JPH0635756A - プログラムの動作状態監視方式 - Google Patents
プログラムの動作状態監視方式Info
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- JPH0635756A JPH0635756A JP4192572A JP19257292A JPH0635756A JP H0635756 A JPH0635756 A JP H0635756A JP 4192572 A JP4192572 A JP 4192572A JP 19257292 A JP19257292 A JP 19257292A JP H0635756 A JPH0635756 A JP H0635756A
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- executed
- computer system
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 対象となる計算機システムのみの簡素な構成
で、プログラムの動作状態を監視することのできる動作
状態監視方式を提供する。 【構成】 本発明に係る動作状態監視方式は、対象とな
る計算機システム内の主記憶装置内部に各プログラムの
動作状態情報が時間系列的に格納される領域232を備
え、さらに、各プログラムの動作状態情報を前記の領域
に格納する手段112,122と、その領域に格納され
ている動作状態情報を定期的に読み出し、読み出された
動作状態情報の時間系列とその時点において適切である
と予想される動作状態情報の時間系列とを比較する手段
131とを備え、それらの時間系列が一致するか相違す
るかによって、各プログラムの動作異常を検出してい
る。
で、プログラムの動作状態を監視することのできる動作
状態監視方式を提供する。 【構成】 本発明に係る動作状態監視方式は、対象とな
る計算機システム内の主記憶装置内部に各プログラムの
動作状態情報が時間系列的に格納される領域232を備
え、さらに、各プログラムの動作状態情報を前記の領域
に格納する手段112,122と、その領域に格納され
ている動作状態情報を定期的に読み出し、読み出された
動作状態情報の時間系列とその時点において適切である
と予想される動作状態情報の時間系列とを比較する手段
131とを備え、それらの時間系列が一致するか相違す
るかによって、各プログラムの動作異常を検出してい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムのプロ
グラムの動作状態の監視を行う、動作状態監視方式に関
する。
グラムの動作状態の監視を行う、動作状態監視方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】通常、計算機システムは、主に計算機シ
ステムとしての演算機能と各種装置の制御機能とを実行
する中央処理装置と、計算機システムに対するプログラ
ムとデータとを記憶する主記憶装置と、計算機システム
外部に対するデータの入出力を司る入出力装置とから構
成されている。
ステムとしての演算機能と各種装置の制御機能とを実行
する中央処理装置と、計算機システムに対するプログラ
ムとデータとを記憶する主記憶装置と、計算機システム
外部に対するデータの入出力を司る入出力装置とから構
成されている。
【0003】従来、この種の計算機システムで実行され
るプログラムの動作状態を監視する方法は、そのプログ
ラムが任意の周期で定期的に動作しているかどうかを監
視するウォッチドッグ・タイマー等の専用の監視装置を
使用する方法が取られていた。
るプログラムの動作状態を監視する方法は、そのプログ
ラムが任意の周期で定期的に動作しているかどうかを監
視するウォッチドッグ・タイマー等の専用の監視装置を
使用する方法が取られていた。
【0004】図3は、従来の計算機システムにおけるプ
ログラムの動作状態監視方式の構成図である。ここで
は、対象となる計算機システムにおいて実行されるプロ
グラムを二つとして以下の説明を行う。 従来のプログ
ラムの動作状態監視方式は、第1,第2という二つのプ
ログラムを有し、これらのプログラムを実行する計算機
システム1000と、第1,第2のプログラムを起動す
る起動手段11,21と、第1,第2のプログラムから
出力される各々のプログラムの動作状態情報信号が、任
意の周期で定期的に更新されることを監視する第1およ
び第2のプログラムの監視手段(ウォッチドッグ・タイ
マー等)41,51と、から構成される。
ログラムの動作状態監視方式の構成図である。ここで
は、対象となる計算機システムにおいて実行されるプロ
グラムを二つとして以下の説明を行う。 従来のプログ
ラムの動作状態監視方式は、第1,第2という二つのプ
