JPH05257586A - 入力装置 - Google Patents
入力装置Info
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- JPH05257586A JPH05257586A JP4052171A JP5217192A JPH05257586A JP H05257586 A JPH05257586 A JP H05257586A JP 4052171 A JP4052171 A JP 4052171A JP 5217192 A JP5217192 A JP 5217192A JP H05257586 A JPH05257586 A JP H05257586A
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- information
- keyboard
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- unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 印刷又は手書きされた文字等の情報等もキー
ボード装置からのキー操作入力と同じキーボード信号と
してシステム装置に入力できるようにし、その情報入力
を円滑に行なえるようにする。 【構成】 情報入力部4から印刷又は手書きされた文字
等の情報を入力し、情報認識部5が認識してその認識コ
ードと確信度を確信度判定部12へ送り、確信度判定部
12はその確信度が確信度確信度基準値設定部11によ
って設定された基準値以上なら認識コードをキーボード
操作コード作成部6へ送り、キーボード操作コード作成
部6がキーボード操作コードを作成し、それをさらにキ
ーボード信号作成部8がキーボード信号に変換したの
ち、キーボード信号出力部10によってシステム装置3
へ出力する。
ボード装置からのキー操作入力と同じキーボード信号と
してシステム装置に入力できるようにし、その情報入力
を円滑に行なえるようにする。 【構成】 情報入力部4から印刷又は手書きされた文字
等の情報を入力し、情報認識部5が認識してその認識コ
ードと確信度を確信度判定部12へ送り、確信度判定部
12はその確信度が確信度確信度基準値設定部11によ
って設定された基準値以上なら認識コードをキーボード
操作コード作成部6へ送り、キーボード操作コード作成
部6がキーボード操作コードを作成し、それをさらにキ
ーボード信号作成部8がキーボード信号に変換したの
ち、キーボード信号出力部10によってシステム装置3
へ出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文書作成装置,自動
翻訳装置等を含む各種データ処理装置(コンピュータ本
体),ファイリング装置等のシステム装置に接続して使
用される光学的文字読取装置(OCR)等を用いた入力
装置に関する。
翻訳装置等を含む各種データ処理装置(コンピュータ本
体),ファイリング装置等のシステム装置に接続して使
用される光学的文字読取装置(OCR)等を用いた入力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データ処理装置やファイリング
装置等のシステム装置の入力装置としてはキーボード装
置が多用されているが、そのキーボード装置のキー入力
操作に慣れるのには時間がかかるという問題があった。
そこで、キーボード装置によるキー入力操作を補助する
入力手段として、手書きあるいは印刷した文字や記号を
光学的に読み取って入力するOCR、盤面上に直接手書
きされた文字等の筆跡を感圧センサ群等によって検出
し、その筆跡に該当する文字を認識して入力するタブレ
ット入力装置等を備えた装置が提案されている。
装置等のシステム装置の入力装置としてはキーボード装
置が多用されているが、そのキーボード装置のキー入力
操作に慣れるのには時間がかかるという問題があった。
そこで、キーボード装置によるキー入力操作を補助する
入力手段として、手書きあるいは印刷した文字や記号を
光学的に読み取って入力するOCR、盤面上に直接手書
きされた文字等の筆跡を感圧センサ群等によって検出
し、その筆跡に該当する文字を認識して入力するタブレ
ット入力装置等を備えた装置が提案されている。
【0003】例えば、以下に示すような装置がある。 (1)タブレットから手書き入力された文字を認識処理
し、その認識した文字を判別してキーボードからの出力
コードと区別可能な体系の出力コードに変換し、アダプ
タを介してその出力コードとキーボードからの出力コー
ドとを統合して制御処理本体へ出力する文字入力装置
(例えば、特開昭61−223974号公報参照)。
し、その認識した文字を判別してキーボードからの出力
コードと区別可能な体系の出力コードに変換し、アダプ
タを介してその出力コードとキーボードからの出力コー
ドとを統合して制御処理本体へ出力する文字入力装置
(例えば、特開昭61−223974号公報参照)。
【0004】(2)音声又はキーボードから情報の入力
ができる情報入力装置に手書きOCRを接続し、読みの
判らない漢字等を入力する場合、その手書きOCRによ
る手書き入力ができるようにした情報入力装置(例え
ば、実開昭62−62368号公報参照)。 (3)キーボードのキー入力やパネル上の押しボタン入
力に換えて、手書き入力された文字又は音声で入力され
た指示を認識して、その認識結果に対応して予め登録テ
ーブルに登録されている処理を選択する情報処理装置
(例えば、実開昭62−187340号公報参照)。
ができる情報入力装置に手書きOCRを接続し、読みの
判らない漢字等を入力する場合、その手書きOCRによ
る手書き入力ができるようにした情報入力装置(例え
ば、実開昭62−62368号公報参照)。 (3)キーボードのキー入力やパネル上の押しボタン入
力に換えて、手書き入力された文字又は音声で入力され
た指示を認識して、その認識結果に対応して予め登録テ
ーブルに登録されている処理を選択する情報処理装置
(例えば、実開昭62−187340号公報参照)。
【0005】(4)キーの押下により文字及び数字のコ
ードを出力するキーボードと、ハンドスキャナ及びそれ
によって読み込まれたOCR文字を識別して文字及び数
字のコードを発生すると共にキーボードからの出力との
論理和を出力する文字数字認識部とを有し、キーボード
とハンドスキャナのいずれからの入力も同じ入力として
扱うようにしたパソコン入力装置(例えば、特開昭64
−50114号公報参照)。
ードを出力するキーボードと、ハンドスキャナ及びそれ
によって読み込まれたOCR文字を識別して文字及び数
字のコードを発生すると共にキーボードからの出力との
論理和を出力する文字数字認識部とを有し、キーボード
とハンドスキャナのいずれからの入力も同じ入力として
扱うようにしたパソコン入力装置(例えば、特開昭64
−50114号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各装置にはそれぞれ次のような問題があった。 (1)タブレットとキーボードの文字入力ではそれぞれ
出力するコードの体系を異ならせており、出力コードを
受け取った制御処理本体がその両者の出力コードを判別
する処理を行なわなければならないために処理効率を低
下させてしまうばかりか、従来の一般的なデータ処理装
置にそのまま使用することはできない。また、そのタブ
レットでは文字のみしか手書き入力できず、キーボード
のように文字以外の各種の制御情報をも入力することは
できないので、完全にキーボードの代わりには使用でき
ない。
各装置にはそれぞれ次のような問題があった。 (1)タブレットとキーボードの文字入力ではそれぞれ
出力するコードの体系を異ならせており、出力コードを
受け取った制御処理本体がその両者の出力コードを判別
する処理を行なわなければならないために処理効率を低
下させてしまうばかりか、従来の一般的なデータ処理装
置にそのまま使用することはできない。また、そのタブ
レットでは文字のみしか手書き入力できず、キーボード
のように文字以外の各種の制御情報をも入力することは
できないので、完全にキーボードの代わりには使用でき
ない。
【0007】(2)音声入力,キーボード入力,及び手
書きOCR入力をそれぞれ別個の入力インタフェースか
ら本体に入力し、各々異なる認識処理を行なわなければ
ならないため、データ処理装置本体の構成及びプログラ
ムが複雑になり、汎用性もない。 (3)予め登録してある処理を手書き文字入力又は音声
入力によって選択することができるだけであり、キーボ
ードによるキー入力の場合と同様に各種の情報を自在に
