JPH0635818Y2 - 自動車用簡易配線装置 - Google Patents

自動車用簡易配線装置

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JPH0635818Y2
JPH0635818Y2 JP1988147009U JP14700988U JPH0635818Y2 JP H0635818 Y2 JPH0635818 Y2 JP H0635818Y2 JP 1988147009 U JP1988147009 U JP 1988147009U JP 14700988 U JP14700988 U JP 14700988U JP H0635818 Y2 JPH0635818 Y2 JP H0635818Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
case
cord
elastic means
bent
coil spring
Prior art date
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Application number
JP1988147009U
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English (en)
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JPH0266348U (ja
Inventor
好文 大江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車の前部ドアに後付けされた電装品の
コードをインスツルメントパネル側へ接続するための簡
易配線装置に関する。
[従来の技術] 自動車の前部ドアのライニング内へ例えばスピーカなど
の電装品を後付けする場合、このコードの車室内側部分
はインスツルメントパネル内側へ通線し、その内部でオ
ーディオ装置等と接続されることが一般的である。
[考案が解決しようとする課題] この場合、前部ドアを閉じたとき、車室内にコードがた
るんで見苦しい外観を呈しないようにできるだけコード
の露出部分を短くするため、インスツルメントパネルの
ドアヒンジに近い部分から内部へ通線する必要があっ
た。しかし、この部分は狭いこともあって作業が面倒で
あり、通線に多くの時間を要するという問題があった。
そこで本考案の目的は、かかる場合におけるコードの処
理を容易とする簡易配線装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案に係る自動車用簡易配
線装置は、車室内前部に設けられたインスツルメントパ
ネルへ着脱自在に取付けられるとともに前部ドアへ後付
けされた電装品のコードを出入自在に収容するケース
と、このケース内に設けられて前記コードをケース内方
へ引き込むよう引張する弾性手段とを備え、前記コード
は前記ケース内で略Z字状に折り曲げられ、その第1の
屈曲部を滑動自在に支持し、第2の屈曲部を前記弾性手
段の一端に連結するとともに、この弾性手段は、第2の
屈曲部と連結する第1のコイルスプリングと、一端をケ
ース内へ固定された第2のコイルスプリングとをワイヤ
で連結したものであり、このワイヤをケースへ回転自在
に取付けられたプーリに巻き付けることにより、弾性手
段を略U字状に曲げたことを特徴とする。
[考案の作用] 前部ドア側に後付けされた電装品のコードを収容したケ
ースをインスツルメントパネルの作業容易な場所へ取付
け、この状態で前部ドアを開くと、コードは弾性手段に
抗してドアの開きとともにケース外へ引き出し可能とな
る。また、前部ドアを閉じると、弾性手段によってコー
ドがそのたるみ分だけケース内へ引き込まれ、ケース外
にコードのたるみが生じない。
また、コードはケース内で略Z字状に折り曲げられ、そ
の第1の屈曲部を滑動自在に支持し、第2の屈曲部を前
記弾性手段の一端に連結するとともに、この弾性手段を
略U字状に曲げたので、コードの出入におけるストロー
ク量を大きくできる反面、全体をコンパクトにできる。
そのうえ、弾性手段を、第2の屈曲部と連結する第1の
コイルスプリングと、一端をケース内へ固定された第2
のコイルスプリングとをワイヤで連結して構成し、この
ワイヤをケースへ回転自在に取付けられたプーリに巻き
付けたので、比較的弱い力で、コードの出入ストローク
量を十分に長くできる。このため、ドアの開閉時におけ
る抵抗を小さくでき、ドアの開閉もスムーズになる。
[実施例] 第1図呼び第2図に実施例を示す。第1図は自動車の車
体前部を簡略に示すものであり、その内部には各種の計
器等を取付けるためのインスツルメントパネル1が設け