ログラムを有し、これらのプログラムを実行する計算機
システム1000と、第1,第2のプログラムを起動す
る起動手段11,21と、第1,第2のプログラムから
出力される各々のプログラムの動作状態情報信号が、任
意の周期で定期的に更新されることを監視する第1およ
び第2のプログラムの監視手段(ウォッチドッグ・タイ
マー等)41,51と、から構成される。
【0005】次に、この従来の動作状態監視方式の動作
について説明する。ここで、プログラムの動作状態監視
方式の対象となる計算機システムにおいて実行される二
つのプログラムは、以下のような機能を有するプログラ
ムを例として説明を進める。
について説明する。ここで、プログラムの動作状態監視
方式の対象となる計算機システムにおいて実行される二
つのプログラムは、以下のような機能を有するプログラ
ムを例として説明を進める。
【0006】第1のプログラム:起動手段11より出力
される0.1秒間隔の起動信号によって周期的に起動さ
れて、__時間__分__._秒を計数可能な時計機能
を実現するプログラム。また、このプログラムは、1分
毎、定期的に、1分が経過したことを示す動作態情報信
号の通知を行う。
される0.1秒間隔の起動信号によって周期的に起動さ
れて、__時間__分__._秒を計数可能な時計機能
を実現するプログラム。また、このプログラムは、1分
毎、定期的に、1分が経過したことを示す動作態情報信
号の通知を行う。
【0007】第2のプログラム:起動手段21より出力
される1分間隔の起動信号によって周期的に起動され
て、第1のプログラムによって計数されている現在時間
を読み込み、予め設定されている時間と比較し、設定時
間に到達した場合には、到達したことを示す動作状態情
報信号を通知するプログラム。
される1分間隔の起動信号によって周期的に起動され
て、第1のプログラムによって計数されている現在時間
を読み込み、予め設定されている時間と比較し、設定時
間に到達した場合には、到達したことを示す動作状態情
報信号を通知するプログラム。
【0008】図5は、第1,第2のプログラムの動作を
示すフローチャートと、二つのプログラム間の関係を示
す図である。図5のフローチャート中の「秒タイマ
ー」,「分タイマー」,「時間タイマー」,「日タイマ
ー」は、各々、次のような定義とする。
示すフローチャートと、二つのプログラム間の関係を示
す図である。図5のフローチャート中の「秒タイマ
ー」,「分タイマー」,「時間タイマー」,「日タイマ
ー」は、各々、次のような定義とする。
【0009】秒タイマー: 更新周期は、0.1秒。
【0010】計数範囲は、0.0秒〜0.9秒。
【0011】分タイマー: 更新周期は、1秒。
【0012】計数範囲は、0秒〜59秒。
【0013】時間タイマー: 更新周期は、1分。
【0014】計数範囲は、0分〜59分。
【0015】日タイマー: 更新周期は、1時間。
【0016】計数範囲は、0時間〜23時間。
【0017】また、図5中の(1),(2),(3),
(4),(5)は、各々、第1のプログラムにおいて、
各タイマーが更新されたこと、或はクリアされたことを
示す動作状態情報信号を計算機システム1000内の入
出力装置を通して計算機システム外部に出力するタイミ
ングを示し、また図5中の(11),(12)は、各
々、第2のプログラムにおいて、現在時間を読み出した
こと、或は設定時間に到達したことを示す動作状態情報
信号を、計算機システム内の入出力装置を通して計算機
システム外部に出力するタイミングを示している。
(4),(5)は、各々、第1のプログラムにおいて、
各タイマーが更新されたこと、或はクリアされたことを
示す動作状態情報信号を計算機システム1000内の入
出力装置を通して計算機システム外部に出力するタイミ
ングを示し、また図5中の(11),(12)は、各
々、第2のプログラムにおいて、現在時間を読み出した
こと、或は設定時間に到達したことを示す動作状態情報
信号を、計算機システム内の入出力装置を通して計算機
システム外部に出力するタイミングを示している。
【0018】第1のプログラムは、起動手段11から出
力される0.1秒周期の起動信号によって周期的に起動
され、図5のフローチャートに示されるように、周期的
に「秒タイマー」,「分タイマー」,「時間タイマ
ー」,「日タイマー」が更新されて、時計機能が維持さ
れる。また、各タイマーの更新時、および日タイマーの
クリア時には、図5中の(1),(2),(3),
(4),(5)のタイミングで、第1のプログラムにお
いて、前記の動作が実行されたことを示す動作状態情報
信号を計算機システム1000内の入出力装置を通して
計算機システム1000外部に出力する。
力される0.1秒周期の起動信号によって周期的に起動
され、図5のフローチャートに示されるように、周期的