入力することはできず、特殊な用途に限られる。
書きOCR入力をそれぞれ別個の入力インタフェースか
ら本体に入力し、各々異なる認識処理を行なわなければ
ならないため、データ処理装置本体の構成及びプログラ
ムが複雑になり、汎用性もない。 (3)予め登録してある処理を手書き文字入力又は音声
入力によって選択することができるだけであり、キーボ
ードによるキー入力の場合と同様に各種の情報を自在に
入力することはできず、特殊な用途に限られる。
【0008】(4)キーボード及びハンドスキャナから
の入力がいずれも文字及び数字のコードだけでそれ以外
の制御コード等の入力ができない。また、一般のパソコ
ンやワードプロセッサ等のデータ処理装置では、キーボ
ードインタフェースから文字及び数字のコードを入力す
るようになっておらず、キーの押下位置(キーコード)
とそのオン・オフ情報を入力して、本体内でそれを文字
や数字のコード又は制御コードに変換する処理を行なっ
ているので、文字及び数字のコードを入力させるのでは
汎用性がない。また、キーボードとハンドスキャナから
出力されるコードの論理和を出力するので、データ処理
装置本体に対して両者による同時入力が生じてしまう恐
れがある。
の入力がいずれも文字及び数字のコードだけでそれ以外
の制御コード等の入力ができない。また、一般のパソコ
ンやワードプロセッサ等のデータ処理装置では、キーボ
ードインタフェースから文字及び数字のコードを入力す
るようになっておらず、キーの押下位置(キーコード)
とそのオン・オフ情報を入力して、本体内でそれを文字
や数字のコード又は制御コードに変換する処理を行なっ
ているので、文字及び数字のコードを入力させるのでは
汎用性がない。また、キーボードとハンドスキャナから
出力されるコードの論理和を出力するので、データ処理
装置本体に対して両者による同時入力が生じてしまう恐
れがある。
【0009】このように、上述した従来の入力装置はい
ずれも、キーボード装置によるキー入力を主とし、OC
Rやタブレット入力装置,音声入力装置等を補助的入力
装置として使用できるようにしたものであり、キーボー
ド装置以外の入力装置によってもキーボード装置と同様
に各種の情報を全て入力できるまでに至っていなかっ
た。また、入力手段を増やすためにデータ処理装置本体
側の構成が複雑化したり処理の負担を増加し、あるいは
汎用性に欠けるという問題があった。
ずれも、キーボード装置によるキー入力を主とし、OC
Rやタブレット入力装置,音声入力装置等を補助的入力
装置として使用できるようにしたものであり、キーボー
ド装置以外の入力装置によってもキーボード装置と同様
に各種の情報を全て入力できるまでに至っていなかっ
た。また、入力手段を増やすためにデータ処理装置本体
側の構成が複雑化したり処理の負担を増加し、あるいは
汎用性に欠けるという問題があった。
【0010】その他、以下に示すような不都合もあっ
た。 (イ)入力する文字等の情報に対してOCRが認識可能
か否かを判断し、認識不可の情報にリジェクト操作等を
施すようにすると、あまり確かではないが一応認識でき
た情報ならばそのままシステム装置へ送ってしまい、シ
ステム装置側で訂正しなければならなくなる。したがっ
て、情報入力が円滑に行なえない。
た。 (イ)入力する文字等の情報に対してOCRが認識可能
か否かを判断し、認識不可の情報にリジェクト操作等を
施すようにすると、あまり確かではないが一応認識でき
た情報ならばそのままシステム装置へ送ってしまい、シ
ステム装置側で訂正しなければならなくなる。したがっ
て、情報入力が円滑に行なえない。
【0011】(ロ)その認識の際の判断基準を甘くする
とシステム装置側に誤認識した情報を多く出力してしま
うことになり、訂正操作が煩雑になる。そこで、判断基
準を厳しくすると認識不可となる情報が多くなり、情報
入力が円滑に行なえない。 (ハ)システム装置側で確かな情報と不確かな情報とを
区別することができないと訂正操作等が難しくなる。
とシステム装置側に誤認識した情報を多く出力してしま
うことになり、訂正操作が煩雑になる。そこで、判断基
準を厳しくすると認識不可となる情報が多くなり、情報
入力が円滑に行なえない。 (ハ)システム装置側で確かな情報と不確かな情報とを
区別することができないと訂正操作等が難しくなる。
【0012】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、OCRやタブレットによる印刷又は手書き文字
の入力情報等を全てキーボード装置からのキー操作入力
と全く同じに扱えるようにすると共に、その情報入力を
円滑にして訂正も容易に行なえるようにし、入力操作の
多様性及び自在性を大幅に向上させ、且つデータ処理装
置本体側を何ら変更することなく使用することができる
汎用性のある入力装置を提供することを目的とする。
であり、OCRやタブレットによる印刷又は手書き文字
の入力情報等を全てキーボード装置からのキー操作入力
と全く同じに扱えるようにすると共に、その情報入力を
円滑にして訂正も容易に行なえるようにし、入力操作の
多様性及び自在性を大幅に向上させ、且つデータ処理装
置本体側を何ら変更することなく使用することができる
汎用性のある入力装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、原稿に印刷又は手書きされた文字等の情
報を光学的に読み取って入力する情報入力手段と、その
手段によって入力された情報を認識してその認識コード
を出力する入力情報認識手段と、その手段からの認識コ
ードをキーボード操作コードに変換するキーボード操作
コード作成手段と、その手段からのキーボード操作コー
ドをシステム装置に対応したキーボード信号に変換する
キーボード信号作成手段と、そのキーボード信号をキー
ボードインタフェースを介してデータ処理装置等のシス
テム装置へ出力するキーボード信号出力手段とを備える
と共に、入力情報認識手段によって認識される情報の確
信度に対する基準値を設定する確信度基準値設定手段
と、入力情報認識手段によって認識された情報の確信度
が設定された基準値以上か否かを判定して基準値以上の
ときにのみ入力情報認識手段から出力される認識コード
をキーボード操作コード作成手段に入力させる確信度判
定手段を設けた入力装置を提供する。
達成するため、原稿に印刷又は手書きされた文字等の情
報を光学的に読み取って入力する情報入力手段と、その
手段によって入力された情報を認識してその認識コード
を出力する入力情報認識手段と、その手段からの認識コ
ードをキーボード操作コードに変換するキーボード操作
コード作成手段と、その手段からのキーボード操作コー
ドをシステム装置に対応したキーボード信号に変換する
キーボード信号作成手段と、そのキーボード信号をキー
ボードインタフェースを介してデータ処理装置等のシス
テム装置へ出力するキーボード信号出力手段とを備える
と共に、入力情報認識手段によって認識される情報の確
信度に対する基準値を設定する確信度基準値設定手段
と、入力情報認識手段によって認識された情報の確信度
が設定された基準値以上か否かを判定して基準値以上の
ときにのみ入力情報認識手段から出力される認識コード
をキーボード操作コード作成手段に入力させる確信度判
定手段を設けた入力装置を提供する。
【0014】また、確信度判定手段によって確信度が設
定された基準値未満であると判定されたときに、入力情
報認識手段から出力される認識コードに対応する候補情
報を表示する手段と、その手段によって表示される候補
情報のいずれかを指定させる候補情報指定手段とを設
け、その手段によって指定された候補情報の認識コード
をキーボード操作コード作成手段に入力させるようにす
るとよい。あるいは、確信度判定手段によって確信度が
設定された基準値未満であると判定されたときに、入力
情報認識手段から出力される認識コードに確信度が低い
ことを表わす予め決められたキーに対応するコードを付
加してキーボード操作コード作成手段へ入力させる不確
か情報付加手段を設けるとよい。
定された基準値未満であると判定されたときに、入力情
報認識手段から出力される認識コードに対応する候補情
報を表示する手段と、その手段によって表示される候補
情報のいずれかを指定させる候補情報指定手段とを設
け、その手段によって指定された候補情報の認識コード
をキーボード操作コード作成手段に入力させるようにす
るとよい。あるいは、確信度判定手段によって確信度が
設定された基準値未満であると判定されたときに、入力
情報認識手段から出力される認識コードに確信度が低い
ことを表わす予め決められたキーに対応するコードを付
