JPH063570B2 - 定電圧源回路 - Google Patents

定電圧源回路

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JPH063570B2
JPH063570B2 JP10515985A JP10515985A JPH063570B2 JP H063570 B2 JPH063570 B2 JP H063570B2 JP 10515985 A JP10515985 A JP 10515985A JP 10515985 A JP10515985 A JP 10515985A JP H063570 B2 JPH063570 B2 JP H063570B2
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JP
Japan
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transistor
emitter
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constant voltage
transistors
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皇三 岡田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、流入,流出する負荷電流に対して安定な定電
圧を供給する定電圧源回路に関するものである。
従来の技術 従来、この種の定電圧源回路は、第2図に示すようなト
ランジスタQ1〜Q8,抵抗R1〜R5による回路構成であっ
た。
トランジスタQ2,Q3,Q5及び抵抗R3,R4,R5はバンド・ギャ
ップ基準電圧回路を構成する。出力電圧V0の関係式で与えられる。ここで、トランジスタのhFE
無限大とした。
BE1,VBE5:トランジスタQ1,Q5の順方
向ベース・エミッタ間電圧 I2,I3 :トランジスタQ2,Q3のコレ クタ電流 である。
端子V0よりの最大出力電流I0は、トランジスタQ5のコレ
クタ電流 のときと仮定すると IC7:トランジスタQ7のコレクタ電流 hFE:トランジスタQ8の電流増幅率 で与えられる。したがってIC7を調整することにより、
最大出力電流の大きさを調整することができる。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、負荷電流が流入する場合、
トランジスタQ8のエミッタ電流IE8以上に、負荷電流I0
が流入すると、出力電圧V0は V=(I−IE8)・(R+R) となり、流入電流により変動するという問題があった。
安定した出力電圧を与える負荷電流の大きさは、負荷電
流がないときのトランジスタQ8のエミッタ電流になる。
=2.7V,IC7=100μA,トランジスタQ
のHFE=100,R=33KΩ,R=2.4K
Ω とすると i)流出するとき 最大負荷電流 ii)流入するとき 最大負荷電流 となり、負荷電流が流入,流出するときにより最大負荷
電流が大きくなるという問題があった。本発明はこのよ
うな問題点を解決するもので、流入,流出する同じ大き
さの負荷電流に対して安定した出力電圧を発生すること
を目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために、本発明は要約すると、次
のような構成である。すなわち、出力端と接地点との間
に第1,第2の抵抗でなる直列体を有し、同直列体の中
点を、電源にコレクタを接続した第1トランジスタのベ
ースに接続し、同第1トランジスタのエミッタ、接地間
に、第3の抵抗を介してコレクタ・ベース共通接続の第
2トランジスタおよび第4,第5の各抵抗をコレクタ,
エミッタに接続して有する第3トランジスタをそなえ、
かつ、エミッタ接地で前記第2,第3トランジスタの各
ベースと共通ベース接続の第4トランジスタ、およびエ
ミッタ接地で前記第3トランジスタのコレクタにベース
を接続した第5トランジスタに対して、電流ミラー対の
第6,第7トランジスタを負荷結合し、前記第5トラン
ジスタの出力部に対し、同出力電路中の2ダイオード電
位以上の電位差をもって、相補対結合の第8,第9トラ
ンジスタをエミッタホロワ結合し、その共通エミッタを
前記出力端に接続した構成の定電圧源回路である。
作用 この構成により、負荷電流に対して安定した出力電圧を
発生し、最大負荷電流は負荷電流が流入流出するいかん
にかかわらず同じ大きさになることとなる。
実施例 第1図は本発明の一実施例定電圧源回路の構成図であ
り、第1図においてトランジスタQ1〜Q8,抵抗R1〜R4
第2図と同じである。流入する負荷電流に対して安定し
た出力電圧を発生させるために、トランジスタQあ9〜11
を付加している。トランジスタQ8,Q9はコンプリメント
となっておりトランジスタQ10,Q11はダイオード接続に
よって、2ダイオード電位分のトランジスタQ8,Q9のバ
イアスを与えている。負荷電流がないとトランジスタQ
のコレクタ電流IC7と同じ電流がトランジスタQ8,Q9
流れる。流出する負荷電流に対しては、トランジスタQ8
が負荷電流を供給し、流入する負荷電流に対してはトラ
ンジスタQ9が負荷電流を吸い込む動作をする。
=2.7V,IC7=100μA,R=3
KΩ,R=2.4KΩ,トランジスタのHFE=10
0とすると i)流出するとき 最大負荷電流 ii)流入するとき トランジスタQ5のコレクタ電流が、トランジスタQ7のコレ
クタ電流IC7の3/2倍で、最大負荷電流を定義すると となり、このときの出力電圧変化が、トランジスタQ5
VBE5の変化だけによるとすると となる。ここで q:電子の電荷 T:絶対温度 k:ボルツマン定数 である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、負荷電流の流入,流出に
かかわらず、ほゞ同じ大きさの最大負荷電流を与える安
定した定電圧源となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による定電圧源回路を示す回
路図、第2図は従来の定電圧源回路を示す回路図であ
る。 Q1〜Q11……トランジスタ、R1〜R5……抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力端と接地点との間に第1,第2の抵抗
    でなる直列体を有し、同直列体の中点を、電源にコレク
    タを接続した第1トランジスタのベースに接続し、同第
    1トランジスタのエミッタ接地間に、第3の抵抗を介し
    てコレクタ・ベース共通接続の第2トランジスタおよび
    第4,第5の各抵抗をコレクタ,エミッタに接続した第
    3トランジスタを接続し、かつ、エミッタ接地で前記第
    2,第3トランジスタの各ベースと共通ベース接続の第
    4トランジスタ、およびエミッタ接地で前記第3トラン
    ジスタのコレクタにベースを接続した第5トランジスタ
    の各コレクタに対して、電流ミラー結合対の第6,第7
    トランジスタを負荷結合し、前記第5トランジスタの出
    力部に対し、2ダイオード電位以上の電位差をもって、
    相補対結合の第8,第9トランジスタをエミッタホロワ
    結合し、その共通エミッタを前記出力端に接続した構成
    の定電圧源回路。
JP10515985A 1985-05-17 1985-05-17 定電圧源回路 Expired - Lifetime JPH063570B2 (ja)

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JPS61262909A JPS61262909A (ja) 1986-11-20
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JP5169468B2 (ja) * 2008-05-15 2013-03-27 オムロン株式会社 基準電圧発生回路

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JPS61262909A (ja) 1986-11-20

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