に「秒タイマー」,「分タイマー」,「時間タイマ
ー」,「日タイマー」が更新されて、時計機能が維持さ
れる。また、各タイマーの更新時、および日タイマーの
クリア時には、図5中の(1),(2),(3),
(4),(5)のタイミングで、第1のプログラムにお
いて、前記の動作が実行されたことを示す動作状態情報
信号を計算機システム1000内の入出力装置を通して
計算機システム1000外部に出力する。
【0019】一方、第2のプログラムは、起動手段21
から出力される1分周期の割り込み信号によって周期的
に起動され、図5のフローチャートに示されるように、
第1のプログラムによって維持されている時計機能から
現在時間を読み込み、予め設定されている時間と一致す
るかどうかを比較し、現在時間が設定時間と一致した場
合には、設定時間に到達したことを通知する。また、現
在時間の読み込み時、および設定時間に到達した時に
は、図5中の(11),(12)のタイミングで、第2
のプログラムにおいて、前記の動作が実行されたことを
示す動作状態情報信号を計算機システム1000内の入
出力装置を通して計算機システム外部に出力する。
から出力される1分周期の割り込み信号によって周期的
に起動され、図5のフローチャートに示されるように、
第1のプログラムによって維持されている時計機能から
現在時間を読み込み、予め設定されている時間と一致す
るかどうかを比較し、現在時間が設定時間と一致した場
合には、設定時間に到達したことを通知する。また、現
在時間の読み込み時、および設定時間に到達した時に
は、図5中の(11),(12)のタイミングで、第2
のプログラムにおいて、前記の動作が実行されたことを
示す動作状態情報信号を計算機システム1000内の入
出力装置を通して計算機システム外部に出力する。
【0020】第1のプログラムの監視手段41は、第1
のプログラムから図5中の(1),(2),(3),
(4),(5)のタイミングで出力される動作状態情報
信号を観測し、第1のプログラムが正常に定期的に動作
しているかどうかを監視している。また、第2のプログ
ラムの監視手段51は、第2のプログラムから図5中の
(11),(12)のタイミングで出力される動作状態
情報信号を観測し、第2のプログラムが正常に定期的に
動作しているかどうかを監視している。
のプログラムから図5中の(1),(2),(3),
(4),(5)のタイミングで出力される動作状態情報
信号を観測し、第1のプログラムが正常に定期的に動作
しているかどうかを監視している。また、第2のプログ
ラムの監視手段51は、第2のプログラムから図5中の
(11),(12)のタイミングで出力される動作状態
情報信号を観測し、第2のプログラムが正常に定期的に
動作しているかどうかを監視している。
【0021】以上のように、従来の動作状態監視方式
は、ウォッチドッグ・タイマー等の専用の監視手段を使
用することによって、対象となる計算機システムにおい
て実行されるプログラムの動作状態を監視している。
は、ウォッチドッグ・タイマー等の専用の監視手段を使
用することによって、対象となる計算機システムにおい
て実行されるプログラムの動作状態を監視している。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の動作状態監視方
式は、計算機システムの実行するプログラムが一つ,二
つのように少ない場合は、計算機システム外部にウォッ
チドッグ・タイマー等の監視手段をプログラムの数に対
応する数だけ準備するだけで、それらのプログラムの動
作が任意の周期で正常に定期的に実行されているかどう
かを確認することが可能であるが、プログラムが多数の
場合には、もし個々のプログラム動作を独立に監視する
と、計算機システム外部にプログラムの動作を監視する
ウォッチドッグ・タイマー等の監視手段をその個数分準
備する必要があり、システムの規模が大きくなるという
問題があった。
式は、計算機システムの実行するプログラムが一つ,二
つのように少ない場合は、計算機システム外部にウォッ
チドッグ・タイマー等の監視手段をプログラムの数に対
応する数だけ準備するだけで、それらのプログラムの動
作が任意の周期で正常に定期的に実行されているかどう
かを確認することが可能であるが、プログラムが多数の
場合には、もし個々のプログラム動作を独立に監視する
と、計算機システム外部にプログラムの動作を監視する
ウォッチドッグ・タイマー等の監視手段をその個数分準
備する必要があり、システムの規模が大きくなるという
問題があった。
【0023】本発明の目的は、上記の従来技術の問題点
を解決した動作状態監視方式、すなわち、計算機システ
ム外部に特別な監視手段を準備することなく、対象とな
る計算機システムのみの簡素な構成で、プログラムの動
作状態を監視することができる動作状態監視方式を提供