加してキーボード操作コード作成手段へ入力させる不確
か情報付加手段を設けるとよい。
【0015】
【作用】この発明による入力装置は、印刷又は手書きさ
れた文字等の情報を入力して認識すると、その情報の確
信度を設定された基準値以上か否かを判定し、その基準
値以上の情報の認識コードをキーボード操作コードに変
換し、さらにそのキーボード操作コードをシステム装置
に対応したキーボード信号(キーコード及びそのオン・
オフ信号)に変換してキーボードインタフェースを介し
てデータ処理装置等のシステム装置へ出力する。
れた文字等の情報を入力して認識すると、その情報の確
信度を設定された基準値以上か否かを判定し、その基準
値以上の情報の認識コードをキーボード操作コードに変
換し、さらにそのキーボード操作コードをシステム装置
に対応したキーボード信号(キーコード及びそのオン・
オフ信号)に変換してキーボードインタフェースを介し
てデータ処理装置等のシステム装置へ出力する。
【0016】したがって、基準値以上の確信度で認識し
た情報をシステム装置へ出力して極力情報入力を滞らせ
ることがなく、システム装置側では、印刷又は手書きさ
れた文字等の情報がキーボード装置からキー操作によっ
て入力された情報と全く同じに処理することができるの
で、従来のキーボード装置を使用する各種データ処理装
置本体(システム装置)を何ら変更することなく、その
キーボードインタフェースに接続して使用することがで
きる。
た情報をシステム装置へ出力して極力情報入力を滞らせ
ることがなく、システム装置側では、印刷又は手書きさ
れた文字等の情報がキーボード装置からキー操作によっ
て入力された情報と全く同じに処理することができるの
で、従来のキーボード装置を使用する各種データ処理装
置本体(システム装置)を何ら変更することなく、その
キーボードインタフェースに接続して使用することがで
きる。
【0017】また、確信度が基準値未満の情報の認識コ
ードに対応する候補情報を表示し、それから指定した候
補情報の認識コードをキーボード操作コードに変換する
ようにすれば、誤認識の恐れがある情報については正確
な情報を指定してシステム装置に送出することができ
る。あるいは、確信度が基準値未満の情報の認識コード
に確信度が低いことを表わす予め決められたキーに対応
するコードを付加すれば、そのコードによってシステム
装置側で確かな情報と不確かな情報とを識別することが
できるので、訂正操作が容易になる。
ードに対応する候補情報を表示し、それから指定した候
補情報の認識コードをキーボード操作コードに変換する
ようにすれば、誤認識の恐れがある情報については正確
な情報を指定してシステム装置に送出することができ
る。あるいは、確信度が基準値未満の情報の認識コード
に確信度が低いことを表わす予め決められたキーに対応
するコードを付加すれば、そのコードによってシステム
装置側で確かな情報と不確かな情報とを識別することが
できるので、訂正操作が容易になる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図5は、この発明の位置実施例である
入力装置を使用したデータ処理装置の外観斜視図であ
り、このデータ処理装置は、入力装置1がキーボードイ
ンタフェース(I/F)ケーブル2を介して、文書作成
機能やデータ処理機能等を備えたシステム装置3に接続
されている。
体的に説明する。図5は、この発明の位置実施例である
入力装置を使用したデータ処理装置の外観斜視図であ
り、このデータ処理装置は、入力装置1がキーボードイ
ンタフェース(I/F)ケーブル2を介して、文書作成
機能やデータ処理機能等を備えたシステム装置3に接続
されている。
【0019】その入力装置1は、挿入口1aから挿入さ
れるシート(紙等)上に印刷又は手書きされた文字等の
情報を光学的に読み取って、それをキーボード信号に変
換処理する機能を持つ。また、入力装置1の上面には、
オペレータが認識する情報の確信度に対する基準値を入
力するための確信度基準値入力用テンキー(以下、「テ
ンキー」と略称する)20を備えている。
れるシート(紙等)上に印刷又は手書きされた文字等の
情報を光学的に読み取って、それをキーボード信号に変
換処理する機能を持つ。また、入力装置1の上面には、
オペレータが認識する情報の確信度に対する基準値を入
力するための確信度基準値入力用テンキー(以下、「テ
ンキー」と略称する)20を備えている。
【0020】図1は、図5に示した入力装置1の機能構
成をシステム装置3と共に示すブロック図であり、この
入力装置1は情報入力部4,情報認識部5,キーボード
操作コード作成部6,キーボード操作コード作成情報格
納部7,キーボード信号作成部8,キーボード信号作成
情報格納部9,キーボード信号出力部10,確信度基準
値設定部11,及び確信度判定部12の各機能を備えて
いる。
成をシステム装置3と共に示すブロック図であり、この
入力装置1は情報入力部4,情報認識部5,キーボード
操作コード作成部6,キーボード操作コード作成情報格
納部7,キーボード信号作成部8,キーボード信号作成
情報格納部9,キーボード信号出力部10,確信度基準
値設定部11,及び確信度判定部12の各機能を備えて
いる。
【0021】情報入力部4は、シートに印刷又は手書き
された文字等の情報及び制御情報を示す特殊マークの情
報をスキャナによって光学的に読み取り、その情報を二
値化して情報認識部5へ送る。情報認識部5は、情報入
力部4から受け取った二値化された情報をOCRによっ
て文字及び特殊マークの認識処理を行ない、その認識コ
ードを確信度判定部12へ送る。
された文字等の情報及び制御情報を示す特殊マークの情
報をスキャナによって光学的に読み取り、その情報を二
値化して情報認識部5へ送る。情報認識部5は、情報入
力部4から受け取った二値化された情報をOCRによっ
て文字及び特殊マークの認識処理を行ない、その認識コ
ードを確信度判定部12へ送る。
【0022】確信度基準値設定部11は、確信度判定部
12に対して認識コードをキーボード操作コード作成部
6へ送るか否かを決定するための確信度の基準値を設定
する処理を行なう。確信度判定部12は、情報認識部5
から送られた認識コードの情報の確信度が基準値以上か
否かを判定し、基準値以上なら認識コードをキーボード
操作コード作成部6へ送出する処理を行なう。
12に対して認識コードをキーボード操作コード作成部
6へ送るか否かを決定するための確信度の基準値を設定
する処理を行なう。確信度判定部12は、情報認識部5
から送られた認識コードの情報の確信度が基準値以上か
否かを判定し、基準値以上なら認識コードをキーボード
操作コード作成部6へ送出する処理を行なう。
【0023】キーボード操作コード作成部6は、キーボ
ード操作コード作成情報格納部7に格納されている情報
をもとにして、確信度判定部12から送られた認識コー
ドをキーボード操作コード(キー操作に対応するコー
ド)に変換してキーボード信号作成部8へ送る。キーボ
ード操作コード作成情報格納部7は、キーボード操作コ
ード作成部6が参照する情報をテーブル形式で格納して
おり、情報認識部5で認識できる文字及び特殊マークを
含む全ての情報に対して、それらの認識コードをインデ
ックスとして対応させたキーボード操作コードが登録さ
れている。
ード操作コード作成情報格納部7に格納されている情報
をもとにして、確信度判定部12から送られた認識コー
ドをキーボード操作コード(キー操作に対応するコー
ド)に変換してキーボード信号作成部8へ送る。キーボ
ード操作コード作成情報格納部7は、キーボード操作コ
ード作成部6が参照する情報をテーブル形式で格納して
おり、情報認識部5で認識できる文字及び特殊マークを
含む全ての情報に対して、それらの認識コードをインデ
ックスとして対応させたキーボード操作コードが登録さ
れている。
【0024】キーボード信号作成部8は、キーボード操
作コード作成部6から送られたキーボード操作コード
を、キーボード信号作成情報格納部9に格納されている
情報をもとにしてキーボード信号(キーボード上のキー
押下時のキーコードおよびそのオン・オフ信号に相当す
る)に変換してキーボード信号出力部10へ送る。キー
ボード信号作成情報格納部9は、キーボード信号作成部
8が参照する情報を格納しており、キーボード装置上の
各キーボード操作コード(1キー入力)に対応するそれ
ぞれのキーボード信号データがテーブル形式で登録され
ている。
作コード作成部6から送られたキーボード操作コード
を、キーボード信号作成情報格納部9に格納されている
情報をもとにしてキーボード信号(キーボード上のキー
押下時のキーコードおよびそのオン・オフ信号に相当す