られている。また、その側方には前部ドア2がドアヒン
ジ3を介して開閉自在に取付けられている。前部ドア2
内には例えばスピーカ等の電装品4がドアライニング内
側へ後付けされている。この電装品4に一端を接続した
コード5は、前部ドア2の側面から外部へ出、ドアヒン
ジ3近傍を通って車室内へ入り、インスツルメントパネ
ル1側へ延びている。インスツルメントパネル1の下部
には簡易配線装置6が取付けられている。
簡易配線装置6は第2図にその平面形状を示すように、
樹脂等からなるケース7を有し、その前部ドア2側及び
その反対側の各壁部にコード通し溝8a及び8bがそれぞれ
内部と連通形成されている。
また、ケース7の長辺部に沿って取付部9が形成され、
ここでネジやタッピングスクリュー等の適宜手段によ
り、インスツルメントパネル1の下側等任意の作業容易
な場所へ着脱自在に取付けられるようになっている。
ケース7内にはプーリー10が回転自在に取付けられてお
り、これに巻かれたワイヤ11の両端に本考案における弾
性手段の一例であるコイルスプリング12及び13の各一端
部が取付けられている。コイルスプリング12の他端は、
コード通し溝8aを通ってケース7内へ入ったコード5の
中間部に形成されている輪状部14に係止されている。ま
た、コイルスプリング13の他端はケース7に一体形成さ
れたボス部15へ係合することにより固定されている。ケ
ース7内へ収容されたコード5の端部はカプラ16を介し
てインスツルメントパネル1側のコード17と接続してい
る。コード17はコード通し溝8b側からケース7外へ出
て、インスツルメントパネル1内に収容されているオー
ディオ装置などの配線部等へ接続しており、ケース7に
対して出入移動しにくくされている。
また、コード17はケース7内で略Z字状に折り曲げら
れ、その第1の屈曲部を、ケース7へ回転自在に取付け
られたアイドルローラによって滑動自在に支持し、第2
の屈曲部を弾性手段の一部であるコイルスプリング12の
一端に連結してある。コイルスプリング12はワイヤ11を
介してコイルスプリング13と直列に連結したものであ
り、これらによって構成された弾性手段は、ワイヤ17を
ケース7へ回転自在に取付けられたプーリ10に巻き付け
ることにより、略U字状に曲がっている。
次に、本実施例の作用を説明する。まず、電装品4を前
部ドア2のライニング内へ後付けし、そのコード5の端
部を前部ドア2外へ出して車室内方へ延ばすとともに、
ケース7内でコード5と同17をカプラ16によって接続
し、かつ輪状部14をコイルスプリング12の端部に係止さ
せてから、インスツルメントパネル1の下側で外観上等
支障がなくかつ作業し易い適当な場所へネジ等を用いて
取付ける。これにより、コード5はケース7内へコイル
スプリング12及び13によって引張された状態で簡単迅速
にインスツルメントパネル1側へ配線される。
この状態で前部ドア2を開くと、第1図のように、コー
ド5がコイルスプリング12及び13の弾性に抗して引き出
される。すなわち、輪状部14を介してコイルスプリング
12、13が伸びるので、コード5は前部ドア2の開きに追
随してケース7から延出可能となる。この前部ドア2を
開いた状態では、ケース7内において輪状部14がコイル
スプリング12、13によってプーリ10側へ引き戻されるよ
うに付勢されている。
そこで、前部ドア2を閉じると、ドアヒンジ3近傍のコ
ード5はコイルスプリング12及び13の復元弾性によって
ケース7内へ引き込まれるので、ケース7と前部ドア2
間にコード5のたるみが生じることはない。
ゆえに、電装品4を後付けしても、従来のようにインス
ツルメントパネル1のドアヒンジ3近傍における狭い部
分に困難な通線加工を施す必要がなく、しかもコード5
を常時たるみなくケース7内へ収容でき、かつコード15
及び17の接続部分をケース7が覆って外部から見えなく
するので、外観を良好に維持することができる。そのう
え、2個のコイルスプリング12及び13とプーリー10を利
用するので、比較的コンパクトなケース7を用いても十
分に長いコード5の出入ストローク量を実現できる。
このため、ドアの開閉時における抵抗を小さくでき、ド
アの開閉もスムーズになる。
なお、本考案は上記実施例に限定されず、種々の応用が
可能であり、例えば多少ケース7が長くなることを了解
すれば、プーリー10を省略して、単に一本のスプリング
だけで輪状部14を引張するようにしてもよい。
さらに、本考案における弾性手段はゴム紐など種々の公
知のものを利用できる。
[考案の効果] 本考案によれば、弾性手段により常時コードをケース内
へ引き込むように付勢したので、インスツルメントパネ
ルの作業し易い場所等へ簡易配線装置を後付けするだけ
で済み、前部ドアに対して電装品を後付けすることに伴