することにある。
を解決した動作状態監視方式、すなわち、計算機システ
ム外部に特別な監視手段を準備することなく、対象とな
る計算機システムのみの簡素な構成で、プログラムの動
作状態を監視することができる動作状態監視方式を提供
することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、計算機システ
ムにおいて実行される複数のプログラムの動作状態を監
視する方式において、前記計算機システムの主記憶装置
は、前記プログラムの実行上において特定の処理が実行
されたことを示す情報が時間系列的に格納される領域を
備え、実行されるプログラム中の任意の複数の点におい
て、その各点における特定の処理が実行されたことを示
す情報を、前記主記憶装置内に設けられた前記領域に格
納する手段と、前記主記憶装置内に設けられた前記領域
に格納されている前記情報を、定期的に読み出す手段
と、定期的に読み出された前記情報の時間系列と、その
時点における適切と予想される情報の時間系列とを比較
し、前者の時間系列と後者の時間系列との間に差異が生
じた場合には、前記プログラムの動作状態の異常を検出
する手段とを備えることを特徴とする。
ムにおいて実行される複数のプログラムの動作状態を監
視する方式において、前記計算機システムの主記憶装置
は、前記プログラムの実行上において特定の処理が実行
されたことを示す情報が時間系列的に格納される領域を
備え、実行されるプログラム中の任意の複数の点におい
て、その各点における特定の処理が実行されたことを示
す情報を、前記主記憶装置内に設けられた前記領域に格
納する手段と、前記主記憶装置内に設けられた前記領域
に格納されている前記情報を、定期的に読み出す手段
と、定期的に読み出された前記情報の時間系列と、その
時点における適切と予想される情報の時間系列とを比較
し、前者の時間系列と後者の時間系列との間に差異が生
じた場合には、前記プログラムの動作状態の異常を検出
する手段とを備えることを特徴とする。
【0025】また本発明のプログラムの動作状態監視方
式は、演算機能と各種装置の制御機能とを実行する中央
処理装置と、プログラムとデータとを記憶する主記憶装
置と、データの入出力を司る入出力装置とから構成さ
れ、前記中央処理装置と前記主記憶装置と前記入出力装
置との間は、アドレス・バスとデータ・バスとコントロ
ール・バスとを通して接続され、前記主記憶装置には実
行されるべき複数のプログラムよりなるプログラム群が
格納されており、各プログラムは各々に対応した起動手
段によって起動されてプログラム動作を実行する計算機
システムにおいて、前記主記憶装置の内部には、前記計
算機システムにおいて実行されるプログラム群を格納す
る領域と、プログラム群の実行上で使用するデータ群と
プログラム群の実行の結果得られたデータ群とを格納す
る領域と、前記プログラム群の実行上において特定の処
理が実行されたことを示す情報が時間系列的に格納され
る領域とを有し、前記計算機システムにおいて実行され
るプログラム中の任意に複数の点において、その各点に
おける特定の処理が実行されたことを示す情報を、前記
主記憶装置内に設けられた前記の領域に格納する手段
と、前記主記憶装置内に設けられた前記の領域に格納さ
れているプログラム群の実行上における特定の処理が実
行されたことを示す情報群を、定期的に読み出す手段
と、前記の定期的に読み出された情報群の時間系列と、
その時点において適切と予想される情報群の時間系列と
を比較し、前者の時間系列と後者の時間系列との間に差
異が生じた場合には、プログラム群の動作状態の異常を
検出する手段とを備えることを特徴とする。
式は、演算機能と各種装置の制御機能とを実行する中央
処理装置と、プログラムとデータとを記憶する主記憶装
置と、データの入出力を司る入出力装置とから構成さ
れ、前記中央処理装置と前記主記憶装置と前記入出力装
置との間は、アドレス・バスとデータ・バスとコントロ
ール・バスとを通して接続され、前記主記憶装置には実
行されるべき複数のプログラムよりなるプログラム群が
格納されており、各プログラムは各々に対応した起動手
段によって起動されてプログラム動作を実行する計算機
システムにおいて、前記主記憶装置の内部には、前記計
算機システムにおいて実行されるプログラム群を格納す
る領域と、プログラム群の実行上で使用するデータ群と
プログラム群の実行の結果得られたデータ群とを格納す
る領域と、前記プログラム群の実行上において特定の処
理が実行されたことを示す情報が時間系列的に格納され
る領域とを有し、前記計算機システムにおいて実行され
るプログラム中の任意に複数の点において、その各点に
おける特定の処理が実行されたことを示す情報を、前記
主記憶装置内に設けられた前記の領域に格納する手段