る)に変換してキーボード信号出力部10へ送る。キー
ボード信号作成情報格納部9は、キーボード信号作成部
8が参照する情報を格納しており、キーボード装置上の
各キーボード操作コード(1キー入力)に対応するそれ
ぞれのキーボード信号データがテーブル形式で登録され
ている。
【0025】このキーボード信号データとは、例えば、
キーボード装置からシステム装置に対して文字「A」を
入力した場合、キーボード装置からはシステム装置に対
してキーボード装置上のキー配列における文字「A」の
物理的な位置(キーコード)と共に、そのキーが押され
たこと(オン)と離されたこと(オフ)を示すデータを
通知しており、キーボード装置上の各キー単位に決めら
れているキー押下及び押下解除に関する通知情報をい
う。
キーボード装置からシステム装置に対して文字「A」を
入力した場合、キーボード装置からはシステム装置に対
してキーボード装置上のキー配列における文字「A」の
物理的な位置(キーコード)と共に、そのキーが押され
たこと(オン)と離されたこと(オフ)を示すデータを
通知しており、キーボード装置上の各キー単位に決めら
れているキー押下及び押下解除に関する通知情報をい
う。
【0026】キーボード信号出力部10は、システム装
置3と入力装置1との間のデータの遣り取りを行なうキ
ーボードI/Fケーブル2を介して、キーボード信号作
成部8から受け取ったキーボード信号データをシステム
装置3へ出力する。
置3と入力装置1との間のデータの遣り取りを行なうキ
ーボードI/Fケーブル2を介して、キーボード信号作
成部8から受け取ったキーボード信号データをシステム
装置3へ出力する。
【0027】図2はキーボード操作コード作成テーブル
の説明図、図3はキーボード操作コード作成情報の格納
フォーマットの一例を示す図、図4はキーボード信号作
成情報の格納フォーマットの一例を示す図である。この
キーボード操作コード作成テーブルは、文字や記号等の
情報を格納するテーブルに、制御情報を示す特殊マー
クの情報を格納する拡張用テーブルが付加されてい
る。
の説明図、図3はキーボード操作コード作成情報の格納
フォーマットの一例を示す図、図4はキーボード信号作
成情報の格納フォーマットの一例を示す図である。この
キーボード操作コード作成テーブルは、文字や記号等の
情報を格納するテーブルに、制御情報を示す特殊マー
クの情報を格納する拡張用テーブルが付加されてい
る。
【0028】キーボード操作コード作成情報は認識用デ
ータとキーボード操作データからなり、認識用データは
キーボード装置上の各キーに対応する文字や記号等の情
報(例えば、「0」「A」「ア」等)と、特殊マーク
(例えば、「スペース」「上カーソル」「改行」「シフ
ト」「全角/半角」等の指示機能を示すマーク)であ
り、キーボード操作データは、それらの各情報を入力す
るためのキーボード操作の情報である。
ータとキーボード操作データからなり、認識用データは
キーボード装置上の各キーに対応する文字や記号等の情
報(例えば、「0」「A」「ア」等)と、特殊マーク
(例えば、「スペース」「上カーソル」「改行」「シフ
ト」「全角/半角」等の指示機能を示すマーク)であ
り、キーボード操作データは、それらの各情報を入力す
るためのキーボード操作の情報である。
【0029】例えば、図3に示すように認識用データ
「0」に対応する‘0’を入力するキーボード操作デー
タは、操作データ制御情報としてキー操作数=2(2回
のキー操作が必要であることを示す)と、‘英数’キー
の操作を示すキーボード信号作成情報で‘英数’キーを
指すポインタと、‘0’キーの操作を示すキーボード信
号作成情報で‘0’キーを指すポインタとからなる。
「0」に対応する‘0’を入力するキーボード操作デー
タは、操作データ制御情報としてキー操作数=2(2回
のキー操作が必要であることを示す)と、‘英数’キー
の操作を示すキーボード信号作成情報で‘英数’キーを
指すポインタと、‘0’キーの操作を示すキーボード信
号作成情報で‘0’キーを指すポインタとからなる。
【0030】また、認識用データ「ア」に対応する
‘ア’を入力するキーボード操作データは、操作データ
制御情報としてキー操作数=2と、‘カタカナ’キーの
操作を示すキーボード信号作成情報で‘カタカナ’キー
を指すポインタと、‘3’キーの操作を示すキーボード
信号作成情報で‘3’キーを示すポインタ(‘ア’のキ
ーは‘3’のキーを兼用しているので)とからなる。
‘ア’を入力するキーボード操作データは、操作データ
制御情報としてキー操作数=2と、‘カタカナ’キーの
操作を示すキーボード信号作成情報で‘カタカナ’キー
を指すポインタと、‘3’キーの操作を示すキーボード
信号作成情報で‘3’キーを示すポインタ(‘ア’のキ
ーは‘3’のキーを兼用しているので)とからなる。
【0031】同様に、特殊マークについても図2に示す
ように、「上カーソル」を示す認識用データ(上向きの
矢印)に対応する‘上カーソル’を入力するキーボード
操作データは、操作データ制御情報としてキー操作数=
1(図2では図示を省略)と、‘上カーソル’キーの操
作を示すキーボード信号作成情報で‘上カーソル’キー
を指すポインタとからなる。また、キーボード信号作成
情報は、図4に示すように各キーの押下時と解放時のキ
ーボード信号からなる。
ように、「上カーソル」を示す認識用データ(上向きの
矢印)に対応する‘上カーソル’を入力するキーボード
操作データは、操作データ制御情報としてキー操作数=
1(図2では図示を省略)と、‘上カーソル’キーの操
作を示すキーボード信号作成情報で‘上カーソル’キー
を指すポインタとからなる。また、キーボード信号作成
情報は、図4に示すように各キーの押下時と解放時のキ
ーボード信号からなる。
【0032】次に、図1に示した入力装置1の各部間の
作用について説明する。まず、情報認識部5は認識した
文字に対する結果として、その確信度とキーボード操作
コード作成情報格納部7内にある該当文字に対応したキ
ーボード操作データを指すポインタを出力する。
作用について説明する。まず、情報認識部5は認識した
文字に対する結果として、その確信度とキーボード操作
コード作成情報格納部7内にある該当文字に対応したキ
ーボード操作データを指すポインタを出力する。
【0033】このキーボード操作データは、図6に示す
ように操作データ制御情報としてのキー操作数と操作デ
ータとしてのキーの操作情報を持ち、そのキー操作数と
は、認識した文字又は制御情報を示す特殊マークを実際
にキーボードから入力する場合のキー操作回数であり、
操作データとは、入力操作手順に相当し、キーの操作
(入力キーの種類)を入力順にキー操作数だけ並べてあ
る。また、キーの操作情報には、キーボード信号作成情
報格納部9に格納されている該当キーを指すポインタが
設定されている。
ように操作データ制御情報としてのキー操作数と操作デ
ータとしてのキーの操作情報を持ち、そのキー操作数と
は、認識した文字又は制御情報を示す特殊マークを実際
にキーボードから入力する場合のキー操作回数であり、
操作データとは、入力操作手順に相当し、キーの操作
(入力キーの種類)を入力順にキー操作数だけ並べてあ
る。また、キーの操作情報には、キーボード信号作成情
報格納部9に格納されている該当キーを指すポインタが
設定されている。
【0034】確信度判定部12は、情報認識部5から認
識した情報の確信度を受け取り、それが確信度基準値設
定部11によって設定された基準値以上か否かを判定
し、基準値以上のときにその情報のポインタをキーボー
ド操作コード作成部6へ送る。キーボード操作コード作
成部6は、確信度判定部12からポインタを受け取る
と、そのポインタに対応すキー操作数と操作データとを
取り出し、キー操作数だけ操作データから順にキーの操
作情報(キーボード信号作成情報へのポインタ)を入力
してキーボード信号作成部8へ出力する。
識した情報の確信度を受け取り、それが確信度基準値設
定部11によって設定された基準値以上か否かを判定
し、基準値以上のときにその情報のポインタをキーボー
ド操作コード作成部6へ送る。キーボード操作コード作
成部6は、確信度判定部12からポインタを受け取る
と、そのポインタに対応すキー操作数と操作データとを
取り出し、キー操作数だけ操作データから順にキーの操
作情報(キーボード信号作成情報へのポインタ)を入力
してキーボード信号作成部8へ出力する。
【0035】キーボード信号作成部8は、キーボード操
作コード作成部6からのポインタによって該当するキー
のコードとその押下及び解放を示すキーボード信号を順
次キーボード信号出力部10へ出力する。そして、キー
ボード信号出力部10は、キーボードI/Fケーブル2
