース(I/F)ケーブル 3 システム装置 4 情報入力部 5 入力情報認識部 6 キーボード
操作コード作成部 7 キーボード操作コード作成情報格納部 8 キーボード信号作成部 9 キーボード
信号作成情報格納部 10 キーボード信号出力部 11a 音声入
力部 11b 音声認識部 12 プリンタ 13 プリンタインタフェース(I/F)ケーブル 14 印刷データ作成部 15 印刷デー
タ作成情報格納部 16 信号作成部 17 信号情報
格納部 18 信号出力部 30 モード切
り換えスイッチ 19 プリンタインタフェース(I/F) 20 キーボードンタフェース(I/F) 21 モード切り換えンタフェース(I/F) 22 切り換えスイッチ(SW) 23 信号操作
部 24 表示部 25 表示制御
部 26 画像作成情報格納部 27 特殊マー
ク作成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 11/04 11/22 G06F 3/12 A G06K 9/00 Z 8623−5L

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷又は手書きされた文字等の情報を光
    学的に読み取って入力する情報入力手段と、該手段によ
    って入力された情報を認識してその認識コードを出力す
    る入力情報認識手段と、該手段からの認識コードをキー
    ボード操作コードに変換するキーボード操作コード作成
    手段と、該手段からのキーボード操作コードをシステム
    装置に対応したキーボード信号に変換するキーボード信
    号作成手段と、そのキーボード信号をキーボードインタ
    フェースを介してデータ処理装置等のシステム装置へ出
    力するキーボード信号出力手段と、 前記入力情報認識手段による認識コードを印刷データに
    変換してプリンタへ出力する印刷データ作成・出力手段
    を設けたことを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の入力装置において、 前記入力情報認識手段による認識コードを前記キーボー
    ド操作コード作成手段及び前記印刷データ作成・出力手
    段のいずれかに出力させるか、あるいは両方に同時又は
    順次に出力させるかを切り換える手段を設けたことを特
    徴とする入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の入力装置におい
    て、 前記印刷データ作成・出力手段に、印刷データの1ライ
    ン分の文字数や文字間隔等の印刷条件を任意に変化させ
    る手段を設けたことを特徴とする入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の入力装置において、 前記印刷データ作成・出力手段によって作成された少な
    くとも1ライン分の印刷データを表示する表示手段を設
    けたことを特徴とする入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項記載の入
    力装置において、 前記印刷データ作成・出力手段に、作成する印刷データ
    中に入力された情報の各行の終わりを示す特殊マークを
    付加する手段を設けたことを特徴とする入力装置。
JP4217774A 1992-08-17 1992-08-17 入力装置 Pending JPH0668067A (ja)

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