と、前記主記憶装置内に設けられた前記の領域に格納さ
れているプログラム群の実行上における特定の処理が実
行されたことを示す情報群を、定期的に読み出す手段
と、前記の定期的に読み出された情報群の時間系列と、
その時点において適切と予想される情報群の時間系列と
を比較し、前者の時間系列と後者の時間系列との間に差
異が生じた場合には、プログラム群の動作状態の異常を
検出する手段とを備えることを特徴とする。
【0026】
【実施例】本発明の動作状態監視方式の実施例について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0027】図1は、本実施例のプログラムの動作状態
監視方式を示す機能ブロック図である。図2は、図1中
の各手段をハードウェアとして実現する場合の概略ブロ
ック構成図である。図4は、本実施例に係る計算機シス
テムにおける動作状態監視方式の構成図である。
監視方式を示す機能ブロック図である。図2は、図1中
の各手段をハードウェアとして実現する場合の概略ブロ
ック構成図である。図4は、本実施例に係る計算機シス
テムにおける動作状態監視方式の構成図である。
【0028】本実施例において動作状態監視の説明を明
確にするために、対象となる計算機システムにおいて実
行されるプログラムは二つとして、以下の説明を進め
る。
確にするために、対象となる計算機システムにおいて実
行されるプログラムは二つとして、以下の説明を進め
る。
【0029】計算機システム1000は、第1,第2の
二つのプログラムを有しており、これらプログラムの動
作状態を監視する方式は、図1に示すように第1,第2
のプログラムの起動手段11,21と、それぞれの起動
手段によって起動される第1,第2のプログラムの実行
手段111,121と、それぞれ第1,第2のプログラ
ム中の任意の点において、その各点における特定の処理
が実行されたことを示す情報を、任意の予め定められた
領域に格納する第1,第2のプログラムの動作状態格納
手段112,122と、第1,第2のプログラムの動作
状態格納手段112,122によって出力される情報を
時系列に格納しておく第1/第2のプログラムの動作状
態格納領域232と、その動作状態格納領域232に格
納されている各プログラムの動作状態情報を定期的に読
み出すための監視起動手段31と、その起動手段31に
より起動する第1/第2のプログラムの動作状態監視方
式131とから構成されている。
二つのプログラムを有しており、これらプログラムの動
作状態を監視する方式は、図1に示すように第1,第2
のプログラムの起動手段11,21と、それぞれの起動
手段によって起動される第1,第2のプログラムの実行
手段111,121と、それぞれ第1,第2のプログラ
ム中の任意の点において、その各点における特定の処理
が実行されたことを示す情報を、任意の予め定められた
領域に格納する第1,第2のプログラムの動作状態格納
手段112,122と、第1,第2のプログラムの動作
状態格納手段112,122によって出力される情報を
時系列に格納しておく第1/第2のプログラムの動作状
態格納領域232と、その動作状態格納領域232に格
納されている各プログラムの動作状態情報を定期的に読
み出すための監視起動手段31と、その起動手段31に
より起動する第1/第2のプログラムの動作状態監視方
式131とから構成されている。
【0030】図2の具体的なハードウェアとしては、計
算機システム1000が中央処理装置100と主記憶装
置200を備え、主記憶装置200は、第1のプログラ
ムの格納領域211と、第1のプログラムの動作状態格
納手段の格納領域212と、第1のプログラムのデータ
格納領域213と、第2のプログラムの格納領域221
と、第2のプログラムの動作状態格納手段の格納領域2
22と、動作状態監視手段の格納領域231と、第1/
第2のプログラムの動作状態格納領域232とを有して
いる。
算機システム1000が中央処理装置100と主記憶装
置200を備え、主記憶装置200は、第1のプログラ
ムの格納領域211と、第1のプログラムの動作状態格
納手段の格納領域212と、第1のプログラムのデータ
格納領域213と、第2のプログラムの格納領域221
と、第2のプログラムの動作状態格納手段の格納領域2
22と、動作状態監視手段の格納領域231と、第1/
第2のプログラムの動作状態格納領域232とを有して
いる。
【0031】第1、第2のプログラムの格納領域21
1,221は、計算機システムにおいて実行される第
1,第2のプログラムをそれぞれ格納する。
1,221は、計算機システムにおいて実行される第
1,第2のプログラムをそれぞれ格納する。
【0032】第1,第2のプログラムのデータ格納領域
213,223は、第1,第2のプログラムの実行上で
使用するデータと、第1,第2のプログラムの実行の結