を介してシステム装置3へそのキーボード信号を出力す
る。
作コード作成部6からのポインタによって該当するキー
のコードとその押下及び解放を示すキーボード信号を順
次キーボード信号出力部10へ出力する。そして、キー
ボード信号出力部10は、キーボードI/Fケーブル2
を介してシステム装置3へそのキーボード信号を出力す
る。
【0036】次に、図7のフローチャートによって入力
装置1による情報入力の処理について説明する。まず、
基準値設定処理を行なう。次に、情報入力部4から文字
又は特殊マークを入力すると情報認識部5へ送り、情報
認識部5はその認識処理を行なって認識結果の確信度と
ポインタを確信度判定部12へ送る。そして、確信度判
定処理を行なう。
装置1による情報入力の処理について説明する。まず、
基準値設定処理を行なう。次に、情報入力部4から文字
又は特殊マークを入力すると情報認識部5へ送り、情報
認識部5はその認識処理を行なって認識結果の確信度と
ポインタを確信度判定部12へ送る。そして、確信度判
定処理を行なう。
【0037】確信度判定部12からポインタを受け取っ
たキーボード操作コード作成部6は、そのポインタの指
す該当データをキーボード作成コード情報からキー操作
数Ktを得て、キーの操作の取りだし数Knを0に設定
する。このキー操作数Ktとキーの操作の取り出し数K
nを比較して、等しければ入力完了か否かを判断してY
ESなら終了するが、NOなら再び情報入力部4による
情報入力処理を繰り返す。
たキーボード操作コード作成部6は、そのポインタの指
す該当データをキーボード作成コード情報からキー操作
数Ktを得て、キーの操作の取りだし数Knを0に設定
する。このキー操作数Ktとキーの操作の取り出し数K
nを比較して、等しければ入力完了か否かを判断してY
ESなら終了するが、NOなら再び情報入力部4による
情報入力処理を繰り返す。
【0038】一方、KtとKnが等しくなければ、キー
ボード信号作成部8によってKnに1を加算して操作デ
ータからKn番目のキーの操作を得て、それが指すポイ
ンタでキーボード信号作成情報から押下時キーボード信
号を得て、キーボード信号出力部10によってキーボー
ド信号を出力する。さらに、Kn番目のキーの操作が指
すポインタでキーボード信号作成情報から解放時キーボ
ード信号を得て、キーボード信号出力部10によって出
力すると、KtとKnを比較する処理に戻り、KtとK
nが等しくなるまで処理を繰返す。
ボード信号作成部8によってKnに1を加算して操作デ
ータからKn番目のキーの操作を得て、それが指すポイ
ンタでキーボード信号作成情報から押下時キーボード信
号を得て、キーボード信号出力部10によってキーボー
ド信号を出力する。さらに、Kn番目のキーの操作が指
すポインタでキーボード信号作成情報から解放時キーボ
ード信号を得て、キーボード信号出力部10によって出
力すると、KtとKnを比較する処理に戻り、KtとK
nが等しくなるまで処理を繰返す。
【0039】次に、図8に示すフローチャートによって
上記の基準値設定処理について説明する。情報入力に際
して、確信度基準値設定部11は基準値の入力を受け付
け、オペレータによってテンキーから確信度の基準値が
入力され、その入力が終了でなければ再び入力を受け付
け、入力終了ならその基準値を確信度判定部12に設定
して処理を終了する。
上記の基準値設定処理について説明する。情報入力に際
して、確信度基準値設定部11は基準値の入力を受け付
け、オペレータによってテンキーから確信度の基準値が
入力され、その入力が終了でなければ再び入力を受け付
け、入力終了ならその基準値を確信度判定部12に設定
して処理を終了する。
【0040】次に、図9に示すフローチャートによって
上記の確信度判定処理について説明する。情報認識部5
から認識コード及び確信度を受け取ると、その確信度と
設定された基準値とを比較し、確信度が基準値以上なら
認識コードをキーボード操作コード作成部6へ送り、基
準値未満ならリジェクト処理又は認識コードの出力先を
切り換える処理を行なってこの処理を終了する。
上記の確信度判定処理について説明する。情報認識部5
から認識コード及び確信度を受け取ると、その確信度と
設定された基準値とを比較し、確信度が基準値以上なら
認識コードをキーボード操作コード作成部6へ送り、基
準値未満ならリジェクト処理又は認識コードの出力先を
切り換える処理を行なってこの処理を終了する。
【0041】例えば、基準値80%を設定する場合、オ
ペレータはテンキーによって8,0,スペースの各キー
を押下して入力し、基準値80%を設定すると、入力し
た情報を認識したときにその情報の確信度が80%未満
ならばリジェクト等の処理が行なわれる。したがって、
オペレータはテンキーによって所望の基準値を任意に入
力することができる。
ペレータはテンキーによって8,0,スペースの各キー
を押下して入力し、基準値80%を設定すると、入力し
た情報を認識したときにその情報の確信度が80%未満
ならばリジェクト等の処理が行なわれる。したがって、
オペレータはテンキーによって所望の基準値を任意に入
力することができる。
【0042】次に、図10のブロック図によってさらに
この入力装置1における実際の文字入力の処理例につい
て説明する。ここでは、カタカナ「ア」を入力する場合
について説明する。まず、情報入力部4がシートに記入
されたカタカナ「ア」を読み取って情報認識部5へ送る
と、情報認識部5は、カタカナ「ア」を認識してその確
信度とキーボード操作作成情報の認識用データ「ア」を
指すポインタを確信度判定部12へ送る。
この入力装置1における実際の文字入力の処理例につい
て説明する。ここでは、カタカナ「ア」を入力する場合
について説明する。まず、情報入力部4がシートに記入
されたカタカナ「ア」を読み取って情報認識部5へ送る
と、情報認識部5は、カタカナ「ア」を認識してその確
信度とキーボード操作作成情報の認識用データ「ア」を
指すポインタを確信度判定部12へ送る。
【0043】確信度判定部12の処理によって基準値以
上の確信度であると判定されて、キーボード操作作成情
報の認識用データ「ア」を指すポインタが出力される
と、キーボード操作コード作成部6は、キーボード操作
コード作成情報格納部7に格納されている情報中の認識
用データ「ア」に対応するキーボード操作データとして
キーの操作回数のデータも含んで、‘カタカナ’キーの
操作および‘3’キーの操作のポインタをキーボード信
号作成部8へ送る。
上の確信度であると判定されて、キーボード操作作成情
報の認識用データ「ア」を指すポインタが出力される
と、キーボード操作コード作成部6は、キーボード操作
コード作成情報格納部7に格納されている情報中の認識
用データ「ア」に対応するキーボード操作データとして
キーの操作回数のデータも含んで、‘カタカナ’キーの
操作および‘3’キーの操作のポインタをキーボード信
号作成部8へ送る。
【0044】キーボード信号作成部8では、そのポイン
タによってキーボード信号作成情報格納部9に格納され
ている情報内の‘カタカナ’キー押下時のキーボード信
号と‘カタカナ’キー解放時のキーボード信号、及び
‘3’キー押下時のキーボード信号と‘3’キー解放時
のキーボード信号をキーボード信号出力部10へ出力す
る。
タによってキーボード信号作成情報格納部9に格納され
ている情報内の‘カタカナ’キー押下時のキーボード信
号と‘カタカナ’キー解放時のキーボード信号、及び
‘3’キー押下時のキーボード信号と‘3’キー解放時
のキーボード信号をキーボード信号出力部10へ出力す
る。
【0045】このように、キー入力以外の手段によって
入力された文字,記号等の情報をキーボード装置からキ
ー入力されたかのようにキーボード信号でシステム装置
に出力する。また、図2に示したようにキーボード操作
コード作成テーブルに拡張用テーブルを付加し、その
拡張用テーブルに、スペース,カーソル移動,改行,
シフト,全角/半角等を指示する特殊マークの情報を格
納しているので、これらのマークによる制御情報もキー
ボード信号に変換してキーボード装置からキー操作によ
って入力されたかのようにシステム装置3へ送出するこ
とができる。
入力された文字,記号等の情報をキーボード装置からキ
ー入力されたかのようにキーボード信号でシステム装置
に出力する。また、図2に示したようにキーボード操作
コード作成テーブルに拡張用テーブルを付加し、その
拡張用テーブルに、スペース,カーソル移動,改行,
シフト,全角/半角等を指示する特殊マークの情報を格
納しているので、これらのマークによる制御情報もキー
ボード信号に変換してキーボード装置からキー操作によ