う車室内におけるコードの配線作業を容易迅速に行うこ
とができるようになった。
また、コードはケース内で略Z字状に折り曲げられ、そ
の第1の屈曲部を滑動自在に支持し、第2の屈曲部を前
記弾性手段の一端に連結するとともに、この弾性手段を
略U字状に曲げたので、コードの出入におけるストロー
ク量を大きくできる反面、全体をコンパクトにできる。
そのうえ、弾性手段を、第2に屈曲部と連結する第1の
コイルスプリングと、一端をケース内へ固定された第2
のコイルスプリングとをワイヤで連結して構成し、この
ワイヤをケースへ回転自在に取付けられたプーリに巻き
付けたので、比較的弱い力で、コードの出入ストローク
量を十分に長くできる。このため、ドアの開閉時におけ
る抵抗を小さくでき、ドアの開閉もスムーズになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の使用状態を示す概略図、第2図は実施
例の拡大断面図である。 (符号の説明) 1…インスツルメントパネル、2…前部ドア、3…ドア
ヒンジ、4…電装品、5…コード、6…簡易配線装置、
7…ケース、12、13…コイルスプリング(弾性手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体内前部に設けられたインスツルメント
    パネルへ着脱自在に取付けられるとともに前部ドアへ後
    付けされた電装品のコードを出入自在に収容するケース
    と、このケース内に設けられて前記コードをケース内方
    へ引き込むよう引張する弾性手段とを備え、前記コード
    は前記ケース内で略Z字状に折り曲げられ、その第1の
    屈曲部を滑動自在に支持し、第2の屈曲部を前記弾性手
    段の一端に連結するとともに、この弾性手段は、第2の
    屈曲部と連結する第1のコイルスプリングと、一端をケ
    ース内へ固定された第2のコイルスプリングとをワイヤ
    で連結したものであり、このワイヤをケースへ回転自在
    に取付けられたプーリに巻き付けることにより、弾性手
    段を略U字状に曲げたことを特徴とする自動車用簡易配
    線装置。
JP1988147009U 1988-11-10 1988-11-10 自動車用簡易配線装置 Expired - Lifetime JPH0635818Y2 (ja)

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JP1988147009U JPH0635818Y2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 自動車用簡易配線装置

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JP1988147009U JPH0635818Y2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 自動車用簡易配線装置

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JPH0266348U JPH0266348U (ja) 1990-05-18
JPH0635818Y2 true JPH0635818Y2 (ja) 1994-09-21

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ID=31417028

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JP1988147009U Expired - Lifetime JPH0635818Y2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10 自動車用簡易配線装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3651153B2 (ja) * 1996-12-26 2005-05-25 住友電装株式会社 自動車のドアヒンジ部におけるワイヤハーネス配索構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6160345A (ja) * 1984-08-31 1986-03-28 Hino Motors Ltd デフォッガ用電熱線の給電ワイヤの配線構造

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JPH0266348U (ja) 1990-05-18

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