果得られたデータとを格納する。
213,223は、第1,第2のプログラムの実行上で
使用するデータと、第1,第2のプログラムの実行の結
果得られたデータとを格納する。
【0033】第1/第2のプログラムの動作状態格納領
域232は、第1,第2のプログラムの実行上において
特定の処理が実行されたことを示す情報が時間系列的に
格納される。
域232は、第1,第2のプログラムの実行上において
特定の処理が実行されたことを示す情報が時間系列的に
格納される。
【0034】次に、本実施例の動作状態監視方式の動作
について説明する。ここで、本実施例の動作状態監視方
式の対象となる計算システムにより実行される二つのプ
ログラムは、[従来の技術]の項の説明と同様に、以下
のような機能を有するプログラムを例として説明を進め
る。
について説明する。ここで、本実施例の動作状態監視方
式の対象となる計算システムにより実行される二つのプ
ログラムは、[従来の技術]の項の説明と同様に、以下
のような機能を有するプログラムを例として説明を進め
る。
【0035】第1のプログラム:起動手段11より出力
される0.1秒間隔の起動信号によって周期的に起動さ
れて、__時間__分__._秒を計数可能な時計機能
を実現するプログラム。また、このプログラムは、1分
毎、定期的に、1分が経過したことを示す動作状態情報
信号の通知を行う。
される0.1秒間隔の起動信号によって周期的に起動さ
れて、__時間__分__._秒を計数可能な時計機能
を実現するプログラム。また、このプログラムは、1分
毎、定期的に、1分が経過したことを示す動作状態情報
信号の通知を行う。
【0036】第2のプログラム:起動手段21より出力
される1分間隔の起動信号によって周期的に起動され
て、第1のプログラムによって計数されている現在時間
を読み込み、予め設定されている時間と比較し、設定時
間に到達した場合には、到達したことを示す動作状態情
報信号を通知するプログラム。
される1分間隔の起動信号によって周期的に起動され
て、第1のプログラムによって計数されている現在時間
を読み込み、予め設定されている時間と比較し、設定時
間に到達した場合には、到達したことを示す動作状態情
報信号を通知するプログラム。
【0037】上記の第1,第2の二つのプログラムの動
作については、[従来の技術]の項で説明した内容と同
様であるので、ここでは、説明を省略する。
作については、[従来の技術]の項で説明した内容と同
様であるので、ここでは、説明を省略する。
【0038】図6は、第1のプログラムの動作を示すフ
ローチャートと、第1のプログラムの動作状態を予め定
められた領域に格納するタイミングを示している。第1
のプログラムの動作に伴い、各タイマーの更新イベント
(1),(2),(3),(4)と日タイマーのクリア
・イベント(5)が、第1/第2のプログラムの動作状
態格納領域232に格納される。
ローチャートと、第1のプログラムの動作状態を予め定
められた領域に格納するタイミングを示している。第1
のプログラムの動作に伴い、各タイマーの更新イベント
(1),(2),(3),(4)と日タイマーのクリア
・イベント(5)が、第1/第2のプログラムの動作状
態格納領域232に格納される。
【0039】図7は、第2のプログラムの動作を示すフ
ローチャートと、第2のプログラムの動作状態を予め定
められた領域に格納するタイミングを示している。第2
のプログラムの動作に伴い現在時間の読み込み時には、
現在時間読み込みイベント(11)が、さらに、設定時
間に到達した時には、設定時間到達イベント(12)
が、第1/第2のプログラムの動作状態格納領域232
に格納される。
ローチャートと、第2のプログラムの動作状態を予め定
められた領域に格納するタイミングを示している。第2
のプログラムの動作に伴い現在時間の読み込み時には、
現在時間読み込みイベント(11)が、さらに、設定時
間に到達した時には、設定時間到達イベント(12)
が、第1/第2のプログラムの動作状態格納領域232
に格納される。
【0040】図8は、第1,第2のプログラムの動作状
態を格納している領域232の格納内容の例を示してい
る。
態を格納している領域232の格納内容の例を示してい
る。
【0041】図9は、第1/第2のプログラムの動作状
態監視手段131の動作を示すフローチャートである。
第1/第2のプログラムの動作状態監視手段131は、
任意の周期の起動信号によって周期的に起動され、第1
/第2のプログラムの動作状態格納領域232に格納さ
れている情報を読み出し、第1,第2のプログラムが、
各々、正常に定期的に動作しているかどうかを監視す
る。正常動作をしているかどうかの監視方法は、図8に
示されるように、その時点において適切と予想される動