って入力されたかのようにシステム装置3へ送出するこ
とができる。
【0046】したがって、システム装置はキーボード装
置以外からの入力情報もキーボード装置からのキー操作
入力と同じデータとして処理することができる。
置以外からの入力情報もキーボード装置からのキー操作
入力と同じデータとして処理することができる。
【0047】以下、この実施例の入力装置における効果
を列挙する。まず、マン−マシンインタフェースの向上
に関するものとして、 (1)キー配列を覚えなくてもよいので入力が容易にな
る。 (2)キー操作の熟練が不要になる。 (3)不慣れなキーボード装置を使用しなくても、手書
き入力等によって文字だけでなく、各種制御キーに対応
する制御情報(例えば、スペース,カーソル移動,シフ
ト,全角/半角,倍角,改行,改頁,変換等)をも入力
可能なため、操作性が向上する。
を列挙する。まず、マン−マシンインタフェースの向上
に関するものとして、 (1)キー配列を覚えなくてもよいので入力が容易にな
る。 (2)キー操作の熟練が不要になる。 (3)不慣れなキーボード装置を使用しなくても、手書
き入力等によって文字だけでなく、各種制御キーに対応
する制御情報(例えば、スペース,カーソル移動,シフ
ト,全角/半角,倍角,改行,改頁,変換等)をも入力
可能なため、操作性が向上する。
【0048】(4)文字等を間違えて入力しない限り誤
入力の恐れがない。 (5)日常使用する業務プログラム起動のような、一連
の操作情報を印刷したカードを読み取らせて装置を起動
させるような定形入力操作を容易に行なえる。 (6)障害者でも容易に文字等の入力を行なえるように
なる。
入力の恐れがない。 (5)日常使用する業務プログラム起動のような、一連
の操作情報を印刷したカードを読み取らせて装置を起動
させるような定形入力操作を容易に行なえる。 (6)障害者でも容易に文字等の入力を行なえるように
なる。
【0049】また、ハード面に関して、 (7)すべての入力情報がキーボードI/Fからキーボ
ード信号で入力されるため、システム装置側で入力手段
に応じて異なる認識処理を行なうような負荷の増加がな
い。 (8)一般のキーボード装置を使用するほとんどのデー
タ処理装置にそのまま使用でき、汎用性がある。
ード信号で入力されるため、システム装置側で入力手段
に応じて異なる認識処理を行なうような負荷の増加がな
い。 (8)一般のキーボード装置を使用するほとんどのデー
タ処理装置にそのまま使用でき、汎用性がある。
【0050】(9)操作性を低下させることなく小型化
を容易にできる。 (10)ファイリング装置に適用すれば、ファイリング
処理の際にイメージではなくコードで入力できるためデ
ータ量が少なくて済み、システム装置におけるメモリ等
の資源を有効に活用することができる。さらに、情報認
識の際の確信度に対する判断基準を任意に設定できるの
で、リジェクト操作等を状況に応じて適度に行なうこと
ができる。そして、
を容易にできる。 (10)ファイリング装置に適用すれば、ファイリング
処理の際にイメージではなくコードで入力できるためデ
ータ量が少なくて済み、システム装置におけるメモリ等
の資源を有効に活用することができる。さらに、情報認
識の際の確信度に対する判断基準を任意に設定できるの
で、リジェクト操作等を状況に応じて適度に行なうこと
ができる。そして、
【0051】次に、この発明による入力装置の他の実施
例について説明する。図11に示すように、この実施例
の入力装置1′の外観は図5に示した入力装置1と略同
様であるが、認識のときに確信度が低いと判定された情
報の候補情報を表示する手段と、その候補情報を指定す
るための候補情報指定手段とを兼用する表示スイッチ2
1を備えている。
例について説明する。図11に示すように、この実施例
の入力装置1′の外観は図5に示した入力装置1と略同
様であるが、認識のときに確信度が低いと判定された情
報の候補情報を表示する手段と、その候補情報を指定す
るための候補情報指定手段とを兼用する表示スイッチ2
1を備えている。
【0052】図12はこの入力装置1′の機能構成をデ
ータ処理装置3と共に示すブロック図であり、図1と共
通する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
この実施例では、入力装置1′の新たな機能として候補
情報表示部13と候補情報指定部14と候補滋養法表示
・指定制御部15が前述の入力装置1の機能に追加され
ている。
ータ処理装置3と共に示すブロック図であり、図1と共
通する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
この実施例では、入力装置1′の新たな機能として候補
情報表示部13と候補情報指定部14と候補滋養法表示
・指定制御部15が前述の入力装置1の機能に追加され
ている。
【0053】その候補情報表示部13は、LCD等のデ
ィスプレイであり、確信度判定部12において基準値未
満の確信度であった文字,記号,制御情報を示す特殊マ
ーク等の情報に対する候補情報を表示する。候補情報指
定部14は、押下式ボタンや透明タッチパネル等のスイ
ッチであり、候補情報表示部13に表示している候補情
報を指定するためのものである。
ィスプレイであり、確信度判定部12において基準値未
満の確信度であった文字,記号,制御情報を示す特殊マ
ーク等の情報に対する候補情報を表示する。候補情報指
定部14は、押下式ボタンや透明タッチパネル等のスイ
ッチであり、候補情報表示部13に表示している候補情
報を指定するためのものである。
【0054】これらの候補情報表示部13と候補情報指
定部14は、図11に示した表示スイッチ21を兼用し
ている。候補情報表示・指定制御部15は、候補情報表
示部13に候補情報を表示させる処理や候補情報指定部
14によって指定された候補情報の認識コードをキーボ
ード操作作成部6へ出力する処理等を行なう。
定部14は、図11に示した表示スイッチ21を兼用し
ている。候補情報表示・指定制御部15は、候補情報表
示部13に候補情報を表示させる処理や候補情報指定部
14によって指定された候補情報の認識コードをキーボ
ード操作作成部6へ出力する処理等を行なう。
【0055】次に、この入力装置1′の各部間の作用に
ついて説明するが、前述した入力装置1と共通する部分
についてはその説明を省略する。この入力装置1′で
は、情報認識後の処理が図13のフローチャートに示す
ように異なる。
ついて説明するが、前述した入力装置1と共通する部分
についてはその説明を省略する。この入力装置1′で
は、情報認識後の処理が図13のフローチャートに示す
ように異なる。
【0056】すなわち、情報認識部5において情報の認
識を行なった後、その情報認識コードと認識のときの確
信度とが確信度判定部12に送られると、確信度判定部
12はその確信度と基準値とを比較して、確信度が基準
値未満であったときは、その情報を認識する際の候補情
報の認識コードを候補情報表示・指定制御部15へ送
る。
識を行なった後、その情報認識コードと認識のときの確
信度とが確信度判定部12に送られると、確信度判定部
12はその確信度と基準値とを比較して、確信度が基準
値未満であったときは、その情報を認識する際の候補情
報の認識コードを候補情報表示・指定制御部15へ送
る。
【0057】候補情報表示・指定制御部15は、確信度
判定部12から送られた認識情報データ及び候補情報を
基にして候補情報表示部13に候補情報を表示し、候補
情報指定部14から情報指定の入力を受け付ける。そし
て、候補情報指定部14によって指定された候補情報の
認識コードをキーボード操作コード作成部6へ送出す
る。
判定部12から送られた認識情報データ及び候補情報を
基にして候補情報表示部13に候補情報を表示し、候補
情報指定部14から情報指定の入力を受け付ける。そし
て、候補情報指定部14によって指定された候補情報の
認識コードをキーボード操作コード作成部6へ送出す
る。
【0058】このようにして、認識のときの確信度が基
準値以上の情報の認識コードはそのままキーボード操作
コードを作成し、基準値未満の情報はその認識の際の候
補情報からオペレータによって指定された候補情報のキ
ーボード操作コードを作成するので、システム装置に対
して極力誤認識した情報を出力しないようにすることが
できる。
準値以上の情報の認識コードはそのままキーボード操作
コードを作成し、基準値未満の情報はその認識の際の候
補情報からオペレータによって指定された候補情報のキ
ーボード操作コードを作成するので、システム装置に対
して極力誤認識した情報を出力しないようにすることが
できる。
【0059】次に、上記候補情報表示部13と候補情報
指定部14を兼用する表示スイッチ21の一例について
説明する。図14はその平面図であり、この表示スイッ
チ21はLCDディスプレイを備え、候補情報指定部1
4として上面に重ねるように透明タッチパネルを設けて
いる。そして、LCDディスプレイ上に表示される候補
情報群のなかからオペレータが正しい情報が表示されて
いる部分をタッチすると、その部分の透明タッチパネル
によって位置が検出され、対応する候補情報を指定する
ことができる。
指定部14を兼用する表示スイッチ21の一例について
説明する。図14はその平面図であり、この表示スイッ
チ21はLCDディスプレイを備え、候補情報指定部1
4として上面に重ねるように透明タッチパネルを設けて
いる。そして、LCDディスプレイ上に表示される候補
情報群のなかからオペレータが正しい情報が表示されて
いる部分をタッチすると、その部分の透明タッチパネル
によって位置が検出され、対応する候補情報を指定する
ことができる。
【0060】このようにして、基準値未満の確信度であ
るような誤認識の恐れがある情報については、入力装置
側で正しい情報を指定してシステム装置へ出力すること
ができるので、システム装置へ確実に情報入力を行なえ
る。また、候補情報のなかから正しい情報を指定して入
力することができるので、情報の訂正入力が容易に行な
える。
るような誤認識の恐れがある情報については、入力装置
側で正しい情報を指定してシステム装置へ出力すること
ができるので、システム装置へ確実に情報入力を行なえ
る。また、候補情報のなかから正しい情報を指定して入
力することができるので、情報の訂正入力が容易に行な
える。
【0061】次に、この発明による入力装置のさらに他
の実施例について説明する。この実施例における入力装
置の外観は図5に示した入力装置1′と同じであるが、
その機能が若干異なる。図15はこの入力装置の機能構
成をデータ処理装置3と共に示すブロック図であり、図
1と共通する部分には同一符号を付してその説明は省略
する。
の実施例について説明する。この実施例における入力装
置の外観は図5に示した入力装置1′と同じであるが、
その機能が若干異なる。図15はこの入力装置の機能構
成をデータ処理装置3と共に示すブロック図であり、図
1と共通する部分には同一符号を付してその説明は省略
する。
【0062】この実施例では、入力装置1の新たな機能
として不確か情報付加部16が前述の入力装置1の機能
に追加されている。その不確か情報付加部16は、確信
度判定部12において確信度が基準値未満と判定された
情報に対して、その認識コードの前又は後に確信度が低
いことを表わす予め決められたキーに対応するコード
(以下「不確か情報」と称する)を付加する処理を行な
う。
として不確か情報付加部16が前述の入力装置1の機能
に追加されている。その不確か情報付加部16は、確信
度判定部12において確信度が基準値未満と判定された
情報に対して、その認識コードの前又は後に確信度が低
いことを表わす予め決められたキーに対応するコード
(以下「不確か情報」と称する)を付加する処理を行な
う。
【0063】次に、この入力装置1の各部間の作用につ
いて説明するが、前述した入力装置1と共通する部分に
ついてはその説明を省略する。この入力装置1では、情
報認識後の処理が図16のフローチャートに示すように
若干異なる。
いて説明するが、前述した入力装置1と共通する部分に
ついてはその説明を省略する。この入力装置1では、情
報認識後の処理が図16のフローチャートに示すように
若干異なる。
【0064】すなわち、確信度判定部12において確信
度が基準値未満であったときは、その情報を認識する際
の候補情報の認識コードを不確か情報付加部16へ送
る。不確か情報付加部16は、まず予め決められた不確
か情報をキーボード操作コード作成部6へ出力し、続け
て認識コードをキーボード操作コード作成部6へ出力し
て処理を終了する。そして、確信度が基準値以上の情報
についてはそのまま認識コードをキーボード操作コード
作成部6へ送出する。
度が基準値未満であったときは、その情報を認識する際
の候補情報の認識コードを不確か情報付加部16へ送
る。不確か情報付加部16は、まず予め決められた不確
か情報をキーボード操作コード作成部6へ出力し、続け
て認識コードをキーボード操作コード作成部6へ出力し
て処理を終了する。そして、確信度が基準値以上の情報
についてはそのまま認識コードをキーボード操作コード
作成部6へ送出する。
【0065】このように、図16に示したフローチャー
トの処理では、確信度が基準値未満の情報に対して不確
か情報を認識コードの前に付加する場合について説明し
たが、キーボード操作コード作成部6に対して不確か情
報を先に、認識コードを後に出力するようにして、認識
コードの後に確信度が低いことを表わす予め決められた
キーに対応するコードを付加するようにしてもよい。
トの処理では、確信度が基準値未満の情報に対して不確
か情報を認識コードの前に付加する場合について説明し
たが、キーボード操作コード作成部6に対して不確か情
報を先に、認識コードを後に出力するようにして、認識
コードの後に確信度が低いことを表わす予め決められた
キーに対応するコードを付加するようにしてもよい。
【0066】次に、図17に示す図によって、具体的な
文字情報に不確か情報を付加する場合の処理について説
明する。まず、認識した文字情報の確信度が基準値未満
のとき、システム装置に対して初めにキーボード装置に
おけるファンクションキーに対応するキーコードを出力
し、その後に文字情報のキーコードを出力するものと予
め決めておく。そのため、システム装置側ではファンク
ションキーに対応するキーコードを受け取ったときは、
その次に送られるキーコードの文字情報は確信度の低い
ものとして処理するためのアプリケーションプログラム
を備えるようにする。
文字情報に不確か情報を付加する場合の処理について説
明する。まず、認識した文字情報の確信度が基準値未満
のとき、システム装置に対して初めにキーボード装置に
おけるファンクションキーに対応するキーコードを出力
し、その後に文字情報のキーコードを出力するものと予
め決めておく。そのため、システム装置側ではファンク
ションキーに対応するキーコードを受け取ったときは、
その次に送られるキーコードの文字情報は確信度の低い
ものとして処理するためのアプリケーションプログラム
を備えるようにする。
【0067】例えば、確信度判定部12で文字情報
「A」を認識したが、その確信度が基準値未満であった
とすると、文字情報「A」の認識コードが不確か情報付
加部16に送られる。不確か情報付加部16は、その認
識コードを受け取ると、キーボード操作コード作成部6
へ、まずファンクションキーのキーデータを、続けて文
字情報「A」の認識コードをそれぞれ順に送出する。
「A」を認識したが、その確信度が基準値未満であった
とすると、文字情報「A」の認識コードが不確か情報付
加部16に送られる。不確か情報付加部16は、その認
識コードを受け取ると、キーボード操作コード作成部6
へ、まずファンクションキーのキーデータを、続けて文
字情報「A」の認識コードをそれぞれ順に送出する。
【0068】キーボード操作コード作成部6は、文字情
報「A」の認識コードから作成したキーボード操作コー
ドに不確か情報を付加して送出する。その後、その不確
か情報を付加したキーボード操作コードからキーボード
信号を作成してシステム装置へ出力し、システム装置側
では、キーボード装置のファンクションキーとAのキー
が順次押された場合と同様の処理を行なう。このように
して、システム装置側では、キーボード装置上の任意の
キー押下に対応するキーコードによって確信度の低い情
報を識別できるので、訂正操作を行なう場合の処理が容
易になる。
報「A」の認識コードから作成したキーボード操作コー
ドに不確か情報を付加して送出する。その後、その不確
か情報を付加したキーボード操作コードからキーボード
信号を作成してシステム装置へ出力し、システム装置側
では、キーボード装置のファンクションキーとAのキー
が順次押された場合と同様の処理を行なう。このように
して、システム装置側では、キーボード装置上の任意の
キー押下に対応するキーコードによって確信度の低い情
報を識別できるので、訂正操作を行なう場合の処理が容
易になる。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の入
力装置によれば、OCRやタブレット入力等のキーボー
ド以外の情報入力手段から情報を入力し、任意に設定し