作状態格納領域232の内容と、実際に読み出された動
作状態格納領域232の内容とを比較し、双方の内容が
一致していれば、正常に動作しているものと判断され、
もし、双方の内容に相違する点が観測された場合には、
第1,第2のプログラムのどちらか一方あるいは両方に
動作異常が発生したものと判断され、対象となる計算機
システムの運用者に対して、プログラムの動作異常が通
知される。
態監視手段131の動作を示すフローチャートである。
第1/第2のプログラムの動作状態監視手段131は、
任意の周期の起動信号によって周期的に起動され、第1
/第2のプログラムの動作状態格納領域232に格納さ
れている情報を読み出し、第1,第2のプログラムが、
各々、正常に定期的に動作しているかどうかを監視す
る。正常動作をしているかどうかの監視方法は、図8に
示されるように、その時点において適切と予想される動
作状態格納領域232の内容と、実際に読み出された動
作状態格納領域232の内容とを比較し、双方の内容が
一致していれば、正常に動作しているものと判断され、
もし、双方の内容に相違する点が観測された場合には、
第1,第2のプログラムのどちらか一方あるいは両方に
動作異常が発生したものと判断され、対象となる計算機
システムの運用者に対して、プログラムの動作異常が通
知される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による動作
状態監視方式は、対象となる計算機システムのプログラ
ム動作状態を監視するために、計算機システム外部に特
別な監視装置を準備することなく、計算機システムのみ
で、プログラムの動作状態を監視できるという効果があ
る。
状態監視方式は、対象となる計算機システムのプログラ
ム動作状態を監視するために、計算機システム外部に特
別な監視装置を準備することなく、計算機システムのみ
で、プログラムの動作状態を監視できるという効果があ
る。
【図1】本発明の実施例による動作状態監視方式の機能
ブロック図ある。
ブロック図ある。
【図2】図1中の各手段をハードウェアとして実現する
場合の概略ブロック構成図である。
場合の概略ブロック構成図である。
【図3】計算機システムにおける従来の動作状態監視方
式の構成図である。
式の構成図である。
【図4】本発明の実施例による計算機システムにおける
動作状態監視方式の構成図である。
動作状態監視方式の構成図である。
【図5】従来の動作状態監視方式の説明において例とし
た、第1,第2のプログラムの動作を示すフローチャー
ト、および、二つのプログラム間の関係を示す図であ
る。
た、第1,第2のプログラムの動作を示すフローチャー
ト、および、二つのプログラム間の関係を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施例の第1のプログラムの動作を示
すフローチャートと、第1のプログラムの動作状態を予
め定められた領域に格納するタイミングを示す図であ
る。
すフローチャートと、第1のプログラムの動作状態を予
め定められた領域に格納するタイミングを示す図であ
る。
【図7】本発明の実施例の第2のプログラムの動作を示
すフローチャートと、第2のプログラムの動作状態を予
め定められた領域に格納するタイミングを示す図であ
る。
すフローチャートと、第2のプログラムの動作状態を予
め定められた領域に格納するタイミングを示す図であ
る。
【図8】本発明の実施例の第1,第2のプログラムの動
作状態を格納している領域の格納内容を示す図である。
作状態を格納している領域の格納内容を示す図である。
【図9】本発明の実施例の第1/第2のプログラムの動
作状態監視手段131の動作を示すフローチャ−トであ
る。
作状態監視手段131の動作を示すフローチャ−トであ
る。
1000 計算器システム 100 中央処理装置 11,21 プログラムの起動手段 31 監視起動手段 41,51 監視手段 111,121 プログラムの実行手段 112,122 プログラムの動作状態格納手段 131 プログラムの動作状況監視手段 211,221 プログラムの格納領域 212,222 動作状況格納手段の格納領域 213,223 データ格納領域 231 動作状態監視手段の格納領域 232 プログラムの動作状態格納領域
Claims (2)
- 【請求項1】計算機システムにおいて実行される複数の
プログラムの動作状態を監視する方式において、 前記計算機システムの主記憶装置は、前記プログラムの
実行上において特定の処理が実行されたことを示す情報
が時間系列的に格納される領域を備え、 実行されるプログラム中の任意の複数の点において、そ
の各点における特定の処理が実行されたことを示す情報
を、前記主記憶装置内に設けられた前記領域に格納する
手段と、 前記主記憶装置内に設けられた前記領域に格納されてい