た基準値以上の確信度で認識した情報について、キーボ
ード装置からのキー操作入力と同じキーボード信号にし
てシステム装置に入力させることができるので、確信度
の高い情報を円滑に入力することができ、一般のキーボ
ードを使用する各種データ処理装置等にそのまま接続し
て使用でき、入力手段の多様性,自在性,及び確実性が
増すので、マン−マシンインタフェースを向上させるこ
とができる。
力装置によれば、OCRやタブレット入力等のキーボー
ド以外の情報入力手段から情報を入力し、任意に設定し
た基準値以上の確信度で認識した情報について、キーボ
ード装置からのキー操作入力と同じキーボード信号にし
てシステム装置に入力させることができるので、確信度
の高い情報を円滑に入力することができ、一般のキーボ
ードを使用する各種データ処理装置等にそのまま接続し
て使用でき、入力手段の多様性,自在性,及び確実性が
増すので、マン−マシンインタフェースを向上させるこ
とができる。
【0070】また、確信度が基準値未満の情報について
は、その認識のときの候補情報から正しいものを指定し
て入力したり、確信度が低いことを示す不確か情報を付
加してシステム装置へ出力したりするので、情報の確実
な入力とその訂正操作が容易になり、円滑に情報入力を
行なえる。
は、その認識のときの候補情報から正しいものを指定し
て入力したり、確信度が低いことを示す不確か情報を付
加してシステム装置へ出力したりするので、情報の確実
な入力とその訂正操作が容易になり、円滑に情報入力を
行なえる。
【図1】図5に示した入力装置1の機能構成をデータ処
理装置3と共に示すブロック図である。
理装置3と共に示すブロック図である。
【図2】キーボード操作コード作成テーブルの格納フォ
ーマットの一例を示す図である。
ーマットの一例を示す図である。
【図3】キーボード操作コード作成情報の格納フォーマ
ットの一例を示す図である。
ットの一例を示す図である。
【図4】キーボード信号作成情報の格納フォーマットの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図5】この発明の一実施例による入力装置を使用した
データ処理装置の外観斜視図である。
データ処理装置の外観斜視図である。
【図6】キーボード操作データの格納フォーマットの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図7】図1に示した入力装置1の情報入力処理につい
て示すフローチャートである。
て示すフローチャートである。
【図8】その基準値設定処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図9】同じくその確信度判定処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図10】同じくその入力装置1による実際の文字入力
処理例について説明するためのブロック図である。
処理例について説明するためのブロック図である。
【図11】この発明の他の実施例の入力装置を使用した
データ処理装置の外観斜視図である。
データ処理装置の外観斜視図である。
【図12】同じくその入力装置1′の機能構成をデータ
処理装置3と共に示すブロック図である。
処理装置3と共に示すブロック図である。
【図13】同じくその入力装置1′における候補情報の
表示及び指定に係わる係わる処理を示すフローチャート
である。
表示及び指定に係わる係わる処理を示すフローチャート
である。
【図14】図11に示した入力装置1′の表示スイッチ
21の平面図である。
21の平面図である。
【図15】この発明のさらに他の実施例である入力装置
1′の機能構成をデータ処理装置3と共に示すブロック
図である。
1′の機能構成をデータ処理装置3と共に示すブロック
図である。
【図16】同じくその入力装置1′における不確か情報
付加に係わる処理を示すフローチャートである。
付加に係わる処理を示すフローチャートである。
【図17】同じくその入力装置1′による実際の文字情
報に不確か情報を付加する処理例について説明するため
のブロック図である。
報に不確か情報を付加する処理例について説明するため
のブロック図である。
1,1′ 入力装置 2 キーボードインタフェース(I/F)ケーブル 3 システム装置 4 情報入力部 5 情報認識部 6 キーボード操作コ
ード作成部 7 キーボード操作コード作成情報格納部 8 キーボード信号作成部 9 キーボード信号作
成情報格納部 10 キーボード信号出力部 11 確信度基準値設
定部 12 確信度判定部 13 候補情報表示部 14 候補情報指定部 15 候補情報表示・
指定制御部 16 不確か情報付加部 20 確信度基準値入
力用テンキー 21 表示スイッチ
ード作成部 7 キーボード操作コード作成情報格納部 8 キーボード信号作成部 9 キーボード信号作
成情報格納部 10 キーボード信号出力部 11 確信度基準値設
定部 12 確信度判定部 13 候補情報表示部 14 候補情報指定部 15 候補情報表示・
指定制御部 16 不確か情報付加部 20 確信度基準値入
力用テンキー 21 表示スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿に印刷又は手書きされた文字等の情
報を光学的に読み取って入力する情報入力手段と、該手
段によって入力された情報を認識してその認識コードを
出力する入力情報認識手段と、該手段からの認識コード
をキーボード操作コードに変換するキーボード操作コー
ド作成手段と、該手段からのキーボード操作コードをシ
ステム装置に対応したキーボード信号に変換するキーボ
ード信号作成手段と、そのキーボード信号をキーボード
インタフェースを介してデータ処理装置等のシステム装
置へ出力するキーボード信号出力手段とを備えると共
に、前記入力情報認識手段によって認識される情報の確
信度に対する基準値を設定する確信度基準値設定手段
と、前記入力情報認識手段によって認識された情報の確
信度が前記設定された基準値以上か否かを判定して基準
値以上のときにのみ前記入力情報認識手段から出力され
る認識コードを前記キーボード操作コード作成手段に入
力させる確信度判定手段とを設けたことを特徴とする入
力装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の入力装置において、前記
確信度判定手段によって確信度が設定された基準値未満
であると判定されたときに、前記入力情報認識手段から
出力される認識コードに対応する候補情報を表示する手
段と、該手段によって表示される候補情報のいずれかを
指定させる候補情報指定手段とを設け、該手段によって
指定された候補情報の認識コードを前記キーボード操作
コード作成手段に入力させるようにしたことを特徴とす
る入力装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の入力装置において、前記
確信度判定手段によって確信度が設定された基準値未満
であると判定されたときに、前記入力情報認識手段から
出力される認識コードに確信度が低いことを表わす予め
決められたキーに対応するコードを付加して前記キーボ
ード操作コード作成手段へ入力させる不確か情報付加手
段を設けたことを特徴とする入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052171A JPH05257586A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052171A JPH05257586A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05257586A true JPH05257586A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=12907377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4052171A Pending JPH05257586A (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05257586A (ja) |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP4052171A patent/JPH05257586A/ja active Pending
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