る前記情報を、定期的に読み出す手段と、 定期的に読み出された前記情報の時間系列と、その時点
における適切と予想される情報の時間系列とを比較し、
前者の時間系列と後者の時間系列との間に差異が生じた
場合には、前記プログラムの動作状態の異常を検出する
手段とを備えることを特徴とするプログラムの動作状態
監視方式。 - 【請求項2】演算機能と各種装置の制御機能とを実行す
る中央処理装置と、プログラムとデータとを記憶する主
記憶装置と、データの入出力を司る入出力装置とから構
成され、前記中央処理装置と前記主記憶装置と前記入出
力装置との間は、アドレス・バスとデータ・バスとコン
トロール・バスとを通して接続され、前記主記憶装置に
は実行されるべき複数のプログラムよりなるプログラム
群が格納されており、各プログラムは各々に対応した起
動手段によって起動されてプログラム動作を実行する計
算機システムにおいて、 前記主記憶装置の内部には、前記計算機システムにおい
て実行されるプログラム群を格納する領域と、プログラ
ム群の実行上で使用するデータ群とプログラム群の実行
の結果得られたデータ群とを格納する領域と、前記プロ
グラム群の実行上において特定の処理が実行されたこと
を示す情報が時間系列的に格納される領域とを有し、 前記計算機システムにおいて実行されるプログラム中の
任意に複数の点において、その各点における特定の処理
が実行されたことを示す情報を、前記主記憶装置内に設
けられた前記の領域に格納する手段と、 前記主記憶装置内に設けられた前記の領域に格納されて
いるプログラム群の実行上における特定の処理が実行さ
れたことを示す情報群を、定期的に読み出す手段と、 前記の定期的に読み出された情報群の時間系列と、その
時点において適切と予想される情報群の時間系列とを比
較し、前者の時間系列と後者の時間系列との間に差異が
生じた場合には、プログラム群の動作状態の異常を検出
する手段とを備えることを特徴とするプログラムの動作
状態監視方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4192572A JPH0635756A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | プログラムの動作状態監視方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4192572A JPH0635756A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | プログラムの動作状態監視方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635756A true JPH0635756A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16293516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4192572A Pending JPH0635756A (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | プログラムの動作状態監視方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635756A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07295670A (ja) * | 1994-04-27 | 1995-11-10 | Chubu Nippon Denki Software Kk | 計算機システムの起動方式 |
JP2013015940A (ja) * | 2011-07-01 | 2013-01-24 | Nec Engineering Ltd | プログラム異常検出装置及びプログラム異常検出方法 |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP4192572A patent/JPH0635756A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07295670A (ja) * | 1994-04-27 | 1995-11-10 | Chubu Nippon Denki Software Kk | 計算機システムの起動方式 |
JP2013015940A (ja) * | 2011-07-01 | 2013-01-24 | Nec Engineering Ltd | プログラム異常検出装置及びプログラム異常検出方法 |
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